二次創作小説(新・総合)

Re: アンサツロンパ ( No.145 )
日時: 2019/08/07 22:40
名前: クラスラック (ID: 0EXdTy9p)

『第二のコロシ』

次の日、モノクマから新しい世界が開いたと言われた。どうやら校舎の一部が開放され、学園の2階部分に行けるようになった。そこで渚達はそれぞれ探索をする。

渚「中々手掛かりは無いね……」
カルマ「そ~だね。そう簡単には出られないのは分かってたけどさ」
カエデ「でも!探してたらいつか見つかると思うよ!!」
渚「うん!絶対に此処から出よう!」

そう意気込む渚達。するとカルマが何かに気付く。

カルマ「………?何だろ?」
渚「どうしたの?カルマ君」
カルマ「いや……何か割れる音がしたような……」
カエデ「気のせいじゃない?渚は何か聞こえた?」
渚「いや……何も……」
カルマ「じゃあ俺の気のせいかな」

謎の音を気にせずそのまま探索を進める。しかしこの時新たなコロシがあったことに気付く者はいなかった……



暫くして探索を終え全員が1階の食堂に集まり情報交換をしようとした時、ある異変に全員が思う。超高校級の科学者、奥田愛美がまだ食堂に来ていなかった。嫌な予感がし、全員奥田の探索に向かう。

磯貝「見つかったか!?」
片岡「ダメ!1階にはいなかった!」
岡島「それじゃあ……2階か?」

2階を探索する生徒達。すると杉野が何かを見つけたようだ。

杉野「おい!化学室に誰か倒れてるぞ!!」

その言葉で全員が化学室に向かう。確かに化学室に誰かが倒れていた。しかもそれが誰かなのかは直ぐに分かったようで

倉橋「あの靴……奥田さんが履いてたのだよね!?」
木村「じゃあ中で倒れてるのは奥田か!?」
カエデ「急いで中に……鍵が掛かってる!?」

どうやらドアには鍵が掛かっており中に入れない。仕方無く寺坂がドアの窓を破ろうとしたその時、渚があることに気付く。

渚「ちょっと待って!奥田さんの近くに何か置いてあるよ!」
杉野「あれは……洗剤?……まさか!?自殺を!?」
磯貝「くっ…!全員タオルか何かで口を塞げ!!中に毒ガスが充満してる可能性がある!!」

磯貝の指示で全員が口をタオルやマスク等で塞ぐ。そして窓を破り直ぐに換気をし、竹林が奥田の診断をするが、竹林は首を横に振るだけだった。そして死体が発見された事により学級裁判のアナウンスが流れる。

神崎「そんな……!?」
イトナ「これ……遺書だよな……?」
寺坂「くそ!!何で自殺を!!」

全員手掛かりを見つける為にそれぞれ探索を始める。渚はまず奥田の遺書を調べる事にする。遺書には綺麗な字が書かれていて、内容も自殺を示唆するような文だった。次に化学室の探索をする。奥田の近くには二種類の洗剤が置いてあり、死因もその二種を混ぜた事により発生した有毒ガスを吸引した事に結論づけた。事実洗剤の蓋が空いてて混ぜた洗剤が床に溢れてたからだ。すると渚は何かを見つける。

渚「何だろ?何か落ちてる?」

拾うとそれは陶器で出来ていた物だった。それに何かの液体が付いていた。匂いから紅茶だと分かり、それがティーカップの破片だと分かった。何故ティーカップの破片が?そう思い上を見たとき渚はある物を見つける。それは通気口だった。通気口は蝶番で止められており、化学室の内側から開く様になってる。しかもそこそこの大きさで人一人くらいならぎりぎり通れる大きさだった。そして通気口の先は廊下になっててそこから外に出られる事が分かった。

渚「覚えていて損はないかもね……」

化学室の探索を終え渚はある所に向かう。それは保健室だった。今回死因の原因となった洗剤は全部保健室にあった物だったので、渚はそこに何か手掛かりがないか踏んで此処に来た。渚の予想通り、保健室にあった洗剤の一部が無くなっていた。保健室の調査を終え次に向かおうとした時、ある物が目に入る。それは鍵の空いた薬箱だった。開いて調べるとある薬が使われていて、それは睡眠薬だった。これも何かの手掛かりとして覚えておくことにした。保健室を出るとカエデが渚に話しかけ、ある物を渡す。

