二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ゼルダの世界でもう一度人生を。
- 日時: 2016/09/06 22:47
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
※Attention Please!!※
・創作キャラクターが出てきます。
・これは完全なる妄想ですので本作にこんなのがあったら良いなと思った物を書いています。
・主な世界感はトワイライトプリンセスです。(オリジナル要素あり)
・トリップ要素あり。
・文章がまとまって無いときがある。
・誤字・脱字があります。
・そして初心者です(これ重要)
これら全てが大丈夫だぜ、と言う方はゆっくり見ていって下さい。
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今日も私は学校が終わると急いで家に帰ろうとしていた。
走るのに制服のスカートは走りずらかったが何とか家までの道のりの半分は頑張ったのだ。
そして人が多い交差点になった。信号が赤だったので急ぎたかったが仕方がなく青になるまで待っていた。
待っている間は今まで欲しかったゲームが家に帰ったら届いてる筈だから楽しみでしょうがなかった。
すると、急に背中が押される感じがした。
押されたことによって私はバランスを崩す。だが、私は何とかバランスを元に戻し、後ろに振り向き押した奴を睨んだ目で探す。
だけど何でだろう、周りの人が全員焦ってる。
直ぐ近くからも車のクラクションが聞こえる。
私はふと気になり横を向いた。
そこで私の意識は切れた。
目が覚めたのは白い空間だった。
『此処は……』
何でだろう、久々に自分の声を聞いた気がする。
「使命を果たす旅人よ。ようこそおいで下さいました。」
目の前には、木の杖を持った黒髪の青年が一人立っていた。
「貴女が此処に来たのは紛れもない偶然ではなく、必然なのです。現世で体を失った貴女は此方の世界に来ました。それは貴女が使命を果たす時が来たからです。」
目の前にいる青年は真剣な表情で淡々と喋る。
だが、私の脳は全然着いていかないのだ。
『えーっと、つまり私は現世?で亡くなったからこの世界に来たの?』
私は脳をフル回転させながら青年に聞いてみた。
「…簡単に説明しますと、現世に貴女がいる場所はもう無いのです。だからこの世界で使命を背負い果たすことを1つの目的にし、もう一度新しい人生をやると言うことです。」
ようやく、私の脳は整理が終わり何となく理解する。
「…そろそろ時間のようですね、それでは新しい人生を歩んで下さい。」
青年の最後の言葉を聞くと光に包まれ込み、意識が無くなった。
目が覚めた時は泉の真ん中に立っていた。
黒髪の青年が言っていた言葉、今の私の記憶には青年の言葉しか分からないのだ。
私は満月が浮かんでいる綺麗な夜空を見上げては呟いた。
『…貴女の名前は”ナツキ”か…何か懐かしいや…』
私は懐かしさを抱きつつ目をゆっくり閉じた。
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- Re: ゼルダの世界でもう一度人生を。 ( No.1 )
- 日時: 2016/09/08 17:20
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
目が覚めるとそこは先程までいた、泉ではなく何処かの家の中だった。
どうやら私は目を瞑った時意識が無くなったみたいだ。
私はベッドから出れば、家の玄関らしき扉を開ける。
すると目の前に広がったのは美しく、長閑な感じがする風景だった。
何故か見覚えがある、必死に思い出そうとすると頭が痛くなる。
頭痛があまりにも酷いのでその場にしゃがみ込んでしまった。
「ちょっと、大丈夫!?」
上から声が聞こえた。
下げていた顔をあげるとそこには心配そうに私を見ていた少女と青年がいた。
何でだろう、この二人も知ってる気がする。
また頭痛が酷くなったが、二人に悟らせないように顔に出さず私は二人に聞く。
『あの、此処は何処ですか?私、泉にいた筈じゃ…』
「あ、自己紹介がまだだったわね、アタシはイリア、で、此方がリンク。そして此処はトアル村。」
「泉の近くで倒れてる君がいたから連れて来たんだ。何か、ゴメンな」
イリアと名乗った少女(以下イリア)は隣にいる青年の名前も言い、村の名前も教えてくれた。そしてそれに続くようにリンクと名乗った青年(以下リンク)は、何故私が此処にいるのか説明をしてくれた。
名前も村も知っているような気がした。
いや、きっと気のせいだ。
