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月詠さん>
ええ、後述しますがマジな要素満載です。明石についてはスルーして。ここからはサブタイトルにも注目するとおもろいかも。です。

＊お返しと共に更新でーす

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・1

開始早々、突っ走れーーーッ！

39:30

地下1F、A206号室内部。

ガチャン！

施錠が解けた瞬間、血眼の大勢の乗客が部屋にすし詰めに。

乗客達
「どこだ、逃走者共！」
「いないな」
「あ、アレ見ろよ」
「！？」

なだれ込んだ乗客達が見たのは空っぽになった施錠ケースと、黒いケース5個。黒い方はもちろん、

謎のシスター(ベヨネッタ）「中身は分からないけど、逃走者達が持ち歩いてたお宝じゃないの！」
ヴィオリスト(クロム）「どきなさい！早く俺のそばで宝を！」
幻のくのいち(べレス）「顔は、やめてほしいで、ござるっ！！」
白い礼服の男(シグルド）「嫌だと、いっている！」
黒いフードの男(クラウド）「渡せ、渡すんだーーーッ！」

本物のお宝の為、狭い部屋で争いが始まる。

乗客達
「やめ、押すなよ、押すな！」
「誰だ！足を踏みつけたの！」

その中では。

スバル「怖いけど、今、乗客はあっちに視線行っているわね」
月詠「剣崎」
剣崎「後は全員、いいね？」
湊「うん！」

部屋の洗面所に隠れていた4人は乗客達が気づいてないうちに部屋から脱出。しかし、現時点での状況は分かってますよね？

ハンターAA「！」

LOCK ON>
C.SUBARU.O、C.TSUKUYO、ARISATO、KENZAKI

部屋付近のハンターに最優先で狙われて当然って奴ですよ？

月詠「覚悟してたけどーーーー」
スバル「くっそーー！！」
湊「嫌ーーーッ！」
剣崎「みんなバラバラに逃げて！」

全てを覚悟して4人は散り散りになります。

ハンターAA「！！」

ハンターが最優先したのは、

LOCK ON>
ARISATO

なんと、ハム子さん！

湊「ひぇえええ！」

ポンッ

有里湊　確保
39:15 残り8人

しかし、残り3人にも魔の手は迫っている。

ハンターA「！」

先とは別のハンター。誰に最高速で迫っているかというと、

スバル「すいません月詠さん、何で私についてきたんです」
月詠「なんとなくって奴......」

ドドドドドドドドドドドド！
<ハンター、更にスピードアップして2人に

LOCK ON>
C.SUBARU.O、 C.TSUKUYO

なんと最初から今までずっと逃げてきた月夜の作者と復活した御社の作者の分身、作者2人でございます！

作者2人「あっ」

慌てて逃げ出す2人ですが、ここまで来た道を逆走する形式の為、

ハンターAA「！」

先程、部屋付近にいたハンターも作者さん's見つけてしまいました！ここまで来たら観念して下さい。

2人「作者全滅は嫌だぁああああああーーーッ！？」

ポンッ×2

奏月スバル(再確保)、月詠　確保
38:55 残り6人

残念ながら、作者チームは全員ここまで。

月詠「ビギナーズラックは達成ですけど」
スバル「薄荷は相談してまだ走れる自信のある剣崎に預けて置いたのが幸いかもね」

なお、夢見の薄荷については念のため仮面ライダーブレイドに預けておいた模様。コレが吉と出るか凶とでるか。

今回、まだ序の口

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・2

現時点でどう出るか

38:50

PPPPP......

一気に3人も減った事はすぐさまメールで知らされる。コレでもう、

作者チーム>
全滅！

ペルソナチーム>
＊竜司、杏

Fateチーム>
沖田、茶々、＊信長

仮面ライダーチーム>
剣崎

ですからね♪

竜司「確保情報が出て、は！？」

剣崎「湊に月詠、チビ昴まで。本当にごめんなさい(>w<)」

杏「作者さん達は全滅、ペルソナ組は残っているの私と坂本だけって！？」

茶々「ち、茶々は覚悟、しとくだし」

信長「沖田、あの部屋の件はマスター達に伝えておいた。ワシらはそれよりも」

沖田「ええ、剣崎さんに連絡をとって見ますか。」

試しにノッブと沖田さんは仮面ライダーブレイドと連絡してみる事に。

沖田「剣崎さん！」
剣崎「え、沖田隊長。」

話はもちろん、

剣崎「例の"薄荷"は俺が持ってます。今......お客が沢山エントランスでたむろしてるんで下手に上階へ動けない状態ですね」

エスカレーター付近に剣崎はいるみたい。沖田さんとノッブについてだが。

沖田「今、ノッブが見張り中ですが、我々がいるのは薄荷を設置したい予定の2階でして。展望台に出たいんですがこちらも展望エリアに向かう派手な色黒のアシュバーモントさ......もといお客の背中見てて。」

彼女ら2人もお客の恐怖からか不利な雰囲気。更にミッションはあまり時間も残されていない。

信長「おき太少し電話借りるぞ！ブレイドよ、ワシからの提案ーーーー」

ぴー......ぴろろる〜♪

剣崎「何だ、この笛の音」

るるる〜るりりろ〜♪

沖田「この笛の件、我々は関係ありませんよ、誰が......」
信長「沖田、はよう身を！」

バッ

無言で状況を理解した沖田は相手の指示に従って息を潜めた。

派手な服の強面男(アシュヴァッターマン）
「......何処なんだよ。例のお客。」

ギリギリセーフ。汗だくの2人を無視して通り過ぎていったのは気にしてた展望エリアに入ったお客でした。

信長「？」
沖田「ノッブ？」

ドタドタドタドタッ。

仮面ライダーブレイド側もおかしな事になっていた。笛の音を聞いたお客達が虚ろな目線でどんどん上階に集まり始めている。

剣崎「な、何故かは不明だけど」

そのお客達の行方についてだが。

ぴろろろー、りろろー♪

杏「コレで、良かったんだ。」
茶々「お客がどんどんどこかに行ってるみたいだしー。」

パンサーのお宝=木笛が間に合ったのか、全てのお客達がお嬢様の笛の音と共に軌道を変え始めた。

お嬢様(春）「コレで僅かな間ですが、貴方達を追ってこないかと思います。」
<本物のペシェです

ドタバタドタバタドタバタ......

しかし、何かを見て、足音から血相を変える杏と茶々。

お嬢様(春）「あら？」
<本物のペシェです

ハンターB「！！」

LOCK ON>
TAKAMAKI、CHACHA

ハンター、2人を見つけて今回の瞬間最高速度を更新しましたー。

杏「なんでぇえええええ！」
茶々「空気読めだしーーーッ！」

で。ハンターが最優先したのは、

LOCK ON>
CHACHA

茶々「嘘だし！？」

足の遅い茶々ちゃん。

茶々「止まってくれだし無礼者だしつかやめーーーッ！」

ポンッ

茶々　確保
37:59 残り5人

ハンターは神出鬼没ですけど、アンドロイドだから説得も話も交渉も通じませんよ？

茶々「でもー、どうして茶々の事ハンターが目ぇつけてただし。最初からかなり足が早かったー」

コレ、覚えておいてね

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・3

PPPPP......

メールにて、茶々ちゃんの確保が伝えられる。

作者チーム>
全滅！

ペルソナチーム>
＊竜司、杏

Fateチーム>
沖田、＊信長

仮面ライダーチーム>
剣崎

剣崎「もう、残りは5人か。」
沖田「茶々さんが」
信長「ワシらも覚悟しておいた方が良さそうじゃの」

会議の結果、

剣崎「じゃあ、俺が展望台で」
沖田「私とノッブは牢獄ですね。」

速攻で仮面ライダーブレイドが2Fの展望台へ向かい、沖田と信長が4Fのビュッフェ会場=牢獄へ向かう事に。

剣崎「お客は上へ向かってました、気をつけて下さいね！」

そして2階エリアに残された剣崎の行方。

37:28 2F、展望台付近。

剣崎「よし、ハンターはいないな。」

周りを警戒しながら、

>2階、船首展望エリア分、剣崎一真により設置確認

>残り台座、1個

ミッションクリア！

これで、残りの薄荷の指定設置場所は4階のみとなりました！

37:10、3階、エスカレーター前。

沖田「ハンターがいますね、今は」
信長「客共もしつこいが、ハンターまでおるとは」

ハンターB「...」

残りの薄荷の設置に気を取られがちですが、

ハンターA「...」
ハンターB「...」
ハンターAA「...」
ハンターAB「...」

エリアではハンターが巡回中。気をつけましょう。

同刻、4階、牢獄エリア。

一方では、牢獄エリアに暴走したお客達が集ってヤバ過ぎる事に。

客達
「逃走者が見つからないじゃねえか！」
「ざけんなよ、スタッフ共！」
「責任とれ！責任者出せ！！」
「牢獄エリアの奴らのお宝でもいい、はよ出せやコラァ！！」
ルナ狐「グゥ、分身達は私に続け！取り囲め！牢獄とレモンさんとNo@hさんを死守しろ！！」
<本人。口元には血が

傍観の作者も牢獄のピンチに別の力で20人に分割し、バリケードで補助。本人の口元には負荷を象徴する血が滲んでいた。

レモン「待って！待って皆さん！落ち着いて下さいってばーーーッ！！」
<メガホンで呼びかける
No@h「ええ、ええ。客達がどうしても逃走者とコンタクト取れないなら牢獄で捕まった人らでも構わない、って感じになってます！危害は加えられないから私とレモンさんとルナ狐さんではもう......！」

そう、誘導されたお客の行方は全て牢獄に行ってました。

スバル「うわー......」
<あのトラウマの事もあるから壊れた
渡「ど、どうしましょう！」
幻徳((((；ﾟДﾟ)))))))怖いよぉ
一海「わ、分かったからテメェは涙目で俺に抱きつくなヒゲ！」
ゆかり「ええ、ええ。しばらくは作者さん方が私達に危害が無いようにしてるから今は耐えて、って奴ですね。」

