二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 俺得キャラVS艦むす+α!?鎮守府脱出大作戦!
- 日時: 2017/10/18 15:45
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆DkzFDiZi.2 (ID: hxRY1n6u)
どうも!マーキー・F・ジョーイです!
何を血迷ったか、またも新作です!←
ここでの話を簡潔に言えば鎮守府に閉じ込められたプレイヤーたちと艦むすたちの鬼ごっこ対決となっております。
本来はイフセカ(俺得キャラたちの【if】な日常のこと)に書いてもいいかとは思いましたが、イフセカにしてはちょっと規模が大きすぎるかなとも思い、新たに書くことを決心いたしました!
なお、新設板のエラーが無く安定した且つこの作品が未完結である場合は新設板に移転しようとも思っています。
※注意!
・不定期更新
・オリキャラ有
・キャラ崩壊多発警報
・キャラ設定・世界観の度外視等
・誹謗中傷、荒らし、スレ内での口論および喧嘩厳禁
・基本的にコメント返信は何らかのお知らせまたは本編更新前にまとめて行われる
【重要】基本的に実プレイしている身として持っていない艦むすは出てきません(たとえば大和など)。予めご了承願います。
以上の注意点がOKという方、どうぞお楽しみください!
Page:1
- Re: 俺得キャラVS艦むす+α!?鎮守府脱出大作戦! ( No.1 )
- 日時: 2017/10/18 18:13
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆DkzFDiZi.2 (ID: hxRY1n6u)
正直言ってこれも某SSから影響されました。後悔はしていない。
〜マルキューサンマル(午前9時30分)〜
鎮守府に5人の男が集められた…
マフ「なあ、ここの提督がいなくなってからというもの、俺たちが代わり代わりで執務やら管理やらやってるけどさ、なんで俺達5人は集められてるんだ?」
マーキー・F・ジョーイ(おなじみの狂人作者)
一条寺「さあな。何かウラを感じるぜこのメンツ…」
一条寺(短命の鎧馬鹿)
ユーフ「まあ、彼女たちもここを寮として使ってる分にはいいわけなんだけどさ…確かに5人も集められると何かありそうな気がするぜ…」
チート狂人(ユーフ)
フレ「ああ。まさかこの中に金を着服したやつがいるっていうんじゃ…」
フレッド(イタズラトリオの筋骨隆々なパワー担当)
鹿十「それ真っ先にフレッドが疑われるパターンなんじゃ…」
椛原鹿十(またの名を60B。常識人ポジの筈だが間が抜けている)
フレ「うるせえ!」
一条寺「5人もいるんだ。何かの会議でもするのか?」
マフ「知らねえよ。とりあえず来いと大本営から来てな…」
ピコーン! ←5人の持つ通信機の音
5人「うわっ!?」
マフ「ビックリしたなあもう…」
一条寺「大本営様からのご通達って奴だな」
フレ「何々…?『今から5人には24時間以内にこの鎮守府から脱出してもらう』…だって!?」
鹿十「24時間以内にって…楽勝じゃないか?」
一条寺「アホか。何かウラがある筈だ」
マフ「だよな。24時間以内にっていうのが引っかかる。何かトラップでもあるんじゃ…」
ピコーン!
ユーフ「早速また何か来たみたいだな…」
フレ「『ただし、艦むすたちはその脱出を阻む。この任務に失敗した者は、確保した艦むすに一か月間好き放題にされてしまう』…だって!?」
マフ「ファーwww無理無理wwwこの鎮守府、100人以上いるのに!!!」
一条寺「確保って…まるで逃走中だな…」
鹿十「いや待て。追記があるぞ!『ただし、確保扱いとなるのは24時間経過時に部屋や鎮守府内にいて逃走者に触れている艦むすたちのことを言う』…だとよ?」
フレ「なるほど、わからん」
一条寺「ん?『なお、艦むすや他の者全員が確保者というわけではない。詳しくは次に送信するメッセージに記載する』…これ、どういうことだ?」
マフ「つまりはシロの奴もいるってことか…ん?艦むすや他の者…?おいこれ100とかいう数字どころじゃない騒ぎになってる気がするんだが」
鹿十「なあこれ24時間以内で抜け出せるのか…?」
フレ「やってみなきゃわからねえだろ…もしかしたらこの後の詳細でルールの抜け穴があるかもしれねえ!」
一条寺「ああ。だが24時間以内にとはいうが、いつからなんだ?今からか?」
ピコーン!
