二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ワカヤ生誕祭『3331』うp】ぱらぷっ!【ボカロイメ小説】
日時: 2011/12/04 18:08
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: KE0ZVzN7)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode=view&no=12243

【ぱらぷっ!=パラドックス狂詩曲ラプソディーの略称】

という訳で。
始めましての人は始めまして、普段は別館のほうで薔薇小説書かせていただいているマッカナポストです(*´▽`)ノ
ちなみに、薔薇小説のほうに興味を持ってくださる神のような方は是非参照をクリックしてみて下さい。僕が大量出血を起こしながら邪気眼から紅のビームを放ってやってきますww

ボカロ曲のイメージ作品を中心に書かせていただくつもりです。
予め言いますが更新頻度は亀のようです、大事な事なので二回言います。更新頻度は亀のようです。
基本的に重度の厨二病患者ということもありまして、選曲はマイナーが多くなると思いますし、(もう最近半ば諦めてますがww)現在中二という一番感情表現において欠落しがちな歳なので、文才のほうはほぼ皆無です(´・ω・`)ショボーン
それでも、僕なりの全力で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

ただいまリクエスト超絶受付募集中です。こちらにクリックしてくださった方々は、是非リクエストお願いいたします。

■注意■

Ⅰ 『ボカロ曲?そんな屑知るかコメ荒らすぞゴルァ』という方
Ⅱ 『マッカナポストだろ?アイツマジ屑だしキメェからww』という方
Ⅲ 『マイナー曲には興味ありませんうけけけwwww』という方
Ⅳ 『ふっ、私の邪気眼を見縊るでないぞ!エ.タ.ー.ナ.ル.フ.ォ.ー.ス.ブ.リ.ザ.ー.ド.などという雑魚なd(ry』という師匠
Ⅴ 『僕は……神なんかじゃない、所詮只の創世者なのだから……」という方(つまり僕)

Ⅰ〜Ⅲの中で一つでも当てはまった方は、お引取り願います。ⅣとⅤは寧ろ尊敬しますww

【お越しくださった神の方々】
・ゆn様
・蟻様
《以上2名の神の皆様、本当に感謝しております、ありがとうございます!》

【更新済み作品】
>>01・・・『カンタレラ』
>>03・・・『園庭想空の女少』
>>05・・・『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
>>11・・・『失聴少女と孤独な音』【蟻様リクエスト】
>>15・・・『3331』【ワカヤ誕生日記念】

それでは数々の『注意』という名の強敵を掻い潜り、『そんな装備で大丈夫か?』という最難関の質問に答えられる程度の能力をお持ちの方は、これからも応援宜しくお願いしますノシ


では、狂詩曲という名の真実の調律を始めましょうか。

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Re: ぱらぷっ!【ボカロイメ小説・リク受付】 ( No.1 )
日時: 2011/09/12 16:34
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: W8wXq41i)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=pqmBbYB7AUg

『愛されたいのなら、愛し、愛らしくあれ。』ベンジャミン・フランクリン
幻想に浸り、欲望に溺れる事__つまり『甘え』が許されるのは、愛のみであると僕は思う。
正しいか正しくないかは後の話であり、この今という一時のうちで愛されているのであれば__その後にどのような結果を招いたとしても__美しい『愛』は成立する。

愛の外殻は余りにも単純で。
愛の核の中は緻密なだけではない、血みどろなのであろう、恋愛未経験の僕にとって(個人的すぎる意見ではあるが)愛とはそんな物なのである。


語れば無限であるその無限回廊『愛』は、何時かは終焉を迎える、当然のことだが。
その終焉の迎え方は多様であり、逆に言えば生きているとも限らない。

余りにも単純で、背徳的で、血みどろだからこそ、
愛は美しく語られ、騙られる。






愛はまるで毒の如く。
深い闇に堕ちてゆく_____


【カンタレラ】:中世ヨーロッパ、スペイン出身のイタリアの教皇アレクサンドロⅥ世と、その息子チェーザレ・ボルジアが政敵の暗殺に用いたと言われる禁断の毒










           『捕まえて』










熱く、婀娜っぽい瞳を只管に細めて見つめて来る貴方の姿は、誰よりも官能的で美しかった。
奇妙なほどにその吐息は鼓動と同調し、高まりを見せる。
それが偽りであり、禁断であるということを全て忘れ去る事が出来る程の錯覚が、体全体を包み込む。
もう全ては終わるのだ、という複雑な安心感が脳内を占拠し、麻痺させる。





