二次創作小説(新・総合)
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.187 )
- 日時: 2018/01/06 23:14
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
どうも皆さんお久しぶりです&あけましておめでとうございます。最近中古で3DS版時オカを買ってプレイしたはいいものの、裏ゼルダのえげつない仕掛けに割とガチで絶句している抜間さんですー。色々と仕掛けについて言いたいことは多々あるけど、とりあえず氷の洞窟のハートのかけらを守っているクリスタルスイッチと炎の神殿のリフト下の鍵よ、貴様らはマジで許さん。
マリオ「俺も実際にプレイしてびっくりしたんだが氷の洞窟のクリスタルスイッチ、まさかあんなところにあるとは…;作者、よくあれに自力で気づいたな?」
抜間さん「うちも我ながらよく気づけたなって思うよ;しかもその解除方法もまさかの方法すぎるし、裏ゼルダ難しいわやっぱ;」
まあそれはさておき…まずは皆さん、上記の理由とぴくしぶに載せる用のスマブラお絵かきを量産しまくっていたのとで長らく小説を更新出来なくて本当にごめんなさい;抜間さんはちゃんと生きていますし小説もちょっとずつ執筆しているので大丈夫です。
さて、久しぶりの更新となる今回ですが、アリンコバスターの続きがなかなか思うように書けないのと、いつも小説執筆時にお世話になっているスマホアプリのデータを断捨離している時に最初と最後の部分のみを書いただけの小説をたまたま見つけて「せっかくのお蔵入りはもったいないし、これをちゃんと完成させてみよう」と考えて執筆した結果、わりと長めの短文が完成いたしました。一応内容としてはスマブラチームと暗殺チームが冬らしいスポーツで大騒ぎするエピソードとなっております。
…ただし、2018年最初の更新ということであらゆるネタを盛り込みまくった結果、文字数が34000字近くなった上にとんでもなくカオスなことになりました。えー、先に言わせてください。今年も抜間さんは1ミリたりとも自重しません☆
まとも組「バッサリ言い切ったなオイコラ」
とりあえず、腹筋崩壊要注意ということでお願いします。では、どうぞー。
…あ、ちなみにお絵かきはいくらか量が溜まってきたので、近いうちにツイログとしてまとめて掲載しようかなーと考えております。 掲載されたらついったやカキコてお知らせする予定なので、見てくれると抜間さんはかなり喜びます(突然の宣伝)
『…では続いて、任天街の天気をお伝えします。任天街は、突如として起こった気流の乱れによって生まれた寒気の影響で積雪が続き、街全体が大雪に見舞われております。この寒気は今週末まで任天街の上空に停滞する見込みであり、気象センターは雪崩や道路のスリップなどに注意をするように呼びかけています…』
本格的に冬に突入し、寒さが日に日に厳しくなってきたある日のこと。
天気予報が雪だるまマークで占められた今日の任天街は近年まれに見る大寒波に見舞われており、予想を越える大雪に街中の誰もがてんやわんやしていた。そんな大雪による影響は任天街の一角に建つSNS団のギルドにも勿論現れており、大人たちが雪かきや暖房用の燃料確保に右往左往したり、ガーデニング組が雪と寒さに作物をやられないように対策をしたり、子供組が暖かい格好で雪遊びにいそしんだりといつにも増して忙しい光景が目に付いてくる。
……そんな雪の日のSNS団ギルドにて、雪が降りしきる中を中庭目指してずんずんと元気よく進む人影が二つあった。
ピット「ゆーきやこんこん♪あられやこんこん♪降っても降ってもまだ降りやまぬー♪」
ブラピ「雪はいいんだがさっみぃなオイ!!これが週末まで続くとかどんだけだよ?;」
そう、パルテナ親衛隊の隊長ピットと、自由とカオスを求める黒い天使ブラピだ。
天界生まれの二人にとって雪はテンションが上がるイベントの一つらしく、その顔は年相応の子供のように無邪気そのものだ。空から絶え間なく降り注ぐきらきらした雪と、さくさくと雪を踏む軽快な足音はよりいっそう二人の気分を盛り上げ、特にピットは楽しげに「雪やこんこん」を歌いながらギルドの外周をスキップするほどテンションが上がっていた。
ピット「犬は喜び庭駆け回りー猫はこたつで丸くなるー♪…あっドラゾンだ!」
ブラピ「お、マジだ。それに、ムジュリンにヘラにピチューもいるぜ」
ムジュリン「それいっけぇぇぇぇドラゾン!!雪なんて吹き飛ばせぇぇーー!」
ヘラ「あははっ、ドラゾンが蹴散らした雪が顔に雪が当たって冷たいや!」
ピチュー「ブルドーザーみたいですごく楽しいデチュゥゥゥゥ!!」
ドラゾン「ぎゃうーーーん!!!(^皿^)♪(ドスドス)」
ギア「おーい、やりすぎて風邪ひくなよー?…にしても、子供は風の子とはよく言ったものだよなぁ」
マノス「まあまあ、君も若いんだし一緒に遊んできてはどうかな?」
ギア「そうは言いますけど、オレ寒いのはあんまり得意じゃないんすよ…;」
と、ふとテラスを通りかかると、そこではドラゾン君が仲の良い子供達を背中に乗せながら犬よろしく庭を駆け回っており、ギアとマノスは寒いのは苦手なのかその様子を他人事のように眺めていた。どうやら、つもり積もった大雪を楽しんでいるのはオセロ天使だけに限ったことではないようだ。……あ、一応補足しておくと今日はオセロ天使…というか外に出ている全員がちゃんと冬らしい格好で防寒対策をしています。
ピット「うわぁ、雪とドラゾンのコラボってなかなか見られないかも」
ブラピ「スゲー光景だなあれ。つーか、ドラゾンも犬よろしく喜び庭駆け回りするんだな;」
ピット「フンフンフーン♪さーて、雪で何作ろっかなー。雪だるまにしようかな?それともかまくらにしようかな?」
ブラピ「…なんなんだピット、さっきから聞いてりゃあ受かれやがって…そんなに雪が嬉しいのか?」
ピット「だって、エンジェラントは年中温暖な気候だから雪なんて降らないし、任天街でもこんなに降るのは珍しいんだからはしゃいだっていいじゃないか!!それに、そういうブラピだって満更でもないんだろ?」
ブラピ「フン、どうだかな?」
雪を辺りに撒き散らしながらはしゃぐドラゾンはやっぱり迫力があるなぁ、と考えつつ二人はテラスを通りすぎて中庭に歩みを進めた。楽しそうにするピットの様子にブラピはニヤニヤしながら子供だとからかい、ピットはむくれた表情で負けじと言い返す。
ブラピ「…でもよー、これだけ雪がふってりゃあSNS団の連中だって黙ってねーだろ?いくら中庭だってさっきのドラゾンみたいに踏み荒らされるなり雪かきされるなりしてるんじゃねーの?」
ピット「そんなことないって!例え踏み荒らされても雪遊び出来るくらいは残ってるってば!……あ、ほら!中庭に着いたぞブラピ!きっと中庭を見渡せば一面真っ白平和な雪景しk……」
フォックス「せっかくの大作をぶち壊しやがって何してやがるんだこの鷹岡もどきがぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」
寺坂「元はといえばテメェらが悪いんだろこの頭でっかち借金狐がぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」
ピット&ブラピ「「ギャアアアアァァァァァァァァァーーー!!!!;;;」」
……って何と中庭に着くや否やフォックスと寺坂がスマブラの木箱よろしく勢いよくぶん投げた雪玉が二人の目前に迫ってきましたああぁぁぁぁぁぁぁーー-!!!!?まさかの先制攻撃にオセロ天使は思わずシャウトするもすぐに正気を取り戻し、急いで神弓を取り出して二人がかりで雪玉を数発撃ち抜いてぶち壊す。すいません、せっかくオセロ天使でいい感じに始まったと思ったのに何これ?
ピット「ぜぇはぁ……何今の?ブラピ、大丈夫だった?」
ブラピ「何とかな…。オイ、誰だ今雪玉ぶん投げやがっ「このジャイアントブタゴリラがぁーーー!テメェにはメイドじゃなくて冥土がお似合いだぁぁぁーーー!!!(チュドドドド!)」うぉっと!!?」
ピット「ちょっ…今明らかにブラスター撃ってき「んだとこのバカ狐がぁぁぁぁーーー!そっちこそその皮剥いでやろうかぁぁぁーーー!!(ゴッシャーーーン!!)」うわぁぁぁーーー!!?;」
ブラピ「あっぶね、今の寺坂の籠手から出た衝撃波だよな!?…ったく、ふっざけんなよあのバカども!!お陰でこっちが大怪我寸前だったんだぞ!!?(豪腕デンショッカー所持)」
ピット「気持ちはわかるけどダメだってば、こらえろブラピ!!;あのーーー!!すいませーーん!!寺坂さんにフォックスさーん!どうしてお二人は喧嘩なんてしてるんですかー!!」
フォックス「こいつが!!俺の力作のクリスタルを台無しにしやがったんだ!!」
寺坂「んだとゴラァァ!!そっちだって俺のメイドご自慢のにゃんにゃんポーズを台無しにしやがったじゃねーか!!?」
フォックス「そっちが先にやってきたんだろうが!!!」
寺坂「いーや、そっちが先だったからな!!俺はぜってーに認めねぇからな!!?」
ピット「……ダメだこりゃ;何言ってるのか意味も分かんないし;」
二人が絶えず飛んでくる雪玉やスコップやバケツを避ける合間にも、ついにはブラスターやら衝撃波やらの雪玉以外の物まで飛んでくるなど、喧嘩はヒートアップする始末…。マジギレ寸前のブラピを引きずって一旦安全な物陰に退避し、ピットが大声で二人に呼び掛けるも当の本人達は興奮状態であり、話している合間にも大乱闘に発展してしまうために到底話を聞けそうな様子ではない。
ピット「……どうするブラピ?このままだと埒があかないや;」
ブラピ「せめて喧嘩の理由だけでも知れればな…ん?ありゃマリオと杉野とイトナじゃねーか?」
こりゃ説得は無理だなと早々に諦めて辺りの様子を伺えば、現在進行形で大乱闘中の二人の他に、マリオと杉野とイトナの姿もあった。マリオと杉野は短気二人のガチ喧嘩を困ったように眺めており、イトナは退屈そうにスマホをいじっている。
そこで二人は、喧嘩に巻き込まれないように気を付けながらマリオと杉野の元に駆け寄り、一体何が起きたのか事の経緯を聞くことにした。
ピット「あのー……寺坂さんとフォックスさんなんですけど、何があったんですか?」
マリオ「あぁ、オセロ天使か。実はな…」
久しぶりの更新ー。感想まだ。
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.188 )
- 日時: 2018/01/07 00:00
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
果てしなくどうでもいいことですが、タイトルは某アニメのオマージュです
それは、遡ること今から三十分ほど前。
寺坂「おいテメェら、寺坂組の威厳にかけて絶対に完成させろよ!!!特に杉野!今日のお前は寺坂組の臨時隊員なんだから気合い入れろや!!」
イトナ「全く、寺坂もめんどくさいことを思い付くものだな。まあ、体力バカの癖に慣れないことをしようという根性だけはあるみたいだが」
杉野「おーいイトナ、もうちょい左側の雪を削って、下の土台はもっとしっかり固めようか。……しかし、雪像作りの美術監督とかプレッシャーが半端ないな;こういう時に菅谷がいてくれたらなぁ」
フォックス「マリオ、雪をもっと追加してくれないか?もう少し顔の形を整えたいんだが、このあたりの雪じゃあ全然足りないんだ」
マリオ「はいよ、じゃあこの猫車で集めてくるから待ってろよー」
中庭では、寺坂と彼に強制連行されたイトナと杉野の暗殺チームと、フォックスとマリオのスマブラチームがそれぞれ雪像作りに勤しんでいた。両者は隣同士で作業をしていたものの、両者とも自分の雪像作りに夢中だったこともあって特に相手の妨害をすることも相手の方に茶々を入れることもなく、平和に雪像の製作にとりかかっていたという。
ところが……。
マリオ「なぁフォックス、ここの雪をちょっと削りたいんだがお前シャベルか何か持ってないか?」
フォックス「んー?俺は持ってないぜ。どこかにないのか?」
それは、双方の雪像の上半身が完成してさあ次は下半身だという所に差しかかった頃の事。
シャベルを探していたマリオがフォックスにシャベルを持ってないかと話しかけてきたが、生憎彼はシャベルを持っていなかったので作業を中断して辺りを見渡す。すると、中庭の一角にある小さな雪山の天辺にシャベルが突き刺さっているのを見つけた。
フォックス「えーと、シャベルシャベルっと……ん?あんな所にあるな。ったく、誰かが雪かきの後に片付けなかったのか?」
イトナ「…なるほど、あれを抜いたら7年の時を超えて時の勇者になるのか?」
フォックス「いやマスターソードじゃねーんだからさ;ん?なかなか抜けねーな…ぐぬぬぬぬ…はぁっ!!(ドシン!!)あっでぇぇぇ!!!」
マリオ「ありゃりゃ、大丈夫かー?」
のそのそと雪山の天辺まで登り、意外と深く刺さっているシャベルを力をこめてなんとか引っこぬこうとするフォックスだが、引っ張る力が強すぎたのかその場で転倒して尻餅をついてしまう。幸いにも大した怪我はなく無事にシャベルも取れたので、このまま雪像作りに戻れるかと思ったが…
フォックス「いってー…(ズザザザザー…)…ん?ちょ、待てこれ俺滑ってね!!?やべぇ下手な絶叫マシーンより怖ぇよこれうぎゃあああぁぁぁぁーーーーー止まらねぇーーー!!!!;;」
杉野「フォックスさーーーん!!!」
ここで何とアクシデントが発生。何が起きたかというと、尻餅をついた際に相当勢いがついてしまったのかフォックスは雪山を滑り台のように勢いよく滑り落ち、そのまま減速することなく中庭を滑り出してしまったのだ!