ユーフ「おっ。詳細ルール来たぜ」
=鎮守府脱出作戦・ルール=
『ルール1』
ヒトマルマルマル(10:00)から作戦を開始。プレイヤーは翌日のヒトマルマルマルまでに脱出しなければならない。
なお、今後はマフジー・一条寺・ユーフ・フレッド・鹿十の5名を逃走者、他の艦むす等を守護者と呼ぶこととする。
『ルール2』
逃走者の脱出成功の条件は鎮守府の外に出ることである。一歩でも出たと判定された場合は作戦成功とし、自由の身となる。
『ルール3』
24時間以内に鎮守府から脱出できなかった場合、確保した守護者によって好き放題にされる(ただし命にかかわることは厳禁とする)。
確保したと扱われる例としては任務時間の終了時点で守護者の部屋に逃走者を連れ込んでいる場合。鎮守府内に接触した場合などである。過去に接触した場合や部屋に連れ込んだ場合などは確保としては扱われない。
『ルール4』
艦むすや他のキャラクター全員が守護者というわけではない。一部にこのメッセージを送信しており、その他はこの任務があることすら知らない。
『ルール5』
なお、逃走者は1時間ごとに1名が守護者(クロ)であるかどうかを占うことができる。ただし、5名のうち正しい占い能力を持つ者は2人だけである。残る3名のうち1名は全てシロ、1名は全てクロ、1名は結果がデタラメに表示される。
『ルール6』
なお、鎮守府に設置されている4つの門は1人が脱出する毎に1つずつ閉じる。基本的には通過された門が閉じるため注意。
なお、追記がある場合はその都度報告する。
…
一条寺「ほう…全員が占い師か…面白い。1時間おきにということは最大23人の結果を知れるということか…」
鹿十「えっ?24個じゃなくて?」
一条寺「24個目を知った時点で任務終了なんだよなぁ…」
マフ「10時から開始か…気をつけないとな…」
鹿十「島風辺りが守護者ならきついぜ?」
フレ「けど好き放題できるってことは好意を持たれてる奴が一番危険だろ」
一条寺「だが俺達が守護者を攻撃してはいけないとは書いてない。つまりはそういうことだろう」
ユーフ「この任務を知らない奴を巻き込んで守護させるのもアリかもな…」
一条寺「ああ。確かにな。シロたりうる奴に心当たりはある。動機が無い奴だ」
フレ「逆に好意があったりするやつは皆危険ということか…ヒエッ」
マフ「じゃあ時雨とか電辺りはほぼ…」
ユーフ「アウトだろうな。それ考えるなら白露型と暁型は皆危険と考えた方がいいかもしれねえ」
マフ「まあ、24時間以内に鎮守府を脱出すりゃ問題ないわけだし、早めに門へ向かいますかね…」
鹿十「門は正門、裏門、西門、東門の4つ………ん?脱出成功者1人につき門は1つ閉じる…?なあ…俺達5人だよな?それに対して門は4つ…」
マフ「あっ(察し)」
フレ「おい…これ最低1人は確保になる計算じゃ…」
一条寺「貴様らは仲間でもあり敵でもあるということか」
ユーフ「何かのメッセージはしておこう。今どこにいるとかさ」
フレ「おう!…今何時だ?」
マフ「今…9時58分だな」
一条寺「あと2分で地獄が始まるのか…」
鹿十「気を引き締めて行くか!」
そして2分後…
ウーウー!!!(サイレンの音)
一条寺「始まったか…じゃあな!」ダッ!
マフ「んじゃ、皆お気をつけて」ダッ!
ユーフ「クロの情報があれば連絡よろしく!俺は北の方(裏門)に向かうぞ!」ダッ!
フレ「じゃあ俺は正面突破だ!」ダッ!
鹿十「…えっ、皆待ってー!」ダッ!
※地獄の鬼ごっこの開幕デース!
