二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 転生したら黄金の獣だった件
- 日時: 2019/06/10 22:00
- 名前: 雄現十項 (ID: DUzeI13G)
とある世界のとある国、そのまたとある地方のとある病院。そこでとある十歳くらいの少年が息を引き取ろうとしていた。
その少年の体を蝕む病は現在の医学では治しようもないものだった。
「頑張って!——君!」
(ああ、悲しいなあ。こんな所で死ぬなんて。まだやりたいゲームもあったし見たいテレビもあったのになぁ。それにお父さんお母さんとも最後まで会えなかった……。)
「ディエスイレとかいうゲームをやりたいんでしょう!?スカッ○ジャパンも見るんでしょう!?こんな所で死ぬ気なの!」
(そうだ!ディエスイレ!まだ全ルートクリアしてないのに!)
「ゴホッゴホッ!……———。」
「——君!——君!————……!」
(体が・・・熱くて冷たい・・・。)
≪確認しました。対熱耐性獲得・・・成功しました。続けて、対寒耐性獲得・・・成功しました。
対熱耐寒耐性を獲得したことにより、『熱変動耐性ex』にスキルが進化しました。≫
(喉が刺されるように痛い・・・!)
≪確認しました。刺突耐性獲得・・・成功しました。続けて、痛覚無効獲得・・・成功しました≫
(次に生まれたときは、黄金の獣みたいなカッコイイひとになりたい。)
≪確認しました。 ラインハルト・ハイドリヒの体を作成します・・・成功しました。≫
あっけなく、———は死んだ。それこそ塵を払うように。
しかしこの時、———の"魂"は異なる世界の同一時空に発生した特異な魔物とリンクしたのだ。
目視もできない、小さな次元の亀裂。発生した膨大な魔素の塊に、リンクした魂。
本来有り得ぬ天文学的確率で、———は異なる世界の魔人として転生することとなる。
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- Re: 転生したら黄金の獣だった件 ( No.1 )
- 日時: 2019/06/11 03:07
- 名前: 雄現十項 (ID: 00biOyrM)
——不幸ばかりの人生だった。
幼稚園を出たころに親が多額の遺産を残して死亡。親戚の家を五年間たらい回しにされた。
その後、現在の医学では治しようのない難病にかかり、ずっと病院にいた。
僕も永劫破壊のような力を持ってみたかった。
≪確認しました。ユニークスキル『永劫破壊』を獲得・・・成功しました≫
あ、でもドラクエの賢者とか大賢者にもあこがれるなあ、魔法使ってみたい。
≪確認しました。エクストラスキル『賢者』を獲得・・・成功しました。続けて、エクストラスキル『賢者』をユニークスキル『大賢者』に進化させます。・・・成功しました。≫
なにこの声、でも———
(死ぬのは思ったより寂しくないんだね。)
******
明るい!明るすぎて目が痛い・・・! 此処どこだ?ていうか僕死んだはずなんだけど・・・?
そこまで考えて僕の意識は覚醒した。僕の名前は———、11歳になる前に難病で死んだはず。よし、
覚えてる。大丈夫。
周りを見渡そうとして気づいた。・・・身長大きくない?
そもそも病院の中で立ったことなんてほとんどなかったんだけど、流石に10歳の僕にしては高すぎる。混乱してる。———その時、ガサッっと後ろで物音がした。
反射的に振り返ると其処には体長7、8メートル程の大きすぎる猪がいた。
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