二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: Pocket Monster -Legend- ( No.1 )
- 日時: 2018/03/18 06:55
- 名前: 田中 ◆15lIZBDwz6 (ID: yU3pc2AF)
- 参照: Prologue
?「ククッ。来たか、シルバー」
シルバー「……お久しぶりです。サカキ様」
サカキ「お前をわざわざジョウト地方から呼び寄せた理由は分かるな?」
シルバー「はい」
サカキ「よろしい。では早速お前に仕事を託す」
サカキと名乗る男は右手を上げ、部下を呼ぶ。
下っ端「お呼びでしょうか!」
サカキ「あぁ。シルバーに今回の仕事の概要を説明しろ」
下っ端「畏まりましたッ!」
サカキはそれだけ言い、席を立つ。
サカキ「ではシルバー。私も忙しい身なのでこれで失礼するが……くれぐれも失望させてくれるなよ?」
シルバー「勿論です。必ずお役に立ってみせます」
シルバーと名乗る少年は頭を軽く下げ、サカキを見送る。
サカキが去ったのを確認し、下っ端は喋り出す。
下っ端「よし。お前の仕事の概要を説明してやる」
シルバー「あぁ。手短にな」
下っ端「ハッ。といってもお前はマサラタウンのオーキドという奴の研究所へ侵入し物を盗むだけだがな」
シルバー「盗みか。いいぜ、何を盗めばいいんだ?」
下っ端「ポケモンと、オーキドが作り出したポケモン図鑑だよ」
シルバー「図鑑か。……なるほどね」
下っ端「我々ロケット団の目標に一歩近づく事のできる代物だ。ポケモンは最悪盗めなくてもいい」
シルバー「優先すべきは図鑑ということか」
下っ端「そうだ。俺達は陽動でお前が動き易いようにサポートに回る」
シルバー「必要ない。俺だけで十分だ」
下っ端「なにッ!?」
シルバー「お前等下っ端共がウヨウヨいたら邪魔になるんだよ」
下っ端「この餓鬼……ッ!」
シルバー「いいか? 俺の邪魔だけは絶対するんじゃねぇ……でないと、わかってるな」
——ギロリ。
シルバーは相手を鋭く睨みつける。
下っ端「りょ、了解だ」
シルバー「じゃあな」
シルバーの鋭い視線に冷や汗を流す下っ端は、言葉も発せずシルバーを見送った。
目指すはカントー地方のマサラタウン。
今までジョウト地方という所にいたシルバーにとっては、新しい旅の幕開けでもあった——。