二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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俺得キャラに脱出ゲームしてもらう話【グロ要素】
日時: 2016/12/22 08:52
名前: 林檎飴 (ID: X.Y5W974)


初めまして。
今作は私、林檎飴の俺得キャラを謎の空間に閉じ込めて、死んでもらったり、逃げてもらったり、戦ってもらったり、脱出してもらう話です。
勝手に殺していたりなど、皆様の機嫌を損なう要素が含まれています。
口調のズレなども激しいと思われます。
完全な二次創作と割り切って読んでもらえると幸いです。

使用させていただくキャラは今のところ以下になります。

ザック(殺戮の天使)
ギャリー(Ib)
カロン(被虐のノエル)
ひろし(青鬼)
サンズ(undertale)
デデデ(星のカービィシリーズ)
ソニック(ソニックシリーズ)

追加があれば追加します。
よければキャラの案をいただけると助かります。



世界については、真っ暗闇の中に扉が5つあり、
二人までなら同時入室が許される。
扉のむこうには小さな世界があり、各室に記されている目標を果たせば鍵が得られます。
5つの鍵を同時に差し込み、回すと開く大きな扉があり、
この扉を開けば元の世界に戻るとなっています。
皆がどのように動くのか、それは彼ら次第です。


それではお楽しみください。

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Re: 俺得キャラに脱出ゲームしてもらう話【グロ要素】 ( No.1 )
日時: 2016/12/30 20:11
名前: 林檎飴 (ID: X.Y5W974)


「まさかこんな生物も居るのですね…科学的には信じられませんが」
そう呟いたのはひろし。
鬼から逃げ、生き延びるという目標を持つ少年。

「……俺様の腹をつつくな…気にしてるんだぞ結構」
対するのはデデデ。
正義にもなり、悪にもなるハンマー使い。

「あー、俺の針には触らないでくれ。デリケートなんでね」
ひろしの腕から逃れたのはソニック。
風と生きてゆき、束縛を嫌う音速を持つ少年。

「あら、貴方結構紳士的なのねぇ…骨の癖に」
暫し離れた場所に居るオカマことギャリー。
美術館で少女と行動を共にする、青き薔薇の持ち主。

「heh,そりゃどうも、お兄さん。骨の癖にってのは余計だぜ?」
ギャリーの膝に乗っかるのはサンズ。
呆け癖のある見張り人であり、最後の審判者である骨。

「お前ニヤニヤしてんじゃねぇよ殺すぞ」
イライラした様子でサンズを睨むのはザック。
人の笑顔を嫌う殺人鬼であり、鎌の使い手。

「…何故私がこんな場所に居るのか理解できないな」
ザックの鎌を取り上げているのはカロン。
人間の生き方を知り得ている、赤眼の大悪魔。

さぁ、皆が目覚めたようだ。

Re: 俺得キャラに脱出ゲームしてもらう話【グロ要素】 ( No.2 )
日時: 2017/01/12 00:48
名前: 林檎飴 (ID: X.Y5W974)


「…にわかには信じがたいですが、どうやら僕たちはそれぞれ違う世界にいて、何かしらの意図によりここに連れてこられたようです」
ひろしは淡々とそう述べてぐるっと辺りを見渡した。
視界に入るのは暗闇ばかり。
唯一色があると言えば、それぞれの世界から選ばれて来たらしい者達と、小さな扉五つと、鍵穴が五つある大きな扉。
ひろしは一つ、溜め息を吐いた。
何だかんだで、青鬼から逃げるという世界にいる彼は、心のどこかでもうこの事態を受け止めつつあった。
そんな彼を睨んで問い詰めるのが彼、
「何でんな事がわかんだよ?」
ザックである。
「この紙に丁寧に書かれているんです。読めませんか?」
「文字はわかんねぇんだよ!」
ひろしがザックに見せたのは、扉の前に置かれていた紙切れだ。
ザックからしてみれば、意味不明の記号が並んでいるだけに等しい。
それを理解したひろしは、ご丁寧に中身を説明してやった。
「この紙には、この場にいる皆さんが誰かの手によって別々の世界から連れてこられた、ということと、この空間とそこにある扉の事についてが記されています。どうやらその小さな扉のなかにはそれぞれ鍵があるらしく、中で固定されている目標を達成すれば手にはいるようです」
「おい」
「それぞれ手にはいった鍵五つをその大きな扉に差し込めば、どうやら元の世界に戻れるらしいです。嘘かはわかりませんが、今はこれを信じるしかないでしょう」
「わかんねぇよ!!もっと分かりやすく言え!」
ひろしは困惑した。
説明が終わったと思えば、分からないと言うのだ。
これでも丁寧に説明してやったのに。
そこで助け船を出してくれたのがサンズだった。
「試練を達成して鍵を手に入れれば帰れるってことさ。試練はその五つの扉のなかにそれぞれあるらしいぜ?」
「めんどくせぇ…」
「heh…別にお前さんが絶対に入らないといけない訳じゃないさ。他の奴が何回入っても良いようだしな」
ザックは一気にやる気をなくしてきたのか、それともアホらしくなったのか…その場に座ると会話に参加する気がないことを表した。
サンズは予想通りの反応なのか少し目を細めて笑った。
笑ったというよりも苦笑に近かったが。
「あの、助かりました」
ひろしは丁寧に頭を下げて礼を言った。
自分よりもいくらか背の低いモンスターに頭を下げて礼を言うと言うのは、少しおかしな絵だった。
「いや、お前さんは少し賢すぎるってだけさ。少しは肩の力を抜いてみな」
僕もいつもはそうしてるんだ、と言ってサンズは何を思ったのか少し笑った。

