二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【艦これ】軍艦。そして、駆逐艦。
- 日時: 2016/07/01 21:59
- 名前: ゆきはすざくら (ID: 3TttADoD)
初めまして、ゆきはすざくら、と申します。
これが処女作です。なので、かなりの駄作になるかと思われます。
それでも良い方は、ぜひ、読んでいただけるとうれしい...かもです。
艦娘の日常を短編として、ここに納めて行きたいと思います。
創作艦娘を登場させるつもりはございません。
〈目次〉
自己紹介、目次、概要...>>0
『雨と白露型』>>1-3
座談会第一回 >>3
〈メモ等〉
毎週金曜に更新予定ですが、暇があれば更新します。
主に月、日曜日あたりになると思います。
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- Re: 【艦これ】軍艦。そして、駆逐艦。 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/26 13:17
- 名前: ゆきはすざくら ◆mWmyLN68N. (ID: 3TttADoD)
これは、とある雨が大好きな駆逐艦達の物語である。
ある日、雨が降った。
「雨は、いつかやむさ。」
「でも、時雨、それって少し曖昧だと思うっぽい。もうちょっとはっきりさせたほうがいいと思うっぽい!」
時雨と夕立はそんな風に、窓を見ながら他愛無い会話をしていた。
「いっちばーん!」
時雨と夕立の体が震える。白露は普段部屋に入るときは、ノックをしない。なので、つい驚いてしまうのだ。おまけに部屋に入ったとたん大声である。びっくりしないわけがない。
「あのね、夕張さんが今日の練習は雨だから装備の整備の訓練をするって言ってたよ!」
「装備の整備って、妖精さんがやってくれてるっぽい」
「そうだ。それに、僕たちは夕張さんと違って手先が器用でないし...。そこまで必要でないと思うけど」
「私もそういったんだけど、整備は暇つぶしになるって。雨の中部屋で黄昏れてるくらいならこういうことをしたらいいんじゃないかって言ってたよ」
「僕は雨を眺めているのが好きなんだけど...。まあいいや、夕張さんのことなら断れないし。じゃあ、僕は秘書官室に行って許可をもらってから溶鉱炉に行ってくるよ」
「夕立もそうするっぽい。白露はどうするっぽい?」
「私はもちろん、一番に溶鉱炉に行くよ!じゃあね!」
駆逐艦の間では、工廠のことを溶鉱炉と呼ぶ者が多い。
それは、どちらかと言うと工廠より溶鉱炉の方が文字が簡単、という理由である。
じゃあね、といいながら白露は秘書官室の前で待ってくれていた。
時雨が、秘書官室のドアをノックして言う。
「失礼します。秘書官の方はいらっしゃいますか」
「はーい、いますよ。今あけますから、少し待っていてください」
時雨達のいる鎮守府の秘書官は、航空戦艦である伊勢型戦艦一番艦、伊勢である。
たまに交代で日向が秘書官をやっているときもあるが、ほとんどいない。
工廠で瑞雲の手入れをしているらしいが、詳しいことはあまり分からない。
工廠には提督に許可された艦娘や秘書官しか立ち入ることしかできないので、真相が分からないのだ。
がちゃ、と鍵の開く音がし、ドアがひらく。
「あら?白露型の子達じゃない。どうしたの?」
「えーっと、夕張さんがちょっと訓練があるから工廠に来てくれと言ったっぽいから...」
三人で事情を話し、伊勢さんに工廠に立ち入る許可をもらおうとする。
「そうね、夕張のことだから、大丈夫だとは思うけど...。一応、提督に許可をもらってくるわね」
夕張や明石といった、艤装に詳しい艦娘たちは基本的に提督や秘書官の許可無しに工廠に立ち入れるようになっている。
これは非常時のためで、できるだけ妖精以外の人手もほしい場合などに対応するためである。
艤装に詳しい彼女達は装備を壊すことはない、と信用されて許可が下りているのである。
もちろん、明石による装備改修はいくらベテランでも失敗することはあるので、そこはのぞかれている。
伊勢が執務室へと入って行き、提督と何か話す。
話している内容は聞き取れなかったが、普通に許可を取っているらしい。
伊勢が執務室から戻ってきて、口を開いた。
続く。
- Re: 【艦これ】軍艦。そして、駆逐艦。 ( No.2 )
- 日時: 2016/07/01 21:39
- 名前: ゆきはすざくら ◆mWmyLN68N. (ID: 3TttADoD)