そして、残り時間

32:30、4階、牢獄エリア

沖田「え。」
信長「何があったのじゃ、コレは」

まだ混乱継続中の牢獄に2人は騒然。

ルナ狐「グ......コホ、コホッ」
<口元に血が&幾らか吐血

力を使っていたルナ狐が客の対応で早くに限界、残る甘味と柑橘の作者2人はお客達に最終手段をとっていた。

No@h「氷の、バリケードですっ」

No@hは硬い氷のバリケード、そして本命は涙目で震えながら、スタッフから借りたナイフを手首に向けているレモンドール。

レモン「アンタらさあ。作者チームの知識多少あるならウチの力は分かってるよねえ？ココでリスカして、血ィばら撒いて、後で全員どうなっても知らないよ？」
戦兎「そーだ、そーだ！」
エリザベート「作者のレモンの血を含めた体液は危険な猛毒なのよ！アンタ達、なんて事をしてんのよ責任とれー！」
順平「オレッチ達に何かあったら慰謝料払って！つか払え！」
万丈「レモン姉さんの毒に巻き込まれたらテメェらのせいだぞー！」
鬼藤「聞いた事あるわよ、彼女の事！」
蓮「彼女の病の魔法は簡単に言うと体内でウイルス生成出来る能力でー」
エヴォル「今の涙目の彼女の事考えたら感染範囲設定を空気感染にしてる可能性あり。簡単に言うとお前達、今めっちゃ危ない。」
月詠「生身の人間はもちろん、作者にも感染したら速攻で即死する強烈なウイルスらしい話よ？」
永夢「彼女の血を2、3滴この部屋の床に適当に垂らして数分で換気されてない事と密閉されてる事から一気にウイルスが蔓延して危険なバイオハザードのエリア化まっしぐらかと思います」
ネロ「サーヴァントの余達も作者レモンドールのウイルスの毒性は霊基と霊核が数分もつかどうかなのだがなあ。」
巧「......」
<えむ先生とネロとたっくん、沖田と信長の方を真剣に見る

時々、エヴォル含めて何人かは何処かをチラ見。レモンさん、提供魔法の都合とはいえ特にすいません。

黒猫&豆狸&スバル&Ga.(；ω；)
クマ(；ω；)
幻徳(；ω；)お願い、ノッブとおき太さん、はよ！早く！装置！
<無言&あざとい涙目で手招きするヒゲと熊田さんと作者達の図

そして、守られている牢獄の皆さんが手招き。2人にやるなら早めにやれとのサインか。

レモン「さあ、どうするー？ウチもNo@hさんもこういう事本当はやりたくないんだぞー！マジLOVE1000%の涙目とやる前とやった後の状況がお互いトラウマになるから嫌なだけなんだぞコラァアアアア！！」
沖田&信長「！」

31:05

>4階、ビュッフェ会場分、沖田総司、織田信長により設置確認

>残り台座、無しを確認

>同時に、隠し機能の起動開始

ミッションクリア！

PPPPP......

竜司「お、ミッションクリアだ！」

剣崎「良かった。でもあの装置をどう使うつもりだろう」

剣崎の意見はすぐにわかるぞ？

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・4

夢見の薄荷の補足であります

31:00

それはすぐさま効果を発揮した。乗客は夢見の薄荷の影響で全員眠りに。

バタバタッ、バタッ

乗客達
「なんだ、眠い？」
「ふぁああ......」
「zzz......」

実況席ではとある映像を眺めていた。なお、彼らの付近には極小ダイヤの夢見の薄荷のついた指輪が。

獄卒&にゃぐわ&ねんごろ「......zzz」
キングプロテア「......もう、たべれないですぅ......zzz......」
大道&賢「zzz......」
剛三「ふがー、ぐがーっ......zzz」
京水「ぐ、ユマちゃん？聞こえてる？舐めてかかっていたわ、指輪のアレ」
<ふらふらしてる
レイカ「..."夢見の薄荷"...威力抜群でしょ、0.数カラットの小さいダイヤ型でも数秒で身体のデカいAIサーヴァントのキングプロテアでさえ眠らせるって。ある意味で"兵器"だか」
<もう一押しで寝そうな顔

夢見の薄荷は極小ダイヤのサイズの石だけでコレなだけ。どんな身体のデカい奴でも人間じゃなくても寝てしまいます。

ジョーカー「映像はココで残っていた京水とレイカが倒れた事で全員眠ってしまい、終了か」

不眠症や鬱抱えた"眠れないアル"な人もこれ1つあると0.数秒後にネムネムで、レムレムおねむでイチコロにしてしまうくらい強烈な眠りの魔力を放つ古くからの兵器である。

美鶴「それを、ミッション時の設置台の装置で魔力を増大、共振と同時に拡散させて船内全てに大放出か。」
マシュ「まさかですけど、プロテクトが効いてる逃走者さん達、潜入した作者さん達2人、城戸さんと西堀さんはこの魔力に耐性があるから無事ですが」

マシュの気付いた通り、

同刻。

ぐらり。

真墨「な......」
映士「ねむ......い！？」
菜月「さくらさん。こ、れは、いった、い......！」

ココでさくら以外のボウケンジャー5人もここで全員おねむに...

さくら「みなさん、ごめんなさい。ユマからの通告です。これ以上はボウケンジャーでは私以外の干渉は出来ないとの事。船の人々達と一緒に全てが終わるまで寝てて下さい」
蒼太「僕らがいたらややこしいって...わ、け...」
明石「さくら...！...分かっ...」

バタバタッ。

そして今は鏡の中のリュウガも......

ーぐ、真司......ミッションとあの薄荷色はこういう訳......？

真司「リュウガごめん！詳しくは後で全部話すからお前はしばらく寝ててくれ！」

ーzzz......zzz......くかー......

眠りにつく乗客達の中、契約者以外で動けるのは......

トクマ「もう、黙っててくれよ。」
ジェネ「嗚呼、これ以上関わったら乗客達も命に関わるからな。」

作者2人ととある事情で怪盗パステルとルージュのみ。

パステル(理）「しつこいぞ、ミスター」
ルージュ(鳴上）「待てよ、パステル！」

そして招かれざる客も。

セピア(伊那谷）「へえ、アンタがワンダークロックを船に横流ししたの。」
？？「うん、そうだよー。ユマ君がプロテクト仕込んだな。もう駄目か。潮時か。嗚呼失礼。忙しいからまた後でねー」

悪いけど夢見の薄荷には即席ウイルスプロテクトの処置を同時に施してある。既にユマも保護下でシステムの中、しかし...

真司「西堀さん！間に合ってよかった！」
さくら「城戸さんも、でしたか」

真司とさくらが合流したその際でした。

？？「あのー。手こずらせてくれたわね。」

スゥが干渉してきたのは。

また大ピンチ

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・5

ボウケンピンクのサイド&龍騎とボウケンジャー推しには申し訳ない仕様です

？？「この時を待ってたヨォ？」

バチッ

さくらサイド>

黒髪で黒いリボンの赤い両目。どピンクと白リボンの派手なセーラー服の少女らしい女が私と城戸さんに手をかざした途端に、

真司「ぐがぁあああ！！」
さくら「(からだ、が、中、からっ......焼けるッ！）ーーーッ！」

全身にノイズが入り、城戸さんは頭を抱えて苦しみ、私は身体が中から焼ける感触と知らずのうちに声にならない悲鳴。コレがスゥの能力だったのか！

？？=スゥ「私の能力は権利者、異端者特有の回線をハッキングして偽の情報を流したり汚染で苦しめたり出来るの。分かりにくいなら自我持ちの超危険なコンピュータウイルスそのものととらえてもらってOKよぉ？ユマ君達は通称して"権利者殺し"って読んでたかなぁ。今の様子だとユマ君と契約した子達にゃ即死したり自我の掌握は無理っぽいけど動けないレベルには出来るかぁ。」

彼女が関与した時点で戒厳令が発令されるくらい異端者としての危険レベルは高い、名前とセットで予習はしていたけれど......！

真司「思ってた以上......うう、想定外過ぎたかな......！」
さくら「あの本とおもちゃは......ただのフェイクだったか......がぁあッ！」
スゥ「ちなみに私の権利者殺しのコンピュータウイルスは応用で強化にも使えるけど今回は......視聴者のよい子のみんなには関係ないかー。アハッ☆」

おぞましい。今は異端者とはいえコイツもあの女と同じ絶対権利者だったか。メタ視点もあるとは......

ガスッ

そう考えていた際に私のお腹を容赦なく蹴り飛ばして相手のクソな女は語る。

さくら「ガ......？！」
スゥ「さくらさーん。下手に脳内で思考の垂れ流しはやめてよねぇ。メタ視点とか、ナレーションやテロップ見えるのは全ての絶対権利者の基本スキルだからー。ユマ君は見えてる、聞こえてる、分かっているけど普段は無視して黙っているだけなんだ、よッ。」

ガスッ

再度、先程よりも威力の高い蹴りを私に浴びせて壁に叩きつけるスゥ。

さくら「ガハッ！」
スゥ「あははー。もっと良い声で泣くか叫んでよお。」

ガッ

異端者の女は、私をマークしながら城戸さんの、ライダーデッキを持った右手首を踏み付ける。

真司「痛ぅ！バレたかチクショウ！」
スゥ「城戸真司、アンタに変身させる隙なんて与えない。西堀さくらと違って一度でも変身させると鏡かガラスかどっかから逃げちゃう可能性があるからねー。」

と、そこで。

ジェネ「スゥ！貴様ッ！」
トクマ「嘘、でしょ。」
スゥ「作者さん達ー。この2人にはしばらく近付かないでね、"うつる"から」

作者2人も合流、現時点での我々が受けた惨状を目の当たりに。

ジョーカー「あの女の言う通りだ、ジェネ、トクマ。アイツと城戸と西堀には近付くなよ。」
スゥ「というか君らのバックのユマ君にも丁度良いや。元々最後のミッションで出す奴は私がいじくって改変しといたよぉ。やるかやらないかは自由だけど、やらないとこの船から出られない上ー」

スゥはリモコンを取り出して、モニターを映す。

ピピッ。　

さくら「は？誰かが」

ぴろろろー。ぴろろー。

ジェネ「まさか、おい。」

ぴろろろー、りろろー♪

トクマ「嘘だろ。」

るるる〜るりりろ〜♪

お嬢様(春）「......」
<本物のペシェです&目つきがおかしい？

なんと、異端者の女はペシェ嬢を敢えて起こして洗脳し、笛を吹かせ続けているのか！

真司「スゥ！お前まさか」
スゥ「大丈夫ー。"今の時点では"起きないよぉ。そうだなー。残りの時間が6:30分になったら乗客達全員起こしてドラマ班にぶち当てて大惨事にする予定ー。それが嫌なら」