そう、もう終わりなのだから。





兄妹の間に結ばれた絆はこの今、ようやく終焉を向かえる。
兄弟としての関係を結ぶための防御壁である仮面を外す時が来てしまったと言うのだから滑稽だ。

残響も、
残像も、
残照も。

全てを揉み消し、半端な絆に終止符を打たねばならないのだ。
だからこそ二人ともどこか必死であり、今にも鎔けてしまいそうなほどに涙と汗が滲む。

兄妹としての絆から、愛し愛されたいという禁断の欲望が溢れ出す。

切実な願いが交差し二人に降りかかり。
今まで互いに兄妹として好きで居られたことを、幸せだと思いたい。



『もう好きでは居られない。愛さねば生きていけない。』



そんな残響が心の痛みとなってぶり返す。
余りに大袈裟に聞こえても、真実は真実であり、受け入れるしかないのであった。


愛は毒薬であり、禁断の愛からは絶対に抜け出せない。
そんな事とうの昔から知っていたというのに。
自分の陰に潜むひそかな禁断の愛を、こんなことになる前に悟ることは出来なかった。










もう、この罪からは逃れられない。
たとえこの愛が滑稽で無駄だったとしても、嗤わないでくれ。










そして貴方は捨て台詞の如く云う。
『捕まえて________』










見つめ合う その視線 閉じた世界の中
気づかない ふりをしても 酔いを悟られそう


焼け付くこの心 隠して近づいて
吐息感じれば 痺れるほど


ありふれた恋心に 今罠を仕掛けて
僅かな隙間にも 足跡残さないよ


見え透いた言葉だと 君は油断してる
良く知った劇薬なら 飲み干せる気がした


錆びつく鎖から 逃れるあても無い
響く秒針に 抗うほど


たとえば深い茂みの中 滑り込ませて
繋いだ汗の香りに ただ侵されそう


ありふれた恋心に 今罠を仕掛ける
僅かな隙間 覗けば


捕まえて


たとえば深い茂みの中 滑り込ませて
繋いだ汗の香りに ただ侵されてる____










愛という名の毒を、二人に捧げて。



『愛は最上なり。』ロバート・ブラウニング



【fin.】

Re: ぱらぷっ!【ボカロイメ小説・リク受付】 ( No.2 )
日時: 2011/09/12 16:39
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: W8wXq41i)
参照: マイナー派とかいって一曲目はメジャーすぐる件

あの……えと、ごめんなさい。
薔薇小説のほうで『ACUTE』のイメ小説書いてみたら案外はまっちゃって、それでカンタレラに至った所存です。
薔薇小説の方に行ってみれば判ると思いますが、ほぼ内容が同じです。
二人か三人かの違いというwww

しかも文章が余りにもksks過ぎて泣けてくる。
反省します。
やっぱり捻くれないでマイナーな曲にしておけば良かったかな……。
次回はマイナーな曲にしますので!←どんな決意だよww


これからものっぺり頑張っていこうと思うので屑作ですが応援お願いしますノシ

Re: ぱらぷっ!【ボカロイメ小説・リク受付】 ( No.3 )
日時: 2011/09/19 15:58
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: OmiQv8gT)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=zSMwv66iA-s&feature=related

ワタシが求めていたのはこれだった筈なのに___?
自分だけの、空想庭園だった筈なのに。


脳内を錯乱させる狂おしいほどの鎮魂歌は!
美しすぎる程強固な拘束と安息の比例式は!
ワタシを保ち続ける生命稼動装置の崩壊は!



