二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 魔人探偵脳噛ネウロ 〜魔人を『刈る』もの〜
- 日時: 2016/09/28 01:10
- 名前: 荒らし寸前子供 (ID: u5JYbeHw)
※この作品は、アニメ「魔人探偵脳噛ネウロ」を元にした妄想ストーリーです。
オリジナルキャラ、及び設定、能力(どうぐ)も登場します。
それらが含まれていても大丈夫、というかたは、閲覧よろしくお願いします。
〜脳噛・・・ネウロ・・・・
それが私たち「死神」が存在を保つ上で、もっとも邪魔な存在・・・
そう、・・・我らの平穏を保つため・・・
邪魔な者を消すは必然・・
必ず・・・始末する・・・
「死神」の未来がため・・・・〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ネウロ「・・・・・」
弥子「あれ、ネウロどうしたの?そんなボーッとしちゃって」
ネウロ「黙れウジ虫。我輩の行動に疑問など抱くな」
弥子「う、うん・・」
弥子(・・あれ、なにもしてこない?おかしいな・・いつもならそのまま首だけ向こうを向かせるのに・・)
ネウロ「なるほど、それを望むならやってやろう。可愛い下僕の願いだ」グキッ
弥子「グエッ!!の、望んでない・・・」ミシミシッ
ネウロ「ならばとっととチラシでも配ってこい。我輩のために働ける喜びを胸に抱きながらな」
弥子「い、行ってきばす・・・」
弥子(や、やっぱりいつもと変わんないか・・・。でも・・なに考えてたんだろう・・)
弥子「まぁ、ろくなことじゃなさそうだし・・いっか。あー、お鍋でも食べたいな〜・・お腹すいた・・・」
ネウロ(先程感じたあの感覚・・ナゾの気配・・・か?・・)
ネウロ「・・こちらの世界に戻ってからたいしたナゾは喰っていない。だが・・」
今度のナゾは・・我輩の腹をどこまで満たしてくれるかな?・・・
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- 第一話・『匂(かおり)』 part1 ( No.1 )
- 日時: 2016/09/28 23:41
- 名前: 荒らし寸前子供 (ID: u5JYbeHw)
街のはずれにある、薄汚いラーメン屋。
そこでは、最近減っていた客足を取り戻すために、
通常の3倍の量の超特盛ラーメンを売るようになった。
店の目論見は成功し、物珍しさを求めて客足は戻り始めていた。
しかし、その店は知らなかった。
この街には、『そんな料理』は長続きしないことを・・・。
店の中で鳴り響く、麺をすする音。
他に音は一切なく、中にいる人たちは、全員固まっていた。
「ズズズズズ・・・・プハーッ!!おいし〜!!」
店主「そ、そんな・・・ま、まだ5分仕方ってないのに・・あ、あの超特盛ラーメンを・・た、食べきるなんて・・」
店主は、目の前にいる、超特盛ラーメンを食べきった、まだ幼い高校生の少女に驚愕していた。
「・・あの〜・・・」
店主「は、はい!!おみ、・・お見事ですね!!それでは、食べきった商品として・・この商品券を・・」
「いや・・その・・そうじゃなくて・・」
店主「・・・はい?・・」
「・・もう一杯いただけます?」
店主「へ・・・・へ!?・・・もう一杯!?これを!?」
店主はその場にヘタリ込み、店の中にいるほかの客は、店主を哀れな目で見ていた。
そうしていると、少女のバッグから携帯の音が鳴り響いた。
「あ・・・もしかして・・」
携帯を開くと、少女はため息を漏らしながら席を立った。
「ごめんなさい・・ちょっと急用ができちゃって・・もう失礼します。あ、その商品券いただけますか?」
店主「は・・・はい・・・どうぞ・・・」
「ごちそうさまでした〜!!」
客の男性「・・すげえ女の子だったな・・この街にはあんな子がいるの?」
客の女性「あら、あなた知らないの?あの子、ちょっと前まで世間で話題になってた、『女子高生探偵』よ」
客の男性「え?・・あ〜、あの『アヤ・エイジア事件』の・・」
客の女性「そう、女子高生探偵の、『桂木弥子』よ!!」
弥子「おまたせ〜・・・ガベッ!?」
弥子が事務所に戻ると、突然顔面を握られ、宙に持ち上げられた。
「相変わらずのノロマめ。我輩の時間と貴様の食事の時間は被せるなと言っただろう」
弥子「そんなの無理に決まってるでしょ!!私のご飯に規制をかけるなんて、ネウロの人でなし!!」
弥子を握りつぶそうとしている、人外の手。
その手の主は『脳噛ネウロ』と名乗る、弥子の『助手』である。
「ほう・・・我輩の『お願い』をそのように無下にするとは・・人でなしはどちらか・・」ギュゥゥゥ
弥子「お願いじゃなくて命令だし・・ギャー!!、ごめんなさい!!」
手を離され、開放された弥子は、立ち上がってネウロに訪ねた。
弥子「はぁ・・。ねえ、また事件?依頼人は?」
ネウロ「あぁ、謎の気配はしている。だが依頼人はまだ来ない」
弥子「?・・どういうこと?」