"もう少しすると具体的に説明してくれる人が出てくるよー"と異端者。笛を吹いている女性の付近から現れたのは、なんとセピア。隣には怪盗とお巡りさんが縛り付けられていた！

セピア(伊那谷）「ほら、来な！聞こえますかね、逃走者の皆さん。今すぐにワンダークロックを私の元に届けて下さい。そうしないと関係ないドラマ班、でしたっけ。その人達が危ない上、いいですかー！匿名の"甘党の甘月さん"」
スゥ「おーけー」

スゥは敢えてもう1人、ミス・セピアまで起こしていたなんて。

ピピッ

シュン！×2

真司「な！？」
さくら「くっ！」

そして、私の意識はブラックアウト。

次からが逃走者にも関わってくる！

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・6

スゥの悪意は止まらない

実況は、被害の甚大さに愕然としていた。

30:50、実況席。

ユマ「申し訳ないけど、このミッションというか通達はユマにも止められない。スゥが知らないうちに改ざんしてたなんて。」
スゥ「そんなユマ君にもお知らせー。リチから取り上げてきたノート、今すぐに読んでみてー。」

嗚呼、そういう事なら。

ユマ「主な船員や俺ら以外の乗客全てに......"自分と同じ顔の人間を見たら即座に殺す"」
スゥ「うんうん、そうだねー。当たり」

コイツ、何が目的なんだ？次々読み上げていく中、

ユマ「"異端者スゥ、異端者リチの目の前に現れて自分の能力を簡単に暴露してそのまま姿を消す"、"権利者ユマ、異端者スゥの介入には事態が1回表面化するまで全く気付かない"、コレらは成立済みやね」
スゥ「ククク......」

スゥが血相を変えたのは、次のページだった。

ユマ「昔、といってもかなり最近だね......"異端者スゥ、異端者リチに対して常に全面無防備になり致命傷を受けて力も使えなくなりそのまま捕縛"コレまだアンタへ有効やけど？」
スゥ「あ、そのページと、私がリチの前に現れた事とユマ君が介入に気付いた所はそうだね、悪影響受けてない実況席ではマシュちゃんか桐条さん、奴のノート読んでみて」

ユマが驚愕したのは、この際。

美鶴「な、コレは」
マシュ「え、ユマ先輩。落ち着いて聞いて下さいね。スゥがリチに無防備になるページの分ですが、私達だと"異端者リチ、権利者ユマに対して常に全面無防備になり致命傷を受けて力も使えなくなりそのまま捕縛"です。」

嘘だ、嘘だ！でもユマの元からの性分で真実を知らずにはいられない。

ユマ「じゃあ、スゥがリチの前に現れたのは」
美鶴「"異端者スゥ、異端者リチの目の前に現れて自分の能力を浴びせて姿を消す"だ。」

ユマの、絶対権利者の認識が元から狂ってたなんて。

ユマ「......後の事はいい、マシュ。私に介入の件の記載を言ってくれ」
マシュ「"権利者ユマ、異端者スゥの介入には事態が1回表面化するまで全く気付かない、対策をしても裏をかかれてそのまま逃げられる"、です......！」

それを聞いていたのは、狂った様に悪趣味に笑い転げるスゥ。

スゥ「あはははははははwwwwwwひーひっひひひwwwwww馬鹿だね、大馬鹿だね、神経質で人間不信のユマ君♪大昔にうつしたウイルスが何年経過してても健在だったなんてめっちゃざまあwwwwwでも、逃走中のミッションでのシステムプロテクトで治療してもスゥ様が関与した事限定で視覚の認識狂ってる程度には後遺症残ってるかあ。」

ショックはまだある。何処かに転送された仮面ライダー龍騎とボウケンピンクの声。

真司「痛え......おい、待てよ。俺と西堀、さんをどこに」
さくら「え。ここは牢獄！？」

なんと、いつの間にか縛られた契約者2人は牢獄前に転送だと！？

ルナ狐「ユマ、ざんっ、わだし、もっ、ノア、さんも、レモンドールさん、も大体聞いて、いた。見切りも今起動してて。まさかだが契約者の、真司と、さくらはっ、2人はスゥのウイルスにやられたのかっ。」
No@h「え、嘘」
レモン「早くウチらだけでも」

そ、それはいけない！女性作者3人を避難させようとするが、謎のエラーが発生した。転移出来ない！

ユマ「え、嘘やろ！？だ、駄目です、転送出来ません！」
スゥ「ここからが逃走者の皆さんへの本命ー。牢獄にいる逃走者の皆さんと、作者さん達3人の防護プロテクト限定だけど残り時間6:30になったら全員解除するシステムに改変してるんだー。多分城戸真司と西堀さくらである程度耐えてるウイルスは参加者全員と作者'sにとって致命的な毒性かな。全員助けたいなら」

嗚呼、そう。6:30までにワンダークロックを本当のセピアの元に持ってこい、って訳？

ユマ「......」
スゥ「ウチが介入してもしなくても、ユマ君の友人達全員が船から脱出する為にはコレ、実は必須なんだ。もう通達はこちらから出したよ。この私、スゥのプランに関して、やるかやらないかはそっちのご自由に。」

派手に人質をとったスゥの連絡が途切れたと共に、

PPPPP......

残りの5人の逃走者に通達が届いた。

ユマ「ジェネさんと、トクマさん。ワンダークロックはありますか？ええ、いつでも手渡し出来る様に手配して下さい。及び、ノッブと竜司君がいるなら、彼らもさくらに伝えた例のやり方を以前から知ってます。」

次回予告
21.通達5・例のやり方とセピアの秘密
>次回、ドラマは最終局面に突入。お覚悟を

以下おまけ

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・7

エグい展開からおまけー。

通達もここで。事実上ラストミッションと同じとお思い下さい。

通達(本文ママです）
(by自称ふわふわ天然ガールのスゥ）

現時点で、乗客達全員は眠りについているが、笛の音の影響で6:30になると乗客達が全員起きてドラマ班の避難所を襲撃するよ？

それだけでなくこの私、異端者スゥの毒性ウイルス付きの城戸真司と西堀さくらを縛り上げて牢獄に置いて来た。

こちらも6:30になると牢獄限定で逃走者全員とスタッフ全員の防護プロテクトをデリートして、2人の致死性ウイルスを作者のルナ狐、No@h、レモンドールとセットで生身で受けてもらう。契約者も確保された人いたと思うけど、全員どうなるかは言わなくても分かるよね？

全てを止めて欲しいなら、4階、全てが始まった元凶であるはじまりの場所、オークションB会場の内部にいるミス・セピアと怪盗パステルとルージュ警部の元にワンダークロックを届ける事。

ワンダークロックはユマ君が作者のgenesic君とトクマ君に言伝をして、3階のオークション会場用のVIPエスカレーター前に待機している。詳しくは彼らに聞いてみて。

ただ、あの男子作者2人もこの事全部知っててどうするかはウチにも不明だよ？全力で時計を渡さない様に抵抗するかもしれないからその際はスタッフ側の指示に従ってね？

あ、言い忘れないうちに言っとくけどハンターはまだ起動中だから気をつけてねー。基本ルールの根幹までゲームには介入出来なかったんだー。

なお、コレを達成したらサプライズ。ゲームの残り時間を出血大サービスで1:00にしてあげる。賞金に大幅近付くよ？

そして、ラストにユマ君と今回関わった皆さんへ。

このミッションか通達みたいなモノを信じて従わないと、全員この船から出られない、それだけは念頭に入れておいてね。マジで言っているんだよ。私だって船から出られないんだから。

ps.詳しくはセピアさんに聞いてくれい

＊ふざけた通達、以上です

以下おまけ>

ー今回、ミッションは終わりましたが色々ノーコメントな衝撃の展開。この通達に従うか、従わないか。従わないとここから出られない上、スゥの奴は無理にでも従わせたいのか人質付き。

ユマ「ユマの汚染は視覚が特に被害を受け、認識すら狂っていたとはね。」

ー逃走中も、残るは5人。

ユマ「竜司君、杏ちゃん、沖田さん、信長、剣崎の5人です。」

ーさあ、ジェネさんとトクマさんはどう出るかですが。多分どちらかか両方共に時計を渡さない、と反抗してくるかと思える。

ユマ「素直に渡しても、渡さなくても別にいいんだけど、船から出られない事態を収束させるにはセピアに時計を渡さないと駄目。」

ーサクラニウムの件、もう一度思い出せ。それだけ。

ユマ「そして、fgo7周年。トラオムのレポートもあるけど」

ー今回、公募の事も沢山あるよー、今はもう締め切りだけど、最近面白いテーマの話で、本館では言えない大量のユマの設定てんこ盛り。

ユマ「うーむ、裏側は停滞してると言うべきかな。」

ー次回の本家はセピアの事もあり、かなりネタバレ満載の話となります。

ユマ「次回好評なら、ピエロの3兄弟、ペシェ、明石以外にももう1つフラグメント追加かもね？」

まずはトラオムのレポート

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・8

トラオムレポート

ついに来ましたか、何が起きてもおかしくない特異点。噂のビザンツ帝国皇帝のガチャが罠だと確信しておりましたが、え、ここで出していいのかシャルルマーニュ。

大帝でなく彼が呼ばれた召喚経緯はストーリーの後の方にあります、うん、エクステラは未プレイだがカール大帝は元々愉快な仲間達に囲まれてる好奇心旺盛な若き冒険家としてのあり方でトンチキ逸話寄りのシャルル君の方がカルデア、我々と組みやすいが故だったのね。CVは黒バスの黄瀬と同じ木村さんか。

1部でのサイズな上北米で発生した特殊な特異点、エラー測定の時点で怖かった。及び後輩は妖精國とツングースカでガタが来てるなら今後に備えて休ませておかないと。

ユマの場合、マギレコのキモチ戦イベントが延期になってイライラしてた事もあり、夢中になって攻略しましたね。ちなみに3日目の夜中ギリギリまで使いましたよ。

＊さて、ここからです。

1日目では主人公がクリームヒルトに囚われた所までで止めましたが、雑魚が全て鯖ってどんだけですか。しかもレイシフト時に真っ赤なバグ(汗）。無事に帰れるのかコレ。

カドックがレイシフトメンバーに入った理由も最初で明らかになりましたが、選択肢ではふざけたモノや周りに便乗するモノ選んでいくと彼に精神的ダメージヒットですぞー。我らが主人公の今までの冒険譚を知っているなら納得ですね。

