二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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蝶よ花よ【刀剣乱舞】
日時: 2016/06/19 20:25
名前: 緋雪 (ID: 1.72.7.1)

はじめまして緋雪と申します。
普段は別版で別のHNで活動しております
今回、新たに二次物への執筆のため心機一転いたしたしだいです


こちらは刀剣乱舞、二次創作短編集です


〜ただいま取扱中作品

・花水木と加加阿の香『bitter』1・2
【へし切り長谷部×審神者】
バレンタインデー企画、bitter chocolateです。
さっそく1日遅刻いたしました…
そしてsweet verが一文字も書き進められていない…(絶望)

内容だけとればけしてbitterではございません。
初の審神者おちでしたが、
こんなもので良いのかと…胃痛が加速するばかりでございます。
実はうpする直前まで「本命だと言ったら(以下略)」の台詞を
審神者ちゃんに言わせるか、長谷部に言って頂くか悩んでおりました…
…なので、審神者ちゃんverもあるのですが…あれが陽の目をみることはたぶんないでしょう(笑)
では、作者の心が折れなければsweet verもじきうpします


《お詫び。》
ご指摘を頂き、一部作品を別館に移動させて頂きました。
こちらで取り扱っていた作品につきましては別館にて同HN、同スレッド名にて続けさて頂きます

Page:1



花水木と加加阿の香『bitter』1 ( No.5 )
日時: 2016/02/15 14:05
名前: 緋雪 (ID: 5SQt.OF5)


いつからであったか、主を心から慕うようになったのは…

始めは心配だった、
今までの主というのは信長様を筆頭に、
自分の意見を押し進める種類の人間

主が悪人だと言えば
僧侶であろうと、村人であろうと、敵方の女、子供であろうと
皆一様に悪となり。

部下にきな臭い動きがあれば釈明のいとまも与えずに腹を切らせる。

主が黒だと言えば、たとえそれがどんなに眩しい白であろうと黒なのだ

主命とあらば
情けなど、捨てた。倫理観や道徳心それに準ずるものも、捨てた。
自らへの怠慢を戒め、油断や隙を作らぬように努めた
そうして主命を、主の命だけを全うした

それなのに。

俺は、すてられた


主命すら無くしてしまった俺はからっぽで眠り続けた

・ー・ー・ー・ー・ー・

この本丸にやって来た時、まず明るい雰囲気に驚いた

そして、新たな主にも…

審神者「長谷部さん、長谷部さん!」
長谷部「何度も申しておりますが'さん'付けは無用です、
長谷部と御呼びください
そして廊下はくれぐれも走らない、主に怪我をされては困ります
…で、何かお困りごとですか?御随意にどうぞ」
まだあどけなさの残るような少女で(と言えど成人はしているそうだが)
刀たちの一挙一動にくるくると表情を変える
目が、離せない

審神者「う…すみません。明日、鶴丸さんが本丸に来て一年だから…
お祝いのために鶴丸さんの好みをリサーチしようと思って…
あ、あと…さん付けはやめられない、です…」
そんな、頭に耳がついていたら垂れるかのように落ち込まれると、
こちらとしても複雑なのだが…
長谷部「刀ごときのお祝いなんて、随分とまた変わった事をなさいますね…
ああ、でも…鶴丸なら奇想天外を好むのでは…?」
言った途端に瞳を輝かせて激しくうなずく主の頭に
思わず手をのせてなでてみる…

審神者「ですよね!、やっぱり鶴丸さんと言えば驚きですもんね…
頑張って考えてみます!」
そう言ってぺこりとお辞儀をすると足早に立ち去っていく
後に残されたのは中途半端に手を上げた、立ちすくむ刀一振り…

・ー・ー・ー・ー・ー・

2月14日
俺は主の部屋の前で'ちょこれいと'なるものを持ち佇んでいた

無論、贈るためなのだが…
事の経緯をさかのぼること5日ほど前…

・ー・ー・ー
唐突に乱藤四郎が部屋にやって来て開口一番

乱「長谷部さんってさあ…
主さんのこと、好きなんだよねー?」

長谷部「………は?」

乱「だって、主さんにだけ優しい気がするもん…
べつに否定してくれてもいいんだけど…ね?」

長谷部「っ何を言って…寝言は寝てからい…
乱「僕がもらっちゃうよ…?」
長谷部「…え」

乱「なんでも、今度ばれんたいんでいっていうお祭りがあって…
主さんの世間ではちょこれいとっていうのを好きな人に渡すんだって」

・ー・ー・ー

花水木と加加阿の香『bitter』2 ( No.6 )
日時: 2016/02/15 14:12
名前: 緋雪 (ID: 8w1jss8J)