フォックス「うぎゃあああああぁぁぁぁーーーーーーー!!!;;;」
傾斜の激しいウォータースライダーよろしく雪の積もる中庭を、シャベルを持ったまま物凄いスピードで雪像に向かって滑り続けるフォックス。彼の必死の抵抗も虚しく中庭を滑るスピードは段々と加速していき、そして遂に激突したと同時に持っていたシャベルの先端が突き刺さってしまった!!!
寺坂「おーい杉野、このパーツのバランスはこれでいいのか…(ドッシャアアアァン!!!)(ブッッスゥゥゥゥッッッ!!!)あんぎゃらばらびぃぃぃぃーーーーー!!!!??」
マリオ「ファーーーーーーーーーwwwwwwwww」
…寺坂のケツに(爆弾投下)
フォックス&杉野「 ( Д)( Д) ゜゜゜゜ 」
寺坂「ホデュアーーーーーーーーー!ケツがいでぇいでぇいでぇいでぇ割れる割れる二つに割れるーーーー!!!!!;;」
マリオ「おまwww落ち着け寺坂wwwケツは元々二つに割れてるだろwww」
この千年殺し顔負けの壮絶カンチョーに、ロビンに金玉を掴まれた時のフランキーばりの顔芸をしながらこの世の物とは思えない断末魔を上げて地面を転がり悶絶する寺坂と、メダマドコーな杉野とフォックスと、まさかの展開に腹を抱えて大爆笑するマリオ。……だが、彼の不幸はこれだけでは終わらなかった!!
寺坂「いでぇいでぇいでぇ(ゴッチーーーン!!)あっでぇぇ氷に頭が……(ピシシ…パリィン!!!)「キシャアアアアアアァァァァァーーー!!!」 ギャアァァァァァーーー!何でパックンフラワーがいやがるんだってケツに噛みつくなーーー!!(ブンッッ!!!)って飛ばすなこのクソ花が(キーーーーン!!)▽∋∨☆●〒∋▼§●ーーーーーーー!!!」
マリオ「なんだよこれwwwwwwシャベル持ったまま滑った先に寺坂のケツがあってカンチョー喰らった上にそのままピタゴラスばりにミラクルが連発するとかマジでざけんなwwwwwwもう腹痛い俺wwwwww」
イトナ「そういえばあのボスパックン、何処ぞのダークサイドがトラップ用に苗を植えて育てていたな…(●REC)」
杉野「あんたら呑気すぎやしないかオイ!!?寺坂ーーー!!無事かーー!!?;;」
何 で す か こ の 大 惨 事 は ?…えー、何が起きたかを順番に説明すると…強烈なカンチョーを喰らった衝撃で地面をのたうち回っていた寺坂が花壇に鎮座してした大きな氷塊に頭をぶつけて、そうしたら相当石頭だったのか氷塊にヒビが入って崩壊。すると中からどうやら氷に閉じ込められていたらしいボスパックンが現れて寺坂のケツに噛みつき、そのまま勢いよくギルドの屋根に出来ていた巨大な氷柱まで吹き飛ばされ、氷柱に寺坂のKOKANにがクリティカルヒットした、というピタゴラスばりの流れがほんの15秒足らずの間に起こったのである…;すいません、寺坂の不憫スキルがとんでもない方向に行ってませんか!!?
寺坂「あああああぁぁぁぁーーーーー…………ぎゃばら!!?」
マリオ「親方ー!空から寺坂が!!!」
フォックス「いやそのボケは無理があるだろ流石に。おーい、寺坂大丈夫か……?」
寺坂「……っだああぁぁぁーーー!!何なんだよこれ!!!オイこのクソ狐!!テメーのせいでこちとら痛い目を見たじゃねーかどうしてくれるんだよ!!!」
フォックス「は、はぁっ?あれ俺のせいなのかよ!;確かに最初のカンチョーは悪かったとは思うが、それ以外はあんたの不憫スキルが招いた事故だろ!!!?てか、人が心配してるのにテメーその態度はねーだろうが!!」
まあ、そんなこんなでひとしきりの不幸に見舞われてボロボロになった後、ようや不憫ピタゴラスから解放された寺坂はフォックスのすぐ近くにどさりと落下。フォックスは彼の無事を確かめようと恐る恐る近づいたが、寺坂が半ば八つ当たり同然にフォックスに掴みかかったものだからフォックスもカチンときてしまい、ガチの言い争いになってしまった。
あのーお二人さん、喧嘩してるところ悪いんだけど、そんな所で喧嘩に夢中になったら…;
寺坂「よーしテメェは一発ぶっ飛ばしてや「シャギャアアアーーーーー!!!」ぎゃあああぁぁぁぁーーーーー!!!!」
フォックス「 上等だ、やってやろうじゃ「ギャシャアアアーーーーー!!!」 うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」」
杉野「二人ともーーーーーーーーー!!?!;;;」
はい、当然ボスパックンに襲われました;言い争いに夢中でボスパックンの体当たりに対して一切の受け身が取れなかったフォックスと寺坂はギャグマンガでよくある表現のように盛大に飛ばされて宙を舞う。
ドーーーーーン!!!
フォックス&寺坂「べぶらっっっ!!!?!」
そしてボスパックンに吹き飛ばされた結果二人は、寺坂の身体がフォックスの雪像に、フォックスの身体が寺坂の雪像にそれぞれクリーンヒットしてしまったではないか!これだけでも痛いが、さらに悪いことにそのまま雪像が無事だったら良かったものを、あろうことか二つの雪像がミシミシ…と雪におおよそ似つかわしくない音を立て始める……!!
ミシミシ…グラリ………
マリオ「あ」
イトナ「あ…」
杉野「あぁ…;」
すぐさま寺坂とフォックスはどうにかしようと雪像に駆け寄るが、当然ながら間に合うわけがなく……
ドシャーーーーーーン!!!!
フォックス&寺坂「「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」」
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.189 )
- 日時: 2018/01/07 00:03
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
マリオ「…と、いうわけなんだ。しかも、寺坂もフォックスもやらかしていたからどちらが完全に悪いとも言い切れない事故だった上にお互いに雪像が完成目前、おまけにメインの製作者が喧嘩っ早く俺様全開な寺坂と生真面目な反面なかなか融通のきかないフォックスっつー最悪の組み合わせだったからなかなか折り合いがつかなくてな~」
ピット「なるほど、それで雪像が壊れて、こんな大喧嘩になっちゃったんですね…」
杉野「まあ唯一幸いだったのはあの後ボスパックンをなんとか退治出来たから大事にはならなかったことだな。でも、一連の騒ぎで雪像もあの通り一部が壊れちまってな」
ブラピ「ん?どれどれ……ブッフォwwwなんじゃありゃwwwwww」
杉野が指した先を見ると、そこにはミロのビーナスよろしく両手がなくなった作りかけの巨大巨乳ネコ耳メイドの雪像と、同じくらいの大きさをした尻尾と左足が崩れたフォックスの恋人クリスタルを模した作りかけの雪像があり…ちょっと待て、趣味丸出しだなオイ。
ピット「うーん、作っているモチーフがあれなのはともかく、確かにどっちもすごくよく出来てるから壊すのはもったいないですよね…;」
マリオ「ああ。だからこそ収集つかないことになっちゃってなー。俺としてはいっそこのままでもいいだろうし、もうおあいこってことでお互いに作り直せばいいだろと思ったんだが、二人とも「今からじゃあ間に合わないからあいつに絶対こっちのを作り直させる!」の一点張りでな。いやー困った困った!」
杉野「マリオさん、あんた実はあんまり困ってないでしょう…はぁ、これどうすりゃいいんだよ;」
イトナ「いや、身体の丈夫さだけが取り柄の寺坂だから別に放っといても死にはしないだろ。頭を打って馬鹿に拍車はかかるだろうがな(毒)」
寺坂&フォックス「「おんどぅりゃあぁぁぁぁぁぁぁーーー!!」」
マリオはこの状況をそこまで深刻に捉えてないのか「困った」という割にはそれほど困ったような素振りは見せておらず、イトナに至ってはそもそも止める気すら1ミリたりともないようで、毒を吐きながら呑気に雪でおっぱいの雪像を作るというフリーダムさ。唯一この中でまともなツッコミ役である杉野が一人この状況に頭を抱えるという、なんともやりたい放題な光景がガチバトルの騒音をバックに繰り広げされていた。
と。
「随分中庭が騒がしいと思ったら……何やってんだよお前らは?」
マリオ「ん?…おお、ルフレにルキナか。今日は寒いから二人して室内でまったりするって言わなかったか?」
ルフレ「そのつもりだったんだが、中庭がこんだけ騒がしかったからまったりなんてできっこないっつの。俺の部屋、中庭側にあるからあんたらの騒ぎ声がダイレクトに聞こえてうるせーんだよ;」
渚「僕達はそこでたまたまお二人に会ってね。杉野、この騒ぎは一体?てか、どうして寺坂君とフォックスさんがガチ喧嘩をしているの…?」
杉野「あー、それなんだが実はみんなで雪像を作っていたんだが、ちょっとしたアクシデントがあってな……;」
この喧嘩をどうしたものか頭を抱える一同の背後から新たな声がしたので振り向くと、そこにはルフレとルキナのFE組カップルと、それから渚、茅野、カルマの仲良しトリオの姿が。騒音被害を訴えにきたというFEカップルと、たまたま居合わせたという仲良しトリオに杉野はこれまでのことを説明するが、話していくうちにやはりというか何というか、短気二人の堪忍袋の小ささに大半があきれ顔になったのはまあ仕方ないことだろう。
カルマ「…ふーん、それで雪像を作っているうちに喧嘩になっちゃったってわけね?相変わらず寺坂はバカだねー。で、杉野はそこに巻き込まれちゃったってわけかw」
茅野「そういえば杉野は意外と美術センスあるもんね。それで、どんなのを作っていたの?」
ルキナ「確かに気になりますね。あの、壊したりはしないのでよろしければ私達にも見せてくださいませんか?」
杉野「まあ、見る分には構わないぞ。ただ、ちょっと色々あって一部が崩れてるのは勘弁な;えっと、あそこにあるのが…」
杉野「巨乳ネコ耳メイドの雪像とボンキュッボンでナイスなバディのクリスタルのせつぞ「「雪像であろうと巨乳は駆逐するのみぃぃぃぃぃぃーーーー!!!(ゴッシャアァァン!!)」」って何やってるんだあんたらはぁぁぁーーーーー!!!;;」
フォックス&寺坂「「☆※§〒▽∨→¢ーーーーー!!!!(声にならない叫び)」」
すみません、杉野が雪像を紹介するや否やルキナと茅野の巨乳抹殺コンビが光の速さで雪像のバスト目がけてスカイアッパーをぶちかましましたOTL(爆弾投下)。
巨乳抹殺コンビによる渾身のスカイアッパーによってかなり丈夫に固めたはずの雪像にいともたやすくヒビが入り、ビシビシと嫌な音を立てる。そして二人の絶叫も虚しく、雪像のバストは鈍い音を立ててガラガラと崩れ落ちると、そこにあったはずの豊満な膨らみは跡形もなく消え失せ……ちょっと待て、雪像の巨乳ですら憎しみの対象なのこいつら?
