二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Pocket Monster -Legend-
- 日時: 2018/03/22 03:16
- 名前: 田中 ◆15lIZBDwz6 (ID: yU3pc2AF)
初カキコ記念作品。 第一世代から第六世代までのポケモン出していきますよ。
感動長編ストーリー目指してるのでよかったら泣いてってくださいね。
投稿速度保つようにしてるけど万が一の時があったらごめん。
追記:書き溜めなくなってきた…つらぁ
—————————————————————————————————————————————————
●目次●
Prologue ——>>01
Episode1 ——>>02 Episode2 ——>>03 Episode3 ——>>04 Episode4 ——>>07
Episode5 ——>>08 Episode6 ——2018/03/23投稿開始
—————————————————————————————————————————————————
Page:1 2
- Re: Pocket Monster -Legend- ( No.1 )
- 日時: 2018/03/18 06:55
- 名前: 田中 ◆15lIZBDwz6 (ID: yU3pc2AF)
- 参照: Prologue
?「ククッ。来たか、シルバー」
シルバー「……お久しぶりです。サカキ様」
サカキ「お前をわざわざジョウト地方から呼び寄せた理由は分かるな?」
シルバー「はい」
サカキ「よろしい。では早速お前に仕事を託す」
サカキと名乗る男は右手を上げ、部下を呼ぶ。
下っ端「お呼びでしょうか!」
サカキ「あぁ。シルバーに今回の仕事の概要を説明しろ」
下っ端「畏まりましたッ!」
サカキはそれだけ言い、席を立つ。
サカキ「ではシルバー。私も忙しい身なのでこれで失礼するが……くれぐれも失望させてくれるなよ?」
シルバー「勿論です。必ずお役に立ってみせます」
シルバーと名乗る少年は頭を軽く下げ、サカキを見送る。
サカキが去ったのを確認し、下っ端は喋り出す。
下っ端「よし。お前の仕事の概要を説明してやる」
シルバー「あぁ。手短にな」
下っ端「ハッ。といってもお前はマサラタウンのオーキドという奴の研究所へ侵入し物を盗むだけだがな」
シルバー「盗みか。いいぜ、何を盗めばいいんだ?」
下っ端「ポケモンと、オーキドが作り出したポケモン図鑑だよ」
シルバー「図鑑か。……なるほどね」
下っ端「我々ロケット団の目標に一歩近づく事のできる代物だ。ポケモンは最悪盗めなくてもいい」
シルバー「優先すべきは図鑑ということか」
下っ端「そうだ。俺達は陽動でお前が動き易いようにサポートに回る」
シルバー「必要ない。俺だけで十分だ」
下っ端「なにッ!?」
シルバー「お前等下っ端共がウヨウヨいたら邪魔になるんだよ」
下っ端「この餓鬼……ッ!」
シルバー「いいか? 俺の邪魔だけは絶対するんじゃねぇ……でないと、わかってるな」
——ギロリ。
シルバーは相手を鋭く睨みつける。
下っ端「りょ、了解だ」
シルバー「じゃあな」
シルバーの鋭い視線に冷や汗を流す下っ端は、言葉も発せずシルバーを見送った。
目指すはカントー地方のマサラタウン。
今までジョウト地方という所にいたシルバーにとっては、新しい旅の幕開けでもあった——。
- Re: Pocket Monster -Legend- ( No.2 )
- 日時: 2018/03/18 08:24
- 名前: 田中 ◆15lIZBDwz6 (ID: yU3pc2AF)
- 参照: Episode1