・ー・ー・ー

それから、そのばれんたいんでいとやらを血眼で調べ、
手を尽くしてちょこれいとを作り上げ今に至る…


しかし、冷静になってみると刀と言えど男が

夜な夜な女性の部屋を訪ねていいものなのか、否か

そうこうして立ちすくむこと約3分…

審神者「あれ?長谷部さん、どうしたんですか…?」
後ろから声をかけられ背筋に冷たいものが走る
部屋にいないとは、想定外…
言いよどむ俺に主は優しく笑いかけて

審神者「廊下は寒いですし、とりあえず部屋に入ってください」

・ー・ー・ー


審神者「長谷部さんが部屋を訪ねて来てくださるなんて驚きました…
…はい、これ」

西洋風の湯飲みに温かい飲み物(?)を入れ、
こんなものしか出せなくてごめんなさい、と申し訳なさそうに眉をひそめる

長谷部「こちらこそ夜分に申し訳ございません…これは?」

審神者「そんな、気にしないでください!…
…あ、これココアって言うんです。眠れない時はこれに限ります」

勧められ、おそるおそる湯飲みに口をつける
この味は…

長谷部「…ちょこれいと?」
審神者「そうです…!おんなじ原料なんですよ」

言い終えるとなぜか俯き何かを言いよどむ

長谷部「主?…どうなさいました…?」

審神者「い、いや…そのですね……
あ、長谷部さん、何か用事があっていらっしゃったんですよね!」

長谷部「それはそうなのですが…」

しばしの沈黙、
お互いに何か、言い出しづらい事を抱えているのか…

長谷部・審神者「実は…」

ほぼ同じタイミングで言い出して口をつぐむ

長谷部「お先にどうぞ…」

審神者「あ、あの…実は、これ…長谷部さんに渡そうと思って…」

そう言うなり、おずおずと丁寧に包装された小包を差し出す

長谷部「俺に…ですか?」

審神者「実は今日、いつもお世話になってる人にチョコレートを渡す日なんです…」

なるほど、もしやこれは義理ちょこというものではないか…?
複雑ではあるが…嬉しい誤算だ

長谷部「ありがたく頂戴いたします…実は、俺からも…」

ちょこれいとの包みを差し出すと、主は嬉しそうに包装を解いていく

やがて、ちょこれいとまで到達すると子供のように無邪気に顔を綻ばせる

桜の花弁のようなその形は愛を表す形なのだという

審神者「ありがとうございます…!
…ハート型ですね!…えっと、その…義理、ですか?」

長谷部「…え?」
審神者「い、いや…私なんかにチョコレートをくださるなんて、嬉しくて
…そんな気遣いができるなんて長谷部さんらしいな…って」

そうか、俺から貰うと、やはりそうなるのか…

長谷部「…本命だと言ったら、どうしますか…?」

驚いたように顔をあげる主にかまわず距離をつめる

長谷部「実は、もうひとつあるんです…」

そして小さな髪飾りを差し出す

審神者「これは、はなみずき…?」
長谷部「本来は男が愛する女性に、花を贈る日なのだと聞いたので…」

髪飾りをうれしそうに眺める主はやはり、目が離せない

審神者「あ、ありがとうございます…着けても、いいですか?」

もちろん、と俺が手で促すと自らの髪を手に取り髪飾りを着けようとする

しかし、その手つきはおずおずとしていておぼつかず…じれったい

長谷部「…貸してください。」

主の手から有無を言わさず髪飾りを受け取り、髪に触れ
…湯浴みのあとなのだろうか…艶のある黒髪を一束とりとめる

審神者「わあ…ありがとうございます!」
無邪気に笑いかけてくるその顔は花が綻ぶようで…
その耳もとに僅かに口を寄せてみる

長谷部「よくお似合いです…主、はなみずきの花言葉をご存じですか?」
俺の行動にいささか驚いたのか、少し目を見開いてから
「わからないです」と小さく答える顔は、心なしか赤い

赤くなった耳に指をかけて
とびきりの笑顔で微笑みかけ、俺は精一杯の思いの丈を口にした


長谷部「私の想いを、受け止めて」

Re: 蝶よ花よ【刀剣乱舞】 ( No.8 )
日時: 2016/06/18 18:02
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: XTwzLzPc)

BL作品はここで上げてはいけません。BL・GLジャンルを投稿できる別館サーバーがありますのでそちらであげて、どうぞ。
きちんとルールを守って小説カキコを利用してください。迷惑です。

Re: 蝶よ花よ【刀剣乱舞】 ( No.9 )
日時: 2016/06/19 20:15
名前: 緋雪 (ID: 1.72.7.1)

>>藍紅様
ご不快にさせてしまい申し訳ございません。ご指摘ごもっともです。
該当の作品を別館の方に移させて頂きました


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