弥子が疑問に思っていると、突然事務所のドアからノックされ、ひとりの男性が入ってきた。
男性「あの・・先ほど電話させていただいた野上と申しますが・・」
ネウロは先程まで弥子に見せていた人を見下した顔から、『営業用』である明るい好青年のような振る舞いをとり始めた
ネウロ「お待ちしておりました!先生もちょうどお戻りになったところです。それでは先生、お話を聞いてあげてください!」
弥子「う、うん・・・」
野上はソファに座り、弥子達に依頼内容を話し始めた。
内容は、自分が務めるフラワーガーデンで起きた、不可解な事件についてだった。
自分の勤務中に、突然同僚の女性がガーデン内で死亡した事件だという。
その場にいた人物は、被害者意外おらず、警察は、不自然な自殺とみて捜査を進めているらしい。
野上「彼女は・・長い付き合いの先輩で・・いつも僕にも優しく接してくれて。仕事のミスも、原因から聞いてくれて、一緒に解決してくれたり・・本当に素敵な女性でした」
弥子「いい人だったんですね・・」
ネウロ「それでー・・、その方の亡くなる前に最後に会ったのは、いつでしょうか?」
野上「え?・・あぁ・・彼女を最後に見たのは、亡くなる30分ほど前でした。まだ園内で花に『スプレー』をかけていて、それを見たのが最後です。そのあとは、別の職員が彼女を発見し、私が通報しました」
弥子は野上の言葉に疑問を感じた。
弥子「『スプレー』・・ですか?なんで花にスプレーなんか」
野上「はい、うちの園では、『花の匂いを統一』させているんです。花のデザイン、形に注目してもらうために匂いを変えているんです」
ネウロ「なるほど〜、中々斬新ですね!ねえ先生!」
弥子「そ、そうだね・・・ははは・・」
ネウロの感情のない笑いに目をそらしながら、弥子は苦笑いをした。
ネウロ「それでは、話しもあらかた聞きましたし、現場の方へ向かいましょう」
弥子「え、今から?私ちょっとごはん食べたりないんだけど・・」
ネウロ「口答えをするな、ゴミ虫め。我輩の食事を邪魔してまで自分の欲求を満たしたいか」
弥子「私だってお腹いっぱいになりたいよ!!」
ネウロ「ならばコイツでも食っていろ。奴隷2号にやる予定だったものだが、貴様にくれてやる」
弥子「え、吾代さんに?・・もしかして・・」
弥子は、ネウロに渡された袋を見て呆れ返った。
弥子「・・・キャットフード・・」
ネウロ「ウジ虫には豪華すぎる愛玩動物の餌だ。貴様ならば食物連鎖の原理すらも覆せるだろうしな」
弥子「そういうことじゃないでしょー!!」
野上「あのぉ・・」
ネウロ「ああ、申し訳ありませんそれでは行きましょう!先生☆」ギュッ
弥子「グエッ!!は・・はぃ・・・・・」
弥子はネウロに首を掴まれ、そのまま引きづられていった。
・続く・
- ご挨拶 ( No.2 )
- 日時: 2016/09/29 00:14
- 名前: 荒らし寸前子供 (ID: u5JYbeHw)
皆さん!初めまして、もしくはお久しぶりです!!
4年ほど前まで、「コメディ・ライト小説版(旧)」のほうで小説を書いていました、荒らし寸前子供です!!。
今回は、2008年にアニメ放映されていた『魔人探偵脳噛ネウロ』の続きを妄想して書かせていただいております。
アニメ版の設定を元にしているため、原作のコミック版とは異なる設定があります。ですので、これから続きを読む方は、お気をつけください。
下からは、とりあえず今回登場した『メインキャラ』を紹介していきます。サブキャラは特に紹介する予定はありませんので、あしからず。
脳噛ネウロ・魔界からやってきた謎の魔人。三ヶ月ほど前に南米で起きた異常現象の際に行方不明となっていたが、数日後に桂木弥子の元に戻る。
本来の姿は鳥の顔のような頭をしており、自身がエネルギーとする『謎』を食する際にこの姿へと戻る。
弥子のことは人間界での食料を得るために利用するためだけの存在としていたが、互いにそれなりの信頼感はもっている。
『魔界777ツ能力(どうぐ)』と呼ばれる特殊な力をもっている。
桂木弥子・現役女子高生の探偵。父親を殺害された折に絶望していたところをネウロに見込まれ、探偵として活動することになる。
心優しい性格を持っており、知らないうちに周りの人を惹きつける魅力を持つ。
とんでもない大食感であり、かつて温泉旅館のバイキングを一人で食い尽くしてしまうほど。
吾代忍・元金融会社の副社長代理だった男。ネウロに使いやすそうな男と認識され、自分たちが使用していた事務所ごとネウロに利用される。チンピラのような風貌で、実際荒っぽい面もあるが、弥子たちのことを心配したりなど、根は優しい(と思われる)。
現在は事務所から離れているが、いまだにネウロに『奴隷2号』として使われ続けている。
これからもアニメに登場したキャラも出す予定なので、気まぐれ更新となりますが、しばらくよろしくお願いします!
それでは!!
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