ブラピ「な、なんということでしょうwwwあれだけ豊満だった雪像のバストが匠によって巨乳部分だけが綺麗にこそぎ落とされwww控えめなちっぱいへと大変身したではありませんかwwwファーーーwwwwwwwww」
カルマ「えwww何このビフォーアフターwwwまさか雪像の巨乳も撲滅対象なの茅野ちゃんwwwいくらなんでもボーダーラインが厳しすぎないwww」
杉野「おいいいいいぃぃぃぃ!!!この状況何なんだよ!!?ただでさえ雪像が壊れてこんな騒ぎになってんのにさらにぶっ壊して被害を拡大させるんじゃねぇよ!!どうすんだよこれ!!;;;」
イトナ「ふむ、大きさはまな板も同然だが形はそれなりにランクが高いな。あれはどこぞのミントハゲが黙ってないだろう」
ルフレ「お前ら本当にすまなかったマジですまなかったOTLまさかいきなりルキナが特攻するとは思わなかったんだOTL」
渚「僕の恋人がとんだご迷惑をおかけしましたOTLてゆうか、雪像の胸にまで憎しみを抱くってどういうことさOTL」
ルキナと茅野の繰り出した某カーペットを転がるCMの美容整形クリニックも真っ青な荒治療にギャグカオス組は爆笑するが、フォックスと寺坂は当然ながら自分の雪像を破壊されたことに大激怒。さらに彼氏であるルフレと渚は、喧嘩という火に油どころかガソリンをぶち込んだ恋人の姿に言わずもがなOTLするしかなかった…;
フォックス&寺坂「「テメェら何人の雪像壊してくれてんだゴラあああああぁぁぁぁーーーーー!!!!」」
ルキナ&茅野「「雪像だからといってあの憎たらしい脂肪の固まりを許す訳にはいきません(キッパリ)」」
寺坂「おいフォックス、いっそこいつらを雪像にしちまうか??(#####^ω^)」
フォックス「賛成(#####^ω^)」
ピット「二人ともこういう時だけ一致団結しないで下さいよ喧嘩はダメですってー!!というかこれ、どんどん悪い方向に行ってませんか!?;」
杉野「あーもうなんだよこれ!!誰でもいいからこの喧嘩をどうにかしてくれーーーー!!;;;」
マリオ「そこまでーーーーーーーーーー!!!!」
一同「!!!?」
このままではその場にいる全員まとめて大乱闘に突入するだろう雰囲気となったまさにその時、中庭全体に高らかな叫び声が響き渡った。全員がその声量に驚いて思わず言い争いをストップして声のしたネコ耳メイド雪像の方を見れば、そこには果たしていつどうやって登ったのか、メイドの頭の上にマリオが仁王立ちしていたではないか!
マリオ「フォックスと寺坂、両方の雪像の壊れた箇所を直して、かつ作りかけの状態から完成させるにはあまりにも時間がなさすぎるのは分かるし、壊れた原因が原因だけにどちらの雪像を優先するべきかを決めあぐねているのも納得出来るぞ。だが、かといって喧嘩をしてちゃあ時間だけが過ぎて雪像の修理なんざできっこないし、第一このまま雪像そっちのけで大暴れしてギルドを破壊したら、それこそ大惨事になりかねないだろう?」
果たして、彼は何を言い出すつもりなのか…?
マリオ「…そこでだみんな!こうなったら寺坂とフォックスのどっちの雪像を直すかをフェアに決めるために!!雪像になぞらえたやり方で白黒をつけようじゃないか!その名も~……!!」
マリオ「第1回!!チキチキ☆蘇る雪像は果たしてどっちだ?大雪合戦大会ーーーーーーー!」
ピット「え?雪合戦が出来るんですか!?やったーー!!みんなで雪合戦だーー!!!」
全員「いや雪像関係ねーじゃん!!!!」
…とまぁ、そんなわけで急遽、この場に居合わせた全員を巻き込んだ雪合戦大会が開催されることになったのであった。
渚「まあ、どうにかして決着をつけなきゃだしもう何でもいいけどさ;はぁ、寺坂もフォックスさんもどうして雪像一つにあんなにムキになってるんだろうね」
ルフレ「あ、それ俺も気になってた。フォックスがあんなにガチになるって相当だよな?」
杉野「あー…なんか寺坂は行きつけのメイドカフェで行われてる、メイド愛を示そう的な雪像コンテスト応募したいんだと。あ、ちなみに俺はデザイン役としてあいつに巻き込まれた口な」
マリオ「フォックスも、どうも作った雪像を写真に収めてコーネリアの雪像コンテストに応募するつもりだったらしくてな。まあ、俺も暇だったしいいかなーって思って手伝ってたんだ」
カルマ「…は?コンテスト?」
杉野「そう。ちなみに両方今日が応募の締め切りというな」
ブラピ「んなもんただの遊びなんだから諦めりゃあいいじゃねーか。なんでそこまでムキになって…」
マリオ「優勝賞金100万円」
杉野「最優秀賞は1年間メイド喫茶で豪遊し放題」
ルフレ&ブラピ&渚&カルマ「おk把握」
雪合戦開幕!感想まだ
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.190 )
- 日時: 2018/01/06 23:27
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
さて、そんなこんなで突発的に開催されることになった雪合戦だが、始まる前に軽く雪合戦のルールをば。
〈チーム分け〉
暗殺チーム:渚、茅野、カルマ、杉野、寺坂、イトナ
スマブラチーム:マリオ、フォックス、ピット、ブラピ、ルフレ、ルキナ
(「分かりやすくジャンルで分けよう」ということでお互いに合意したため、こうなった)
〈ルールと注意点〉
・雪合戦は6対6のチーム戦で参加者は全員頭に紙風船付きのヘルメットを被る。この紙風船は所謂ライフであり、完全に潰れると脱落となる。
・敵の紙風船を雪合戦で割りあい、先に相手チームを全滅させたチームの勝利。
・雪合戦の範囲は中庭内。それぞれ半分ずつ陣地分けがされているが、自分の陣地から出て相手に攻撃してはいけない(早い話、外野のいないドッジボールみたいな感じで行う)。
・今回行われるのは大乱闘でも暗殺でもなくあくまでも雪合戦である。そのため、相手への攻撃手段は雪玉及び雪で作った武器やトラップ、道具のみとする。
・↑ただし、中庭にある道具類などを防御や雪玉制作等に使うのはセーフ(中庭にはバケツやシャベルなど、色々なものが置いてある)
ルフレ「まっ、ざっとこんなもんだな。あんまりあーだこーだ言ってもこざかしいし、これくらいが妥当だろ」←ルールを考えた人
ピット「へー、軽く説明って言う割には結構本格的にルール決めましたね(・ω・)」
渚「まあ、こういうのはちゃんと決めておかないとみんな絶対暴走するからね。さ、壁も作れたことだし僕たちもヘルメットをかぶろうか」
さて、マリオの唐突な雪合戦宣言から早20分経ち、中庭では雪合戦の準備が完了間近なところまで進んでいた。みんなで協力して作った陣地の中には防御&作戦会議用の雪壁や雪玉補給用の小さな雪山が点在する他、雪合戦に参加する全員が頭に紙風船付のヘルメットをかぶっており、中庭はまさに雪合戦といった雰囲気だ。
フォックス「いいか?勝つのは俺達だからな?さっさと雪合戦を終わらせて雪像直しにするぞ?」
寺坂「はぁ?それはこっちのセリフだ!!こちとらメイドがかかってるんだぞ、メイドが!!!」
ルキナ「お二人とも雪像作りの動機が不純過ぎますよ…;」
フォックス&寺坂「「いや、不純な動機で俺等の雪像をぶち壊したお前にだけは言われたくねーよ?(キッパリ)」」
ルキナ「それについてはごめんなさいOTLあの時は巨乳への憎しみで我を忘れていましたんですOTL」
カルマ「ほらほらルキナさん、準備が整ったんだからさっさと始めよーよ。フォックスさんと寺坂もさっさと陣地について」
火花を散らしながらお互いに睨みあうフォックスと寺坂と落ち着きを取り戻してOTLするルキナをカルマがまあまあとたしなめる。そして全員が陣地についたのを確認したマリオが両チーム陣地の間に、スタートの合図代わりのボム兵を設置した。
マリオ「さっきも言ったかもだが勝っても負けても恨みっこ無しだからな!!みんな、準備はいいな?5秒前!5…4…3…2…1…0!!」
ドーーーーーーン!!!
そして、ボム兵が爆発して雪合戦がスタートした…!!