2日目はPU2待ちの鯖など致命的ネタバレ当たり前なのであまり詳しくは言えないんですが、ヴラドのおじ様を入れた理由はここにあったか、うん。なお、ここら辺でカルデアの者に関する証言のおさらいやこの世界での鯖の大量召喚の理由=今回の特異点をやらかした犯人絡みな話題が。

3日目、昼までで昨日の夜中で風雲急な前半部分は終えて朝の風雲急な後半部分で派手に事態が動きました。そうだな、クリームヒルトを前から知ってる人、にやけてしまうのと、ホームズ推しの人は覚悟しておけ。

そして夜中。全て終わってもまだ少しだけ続くのか。......イントロのブルーブック氏の件はずっと覚えてましたよ。彼が最終的に何処に向かったかも込みで。ここで全て繋がったのか、主人公達も知ったのか。

諸君よ。超ネタバレの為に最後の具体的な話題を伏せてしまうが、この発言で全て通じるかな。"ユマは、ギリギリ6/3の夜中に応報を見て来たよ"と。

ユマの場合、女主人公なので一人称がマシュと同じく"わたし"だが男主人公だとどちらかが"俺"だと思う。というかここからどうやって2部7章に、南米とデイビッドに繋ぐのか疑問。少しだけはじめでトラオムの後日談挟む可能性ありとはいえ。

あ、最後に。トラオムも平安京と同じく全て終わったらフリークエストありますわよー。

若いモリアーティについては、うん、なんとなくドンキホーテとかあっても引く気が起きませんでしたね。当時、シャルル君の補足気にしてたのとクリームヒルトの入手優先度が高かったので。一応多大なリスク払ってすまないさんの彼女はログイン済みです。バーサーカーへの好かれ度合い複雑ですが、継続中。

＊そして7周年

大奥がインタールード化、里見八犬伝に7周年でアーキタイプ・アースって。徐福ちゃんインパクトもありますが、噂の月姫やメルブラファンはお待たせしました、アルクェイドの実装、フィールド不死城の効果と今を生きてる人関連、宝具を使うタイミングと第三スキルが重要ですね。

ちなみにユマはガチャ、pixivのメッセージ以外では詳しく言えませんが徐福ちゃんはこのPUでの掴み取り放題ガチャの結果、宝具4にしましたとだけ言っておく。フレンドの全枠で理解出来ると思うのですが、とある事情でストップしました。なお、トラオムの件からずっと前から最優先で狙っていた張角爺さんもこの際に確保してます。千葉氏のCVがツボっております。

で、今年の夏イベントは10日頃動く予定でプロト、もといレディ・アヴァロンとガレスちゃんに加え何人か来る、男子メンバーは道満、新シンさん、アスクレピオス先生か。

男子礼装の為とはいえ誰もが引きたくない星5の道満PUをやむなく引かないと駄目な状況でユマ、吐きそうですね。当時の平安京のPU、実はコイツを引きたくないだけで捨てたので。

＊次は公募ー。

ここからはpixiv公募1

とある事情で簡易で済む他作品から。

sample8&TW・トイレの双子神

トイレにまつわる話特集で載せた作品です。日本神話が基盤にあるかな？

かわやみこ、かわやひめ>
正式な名称はお兄ちゃんの厠通ノ皇子(かわやつうじのおうじ）と妹の厠通ノ比女(かわやつうじのひめ）。双子で仲良しでお互いを"みこ君"、"ヒメ"と呼ぶいわゆるトイレの神様。トイレを綺麗に、大事に使う人に"お通じの意味で"幸運と幸せをもたらすという。

ーおい、兄弟。下ネタなのは突っ込まないからな。

sample18・誕生日なのですが

元からサンプルとして作ったモノを改ざんして投稿したモノ。テーマは"乗り物"。船の中でのエロい奴。

仁(ジン）と秋人(アキヒト）>
お互い、同じ会社の営業マンな上恋人同士。男同士の関係なので周りには秘密。

ユマ「別テーマ、しかも締め切りが去年だったから、よく確認して作って投稿しようと反省した。」

sample沼フリー・些細なことですが
sample沼フレーズ1・気になる新入り
sample沼フレーズ2・もしも魔王と勇者が恋仲になったら
sample沼フレーズ3・相手を沼らせないと出られない部屋
sample沼フレーズ4・実際に誰でもあり得る話
sample沼フレーズ5・関西弁の仏像、歴女と話が通じる？の段

ユマ「ユマを舐めるなよ。3セリフの漫画原作フェアで全て投げた奴です！」

ーこういうの出されると、全て書きたくなるんやなあ。没オチだとしても。

ユマ「ちなみにフレーズ2が皆様に大好評、個人的にフレーズ5は発想が面白いと思う。」

ーフレーズ2はコレが最終的にトゥルーエンドルートです。色々と世界の真実判明と魔王×勇者でBLの恋仲が発展。フレーズ1、2、4は駄作、5は色々と仏像界の裏側とか、面白い話題が続々と噴出。

ユマ「フリーは逃走中でやろうとしてるアイドルモノテーマの基盤かな。」

ーテーマ名とかは弐寺がメイン、最近某J系のアイドルの一部にハマってやらかしたモノだ。プロフはメンバーの1人だけ。

四条焔(シジョウ・ホムラ）>
若手アイドルグループ、シノバズ7のメンバー。メンバーカラーが赤でメンバー唯一の関西人でムードメーカーな火遁担当。

音楽センスはNo.1、曲作成の一部は彼が関与してるモノで趣味は音楽動画作成とアコースティックギターの演奏。

ちなみに、ここの世界観では某J系の事務所の他にもう1つ、ツーデラー事務所という先述のJ系とほぼ同じ勢力を持つボーイズアイドルグループなどの芸能事務所がある設定です。

ーいつか、全貌を公表出来れば良いのだがいつになるやら。

sample雨・諦念権利者草子

トゥインクルレイン、という6月限定テーマでのモノでーす。オーキッドの件で話題に出た因果律の話。

トト>
今回出てくる絶対権利者。容姿モデルはヒカルの碁の塔谷アキラと似た中性的な少年。ちなみに生前そのままに幼くした姿らしい。後述の力がメインだが、戦闘時は自分を液体に変える能力で戦闘だけでなく隠密、潜入調査向き。

不良時代、いじめてたクラスメイトを的にしてお手製ボーガンで撃って当たりどころがまずくてそのまま死んでいくのを目の当たりにした過去があるクズ男。

当時未成年で親がイカれてた事もあり無罪放免となったが、紆余曲折あって惨めに死んでそのまま魂が絶対権利者になったテストケース2号。こちらもリンと同じく業務破棄は自分の死と同じなので態度は真面目な方。

水化の能力と相手の因果というモノをベトベトの蜘蛛の糸の形で見る目を持ち、相手の前世や前科を糸からデータを抽出する形で鑑定出来る能力を持つが、本人はこれらの力を気持ち悪いモノとして嫌がっている。蜘蛛の糸も本音では触りたくない。

権利者となった引き換えに、罪悪感を無くしており、普段なら過去の事はどうでもいい感じだが、雨が一日中降り続く日や嵐の様な大雨、6月の雨は大嫌い。過去の自分の感覚に幾らか戻ってしまう。

ートトの場合もリンと同じ死後の魂が権利者になったテストケースだが、こちらは元からリン以上のクズ野郎。

ユマ「ただ、あーだこーだ言いながらも真面目に仕事する方なので誰も文句言わない。不思議」

sample雨2・純喫茶エスペラント・水無月編
sample雨3・純喫茶エスペラント・水無月編2

トゥインクルレイン、もう一押し。とある喫茶店の6月のお話。このシリーズも続ける予定ですよー。ちなみに、前に特集した

sample15・ある退屈少年の末路
sample桜・やまざくら
sample16・後日談

と世界観、キャラクターが少しリンクしています。

マイラ・ランドグリーズ>
sample雨2の方に来た女の子。とても肌が色白でぱっつん前髪の首筋までの長さのストレートヘアで白髪。エルフ耳と呼ばれるとがった耳が特徴のリーヴ人と呼ばれる宇宙人です。

M87星雲並みに遠い星系で宇宙一の極寒地域、ニヴルヘイム出身のリーヴ人は質素で粗食、戒律に厳しい暮らしを良しとしている為、お肉もお魚も卵も乳類も食べたり飲んだり出来ない。

ただ、マイラの場合はこの喫茶店の裏レディース用のシェントウジャンがきっかけで自分でも食べられるモノに出会えて嬉しそう。ちなみに好物は納豆巻き。

高梨圭(タカナシ・ケイ）>
喫茶店・エスペラントの常連客の1人で

sample15・ある退屈少年の末路

が初登場の高梨裕樹(タカナシ・ユウキ）の実父。以前も記載したが、テロリストにレイプされて妊娠、出産経験からの憤慨した家族、親戚からの絶縁を経験したとは思えない明るい性格のシングルファザーの営業マン。

圭「まあ、孫は男しか認めない、長男以外の男はいらない、宇宙人とのハーフなんて気持ち悪い、もってのほかって言うクソな実家だよ。そいつらに"良かったな、出来損ないの三男坊が早くに男の孫を自分で責任持って産んで、そのまま連れてきたぞ。宇宙人とのハーフだが、確実に男が、アンタらが歓喜する跡継ぎが産めたんだぜ。"って言ってその場の全員ブチギレて顔を茹でダコみてえに真っ赤にしたのが超滑稽だったぜ？あ、裕樹とあいつのダチの望君にはコレらの事秘密な。」

なお、成人するまで息子の裕樹には地球人と宇宙人のアトラス人とのハーフである事と、実は妊娠して産んだのは圭だという出生の真実を明かさない予定。裕樹本人(+望）も、

裕樹「大体親父については能天気だが、言いたい事や大事な事はガキの頃からあの人に大体聞いてる。苦労して育ててくれた恩もあるから返したい。後は、俺が赤ん坊の頃と母親の事の真実と産まれる前の全く知らない話だ。」
望「裕樹のルーツは何を圭さんに言われたとしても俺は受け入れる所存だよ。裕樹の右目の本来の色が地球人と違っててコンタクトで隠していた件もあるからね。」

