二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【艦これ】ブルネイ泊地の馬鹿話の様な日常
- 日時: 2015/04/14 22:21
- 名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: xiz6dVQF)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27799
どうもどうも、何時ものIFでせう
今回は【艦隊これくしょん】、通称艦これの小説です。……別に東方忘れてねえよ昨日夢雑談に投稿したし
…コホン。舞台がブルネイ泊地の理由は、単純に自分がゲーム内でそこに着任してるからという見も蓋もない理由です
勿論登場する艦娘も自分が持っているキャラです。……加賀さんと飛龍ちゃんが欲しいです…
提督は…これが一番変わってる…と思う。某掲示板で自分の名前を見た人なら分かります
注意事項なのです
・二次ネタ、自己解釈有り
・轟沈無し(轟沈させる位なら艦これやめる)
・例によって低速投稿 ???「あなたって遅いのね」→グフッ
誰が主人公かだって?提督と艦娘全員だ!
気になった事等有りましたら、気軽に投稿してください。話なら、何時でも受けてたつ覚悟です!(←そんな大袈裟な)
それでは、どうぞ!
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- Re: 【艦これ】ブルネイ泊地の馬鹿話の様な日常 ( No.1 )
- 日時: 2015/03/16 22:54
- 名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: JM4GV/kx)
阿武隈「ここが…ブルネイ泊地…」
今日からここが彼女の新しい配属先だ。
阿武隈「鬼怒お姉ちゃんがいるんだっけ…久しぶりだなぁ」
コンコン
阿武隈「あの…」
鈴谷「ん?ああ、もしかして、今日付けで此処に配属された…」
阿武隈「長良型軽巡6番艦の阿武隈です。よろしくお願いします」
鈴谷「私は鈴谷。ブルネイ泊地の秘書艦なんだ。よろしくね」
阿武隈「あ、はい。あの…提督室はどこですか?」
鬼怒「あ、阿武隈!久しぶり」
阿武隈「鬼怒お姉ちゃん。久しぶり!」
鈴谷「そういえば二人は姉妹艦だったね。鬼怒ちゃん、その子を提督室に案内してあげて」
鬼怒「分かったよ。ほら、行こう」
阿武隈「うん」
鬼怒「ああそうだ阿武隈」
阿武隈「どうしたの?」
鬼怒「ここの提督、見たらびっくりするだろうけど、優しくて面白いから、大丈夫だよ」
阿武隈「…うん」
鬼怒の言葉に疑問こそ少しは抱いたが、阿武隈はとくに気にすることもなく提督室の前まで来た。と、提督室から誰か出てきた。
比叡「金剛お姉さま、他の鎮守府でも楽しそうです…私も頑張らないと!」
鬼怒「気合い入ってるね、比叡」
比叡「ああ、鬼怒。10分後に演習だって。…その子は?」
阿武隈「阿武隈です。よろしくお願いします」
比叡「私、比叡。よろしくね」
鬼怒「私は準備してくるから、あと頑張ってね」
阿武隈「うん!」
二人が去ってから、阿武隈は提督室のドアをノックし、
阿武隈「失礼します」
提督「どうぞ」
中から聞こえたのは優しい感じで、どこか凛々しい女の人の声だった。阿武隈はその声に若干緊張がほぐれ、落ち着いて提督室に入った。
阿武隈「今日付けで着任した阿武隈です。よろしくお願いします」
その声で提督が此方を向く。その時、阿武隈は鬼怒の言葉の意味を漸く理解した。
提督「ようこそ、ブルネイ泊地へ。私達は君を歓迎する」
そういっているが阿武隈には聞こえなかった。
亡霊の様に色白の顔、白いTシャツと対照的に黒いジーパン。頭には変な化け物の様な飛行甲板ではなく、提督が被る帽子だが、どこからどう見ても
阿武隈「空母……ヲ級……」
提督「ん、ああ。気付いたのか。大丈夫、別に襲ったりしないよ。それより長旅で疲れただろう。鎮守府の地図を渡すから、今日は自分の部屋でゆっくり休むといい」
阿武隈「は、はあ…」
わだかまりを残したまま、阿武隈は自分の部屋へと向かったのだった。
- Re: 【艦これ】ブルネイ泊地の馬鹿話の様な日常 ( No.2 )
- 日時: 2015/03/16 22:55
- 名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: JM4GV/kx)
阿武隈「ふうっ」
提督の言う通り、長旅の疲れが睡魔に変身して襲いかかり、阿武隈はどれ程だろう、ぐっすり寝てしまった。
起きた時に映っていたのは、姉妹の顔だった。
鬼怒「あっ、起きたの?阿武隈」
阿武隈「ああ…おはよう…」
鬼怒「もう夜だけど、おはよう」
阿武隈が起き上がると、秘書艦の鈴谷と、提督室の前で会った比叡もいる。
阿武隈「鈴谷秘書艦に比叡先輩、こんにちは」
鈴谷「あー、そういや言うの忘れてたっけ」
頭を掻きながら鈴谷が言った。
鈴谷「提督が決めたルールでね、ここの泊地は戦闘中以外一切の上下関係を禁止しているの。勿論提督も対象でね」
比叡「だから別に堅苦しくなくていいし呼び捨てでも構わないんだよ」
阿武隈「へえ、そうなんだ」
鈴谷「ま、そういうことでよろしくね」
阿武隈「そういえばずっと気になったんだけど」
鈴谷「ん?どうしたの?」
阿武隈「提督って、一体何者なんです?どう見ても…」
鈴谷「ああ、その事なんだけど…」
鬼怒「私達は言えないの」
阿武隈「え!?何で?」
比叡「それは……」
ドタドタドタ
提督「その話、私が言うぞ!!」
阿武隈「………え?」
三人はヤレヤレと言うように揃って苦笑した。
要するに、その話は提督が自分で言わないと気が済まないから、だ。
提督「まあ、阿武隈の言う通り、私は正規空母ヲ級だったし、昔は深海凄艦として暴れ回ってた。あの事件が起きるまでは」
阿武隈「事件…って?」
提督「私もその時ははっきりと覚えていないけどな」
提督は、窓から見える夜空を見上げ、語る。
提督「何で起こしたのかは覚えていないがな、私は反逆を起こしたんだ。無論、失敗してそこを追放されたが」
鈴谷「あの時大破して今にも沈みそうだったよね」
提督「ああ、海に漂流していた私を、此処の前の提督に助けられたんだよ。あの時の恩は一生忘れないな」
比叡「此処で面倒見ることになったときに、提督必死こいて言葉覚えてたよね」
提督「ああ。意外と大変だったよ。半年かかって漸くまともに喋れるようになったよ」
鬼怒「前の提督が提督を指名したんだよ」
提督「まさか自分がなるとは思って無かったからな。あの爺さんの分まで頑張るよ。…まあ、そんなこんなで今の状況だ。みんなのお陰で毎日が楽しいよ」
阿武隈「そうなんですか…」
鈴谷「……それで、まさかそれだけ言う為に来たの?」
提督「いや、これだけでは無いんだが…何だっけ?」
と、誰かの声が聞こえた。
大井「提督さーん。皆を歓迎会に呼ぶって言ってたのに、ずっと来ないから赤城さんとかうずうずしてますよー」
3人の冷たい視線の集中攻撃に、冷や汗を掻きながら精神的大破する提督。
そんな姿を見ていた阿武隈は、思わず吹き出してしまった。
阿武隈「…プッ。あはは!あははははは!」
そして誘爆したように皆も笑い出すのだった。
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