寺坂「イトナ、さっさと倒してケリをつけるぞ!!」
イトナ「分かっているから耳元で叫ぶな喧しい」
フォックス「なんの!ボク達だって負けませんよー!!」
ルキナ「ええ、行きます!」
まず最初に行動に出たのは暗殺チームのイトナと寺坂に、スマブラチームのフォックスとルキナ。両チームでも屈指の前衛アタッカーに属する4人は雪玉を携えながら一気に前に出ると、早速雪玉を投げ合った。勿論前に出ている分雪玉も多く飛んでくるが、そこは自慢のフットワークでひらりひらりと避けているのは流石だろう。
ルフレ「ルキナの奴、あんなに前に出て大丈夫かよ…(真ん中当たりで様子を窺う)」
ピット「大丈夫ですよきっと。ルキナさんも強いですし、いざとなったら近くの雪壁に隠れるでしょう?(後ろの方で雪玉を作る)」
茅野「杉野もあれに参加しなよ。ピッチャーなんだから自慢の投球を見せてよ!(前の方で寺坂とイトナに雪玉供給)」
杉野「そうは言うけど、雪玉は柔らかいから思うようにコントロールがきかないんだよ;(真ん中当たりで相手を狙って雪玉を投げる)」
寺坂「うらうらうらうらーーー!!!どんどん投げるぜ!!」
茅野「ちょっ…寺坂君、そんなに考え無しに投げたら雪玉作り間に合わないってばー!;」
ピット「(ビュン!)おっと!雪玉が切れちゃったし、一旦雪壁に待避っと…」
イトナ「考え無しに投げるな寺坂、雪玉と体力がもったいないだよう。相変わらず無駄が多いのは、お前がバカだからまあ仕方ないが」
寺坂「イトナ、てめぇ言ってくれるじゃねぇか?ん?先に潰してやろうか?(#^ω^)」
ルキナ「まあまあ、仲間同士で喧嘩しないでくださいよー;」
渚「変わらないなぁあの2人も…;」
他のメンバーもその様子を遠目に見つつ、陣地の真ん中辺りに場所をとって相手を狙ったり、後ろの方で雪玉を大量生産しつつ試合の様子を伺ったりとそれぞれに動き出した。
そうしてしばらくの間雪合戦に集中していた一同。だが、しばらく経った時にある異変が起きた…。
ルキナ「それっ!…って、きゃあっ!!(ビュン!)」
フォックス「大丈夫か?…(ビュン!)うぉっと!!?今、後ろから飛んでこなかったか!?」
ルキナ「そうなんです。さっきのも後ろから飛んできて…」
イトナ「…?」
寺坂「何だ?同士討ちってか (ビュン!)うわっと!何なんだ一体!?」
先ほどからスマブラチームの後ろの方からも立て続けに大量の雪玉が飛んでくるのだが、その雪玉の行く方向が次第に無茶苦茶、かつ仲間を巻き込みかねないことになってきたのだ(幸いにもみんな回避していたが)。寺坂達暗殺チームもすぐに異変に気がつき、流れてくる雪玉に警戒を強める。
ピット「…何だか、ボクの横あたりから飛んでくるみたいですね?」
フォックス「だいぶ後ろの方だなこりゃ…ってうぉっ!(ビュン!)こっちにも飛んできたぞ!?」
ルキナ「ちょっとルフレさん、危ないですよ!そんなに適当に投げつけないでください!!」
ルフレ「え?俺じゃねーよ今のは。もっと後ろの方じゃーねか?誰だよあれを投げたのは…(後ろを振り向く)」
BGM:巨人の星
マリオ「うおおおおおぉぉぉ!!千本ノック千本ノック千本ノックぅぅーーー!!」
ブラピ「飛雄馬よ!!勝つことが大切なのではない!負けないことこそが大切なのだああぁーーー!!」
ルフレ「……ってお前らギャグカオス組は新年早々何しとるんじゃああぁーーーーーー!!!!!」
何、こいつらは雪玉で千本ノックしてるの!!?しかも雪玉の飛ぶ方向が滅茶苦茶すぎて敵味方問わずパニックになっているんですが!?ギャグカオス組、雪合戦初っぱなから飛ばしまくってませんか?
マリオ「打って打って打ちまくる!マエケン体操もマスターしたし、目指すは甲子園だあああぁぁぁぁぁぁーーーー!!(千本ノック)」
ブラピ「馬鹿者が!!マエケン体操ごときで調子に乗るな!!次に極めるはゴッドハンドだああぁ!!(雪玉をひたすらマリオにスローイン)」
杉野「何か別のが混じってるしあんたらは甲子園の前に雪合戦の正しいやり方を目指してくださいよ!!あとマエケンは甲子園どころかメジャーに行ったぞあの人は!?(ビュン!)っと!?」
イトナ「一見バカらしいが、なかなかに効果はあるようだな」
茅野「明確にこっちを狙っているわけじゃないだけに、雪玉の飛ぶ方向が予測しづらいよー!!(ビュン!);」
フォックス「マリオの奴、何か白いものをバット代わりにしているぞ!?動いてるからわからねーがあれ、雪で作った棒か何かか!?;」
渚「うわわわわ!(ビュン!)そもそも、こんな雪玉の投げ方アリなんですかー!?;」
ブラピ「ルールには「相手への攻撃手段は雪玉及び雪で作った武器やトラップ、道具のみとする」とあったからセーフセーフ」
ルフレ「フリーダムだなオイ!;(ビュン!)おわっと!!おい、こっちにまで来るのかよ!?一旦後ろに待避するか…」
ピット「なんの、ボクはこんな距離から投げるのくらい楽勝楽勝!伊達に修羅場はこえてませんよー!」
まあこんな一見ふざけた投げ方…というか打ち方だが、千本ノックという方法なだけに敵も味方も雪玉の軌道を予測しづらく、暗殺チームを錯乱するのには効果てきめんな様子。ただしスマブラチームもこれは巻き込まれたらたまらないと、マリオ達よりも後ろに待避しながら雪玉を投げて応戦することにしたようだ。
寺坂「うがっ!?(ビュン!)くっそー、武器の籠手がありゃあこんな雪玉くらいあっという間にぶっ壊せるのによ!はぁっ!!(飛んできた雪玉をパンチで壊す)」
イトナ「ふん、何を慌てている寺坂。こんなものは落ち着いてよければどうってことはない…」
ルキナ「…そこです!!悪く思わないでくださいねイトナさん!…やぁっ!」
イトナ「なっ…しまった!(パーン!!)…チッ!!こんな早くにリタイアとは…!」
その時、ここで早くも雪合戦に動きが。何が起きたかというと、千本ノックを軽々と避けていたイトナが、彼の隙をついて一気に前に出たルキナによって紙風船を割られ、リタイアとなったのだ。
マリオ「ナイスだルキナ!お前、よくあの千本ノックをぶつからずに前線に行けたなー」
ルキナ「伊達に剣士組として厳しく鍛えていませんからね。とはいえ、風船が割れないように細心の注意は払いましたが;」
イトナ「…悪い、リタイアになったから後は頼む」
茅野「ありゃりゃ…ドンマイドンマイ!後は私達に任せて気にしないで!」
千本ノックとルキナに挟み撃ちされる形で雪玉紙風船を割られることになったイトナは悔しそうに舌打ちをし、ヘルメットを取りながら陣地から出た。なお補足すると、リタイアとなった者は怪我の防止のために雪合戦の陣地外にある見学ゾーンに避難することになっているが、中庭から立ち去るわけではないので、リタイアとなった人達はこの後の雪合戦を観戦してますし会話やツッコミにも普通に参加しています。
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.191 )
- 日時: 2018/01/06 23:34
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
ここでマリオとブラピも千本ノックを一旦中断し、一度雪壁に待避する。
マリオ「はぁっと、さすがに疲れたからここまでにするぞー(雪壁に待避)」
ルフレ「まあ、イトナをリタイアさせたから結果オーライなのかこの場合は…?;」
ルキナ「…あのーマリオさん、お疲れのところ悪いのですが、一つだけ聞いてもいいですか?」
マリオ「どーぞ」
ルキナ「あの、ずっと気になっていたのですが…千本ノックで飛ばしているのが雪玉なのはわかりますが、マリオさんがバット代わりに使っているそれ、何ですか?白いから雪で出来た何かだとは思うんですけど…」
マリオ「ああ、これか?これはな…(手に持っていたものを見せる)」
マリオがバット代わりに使っていたもの:等身大の阿部さん雪像(アッーな顔バージョン)
フォックス「アウトーーーーーーーー!!!!」
はい、バットに使っていた雪像が完全にアウトだったのでフォックスがすかさずサマーソルトキックでぶち壊しました。というか、そんなとんでもない雪像どこにあったんだ?