- Re: 俺得キャラVS艦むす+α!?鎮守府脱出大作戦! ( No.2 )
- 日時: 2017/10/20 04:52
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆DkzFDiZi.2 (ID: hxRY1n6u)
10:06
=鎮守府西側=
マーキー・F・ジョーイは西門を目指し、歩いていた。
マフ「さて、いきなり西門近くまで来たわけだが…ここは結構いるな…甘味処間宮があるからそれもその筈か」
川内「あっ!マフジーさん!ちょっと来てー!」
マフ「川内じゃないか。この時間に起きてるって、まさか今日は雪でも降るのか…!?」
川内「ちょっ!?それ失礼じゃないかな!?」
マフ「あはは、ごめんごめん。それで、何か?」
川内「実はね…これ見てよ!」
川内が取り出したものは一枚の紙だった…
マフ「なんじゃらほい?」
川内「鑑定書だよ鑑定書!この前夜戦で拾った石がお宝だったの!しかもすっごく高いの!」
マフ「おお!じゃあやっぱりあの石は火星の石として認められたやつだったのか!やっるー!」
川内「でしょ!だからさ…ちょっと今月ピンチだから…間宮アイス奢って♪」
マフ「うおーい!?俺が奢るんかい!?…まあ、大本営に鑑定依頼出してたからな…あれっ?ピンチとはいえ、飾ったり売ったりはしてないの?」
川内「まだ返してもらってないんだよね…来週返してくれるらしいけど…でも、私は売らずに飾るよ!だってお宝だもん!お宝!」
マフ「…フレッドには絶対に言うなよ?アイツなら火星の石だと知ったら盗んででも売りかねん。アイツが一番金にがめついことくらい知ってるだろ?」
川内「もちろんだよ!…それで、奢ってもらえるのかな…?」
マフ「(多分この様子だと川内はシロだろうな…)いいだろう!夜戦記念だ!間宮アイス奢ってやらぁい!」
川内「わーい!ありがとー!」
…
=鎮守府東側=
一条寺「さて、早速居酒屋鳳翔の近くまで来たわけだが…ここは夜に開店するからな…艦むすたちの姿はほぼない…さて、問題は東門だ。ほぼ確実にクロが門で待ち構えている筈だ…それをどう誘導するか…さらに相手が誰かによるが…」
作戦を考える一条寺…
ブーン!!!
一条寺「うおっ!?」
突然、一条寺の背後からラジコン型の艦載機が飛んできた。
一条寺はこの形を見るに戦闘機であると知った。
一条寺「ラジコン型とはいえ紫電改二飛ばす奴がいるか!危ない操縦しやがって…!誰だ!?出てこい!!」
???「一目で艦載機の型を見破るとは…流石です」
一条寺「貴様か…加賀…!これはどういう了見だ。説明しろ」
正規空母、加賀だ…
加賀「…貴方ならどういうことか、わかる筈です」
一条寺「…!ま、まさかあの任務か!?」
加賀「…ええ。そうです。私は貴方を逃がしません」スチャッ
一条寺「今度は九七式艦攻か…加賀…お前は何が狙いだ…?」
加賀「理由ですか…それは教えることはできません…ですが、貴方がたを外へ出すわけにはいきません…」
一条寺「そうか…いいだろう。なら、俺も逃げ切るまでだ…」
ここでクロが一名判明した…
…
=鎮守府南側(正門方面)=
ユーフ「あれ?俺北に行ってるんだよな?なんで正門にあるはずの訓練場が…?ここ演習やら訓練やらしてる奴が多いから避けたかったんだけど…」
方向音痴の狂人、ユーフは裏門とは逆方向の正門方面を歩いていた。
フレ「あれ?リーダー、北に行ったんじゃねえのか?」
そこに元から正門狙いのフレッドが合流した。
ユーフ「おう。フレッド。いや、俺は北に行った筈なんだが…」
フレ「リーダー…相変わらずの方向音痴ぶりだな…」
ユーフ「ふええ…こんな筈じゃないんだけどなあ…」
???「あっ!いました!見つけちゃいました!」
2人「!?」
驚く2人に近づいてきたのは、重巡洋艦青葉だ。
