二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【最終兵器俺達で】罰ゲーム
- 日時: 2017/03/07 21:39
- 名前: ぱぴお (ID: LOQQC9rM)
「あー、暇だああああああああああ!!!!」
「おい、いきなりどうした」
コントローラーを握っていた手を放し、隣に座っていたキヨが大声でそう叫ぶ。
「だってよ〜、暇なんだよ〜」
「それさっきも言ってたかんな」
2回目の「暇だ」という言葉に呆れをかけた俺、こーすけは溜息をつく。
ピンポーン
誰か来たようだ。こんな夜遅くに誰だ?今日の実況は、俺とキヨだけだったはず、宅急便か?
「おーいキヨ、誰か来たぞー」
「ウィー…」
「おい、早くでてやれよ」
「え〜…」
ピンポーン
玄関に出ないままだらだらと言い合いをしていたら、二回目のチャイムが鳴ってしまった。仕方ない…
「ったく…」
俺は渋々立ち上がり、玄関へ向かった。
「サンキュー」
調子に乗りやがって、後で覚えてろっ…。
キヨに対する怒りは今にも爆発させたい気分だったが、玄関の前に立っている客を放っておくことはできない。俺は耐える気持ちで一旦その怒りを頭のタンスに無理やりしまい込んだ。
ガチャ
「すいません、どうかしました…ってフジ!ヒラ!」
「夜遅くにごめんね〜こーすけー」
「暇だったから遊びに来たよー」
どうやら、お客はフジとヒラだったらしい。
「まあ、とりあえず上がれよ。中にキヨもいるし。」
「わかった〜おじゃましまーす」
「おじゃましまーす」
二人は律儀にもちゃんと靴をそろえて家の中に入っていった。
俺もサンダルを脱ぎ、二人の後ろについて部屋の中に入ると、キヨが「よう」とスマフォを見ながら返事をする。だが、スマフォを持っていないほうの左手には何かカードのようなものが手の中に握られている。
何だあれ?フジもそれが気になっていたのか、キヨに問いかける。
「キヨー、そのカード何?」
「あ、これUNO。お前らもやるか?」
そういってキヨは、スマフォをポケットの中にしまい、カードの束を出した。シャッフルをして俺たちに一枚ずつカードを配り始める。
「UNOか、久しぶりにやるな〜」
「俺もだー」
「よっし、んじゃあ負けたやつ罰ゲームありだかんなー」
「OKんじゃあついでに実写動画撮るかー」
そういって、キヨは三脚をセットし、その上にカメラを取り付けて準備をする。
「よしっ、んじゃあ始めるぞー」
「「「OK」」」
さあ、ゲームの始まりだ————。
続く
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