「あの、貴女の名前は?」
イリアは少し躊躇しながら訊ねてきた。
そう、私が唯一記憶にあるものを。
『……私の名前はナツキ』
「ナツキね、、素敵な名前だわ、、それと、貴女は何処から来たの?」
やはり聞かれた。
『ごめんなさい、名前以外は何も覚えて無いの』
私は真実を伝える。
イリアは最初は驚いた顔をしたが、直ぐに優しい笑みをすれば
「そうなの、、ねぇ、思い出すまでで良いからさ此処で暮らさない?」
と私の手を優しく両手で包みながら言った。
『…良いの?』
「勿論よ、ね?リンク」
「あぁ、そうだな」
リンクも頷けば、私に優しい笑みをした。
『、、、思い出すまでお世話になります』
私は頭を下げた。
「良かった、アタシ同じぐらいの年の女の子が村に来てくれたの嬉しい…!そうね、早速お父さんの所に行って住む場所を決めましょ!!」
イリアは私の手を握れば、お父さんがいる家へと入って行く。
後からリンクも家の中へと入ってきた。
- Re: ゼルダの世界でもう一度人生を。 ( No.2 )
- 日時: 2016/09/18 19:32
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
今、何故かリンクと二人でお父さんこと村長のボウさんを呼びに行っているイリアを家の中で待っている。
私は無言でイリアが向かった方を見ては待つ。
命の恩人であるリンクに喋らないのは申し訳無いのだが、私は表には出さないが正直内心は焦っているのだ。
あのイリアに言われた言葉。
"住むところを決める"
記憶が無い私にとっては一番ヤバイことなのだ。
記憶が無い=家が分からない。
なのだ。
と言うことなのだが、かれこれ10分ぐらいイリアが行ってから経つのだが、何かあったのだろうか。
あぁ、もしかしたら余所者の私を何とかして村長さんを説得させて村に住ませようとしているのかもしれない。
あぁ、何か私、迷惑掛けてるかな…
でもさっき、ここに居させてくださいって言ってしまったし。
すると、急に頬を軽くだが隣の奴(リンクだと思う)につねられた。
『いひゃい!、何しゅるんでひゅか!!』
「だって、迷惑掛けてるかなって言う顔してるから。」
リンクってもしかしてエスパー…!?
ってか、表には出してなかった筈だが。
『……別に、そんなこと思ってませんから』
「本当に?」
コイツ疑いの目をしてるな。
これはもしかして本当のことを言わないといけないのか。
いやそれは嫌だな。
「本当のこと言わないと、また頬をつねるぞ」
『……地味に痛いから止めてください。言いますから』
あぁ、これは自滅だよ。
「ふーん、あれは嘘だったんだな。じゃ、本当のこと言ってよ」
『……迷惑かなって思いました、此処に来ちゃったのは間違いかなって』
本当のことを言うとリンクの顔が真剣な表情になった。
「間違いじゃない、トアル村のみんなは優しいし、受け入れてくれる。それにイリアが今までより笑顔なんだ。」
なんだ、リンクは優男なのか?
「それに…」
『…それに?』
「オレも嬉しいし、ナ、ナツキが村に来てくれたこと///」
コイツ、然り気無く恥ずかしいことを言ったな。
何だか、リンクが可愛く見えたのは気のせい……な筈。
- Re: ゼルダの世界でもう一度人生を。 ( No.3 )
- 日時: 2016/09/19 15:29
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
あの会話から少し経ったあと、イリアが村長さんらしき人を連れて帰って来た。
「遅くなってしまってごめんなさい。住む場所決めるのに話が長引いちゃって」
申し訳なさそうな顔をするイリアも可愛い←
え?キャラが崩壊してるって?そんなの気にしない気にしない。
「君が、ナツキかい?イリアからは聞いておる。私がこの村の村長のボウだ。」
『あ、はい』
急に声を掛けられたのですごい短い返事になってしまった。
「イリア、ナツキの住む場所って?」
リンクはイリアに私が聞きたかったことを聞いていた。
「リンクの家に決まってるでしょ?アタシの家はもう無理なのよ。本当は一緒に住みたいけど、それに今日彼が帰ってくるわ」
あらら?イリアさん、最後の言葉言った時の表情なんだか嬉しそうな表情をしたような。
しかもリンクは彼と言う言葉を聞いた瞬間嫌な顔をしたような。
あれ、何だろう、私この関係邪魔しちゃダメだよね。
うん、そうだよね、
私はイリアの手をそっととり、
『イリア、お幸せに。』
満面の微笑みで言った。
「ありがとう、でも何か誤解してるわよ?アタシとリンクは幼馴染みよ。それにリンクはヘタレだし」
リンクさん、何かすごい言い様になってるんですが、大丈夫か?!