彼女は何やらカメラを構えている。
ユーフ「おうおう青葉、今回はどんなゴシップ載せるつもりだ?」
青葉「いやーなんだかよくわからないんですけれど、マフジーさんたちが見つかったら場所を教えろと脅さ…じゃなかった!言われちゃいまして…」
フレ「ん?どういうことだ?」
青葉「何と言いますか、マフジーさんたち5人が何やら極秘任務を行っているとか聞きまして!その詳細を知りたいのです!」
フレ『なるほど…青葉自身はシロか』
ユーフ『信じられるかよ。ここは冷たく対応するぜ…!』
ユーフ「教える筋合いはないな」
青葉「そんなぁ…だとしても、あの人たちが血眼になってまで私をおど…私に依頼してきたということは、何かウラがあるはずです!」
フレ「聞いておきたいんだが、その任務の件がどうこう言って、青葉に依頼したのはどいつだ?」
ユーフ「フレッドお前!」
青葉「ははーん…やっぱり何かあるんですね…?でも、こちらも依頼者を教えるわけにはいかないんですよ…すみません…」
ユーフ「わかった。じゃ、俺はこの辺でバイバイね。そいつらには北にいるとでも言っといてくれ。アデュー!」
フレ「おいリーダー!?…まあ、いいや…それで、そのカメラは?」
青葉「あっ!そうでした!これで中継しているんです!」
フレ「中継?」
青葉「多分この映像を見ているはずですから」
フレ「おい…じゃあまさか…」
青葉「はい!青葉、場所撮っちゃいました!もし食堂や寮で青葉チャンネルを見ている人たちがいたら集まってくるかもです!」
フレ「アオバワレェ!!!俺は逃げるぞ!」
青葉「ああっ!待ってくださいよー!」
これは大きなアクシデント!フレッドとユーフが正門側にいるということがばれてしまった!
果たして2人の運命は!?
…
=鎮守府 元執務室=
鹿十「いきなり艦むすの足音が聞こえたから思わず机の下に隠れちゃったけど…大丈夫かな…?多分守護者役だろうし…」
スタートダッシュが遅れた鹿十、執務室の机の下に身を潜め、様子を見ることに…
???「まったく、5人も集まっといて5人とも出払ってるなんて…クソもいいとこね!」
鹿十『この声…曙か…?この感じだとこの子はシロ…?』
曙「何よ。せっかくアイツが来るって聞いたから久々に来てやったのに…別のところに行くしかないわね…」
鹿十『おっ、部屋を移るか…多分気付かれたら気付かれたで面倒だ。移ってくれ…!』
???「あっ!曙!」
鹿十『だーっ!曙ちゃんが部屋移ろうとしてんのに邪魔してやるな!誰だそんなことをする不届き者は!』
曙「漣じゃない。何か用?クソたちは皆いないみたいだけど?」
漣「違うの!一条寺さんが加賀さんとバトってるの!」
曙「はあっ!?アイツが戦ってるとか、私とは関係ないじゃない!」
漣「一応行ってみたら?結構すごいことになってるみたいだよ?」
曙「い、行くわけないじゃない!私先を急ぐから!」
鹿十『ほうほう…曙は一条寺にお熱とな…』
漣「あちゃー…行っちゃった…」
鹿十『…漣はシロかクロかわからんな。相手は駆逐艦だし、バトったにしてもこっちに分がある…とにかく漣も部屋移ろうか』
漣「…そうだ!折角だからご主人サマたちの秘密探っちゃおう!机の近くに何か隠してるはずだし!」
鹿十『え』
鹿十の机に近づく漣…
果たして鹿十の運命やいかに!?
To be continued...
- Re: 俺得キャラVS艦むす+α!?鎮守府脱出大作戦! ( No.3 )
- 日時: 2017/11/28 22:25
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆DkzFDiZi.2 (ID: hxRY1n6u)
10:38
=鎮守府 元執務室=
漣「〜♪」
鹿十『やばいやばいやばいやばい!!!このままじゃ見つかる!』
【スピーカー】<ピンポンパンポーン!
