二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: レインの幻想卿避暑物語 ( No.12 )
- 日時: 2018/08/20 16:12
- 名前: 白銀輪廻 (ID: .1oO/8Qg)
今日の昼食はラーメンになった。美鈴に嘘つくのは悪いならな。ラーメンがあるのは知っていたらしいが、見たり食べたりするのははじめてらしい。「できたぞ、醤油ラーメン。熱いから気をつけて食べろよ」さっそく美鈴が食べる。「美味しい!」泣くほどのことなのか?そう言えば、あのビッグマウスのことを聞いておかねば。「なぁ、ビッグマウス着けた女知らないか?」美鈴はラーメンで頭がいっぱいらしい。「ビッグマウスって?」ビッグマウスを知らないのか。「フラン、ビッグマウスは、でかい耳よ」口じゃないのか?それかネズミ。「あれじゃないですか?豊郷耳神子?って名前の人で、よく太子様とか言われてる」成る程。「あっ、わかった!」フランが手を叩く。「お兄様、その人のこと、好きになっちゃったんでしょ?」何故そうなる。パチュリーとか赤面になってるし。「ああ、それと午後から八雲紫のところへ出向くことになってる。すこし長くなりそうだから、終わったらすぐ翔んでか来る」 この前のお礼と聞きたいことがあるって呼ばれたからな。「もう行く。瞬間移動で行くか」場所ならもうわかっている。
「・・・・だ・・・・れか・・・・・・た・・すけ・・・て・・・・」もう終わりだ。斧が降り下ろされる。死にたくない。死にたくない。だれか助けて。家族は殺された。もう私しかいない。こんなところで死にたくない。ああ眩しい。この太陽が最後に見る太陽なんていやだ。もう間もなく私は死ぬ。太陽が黒く見えるなんて、きっと頭が恐怖でおかしくなったんだろう。最後に、私に斧を降り下ろすこの男の顔を覚えておこう。いつか恨みをはらすために。「その女はやるから、命だけは助けてくれ!」なんでこいつが必死になってるんだ?私の方こそ命乞いをする立場のはずなのに。「黒太陽、燃やせ」目の前で、燃やされてる!間違いない!太陽が黒かった!「身体中血が出てるな。すこし熱いが止血するためだ。我慢してくれよ?」彼の手が、黒い炎をまとって、傷口に当てられる。本当に助かったのかわからない。でもこの人なら、私の能力をうまく使ってくれる。