二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ボカロ曲自己解釈小説!!
- 日時: 2017/12/23 23:55
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
どうも!こんにちは!
ボーカルロイドです!
同じく二次創作小説でカゲプロの小説書いてたりします。(*^ ^*)
ここでは、私の自己解釈でボカロ曲を小説にしていきたいと思います!
*注意*
・リクエストは受け付けておりません。(リクエストを受け付ける際はお知らせします。)
・たまに打ちきりにする可能性があります。
・駄文駄作誤字脱字の四拍子揃ってます。
・荒らしや誹謗中傷は禁止です。(コメントや感想はウェルカムです!)
よろしくお願いします!
書いているもの▽
*→制作中
*透明エレジー>>1
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- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.1 )
- 日時: 2017/12/24 09:19
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
【透明エレジー】
作詞・作曲/ナブナ
小説/ボーカルロイド
* * *
「—…っ!!」
笑っている。
君が、久しぶりのいい笑顔で。
赤と青のグラデーションがかかった空、逆光で君がどんな表情しているのかは分からない。
でも、なんでか笑っているのは分かったんだ。
分かったんだ。
「ーーー…。」
口が動く。
風も吹いてない、周りも騒がしくない。
不思議なほど静かだ。
なのに、君からこぼれる音は全く聞こえなかった。
目から落ちる、キラキラと光るなにか。
君はそれを拭うと、ヒラヒラと手を振った。
屋上の手摺に、ゆっくりと足をかける。
すると、時が止まったかのような僕の体は、弾かれたように走り出した。
君のその手を掴むため。
君を失わないようにするため。
思い切り伸ばす。
伸ばす。
そんな思いとは裏腹に、君はすんなりと落ちてしまったんだ。
目の前から消えてしまったんだ。
僕の手は大きく空振る。
無意味にグーパーグーパーしていたが、それすら虚しくてやめてしまう。
下を見なくてもわかる。
君は落ちた。
君は消えた。
この透明な
透明な…
この、夜空に。
いつの間にか、日は沈み夜を迎えていた。
僕の心を黒く染め上げるかのよに、闇に染まってく景色。
つーっと私の頬を、冷たい滴がつたった。
【続き >>4】
- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.2 )
- 日時: 2017/12/24 01:25
- 名前: テムジン (ID: KzKevu2R)
初めまして、テムジンです
ボーカルロイドさんの小説、見てます
これからもよろしくお願いします
- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.3 )
- 日時: 2017/12/24 08:41
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
>>2
テムジンさん
初めまして!
こんな駄作を見ていただきありがとうございます!
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします!
- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.4 )
- 日時: 2018/01/08 11:23
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
真っ暗真っ暗。
僕の心も、この景色も。
真っ暗だ。真っ暗だ。
この景色が澄みきって、明るく照らしても…僕の心は真っ暗。
「なにしてんの…?」
「……っ!?」
屋上で、手摺に体をもたれ掛かっていたら聞こえた。
あの声。
その声。
それは、昨日聞こえなかった、君の音。
聞きなれた君の音。
バッと振り替える。
「そろそろしたら、ホームルーム始まっちゃうよ?」
「ああ…、うん。行くよ。」
不思議だった。
あの闇の中に溶け込んだみたいだったが、本当に溶け込んでしまったのだろうか?
そして、朝には戻るのだろうか?
とにかく、不思議だった。
あの夜空に消えたところしっかりと見ていたのに。
夢……だったのか?
今、この頃テスト勉強で寝不足で朝の時間帯は眠い。
朝にここに来て、そして微睡んでいたらそんな夢を……?
きっとそうなんだ。
だって、ここにいるもの。
君は。
ふふ…っと笑いがもれる。
「あれ?笑うなんて、珍しいね。」
「ううん、ちょっとね…。」
そうやって、会話していることが楽しい。
意味は違うかもだけど、いなくなってはじめて感じる良さ。
って感じなのかもしれない。
教室の扉を開けて、席についたとき丁度ホームルームのチャイムが響いた。
【続き >>5】
- Re: ボカロ曲自己解釈小説!! ( No.5 )
- 日時: 2018/01/08 11:21
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「おーい、お前らー席につけ〜!」
担任の男教師が一声張り上げると、みんなガヤガヤと席に戻り始めた。
また、いつもの通り下らないHRでもするのだろう。この先生はその手のことでは物凄く有名だ。毎日、毎日、演説みたいなHRをするって……。
「だからな、お前らもこういう風な生徒に……」
「あーあ、また始まったよ……。」
「早く、終わんないかな。」
「ダリぃ。」
最初のうちは面白がって聞いていたとしても、暫くすると飽きが来ると言うものだ。口々に皆、愚痴をもらしている。
まあ、僕も好きじゃないけどさ。
先生は、気にすることなく……ていうか、聞こえてるのかな?
自分の演説に集中しすぎて、周りが見えてないんじゃないの?
現に、彼は裏で悪口が行われているのを全く知らず、「先生の演説は生徒にとても人気があるんだ!」と、先生をおだてるために言った決まり文句を、誉め言葉と勘違いして、全校朝会で言い張る始末。
結果、全校生徒と職員がこのつまらない演説を聞く羽目になった。あれは、地獄だった。
実際、校長の顔も渋面だったもんな。
— キーンコーンカーンコーン
「せんせー!チャイムなってまあーす!」
「おおっ、もうそんな時間か。まだまだ話足りないけどしょうがないな。」
僕達にとっては天にも昇る心地ですがね。
なんて言葉を皆、飲み下す。
「じゃあ、HRはここまでっ!今日も有意義な時間にするだぞ〜!」
「起立、礼。」
『ありがとうございました』
先生が教室からでていくと、みんな親しい友人の所へ行き、「今日もクソだったわー」と先生をバカにした発言をしている。
まあ、僕もしてるんだけど。
「ねえねえ、今日も演説してたね。毎度毎度そのメンタルの強さどこにあるんだろうね?」
「ネタ探すの大変そー。ほんと、飽きないよね〜。」
君と話してる。
喋ってる。
それだけで、なんか嬉しいんだ。
もっと会話がしたくて身を乗り出す。
すると、目の前が真っ暗になった。
深い深い闇へ、堕ちて堕ちて。
この闇はどこかで見たような気がする。
ふと、耳元で小さな声が。
【もう一度チャンスをやるよ。次はうまくいってよね。】
ぼそりと独り言のような感じだったのに、耳元で囁かれたように、それでも、ハッキリと聞こえた。
小さな女の子の声。丁度、小学校低学年くらいの。
えっ、と思った頃にはまたいつもの風景と、戸惑った表情の君。
「どうしたの?顔色悪いよ?」
「あぁ…、ごめん。ちょっと頭痛くなっちゃって。」
「大丈夫?保健室行く?」
「いや、いいよ。ありがとう。」
一時間めを告げるチャイムがなり、皆それぞれの席へと戻っていった。
一体、何だったんだろう。
しかし、その疑問は一時間から忘れてしまった。
だって、一時間が私の大好きな教科だったから。
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