二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 遊戯王異訪録
- 日時: 2017/01/23 18:34
- 名前: 夜音 ◆VMdQS8tgwI (ID: 0ZLVN9hQ)
※話を作り直すため一度消します。お騒がせしてすみません。
タイトルは仮。
どうも夜音、と書いてよねと言うものです。よろしくお願い致します。遊戯王ど素人ですが、ある方に憧れ小説を書いてみたくなったのでスレを立ててみました。初めてで至らない部分も多いですが、読んでいただけたら嬉しいです!
話としては遊戯王の世界に異世界トリップした主人公が、あれこれ振り回されてデュエルする話(意訳)のはず。世界観はZEXALっぽくエクシーズが持て囃され、エクシーズ>(超えられない壁)>融合儀式シンクロ召喚ペンデュラム召喚な扱いの世界です。
以下、注意事項です。苦手な方はブラウザバック推奨しています。
①最低限のマナーは守って下さい。挨拶なし、自作の宣伝のみ、小説に関係のない雑談、誹謗中傷の類は容赦なくスルーします。ルールを守って楽しくデュエル!
②主人公はオリキャラかつ女主人公。また、世界観はアニメを元にしたオリジナル世界です。作者の妄想・捏造がたくさん含まれてます。作者自作のオリカはないですが、アニメ漫画オリカが多数登場します。特に壺の中の魔導書、埋葬呪文の宝札のようなドロー強化カード、強いチートカードを対戦相手がよく使います。主人公はOCGのみ。
③作者のデュエルタクティクス未熟。登場カテゴリも偏りがあります。
デッキ構成はめちゃくちゃ(特に主人公。デュエルに誤りがある場合、容赦なく指摘して下さるとありがたいです
④更新が非常に遅いです。月に四回あればマシな方
⑤原作キャラは出ません。
⑥ネタが多いです。他アニメのネタも多し。
それでは、楽しくデュエル!
- Re: 遊戯王異訪録 ( No.36 )
- 日時: 2016/07/01 18:34
- 名前: 夜音 ◆GU/3ByX.m. (ID: qSKICFXZ)
おしらせ
たびたびすみませんがまた内容を改めます。
七つの輝き〜をきちんと書きたくて。このお知らせより先は新たなストーリーとなります。前の小説は暇を見て消していきますのでご了承下さい。
- Re: 遊戯王異訪録 ( No.37 )
- 日時: 2016/07/01 19:21
- 名前: マッド ◆F8w1HB9s8I (ID: zJcpcAby)
>>36
どうも、マッドです。
あらら(・ω・`)、設定面で悩みがあればいつでも相談してください。(返事が遅いこともあるけど。)
- Re: 遊戯王異訪録 ( No.39 )
- 日時: 2016/07/07 22:11
- 名前: 夜音 ◆GU/3ByX.m. (ID: QApd.8nP)
遊戯王デュエルモンスターズ、と言うものがある。ルールは単純に言えば三種類のカード、モンスター、魔法、罠を駆使して相手のLP(ライフポイント)と呼ばれる物を0にした方が勝者となる。
何十年もの歴史がある有名なカードゲームで、毎年のように世界大会が行われていると言えばそのすごさが分かるだろう。また、遊戯王デュエルモンスターズを元にしたアニメや漫画も多く展開され、人々に親しまれている。
ところで遊戯王では度々不思議なことが起きる。闇のゲームがあったり、人間とモンスターが合体したり、未来から敵が攻めてきたり、私とお前でオーバーレイしたり。アニメや漫画の中での話に過ぎない。しかし、これは確かだ。遊戯王の世界では何が起きてもおかしくない。例えば異世界から女の子が来たとしても。
(く、お、お金が残ってない)
その日、遊戯王が好きな少女——七宝 水葵(しっぽう みずき)はカード屋の前で立ち尽くしていた。ありがとうございました、と言う事務的な店員の挨拶を背に受けて店を出て。改めて財布の中身を確認しようと、道の端に寄り財布を開け、愕然とした。残金わずか数百円。これでは遊戯王カードをもう買えない、と項垂れる。
(新しいパックと欲しかったカードでしょ、全部合わせても一万円は行ってなかったと思うけど)
水葵は、本日貰ったばかりの小遣い一万円を全て遊戯王カードに注ぎ込んだ。前々から欲しかったカードや新しいパック等、買いたいものが多く、気づけば一万円近く購入していた。これでもまだ抑えた方で、水葵からすれば控えめな買い物である。
(まあ、いいっか。家に帰ったら、ブラマジデッキから強化するわよ!)
