二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ハンターハンター学園 『応援コメント募集!!』
日時: 2017/03/31 23:57
名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)

初じめてです。
ハンターハンターを愛して止まない闇猫です。(新しい方です。ゴンがめぐみさんのやつ)

好きなキャラクターはイルミとヒソカ。

今回は学園ものを書きたいと思います。

既存作があったら申し訳無いですが、
あえて気にしない!

闇猫とか言ってますが、表向きはポジティブなのが取り柄です(○´∇`○)♪

主人公はキルア君です。

拙い事だらけだと思いますが、よろしくお願いします。

ちなみに…

連載速度は極めてゆっくりです!!
月1くらいでしか挙げられないと思います…
それでも、それでも気長に、
「やみやみ、応援してるよ!」
と言ってくれる方…
そんな人に巡り合いますように\(´∇`)人(^_^)/


※本作品に出てくる生徒や教師は全てキャラクターな訳ではありません。
あと、キャラクターの担当教科が本人のイメージと違う場合があります。
一応友達に相談しながら設定いたしましたが、そこは貴方様の感性なので…
どうしても納得がいかない場合はご意見、宜しくお願い致します!
あと、全てのキャラクターが出演している訳ではありませんので、
ご了承ください。

以上を踏まえた上で、お楽しみください↓              
     
                                   dy 闇猫

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プロローグ ( No.1 )
日時: 2017/01/27 22:36
名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)

「起立!」
チャイムが鳴って、
「礼!」
始まる変わった日常。
1時間目の数学は比較的生徒から好かれている、
クラピカ先生の数学だ。

「はい、キルア、プリント」

一番後ろの、一番窓側。
俺の特等席の前に座っているのは、ゴン=フリークスという男。
小学5年生の時に知り合ったやつで、今では親友に等しい。
というか、親友なんだろう。
「サンキュ」
俺は前から回ってきたプリントを見て、顔をしかめた。

昔から得意ではないというか、嫌いな、頭を使う授業。
もちろん数学も例外ではなく、キルアはため息をついた。
キルアの授業態度は決して良いとは言えない。
実際、本人も先生の話など聞いていない。
それでもキルアは全ての教科のテストで、40点を下った事が無かった。
(こんな問題、簡単過ぎるっつーの)
けれどそれは、キルアの才能の賜物——
という訳ではない。

キルアには、一人の兄がいるのだ。
中学3年生にも関わらず、20を越えている兄が。
理由は怖くて聞けない。
と言っても察してしまうのが兄弟なのだが……


それに、この学校には設立当初から変わらない理事長が考えた校則により、
一つの教科さえ優秀ならば、退学、留年は無い。
その校則というのが、次のものである。

『一つ、心を大事にすべし』
『一つ、個性を大事にすべし』

たったこれだけ。
これにより、体育の成績が群を抜いているキルアは、
ほとんど全ての学校に居る時間を寝て過ごしているのだ。
そんな自由な校則があっても尚、キルアが毎日憂鬱な理由。
(レオリオ、マジウザっ…)
担任が馬鹿。

それからもう一つは、体育祭があるから。

特にルシルフルが担任している2年4組は、
俺のクラス、1年3組との相性が最悪。
というか、個人的に、フェイタンとかいう黒いやつと、
フィンクスとかいうデカイやつが嫌いなのだ。
他にも2年4組には異常人格者が山ほどいる。
それが何故体育祭に通じているのか…
それはこの学校特有のシステム。
全“クラス”が敵に回るというもののせいであった。


このように、異常な生徒と異常な教師が集まる、
異常な校則の学校。
それがここ、ハンター学園なのだ。

ハンター学園の日常 ( No.2 )
日時: 2017/04/08 09:55
名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)

「では、今日の授業はここまで」
クラピカが授業を切り上げると、
丁度のところで、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「起立!礼!」
開始と同じように促されて席を立ち、頭を下げる。
そしてクラピカが教室を出ると同時にゴンが後ろを振り返った。
「キルア、また授業聞いてなかったでしょー!?ノートもプリントも真っ白…」
「いいんだよ、俺は。体育で点数取るし」
もう何度目かも分からない会話を今日も繰り返す。
「なぁ、次、なに?」
放っておくと小言が永遠と続くので、キルアは話を逸らす。
ゴンは予定黒板を見て、理科であることを告げた。
「ウイングか…」
キルアの場合はほとんどの教師が苦手であるが、
この教師は1、2を争う。
「めんどくせぇ…」
「キルアはどの教科も嫌がるでしょ?ほら、行くよ!」
キルアはほぼ強制的に理科室へと連行されたのだった。


——机に大きなひびができる——

「キルア君、授業は真面目に聞きましょう」

笑顔で理科の教師は告げた。
「…すみません」
今回ばかりは、謝らないといけない気がした。
例えば…
普通ではない理由の一つがこれ。
普通の学校ならば、一番後ろの机までチョークを飛ばし、
さらにはそれで机にひびを入れるなんてことはないだろう。
もちろんチョークは一般のものだ。
「あ…」
声を出したのはウイングだった。
「またやってしまいました…はぁ…校長室、呼ばれちゃうかなぁ」
とんでもない怪力を披露した人間だとは思えないほど落ち込むウイング。
「………」

前々から気になっていたいた理科室中の損傷は、
全部この人の仕業らしい。

「とにかく授業は聞いていてください」
そう言って傷一つないチョークを机から抜き取ると、
再び授業が再開されたのだった。

そんなこんなで授業が終わり、教室へと歩いているとき、
「あ、キルア君とゴン君だ」
前から2年4組の連中が歩いてくる。
先頭はバカと根暗。その後ろがメガネ女。
「げ…!」
あからさまに嫌そうな顔をするゴン。
「おいカエル、声と顔に全部出てんぞ」
わざわざ俺たちの目の前で立ち止まる二人。
「そこどくネ…」
「やだね!誰がどくもんか」
売り言葉に買い言葉。
これでコイツら二人だけだったら、間違いなく喧嘩に発展しているだろう。
「こっちの方が人数多いんだから、普通ソッチが譲るだろ」
「そうかなぁ。後輩に譲ってあげるのが優しさだと思うけど」
「年功序列って言葉アルヨ」
このままだと次の授業に間に合わない。
そう判断したキルアはゴンの腕を引き、廊下の隅に避けた。
「ほら、どいたぜ。通るなら通れよ」
ふん、と鼻を鳴らして通ろうとする二人にキルアは言う。
「その代わり、体育祭のトップは俺たちが貰うぜ」
すると、フィンクスは笑いながら俺に言った。
「ほぉ…生意気だな」
「後で吠えずらかくネ…その辺にしなネ」
「そんなこと、お前らに言われたくないよ〜っだ!」
「フンッ二人揃って威勢だけはいいな。まぁ、勝った方がトップだ」
『じゃあな』そう言い残して2年4組は去っていった。
「誰がお前たちなんかに負けるもんか!」
ベーッとゴンが後ろ姿に舌を出す。
そんなゴンに行くぞと声を掛けて教室へ足を進めた。
なんと言っても3、4時間目は体育祭の種目決め。
遅れる訳にはいかないのだ。

「じゃ、始めるぞー」
相変わらずのマヌケな声でレオリオが号令を掛ける。
挨拶を交わした後、学級委員であるズシが前で司会を始めていた。


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