カエデ「渚、これ見て」
渚「コレは……?」
カエデ「奥田さんの手帳。奥田さんの部屋に何か手掛かりがないかって思ってね」
渚「そうなんだ。………え!?これって!!」

手帳を見て渚はあることに気付く。

渚「手帳の文字と遺書の文字が違う……!?」

手帳の文字と遺書の文字が一致しないことだった。人は余程の事がない限り全く違う筆跡になることはありえない。なのにこの2つに書かれてる文字の筆跡は殆ど一致しない。ここで渚はコレは自殺ではないと思い始める。次にとった行動は聞き込みだった。自殺から他殺の可能性が出てきた為、何か証言を探る。そして以下の証言を取ることができた。


神崎の証言
・奥田を最後に見たのは午後2時の時。階段を登る所を見た。降りてきた所は見ていない。尚、遺体発見時刻は午後3時半ごろ。

片岡の証言
・午後3時の時、喉が渇き何か飲み物を探してたら、キッチンに置いてあったティーカップの数が減っていた。尚、キッチンのゴミ箱には何も捨てられていなかった。

杉野の証言
・午後2時過ぎ位にキッチンである人物が紅茶を入れていた。その時何故かティーカップを2つ使用していた。その人物に紅茶を進められたが杉野は断った。


そしてモノクマのアナウンスが再び流れいよいよ2回目の学級裁判が始まる!!感想まだ

Re: アンサツロンパ ( No.146 )
日時: 2019/08/08 06:48
名前: クラスラック (ID: 0EXdTy9p)

学級裁判

2回目の学級裁判。それぞれが発見した手掛かりで裁判を進めていく。

磯貝「……以上だ。やっぱりコレは自殺じゃないか?」
倉橋「うん……。"奥田さんが書いた遺書"があったから間違い無いと思うよ」
渚「それは違うよ!!」


渚「あの遺書は奥田さんが書いた物じゃないよ!」
岡島「は?どういう事だ?」
カエデ「実はね、私奥田さんの手帳を見つけたの。それで中身を見たんだけど……」
渚「その手帳の文字と遺書の文字が一致しなかったんだ」
イトナ「……別に可笑しくないんじゃないか?」
カルマ「いや、確かに可笑しいね。文字を書き分ける事なんてそう簡単に出来ないし」
木村「じゃああの遺書は奥田の書いたのじゃないってことか!?」

遺書が違う事が分かり、奥田は自殺では無く他殺に変わっていく。そして渚が発見した手掛かりや証言を元に裁判を進めていく。

渚「僕、こんな物を見つけたんだ」
木村「なにそれ?」
渚「陶器の破片だよ。化学室に落ちていたんだ。それに紅茶が付着してたんだ」
竹林「ならそれはキッチンに置いてあったティーカップだね。よく見れば絵柄も同じだよ」
片岡「確か、3時くらいの時私キッチンにいたんだけど、何故かティーカップの数が減っていたよ」
杉野「そういや、俺2時過ぎにキッチンで誰かが紅茶を淹れてた所を見た!」
渚「それは誰?杉野」
杉野「確か………倉橋さんだったよ」
倉橋「!?」

杉野の言葉で全員の視線が倉橋に向く。

倉橋「ちょっと待って!確かに淹れてたけど何で皆こっち向くの!?」
杉野「じゃあ何で2つ紅茶を用意したんだ?」
倉橋「それは、淹れ過ぎただけで……」
渚「それは違うよ!」


渚「本当は誰かに飲ますつもりで淹れたんだよね?」
磯貝「そうか!その紅茶のどっちかには何かを入れてたのか!!」
渚「うん。保健室を調べてたら鍵の空いた薬箱があってね、調べたら睡眠薬が使われていたよ」
杉野「じゃああの紅茶には睡眠薬が入ってたのか!?やっべ!飲まなくてよかった……」
倉橋「何で私が犯人になってるの!?私は違うよ!!」
渚「倉橋さん、ポケットの中身を見せてくれない?」
倉橋「!?」