——マサラタウン。
町一番の腕の立つトレーナーとして町民から慕われている少年レッドは、東の森へと足を運んでいた。
少年「ねぇレッド兄ちゃん! この辺にいっぱいポケモンいるよ!」
レッド「この森の野生ポケモンは基本穏やかだからな。人間が来ても逃げたりしないんだ」
少女「へえー。近付いても怒らない?」
レッド「敵意がないとわかれば襲われたりはしないよ。触ってみるか?」
少年「いいのっ!?」
レッド「あぁ。ただし強く叩いたり引っ張ったりはダメだからな」
少女「やったー!」
二人の小さな子供を連れ森を歩くレッドは無邪気な笑顔で野生のポケモンと戯れる子供を見て微笑む。
少年「この子名前なんて言うの!」
レッド「その子はポッポだよ。飛行タイプ、ノーマルタイプのポケモン」
少女「鳥さんなんだぁ! 可愛い!」
少年「じゃあこの子は!?」
レッド「その子はコラッタだな。ノーマルタイプのポケモンだよ」
少女「ネズミ! ピカチュウみたい!」
二人の無邪気な笑い声に惹かれて野生のポケモンが集まっていく。
少年「うおおっ! いっぱいきた!」
レッド「はは。二人と遊びたいんじゃないか?」
少年「すごいすごい! ねぇねぇ。この子達皆連れてったらオーキドの爺ちゃん喜ぶかな!」
?「はっは。それはねえんじゃねぇか?」
レッド「ん? おぉ。グリーンか」
少女「グリーンお兄ちゃん!」
グリーン「おう。元気してたか?」
少年「あれぇ? グリーン兄ちゃんって今タマムシシティにいたんじゃ?」
グリーン「今さっき戻ってきたんだよ。それでここに足を運んだんだ」
レッド「へぇ。どうだったよ、タマムシシティは」
グリーン「ンまあ、かなりの都会だったな。デパートは凄かったぜ」
少年「いいなあグリーン兄ちゃん」
少女「デパート私も行きたーい」
レッド「いずれ行けるよ。君達もトレーナー目指してるんでしょ?」
少年・少女「うん!」
レッド「……うん。なら間違いなく行ける。ポケモンがいればどこにでも行けるんだよ」
グリーン「そうだな。その為にはまずポケモンの知識を身につけなきゃな?」
少年「うっ……勉強は苦手だ……」
グリーン「最低ラインのレッドを超えられなきゃトレーナーなんて夢のまた夢だぜ?」
レッド「なんで俺が最低ラインなんだよ」
グリーン「勝負に強くても知識が浅いからな。ポケモンバトルには時に知識も必要だぜ?」
少女「でもレッドお兄ちゃんは負けた事ないよ?」
少年「うん。だってマサラタウンで一番に強いんだもんね!」
レッド「ははは。まあ、それは俺がこの町の人としか戦った事がないからかな」
グリーン「世界は広いんだ。例えば俺のいたタマムシシティ。あそこにはポケモンジムがあるよな?」
少年「うんっ。あそこのジムリーダーが可愛い女の人ってお父さん言ってた!」
グリーン「そ、そうか……。まあ、例えばレッドとそのジムリーダーが戦ったらどっちが勝つと思うよ?」
少女「んー……レッド! 強いから!」
レッド「ん。ありがとう」
グリーン「照れるなよ。タマムシシティのジムリーダー、エリカはもっと強いんだぜ?」
少年「そうなの?」
レッド「うん。俺が今挑戦したら負けるんじゃないかな」
グリーン「この世界にはレッドより強い奴なんざかなりいるんだ。それだけ世界は広いって事だな」
レッド「そ。だからトレーナーは各ジムに挑戦してバッジを手に入れるんだ」
少女「知ってる! 8つ集めるとポケモンリーグの出場資格がもらえるんだよね!」
レッド「うん。そうやって自分の腕を磨いて成長していくのがポケモントレーナーだよ」
少年「じゃあレッドは旅に出るの?」
レッド「ん? まあ、そりゃね」
グリーン「お前等も頑張れよ? 二人が旅に出るころには俺等チャンピオンになってるかもな」