エスペラントの店長には裕樹が産まれる前から世話になっており、店長の特製カレーが大好物。

ハルート・トゥ>
白い羽根と金髪と青い両目が特徴的なセラフ人と呼ばれる有翼人系の宇宙人で圭の後輩の若い営業マン。圭曰く少し生意気なマセガキだが、口は達者な方。

元からセラフ人は今時の宇宙人との共生社会が進む世界ではポピュラーな宇宙人の1種族だが、カレーやキムチなどの刺激的な食べ物は基本苦手。

マルート・トゥ
先述のハルートの妹。家庭的で魚料理が大好物の中学2年生。地球の環境に不慣れなセラフ人でも周りの人達が良くしてくれるので学生生活は問題なさそう。

sample20・純喫茶・エスペラント・文月編
sample21・純喫茶・エスペラント・葉月編

こちらも純喫茶・エスペラントシリーズの件デース。文月編はテーマ"記念日"、葉月編は"勝負"で投げてます。

アークァ・G(ガタノゾーア)・ゾス>
見た目はシンプルな地雷系服装の貞子みたいに左側が黒の髪の毛で隠れた紅の両目の若い、17、18くらいの小柄な女の子。

ゾス人の為に本来の性別は両性具有で女扱いは確実にヤり殺される級の禁句。ネイルアートが趣味。灰色の触手が人間でいう尾骶骨周辺に3本ついているが、普段は周りが騒がない様に1本を伸び縮みする尻尾みたいに扱う。

sample15・ある退屈少年の末路

にも少しだけ話題が出た人物で、1年前の当初は地球の環境に馴染めなくて荒れて男も女も無差別に好みの地球人を性的に食い散らかす輩だった。SNSで裕樹と望が話題にしたレイプ魔本人。

その際にゾス人故の国際問題やら風習問題やら出身のガタノ氏族の複雑な事情で無罪放免されたが、イカついお巡りさん達に連れられて純喫茶・エスペラントに来た事と、エスペラントが宇宙人でも入店が大丈夫な店であるのが分かったきっかけで現在は少しだけ素行がマシになった。

今は顔見知りのゾス人の常連客やら、お気に入りのメニューの卵サンドをジュースやフロートとセットで時々食べるのが楽しみ。ちなみに彼氏持ち。

アークァ「淫乱って言うけどゾス人、私の出身のガタノは基本的に誰もが婚活中みたいな奴なだけ、地球では宇宙人としてポピュラーな方よ？先祖の偉大な名前まで隠して地球人と親密になり過ぎなノルゾ(=望）のクティみたいな軟弱共とは違うんだから。」

とは本人談。

ゾス人特有の思考と共通事項だが、見た目の男女比、性別の違いを基本的に気にしない。

アークァも望も両性具有の為、"何それ"な感じらしいが"ゾス人同士では超貧弱な子孫しか産めないので子供を産んではいけない事"は子孫にも本能レベルで刻まれてるので、時折互いの触手を絡めながらも健全な百合みたいな事になるらしい。

ロア・A(アルク）・ナツナッツ>
顔に大きな一つ目が目立つ、アルク人の大人しい男の子。名門校の高校生。アルク人もポピュラーな宇宙人で地球人以上の高い技術と高い知能を持つ。

彼の学校の学生寮の近くに純喫茶・エスペラントがあり、よくコーヒーを飲んだり朝食メニューやカレーを食べたりする最近の常連客の1人で店長カレーとこちらは夏限定メニューの激辛カレーが大好き。

特に激辛の方は入っている具材がゴロゴロしてて食べ応えがあるから普通のカレーより好きらしい。

余談だが、店長の激辛カレーは危険な火山惑星地域のムスペルヘイム出身の宇宙一の辛党で唐辛子全般が大好物な宇宙人、リーヴスラシル人の為に開発した夏限定のメニュー。

リーヴスラシル人は浅黒い肌と銀髪、エルフ耳と紫の瞳を持つ、宗教思想の都合で鳥全般を不浄な存在と見なす、鶏肉と卵が駄目な宇宙人。ちなみに鶏肉系と卵系が全て駄目な事以外はリーヴ人よりも地球ではポピュラーなエルフ耳の宇宙人。

そのお客が前にエスペラントに来た際にいつもの店長カレーでは激辛タバスコをかけても辛さが物足りない為だった事がきっかけだったらしい。

店長>
喫茶店・エスペラントシリーズの共通の登場人物。謎多い初老の紳士的な店長さん。とても負けず嫌いで料理の達人。あらゆる洋食や変わった料理の知識を持つ。

ユマ「どうすれば公募の件を無駄にしないか、で考えた奴です。」

ーみんな集まる、癖ある常連客、宇宙人の客にも好評な喫茶店だからオールOKだね。

次の公募の件が本題かな

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・9

pixiv公募2。

ー来たか。

ユマ「今は締め切りだが、この話題がメイン。説明とキャラクターのプロフと解説が長すぎるからね」

短編集・12ヶ月の月の神々
短編集番外編・蝕神の花嫁(後日談)

ー"神々の伴侶"という部門で作成したシリーズモノ。後者は"記念日"部門にも応募してます。つか、コレの基本設定良くてもったいなさ過ぎると思うのはユマだけか？

ユマ「プロフだけで大変かもなので分けて解説と書けなかった補足かな。」

ー再度言おう、ユマを舐めるなよ？

sampleCotG1・暁神の眼光
sampleCotG2・霜神のアトリエ
sampleCotG3・恐れられし狩神

ーこの3つは当初の予定通り。ちなみに2月の霜神だけにする予定だったのですが色々と発想を膨らませ過ぎて、

ユマ「最終的に書いちまったな、12柱全て。特に10月の蝕神については作成しててめちゃくちゃ気に入ってしまった。原本ではBLエロシーンまで入ったから健全じゃないとNGの緊急事態。泣く泣く辻褄合わせで女の子視点のみにして切っちゃいました。」

ー当時、舞台の「M.バタフライ」やフジテレビのドラマの「純愛ディソナンス」を見てしまった反動と衝撃もあって。6月と10月に少しオマージュ入ってるのは秘密。

ユマ「その切った部分を番外編として処理したのが"蝕神の花嫁"の2作なんだー。エロシーンとか満載だから閲覧注意。」

ーでは、この3つの登場人物とコレらの作品シリーズ共通事項、本家の設定も載せてます。

暁神>
・本家設定
1月の神、夜明けを司る始まりの神、宵神と対の存在。その右目は陽のように輝く。

・ユマ設定
暁神(アケガミ）。後述する宵神の花嫁により、性別が変化する神で

男神だと、全てが黒いスーツ姿の黒髪の男か男の子。

女神だと、黒いワンピースと黒い靴の黒髪の女か女の子。

左目が茶色、右目が太陽の様な金色のオッドアイで基本的に男女共に元気で明るい。元が同じなので歴代の暁神の記憶を全て共有しているが、それぞれ別人。

彼ないし彼女の役目は、自分と同じ1月産まれの人間を花嫁として受け入れ、その遺灰と魂から自分以外の11柱の十二月神を"産み直す"事。

現在では一部の刑務所や老人ホームから1月に生まれた人間=花嫁候補を選定して貰っているので生贄には困ってない&"自殺志願者でないなら基本的にOKなので他の11柱から文句を言われないで済む"と思っている。

産み直しの役目が終わると早ければ3、4ヶ月で身体が崩れてオレンジの光の玉になってしまう。

暁神「昔よりも信仰心が薄れてしまった事と宵神の方で詳しく教えてくれるけど邪気が悪影響に関わっているから仕方ないと思っているよ。」

と、本人談。

別名、"はじまりの神"、"夜明けの神"、"1月の神"、"睦月の命"など。

大昔には"誰も顔を見てはいけない神"でもある言い伝えが残っていて、もしも花嫁以外が暁神の姿どころか顔を見てしまうと右目の光で焼け死にするそうな。

霜神>
・本家設定
2月の神、全て白銀で覆い尽くす、雪と氷を司る神。純白なその姿は、一欠片の温もりすら受け付けない。

・ユマ設定
霜神(シモガミ）。長いロン毛も、肌も、目も全て純白で服も白いフードのパールホワイトの刺繍装飾がついたローブで感情も希薄、無口で冷徹な男神。触れたモノを肉体も魂も全て凍らせるくらい体温がクソ低い。他の神々曰く一番十二月神で気難しい、怖いの意見多数。

昔から2月産まれの女しか基本的に生贄として、花嫁として受け付けない事と花嫁の身体は自分のアトリエで保管してコレクションとして寵愛する変わったルールを持つが、最近では領地の山村が雪崩で壊滅し信仰心も薄くなっているので暁神に次いで身体の崩れる時期が早く、早くて6月か遅くても8月頃には白い光の玉になってしまう。

最近では、お気に入りのアトリエの方も集めた花嫁達の身体が全部崩れてなくなってしまい、部屋が劣化でボロボロになって寂しい事になってしまったそう。

今回の分では語れなかったが、偶然霜神の聖域にとある事情で逃げて来たスパイ兼殺し屋の中世的な175cmくらいの美青年が霜神が身体に触っても何故か凍らない上、偶然2月生まれ。

霜神はこう見えて男女のモラルには厳しい&ノンケなので男は絶対花嫁にしない主義だが彼を追っ手から助けるのと引き換えに自分が触れても凍りつく事がない人間なのが珍しく、特例でスパイさんを"表向きに"とはいえ霜神の、如月の花嫁にしてしまった事が霜神の全てを変えていくのは別の話。

別名は、"如月の皇子"、"草木張月(くさきはりづき）の王"、"梅見月(うめみつき）の命"など。

霜神「どれも正しいが、我にはあまりピンとこない呼び方だ。今は言われ慣れた霜神の方で呼んで欲しい。」

というのが本音&本人談。

狩神>
・本家設定
3月の神、獣と狩猟を司る神。狩りという行為はこの神の信仰である。獣の特徴を持った姿で現れる。

・ユマ設定
狩神(カリガミ）。普段は青白く光るネザーランドドワーフの兎の姿で住処の樹海や森や山を駆け回る男神。周辺域の鳥、獣、虫、自然は全てこの神の親友で、彼ら曰く、"主様(ぬしさま）"とも。

領地の中にある大きな樹海の主でもあり、別名は"弥生の王"、"森の生き神"など。

彼の領地はまだ他の神々とはマシな方で、自然信仰をする国々では今でも狩神を信仰しており、弥生の月=3月に狩りをして成果が出たら1番良い獲物を狩神を祀る巫女を経由して1年に一度神に差し出す習慣が残っている。

