二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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異世界ゲートとチビクエスト3
日時: 2017/11/21 17:42
名前: もみじ (ID: WUYVvI61)

……………ここは…………何処だろう…………

耳に誰かの声が届いてくる。

………よ……そ………………3の……へ………

良く、聞き取れない。

………よう…そ……クエ…ト3の…界へ………

後、少し。

「ようこそ!チビクエスト3の世界へ!!」

いきなり声を掛けられたので、ビックリする私。

「うわっ!?…………あの、チビクエスト3って?」

その人は、可愛い女の子だった。

「あれ?知らないの?じゃあなんで新規登録して、
ここまで来たの?」

シンキトウロク?

もうわけが分からない。

この女の子が誰で、ここが何処で、私は……………………

……………誰?

私は、誰?

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Re: チビクエスト3 ( No.1 )
日時: 2017/11/20 20:06
名前: Were 103 (ID: KzKevu2R)

初めまして!

もみじさんの小説、楽しみです!

Re: 異世界ゲートとチビクエスト3 ( No.2 )
日時: 2017/11/22 23:59
名前: もみじ (ID: WUYVvI61)



これがあの記憶喪失と言うものなのか………?

「えーと…………詩歌さん?どうしたの?」

詩歌?それが、私の名前なのか?

「……あの………あなたは……………私のこと……知ってるんですか………?」

すると彼女の顔に、疑問の表情が出る。

「な、何を言ってるのかな……?」

額には、汗が滲み、

「」

恐怖と怯え。

彼女は、私を警戒している。

「………もしかすると、私は、記憶喪失なのかも………」

その一言で、彼女の顔が和らんだ。

「そっか………。あ、自己紹介がまだだったね。あたしはちえり。君の名前は詩歌さん………で、合ってると思う。」

「ふふっ。よろしくお願いします。ちえりさん。」

そして二人で遠くに見える村へ向かった。

Re: 異世界ゲートとチビクエスト3 ( No.3 )
日時: 2017/11/23 09:30
名前: もみじ (ID: WUYVvI61)



ここはノノ村。このチビクエスト3という世界の初心者達が良く集まる、と、ちえりは言った。

そういえば、この世界の名前に、何故『3』が付いてるのか疑問に思う。

「あの、ちえりさん。なんでこの世界の名前に『3』が付いてるんですか?」

ちえりは首をかしげて、

「この′′ゲーム′′がチビクエストシリーズの3番目だからじゃないかな……?」

………′′ゲーム′′?

この世界が、ゲームの中と言う事なのか?

「ううん…………」

「………あたし、この世界から出たい。」

「え?」

ちえりの方を向くと、彼女は真剣な顔をしていた。

何かを指差し、つられて私はそこを見た。

「あれ………『異世界ゲート』って言うんだ。別名、′′デッドゲート′′」

「デッド………ゲート…………死の入り口、ですか。」

ちえりは頷き、話を続けた。

「あそこはね、入ると二度と帰って来れないんだ。みんな「死んだ、死んだ」って言って、いつからかデッドゲートって呼ばれるようになったの。」

「生きてるかも、しれないのに?」

答えはすぐ帰ってきた。

「そう思って、いろんな人が入ってったよ。でも、誰一人、帰って来なかった。」

Re: 異世界ゲートとチビクエスト3 ( No.4 )
日時: 2017/12/24 18:55
名前: もみじ (ID: AwUzQTp7)



残酷で、矛盾している話だ。

死んでないかもしれないのに、勝手にそんな予想で、人を死んだと思わせたそいつが何故か憎く思えた。

それと同時に、2つの疑問が思い浮かぶ。

まずは1つ目の疑問。

「………で、そのデッドゲートとこの世界を出るに、なんの繋がりがあるんですか?」

「デッドゲートは異世界ゲート、つまり、この世界と違う世界に行くゲートなんだよ。ということは、あの世界にも繋がってるかもしれないんだ。あたし達が住んでいた、現実に。」

「……現………実……………」

そして2つ目の疑問。

「…………そういや、なんで私の名前が分かったんですか?」

「ほえ?」

間の抜けた声が帰って来て、思わず笑いそうになるのを堪える。

「あ、ああ、ほら。あたしの頭の上に………」

ちえりは自身の頭上を指し、私はそれを見る。

そこには、ちえり LV58と書いていて、その下に、何かのバーがある。

「えっと………その、下にあるバーはなんですか?」

「ん?ああ、これはHP(ヒットポイント)バー、まあ、いわゆる、寿命だね」

「寿命……………面白いね。ここって。」


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