【今回はサンズ君とひろし君とザック君の回でした】

Re: 俺得キャラに脱出ゲームしてもらう話【グロ要素】 ( No.3 )
日時: 2017/02/03 08:47
名前: 林檎飴 (ID: X.Y5W974)


パンッと大きな手を叩く音。
皆が皆、驚いた。
「どうしてこんな所に来たのかは分からないけど、名前を知らないのは不便だわ。自己紹介しましょうよ」
そう言ってにっこりと微笑んだのは、ギャリーだった。
皆視線を交差させて、ギャリーの元へと寄っていく。
中には不愉快そうな顔の者も居たが、ちゃんと近寄って来る辺り、早く帰りたいのは同じなのだろう。
「じゃあ私から…私はギャリー。宜しくね」
フフっとギャリーは笑って次を促した。
「…俺はザック。邪魔したら殺す」
「あら、それだけ?」
「悪いかよ(作者が口調迷子らしい)」
「いいえ。貴方らしくて良いんじゃないかしら?(あら、そうなのね)」
ザックは顔をしかめて黙った。
彼なりに次を待っている…と思おう。
「俺はソニック。ソニックザヘッジホッグ。宜しくな」
「貴方、そう言えば結構楽しそうね」
「ワクワクしちゃってたまんないくらいだ」
「…怖くないの?」
「こんなの慣れっこだからなぁ…怖くないな」
強がりとかそんなのじゃなく、ソニックはそう答えて次を促した。
「俺様はデデデ。…おい笑った奴表出ろ」
「ごめんなさいね、フッ、可愛らしいっ名前だとw思ってww」
「デデデ……w」
「僕は良い名だと思うぜ?…デデデ」
「「フッwwww」」
「ふざけんなよ?ふざけんなよ??」
しかめっ面のまま、次だ次、とデデデは言った。
「僕はサンズ。スケルトンのサンズさ」
「貴方、結構余裕そうね?」
「……さ、次いくと良いさ」
サンズは一瞬表情を無くして、だがすぐにまた笑みを戻して次を促した。
「私はカロン。…攻撃に長けているわけではないから期待はするな」
「カラスだ」
「カラスね」
「鳥頭だ」
「カラスではない!大悪魔だ!!」
カラスは…じゃない、カロンは腹立たし気にしつつ次を促した。
「僕はひろしです。宜しくお願いします」
「真面目な子ね」
「ありがとうございます」
ギャリーは少し笑った後、さぁどうするかと本題に移った。

Re: 俺得キャラに脱出ゲームしてもらう話【グロ要素】 ( No.4 )
日時: 2017/02/15 21:51
名前: 林檎飴 (ID: X.Y5W974)


「今はこれを信じて扉を潜るしかない。問題は、中の『試練』がどんなものなのかがわからないことね」
ギャリーは、そう言って扉を眺めた。
中がどうなっているのか、ましてやどんな試練が待っているのか。
それすらも分からないのだ。
「…五色の扉が準備されてるのね…色は……」
「赤と青と緑と黄色…あと灰色だ」
「ありがとう」
色から内容を予想してみようとも思ったが、残念なことに思い付かない。
つまりは、
「運って事だな」
運だなんて信じたくはないが、彼等はそれしか言えなかった。
「…こんな時間軸、前にもあったか…?」
ぼそっと呟いて、サンズは重苦しく溜め息を吐いた。
『時間軸』の意味を理解したものはいない。
ただ誰もがしっかりと、扉を見つめていた。


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