そして、何よりも十二月神では一番の潔癖で神経質な神様。旧暦で3月3日、3月13日、3月23日、3月30日、3月31日に当たる日時は"狩神下り"と言い伝えられ、狩神が森に直に降りて自分の領地を見張りに来訪する日なので狩りはご法度、戦争などはもってのほか。

他にも自分の住処でもある聖域に土足で踏み入れられるのが超がつくほど嫌い。

仮にそれを破ってしまうと、3月生まれの人間と、気まぐれで残したもう1人以外を全員処刑、3月生まれの人間を自分の聖域へ連れ去って花嫁にしてしまい、もう1人は自分の恐ろしさを伝える為に立ち去らせる。いわゆる、"自分をキレさせたらこうなるぞ"な見せしめ。

最終的に、花嫁にした相手は徹底的に本来の人間と兎が混ざっている全裸の半獣半人の姿で強姦&陵辱し尽くしてから鳥、獣、虫達に餌として食べさせて殺すという。R-18どころかR-18G案件ですね。

他の11柱の神々と会う際や届け物をする時は面倒なので、カタコトの言葉を喋る普段の兎の姿で会って話をする。

狩神「我ニモもらる、トイウモノガアル。他ノ神々ノ花嫁ニハコノ可愛イラシク、愛ラシキ姿ハ嫌ワレヌシナ。ククク(｀・ω・´)」

と腹黒であざとい本人談。今のところ動物嫌いな花嫁がいないので安心&後述の人間も神も嫌いな蝕神の、神無月の花嫁にも懐かれてる。

なお、信仰は普通にあっても邪気の悪影響があって霜神と同じ時期に彼も身体が崩れて水色の光の玉と変わる。

sampleCotG4・季神と世界樹より
sampleCotG5・憂神の憂鬱sampleCotG6・幻神と幻想に囚われた囚人

ー今度は4月から6月。

ユマ「設定盛るぞー。で出来てしまった結果。6月は舞台の"M.バタフライ"を見てなかったら思いついてない話だったよ。」

季神>
・本家設定
4月の神、四季を司り、気まぐれで人々を弄ぶ神。草木を纏った姿で現れる。

・ユマ設定
季神(キガミ）。十二月神の中でも2柱しかいない珍しい女神の片方。別名は"卯月姫"、"卯月の宮"など。

容姿は濃厚な薔薇の匂いがする美少女。黄緑の髪先がハエトリグサで、頭頂部には赤い薔薇の髪飾り。目は銀世界の様な優しい光の銀灰色の両目。

服装は黄緑のタートルネックのレオタードの上から桜の花びらを重ね合わせて作った半透明なマント、両足には紅葉の金飾りがついたレザーのサンダル。

一人称は"わたくし"。とてもイタズラ好きで十二月神では一番のワガママお嬢様。よく領地の人々や弟の世界樹をいじっているが、他の神の花嫁達も絡んで来る様になってからは弟と共に退屈しない感じらしい。

大昔、季神の実弟の世界樹を伐採しようとした罰で本編に出たとある彼女の領地の村は命と生活を彼女と実弟に補償してもらうのと引き換えに、世界樹の主である季神様の半身でもある4月に産まれた監視役を兼ねた娘、"卯月の娘"を1年に一回、4月の最初の日に花嫁として生贄の形で返却する事で信頼を見せないといけなくなっている。

なお、この生贄の儀式は春を告げる"季神献上の儀式"とも呼ばれており、世界樹の活性化と花を咲かせる起爆剤でもある。

ただ、現在では領地の村も紛争で滅んで世界樹も枯れて今は植木鉢の小さな世界樹の苗木と彼女だけ残されている状態。

当然だが、信仰も姉弟共にほぼない状態なので、女神本人も身体は早くて8月末、遅くても11月頃に崩れてピンクの光の玉に変わってしまう。月巡りの間、弟の苗木の世話は数少ない自分と弟の事を知る村人の子孫達が管理してくれている。

ちなみに、

世界樹(=大樹君）>
十二月神の4月の神、季神の実の弟神で大昔の領地の村の中心にそびえる"世界樹"、"卯月の神木"と通称される大きな樹齢何千年とも言われている御神木そのもの。姉の半身でもある生贄もそうだが人々の心からの信仰と姉の毎日のお手入れとお世話が一番の栄養分&延命剤。

現在では紛争で御神木の本体は焼けてしまったが、大きな苗木の種を分体として残して"植木鉢でどうにかギリで生きている"状態。姉の季神はいつか弟を元の大きな世界樹に戻したがっている。

苗木も人々の信仰という一番効果的な延命剤もなくなって寿命が近く、衰弱していつどうなってもおかしくないので、早く大樹君は自分の後任を探して姉の世話や後始末などを任せて消えたいと思っている。

大樹君「僕も姉もこう見えて色々とあって長く生き過ぎたし、僕は神といっても植物の性質で寿命があるからね。十二月神で残されるお姉さんには僕以上に最高のふさわしい相手を後任にしたいと思ってる。あくまでも予定なんだけど」

なお、この発言について季神はいい顔をしてない事と、今回は書けなかったが将来的な弟の後任者が現れるのはまた別の話。

憂神>
・本家設定
5月の神、人の心の浮き沈みを司る神。常に拝顔は叶わず、その感情を読むことは難しい。

・ユマ設定
憂神(ウレイガミ）。十二月神で一番頭が回る普段から謎に満ちた神で、別名は"皐月神"、"早苗の皇子"、"顔無しの男神"、"早苗月の命"など。常に顔をベールで覆い隠していて年中黒いミリタリーコートの無口な男神。一人称は"僕"。

その素顔を見られるのは、生贄に捧げられる5月産まれの花嫁のみ。その際に生贄を取り込んで生贄の心や過去を追体験する形で読み取れる。

ただ彼本人は生贄が献上される5月の時期が大嫌い。"見たくないモノを毎年見せられる僕の気持ちになれ"、"本当は人の嘆きや悲しみや恐怖や暗い過去を見たり感じるの嫌い、生贄も心から望んで花嫁となる覚悟をしている人間じゃないと僕は正直受け入れ無理"との事。

及び、後述する戦神と同じくらい規律には厳しい神で受け入れが無理な生贄を強引に花嫁にすると、速攻でその村や集落の人間全員に素顔みせて殺害、処刑するそう。

今では彼への信仰も失われて、生贄選定を毎年する必要性がなくなった事は安心しており、自分の悪知恵が必須な緊急性がないなら霜神、狩神とほぼ同じ時期に身体を自分から崩して紫の光の玉になる。ちなみに無茶すれば10月末まで身体が崩れずに維持出来るらしい。

幻神>
・本家設定
6月の神、幻惑を司る神。決まった見た目は無く、見る者が望む姿で現れる。

・ユマ設定
幻神(ゲンシン）。決まった見た目も性別も無いあやふやな神様で大昔は領地の村で毎年住処である惑いの穴に6月産まれの生贄を落として貰っていた。

便宜上の一人称は"私"。普段は男か女か分からないくらいハスキーな声で別名、"水無月様"か"水月の方"か"水張り月の皇子"か"水張月の殿下"など。

幻神「出来たら幻神か、村の奴らが言ってる水無月様(ミナヅキサマ）で呼び方は正しいよぉ？水月(スイゲツ）とか、水張月(ミズハリツキ）の呼び方は滅多にいないか呼ばれてもこっちの記憶が混乱して頭こんがらがるからあまり私には使わないでねぇ。約束、よ？」

と作品にも現れた白いチャイナドレスの美しい女の姿でのあざとい仕草で本人談。

生贄にされ、穴に落とされて死の間際の贄=花嫁に望みの姿で現れて、強烈な感情を正邪関係なく餌にする。本人曰く、"幻神は元からそういう生き物だ"と捉えていいらしい。

本編で落とされた男の前に現れたチャイナドレスの女もその1つで、相手の記憶と思い出を読み取って行動や言動を再現してるだけ。

本来なら十二月神の中でもとんでもないレベルで性格の破綻が激しく、更にのんびり屋さん。他の神の花嫁にはよくちょっかいをかけるが洞察眼、観察眼は鋭い。神々の会議では本人なりの便宜上の姿=タブレット端末の姿やなんらかの動物の姿で現れる。最近では先述の白いチャイナドレスの女の姿が好みらしい。

今は住処の村も自然消滅して関係者、子孫も残ってない状況の為、11月になるとあやふやな身体も崩壊して緑の光の玉となる。

十二月神では唯一、自殺志願者を花嫁として受け入れる例外。ただし本人の心からの了承がなんらかの形で得られないと駄目。他の人の悪ふざけや無理矢理な要素が絡んで来るとNG。場合によっては神様も受け入れられません。

これは出来なかった話だが、オカルト系の動画投稿者や悪趣味な男女混合の若者達の標的にされて惑いの穴が荒らされた際、不機嫌な幻神はその中に偶然6月生まれの人間がいたのを発見。

そいつは悪趣味な奴らがいじめていた、いわゆるいじめられっ子。生贄として適当に遊び半分で惑いの穴に落とされて彼女はそのまま死んだのだが、コレが幻神の怒りを買って全員処刑された。

幻神「嗚呼、心から生贄になるのを望んでない女の子が私への生贄になった件か。最近のガキってやった後の先を見てない、考えない。みんなこうなのかって思ったよ。馬鹿じゃない？もちろん奴らは全員殺した。十二月神の掟に従ってるだけだよ？」

先の女の姿で、返り血を沢山浴びて血の滴る剣を2本持っている屈託のない笑顔の本人談、"アイツらの恐怖と絶望と悲鳴は何十年かぶりの久々に満腹になれるごちそう"だったらしい。

余談だがその後、特例で死んだ女の子は生前から色々と壮絶な過去があり過ぎて現世への未練が全くない事、6月生まれな事もあり、魂は幻神が花嫁として受け入れましたが、とある問題が発生したのは別の話。

＊ここから共通事項。ユマ設定限定です

十二月神(じゅうにげっしん）>
この作品に出てくる、1年12ヶ月を司る12柱の神々。先述した暁神、霜神、狩神、季神、憂神、幻神もそのうちの1柱。別名"12ヶ月の月の神々"、"12ヶ月の12柱の神"、"12の月の神"など。