突如言われた事に倉橋は言葉を詰まらせる。

渚「僕の予想だと、犯人はまだ割れたティーカップを持っていると思うんだ。だからさ、見せてくれない?」
倉橋「あ………あ………」
片岡「倉橋さん、ちょっとごめんね」

そう片岡が倉橋のポケットに手を入れる。そして出てきたのは陶器の破片だった。陶器に描かれた模様も渚の持ってる破片と一致。これが決定的だった。

渚「事件の全貌はこうだよ」


犯人はまず洗剤を用意した。洗剤を混ぜた事で発生し有毒ガスで殺害する為にね。多分確実に殺害する為に保健室で洗剤だけじゃなく睡眠薬も用意したんだ。次にその睡眠薬を飲ます為にキッチンで紅茶を淹れた。2つ用意したのは自分が飲んで怪しまれない様にする為。そしてターゲットに化学室に1人でいた奥田さんにした。こうして奥田さんは睡眠薬入りの紅茶を飲んで眠ってしまった。そして犯人は予め用意した遺書を置き鍵を締め、洗剤を混ぜ合わせ有毒ガスを発生させた。あたかも自殺に見せかける為にね。次に脱出だけどそれは通気口を利用したんだ。通気口は人一人位ならぎりぎり通れる大きさだったからね。そして脱出をした犯人だけど1つ大きなミスをしていた。それは通気口から外に出る時にティーカップを落としてしまった事だよ。多分カルマが聞いた何かが割れる音はそれだったんだ。じゃあそれはいつ回収したのか、それは全員が奥田さんの遺体に注目していた時にした。でも全部回収しきれなかった、だからこれが残ってたんだ。そして処分しようとしたけど処分しきれなかった。だから犯人はずっと割れたティーカップをずっと持っていた。


渚「どうかな?倉橋陽菜乃さん?」

渚の問いに倉橋は……

倉橋「うん……私が奥田さんを殺した……」

自分のした事を認めた。そして投票となりルーレットが現れて倉橋に止まり、ファンファーレが鳴る。

Re: アンサツロンパ ( No.147 )
日時: 2019/08/08 08:09
名前: クラスラック (ID: viAVUXrt)

オシオキ

カエデ「倉橋ちゃん、なんで!?」
倉橋「怖くなったの!!菅谷君が殺されるのを見て早く出たいと思ったの!!」

どうやら倉橋は菅谷のオシオキがトラウマとなり此処から出たいという欲求が強くなり、今回このような殺人をしたという。

渚「そんなの間違ってるよ!!誰かを殺して外に出るなんて絶対に間違ってる!!」
倉橋「そんなの分かってるよ!!でも……耐えられないの!!怖くて怖くて、もう嫌なの!!」

彼女の精神は壊れかけていた。第一の動機と前原の殺害、そして菅谷のオシオキで決定的になった。

モノクマ「それじゃあ見事クロを当てた事により、超高校級の飼育委員、倉橋陽菜乃さんにスペシャルなオシオキを用意しました!」


GAME OVER
クラハシさんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。


倉橋は大きな布で被された檻の中にいる事に気付く。檻は所々ボロボロでいつ崩れても可笑しくなかった。布の隙間から動物園の飼育員の姿をしたモノクマが現れ近くにあった紐を引っ張っる。すると布が外れて周囲の状況を知ることができた。檻のまわりにはライオン、トラ、オオカミ、クマ等といった肉食動物が檻を囲っていた。



「肉食動物餌やり体験」
超高校級の飼育委員 倉橋陽菜乃の処刑執行


猛獣達は倉橋の姿を確認するやいなや真っ先に檻に飛びつく。そして飛びついた衝撃で檻が音を立てて軋む。どうやら猛獣達は相当腹を空かせてるようで一心不乱に檻を揺らす。暫くすると檻の一部が壊れた。そこから連鎖的に檻が壊れていき、猛獣が檻の中に侵入、一斉に倉橋に襲いかかる。そして倉橋は抵抗する事もなく猛獣達の餌となり食われていった………



渚「……………」
カエデ「………………」
カルマ「………………」

猛獣達の餌となった倉橋、渚達はただただ見てるしかなかった。そして全員二度と殺人を起こさないと決め合う事にしそれぞれ部屋に戻っていった。




とある場所……


モノクマ「いや〜、思った以上に皆コロシアイに積極的でよかったよ。念の為と思って君を送ったけど杞憂に終わったかな?」
???「…………」
モノクマ「やっぱり最初の動機で彼が動いた事が起爆剤となったからだね。彼には感謝しかないよ」
???「…………?」
モノクマ「え?もう殺人が起こんなかったらどうするかって?そうなったら君の出番だよ。宜しくね」
???「……………」

感想待ってます