しかし水葵はすぐに気分を切り替え、楽しそうな足取りで家路に着く。家に帰ったら遊戯王カードで何をしようかと楽しく考えていたため、水葵は気がつくのに遅れた。突如目の前に現れた、七色の光に。
「何、これっ……」
水葵に触れた七色の光は彼女を飲み込み、やがて消えた。その場にいた水葵もろとも。周囲の人間は突然人が消えると言う事態に驚き、ある者は水葵の姿を求めまたある者は悲鳴を上げる。——その後、警察が懸命に水葵を捜索したが見つかることはなかった。
- Re: 遊戯王異訪録 ( No.40 )
- 日時: 2016/07/08 20:09
- 名前: ゆうみ (ID: QApd.8nP)
お久しぶりです!新作頑張ってください〜
- Re: 遊戯王異訪録 ( No.41 )
- 日時: 2016/07/13 18:19
- 名前: 夜音 ◆GU/3ByX.m. (ID: kKmRLwWa)
光に視界を奪われた瞬間、近くから声が聞こえた。
「あ、良かった。気がついたわね」
若い女性らしき低めの声。
眩しさから目を閉じているため、水葵には姿を見ることができない。しばらくすると光が消え、暗闇が戻ってきた。ゆっくりと目を開けると、どこまでも白い空間が広がっていた。上も、下も。全てが白い。——そして水葵に頭を下げる七匹の動物たちがいる。猫、亀、牙がある象、虎、鷲、小さな猫に似た生き物、翼の生えた馬。水葵の記憶の片隅が疼き、見覚えのあるモンスターたちだと伝えてくる。この七匹の動物は、間違いなく遊戯王のモンスターたちだ。
「あなたたちは?」
頭を下げる七匹の動物を見渡し、水葵は問う。答えはない。
代わりに彼らは顔を上げ、じっと水葵を見つめた。何かを言いたげにひたすら見つめてくる視線たちに困り、水葵が目を逸らすと翼を持つ白馬が口を開いた。
「俺たちは、宝玉獣。デュエルモンスターズだ。突然呼び出してすまない」
「宝玉獣、そうだわ思い出した」
翼を持つ白馬の名乗りで、水葵は彼らの名前を思い出した。彼らの名は、宝玉獣。
フィールドで破壊された時に、永続魔法として留まり続ける。そんな効果を持っていた気がする。アニメで見かけたのがかなり昔であるため、水葵は詳しく思い出せなかった。
「悪いが時間がない。手短に話させてもらう」
「え、ええ……」
翼を持つ白馬の必死な気迫に押され、水葵は頷いてしまう。仲間の宝玉獣たちが翼を持つ白馬を見守る中、しっかりと水葵の紫の瞳を見据え、翼を持つ白馬は言った。
「マスターは俺たち宝玉獣の主であるデュエリストだ」
「私が宝玉獣の主?」
突拍子もない言動に、水葵は思わず聞き返してしまう。
宝玉獣と水葵は何の縁もないからだ。水葵は遊戯王を始めてから、宝玉獣のデッキを組んだことがない。ブラック・マジシャンのように愛用しているデッキのモンスターに主と呼ばれるのなら分かる。が、無縁のモンスターに主と言われても、実感は沸かない。
水葵の言葉など気にせず、翼を持つ白馬は話し続ける。
「俺たちは力を合せてマスターをこちらの世界に呼び寄せた。バラバラにされた俺たちを取り戻して欲しくてな」
「取り戻すってどうやって?」
「俺たちを所持するデュエリストと、デュエルで戦って勝てばいい。それで呪いは解け、マスターのところへ行ける」
「えーと……」
立て続けに告げられる話に、水葵の理解が追いつかない。一度深呼吸し、話の内容を整理する。
まず、どうやら自分は宝玉獣たちの主らしい。彼らはバラバラになった仲間を取り戻すため、こちらの世界と言う場所に水葵を呼んだ。そして、彼らは何者かに捕らえられており、何者かとデュエルして勝利し仲間たちを取り戻せる。こんなところか。とりあえず聞きたいことが山のようにあるため、水葵が口を開こうとした。その時。
急に辺りが激しく揺れ始める。断続的な上下の揺れにより白い世界は崩壊を始めていた。ガラスが割れるような音ともに、白が崩れ黒い世界が顔を覗かせる。
「地震?」
「悔しいが、俺たちの力を保てるのもここまでのようだな。ひとまずこれを渡しておこう」
翼を持つ白馬はそう呟き、額に生えた青い角を輝かせた。すると青い角から丸い光が飛び出し、水葵の腕に触れ機械へと姿を変える。板とパッドを組み合わせたような不思議な機械だ。
「デュエルディスク……」
遊戯王アニメにしかないはずの、デュエルディスクが水葵の腕にあった。何故、宝玉獣の角からデュエルディスクが生み出されたのか。そんなことを考えていると、翼を持つ白馬が話しかけてくる。
「こちらの世界では必須のものだ。これさえあれば、ひとまず生きては行けるはずだ。マスターがこれから行く場所に、アイシス、アメジスト・キャットの気配を感じる。彼女を取り戻して欲しい。またマスターに会えるのを俺たちは楽しみにしている」
ガラスの割れる音がいっそう大きくなり、宝玉獣たちが一匹、また一匹と世界の崩落に巻き込まれて消えていく。不思議なことに宝玉獣たちは皆、笑いながら消えていった。
「待って……」
水葵は消えていく宝玉獣たちに手を伸ばそうとするが、届かない。それどころか水葵も世界の崩壊に巻き込まれ、身体が急降下していく。宝玉獣たちはあっという間に見えなくなり、水葵もまた闇の底へと消えていった。
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