始まりの人が生まれてから今までの何百万年もの間、人と共にあった神々だが現在では一部の神の信仰が残っているか、変な都市伝説として伝わっているか、存在を忘れられて廃れているモノが多い。

彼ら12柱の一番の元気の源、動力源は自分達を信仰する人々の心からの信仰心。今は一部の例外を除いてコレを大半が無くしている上、人々の負の感情や業から発生するエネルギー、邪気による弱体化が凄まじい。

大昔から神々に生贄を捧げていた習慣があったものの、最近では信仰の廃れ具合が深刻で、12柱の大半は現在では独自の生贄選定ルールを設けている。

基本的に12柱全ては共通で、

・特例でもない限り、自殺志願者は花嫁にしない。ただ幻神は例外で自殺志願者であっても本人のなんらかの了承があるなら受け入れる。

・無理矢理押し付けられた輩を花嫁に出すならその集落、村、町、集団は全員対象となった神本人の手で処刑する。お前個人の問題だからお前だけで何とかしろな自己責任です。憂神と後述の嵐神が本人達がそこら辺超デリケートなので容赦なし。

・霜神の様な性別に厳しい例外もあるが、贄の花嫁の性別は基本的に男女問わない。女はもちろん、男でもOK。場合によっては年寄りでも構わない。

他にも神々個人の選定ルールがあるが、全員この基本ルールを人間との良い共存関係の為に守っている。

次は10月以外一気に

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・10

pixiv公募3。

sampleCotG7・嵐神の悩み事
sampleCotG8・戦神が嫌いなモノsampleCotG9・美神とある人妻の遺作
sampleCotG11・炉神の焔
sampleCotG12・宵神巡りて

ー先の6作を作った後、ほぼ突貫工事で作ったのが7月と8月。

ユマ「ただ、問題なのは9月、10月、11月の設定を凝り過ぎて濃厚にしてしまった事。」

ー特に10月だけ一番設定やら色々とやり過ぎて最後のページに全集中したのだよ。では、それ以外をここで一気に。

嵐神>
・本家設定
7月の神、災と恵みをもたらす嵐の神。角を持つその姿は人の身より遥かに大柄である。

・ユマ設定
嵐神(アラシガミ）。田舎者の口調が特徴的な鬼の角を2本生やした大男。十二月神の中でも一番温厚柔和な優しい性格の大鬼の姿の神様。

ボロい腰巻きの中には農作業や家畜の道具やノート、資料がてんこ盛り。嵐神の他にも、"文月鬼(フミツキ）"、"文月さん"とも呼ばれる。

災を司るだけでなく、恵みの神でもあり、田んぼや畑や家畜専門での知恵袋で、いにしえの人間達に農耕、牧畜の知識を教えたのも彼。

ただ、悩みとしては今はなくなったものの嵐神を嵐や洪水を起こす災いの神とか、恵みの神様とか何とか、タタリとかお告げと勝手に思って7月産まれの人間を神への花嫁と言って川に沈めたり生き埋めにする習慣をとても憂いていた。

当然、今のご時世でも昔でもそういう事をするとこの神様はキレてガチで災害を起こして滅ぼす形で処刑、どちらかの足でデカい足型を1つ残してその場を去るそうです。

今でも嵐神の信仰は残っているが、最近のご時世では邪気が蔓延して10月末には自慢の大きな身体も崩れて黄緑の光の玉になってしまうそうな。

嵐神「仕方ねぇよ。邪気の悪影響はオラの専門外の話題だからどうしようもねえだべ。本当なら宵神のとっつぁん達の月巡りを助けてぇけどなあ。(´・ω・｀)」

と、寂しそうな本人談。

戦神>
・本家設定
8月の神、戦を司る神。時に激しく時に冷静をもたらすこの神は、軍神と呼ばれた英雄に酷似する。

・ユマ設定
戦神(イクサガミ）。十二月神の中でも2柱しかいない珍しい女神のもう片方。普段はとても厳格で学級委員長気質、礼儀正しい淑女。

容姿はぱっつん前髪のロングヘア、鋭い目付きとレオタードの上からマント付きの上半身だけの鎧をまとった服装に黒のロングブーツを履き、腰にサーベルと軍用銃をぶら下げた大人の美女。本人自身も男勝りの勇敢な凄腕の戦士で指揮官でもある。

ただ前述の本来の容姿だと目立つ上、本人も最近では一番の自分の力の動力源の"自身への人々の心からの信仰心"を失いつつあり、体力的にしんどいらしいので普段は偽の容姿としてぱっつん前髪とロングヘアはそのまま、黒がメインのクラシックレトロワンピースの13、14くらいの女の子になる。

別名は"葉月姫(ハヅキヒメ）"、"雁来月(カリキヅキ）の方"、"秋風月(アキカゼツキ）の宮"、"燕去り月(ツバメサリツキ）の皇女"、"紅染め月(ベニソメツキ）の内親王"など後述の宵神の次に別名が多数。

戦神「どれか、という訳ではありませんが昔は葉月姫と紅染め月の内親王、この2つの呼び方がよく使われていましたね。でも、全て今では自分の中でしっくり来ないので私の事は現在の呼び名の戦神とお呼び下さい。」

普段は色々な戦場を偽の姿で巡って勇敢で生きのいい人間達を老若男女問わず集めて"花嫁"という名の兵士を集めている。"戦争をしている一部の人間が知らず知らずのうちに生贄として自分に花嫁候補達を捧げている"という認識らしい。

そして、自分の領地以外での一方的な戦いや大量虐殺がリアルに吐き気を催す程大嫌い。8月産まれの人間がいても関わっていても候補にしたくない。余談だが今のウクライナとロシアの問題はもってのほかレベルらしい。

花嫁の兵士を集める理由は、毎年年末付近で行う、月巡りの儀式で宵神と彼の師走の花嫁を邪気の化け物達から護衛する事だが、最近は敵も知恵をつけ始めているのか時折手に負えないのが悩み。

ただ、それも他の十二月神の神々や、特に花嫁達が色々と知って支援してくれる様になって少しだけマシにはなっているそうな。月巡りの都合で身体が崩れると黄色の光の玉に変化する。

美神>
・本家設定
9月の神、美や芸事を司る神。美しいものを慈しみ、醜いものを忌避する。その姿は光り輝くように美しい。

・ユマ設定
美神(ビシン）。見た目は中性的かつ淡麗な容姿とブラックオパールを埋め込んだ様な虹色が混ざった黒い両目、輝く様なプラチナブロンドのマッシュヘアが似合う透き通る色白肌の身長172くらいの小柄な若い男。某国某所にある領地の雪山の管理者でもある。一人称は"僕"。

服装は上半身裸に軍用の黒いズボンとブーツを着ていたが、とある花嫁を迎えた際に彼女の家族から受け取った黒いボア付きの黒い毛皮のコートを、その花嫁本人の魂=青い宝石の留め具をつけて大事にしている。

別名は"九月王"、"夜長月の皇子"、長月の命"など。ただし、ダサいから美神の方で呼んで欲しい事と彼にとって嫌な過去を思い出す禁止ワードの別名あり。

美神「別名色々とあるけど今は美を愛して司る美神の方で呼んで欲しいなあ。ただ、僕にとって嫌な思い出しかない"ココノエ様"とか"ココノエ"って呼ぶ輩はいないよ。だって、呼ぶ奴は9月産まれでも全員、美学に反するけど綺麗にちぎって容赦なくブチ殺すから(黒笑）」

との事。具体的な過去話題の追求はやめましょう(汗）

性格は十二月神でも指折りの自分大好きなキモいナルシスト、気まぐれで最近は後述の蝕神のイケメンの花嫁をイジるのが楽しみ。ちなみにメタな思考持ちなので下手にナレーションすると彼に聞こえちゃう。

美神「彼、180くらいの高身長で眼鏡と泣きぼくろが似合う僕好みのイケメンなんだー。あのブサイクでおぞましい爺さんの花嫁だなんて信じられないくらい、"俺を無条件で愛せ"的なゾクゾクする特有の甘い身体の匂いと色気がすごくて。お触りしようとしたり爺さん侮蔑すると怖い目の色で拒絶反応されるからずっと上手くいかないんだよー！」

醜いモノと子供相手には無関心を装うくらい嫌いだが、

"芸事で頼まれた事や気に入った花嫁の頼み事ならどんな嫌な事でも完璧にやり遂げる"

"十二月神では醜い姿だが、自分より頭が回って気配りの出来る蝕神の事は一番信用できる、彼の花嫁ならそれ以上"

という独自の見解も持ち合わせているのでただのキモくてナルシーな馬鹿でもない。

昔は美しい娘を雪山に捧げていた本人曰く"もったいない事"が、生贄信仰が衰えて絵や彫刻を捧げる風に変わったのでまだマシ。

美神「そもそも生贄信仰は芸事を極める人の可能性を潰してしまう事もあって昔も今もあんまり好きじゃないんだよねー。僕の司る美や芸事は最初から人間ありきが前提の都合で人間がいないと僕も困った事になるんだ。」

彼の花嫁選びの条件は基本的に女限定、自殺志願者と誰かの人妻だと9月生まれでも選ばない主義。

今回のケースは自分が9月生まれなのを知ってた自殺志願者で人妻だが相手の未完成の絵に対する執着と狂気に美神が惹かれた事もあったから。

この芸事に関する死んでもなお残る未練と狂気と執着に美神が惹かれる場合だと女はもちろん、対象外の男相手でも特例で自分の花嫁にする場合がある。

美神「だって僕は美と芸事を司る、十二月神で一番美しい神、美神様だよ？芸事に死んでもなお残る未練や狂気や執心が本物なら女も男もないのサ。」

と、ドヤ顔の本人談。身体が月巡りが近くなって崩れると青い光の玉に変化する。

炉神>
・本家設定
11月の神、火と技を司る神。炉に火を焚べる者に自身が纏う恩寵の火をもたらすという。

・ユマ設定
炉神(ロシン）。とある古くからの炎神信仰の王国では今でも信仰されている火の神。

別名は"聖なる焔の主"、"霜月の炎神"、"霜月の君"、"霜月の皇子"など。ただし美神と同じく禁止ワードの別名が。

炉神「トイチ王、トイチの御上、トイチノ神......みたいに"トイチ"系の呼び方した奴出てこいよ。速攻で燃やすから」
テラス(=お姫様）「申し訳ありません、炉神様はその別名がお嫌いなんです。大昔に左目の炎を永遠に燃え続けるトイチの焔と言って彼の左目をむしり取ろうとしたお嫌いな欲深い人間達がトラウマになって、その呼び方をすると当時を思い出すらしいんです。」

