二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【東方万華鏡】 この幻想郷で生き延びることを決めた
- 日時: 2017/04/05 09:30
- 名前: garba (ID: drOPLZQC)
序章 霊夢との出会い >>08
一話 通りすがりの魔女 >>01
二話 デジャブ >>02
三話 デジャブは前兆 >>03
四話 狂気 >>04
五話 能力と支配 >>05
六話 実践の時間 >>06
七話 鋭打 >>07
八話 魔の手 >>09
九話 感情 >>10
東方小説です。初見の方でも読みやすい様にしていますが、苦手な方、または設定がわからない方は調べるかしてお読みください。
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- 【東方万華鏡】幻想郷で生き延びることを決めた。 ( No.1 )
- 日時: 2016/09/22 09:59
- 名前: garba (ID: LQ6lWmHc)
- 参照: タイトル変えました〜。 一話 〜霊夢と俺と魔法使いと〜
この後の話をすると、ここにいる妖精などは飛べるらしい。
しばらくはシュールな光景だろうが、我慢してくれ。とのこと。
そしてもちろん霊夢の飛べるのだ。
こんな足で永遠亭とかいうとこまで歩けるはずもないので、霊夢におぶってもらい、霊夢が飛ぶ。という移動法で永遠亭まで行くことにした。
「うわあ…マジで空飛んでるよ…」
「こんな奴らがうじゃうじゃいるわよ。しばらく見て慣れないとね…」
いつまで見ても慣れねえよ。そう心の中で突っ込んでも霊夢には聞こえない。
「中には箒で飛ぶやつもいたりね。」
「箒!?小学校でやったやつじゃん…w」
小学校で魔法の箒!!とか言ったりして箒にまたがった覚えがある…
何か懐かしい感覚に浸っていると、永遠亭に着いた。
しかし、中にいるはずの『永琳』というやつがいないらしい。
そんな時、金髪の箒を持った女が現れた。
「よお霊夢!!こんなとこで何してんだ?」
あれ?箒…って、霊夢の言ってた…
「ああ、魔理沙、ちょっと人間の子が倒れてたもので、治療しに来たのよ。
でも、永林がいなくて…」
「あっ、永林なら紅魔館へ出かけたぞ?」
「はあ!?永林が!?なんであいつなんかが…」
「え?なあ、もしかしたら…今日俺治療できない感じ?」
「……………そんな感じね。」
「散々だよもう……」
結局、博麗神社という霊夢の神社で治療してもらえることになったんだとよ。
- Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.2 )
- 日時: 2016/09/22 12:58
- 名前: garba (ID: LQ6lWmHc)
- 参照: 二話 〜デジャブ〜
『ボォォォォォォォォォォォン!!!』
どこかから、大砲の爆音がする。
至る所が燃え、人の死体が重なった光景が俺の目に映る。
逃げようとしても逃げられない。
まるで、足が束縛されたように。
銃声が絶えない。地面には亀裂が走っている。
少し離れた場所にある高台には、なぜか兄がいた。
腕が束縛され、顔は下を向いている。
なぜ、兄がここにいるのか。その答えを知っている気がした。
思い出そうとしても思い出せない。じれったい感じがした。
そして、高台に角を生やした女が登ってきた。
これから何をするのか。それも知っている気がした。
ーーーまるで、物語の結末を知っているように。
『バァァァァァァァァァン!』
突然、兄に向かって発砲された。
何か、デジャブの気がする。
もう、絶対経験したくないような。
冷や汗をかいて、身体中が熱い。
怒りがこみ上げてくる気がする。
突然、視界が真っ暗になった。
力が抜けていくような気がする。
ーーー目を開けると、屋根が見えた。
「ハッ…!!、ユメ…か。」
5時45分。俺は起床した。
「ふわぁ…起きるか。」
俺が顔を洗おうと立ち上がったその時。
『グキッ』
「痛っ!!って…足を怪我してたのを忘れてた…安静って言われてたな。」
「あら、優也。おはよう。なかなか起きるの早いわね…」
挨拶をしに来た霊夢はもう服装も髪も整っていた。さすが巫女である。
「そういえば、魔理沙は起きたのかしら…お味噌汁が冷めちゃうけど…」
と言って霊夢は魔理沙を起こしに行った。
「さて…居間に向かうか。」
そう言って俺は足をひきずった。