フォックス「あんなものどこにあったんだよオイ!まさかとは思うが、お前これをご丁寧に作ったわけじゃないだろうな?」
マリオ「中庭の木の陰にあったのを拝借してきた。多分これ、裸族が作ったやつだと思うぞwww」
ブラピ「そういえばイナズマイレブンにこんな感じの必殺シュート技があったよなwwwまあ、あっちは雪像じゃなくて本当に人間をバットにしてるけどよwww」
阿部さん雪像がサマーソルトキックによって雪へと還った頃、暗殺チームでも寺坂がイトナのリタイアを受けて一同攻撃を止めて待避してきた。
寺坂「あー、ひでー目にあったぜ;」
茅野「あれは予想外だったね;でも、どうする?こっちがリードされちゃったし、なんとかして攻撃の隙を見つけて取り戻さないと」
カルマ「隙、ねぇ…よし、じゃあとりあえず寺坂。囮になって敵をおびき寄せてきてよ」
寺坂「は、はぁ!?何で俺がテメーの言いなりにならなきゃならねーんだ!?」
カルマ「メイド喫茶がかかってんでしょ?それくらい気合い入れて挑まなきゃフォックスさん達には勝てないんじゃないの~?あ、それとも寺坂は負けるのが恐いから囮の一つもできないの「そんなわけねーだろうがやってやらぁ!!!」そうそう、そうやって今年も俺にいいように使われてよwww」
茅野「カルマ君ェ……;」
えー、どうやら2018年も寺坂とカルマの力関係は変わらなさそうです(笑)まあそんなわけで、暗殺チームは囮作戦に出ることに。
杉野「…でも、囮っつったって、そんなありきたりな作戦あっちにも予測されているんじゃないか?」
カルマ「あ、それについては大丈夫。ただの囮じゃないから」
渚&杉野「「え?」」
カルマ「まあ、見てなって。ほら寺坂、行ってこい!」
寺坂「ったく、行けばいいんだろ、行けば!ただし、やらせるからにはちゃんと取り返せよテメェら!!」
フォックス「…出やがったな寺坂!!喰らえ!!」
寺坂が前に出たことで、フォックスを初めとしたスマブラチームが彼をリタイアさせようとマシンガンの如く雪玉を投げ始める。一方作戦の発案者であるカルマはというと、何をするつもりなのか鼻歌を歌いながら雪玉を数個作っていた。
カルマ「~♪」
渚「カルマ、雪玉なんて作ってどうしたの?僕たちも早く攻撃しなきゃ」
カルマ「んー?すぐに分かるよ。…これでよしっと。ほらほら、気合い入れて行けよ脳内くまちゃんパンティ!勝ってメイドとにゃんにゃんしてあっはーんなことをするんだろ!?www」
寺坂「その名前で呼ぶんじゃねえ!!しかも何さりげなく雪玉ぶつけてやがるんだ!?」
ブラピ「しかもだいぶ前のネタを引っ張ってきたなwww(「寺坂竜馬殺人事件」参照)。よし、こうなったまた月刊MAPPAで頭かち割って「そこの撲殺堕天使は黙ってろや(#^ω^)」サーセンwww」
先ほど作った雪玉を投げつけて寺坂を煽るカルマ。青筋を立てながらも寺坂はひたすら避けて避けて避けまくり囮としての役割を全うする中、暗殺チームも寺坂に応戦するべく雪玉を投げようと身構えた。
…だがこの後、暗殺チームのまともな面子はすぐにカルマに囮作戦を任せたことを猛烈に後悔することとなった。
何故なら……
ピット&ルキナ「……え!!?」
渚&茅野&杉野「………(゜Д゜)ポカーン…」
寺坂「…ん?どうした?あっちはともかく何で味方も硬直してやがるんだ?」
イトナ「寺坂、黙って自分の格好を見てみろ」
寺坂「は?格好?イトナは一体何を言って…(自分の服を見る)」
寺坂の服装:ZE☆N☆RA
寺坂「……って何で俺の服が溶けてるんじゃああああああぁぁーーーーー!!!!!?;;;」
スマブラチーム「Σうわぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!?!;;」
何といつのまに寺坂の服が跡形もなく消滅してなくなっていましたああああああぁぁぁぁーーーー!!!寺坂はとっさに近くに落ちていたバケツを拾い上げてアキラ100%よろしくKOKANを隠すが、寺坂本人のみならずスマブラチームもこれにはパニックに。こんなことをしでかすのは考えるまでもなく一人しかいないだろう…;
寺坂「カルマあああああぁぁぁ!!!テメェさてはさっきぶつけた雪玉に変なもん混ぜやがったな!!?(激怒)」
カルマ「いやー、流石は奥田さん特性の都合良く服だけを溶かす薬液だよ。あっという間に寺坂がリョウマ100%になるんだからすごいよねwww(手には薬液入りの瓶)」
茅野「カルマ君何片想いの相手にとんでもないもの作らせてるのーーーー!!?;一歩間違えたら完全にセクハラじゃん!!?;;」
カルマ「お互いの名誉のために言っておくけど最初はこんな代物作らせるつもりは全くなかったよ?単純に際どいエロ表現に対する奥田さんのウブで可愛い反応か見たくてTo LOVEるの都合良く服だけを溶かす薬のあはーんなシーンを見せてみただけだったんだけど、どうやら奥田さんはエロシーンよりも薬の方に目がいったみたいで後日本当に作ってくれてさwww俺、奥田さんの製薬スキル甘く見すぎてたわwww」
ブラピ「嘘だろwwwまさかの元ネタがTo LOVEるとかwww確かにどっちもジャンプ漫画だけどwww」
奥田さん、悪いことは言わないからこの赤い悪魔とはくっつかないでくださいOTL(by渚&茅野)
カルマ「ほら寺坂、メイド喫茶の豪遊がかかってるんだろ?きばって行ってこいって!(寺坂のバケツに雪玉を投げつける)」
寺坂「こんなんで行けるか!!…あっ!?バケツが!!?」
渚と茅野がクラスメートの少女の鈍感&天然さにOTLしている間にもカルマは寺坂に容赦しておらず。彼が投げた雪玉が寺坂のバケツをはじき飛ばしてしまい、その身体を隠す物が無くなってしまった!あわや寺坂、これではあそこが丸見えに……
ルキナ「キャーーーーーーー不潔です不潔です不潔ですうううぅーー!!!////::」
ルフレ「テメェ寺坂何この寒空に真っ裸になってるんだよルキナに汚いもん見せるんじゃねぇよ!!」
フォックス「この寒空に全裸とかなに考えてんだよ!!あとちょこまかと動くな!見える!!見える!!;;」
ピット「寺坂さんこんなところでそんな格好をするなんてどうしたんですか!!早くそれ隠してください!!!;」
寺坂「カルマぁぁぁぁぁぁぁ!!!!テメェ後でぶっ潰すってあだだだだだだだ冷やしてはいけねぇところが冷える冷える凍りつく!!!」
マリオ&ブラピ「「やっべぇwwwみんなが投げる雪玉でブツが見えねぇwww雪玉ディフェンスに定評がありすぎるwww」」
……と思いきやスマブラチームのほぼ全員が寺坂のKOKANを集中的に狙って雪玉を投げるせいで上手いこと男の勲章が隠れているんですが!!?え、なにこのバラエティ番組やマンガみたいなKOKANの隠し方は!? ;しかも誰一人として寺坂の頭を狙わずにKOKANを狙うから余計に上手いこと隠れてるし!?(まあ、風船を狙ったところで寺坂が自慢の拳で防いだだろうけどね)
…なおこれは余談だが、寺坂のKOKANはこの後猛烈な霜焼けに襲われ、三日三晩痒みと痛みで悶えることになったらしい。まあ、スマブラチームには寺坂がちょこまかと動いても百発百中でKOKANを狙い打ち出来るスキル持ちが3人もいたからその分ダメージもとんでもなかっただろうしねー…;
イトナ「このままだと寺坂のKOKANが別の意味でカチカチになるな」
寺坂「やかましい!!!(#^ω^)いいからさっさと攻撃しろや!!!」
杉野「こんな物で攻撃のチャンスが出来るのが全くもって不本意ではあるが…だが、やらせてもらうぞ!はぁっ!!!」
ピット「しまった……!ルキナさん伏せて!!」
ルキナ「え?きゃあっ!!?(パーン!!)」
カルマ「ナイスだ杉野!こっちも隙ありっと!!」
マリオ「させるか!!緊急回避!」
ピット「あわわっ!一度隠れなきゃっ…!?」
と、そうこうしている隙に杉野が、寺坂のKOKANに気を取られて注意が疎かになっていたルキナにすぐさま狙いを定める。ピットの声に反応したルキナが咄嗟にその場でしゃがむも間に合わず、E組きっての野球少年の投げる雪玉に紙風船を割られ脱落。カルマと渚も杉野に続いてマリオとピットを狙うが、二人は素早い動きで雪の壁に隠れて回避した。
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.192 )
- 日時: 2018/01/06 23:38
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
新年早々アキラ100%www
マリオ「お前が寺坂をインパクトの強い囮にすることくらい既に予測済みさ!大方、リョウマ100%に俺達が気を取られている隙に一網打尽って寸法だろ?」
カルマ「ちっ、読まれていたか…流石だねマリオさんは。あーあ、あそこで俺や杉野じゃなくて渚がさくっとスキル使って行ってくれれば一発で片がついたのにさー」
渚「ごめんカルマ、こんなアホな戦いに暗殺スキルは使いたくないんだけど(キッパリ)。とりあえず寺坂君は早く着がえて、僕達が見張りをするから」
寺坂「すまねぇ渚…へっくし!!;」
至極もっともな意見でカルマのぼやきを一刀両断し、渚は寺坂に服を渡す。暗殺チームはひとまず息を整えながら、寒さでガタガタ震えて着がえる寺坂のフォローに回りつつ相手の様子をそっと伺った。
ルキナ「ごめんなさい皆さん、私としたことがあんなものを見せられたショックで油断してしまいました…;」
マリオ「いや、気絶組のお前にしてはかなり頑張った方だから気にするな。むしろあんなものを見せられて平常心でいられる方がおかしいんだしwww」
ルフレ「それ、遠回しに自分やブラピがおかしい奴だって言ってるよな?」
一方のスマブラチームはリタイアとなったルキナが申し訳なさそうに仲間に謝罪したが、イトナの撃退に貢献した彼女を誰も咎めることはなく「ルキナさん、お疲れさまです!」「後は任せろ」と彼女をフォローする。それからルキナが仲間の邪魔をしまいと急いで陣地から退散するのを見送った後、一度雪壁に隠れながら一度全員で作戦会議タイムに突入。
フォックス「…しっかし、あっちのチームもかなり大胆な手を使ってきたよなー、まさか新年早々全裸を見ることになるとは…」
ルフレ「大方カルマが発案なんだろうが、あれにこっちが物凄いペースを乱されたのもまあ事実だな;」
フォックス「いや、あれだけされてむしろルキナ一人で済んだだけよしと思うべきだろ。でも、こっちも何かやらねーと勝てないぞ。ただでさえ暗殺チームは常日頃からフットワークだの反射神経だのの訓練してるんだ、ただでさえ当てづらいし投げづらい雪玉をどうやって当てるかを考えるんだ…!」
ブラピ「確かに普段の戦いはともかく、雪合戦だなんて攻撃手段が極端に限られてくるもんだと、隙をどうにかして作らないと当てられないよなぁ。いや、だからって全裸はぶっ飛んでるがww…ん?……」
ピット「…?どうしたんだよブラピ、そんなに考えこんで」
ブラピ「……いーこと思いついたぜ!!これなら不意をついてカルマにギャフンと言わせることが出来る!!おい、ちょっといいか?」
マリオ「??」
ここでブラピは何かを思いついたようで、味方にある提案をする。それは、自分とピットとで相手チームに対抗する作戦の準備をするので、残った3人で時間稼ぎをしてほしいというものだった。スマブラチームは発案者がガチのギャグカオスということに不安と嫌な予感を感じたものの、相手チームの指揮官はあの赤い悪魔である以上、ここは毒を以て毒を征すくらいの考え方がいいのかもしれないと承諾。
ピット「え、ボクもブラピを手伝うの?うーん…ブラピが何をするつもりかはわからないけど、頑張るよ!」
ルフレ「…で、こっちはこっちで上手いこと時間を稼げばいいんだな?…よし、だったらシンプルに俺ら3人で攻めた方がいいな…」
ブラピ「は?言い出したオレか言うのもなんだが、作戦を立てねーのか?」
ルフレ「相手を錯乱させたりするのならともかく、こういう時間稼ぎをするだけの場合はかえって作戦を立てない方がいいこともある。頭であれこれ考えない分実力を発揮して時間稼ぎだけに集中出来るし、何よりあっちには賢い奴らが多いんだ、こざかしいこと考えて見破られてもおかしくないだろ?」
マリオ「一理あるが、時間稼いでしかも生き残れってなかなかな無茶ぶり要求してくるなー;」
ルフレ「仲間の実力を信じるのも軍師の役目ってやつだ。それに、あんたらはここでリタイアするようなやわな奴じゃねーだろ?」
ルフレの言葉に「当たり前だ」と頷くマリオとフォックス。作戦会議が終わると、ピットとブラピは相手に見つからないようにそそくさと雪山の影に待避し、時間稼ぎ担当の3人はお互いに目配せをする。
ルフレ「ただ、俺は運動はあんまり得意じゃないからお前らほど上手く立ち回れないかもしれねーが…」
フォックス「分かってるっての。まっお前なりに上手く立ち回ってくれよ」
マリオ「…じゃあ、行くぞ!いち、にー、の……」
さん!!の合図と共にマリオ、ルフレ、フォックスが雪壁の安全地帯からバッと出て、暗殺チームに向けて一斉に雪玉を投げ始めた!暗殺チームはこの急襲に驚くも、スマブラチームの繰り出す猛攻に負けじと総出で雪玉を投げ返す。
マリオ「フォックス、お前へばるなよ!?」
フォックス「俺を誰だと思ってんだよ?長い間リンクと二人してあんたをサポートしてるんだ、これくらいどうって事ないね!」
カルマ「なるほど、やること自体はシンプルだけど一番これが攻撃としては有効なのかもねー、っと!!(ビュン!)」
杉野「いーじゃないか、この投げ合いこそ雪合戦の醍醐味だろ!?こういうの俺は好きだぞ!」
茅野「私も頑張る!やぁっ!!…きゃっ!?(ビュン!)」
マリオ「(ビュン!)ほっと危ない……そこだっ!!!…うーん、やっぱりなかなか反射神経が優れてるなー」
ルフレ「皆運動神経よすぎじゃないか?;まっ、俺もやれる所まではやってみるか!」
渚「当てられないことはないだろうけど、体力もつかなこれ…うわっ!!(ビュン!)」
ルキナ「皆さーん、頑張ってください!!」
イトナ「ようやく雪合戦らしい光景になったな」
元々冒険や大乱闘で鍛えているスマブラチームは勿論、軍隊さながらの訓練を日常的に行っている暗殺チームも負けておらず、特に元々運動が得意で体力や腕力に自信のある杉野、カルマ、寺坂は息切れ一つすることなくスマブラチームと互角に渡り合っていた。一方渚と茅も頑張って雪玉を投げるものの、二人とも元々そこまで体力や腕力がないのもあって、少々押され気味になっているようだ。
茅野「きゃっ!?…はぁ、やっぱりスマブラのみんなはすごい手強いや…!私も運動にはそれなりに自信がある方だけど、これはちょっときついかも…」
寺坂「やっべ…おい茅野、んな弱気なこと言うんじゃねぇ!!ちょっと待ってろ…えっと、確かあれがあるはずだ」
と、男子の勢いに押されて思わず弱気を吐く茅野を見た寺坂はここで茅野が脱落してはリードされてしまうと考え、すかさずスマホをポケットから取り出した。…って、スマホ?