少年「チャンピオンは一人だけだよ!」
グリーン「知ってるよ。まあ、今の内に頑張っておけよ、後悔のしないようにな」
グリーンは少年の頭をクシャクシャと撫でる。
レッド「さて。今日はもういい時間だし、帰るか」
少女「うんっ! 楽しかったよレッドお兄ちゃん!」
レッド「そっか。そりゃよかった。俺も連れてきた甲斐があったよ」
いつの間にか周りの野生ポケモンも巣に戻っており、周りには一匹も残っていなかった。
レッド「ところでお前。今日帰る事博士には言ってるのか?」
グリーン「当たり前だろ? 姉ちゃんにも言ってるよ」
少年「レッド兄ちゃん達は最初に研究所にいくの?」
レッド「ああ。でも二人はもう遅いから家に戻るんだぞ」
少女「はーい」
帰り道。何気ない会話を繰り広げ、マサラタウンを目指す。
目的のマサラタウンまであと少し——という矢先に、背後の気配を感じた二人は一斉に振り返る。
?「おぉっと。まさか俺達の存在に気付いてたか?」
?「ハッ! なんだってこんなガキの世話なんかしなきゃならねえんだか」
黒い服、ロゴにRと刻まれた衣装を身に包む男達。
レッド「俺たちの会話を聞いて襲うつもりだったか?」
グリーン「趣味が悪いねぇ」
?「当然。今研究所に足を運ばれるのは困るんだよ」
?「そう! 俺達ロケット団が現在あの研究所のオーキドに用事があるからな!」
レッド「俺達も用事あったんだけどな。……二人とも、俺の後ろに隠れてて」
小さい子供達は怯え、レッドの背後に身を隠す。
下っ端A「餓鬼が餓鬼のお守なんてしてやがるよ」
下っ端B「傑作だな」
グリーン「おいレッド」
レッド「わかってるよ。グリーン」
下っ端A「へえ。ロケット団に喧嘩を売る気か? いいぜ、受けて立ってやる!」
下っ端B「後悔してももう遅いからなッ!」
急遽始まるダブルバトル——。
対する相手はロケット団と名乗る秘密の組織。少年レッドとグリーンは彼等にどう立ち向かうのか——。
- Re: Pocket Monster -Legend- ( No.3 )
- 日時: 2018/03/19 07:36
- 名前: 田中 ◆15lIZBDwz6 (ID: yU3pc2AF)
- 参照: Episode2
下っ端A「行けコラッタ!」
コラッタ「ラッタ!」
下っ端B「お前も行けドガース!」
ドガース「ドガァァ」
ロケット団と名乗る組織の男達はそれぞれポケモンを出す。
少女「コラッタ……」
グリーン「おいお前等。教えてやるよ。これがポケモンバトルだ! いけバルキー!」
バルキー「バルッ」
レッド「イーブイッ! 行け!」
イーブイ「ブイブイ!」
下っ端A「先手必勝! コラッタ! 電光石火だ!」
コラッタ「ラタァ!」
下っ端B「ドガース! コラッタの手助けをしてやれ。えんまく!」
ドガース「ドガァァ……」
煙幕により姿が消えたコラッタに——。
イーブイ「ブイー!」
周囲に気を配らせていたイーブイに電光石火が炸裂。
レッド「大丈夫かイーブイ?」
イーブイ「ブ、ブイッ」
レッド「よし。相手は煙幕で姿を隠した気でいるからな。そこを狙う。スピードスター!」
イーブイ「イー……ブゥゥゥイ!」
煙幕で隠れた相手のポケモン二体に攻撃が命中。
イーブイのスピードスター。威力は微妙ではあるが相手複数を一気に狙え、且つ必中技である。
グリーン「流石レッドってとこだな。バルキー。俺達も続くぞ! コラッタに岩砕きッ!」
バルキー「バル!」
下っ端A「躱せコラッタァ!」
レッド「躱した先を狙えッ! 体当たり!」
イーブイ「ブゥゥゥイ!」
下っ端B「チィ! ドガースも体当たり!」
ドガース「ドガァァ!!」
——ドンッ! バキィ!
