二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 世界からカラ松が消えたなら 『感想とアドバイス募集!!』
- 日時: 2017/03/31 23:03
- 名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)
初めまして&こんにちは
闇猫です。
調べてみましたら、もう一人闇猫という人がいる様で、
大変申し訳なく思っています…
と、そんな話が聞きたいんじゃ無いですね。すみません。
今回はおそ松さんのカラ松にスポットを当てました。
ボカロの「透明エナジー」が、これを思いついたきっかけです。
というか、ほぼ、パクりです。ハイ…
もう一つの作品は時間がかかりそうなので、
こっちは簡潔に書きたいと思います。
それでもいい方は楽しんで下さい。
一応、感動系に仕上げたつもりです。
—————————————————↓時間がある人は↓———————————————————
ちなみに、私の厨二病が発症したきっかけは、カラ松です。
中村さんが好きになったのも彼の影響ですね。
まぁ、厨二病は、ボカロの影響も強いですがね(笑)
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- プロローグ 5時26分 ( No.1 )
- 日時: 2017/01/28 00:09
- 名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)
「もう…この世界ともさよなら、か」
落下防止柵は一部壊れていて、こっちに来るのは簡単だった。
四階建てのビルの廃墟。
その屋上からは我が家が見える。…と言っても、屋根だけだが。
ここで鼻から一つ息を吸う。そして口からゆっくりと吐いた。
「さ、お別れの時間だ」
縁のギリギリに足をおく。
今度は口から深く息を吸い、長い深呼吸をした。
今さらになって涙が頬を伝う。
怖くなどない。
少し、悲しいのだ。
でももう、これで最後。
もう悲しまなくていい。
苦しまなくてもいい。
俺は目に涙を貯めながら、精一杯微笑んだ。
「さようなら——大好きなブラザーたち」
足を踏み出す。
体が傾いて、俺の体は宙に浮いた。
- 2話 胸騒ぎ ( No.2 )
- 日時: 2017/01/28 00:56
- 名前: 闇猫 (ID: nE04Zw/f)
3時17分
「なぁ、カラ松は?」
「さあ。そういえば、どこ行ったんだろうね」
「カラ松兄さんの事だから、
橋の上で黄昏てたり、路上で孤独な俺カッコいいとか思ってるんじゃない?」
「あ、それだな」
「カラ松兄さんなら、前に潰れたビルに入ってくの見たよ!!」
「じゃあ、なおさらキモい事をしている可能性が高い…」
「ふーん。廃墟なんて怖くないのかな」
「チョロ松兄さんはビビりだよねぇ」
「そんなんじゃ無いよ。ただ、そう思っただけ」
5時4分
「なぁ、カラ松は〜?」
あれから2時間が経っていた。
「おそ松兄さん、それ18回目」
「ねぇ、ちょっと思ったんだけど」
みんなの視線がチョロ松に集まる。
「廃墟だと倒れていたとしても見つけてもらえないし、アイツの事だから、
こんなに長く僕たちと会えないっていうのは、精神的に結構くると思うんだ」
「「「「………」」」」
「なんか、悪い事が起こってる気がするんだけど…」
「まさか兄さんに限って、そんな…」
兄弟たちの中に重い空気が流れる。
そこで口を開いたのは、先ほどから『カラ松は?』としか言っていないおそ松だ。
「あのさ、…提案があんだけど」
おそ松は普段カラ松の事を気にかけないのだが、今日はやけに胸騒ぎがする。
たかだか、2時間弱。
成人している兄弟が帰らないくらいで心配するなんて、今日の俺はおかしいのかもしれない。
だから自信を持って話せず、重々しく口を開いた。
「カラ松…捜しにいかない?」
すると再び静寂が訪れた。
やっぱりいい。一人で行ってくる。
そう言おうと口を開いた時——
「僕は賛成だよ」
珍しくトド松が柔らかな笑顔で賛同してくれた。
「僕も賛成かな」
チョロ松はいつものへの字口だ。
「トド松、チョロ松…」
「僕も〜!!」
「十四松…!」
十四松も変わらず、いつもの笑顔だ。
…となると、問題はあと1人。
「…たかが2時間で大袈裟…」
雰囲気を感じ取ったのか、一瞬こちらに目をやった後、再び視線を猫に戻す。
「え〜!一松兄さんも行こーよ!!」
十四松が一松に近づく。
「そうだよぉ。カラ松兄さんの事、心配じゃないの?」
「別に…」
「ねぇ、一松。カラ松兄さんには色々お世話してもらったでしょ?」
「…頼んでないし」
チョロ松の言葉に一松は冷たく返した。
そんな中、おそ松は一松を見つめ続ける。
一松がチラチラとこちらを見るたびに目が合っているので、気づいてはいるのだろう。
おそ松は悲しいそうに眉を寄せる。
するとそれを見た一松は遂に耐えられなくなったのか、
「行くよ…!行けば、いいんでしょ…」
そう言って立ち上がった。
現在の時刻、5時15分。
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