二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- キャラクター達は世界を救うために駆けるようです【キャラ募集】
- 日時: 2017/01/15 00:54
- 名前: カネゴン (ID: ugLLkdYi)
—————キャラクター達よ、駆けろ。己が世界を救わんがために
様々なアニメ・ゲーム・マンガ・特撮のキャラクター達が存在する宇宙があった
そしてその宇宙には幾つもの平行する世界があった
宇宙内にあるそれぞれの世界は互いに相容れず、それぞれの世界に生きるキャラクター達は、自分達の生きる世界以外に他のキャラクター達が存在する世界があることなど知る由もなかった
何故なら彼らはそれぞれ自分達のいる世界で物語を綴り、そこで生き、そして死ぬ
生きている世界が違うキャラクターとキャラクターは、互いに出会うことはないはずなのだ
それが当たり前であり、この宇宙の"理"だった
………しかしある時、その絶対であったはずの"理"が何者かによって破られてしまった
そしてそれは、全世界の終焉の始まりだった———————
————————————————————————————————————————————
初めまして、カネゴンです
皆さんの書く色んな作品のキャラクター達が共演する小説に触発されて、自分も小説を書いてみたいと思い、小説を投下してみることにしました
今後ともよろしくお願いします
この小説を読む上での注意
★オリ主、オリキャラ要素を含みます
☆キャラ崩壊や独自解釈があるかも知れません
★駄文、乱文にご注意ください
☆荒らし行為は私自身はともかく、他作者様や、運営様にも迷惑のかかる行為ですので絶対にやらないでください
★更新は不定期ですが、比較的早い投下をできるように努めていくつもりです
【オリキャラ募集】
>>3
【素敵なオリキャラの皆様】
>>5逸見譲二(ゼラチン様) >>6ルシーリア(ピコパ様) >>7村雨月音(フランソワーズ様)
>>8ミズキ(黒猫δ様)
【参戦予定作品】
スーパーマリオブラザーズ
星のカービィ
ゼルダの伝説
チーターマン
スペランカー
バイオハザード
モンスターハンター
東映版スパイ●ーマン
ファイナルファンタジー7
艦隊これくしょん
SaivorCat hachimiri -救世主猫-
Nightmare City/Nightmare City Catasturophe
棒人間バトル(うごくメモ帳)
東方project
VOCALOID/UTAU
とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲
他、順次追加予定
【各章】
序章 『???』の世界
>>1 >>2
- Re: キャラクター達は世界を救うために駆けるようです ( No.1 )
- 日時: 2017/01/13 23:19
- 名前: カネゴン (ID: ugLLkdYi)
———序章 『???』の世界———
「ハァ、ハァ...」
辺りに人の気配はない........、それどころか生き物の痕跡というものが確認できない
在るのは瓦礫の山と化した建造物ばかりだ。そしてそれらの大半は業火に包まれ燃え盛っている。
埃の臭い、火の臭い、溶け出した鉄の臭い...、いずれにしても人にとっては害にしかならない臭いが辺りを漂っている
そんなゴーストタウンで、一人の少年が必死に歩を進めている
「ハァ...、くそっ...!」
少年は息切れするほどに走っていた
必死に、何かから逃れようとするように走っていた
それもそのハズである、彼はただ走っているのではない。逃げているのだ
正体不明の何者かから、自分を生い立てるカゲのような者から
「どうしてこんなことに......!」
少年にとってこの瓦礫と炎の街は見知らぬ地だ
少年は突然この街で目覚め、そして命を狙われているのだ
何もかも分からないまま、突如として自分を殺そうとする者達に追われる...
それほどの恐怖が今、この少年に襲いかかっていた
「うっ...ぐっ...、ハァ...」
ぐちゅり、と
何か嫌な感触がする物を踏みつけたが、少年はそれに目もくれず走り続けた
きっと踏みつけたソレを見てしまえばずっと立ち止まってしまうから、少年は走り続けることを選んだ
「ここは何処なんだ...!」
少年は叫んだ
それは誰への問いかけでもなく、この恐怖を打ち払うために咄嗟に叫んだに過ぎなかった
「僕はどうして、こんな所にいるんだ...!?」
少年は再び叫んだ
それは誰への問いかけでもなく、心を完全に覆わんとする恐怖と絶望を振りほどかんがために叫んだに過ぎなかった
「どうしてこんなことに......!!」
少年は三度叫んだ
それは誰への問いかけでもなく、彼の発した言葉は虚しく宙を切るだけだった
「僕は.........」
少年は叫ぼうとした
しかし燃え盛っている炎による煙に喉をやられ、上手く叫ぶことはできなかった
「僕は.............!」
少年は今度こそ叫んだ
「僕は誰なんだ...........!?」
少年のその叫びは他の何者でもない、自分自身への問いかけだった
しかしその叫びは誰にも届かない、誰もその叫びへは答えない
少年はただ走り続けていた
このゴーストタウンから抜け出すために
自身の命を狙うカゲ達から逃げるために
自分自身が何者なのか、その答えを探すために——————
- Re: キャラクター達は世界を救うために駆けるようです ( No.2 )
- 日時: 2017/01/14 00:43
- 名前: カネゴン (ID: ugLLkdYi)
◆
「.........」
少年は廃墟の中の、薄暗い一室でうずくまっていた
息は絶え絶えで、もう足には十分に地面を蹴るほどの力は残っていない
「......どうして、こんな目に...」
カゲがこちらに来ているような様子はない
うまく撒けたのかも知れないし、もしかしたら外で待ち伏せをしているのかも知れない
「....ハァ、ハァ....くっ...」
...いずれにせよ、ここでずっとうずくまっていても何も解決はしない
少年は最早力の込もっていない足に目一杯の力を込めて立ち上がろうとした
その時だった
ガゴン、と嫌な音がした
少年がうずくまっていた部屋の扉が力任せにこじ開けられた
ズッ、と
カゲが少年の前に現れた
カゲはニヤリと笑った
そしてカゲは少年へ迫っていた
(クソッ、どうすればいい...)