寺坂「……あったぞ!さあこれを見て気合い入れろや茅野!お前の大嫌いな巨乳グラビアアイドルだ!!!!(スマホの画像を見せる)」
茅野「巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺す巨乳殺すううううううぅぅぅぅーーーー!!!」
スマブラチーム&渚&杉野「Σぎゃああああああぁぁぁぁ巨乳への恨みパワーKOEEEEEEEEEーーーー!!!;;」
茅野ちゃん、スマホの画像を見た途端某サイヤ人ばりの巨乳抹殺モードになってませんか!!?心なしか投げる雪玉のスピードも速くなってるし!?まぁ、公式でも巨乳が絡むと異様にパワーアップしたり人格が変わったりしたもんな…;
マリオ「あいつ、もしかしなくても巨乳の写真を茅野に見せたな!!?あんなのありか!!?;(ビュン!)うぉっと!!」
寺坂「ルールには反してねーからセーフに決まってんだろバーカ!!…ただ、俺もちっとあいつが怖くなってきたけど;」
フォックス「Σいやいやいや、やりだしっぺのお前が後悔するなよ!?(ビュン!)っと!?とにかくこっちも反撃だ!!」
茅野「やああああああぁぁぁぁーーーーー!!!!」
ルフレ「ちっ!これだから運動は苦手なんだよ…うぐあっ!!!;(パーン!!)」
杉野「当たったぞ!すっげぇ…あれが巨乳抹殺パワーなのか;」
巨乳への憎しみでパワーアップした茅野の繰り出す怒濤の雪玉乱舞は敵味方関係なく周囲を圧倒し、時間稼ぎに徹するスマブラチームをじわじわと追い詰める。運動が得意で元々フットワークも軽いマリオとフォックスは投げられる雪玉を何とか避けつつ隙を見て反撃するが、運動の苦手なルフレはこの怒濤の投げ合いに大苦戦。最初のうちこそ頑張って粘っていたが、やがて茅野が投げた雪玉に紙風船を割られてしまい、リタイアとなってしまった。
茅野「やったぁ!今のであっちの数を減らせたからこっちが有利になったよ!」
寺坂「うしっナイスだぜ茅野!あっちの司令塔である軍師先生がリタイアしたらこっちが一気に有利だ!!」
イトナ「茅野、下手したら触手があった時期よりもあっちの方が戦闘力増してないか?」
マリオ「ルフレ、大丈夫か…?まあ、なんだ…あれはさすがに同情するわ;」
ルフレ「あーおっかなかった…つか、あれ避けろって方が無茶だろ。あと渚は元気出せよ…巨乳キラーの彼女持ち同士、後で飯食いに行くか?;(急いで見学ゾーンに待避)」
渚「どうしよう、恋人が活躍したのに彼氏としてはかなり複雑なんだけどOTL」
杉野「考えるのは後だ渚;とにかく、この流れにのって一気に勝ちに持っていくぞ!」
恐ろしい茅野の変貌はともかく、ルフルキカップルがリタイアしたためスマブラチームは残り4人となり、対する暗殺チームは残り5人て一方リードとなった。この調子でどんどん攻めていけると気合いを入れる暗殺チームだったが、ここでようやくスマブラチームが待ちわびていた瞬間が訪れる…!!
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.193 )
- 日時: 2018/01/07 02:30
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
ブラピ「ちょーーーーっと待ったあああぁぁぁぁーーー!!」
暗殺チーム「ブラピ…!?」
ブラピ「準備完了だ!!テメェら、待たせたな!!」
フォックス「全くだぜ;おかげでこちとらとんだ修羅場に遭遇したんだぞ…」
カルマ「…へぇ?あの投げ合いに全く見かけないと思ったらどこで何をしていたのさ?」
ブラピ「ふっふっふ………このまま勝てるだなんて考えが甘いぜ暗殺チーム共!!マリオ達が時間稼ぎをしてくれてる間に最終兵器が出来上がったからこれで一気に巻き返してやるぜ!!!さあ、とくと見ろ!!!!」
カルマ「な…!!あれは!!!?」
ブラピ「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
杉野「誰かがやると思ったよコンチクショウがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
はい、このクソガキは銀魂の雪まつりネタでもだいぶやらかしまくっていたあの卑猥物を作っていました(爆)。オイ、このクソガキは皆が真剣に時間稼ぎをしていたのに何を作ってるんだ!!?というか、そんなものよくあんな短時間で作れたな!!?
フォックス「俺等が頑張って時間稼ぎをしている合間になんてもんを作ってんだよオイ!!アレのどこが最終兵器だよ!!」
ルフレ「おいブラピ、もしかして俺はあんな公共猥褻物を作るために犬死にさせられたってのか?ん?(指ゴキゴキ)」
ブラピ「まーまーそうカリカリすんなよ軍師先生www今からこいつで取り戻すから大丈夫大丈夫w」
カルマ「あれってもしやネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃない!?うわっ、完成度たけーなオイ!」
マリオ「え!?本当か!?まさか、かつてキノコ王国を滅亡寸前に追いやった伝説の怪物、シン・クッパを一撃で鎮めたというあの最強最悪の兵器がここに!?」
渚「そんな話初めて聞いたよ!?あんな公共猥褻物にキノコ王国は救われたの!!?というか、シン・クッパって何!!?;」
ブラピ「チッチッチ…驚くのはまだ早いぜ?行くぜーーー、ネオアームストロングry砲、発射準備!!!」
身体を張って挑んだ時間稼ぎ作戦の酷すぎるオチにまともな面子は口をあんぐりさせ、ルフレは指をゴキゴキさせるが、ギャグカオス組の二人はネオry砲お決まりのやりとりをしながら腹を抱えて大爆笑している。あの、今回新年最初の更新なのに下ネタがひどすぎやしないですか?
しかしブラピはそんなツッコミを余所に高らかに叫びながら真ん中のあれの部分を蹴り倒すと、砲台を暗殺チームの陣地に向けた。
渚「え!?まさかあの卑猥物にそんな大砲みたいな仕掛けがあるの!!?一体、どうやってそんなものを作って…って、一体何を発射するつもり…?」
イトナ「いや、聞くまでもないだろう。あの形のものから出る物は限られて「イトナ君は黙ってて?」」
ブラピ「喰らいやがれ!!!発射5秒前!!5…4…3…2…1…0!!発射ーーーーー!!!!」
ピット「飛翔の奇跡いいいぃぃーーーー!!!!」
渚&茅野&杉野「ギャアァァァァァァァーーーーー!!!!!」
フォックス&ルフレ「「卑猥物から純粋組を出すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇーーー!!!」」
マリオ&カルマ「「ファーーーーーーーーwww」」
すいません、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の先端からピットが勢いよく飛び出してきましたOTL(爆弾投下)。しかもただ飛び出すならまだしも、飛び出してきたピットの全身は砲台にもぐりこんだ時に付いたであろう雪であちこち真っ白に染まっており、カルピスよりなマシなものの下手したら腐ったお姉さん方が喜びそうなことになっている…;だから、さっきも言ったけど新年早々下ネタ兵器の活用方法が最悪すぎやしませんかOTL
しかしそのアウトな見た目とは裏腹にその威力は絶大だったようで、ピットが飛翔の奇跡で天高く飛び出しながら投げた雪玉によって茅野と杉野がリタイアに…って、あのー…二人ともめっちゃくちゃ落ち込んでるんですが;
茅野&杉野「「とりあえず、あの卑猥物にリタイアさせられたことが腹立たしいことこの上ないんですがOTL」」
渚「…もう掛ける言葉が見つからないよ…ピット君も多分ブラピに言われるままに入ったんだろうなー…;」←間一髪で避けた
ブラピ「どうだ、これぞオセロ天使の底力だ!!ちなみにカルマが寺坂を脱がせてKOKAN丸出しにして不意をついたのをちょっとばかし参考にさせてもらったぜ☆」
寺坂「カルマ、テメェ今度あれをナイスなアイデアとかほざいたら今度こそガチでぶちのめすぞ!!!(####^ω^) 」
ルフレ「とりあえずブラピ、今すぐお父さんのところに突き出していいか?(####^ω^)」
カルマ「まあまあ、今は雪合戦に決着をつけようよ。…っと、隙だらけだよピット!!空中にいたら攻撃も防御も出来ないでしょ?」
ピット「しまっ……うわあぁぁぁ!?(パーン!!)」
カルマは寺坂の睨みをケラケラと笑い飛ばしながら雪玉を空中に向かって投げつける。すると雪玉は、杉野と茅野をリタイアさせたあと手持ちの雪玉が無くなり空中で無防備となっていたピットに当たり、これによってピットはリタイア。
ピット「ごめんブラピ、油断したー!;」
ブラピ「いや、お前は2人をリタイアさせたから十分だ。落ちて怪我する前にさっさと降りろ!」
飛翔の奇跡が切れる前にと急いで見学ゾーンに降りていくピット。オセロ天使の片割れを横目にブラピはカルマを睨みつけ、カルマも負けじと不敵に笑った。
ブラピ「チッ…オレの大事な片割れを容赦なくリタイアさせるなんざ、やってくれるじゃねーかカルマ?まずはお前からリタイアさせてやろうか?」
ルフレ「その大事な片割れとやらを巨大な卑猥物の中に突っ込んだのはどこのどいつだ?」
カルマ「これは雪合戦なんだからこうするのは当たり前だってば。そっちだって、俺のナイスなアイデアをパクるなんていい度胸してるじゃん?流石はクソガキトリオの同胞…と言いたい所だけど、そこばかりはいただけないね?」
渚「ナイスなアイデアがパクられたのって、全裸になった寺坂君のKOKANからヒントを得て作られたあの巨大卑猥物のことを言ってるの?」
イトナ「それは果たしてパクりに入るのかが微妙なところだな…」
マリオ「一見真面目そうにやりとりしているが結局のところ下ネタじゃねーかwww何だこれwww」
身内からの冷静なツッコミもなんのその、クソガキ2人はバチバチと火花を散らしてにらみ合う…え?今のKOKANに始まりKOKANに終わる一連の流れのどこに火花要素があったの?
