二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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東方開花璋
日時: 2017/09/15 21:08
名前: 千宙 (ID: 59nFPquI)


ある一家の話をしよう。
その一家の娘、椿 希空(つばき のあ)は、なんと可能にする程度の能力を持っていた。
そんな希空が幻想郷で異変解決します。

その頃、幻想郷には相変わらず人間も妖怪もいた。
霊夢「・・・まったくやっぱり仲いいわね、貴方達。
   似た者同士だから?」
霊夢は箒を片付けた。
魔理沙の後に二人の少年が博麗神社へやって来たのだ。
二人の少年に共通するところと言えば角に尖った耳だろう。
紅い髪の少年には牙があり、黒茶色の髪の少年には翼がある。
牙がある少年は羅刹という種族の一人『風時(ふうじ)』。
翼がある少年は夜叉という種族で『颯翔(はやと)』。
念のために種族を説明しておこう。
まずどちらも鬼の種族に入るので人間やそこらの妖怪とは比べ物にならない
怪力を持つ、そして不老長寿。
羅刹は瞬発力があり、かなり好戦的だ味方となればかなり強い。
人喰いではあるが弱い者や戦いには無縁の者を襲うことはなく、強者の肉を好むのだ。
そして夜叉は彼も人喰いだ。だが患者に自身の肉を食べさせ難病を治療することが
できる。体力と持久力に恵まれて、病にも強く数日間不眠不休でかけ続けることができる。

風時「まぁ、な・・・だが俺は颯翔みたいに難病を治したりはできないけどな。」
魔理沙「でも二人とも人間は好きなんだろ?」
風時「あぁ、希空を見てからな。」
颯翔「まぁ、負けるとは思ってなかったし・・・。」
霊夢「あんた達ねぇ、可能にするって言ってんだから鬼退治なんて彼女にかかれば
   ちょちょいのちょいよ?」
希空「誰がちょちょいのちょいなの?怖かったに決まってるじゃん・・・。」

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Re: 東方開花璋 ( No.2 )
日時: 2017/09/16 16:01
名前: 千宙 (ID: 59nFPquI)


第二話 半人半竜の恐怖

霊夢のお札弾、魔理沙の星弾、希空は色とりどりのポイフル弾。
三人の弾幕では怯むこともなく、被弾しているにもかかわらず近接戦で
風時と颯翔を相手している。
霊夢「さすがね。ただの弾幕じゃダメージはないみたい。」
魔理沙「スペルカードでダメージが入るみたいだな。でも私らも無限に
    スペカを持ってるわけじゃないしなー・・・。」
魔理沙と霊夢は相手の方を向く。
二人を相手に一歩も引けを取らない。

約20分前後。
風時「・・・やっぱそこらの妖怪とは違うな。俺らとここまで戦ってるなんてな。
   がはっ・・・!」
ディーヴァの攻撃はかなりの速度がある。
風時も多少のダメージはあった。
ディーヴァ「口ほどでもないな。でもさっきのは驚いた。久しぶりにあんな
      力を見たしね。」
颯翔「そんなことはどうでもいい。骨を折っちまえばこっちのもんさ。」

バキッという音が鳴り、ディーヴァが目を見開き自身の右腕を見る。
右腕は後ろで何者かが握っていた。
風時「やっぱり脆いな、どの種族も・・・。」
風時が右腕を離すとゆらゆらと揺れだらんと垂れ下がる。
後ろを振り返り左手で風時の顔を掴もうとするも寸前で止まる。
左腕を風時は掴み少し力を入れるとバキッという音と共に左腕はだらんと垂れ下がる。
颯翔「大人しくしてもらう。」
颯翔はディーヴァの首を後ろから鷲掴みし、持ち上げる。

霊夢「なんかあんた達を見てるとすごいヒヤヒヤさせられるんだけど。まぁいいわ、
   竜族はあなた一人なの?もちろんここを襲撃している奴よ。」
ディーヴァはしばらくして「フッ・・・」と笑う。
ディーヴァ「フッ、ハハハ!来たかいがあったよ、リツヤ・ホルスト。
      母親どころか君を拒絶した村の人々すら無差別に殺した殺人鬼が。
      どうせ今もこいつらを恐れてるんだろ?なら楽にしてあげてもいいんだけど?」
リツヤは恐怖し始めた。
そして毎日のように見てきた悪夢に、さっきの発言に・・・。
希空「リ、リツヤさん?大丈夫ですか?」
希空が駆け寄ろうとすると静かに言った。
リツヤ「・・・・近寄らないでくれ。」
   『全部、全部なくなればいいんだ!』
危険だと感じた颯翔は首を絞め、ディーヴァを沈めリツヤの近くまで駆け寄る。

リツヤ「も う抑え  きれない・・・!」

Re: 東方開花璋 ( No.3 )
日時: 2017/09/16 16:41
名前: 千宙 (ID: 59nFPquI)


第三話 二人の暴走

黒い風が起こる。

ゆっくりと目を開けるとそこには片方しかなかった羽が両方につき、
顏の半分以外は黒く、黒い鱗に尻尾も生えたリツヤが立っていた。
風時「っ!颯翔、霊夢と魔理沙、希空をこの場から逃がせ!!今すぐ!!」
瞬時に霊夢たちは後ろを向き駆け出した。
希空も急いで逃げるもすでに自我を失ったリツヤに目を付けられる。