漣「あれ?何だろう?」
【スピーカー】<駆逐艦漣、駆逐艦漣、至急東側演習場まで来たれよ。至急東側演習場まで来たれよ。
漣「えっ!?漣!?うーん…演習場に呼び出しがかかるなんて…何だろう?ひとまず行ってみよっと!」
タッタッタ…
鹿十「…ふ〜。危なかった…あの声って確かユーフだよな?いったいどこから…?」
…
〜元執務室の窓の外〜
ユーフ「…」←なぜかスピーカーマイクを持っている
ユーフ「…これ、貸し1な。シカト」
…
=鎮守府西側 甘味処間宮=
川内「うーん!美味しい!やっぱ間宮アイスだよね!やっぱさ!」オチャズズー
マフ「そうじゃのう…」オチャズズー
川内「そういえばさ、この前夜戦した時に拾ったんだけど、これって何かに使えないかな?」
川内は謎のパーツを取り出した。ネジのような形をしている…。
マフ「どら…うーん。何なんだろうなコレ?明石とか夕張に聞いてみたらわかるんじゃないかな?」
川内「聞きたいのもやまやまなんだけど、明石さん、なんか変なこと呟いて工廠にこもりっきりなんだよね…」
マフ「変な事?」
川内「確かね、『これができればあの人を24時間拘束できる』とかなんとか…」
マフ「うわ」
川内「何か心当たりでもあるの?」
マフ「いや、ただ単に想像しただけで恐ろしいって思っただけさ」
川内「そうなんだ」
マフ『ひええええ…明石クロじゃん…逃げられる装置でも作ってもらえりゃとか思ったけど…ま、工廠は東側だから無関係だけどね…』
???「あーっ!!いたー!!!」
マフ・川内「!?」
伊58(以下ゴーヤ)「マフジーさん!覚悟ー!」
マフ「ノオオオオ!!?」
川内「えっ!?えっ!?どういうこと!?」
…
=鎮守府南側(正門方面)=
フレ「青葉コラ!こっちくんな!」
青葉「いいじゃないですか〜。これも一つの取材なんですから〜」
フレ「そっちは良くてもこっちがダメなの!こりゃタレントが週刊誌とか嫌う理由がわかるぜ…」
ズドン!!!
フレ「!?」
青葉「きゃっ!?」
銃撃をなんとか躱した2人だったが、青葉は持っていたカメラを思わず手放してしまっていた…
フレ「うっわー…カメラが粉々じゃないか…」
青葉「高かったのに…」
…
=鎮守府中央食堂=
【テレビ】<しばらくおまちください☆
???「あれっ!?青葉チャンネルが…!?」
???「青葉…アイツしくじったわね!」
???「やっぱ自分の手で探すべきなんだよー。じゃ、あたしはマフっちかシカっち探してくるわー」
???「…僕も行こうかな。鳳翔さん。ご馳走さま」
???「鳳翔さん。おかわりお願いします」モグモグ
…
フレ「誰だよこんなことするの…」
響「良くないね。そんな卑怯な手段で位置を特定させるなんて」
青葉「ひ、響ちゃん!?あの…その…」
響「わかるよ。脅されていたんでしょ?大丈夫。だいたい誰がやってるのかは察しがつくから」
青葉「うう…」
フレ『駆逐艦に押される重巡って…』
響「フレッド、気をつけて。どうやら雷や電が息巻いていたから」
フレ「ん?それってまさか…」
響「雷と電は守護者とかいうものらしい。気をつけてね」
フレ「お、おう。ス、スパシーバ」
響「ピンチになったらこれを使って。きっと助けになるから」
そう言うと、響は謎のスイッチを手渡した。
フレ「おう。スパシーバな。埋め合わせは今度やる!お疲れ!」タッタッタ…
青葉「…」こそこそ
響「どこに行くんだい?」
青葉「ヒイッ!?」ビクッ
…
11:00
ピコーン!
5人「!」
11時になった。逃走者5人は誰が守護者なのかを占うことができる。自分が真の占い能力を持つのか、ハズレを持つのかを判断する時間でもある。
※占いのおさらい
・正しい占い能力を持つのは2人
・1人は全員クロ(守護者)と出る。
・1人は全員シロ(守護者ではない)と出る。
・1人は結果がデタラメ(白黒が逆)に出る。
マフ「…正しい結果かデタラメな結果か。これを見るために明石を占った方がいいだろうな…」←甘味処間宮の裏に逃げ隠れている
一条寺「加賀だ。アイツはクロ確定。結果がどう出るか見てやる」←物陰に隠れている
ユーフ「…電だな」←近くのベンチに座っている
フレ「響は信じられる。色見しておこうかな」←壁伝いに逃げている
鹿十「誰占ったらいいんだ?とりあえずクロ濃厚な気がするから電占うか」←机の下から出てきていない
…
マフ「クロだな…あっ」
一条寺「クロ…妥当な結果だな…っ!?」
ユーフ「シロねえ…信じられんな…」
フレ「え…クロ…?」
鹿十「シロだな。じゃあ暁型はセーフの可能性もゼロじゃなさそうだ」
正しい占い能力を持つのは誰と誰!?