余りにも醜く裏表を描ききれずにいて。
筆を置くように、究極の半定立アンチテーゼは終局を迎える。

『やめて、縛らないで、■■■■■■■!!!!!!』
そんな声が聞こえて。

そんな嬌声ひめいが、蝕まれる創作精神が、何故かワタシを掻き立ててゆくの。


あれもこれも、同じものばかりなのにね。


ワタシが作り上げてきた物語は、理想郷は、必然的に私の真実を描く筈なのに……?
何故こうもしなければ自分を保てなくなってしまったの?
本当にA.(こたえ)はその一つしかないの?
独創心らしさなんて所詮は自己満足でしかないの。』
自分でほざいてた癖に、今更自分の言葉で首を絞められ、苛まれる。

それが自分の姿だ、と着せ替え人形を美しく弄り、自己陶酔に陥る。
どっちが表で、どっちが裏なのか。
判る筈無いのにね。



もう、つかれたよ。



心の真実こえに必死に逆らい、結局は同じものを着色料で何度も塗り潰していくの。


『何も考えないで生きるのが一番楽だ』
と言われ続けて。


言い返せない 薄い生き方に。
【縋るしか無いの。】










【園庭想空の女少=Anti the fantasic garden】










同じ顔も。
同じ話も。
同じ詩も。
同じ声も。
もう飽きた、聞きたくも無い。

そう思ってるのに。

電波が描く夢なんて何時かは枯れて姿も無く朽ち果てるのに。
それ以外に何が残るの?
ありもしない幻想に囚われて、それを機軸に生きてゆくことしか出来ないワタシは、無能な人間なのでしょうか?


一輪の花に恋をする事も。
登場人物を操り人形マリオネットに出来る事も。
絵と言う二次元世界に彩を加え、動く錯覚を魅せる事も。


ひと時の夢でしかない■■。

みな同じようで、顔無しのようなの、そんな物に囚われることの何が得なのでしょうか?

独創性オリジナルには限界があるのに、そんな警鐘から目を背け続けたワタシは、滑稽に見えるのでしょう___?





創造ノ限界スランプという言葉にも、
ありもしない幻想にも、
独創性オリジナルという枯れ行く限界の美徳にも。





結局は強迫観念でしかないの。

『何も考えないで生きるのが一番楽だ』
と言われ続けて。


言い返せない薄い生き方に。
【もう飽きた。】

……とも言えずに、反抗期のように自分の知らない境地を求めていくの。










否。

『これでお終いだね……』
という心の声にも気付かないのですよ。










らしさ って何ですか?
ちっぽけな自己満足のことですか?
繰り返される 言葉に 答えはありますか?


自分の落とす影が
とても とても 黒く見えた


何も考えないで 生きるのが
一番楽だと 言われ続けて


言い返せない 薄い生き方に


筆を 折って


これでお終いだね・・・


同じ顔は もう見飽きた
同じ話は もう聞き飽きた


どこでどうなって ここまで
きてしまったのと
自分を責める


庭園に咲くにじ
強迫観念のようで→


「ありもしないオリジナル幻想抱き」
「求め 疲れ 力無くわらい」
「少女は今」
園庭想空かげに飲み込まれる」










貴方もワタシもね。

Re: ぱらぷっ!【ボカロイメ小説・リク受付】 ( No.4 )
日時: 2011/09/19 16:14
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: OmiQv8gT)
参照: もうメジャーなのかも解らない。

自分で書いてて苦しかった……。
この曲は二次創作者達への警鐘のメッセージが込められているらしいので、心の中で『自分で自分の首絞めてる……』と少し恐くなった。

作中のワタシですが、とりあえずこの曲と対になっている『少女の空想庭園』……の派生曲『空想庭園依存症』の一人称からとってます。
余談過ぎましたねwww

厨ニっぽくなっちゃいましたけど、これが『こすもん』ことcosMo@暴走Pの魅力でもあります。



ていうか今から超個人的な事言います。
今家の人が震災で家族を失った高校生についての番組観てるんですけど、その子が何か行動起こすのが流れるたびに僕の家の人が『えらいね〜』って言うんですが。

余りにも理不尽すぎると。
最悪だなと。

それじゃ震災で家族を亡くしてない人の事を馬鹿にしてるみたいじゃないですか。
被災して無くても毎日家族に感謝してる人を軽蔑してるみたいじゃないですか。
だから僕はいつも震災のドキュメンタリーを親が観ている度に怒られます。
つか怒鳴られます。
何ででしょうかね。
僕の家族誰か一人(僕とか)死ねばいいとでも思ってるんでしょうかね。