ブラピ「…やめとこうぜカルマ。言いたいことはまだあるが、今は雪合戦中だ」
カルマ「そうだねー。ここはギャグカオス組らしく、雪合戦で友情のぶつかり合いとしゃれこもうか」
ブラピ「だな…!」
しかし、そんな読者とナレーションのなどお構いなしに、ブラピとカルマは友情のぶつかり合いをするべく陣地の境界線前に立ち、目の前の同胞を睨み雪玉を片手にざっと身構えた!いつになく真剣なギャグカオス組の表情に、一同が思わず2人を見守る。
ブラピ&カルマ「「行くぜ(よ)!!!!」」
ブラピ&カルマ「「ここでくたばれやオラあああぁぁぁぁぁぁーーーー!!!(ドゴシャーーーン!!!)」」
ルフレ「ギャグカオス組の友情のぶつかり合いとやらは何処に行ったんだあんたらはあああああぁぁぁぁーーーーー!!!!」
こいつら、いきなり雪玉片手にクロスカウンターをぶちかましたぞ!!?まさかのクロスカウンターに一同がずっこける中、陣地の境界線越しに繰り出された拳が見事に互いの頬にめり込み、バトル漫画さながら盛大に吹き飛ぶ…。おい、友情のぶつかり合いもクソもねーぞこれ?
ルキナ「そもそも雪玉を持ったままの手でお互いを殴り合うって明らかにルール違反では…;」
茅野「うーん…紙風船を割ってないだけマシだって思うべきなのかな…;」
イトナ「…お、2人が起き上がったぞ」
ブラピ「ぐぅ…!つーか前々から思ってたからこの際言わせてもらうぜ!!そっちの暗殺の師匠がギャグカオス組の面白おかしいタコだったり巨乳エロビッチだったりととんだ贅沢じゃねぇか!!こっちの夜も狼なんてなぁ!!!一切合切冗談もカオスも通じない上にやたらオレをシメることに定評があるんだぞぉぉぉぉぉーーーー!!!」
カルマ「それを言うならそっちのチームはカオスに巻き込みがいのあるウケる反応をするんだからいいだろ!!こっちにいる単純筋肉バカなんて罠に100パーかかるわツッコミがありきたりだわで三流芸人並にリアクションに芸がない上に俺の好きな子なんて頬にキスしても抱きついても抱っこしてもTo LOVEるを見せても天然スキルで悉くスルーされるんだからなぁーーーー!!!」
杉野「あんたらは何どさくさに紛れて身内をボロクソ言ってやがるんだああああぁぁーーー!!!」
フォックス&ルフレ&寺坂「いっそそのまま雪にまみれて凍死してしまえ(#^ω^)」
すみません、今度はどさくさに紛れて身内を全力でボロクソ言い始めました。おい、お前ら雪玉も愚痴もぶちまけまくりだな!?;一応言うけど、これは雪合戦だからね?殴り合いじゃないからね?
ルキナ「まあ、ブラピさんなりにリンクさんを尊敬しているみたいですけど、その分絶対に敵わない相手なのも確かですしね;」
マリオ「実際スマブラで暴走するブラピを止められるのはリンクとピットとだけだしな。パルテナはケラケラ笑ってるだけだしww」
茅野「カルマ君に至っては後半がわりと切実過ぎてもはや反応に困るんだけど…って、今度は何をする気なの!?;」
ブラピ「こうなったら最終兵器だ!このネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の玉を喰らえええええぇーーー!!」
カルマ「なんの!!そっちが金玉ならこっちは再び登場都合よく服を溶かす薬入り雪玉だああぁぁぁーーー!!」
杉野「だからお前らはいつまでそのネタを引っ張ってるんだああぁぁぁーーー!!!;;」
ブラピとカルマの身内事情の暴露大会の合間にも、友情のぶつかり合い(と書いて読む殴り合いと読む)はもはや雪合戦を通り越してリアルファイト突入一歩手前となり、それぞれに秘密兵器片手に相手を仕留めようと飛び出した。すいません、卑猥物で始まって卑猥物で終わるリアルファイトとか嫌すぎるんですが?
…だが、アホ過ぎる喧嘩に夢中になったばかりに2人は、彼らを鎮めるべく静かに動き出したリーサルウェポンの存在に気がつかなかった…。
「とりあえず、2人まとめて退場してくれないかな?」
ブラピ&カルマ「「え?」」
BGM:必殺仕事人のテーマ
渚「喧嘩両成敗!!!!」
ブラピ&カルマ「「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」」
はい、2人まとめてE組きっての暗殺者に紙風船を割られて強制退場させられました。ええ、原作のサバゲーで中村+寺坂組を秒殺で葬ったジェノサイドアタック同様に。
ブラピ「ひっでー!せっかくタイマンでやっていたのに水を刺すなんてフェアじゃねーだろ渚!!」
カルマ「俺達は単に友情を深めあっていただけなのに!こんなのあんまりだよ!!」
渚「君達、次は鳩尾を狙っていい??(#^ω^)」
茅野「まあまあ;」
マリオ「まさか味方までリタイアさせるとは予想外だったwwwそれでいいのかよ暗殺チームwww」
理不尽にリタイアさせられたクソガキ2人の言葉を容赦なく切り捨てながら、雪の付いた手をパンパンと払ってクソガキ達を睨みつける渚の姿はまさにプロのアサシンのそれである…。ブラピはともかく、味方であるはずのカルマも躊躇いなくリタイアさせる辺り、彼も相当鬱憤が溜まっていたのだろう、うん;
感想まだ。友情って何だっけ?
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.194 )
- 日時: 2018/01/06 23:45
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
だが、これで人数は2対2となり、双方共に残り人数はあとわずかとなった。人数が少なくなったことでここから先どうゲームを進めていくのか。ここで、また何かしら作戦を練っていくのかと思われたが…。
マリオ「なんやかんやあって、残りはお互いに2人か。…フォックス、こうなったらもう小細工なしで、正々堂々雪合戦で寺坂と決着をつけたらどうだ?お前としても、ちゃんとした形であいつを納得させたいだろ?」
渚「寺坂君、ここまできたらもう実力だけでフォックスさんと戦ってみたらどうかな?マリオさんとフォックスさんは手強いけど、きっと勝ち目はあると思うんだ」
フォックス「ああ、いいぜ。こうなったら雪合戦でも何でもいい…」
寺坂「上等だ、やってやるよ…!」
フォックス&寺坂「「あいつは俺が倒す!!」」
寺坂とフォックスはそう意気込むと、雪玉片手に前に出てライバルをギロリと睨みつける。傍らに立つマリオと渚もやれやれ、面倒くさい喧嘩に巻き込まれたなぁと思いながらもその目はどこか楽しそうだ。どうやらここに来て4人は、人数が少なくなったことと双方のチームとも雪像の制作者が生き残ったことで、「寺坂とフォックスがぶつかり合って決着を付けるべきだ」と考えたようだ。
今まで敵味方問わずカオスとフリーダムにまみれた雪合戦を繰り広げて来たが、ここに来てようやく決着がつきそうな雰囲気となり、見学ゾーンにいる皆も固唾を飲んで見守る。そして、最後の雪合戦が始まった…!
寺坂「でやぁっだぁっ!!このパワーを防ぎきれるかフォックス!!…うらぁっ!!!(飛んできた雪玉をパンチで粉砕)」
フォックス「なんのっ!!パワーは確かにあんたにはかなわないが、このスピードの前じゃあそんなもの意味ないぜ!!」
寺坂「チッ…ちょこまかと動いて避けやがって…まるで岡野みてーだな!!…だったら、そこだ!!」
フォックス「うぉっと!何なんだよあの雪玉の破壊力は…;なら、こいつはどうだ!!!(素早い動きで翻弄しながら雪玉を投げる)」
寺坂「っと!!…あっぶねー、あの速さは脅威だな…」
寺坂は自慢のパワーを生かして破壊力のある雪玉を投げ、時にはパンチでフォックスの投げた雪玉を粉砕する荒技を見せつける。片やフォックスはパワーこそ寺坂には到底かなわないが、持ち前のスピードで陣地中を自由に動き回って雪玉を避けては隙を見つけて攻撃を仕掛けており、双方がそれぞれの強さを生かした雪合戦で着実に相手を追い詰める。
渚「まさか僕がマリオさんと一騎打ちするなんて思いませんでしたよ;…はぁっ!!」
マリオ「そう堅くなるなって。勝負の行方は総大将に任せて、俺達も楽しもうじゃないか…隙アリ!!」
渚「おっと!(ビュン!)…そうですね…そうこなくっちゃ!」
勿論、激しい火花を散らしているのは寺坂とフォックスだけではない。マリオと渚もまた、お互いに遠慮も手加減もない本気の雪合戦でぶつかり合っていた。普段の大乱闘や訓練で鍛え上げた力をフルに生かすその姿はまさに任天堂のヒーローとE組の誇るアサシンにふさわしく、見る者を圧倒する。相手を狙って雪玉を投げながら飛んでくる雪玉を避けて、雪玉を避けられたらすかさず投げる…アクション映画さながらに迫力のある投げ合いが双方ともに繰り広げられていた。
ルキナ「なんだか、見ているこっちもハラハラドキドキしてきますね…!」
茅野「そうですね…!渚、頑張ってー!!勿論寺坂もーー!」
カルマ「渚のあの動き、普段貧弱な割にはいい動きするじゃん?やっぱり、E組一の暗殺者はああでなくちゃね」
イトナ「寺坂も大したものだ。普段はバカだが、あいつの本気は頼りに出来る(●REC)」
ピット「マリオさんもフォックスさんも格好いいですー!あんなにアクロバティックに雪玉を避けられるなんて…」
ルフレ「あいつらもなんだかんだでスマブラのリーダーと副リーダーだからな。こういう所は格好いいと同性ながらに思えるな…」
本気になった4人の手に汗を握る戦いに、雪合戦を見守っているギャラリーも思わず応援の声をあげた。相手と互角に渡り合う恋人に応援のエールを送る者、普段おちょくっている仲間のガチな姿を見て満足そうにする者、中にはこの戦いをスマホで録画している者もおり、中庭は大いに盛り上がる。
だが、しばらくの間そうして雪玉の投げ合いと応援合戦を繰り広げていたが、当然ながらいつまでもそれが続くのかというとそうではなく。雪によって不安定な足場と止むことのない相手の雪玉攻撃に容赦なく体力を奪われ、時間が経つにつれ次第に全員の顔に疲労の色が出始め、ついに…
マリオ「…でやぁっ!…そこだっ(パーン!!)うわっと!!しまった!!」
渚「やぁっ…当たれっ!!(パーン!!)あっちゃー…相打ちか;」
ここでマリオと渚がお互いの投げた雪玉によって紙風船を割られ、相打ちでリタイア。見学ゾーンに戻る体力もないほどにヘトヘトに疲れ切った2人は、乱れだ息を整えながらその場にドサリと座り込む。これでいよいよ雪合戦は寺坂とフォックスの一騎打ちとなった。
杉野「渚!!このままじゃあ巻き込まれる…!」
ルフレ「おいおい、大丈夫かよ!?とにかく、見学ゾーンにつれて行くぞ!」
フォックス「これでタイマンってわけか……マリオ、ゆっくり休め!!!こうなったら絶対寺坂を倒す!!!」
寺坂「渚、あのマリオを倒すなんざ男じゃねーか、よくやったぜ!!…フォックス、俺もテメェをぶっ潰す!!」
フォックス&寺坂「「うおおおおおおおぉぉぉぉーーーー!!」」
茅野「…あっ!?2人がすごい勢いで雪玉を大きくし始めたよ!」
杉野とルフレがすぐさま動けない2人を急いで回収する中、相打ちとはいえ全力を出し切って相手をリタイアさせた仲間の姿に勇気づけられたフォックスと寺坂。すると、この戦いにいよいよ本当の決着をつけるべく2人同時に猛烈な勢いで辺りの雪をかき集め始めたではないか!