To be continued...
- Re: 俺得キャラVS艦むす+α!?鎮守府脱出大作戦! ( No.4 )
- 日時: 2018/01/21 05:55
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆DkzFDiZi.2 (ID: dSN9v.nR)
11:02
=鎮守府西側 甘味処間宮付近=
ゴーヤに奇襲を食らったマフジーが逃げ回っている。
ゴーヤ「マフジーさん!大人しく捕まってくだちい!」
マフ「捕まれと言われて捕まる逃亡者がいてたまるか!」
ゴーヤ「そうは言われても捕まって欲しいのでち!」
マフ「いやなものはいやなのー!…!?」ザザッ
ゴーヤ「かかったでち!みんな!」
潜水艦娘たち「やー!!!」
☆←各頂点に潜水艦たち(伊58・伊19・伊168・伊8・まるゆ)、真ん中にマフジーが囲まれている状態
マフ「しまった!囲まれた!」
伊19(以下いく)「まんまと引っかかってくれたのね〜♪」
伊8(以下はっちゃん)「ですね」
伊168(以下イムヤ)「ふふっ!マフジーさん!私たちが考えた包囲網、『デス・スター(死の五芒星)』を突破できるかしら?」
まるゆ「と、突破してみろー」
マフ「…一つ聞こうか。お前らは全員が守護者なのか?」
ゴーヤ「違うよ。ゴーヤは協力しているだけでち」
いく「いくも違うの」
はっちゃん「はっちゃんも、協力しているだけです」
まるゆ「じ、実はまるゆが守護者さんなんです」
イムヤ「私も守護者ね。西側にマフジーさんが来ることは予測していたわよ!マフジーさんはだいたい左側(西側)へ進む癖があったからね!」
マフ「お、おのれ潜水艦隊…我が間宮で団子食べてから逃げる計画を知っていたとはな…」←変な演者スイッチが入る
いく「ふっふっふ〜♪堪忍するのね!」←状況をいち早く察して乗る
まるゆ「???」←状況が今一つ理解できていない
マフ「ククク…確かにこの包囲網は強い。だがこのままでいいのかね?貴様らは包囲することを念頭に置いたことに専念しすぎたのではないか?」
イムヤ「ど、どういうこと?」
マフ「両手が塞がっているんだよ両手が」
潜水艦たち「!!?」
マフ「互いに一歩も動けないが、そのとき不利なのは貴様らではないかね?」
はっちゃん「…!そうですね…。もし他の守護者が…特に駆逐艦や軽巡洋艦が来た時は…!」
マフ「戦闘フィールドが出てきたとしても、相手が駆逐や軽巡なら両手が塞がっていることはおろか、魚雷を当てなければ貴様らは皆ドック行きなのだよ?」
ゴーヤ「ぐぬぬ…!でも、その時は陣形維持のまま撤退しつつ潜水艦の寮に連れて行くだけでち!」
マフ「…ククク。逃げた先が西門のすぐ近くで…いや、ちょっと違うな。貴様らの待ち伏せ場所が西門のすぐ近くで助かったとだけ言っておこうか」
イムヤ「でも出られなければ問題ないわ!」
まるゆ「お願いします!このままじっとしていてください!」
マフ「アホイ!まだタイムリミットまで23時間くらいあるんだぞ!互いにトイレ行ったり寝たりしなきゃならんだろ!」
いく「うぅ…確かにそうなのね…」
マフ「そもそも俺なんか捕まえて何しようってんだ?」
イムヤ「そうね…マフジーさん、よく聞いてよ?私たちはマフジーさんしか狙ってないの」
マフ「…え?他の4人はお構いなし?」
まるゆ「は、はい…だって、まるゆたちを助けてくれたのはマフジーさんですから…」
イムヤ「あの時、ブラック鎮守府として有名だったところから、助けてくれたじゃない!何度あの鎮守府の提督から撃たれても!刀で斬られても!」
マフ「俺スライムじゃないんだから…ちょっとそれは盛りすぎじゃないかな…」
イムヤ「私たちにはそう見えたの!だから…他の子たちには取られたくないの…!」
いく「いく達とも一緒に遊ばせるって約束で協力したの!だってマフジーさん、色んな子に人気だから…」