すいません、日頃反抗出来ないので此処で晴らしてしまいました。
まぁ、そんな事は無しにして。


之からも屑作ですが応援宜しくお願いしますノシ

Re: ぱらぷっ!【ボカロイメ小説・リク超絶受付】 ( No.5 )
日時: 2011/10/02 17:42
名前: マッカナポスト ◆dDspYdvRLU (ID: Thm8JZxN)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=5wO_NVCVjZA&feature=related

幸せな家庭。
理想の姿なんて、
第三者に決められるものじゃないよね。
僕たちの愛は、周りからすれば奇妙なものかも知れないけど。



それでも、それが僕らの愛の形ならばそれはそれでアリだろう。



「ただいま」
眩しい夕日を背に、疲れた表情で玄関に足を踏み入れる僕。
作り笑いを浮かべながらも、結構身体的にはきついもので、笑顔を作るだけでも精一杯の有様だ。



でも。



「おかえり」の言葉は無い。
確かに、妻は其処に居るのに。



玄関の扉を開けると、妻は包丁が突き刺さったままの状態でうつ伏せに倒れていた。



でも、
哀しくないし、
涙も流さない。
寧ろ吹き出すようなシュールな光景が、其処にある。



「もう、また掃除するの大変なんだから、加減を考えてね……」

そう僕が妻に(呆れ交じりで)笑いかけると、妻はふふふ、と八重歯を覗かせ、可愛らしい笑みを見せた。
「今日は傑作なのよ、ケチャップ丸ごと使っちゃったんだから!」









【家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています】










「近所の人が見つけたら警察に通報されちゃうよ……」
「そうかも」
「そうかもって……ほら、掃除するから早く立って」
ケチャップ塗れの妻と玄関で他愛も無い会話をする絵面は実にシュールなものだが、確実に妻はこの為に少なくとも半日を使っている。


ある日は頭に矢が刺さった状態で壁に凭れ掛かっていたし、
またある日は軍服姿で銃を抱えて仰向けに倒れていたし、
そのまたある日はマンボウの着ぐるみで死んでたし(あの時は本気で扉閉めようかと思った)。


まったく、毎日一体この為にどういう仕込みをしてるんだか。
日に日にエスカレートしていく妻の死に様を、僕はとりあえず笑って満足させるしかなかった。
まぁ、妻が調子に乗らないようにどうやってリアクションをするべきか解らないというのもあったけど。


その後の後片付けも結構大変だったり。
床の血糊だって雑巾で拭くのに時間かかるし、次の日の為にケチャップ買いに行かされたり__一体今年だけで幾らケチャップに費やしたんだろう__愚痴を言ってしまえば山のようにある。
あと、矢が刺さったまま晩御飯を作るのはやめて欲しいです。
食欲無くなるって。


ちょっとした事で有頂天になったり、
ダイイングメッセージに今日のおかず書いてくれたり、
けなげに毎日不規則な時間帯に帰ってくる僕を待って死んだふりを続けてくれてたり。

そんな素直になれない妻が可愛いんだけどね。










___結婚前は時間の余裕もあったから色んな所に連れて行ってあげられてた。
徹夜で車走らせて海に連れて行ってあげたりもできた。

でも結婚した今は、上司と部下と疲れながらも楽しい職場生活を送っている僕。家庭のためとはいえ、一日中僕を待ってくれている妻の事を、考えていなかった。
妻と二人で過ごす時間が無くなってしまったのに、僕は『忙しい』という言い訳を付けて、気付かない振りをしていたのかもしれない。


素直になれなくて、早く帰って欲しいのに言えなくて。
あの頃の二人に少しでも戻りたいから。
あんな死んだふりを毎日けなげに続けているのか、

それは僕にも解らない。


『ごめんね』も『大好き』も言えない僕も、素直じゃないんだろうな。










都会の喧騒に巻き込まれ、混雑した電車の中でふと妻の事を思い出す。
「今日はどんな姿で死んでるんだろうな……」
言葉だけ聴けば不気味な不審者のような台詞を、僕は心の中で呟く。


そして。


__今日も楽しみだな。
我が家へと続く一本道を、僕は夕日を背に軽やかにスキップする。
そしていつものように扉を開けると______


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