二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- そして僕は空になる【おそ松さん】
- 日時: 2016/07/16 23:58
- 名前: 叶歌 (ID: SOQYf/e8)
■注意事項□
■おそ松さんの二次創作
□妄想の産物
■筋肉松中心←\_(・ω・`)ココ重要!
□筋肉松はかわいい
■筋肉松はかわいい(大事なこry)
□腐はない
■文才とは
□マターリ
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- Re: そして僕は空になる【おそ松さん】 ( No.1 )
- 日時: 2016/07/17 00:10
- 名前: 叶歌 (ID: SOQYf/e8)
「カラ松兄さんはね、僕らにとって大事なんだよ。カラ松兄さんの色、僕大好きなんだ」
「だってカラ松兄さんの色、綺麗な空の色だから」
黄色の似合う向日葵のような弟は、いつもの笑顔を浮かべたまま振り返る。
ただ、その笑顔はいつもの何も考えていないかのような無意味なものとしての機能は消え失せていて、何処か、哀しそうに、辛そうに笑っていた。
なぁ十四松。
どうかお前が俺を見つけてくれ。
俺の存在意義というものを探してくれ。
────空色を纏った《松野カラ松》を、どうか見つけて欲しいんだ。
〝十四松が********を探す話〟
- 1 ( No.2 )
- 日時: 2016/07/20 22:10
- 名前: 叶歌 (ID: kS1s3PtF)
十四松は空が好きなのか、ある日から晴れた日は良く空を見上げるようになった。
いつもは野球と言って元気よく出かけていくのだが、最近はどうも、野球よりは空を見ている方が多い。
ちょっとした十四松の異変に、他の兄弟達も気づいたようだ。
そんな十四松は、今日もまた屋根の上で空を見上げていた。
黄色のツナギとカラーコーンの隙間から見える青空は澄み渡っていて、今日もいい天気だなぁ、と呟く。
そんな彼の呟きに、隣に座る四男・一松は問いかけた。
「……十四松さ、いっつも空見て飽きないの」
「飽きないよ!空綺麗だし」
「……へぇ」
「あ、あとねー、カラ松にーさんの色だから!」
そう言って十四松は、いつも空いている大口を更にぱあっとさせた。
"カラ松"。
その言葉に、一松はピクリと反応する。
「あのさ、十四松」
「んー?何?兄さん」
今もなお空に向けられた瞳には、この空と、あとひとつ、3つ上の兄が映っているのだろうか。
「……あいつは」
一松が出しかけた言葉を遮るように十四松は立ち上がり、「今日は終わりー!」と、家の中に入っていった。
その後ろ姿を見送り、一松はもう一度空に目を移した。
「……やっぱりあいつ、クソ松」
十四松は、未だ現実を受け入れられないらしい。
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