二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 鏡音リンレン 私の初恋、俺の初恋
- 日時: 2018/04/24 15:43
- 名前: REN-REN (ID: yhkbI.2W)
本編の前に注意書き
・文才が壊滅的です
・キャラ崩壊アリ(?)です
・曲のみが好きな作者なので、色々と間違いがあるかもです
・リンレン付き合ってます
・ラブラブさせるつもりです
以上
苦手な方はバックをお願いします
よろしくお願いします
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- Re: 鏡音リンレン 私の初恋、俺の初恋 ( No.1 )
- 日時: 2018/04/24 16:26
- 名前: REN-REN (ID: yhkbI.2W)
とある夏の放課後。オレンジ色の夕焼けが煌めいている。
俺は、昨日が提出日の課題を、当然の如く忘れて居残りをしていた。雑な字でさっさと済ませたからか、シャーペンを握っていた右手が、かすかに痺れる。
借りていた漫画の伝記を返すべく、図書室に向かった。実はコレも、返却期限を1週間ぐらい過ぎている。自分で言うのもなんだが、だらしなさ過ぎて笑える。
白い扉に手を掛け、横にスライドさせる。白にベージュの縁取りの壁の、シンプルな部屋に足を踏み入れる。クーラーが効いていて、廊下とは比べ物にならない程快適だった。
「すいません。この本、返したいんスけど」
カウンターの奥に座っている女子に話し掛けたが、返事が無い。
「すいませーん、聞こえてますか?」
もう一度尋ねる。それでようやく気が付いたらしい彼女が、驚いて椅子を引いた。
「キャッ!ご、ごめんなさい!」
マジか。
俺は、自分でも分かるぐらい真っ赤になった顔を見られないよう、左手で即座に覆った。
カウンターに居た女子は、紛れもなく俺の好きな相手、鏡音リン。白いリボン付きのカチューシャが、今日もよく似合っている。
「どうしたの?ボーッとしてるけど、大丈夫?」
ハッとして見ると、既に返却の準備をしていたリンが、上目遣いにこちらを見ていた。その目は澄んだ碧眼で、金髪にピッタリだと無意識に思う。
「だ、大丈夫!ごめん、何でもない」
早口で言うと、リンの表情がパアッと明るくなった。
「良かった!具合悪かったら、どうしようって思ってたの」
ニッコリとはにかまれた瞬間、深い穴に飛び込みたくなった。ヤバい。リンの奴、ガチで可愛い。
「えっと・・・何してんの?もう放課後だよ」
「本を読んでたの。王子様とお姫様の恋愛小説なんだけど、2人の恋路に憧れちゃうんだ」
ふふっと微笑むリンに、俺は我慢が出来ず、唐突に言った。
「リンはさ。俺のこと、好き?」
- Re: 鏡音リンレン 私の初恋、俺の初恋 ( No.2 )
- 日時: 2018/05/14 18:47
- 名前: REN-REN (ID: yhkbI.2W)
「リンはさ。俺のこと、好き?」
俺がその言葉を口にしてから、しばらくの沈黙が流れた。
その後、ようやく言葉の意味を理解したらしいリンが、耳まで真っ赤になった。まるでリンゴだ。
「えっ?あのっ、それって・・・?」
「唐突だとは思うけどさ。リンの口から、直接聞きたい。」
「えええ・・・・・・その・・・。」
リンは俺から目線を反らし、いかにも必死!って感じで考え始めた。
「好きか嫌いかって言われれば・・・それは・・・えと・・・。」
ポツポツと、リンが言葉を発する。
「出席番号が近くて・・・話しやすいなあ・・・なんて思った・・・し、正直私は・・・その・・・。」
リンが両手で顔を覆った。カーデの袖がダブダブで、愛くるしい。
そして、細長い指の隙間から大きな瞳を覗かせて言った。
「・・・すき・・・。」
炎が燃え盛るんじゃないかって位、俺の顔が赤く染まった。
リンの可愛さとOKされた嬉しさで、心拍数が急上昇したのが分かった。
思わずリンの手を握りそうだったが、とっさに学ランの中に引っ込める。
「ど・・・どうしたの?」
俺の行動に、顔を真っ赤にしたままリンが首をかしげた。
「ななな、な・・・何でもない。」
「ずるーい。私、あんなに恥ずかしかったのに。」
リンが、真っ白い頬をむうっと膨らませた。おお、神よ・・・可愛すぎる天使をありがとう。
「・・・帰らね?」
「うん、帰ろう。一緒にね。」
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