二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- とんがりボウシ ダークブラッド魔法学校の日常
- 日時: 2016/09/20 19:02
- 名前: ひーおは (ID: 4HN4VOsr)
こんにちはの方も初めましての方も、ひーおはと申します。この小説は、【とんがりボウシと魔法の365日】の二次創作です。
注意点↓↓↓
・少しグロ表現などが含まれます
・荒らし、パクリはやめてください(いねえよ)
・『駄作』です。読みにくかったら、どうぞお戻り下さい
・完全なる中二病ww
以上です!お楽しみ下さい☆
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- Re: とんがりボウシ ダークブラッド魔法学校の日常 ( No.4 )
- 日時: 2015/06/20 17:24
- 名前: メロンパン (ID: mJV9X4jr)
ひーおはさんの新しい小説!楽しみにしてます!頑張ってください!
- Re: とんがりボウシ ダークブラッド魔法学校の日常 ( No.6 )
- 日時: 2017/09/18 00:19
- 名前: ひーおは (ID: qBE5tMSs)
第一章『この世界』
1
目を開けると、黒い芝生の上に倒れこんでいた。
上を見ると、それは目に刺々しい赤紫色の空。
瑞々しい植物などは、見当たらない。全て枯れ果てているのだろうか。
周囲の建物らしき物は、黒を基調とした、毒々しい色合いをしている。その建物に、極端に大きくした人間の瞳を左右に張り付けたような模様の羽を持つ、巨大な蛾が留まっている。
気持ち悪い。まるで覚醒剤とか大麻とかを摂取した時の、幻覚のようだ。
しかし、いつからここにいたのだろうか。さっきまでの出来事を思い出そうとすると、突然頭を鉄の棒で力一杯殴られたかのような激痛が走る。痛い。目から大粒の涙がこぼれる。
「誰か、…」
そんなか細い声を上げても、誰にも届かないのは知っている。痛みを紛らわすためにとりあえず言葉を発しただけだ。
「大丈夫ですか?そこの人」
ふと、少年のような声がする。見上げると、その少年はとても顔色が悪く、硬質的な青白い肌をしている。人間の肉や臓物を全て剥ぎ取ってから綺麗に洗えば、このような見た目になるのだろうか…。その体には、緑色の薄汚れた服と帽子を身に纏っている。目にはぽっかりと穴が開いていて、中心あたりが黄色く光っている。
とてもおぞましく、醜悪で恐ろしい姿だったが、私は逃げようとはしなかった。
その少年の雰囲気が、私をそうさせていたからだ。
少年は私に手を差し伸べた。私はその手に、恐る恐る自分の手を重ね合わせる。
その、感触。
まるで理科室に置いてある骸骨か何か。体温を感じない、温かみのない、冷たく固い手だった。
「私の体、変な感じでしょう?でも、『この世界』では皆こうなんですよ」
少年が照れ臭そうに笑いながら言った。
…『この世界』?
確かに一目見れば、普通の世界とは全く違うのは分かるけど(異様過ぎる見た目のお陰で)、本当にここは『違う世界』なのか?しかも、こんな奇妙な造形の生き物が、言葉を話したり、表情を変えたりするのか?
おかしい。
私はこの状況を上手く呑み込めなかった。夢か何かに、迷い込んだとでも言うのか?
…いや、もし本当に夢だとしたら。頬をつねったら目が覚める、そんな奇跡的な出来事なんてある筈無いのだろうけど。
私は試しに頬をつねってみた。
…あれ?
何も、ない…?
いや、ある。私の体は、ここにある。手だって、足だって、ちゃんとある。
なのに、どこを触ろうとしても、滑らかにすり抜けてしまうのだ。
…有り得ない。
私は気持ち悪くなって、嘔吐いた。
「だ、大丈夫ですか!?」
どうやら少年は私を心配してくれているようだ。
けれど、何が何だか分からない。
とりあえず、この状況を打開する鍵は、目の前の心優しい骸骨(?)の少年だ。
「あの…ここは何処ですか?」
私は少年に問い掛ける。
何かの手掛かりが欲しかった。
居るだけで気分が下がるような、こんな陰鬱な場所から早く離れたいという思いで、少年に期待の眼差しを向けて。
けれど少年は、何かを察したのか、表情を曇らせた。その顔は、まるで曇天のようだった。
そして、数秒遅れて口を開く。
「聞かない方がいいと思いますよ」
何かを避けるような答えが返ってきた。
けれど、知りたい。心の底からそう思った。だから私は、再度聞く。
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メロンパンさん、コメントありがとうございます!
こちらも精一杯書いて参りますので、よろしくお願い致します!
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