二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: テイルズオブメロディーア ( No.15 )
日時: 2018/02/11 15:47
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

古ぼけたテントの中に三人は入っていった。

「…戦った跡があるな」
ルイドは屈み赤い液体に触れた。
「結構最近みたいだね…もしかして!」
「えぇ急ぎましょう!もしかすると…」
バチバチッという電気の走る音がして三人はそれぞれ後ろへ避けた。

「へぇ、流石ダルクが目を付けただけはあるな」
「ダルク!?ダルクはどこにいるの!!?まさか…」
「俺が殺した、そう考えてんのか?まぁケガはさせちまったな」
「…本当に戦いは避けれそうもないですね…」
だが時は遅かった。
空を切り雷が三人に落ちた。


だが激痛は走らない。
もちろんアリアが魔法を使ったわけでもない。

「なっ!?」
「え?…これ…」
周りにドーム状にエメラルドグリーンに光るバリアが張られていた。
いやバリアではなかった。

「ここで合っていたみたいだな」
後ろを振り返ると手袋を外し鉱石の両腕を露わにしたレイダがいた。
「レイダさん!?なぜここに…」
「…ダールがステラたちのサポートをしろと言ってきたから来たまでだ…お前が
 リデットか?」
地面につけていた右腕を地面から話すとドーム状に張られた鉱石が消える。
「…アンタもバケモノなんだな」
「間違っちゃいない。だがバケモノと言われただけでそっち側に付いたお前よりかは
 マシなバケモノだ…ステラたちは先に行け、逃げ道はちゃんと作ってある」

ステラたちが先に行ったことを確認しリデットの方を向いた。
物珍しそうに彼はレイダの両腕を見ていた。

「見たことあるな、体の一部が鉱石で出来てる種族…確かエルツってヤツか」
「親父がエルツってだけだ…」
レイダは一息つき話をつづけた。

「俺は戦うつもりはない、だがこれだけは伝えておく。お前はステラに助けられる」
「あ?」
レイダの姿が闇の中に消えた。