「魔理沙!!起きなさい!!」
「あ…あと五分…」
「そのセリフは聞き飽きたわ!!はよ起きろ!!」
「わ、私の布団があああ!!」
一方その頃、紅魔館ではーーー。
「まさか……あの『支配』がもう一度行われるというの…!?」
「そのように考えられるわ。なるべくこの情報は外部に漏らさないように…」
何かが起ころうとしていた。
- Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.3 )
- 日時: 2016/09/28 21:42
- 名前: garba (ID: gQZMAxE2)
『ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!』
老人「こ、こら!!待ちなさいあんた達!!」
盗人「やったぜ兄貴!!これで金に困らないぜ!!」
盗人(兄)「まだ安心するの早いぜ…警察が追ってきてる。」
盗人「取っ払っちまいなよ!!兄貴ィ!」
『キキィィィィィィィーッ!!』
男はバイクをドリフトさせ後ろに振り向く。
盗人(兄)「光符!!【スーパーノヴァ!!】」
『ボォォォォォォォォォォォン!!!!!』
男がそう言った瞬間、光に包まれると同時に大きな爆発が起きた。
盗人(兄)「光を操る程度の能力…なかなか便利だな…」
警察「おっと、犯人発見!!」
盗人「っ!?」
警察「最近は物騒だね〜…風符!!【グランドインパクト!!】」
『ボォォォォォォォォォォォン!!!!』
女は盗人達に向けて手のひらを前に出した。
そして手の真ん中に窪みを作り、風を集めた。
その集めた風にありったけの霊力を込めて発射する。
盗人「ぐわああああ!!!」
警察「はい、強盗と能力窃盗罪で12時35分、逮捕ね。」
盗人「クソッ……!!」
霊夢「最近、パトカーが通る数が増えたけど、なんでかしら…」
この幻想郷には、『能力警察』という犯罪を防ぐのに適した能力を持った人間が警察になれるというものがある。
最近は女の新人が増えたんだとか…
俺「なあ霊夢、さっきの話の続き、ここは日本じゃないってどういうことだ?」
霊夢「ああ、その話ね。ん〜と、簡単に言うとあんたは神に導かれたの。何かここでやり遂げたいがあるんじゃない?優也。」
俺「やり遂げたいこと…でもさっきから何かが引っかかってる気がする。兄が殺される夢まで見た…」
霊夢「…………え?」
俺がそう言った瞬間、霊夢は煎餅を食べていた手を止めて、深刻そうな顔で見てきた。
俺「ん?俺変なこと言ったか?」
霊夢「変なことも何も…それって戦争みたいな…」
俺「いや…詳しくは思い出せない。」
霊夢「ああ…そう。(これはマズイわね…)」
今、紅魔館で起きていること。
俺の見た夢。
幻想郷の過去。
全てが交差している今、何が起ころうとしているのか。
それを知る奴は、
『俺』なのであることを、知らなかった。
- Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.4 )
- 日時: 2016/09/29 20:34
- 名前: garba (ID: Y79UCnle)
その後の話をすると、『永林』とかいう奴に足を治療してもらった。
幻想郷の医療技術は凄いな。痛みも全くなく手術してもらった。
その頃、霊夢は朝飯を作っていた。
霊夢「う〜ん…優也が支配の夢を見たのなら…あいつは『紫苑』の弟だったとか…いやいやいや!!変なことは考えない!火加減失敗しちゃうんだから…」
俺「ああ…俺熱でもあんなのかな…?体が熱いしだるい…」
優也は居間で寝ていた。
俺「な、なあ、霊夢?」
霊夢「んー?何?今ちょっと手が離せない…」
俺「ああ、ならいい…(昨日からずっとだるい…なんでだろ。)」
霊夢「出来たわよ。」
俺がゴロゴロしていると、霊夢が朝飯を運んできた。
俺「おっ、味噌汁か。霊夢の作る味噌汁は絶品なんだよな…熱も吹っ飛んでいきそうだ…」
霊夢「……………ああ、そりゃどうも。……ん?熱?」
俺「(ズズッ…【味噌汁を飲む】)どうも熱っぽいんだよな…風邪薬とかないの?」
『グイッ』
俺がそう言った時、霊夢が俺に近づいてきた。
俺「な、なに?」
霊夢「…能力が…」
「え?」
ーーーーーーーーーーーーーー紅魔館ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ズガァァァァァァァァァァン!!』
警察「何があったんです!?」