下っ端B「ドガース! もう一度えんまく!」
レッド「イーブイ! あなをほる!」
ドガース「ドガッ」
イーブイ「ブイッ」
下っ端A「ハッ。狙いはコラッタか? 狙いが分かってりゃやり易いなぁ! コラッタかげぶんしんだ!」
グリーン「バルキー! ひみつのちから!」
バルキー「バル! バルゥゥゥゥ!!」
コラッタ「コラァ!」
下っ端A「何ィ!?」
下っ端B「クッ。ドガース! バルキーに体当たり!」
レッド「イーブイ! シャドーボール!」
イーブイ「ブイッ」
下っ端B「なんだと!?」
レッド「へっ。まだまだ行くぞイーブイ! 続けてあなをほる!」
下っ端A「またかッ! くそコラッタ! お前もあなを——」
グリーン「無駄だぜ?」
コラッタ「ラァァ……」
下っ端A「んな。何寝てやがる!」
下っ端B「——ひみつのちからの追加効果か」
グリーン「ご名答。そして止めだバルキー! 岩砕き!」
バルキー「バァァルゥゥゥ!」
コラッタ「コ、コラアアァァァ!」
相手のコラッタは倒れる。
下っ端A「くっそぉ!」
下っ端B「くそ。情けねえ奴だ! ドガースえんまく!」
レッド「イーブイ! スピードスター!」
ドガース「ドガッ」
下っ端B「くそ! 必中技が面倒だ!」
グリーン「そろそろ負けを認めてもいいんだぜ? 二対一じゃどの道——」
下っ端B「……はは。ははは! あっははははははは!」
レッド「!」
下っ端B「面白い餓鬼共だ。……こりゃボスに報告しねぇとなぁ」
グリーン「あ?」
下っ端B「テメェらが生きてりゃな……!」
レッド「! マズイぞグリーン! 逃げろ!」
先に何かを察したレッドは背後の少年少女を庇い走る。
下っ端B「ぎゃははははは! ドガース! じばくだァ!!」
グリーン「なっ」
レッドはグリーンの手を取り走る。
瞬間ドガースは光だし、辺り一面爆発した影響で草木が焦げていた。
下っ端A「オイオイ……」
下っ端B「ハハ……」
残ったのはロケット団の団員のみ。
下っ端A「今の爆発で周りに気付かれた。逃げるぞ」
下っ端B「あぁ……シルバー様はどうなった?」
下っ端A「知らん。今回の俺等の仕事は監視だ。だがシルバー様が邪魔をするなというのであれば仕方ない」
下っ端B「余計な真似はしないってか」
下っ端A「それが一番だ。さぁ、早く逃げるぞ」
団員が後ろを振り返り立ち去ろうとしたその時——。
レッド「イーブイ。すなかけ!」
イーブイ「ブイ!」
下っ端AB「うわぁ!」
グリーン「バルキー。そいつらを縛り上げろ!」
バルキー「バルッ」
下っ端B「バカなッ! さっきの餓鬼共がなんで生きてやがる!」
レッド「ん? ああ。イーブイにあなをほらせてよかったよ」
少年「痛かったけどね……」
少女「うぅ」
グリーン「文句を言うなよ。死ぬよかマシだろうよ」
下っ端A「は! 俺等を捕まえて警察にでも突き出すかよ!?」
レッド「当たり前だろ。ポケモンを使って人を殺めかけてんだ」
下っ端B「しくじっちまったなオイ」
グリーン「まずは爺ちゃんの所に行くか?」
レッド「その方がいいんじゃないか?」
少年「僕たちはどうすればいいの?」
レッド「ん。そりゃぁ君達は先に帰って……ってわけにもいかないか」
少女「ぐすっ」
グリーン「……親御さんには俺から連絡して遅くなる事伝えるよ」
レッド「頼む。後で俺が送ってくよ」
少女「う、うわあああああん!!」
レッド「ごめんな。怖かったな? ケガはなかったか?」
少女「んぐっ……右手がいたい……っ」
グリーン「お前は大丈夫か?」
少年「ん。僕男だもん! 泣かないよ!」
グリーン「そうかいそうかい。よく頑張ったじゃねえの?」
レッド「取り敢えず、コイツ等を博士の所に連れていくか」
?「——その必要はない」
二人の話し合いに割り込んできた赤い髪の少年——。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。