カゲは迫り来る、少年に焦りを覚えさせるように
(いやだ、僕は...)
カゲは迫り来る、少年に恐怖と絶望を与えんがために
(僕は何も分からないまま...)
カゲは迫り来る、少年から思考する時間すら奪わんと
(......死にたくない!)
カゲは、自身の身体から、およそ『手』と呼べるモノを作り出した
そしてそれは大きな『カマ』へと変貌した
少年にカゲの『オノ』が振り下ろされた
少年の命を奪わんと振るわれたそれは、いとも容易く少年の身体を引き裂いた
はずだった
重く鈍い、鉄の音がした
「.........!」
少年は思わず目を瞑っていた
振り下ろされた『カマ』は少年の身体を引き裂くはずだった
しかし少年はある違和感を覚えた。痛みを感じないのだ
あまりの激痛に神経がダメージを脳に伝達することを放棄したのか?と考えたがそれにしては何も感じなさすぎる
少年は恐る恐る目を開いた
カゲの作り出した『カマ』が宙を舞い、少年のすぐ横の床に突き刺さった
同時に、カゲは黒い光の粒となって宙に溶けていった
「え...?」
少年は驚愕で目を開いた
そして身体から恐怖が抜け、視界がハッキリしてくると、自身の前に誰かが立ちふさがっているのに気がついた
黒い身体の.....やけに小さい、と言うか、一頭身の剣士
「........」
剣士は少年に振り向いた
その顔...身体?には仮面を装着していた
その仮面のせいで彼がどんな顔をしているのか判別できなかったが、そんなことは少年にとってはさしたる問題ではない
この剣士があのカゲから自分を助けてくれたのだろうか
少年がそんなことを考えている間に、目の前にいる一頭身の剣士はその場を後にしようとしていた
「あっ、あのっ....、待って...!」
剣士は立ち止まった。しかし少年に振り向くことはなかった
「貴方は...?」
少年の問いに対し、剣士は答えた
「...今は、それを知るべき時ではない」
「待ってください!せめて名前だけでも...!」
「...進むがいい」
少年の言葉を遮って剣士は言った
「...お前には自分で答えを探す義務がある。自分でこの状況を打開する力を探す必要がある」
「え...」
「世界を駆け、仲間を集うがいい。そうすれば自ずと答えは見えてくるはずだ」
「それってどういう...」
「...時間がない」
刹那、辺りが光に覆われた
光は少年を包み込もうとその輝きを増していく
「うわぁっ!?なんだこれ...!?」
「進め、少年。世界を救うために、世界を駆けろ————!」
光は少年を完全に包み込み、激しい閃光を放った
......そこに少年の姿はなかった
炎と埃、焼けた鉄の臭いと、不気味な静寂が何事もなかったかのように戻ってきていた
一頭身の剣士は、誰もいなくなった廃墟の一室で独り、呟いた
「私の役目はここまでだ......。再び会う時があるならば、その時は恐らく、敵として会うことになろうだろう...」
一頭身の剣士の身体が闇に溶け、消えていく
そして、死の街には完全なる静寂が訪れた——————————
- Re: キャラクター達は世界を救うために駆けるようです ( No.3 )
- 日時: 2017/01/14 01:09
- 名前: カネゴン (ID: ugLLkdYi)
次回から第一章が始まりますので、オリキャラを募集します
【名前】
【名前の読み】
【性別】
【種族(人間じゃない場合のみ記入。できればどんな種族なのか説明も書いてください)】
【容姿】
【性格】
【好きな物】
【嫌いな物】
【武器(特殊な力が宿っていればどんな力が宿っているのかの説明も記入。なくてもOK)】
【特殊能力の名前と説明(魔法や超能力、または何らかのスキルなど。複数個OK。なくてもOK)】
【キャラの詳細】
【敵か味方か】
【絡みたいキャラ(なくてもOK)】
【出して欲しいキャラまたは作品(なくてもOK)】
【サンプルボイス(三個以上)】
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※お一人様3キャラまでとさせていただきます
※作者が投下している間はオリキャラ投稿は控えてくださると嬉しいです
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