マフ「そんなこと…うん。3人くらいガチ勢がいること思い出したわ(白目)」
はっちゃん「3人どころじゃないんですけどね…」ボソッ
マフ「…」
ゴーヤ「だから…観念して安全な潜水艦寮に来てほしいでち!」
マフ「…最後に一つだけ、このデス・スターの弱点を突っ込ませてもらえるかな?」
イムヤ「…?いいわよ?」
マフ「俺は人狼の時、迷子狐ではどう呼ばれていたか、知ってるか?」
※知らない人は別作『俺得キャラで人狼』シリーズを読んでみてね!←露骨な宣伝すみません
ゴーヤ「えっと…」
いく「コチョコチョ君なの!」
マフ「そうだ。つまりこの陣形の弱点は…これだ!」
まるゆ「ふぇっ!?」
マフ「そーれ!こーちょこちょこちょこちょー!!!」
マフジー必殺奥義:こちょこちょ(ただのくすぐり攻撃である)
まるゆ「ひゃ、ひゃあああ!や、やめてええええ!」
イムヤ「なっ…!?」
ゴーヤ「折角の想いも受け入れないなんて…!悪魔でち!」
マフ「俺の信念は常に全力だ!ここで手を抜くわけにはいかんのじゃ!」コチョコチョ
まるゆ「きゃ、きゃははははは!!!」
マフ「おっ、腕が緩んだぜぇ!」サッ!
潜水艦たち「しまった!!?」
マフ「そして俺は、この西の門を抜けたァァァ!!!」
イムヤ「いや…やめ…!」
トスッ…
11:13 西門より、マーキー・F・ジョーイ脱出成功
マフ「…悪いが俺も全力で戦い抜けたい。情には流されては、全力とは言えないんでな」
ガシャン!!!
マフジーが格好つけて捨て台詞を吐くと、透明の扉が西の門から降りてきた。
中からはゴーヤたちが何かを叫ぶ様子でその扉をドンドンと叩いている。
マフ「残念だったな潜水艦たち。さーて、俺はクリアしたし、家でゆっくり………」
しかし彼の視線に、自分の所為で逃げられてしまった責任からか泣いてしまったまるゆの姿が見えた…
マフ「なんか申し訳ないことしちまったなあ…よし!」
マフジーはバッグからメモ帳を取り出すと、ゴーヤたちに何かを書いてみせた。
『潜水艦たち、全員私服に着替えて裏門に来ないか?今日から3日間くらいだけでも、どこかでゆっくりしようや』
ゴーヤたちはこのメモを見て目を輝かせ、着替えに向かったようだ。
マフ「やれやれ…そういや潜水艦たちを助けるのにはかなり必死になってたっけ…なのに碌に話もせずに馬鹿やっちまったもんだなあ俺も…(ピンポン!)ん?通達か」
通達
『11時13分、西門よりマーキー・F・ジョーイ脱出。脱出おめでとう。余暇を楽しみたまえ。なお、この脱出により西門は封鎖された。マーキー・F・ジョーイは1時間ごとに他の逃走者へ協力する意味で占いをしてもよい。その際結果は自動的に通達される。なお、これまでのマーキー・F・ジョーイの占い結果は明石を占い守護者判定であることが示されている』
マフ「そうか。ま、明石はクロだって結果が正しいかどうかはわからないが、このことを知らない川内が言ってたことだし、クロ確定だろ」
…
=鎮守府南側(正門方面)=
フレ「マフジー、脱出早くないか!?ってうわっ!?明石クロかよ!?いや全部クロとか逆っていう可能性もゼロじゃねえ…だが響がクロだって?そんな筈はないよな…?」
鈴谷「あれ?フレッドじゃん!ちーっす!」
フレ「うおっ!?ビックリしたなあ!」
鈴谷「いや、壁伝いに何してんのかなーって思って」
フレ「…お前、今日の青葉チャンネル見てないな?」
鈴谷「あー、あれ?私基本的に見てないよ?だってそれより面白いドラマがあるもん!」
フレ「ドラマねえ…(なるほど、鈴谷はシロでいいわ)」
鈴谷「あ!そうだ!良かったら今から食堂行かない?あたしお腹すいちゃって!」
フレ「ああ…悪いな。俺はさっき食ったばっかりなんだ(嘘)」
鈴谷「いいじゃん!いこーよー!今なら熊野が奢ってくれるってよ!」
フレ「はっはっは!人の奢りで食えるんならいくらでも入るぞ!」
パワー担当且つ金の亡者、フレッド、あっさりと食堂へ向かうことに…
