二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【ワンピース】3強が戦闘不能!? 一味に危機!
- 日時: 2016/07/24 23:05
- 名前: ぐるわらの操舵手 (ID: Zc6VdX3i)
こんちには。ワンピ大好きぐるわらの操舵手です。映画、公開日に見てきました、やばかったです。面白かった! SWより好きかもしれん。
さて、今回のお話はといいますと、とある事情から、一味の主力であるルフィ、ゾロ、サンジが戦闘不能になってしまう、というものです。それ以外で喜んで戦闘に参加するのってフランキーとロビンくらいですから、結構大変なことなんとちゃう? と思いながら、書いていきまーす。
登場人物は、麦わらの一味と、オリジナルの敵キャラが出てくる予定です。3強が戦闘不能、なんて題ですけど、3強めっちゃ出番多いかも。私、3強スキーなんで。ごめんなさーい。
※嘔吐表現等ございますので、苦手な方はブラウザバックをおすすめいたします。
それでは、どうぞ〜。
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- Re: 【ワンピース】3強が戦闘不能!? 一味に危機! ( No.1 )
- 日時: 2016/07/25 00:24
- 名前: ぐるわらの操舵手 (ID: Zc6VdX3i)
「んナミすわぁ〜ん、ロビンちゅわ〜ん、ドリンクをお持ちいたしました♪」
身体をくねくねさせながらも、手に持つお盆に乗った少し豪華なドリンクは殆ど揺れないのだから、サンジはすごい。
ありがと、と言いながらナミとロビンはグラスに切ったオレンジの添えてあるドリンクを受け取り、ストローで飲みながら、サンジの方を向き直る。
「あれ、サンジ君?」
いつもなら、ナミとロビンが微笑んで、サンジがくねくねしながらキッチンに戻っていくまでがセットなのだが、今日の彼は、ふたりが向き直ったときにはすでにキッチンへ戻りはじめていた。不審に思ったナミが声をかけると、しかし彼はいつもの調子で振り返って微笑む。
「どうかした? ナミさん」
でも、無駄な動きが少ない。今日、何かあったの? とロビンも心配そうに、サングラスを外して問う。すると、
「ナミさんやロビンちゃんに心配してもらえるなんて、おれは幸せだぁ〜!」
と、いつものようにくねくねしだしたので、勘違いか、とふたりは納得した。
ガチャ、と水を飲みにゾロがキッチンの扉を開けると、いつもならテーブルにつくことなく調理台で動き回っているコックが、椅子に座ってテーブルに臥せっていた。
「おい、クソコック」
頭でも痛いのかと思って、比較的小さい声で呼んでみる。すると彼は、のそりと怠そうな動きで起き上がって、どうした、と返答したのだが、いつもならもう少し憎まれ口でも叩きそうなものだ。よく見れば酷く顔色も悪いし、こりゃチョッパーが必要か、と思ってキッチンを出ようとすると、
「どうしたっつってんだろ、クソ剣士。水か?」
さっきまで酷い顔色だったのが嘘のように、サンジが立ち上がって調理台へと動いた。おい、と声をかけるが、彼は無視してグラスに水を注ぎ、カウンターからゾロに差し出した。少し不審に思いながらも、ゾロはそれを黙って受け取って、飲む。そのときに、視界の端に、何か黒いものが見えて、それに手を伸ばした。
「…何かの実か?」
カウンターの端に無造作に置いてあるそれは、木の実らしかった。ちょうど腹も減っているし、と思ってそれをひとつかじってみたが、
「———!!」
クソまずかった。うわ、まずった、と思いながら、しかし飲み込んでしまったものはしょうがない。最悪だ…、と呟いたところで、サンジがシンクの前で俯いて動かないのを見つけた。どう考えても、この木の実を置いたのはこいつだ、文句を言わねばなるまい。
「おい、てめえこりゃ何だ。クッソまじぃもん置きやがって」
「……うッ…」
「!?」
嫌味たっぷりでゾロは言ったが、サンジはそれに答えることはせず、代わりに口を手で覆って、顔色を真っ青にして、シンクにうずくまった。なんだ、やっぱり体調を崩してやがったか! と半ば焦りながらゾロは調理台に回り、サンジの背中をさする。彼は、シンクに向かって一通り吐いてから、
「悪いな…」
と一言呟いて、その場にうずくまってしまった。サンジは生まれてこの方病気をしたことがないと言っていたから、わけもわからず、あー、と声を落として、しかしゾロはキッチンを飛び出した。
「チョッパー!!」
船首付近で船長と遊んでいる船医を大声で呼ぶ。
「こっちに来い!! 今すぐに!! 緊急事態…ッ!?」
そのときだった。胸の奥にゾワゾワッと何かがせりあがってくる感覚を覚えた。脂汗もうなじ付近に感じる。
———嘘だろ…
この感覚は間違いない。———吐く。
うわあおれもかよ、なんでだよと思いながら、ゾロは欄干の外に顔を向けたのだった。
***
はーい、こんな感じで進んでいきます。まずはふたり、落ちましたね。(ΦωΦ)ふふふ・・・・←
というわけなんで、よろしくお願いいたしますね♪
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