颯翔「ごめん、リツヤ!!」
リツヤ「アガァァァァァァ・・・!!?」
電気を帯びた右手でリツヤの顔を掴み地面に叩きつけ抑え込む。
ジタバタと反抗し、静まらない。
さらに電気を強くする。
リツヤ「ゥアァァァァァァ・・・・!!?」
ついには颯翔の右腕に鋭く長い爪を突き立て握りつぶそうとする。
颯翔「くっ!!」
痛みに耐え抜けずだんだんと電気が弱くなっていく。
そこに付け込み颯翔の左肩に左手の長い爪を突き立てそのまま貫く。
右腕から爪を抜き右肩を貫く。
そのままだんだんと起き上がり尻尾で首を絞める。
両肩から手を抜き、手に着いた血を舐めて笑う。
上まで持ち上げ勢いよく地面に叩きつける。
颯翔「がっ!!?」
それを休む暇なく連続で叩きつける。
顏や体に颯翔の吐いた血がべっとりとかかる。
風時「・・・テメェ、そいつを放せ・・・。」
怒りに満ちた声でそう口にする。
倒れている颯翔を持ち上げ最後に今までよりも力を籠め地面に叩きつけた。
すぐさま風時の右肩を鋭い右手の爪で貫いた。
引き抜き右手を握り風時に殴りかかった。
風時「そんな攻撃じゃ返り討ちに合うだけだぜ。」
リツヤの懐に入り膝蹴りをくらわす。
すぐさまリツヤを地面に向けて殴りつけ馬乗りになり殴り続けた。
リツヤ「ガハッ、ゴホッ、アガァッ!!?」
目を見開き今の状況に驚く、今、目の前にいるのは本当に風時なのか?
容赦なく拳を振り下し隙があれば腕にも拳を振り下す。
時折、ミシミシ・・・という音もする。

希空「風時さん!!」
風時「・・・・・・」
希空「風時さんってばぁーーーーっ!!!」
風時「ッ!?」
希空「もう気絶しちゃいましたよ?」

Re: 東方開花璋 ( No.4 )
日時: 2017/09/19 21:06
名前: 千宙 (ID: 59nFPquI)


ここから話が始まると思った?
ところがどっこい、これからが本当の第一話。

第一話 ちょっとした幻想郷

この幻想郷には日本神話で有名となった神がいる。
一人は人里で守護神と称される男。
仮面で顔を隠し、正体を知っているのは恐らく私、八雲紫だけである。
ちなみに彼がすごく信頼を寄せているのは面倒くさがりの逆波 清玄(さかなみ せいげん)
彼もまたかなりの強者だ。
二人目は正道 優雅(せいどう ゆうが)だ。
彼は日本武尊の転生体の人間である。
ときどき人里に来ては子どもたちのケンカや色んな人間の相談相手となっている。
そして三人目は李扇 竜真(りせん たつま)だ、彼の正体は剣術や剣道の武芸守護の
タケミカヅチという神だ。
彼のことなど外見ですぐわかる。なぜかって?
彼は腰に相撲でよく見る化粧まわしというものをズボンの上から身に着けている。

妖夢「・・・!優雅さん、喧嘩の仲裁でしょうか?」
妖夢の隣にいるスレンダーで銀髪に桜色のメッシュの入った髪の女性は
嬉野 初恵(きの はつえ)、人間の女性だ。
初恵「そうみたいね。優雅ってすごいわね、まぁ面倒見が良いからかしらね。
   さ、行きましょうか妖夢。」

レミリア「・・・やっぱり貴方、肉弾戦が得意なの?リズア。」
レミリアとフランの間に座る獣人。赤い髪に赤い猫の耳、金色の目の男リズア。
ついさっき見せられた美鈴との格闘戦を見て、すごいと称賛した。
リズア「ま、まぁ・・・。」
タジタジするリズアの様子、レミリアとフランの笑顔にうろたえる咲夜だった。

Re: 東方開花璋 ( No.5 )
日時: 2017/09/22 19:16
名前: 千宙 (ID: 59nFPquI)

第二話 博麗神社のガールズトーク

霊夢「まったく昨日のあいつら、何だったのかしら?」
霊夢は昨日、夜中に襲われたらしい。
それに霊夢の勘が言うに不安らしい。
四人の怪しい妖怪に襲われた。
その四人を相手に自身は掠り傷で済み、相手にも傷を負わせるという。
さすがとしか言いようがない。
魔理沙「あー、襲撃されたんだったか?異変の始まりかもな。」
咲夜「それよりもよく四人相手に掠り傷で済んだわね。」
霊夢「知らないわよ、どうでもいいでしょ?」
咲夜「そういえば関連するかもしれないことを文の新聞で見たわね。
   菅野 涼雅も襲われたようね。」
魔理沙「ま、どうせあいつのことだからケガはしてないだろ。霊夢と似てチートの
    強さを持つ守護神様だからな。」
???「ガールズトーク、ですか?」
藍色のエアリーショートヘアの少女が魔理沙の隣に座った。
魔理沙「よっす乙恵(おとえ)、遥翔(はると)は一緒じゃないんだな。」
乙恵「ずっと一緒ってわけでもないんですよ?」



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