…
=鎮守府東側 居酒屋鳳翔付近=
一条寺「マフジーの野郎…!アイツが一番狙われやすいだろうが…!」←鎧が焦げている
加賀「無駄口はほどほどにしてください。貴方は私に敗北したのですから」
一条寺「くっ…俺の頭脳を逆手に取った戦術をしてくるとはな…」
加賀「ですが今の状態では観衆が多すぎます。まずはそこを振り切ることだけを考えさせてもらいます」
一条寺「言っておくが、俺は重いぜ?確かに今、俺の足は動かねえ」
加賀「…判断力を失っているようですね。私たちは艦娘です。貴方ほどの体重など、鎧袖一触です」
一条寺「…あっ」
…
=鎮守府 元提督執務室=
まだ机の下にいる鹿十。窓の外からはそれを呆れた様子で見ているユーフの姿があった。
鹿十「えー…マフジー早くないか…?けどこれで白露型の子や潜水艦たちはいなくなるだろう…けど気になるのは暁型なんだよな。電はユーフ一択、響もフレッドを選ぶはずだ。雷は普段からマフジーを追ってた感じなんだよな…暁…アイツはわからん。まあ消去法で俺か一条寺…?俺!?」
鹿十「くそっ!なんで俺暁占わなかったんだ!」←机の下でつぶやいている
ユーフ「おい!おいシカト!なんでまだいるんだよ!」←窓の外でつぶやいている
※ここからは鹿十は執務室の机の下、ユーフは窓の外でつぶやいています。その駆け引きのようなものをお楽しみください。なお、互いに声は聞こえていません。それどころか、鹿十はユーフに気づいていません
鹿十「暁がクロなら一気にやばい!レディー同盟とかいったグループが一気に怪しくなる。シロでも協力して捕まえかねない!」←頭を抱えて悩んでいる
ユーフ「あの野郎変に悔しがって頭打ちやがったな」
鹿十「とはいえここから出ないとまずいが、足音が皆こっちに近づいてる気がして出られねえ!」←辺りをキョロキョロしている
ユーフ「あー、ありゃ頭打った衝撃で自分がどこにいるのかわかんなくなっちまったのか」
鹿十「落ち着け!落ち着け俺!」←自分の頬をバンバン叩いている
ユーフ「落ち着け!こんなところでそんなきつけみたいな音立てたらまた艦むすたち来るじゃねえか!」
鹿十「そういえばこんなこともあろうかとこの机にマントを入れていた筈だ!」
ユーフ「…!あいつ!フレッドが某魔法学校から盗ってきたとかほざいてた透明マント探してやがる!あれただのおしゃれマントで不良品だぞ!?」
鹿十「…あれ!?なんで無いんだ!?俺が抽斗の2段目に入れたのに!」
ユーフ「『あれ!?なんで無いんだ!?』とか思ってるなアレ。フレッドが探してたのをわざわざ隠したのはアイツだったのか。3日前くらいに俺が比叡に持っていかせたけどさ」
ギィ…(執務室の扉が開いた)
鹿十・ユーフ「!!?」←慌てて隠れる2人
???「…そこにいるんでしょ?知ってるんだよ?」
北上「 シ カ っ ち ? 」
…
いく「えへへ…マフジーさん!お待たせしました!なの!」
まるゆ「ずびっ…その…ありがとうございます…!」
イムヤ「守護者としては失格になっちゃったけど、私、幸せよ!」
はっちゃん「マフジーさん?今日からしばらくは…」
ゴーヤ「ゴーヤたち潜水艦隊を…」
潜水艦たち「宜しくお願いします(なの!)(でち!)!」
マフ「おう!早速だがうどん食いに行くぞ!うどん!」
いく「わーい!いくはねー、釜玉うどんが食べたいの!」
マフ「バーロー!うどんといったらぶっかけうどんにサツマイモの天ぷらの黄金比が醍醐味じゃろがい!」
イムヤ「ふふっ!訳わかんないわよマフジーさん!」
潜水艦たち+マフジー「あははははは!」
Happy Ending 01【潜水艦たちの幸せ、道化の幸せ】
逃走者は残り4人
開かれた門は残り3つ(正門・裏門・東門)
To be continued…
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