レミリア「フラン!!もうやめて!!」
爆風の中レミリアが叫ぶ。
フラン「遊んでたぬいぐるみ…みんな壊れちゃう…だから、あなた達で遊ぶ!!」
警察「やめなさい!!風符!!【風紀道!!】
フラン「禁忌【レーヴァテイン】!!」
『ガァァァァァァァァァン!!!』
風と色とりどりの弾幕が紅魔館を包み込む。
咲夜「幻世【ザ・ワールド!】」
『キィィィィィン…』
咲夜はフランの放った弾幕をうまく避け、懐から懐中時計を出し、時を止めた。
咲夜「今だ…!」
『ビュッ!!』
咲夜はフランに向け投げナイフを数発投げた。
咲夜「そして時は動き出す…!!時止め解除!!」
フラン「あはは♪遅い遅い♪禁忌【カゴメカゴメ】」
フランは咲夜が近距離で投げたナイフをたやすく避け、弾幕を放った。
咲夜「っ!?(た、楽しんでる…!?)」
警察「グッ…!まだ暴れますか…ならば…嵐符!!【ハリケーントルネード!!】
フラン「っ…!や…やめ…」
警察「………やったか?!」
『ボォォォォォォォォォォォン!!!!!!』
フランが倒れたかと思うと、今度は黒い塊が身体中から出た。
レミリア「今度は何!?」
???「あやややや…何が起きてるんでしょう…」
- Re: 神様が愛した世界に平凡な学生が転生してくるそうですよ? ( No.5 )
- 日時: 2016/11/06 19:24
- 名前: garba (ID: GIbjwVb1)
フラン「はあっ…はあ…グハッ…」
警察「フランさん!?…っ、畜生!!血が…!!おまけに霊力まで…治療…!!」
警察がフランの胸元に手を当てたかと思うと、今度は風の力で血管に固まった血を吹き飛ばした。そうすると、血管と血管同士をバッグからあった特殊な器具から取り出し繋いだ。最後に体を縫い合わせて、治療を終えた。
警察「後は永遠亭で…!」
レミリア「フラン……どうしちゃったのよ…!」
ーーーーーーーーーーーーーー
霊夢「あんたに…能力が出来てるわ…!」
俺「………は?能力って…霊夢みたいな?」
霊夢「そうよ!まさしくそれ!!『支配』の夢を見てから薄々気づいてたけど…
その能力で、二回目の支配を防ぐの!!」
俺「…二回目の…支配?」
霊夢「ハッ…しまった!」
霊夢は口に手を合わせて何か諦めた顔をした。
俺「支配…紫苑…あ…」
霊夢「ちょっと!?優也!?」
「俺は…」
「あんたは…」
『努矢 紫苑の弟!!』
俺「あっ…」
霊夢「やっぱり…!」
俺「詳しく…話してもらおうか。」
霊夢「はあ…わかったわよ。まずね、信じられなくてもよく聞いて。」
俺は黙ったまま頷いた。
霊夢「この幻想郷では昔、支配という戦争が行われていたの。その支配が終わった時あんたの兄は殺された。その支配を行ったのは、『星熊 勇儀』。
勇儀は戦争の終わり際に、『この支配はもう一度行う。その支配の実態を知っているものがこと幻想郷に来た時、もう一度支配が行われるだろう。』と。
俺「んで、その実態を知る人物が…」
霊夢「ええ、まさしくあんたね。」
俺「なんか…厄介ごとに巻き込まれたのか…」
霊夢「厄介どころじゃないわよ!?あんたがこの世界を救わないと…地球もどうなるか、わからないのよ。」
俺「っ…」
その時、頭の中で金属音が響いた。
『地球』という言葉がリピートする。
俺「…、地球…」
その言葉に、何か強い意味が込められているような気がした。
ーーーーーーーーーーーーーー永遠亭ーーーーーーーーー
『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……』
永林「ふぃー……フラン、大出血ね。おまけに霊力も空っぽ。回復まで時間がかかるかなー。」
レミリア「…そっか。」
永林「…どうしたのよ、そんなそっぽ向いて。」
レミリア「え?…ううん、なんでもない。ちょっと昔のことを思い出してただけ。」
永林「そういや、ここら辺に人間が来たんだって?」
レミリア「ええ、そうみたいね。なんか『支配』を防ぐ用途で来たんだとか。」
永林「なんか…………幻想郷もいつ消えてもおかしくないわね。」
レミリア「…真顔で不吉なこと言わないで。怖い。」
永林「ごめんごめん。…でも、本当に油断できない状況だし…」
レミリア「ええ…腹括んなきゃ。」
永林「直々あいつが動くわよ…」
「はあ…あいつがねえ…」
二人は声を揃えて、そういった。
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