「はい、これ許可証ね。一応、溶鉱炉の前に重巡洋艦がいると思うから、これ渡せば一発でOKでると思うわよ」
「ありがとうございますっぽい!」
「ありがとうございます」
「ありがとうございまーす!」
三人は伊勢に挨拶をすると、秘書官室を後にしているのだった。
「まさか、伊勢さんも溶鉱炉と言っているとは思わなかったよ」
「駆逐艦だけだと思ってたよー!」
「割とほかの艦種の人たちにも伝わってるっぽい?」
廊下をひたひたと三人が歩く。
廊下に人気は無かった。
工廠はとにかくうるさい。そして機械臭い。油臭い。
その中で整備をするというのは、割と辛い。
そのため、いつもそこにいる明石や夕張といった艦娘は割と尊敬されていたりもした。
工廠は機械がいくつも並んでいる。
建造用ドックでは妖精たちがちょこまかと動き回り、資材を運びながら艤装らしきものを作っている。
他にも開発用の機械、装備を廃棄するときの資材入れ、開発資材を入れる棚と様々なものがある。
どれも灰色や少し錆びて赤銅色になっていたりするので、工廠は鮮やかではない。
夕張は機械の後ろにちょこんといた。奥に日向や明石が見えた気もするが、時雨達には見えなかった。
「はーい、おまたせ。兵装実験軽巡夕張はここにいるわよー」
「こんにちはっぽい!」
「こんにちは」
「こーんにちは!」
「よく来てくれたわね。じゃあ、艤装の整備のノウハウについてしっかりと教えてあげるわよ」
「ふ、ふぇぇ」
夕張は機械のことについて話しだすと止まらない。
結局講義は夜まで続き、時雨達は寝不足となってしまった。
「あ...、夕立、今日の挨拶、ちょっとお願い...。ボク、もう無理だ...。」
「私も..眠いっぽい。白露は———」
「私は..一番...眠いよぉ...」
時雨達の鎮守府には「朝の挨拶」といったものがある。
特別な日で無い限り艦種ごとに行われ、駆逐艦は同室の中の代表がいうことになっている。
結果、時雨達の部屋の挨拶は無言時間が多く続き、しまいには挨拶を言っていた夕立が寝てしまった。
夕張は明石と伊勢にやりすぎと起こられ、晴れ、一人で悲しげに整備を行っていた。
...おしまい。
- Re: 【艦これ】軍艦。そして、駆逐艦。 ( No.3 )
- 日時: 2016/07/01 21:56
- 名前: ゆきはすざくら ◆mWmyLN68N. (ID: 3TttADoD)
〜一話ごとの作者と登場人物の座談会コーナー〜
※ただの反省会というか話し合いなので、読まなくても大丈夫です。
ゆき「うがーオチがー変じゃー」
時雨「あそこまで最初は細かく書いていたのに、オチが雑すぎると思うよ」
夕立「そうっぽいそうっぽい。夕立もそう思うっぽい。情景描写とか少ないっぽい」
白露「私は一番艦なのに、一番このなかで出番が少なかったと思うよ!もうちょっとはりきっていこうよー!」
ゆき「その点は、後々改善できたらなあと。出番は出来るだけ平等になるようにしたんだけどねえ」
時雨「で、今回のテーマは何だい?」
ゆき「うむ。今回のテーマはずばり...
「白露型を出そうと思った理由」
かなあ」
夕立「最初は駆逐艦だと確かに思うけど、だったら吹雪型を書くと思うっぽい。
なんでっぽい?」
ゆき「キャラが濃くて情景描写が苦手な私でも書きやすいかなあと思ったんだけど...」
白露「それ、一番やっちゃいけない手抜きだね!」
ゆき「深く反省しています」
ゆき「と、いう感じで今回の座談会はこんな感じで終了とさせていただきます。
割と短くなるしテーマについてあまり話せなかったしであまり作品とは言いがたい
作品ですが、飽きた頃にちまちまと見てくださると嬉しいです。
また同時に作者のキャラがよく分かったと思いますので、今後ともこんな私ですが精 一杯書かせていただきますので、ぜひともよろしくおねがいいたします。」
...おしまい。
- Re: 【艦これ】軍艦。そして、駆逐艦。 ( No.4 )
- 日時: 2016/08/28 22:21
- 名前: ダモクレイトス ◆MGHRd/ALSk (ID: g8eYpaXV)
初めまして、ダモクレトスと申します。同じく艦これの小説書いています(旧HNの風死で)
二次の小説にしてはまじめな物語の運びだな、と思いながら読ませてもらいました。さもすると二次は状況説明どころからト書きになりがちで。
伊勢さんより日向のが「熔鉱炉」言いそうなキャラだなとか思ったり。
何というか最初は真面目なんだけど、息が続かなかったりしますよね。
長い間、手を抜かず書ける人って凄いですよね。
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