「ヘタレ違うわ!!」
「ヘタレでしょ!!」
『あの……仲良いですね』
もう掛ける言葉はこれぐらいしかない。
「これは日常だから落ち込むことは無いぞナツキ」
『え?ボウさん、マジですか?』
「あぁ、だから気にするな」
『はぁ……』
何か、私本当にここに居て良いのだろうか(色んな意味で)
- Re: ゼルダの世界でもう一度人生を。 ( No.4 )
- 日時: 2016/09/19 15:54
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
イリアとリンクの平和な喧嘩が終わり、私とリンクは村を回ることにした。
『迷惑かけてしまって、ごめんなさい』
「だから迷惑じゃないって、謝んなよ」
頭を下げて謝ったらリンクが必死に頭をあげてと言ってきた。
まず最初に案内されたのは村でたった一人の剣士のモイと言う人のところだった。
「モイさん、紹介するよ。この子が今日からこの村に住むナツキだよ」
「おぉ、昨日リンクが運んでた子か。オレはモイだ。体調はもう大丈夫なのか?」
『ナツキです。体調は大丈夫です』
「礼儀正しい子じゃないか!リンクが惚れるのも分かるわ!」
「ちょ、モイさん!?何いってるの!!?」
『リンク?』
「何でもない!」
私はモイさんの冗談を長しながら、顔を真っ赤にしているリンクを見た。
が、そっぽを向かれた。
まぁ、良いや。
「ハハハッ!若いって良いな!」
リンクは私の腕を引っ張りながら歩き出した。
何があったのだろう?
最初の出だしは最悪?だったが何とか村のみんなに挨拶をして、リンクの家に来た。
「確か、使ってないベッドがあったからそれ使って寝ていいから。」
『ありがとうございます』
「あとは……」
リンクの家に入れば私の寝る場所を教えてくれたり、自由に過ごしてて良いと言ってくれた。
お世話になる身なので何か手伝いをしなければと考えていると、リンクが声をあげた。
『どうしたんですか?』
「それ!!」
『え?』
「敬語止めて、堅苦しいからさ。もっと気楽で良いから」
『…はい』
果たして、私がタメで喋って良いのだろうか。
まぁ、敬語で喋らないように心がけよう。
- Re: ゼルダの世界でもう一度人生を。 ( No.5 )
- 日時: 2016/09/20 18:34
- 名前: 青夏* (ID: lJWT90W0)
それからと言うもの、何も起きず次の日になった。
まぁ、ここには時計と言うものは存在しない。だから正確には分からない。
あれ?
私、何て言った?
記憶が無い私には自分が怖いと思った。
いや、もしかしたら私は城下町に住んでいたのかもしれない。
そこなら時計はあるはずだ。
何だか自分が怖くなってきた。
私は自分でも分かるぐらい顔を歪ませながら泉を眺めた。
「ナツキ、此処に居たんだ」
急に肩を叩かれ、私はそちらに振り向く。
まだ、日は昇り切っていないのに何故か寝ている筈のリンクがいた。
しかも若干息切れしてるし。
『…ちょっと眠れなくて…あれ?リンクは何で起きてる…んですか?』
何とか敬語にせず話そうと思ったが無理だった。
「あーぁ、オレさ、牧童だからさ朝早いんだよね。」
『なるほど、朝早いなら何故此処にいるんですか?』
「いや、、、その、、、ナツキに牧童の仕事どんなのか教えようかなって思ってさ、起こしに行こうとしたら居なかったから探してた」
私は後から牧場に行く予定を立てていたのだが、それは私一人で行くことは無くなった。
私は立ち上がり、泉の真ん中まで行く。
『…私が此処で倒れて居たんだよね』
「…?そうだけど…?」
何か思い出せるかなと思ったが何も思い出せなかった。
『何でも無いです。さ、行きましょ。』
「……あんまり無理するなよ。何かあったらオレに頼れよ。」
『……はい』
私がリンクの傍に行くと、優しく頭を撫でられた。
何だか安心する。
行こうと言うと、リンクは少し微笑んでから私の左手と自分の右手を繋ぎ歩き出した。
何でだろう、私、一人で歩けるのに
私は疑問に思いつつも、まぁ良いかと思いリンクの後を着いていった。
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