獣のような雄叫びを上げながら雪玉をどんどん大きくしていくその気迫は凄まじいものがあり、誰もが目を見張って………
フォックス「うおおおおおおおぉぉぉぉーーーー金金金金金金金金金ーーーー!!!」
寺坂「 うおおおおおおおぉぉぉぉーーーーメイドメイドメイドメイドメイドメイドーーー!!! 」
ルフレ「お前らはこういう展開の時くらいその欲望にまみれた口を閉じてろやクソがあああぁぁぁぁーーーー!!!」
ブラピ「ちょwwwおまwwwセリフwwwやべぇ、あまりに白熱しすぎてそもそもの発端のことすっかり忘れてたぜwww」
カルマ「せっかくいい感じの展開なのにセリフで台無しじゃんwwwファーwww」
……まあ、気合いと欲望が込められた雄叫びはさておいて;寺坂とフォックスは並ならぬ勢いでもって雪をかき集め、時には近くの雪壁も砕きながら雪玉を巨大化させていく。そして、それがバランスボール大の巨大な雪の大玉になった時、2人同時に雪玉を持ち上げたではないか!!
フォックス「うぎぎ…こいつで………!!!」
寺坂「うぐぁぁ…本当に最後だあああ………!!!」
マリオ「あいつ、まさかあれを投げるつもりか!?もうあいつらだって俺達同様疲れでまともに動けないはずだろ!?」
渚「いや、逆に言えばこの一撃で確実に決着がつきますよ!」
ルキナ「つまり、この雪玉に勝利を託すということですね……!」
イトナ「条件も実力もほぼ互角…これは、どっちが勝手もおかしくないぞ…!」
ピット「これはちゃんと行方を見ておかなきゃ…(ビュウウゥーー!!)ってうわっ!!いきなり風が吹いてきた…!!!」
マリオと渚同様に既に体力の限界をむかえているはずの体に鞭を打ち、半ば気力のみで雪玉を持ち上げたその姿にギャラリーが一斉にざわつき、さらには2人に追い打ちをかけるかの如く猛烈な突風が吹きすさぶ。突風によって辺りを舞った雪が霧のように一同の視界を奪う中、寺坂とフォックスは手にした巨大な雪玉を力一杯相手に向かって投げつけた!
フォックス&寺坂「「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!勝利を掴むのはこの俺だあああああぁぁぁぁーーーーー!!!」」
未だ止まぬ風が視界を奪う中、思い切り投げられた雪玉は軽々と宙を舞い、そして……!!
ゴッシャーーーーン!!!
雪玉が砕け散る音が二つ、地鳴りの如く中庭に鳴り響いた…!!
ブラピ「…!?やったのか!?」
杉野「これ、どっちが勝っても可笑しくないよな…?雪で見えないけど、一体どっちなんだ!?」
茅野「風が止んできて前が見えるようになってきたよ!これで、どうなったか分かるはず…!」
風が止み雪による煙幕が段々薄れた隙を見て、見学ゾーンで戦いを見守っていた皆が勝負の行方と仲間の安否を確かめるべく急いで陣地に向かう。辺りには2人が投げた雪玉の残骸がそこかしこに散らばっており、当たったことは確実。これでようやく長かった雪合戦が終わり、雪像の修理に移れるように思われた。
- 雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ ( No.195 )
- 日時: 2018/01/06 23:48
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
…しかし、大将二人が投げた雪玉が見事にヒットしたにも関わらず、結局この勝負に決着がつくことはなかった。
何故なら…………
デューク「…………」←全身雪まみれ&青筋ビキビキ
全員「( Д) ゜゜」
何と急な突風によって軌道を大きく反らした巨大雪玉がよりによってたまたま中庭を飛んで横断していたデューク様に二つともぶち当たっていたからだあああああぁぁぁぁーーーー!!?!;;;(爆弾投下)。
デューク「………………」
寺坂「げっ!!?デデデデ…デュークゥゥゥゥ!テメェなんつータイミングでこっちにきやが「寺坂お前とりあえず黙れこのKY!!!!」ムガモグ!?!」
いつもデュークにいじられる寺坂が例によって彼に喧嘩をふっかけようとしたが、このままだとやばいと判断した杉野がその口を咄嗟に塞いで無理やり黙らせた。一方、未だ物言わぬまま空中に停滞する闇と氷の魔王の周囲には禍々しいオーラが漂っており、その顔もとても言葉では言い表せない凄まじい形相である…これはどうあがいても言い逃れが出来ない…;
BGM:片翼の天使(俗に言うセフィロスのテーマ)
杉野「ってBGMに悪意がありすぎるだろうがああああぁぁーーー!!つーか、せっかくいい感じに進んでいたのに何だよこのオチは!!?」
イトナ「これ、さすがに死ぬかもな…;」
デューク「………貴様等…この吾輩に一方的に楯突くとは、余程地獄に招かれたいようだな……???」
フォックス「デューク、えっと…これはその……別に、お前を狙っていたわけじゃなくてだな…!?;;」
ルキナ「そ、そうなんですよ!!!;;(顔真っ青)」
デューク「ほう……?吾輩を狙っていないと囀っておきながら、我が妃が吾輩に献上した古代の三神面(パズドラに登場する、めっちゃくちゃ手に入れるのが難しい進化用モンスター)を破壊したと……?(青筋ピキピキ)」
杉野「は!?そんなに大事な代物を壊していたのかよ!!?;」
ブラピ「おい、これマジでやばくねーか…!!当たっちまったことこそ偶然で敵意がないにしろ、よりによってあの雪玉でサド魔王の持ち物ぶち壊しちまってるんだぞ?!;」
カルマ「あっちゃー…これ、もしかして言い逃れが出来ない感じの雰囲気だよね…?;」
マリオ「もしかしなくてもそうだろうな…もう、覚悟しておけよみんな;」
ピット&ルキナ&茅野「「「あわわわわ…!!」」」
悪意のありすぎるBGMともはや回避不可避の死亡フラグのダブルパンチに、雪玉を投げた当人達だけでなくその場にいた全員が顔を真っ青にして冷や汗ダラダラ状態。普段はデュークに物怖じしないマリオやいかなる状況もカオスに変えるブラピとカルマでさえこれはやばいと思わず顔を強ばらせていた。身体中がガタガタと震えるのも、足がすくんで一歩も動けないのも、決して真冬の寒さのせいでも、ましてや魔王の放つ冷気を帯びた魔力のせいでもないだろう…。
一同はこれ以上はないくらいに慌てふためきながらもなんとか弁解をしようと試みるも、もはや焼け石に水。闇と氷の魔王の放つ禍々しいオーラは収まるどころかビキビキと次第に破壊力を増していき………!!
「ギャアアアアァァァァァァァァァ!!!!!」
奥田「はぁ……かまくらって暖かくて快適ですね~。なんだか、眠くなってきちゃいましたぁ…♪」
ゼルダ「ふふ、冬場の暖かい炬燵の魅力は底知れないものがありますからね。リンク、スープのお代わりを下さいな?」
オリマー「でも、私はこういう冬の楽しみ方もあっていいと思いますよ?…あ、私にもいただけますか?」
リンク「はいよー。熱いから火傷しないようにな」
律「暖かい炬燵に入りながら飲むスープ…私も人間だったらぜひとも体験してみたかったですね」
ピクミン達「ぬくぬくー♪」「ぽかぽかー♪」「まったりー♪」
ここはギルドの一角に作られた、畳八畳分の面積はあるだろう巨大かまくら。その中では故郷の家族への手紙をしたためるオリマーと雪うさぎに興味津々なピクミン達、ミルクたっぷりクラムチャウダーの入ったグリル鍋をかき混ぜるリンクに彼の隣で読書をするゼルダ、それから分厚い科学雑誌を読みながらうとうととまどろむ奥田と、彼女のスマホ越しに楽しそうな笑顔を向ける律がぬくぬくと炬燵に入ってくつろいでいた。
律「皆さん、最新の気象予報がキューブタワーより届きました。現在の気温は氷点下2度で、積雪は15センチを突破。この大雪は明日も続く見込みとのことです」
奥田「え、そんなに積もったんですか?」
オリマー「しかも明日もこれが続くんですか;いやはや、こんなに寒いとねむりの谷を思い出しますよ…あそこの寒さと地下ダンジョンでのお宝集めにはどれだけ苦労させられたことか;」
リンク「あー、ピクミンの世界には色んな気候のマップがあるもんな。俺も氷の洞窟には苦しめられたなー;寒いわ足場の氷で滑るわ氷柱が降るわモンスターに凍らされるわで…しかも、苦労してそこを攻略したらトラウマダンジョンの水のダンジョン行きというな…;ゼルダ、スープの味はどうだ?」
ゼルダ「とっても美味しいです。ふふ、流石はリンクお手製ですね♪(リンクにぴたりとひっつく)」
オリマー「相変わらずお二人は仲がいいですね。私も元旦には家族の元に帰省しようかな?」
ギャアアアアァァァァァァァァァ!!!!!
オリマー「…?なんでしょう今の叫び声は?」
ゼルダ「さあ?何か…中庭の方から聞こえてきましたね。そういえばさっきピットとブラピが「中庭で遊んでくる」と中庭に行きましたけど…」
リンク「あいつらもか。マリオとフォックスもなんだかスコップやらバケツやらを持って中庭に行っていたと思ったが…まーた何かしでかしてるんじゃないだろうな?」
オリマー「あり得ますね…何事もなければいいのですが;少ししたら様子を見に行ってみますか?」
奥田(そういえば、暗殺チームの皆さんを見かけませんが…どこに行ったのでしょうか?)
…この数時間後、中庭まで様子を見に行ったリンクとオリマーが全身雪まみれで凍えていたスマブラチームと暗殺チームのメンバー達と全身ズタボロで犬神家よろしく雪に埋まっていたフォックスと寺坂を救出したのち、マリオと杉野から事の経緯を聞いた際にあまりのアホらしさに絶句したとか。
なお、この騒動で二つの雪像はデューク様によって跡形もなく破壊され、寺坂とフォックス両者ともコンテストに間に合うことがなかったのは言うまでもない。
おーわれ
思いの他長くなったけど、これで雪合戦は終わりです。とりあえず、新年早々かつ久しぶりの更新にも関わらずあらゆるネタでやらかしてすみませんでしたOTL
2018年も抜間さんはこんな感じてカオスにやっていくと思いますが、今年もどうぞ皆さん抜間さんとSNS団をよろしくお願いします!
今回はここまで。コメントあればどうぞー。