ただし容姿は不気味でふざけており、身長25cm程のいわゆる推しぬいと呼ばれる服を着てない茶髪の男の子のぬいぐるみに左目の部分が引き裂かれていて代わりにLEDの小型ライトが無理矢理埋まっており、右足は怪獣フィギュアの足、左足はプラモデルのロボットの足、右腕には雑に切られた跡がホチキスで仮留めされていて、胴体には錆びた釘が何本も痛々しく貫通しているいわゆるキメラでボロボロで痛々しくてそれに加え言葉を喋るイタくてヤバいぬいぐるみ。

左目のライトから熱光線や炎や火種を無尽蔵に出せるが、普段は目から光線で火をつけている。

十二月神で一番の愉快犯で、とにかく面白い事が大好き。毒のお酒を飲んだフリをして、即座に左目の火種を沢山残して姿を消し、死んだ偽装工作をしてからとある国をずっと傍観していたくらい。解釈が恩寵とか変な方向に向かっていって火を就寝時まで絶やさずに燃やす習慣がついた頃からとても滑稽になったそうな。

月巡りの際に身体が崩れると、赤い光の玉に変化する。

炉神「そうそう、僕の花嫁の事も忘れてはいけないよ」

テラス・スーリャ(=お姫様）>
とある事情があって炉神の花嫁に選ばれたいにしえの炎神信仰の王国の王族、スーリャ家のお姫様。誕生日は11/8。

容姿は首元中央にくの字型の炉神のアザを持つ胸元が開いた綺麗で金のエレガントな花柄刺繍がされた白いワンピースを着た、プラチナブロンドのベリーショートヘアと灰色の目が似合う女の子。

ただし、色々と痛々しい家庭事情と自分勝手な両親には呆れていて、悩んでいた。

そんな時に両親が表沙汰と自分達の保身とエゴしか見ていなくて炉神のアザを持つ最後の生贄候補であるテラスを頑なに隠していた事で第四次炉神の焔事件が発生、両親は総理大臣、兵士達、女中達と共に炉神に焼き殺された。

ただ、テラスはその際に焼け焦げた両親と大臣の死体を見て気持ち悪さとセットで優越感しか浮かばず、そのまま骨も遺灰も残さず焼いて欲しいと炉神に頼んだ事から"両親と同じで自分のエゴが滲み出た卑しい笑みしか出ない自分"を盛大に恥じて、今でも許せないでいる。

この事は彼女を花嫁にして連れ出した炉神も重々承知で接しており、テラスに"終わった事は仕方ない、これからの事を自分で考えろ"と厳しく接した。

それ以降は正式に炉神の、霜月の花嫁として迎え入れられ、紆余曲折がありながらもお掃除や洗濯、色々な雑用は文句を言わず真面目になんでもやるので炉神や他の神々達とは地味に上手くやれている。ちなみに

テラス「炉神様のあのお姿はほ、本来の姿ではないんです。それは、えーと、わたくしだけのひ、秘密ですっ！/////」

赤面&ちなみに非処女な時点で察して下さい。

宵神>
・本家設定
12月の神、黄昏を司る終わりの神、暁神と対の存在。その左目は月のように輝く。

・ユマ設定
宵神(ヨイガミ）。容姿は銀髪オールバックの白いタートルネックと白い長ズボンと黒い革靴、左目が月の光の様な美しい白銀で右目が黒いオッドアイの中年イケおじ様の神。一人称は"私"。

十二月神ではじまりの神、暁神と同じくらい重要な終わりの神で神々のリーダー。性格は12柱の中では最も冷静沈着、達観した雰囲気の穏やかな中年男性。嵐神と同じくらい温厚柔和で紳士の神様です。

別名は師走神、師走の守り手、十二時辰王(ジュウニジシンオウ）、十二刻(ジュウニコク）の君主、黄昏の大臣(タソガレノオトド）など、十二月神の12柱の神様達の中で最も多数の呼び名を持つ神様。

宵神「別に呼び方は好きにするといい。普段の宵神でも、挙げた別名は全て私を指す名前だからな。」

彼の役目は最も高い空の上の雲の溜池、虚空の湧水に12/24までに自分の花嫁の亡骸と、自分以外の11柱の十二月神を沈めて、最後に自分も灰色の光の玉になって湧水に沈んで7日7晩の月巡りの儀式を行い、暁神を再誕させて12ヶ月のサイクルを最初に戻す事。その際に沈められた花嫁の性別で次の世代の来年生まれる暁神の性別も決まる。

この毎年の儀式は古からの世界の理でもあり、十二月神が記憶と人格を共有しながらも"新たな形に生まれ変わる"為に重要。止めてしまうと多分、世界そのもののプロセスが狂って何もかもが滅びます。人間はもちろん、神々も滅ぶ。

彼の花嫁の選択基準も特殊で、宵神の司る月と同じ12月に生まれている上、12月の初めから大晦日前日、12月30日までの期間に死んだ人間しか生贄=自分の花嫁に選ばないという。本人曰く、"そうした方が後からややこしい問題も差し障りもクレームも無いから"らしい。

ただ、約90年前から人の業や負の感情から生まれる負のエネルギー、邪気がローペースで濃くなりつつあり、12月の時期に盛大に吹き出す事で黒い魔物となり、宵神の花嫁運びを毎年邪魔している。(原因が人間達と分かってからは人間とは愚かで自滅したがる存在なのかと悩む事がよくあるらしい。）

その為、宵神はもちろん、まだ身体が崩れてない神々が奮闘して月巡りを正しく行える様に頑張っているが、それでも年号が令和になった前後からは半数以上の神々、今は1から7までが信仰の有無に関係なく邪気の悪影響で身体が崩れる様に。

ただ、正しい月巡りがいずれ出来なくなるピンチ寸前でも光明は残っておりました。

宵神「一部の神の花嫁達が、あの際はまだ半人前な神無月と霜月の花嫁2人だけだったが事情を知って自主的に手伝ってくれる様になってね。戦神の、葉月の花嫁達は元からだからノーカウントだ。」

なお、最終的に2、4、6、9、10、11の花嫁6人があらゆる手段で協力してくれる様になる。

ラスト、本命の10月が濃厚なのだ。

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・11

pixiv公募4

ー最も、濃厚な案件はコレだ

ユマ「10月は覚悟して閲覧しろ、諸君」

sampleCotG10・神在月の花嫁
sample19-1・先生さんの心情
sample19-2・先生さんの劣情
sample夏・8/10、夜の神名浜にて

ユマ「長過ぎ&設定もキャラも全てが好きなので別口にしたよ、嫌われ者を受け入れる10月の神様。ドラマの"純愛ディソナンス"がベースになっただけなのに変なベクトルに進んでしまった。」

ー1項目目は原本版があるのだが、健全モノじゃないと駄目な事があって女の子側の視点のみになる様に泣く泣く切ってしまった。

ユマ「で、その切った際に残った部分を加筆修正して先生サイドと3年後の後日談にしたのが2つ目と3つ目の件。R-18でエロでバイオレンスで受け側依存気味の10月を司るお年寄りの神様×高身長細身で眼鏡のイケメン先生のBLな関係。」

ーそして、女の子側の5年後の後日談がコレの投稿前に投稿した"SUMMER COLORS"、夏がテーマの作品で丁度舞台海だからOKだなー、って感じ。少しでも何かがジワっと残るならいいか。

＊ではプロフを

蝕神>
・本家設定
10月の神、魂を喰らう陰の神。嫌悪される者たちを救う神ともされる。恐ろしく忌まわしい姿をしているという。

・ユマ設定
蝕神(ムシガミ）。陰の神であると同時に今は神名浜と呼ばれている、神無月の浜と周辺の海の管理者。朝の散歩と釣りが日課の腰が曲がってて杖をつくご老人の男神。

容姿は顔と身体の右半分は腐っており、右目は溶け落ちたのか無い。顔の一部にはうじ虫がびっちり、髪は禿げていて生えていない。骨と皮ばりの身体にボロくて臭い匂いのする着物と霜焼けと血豆の素足。更に加えて身体の左側は所々に火傷の痕。ガチで誰もが見向きしない醜男で老いぼれた、杖をつくお年寄りの姿。

"死者の魂を食らって生きる陰の神。本人も嫌悪され、忌み嫌われて当然の恐ろしく、忌まわしい姿。蝕神はそういう性質だから仕方ない"とこの姿を本人は何も言わずに"古くからのさだめ"と受け入れている。

ただ、この醜い容姿は朝から昼間限定で陽の気が強すぎる事と信仰心の無さでの弱体化故の姿。ただ誰かや自分の陰の気を黒い霧やモヤの形で見えるだけでなく陰の気の濃度で相手が嘘をついてるかどうかも分かる。

夜になると陰の気が強まる影響で後述の花嫁とクリソツな"本気を出せる姿、いわゆる本気モード"に強制的になれる事と、後述の先生さん=花嫁が付近にいる時は少し特殊で昼夜問わずに本気モードに化けられる。花嫁にキスしたり性的な意味で抱くのは色々な意味で本気を出せるこの時限定。

別名は"神無月の王"、"神無月の命"、滅多に呼ばれない"神在り月(カミアリヅキ）の翁"など。ただし、どれもあまりピンとは来ないので本人曰く、本当は今流の呼び方である蝕神と呼んで欲しい。

嫌われ者、嫌悪される人々を受け入れ大切にする神故に性格は嵐神、宵神の次くらいに温厚な方。一部とはいえ海の管理者で海と現世の狭間にある湿気とカビだらけな自分の住処のボロ屋敷の近く、現在の神名浜の周辺は海を含めて自分の庭同然。

先代の花嫁の魂の転生体である海の同胞達、と呼ばれる海の生物達に慕われている。テレパシーではないが言いたい事が互いの陰の気を介してなんとなく神様にも伝わるらしい。

ただし、コレらは"自分の役目に真面目で忠実過ぎるだけ"なので情はあまりない。後述する今代の花嫁もこの事を重々承知済みなので普段、頼ったり依存するのは極力避けている。

花嫁選びはこちらも特殊なパターン。

1.蝕神に出会う為にはまず、神無月の浜=神名浜で10月1日の深夜0時、海水浴場の砂浜に立つ事。

この部分が"10月を司る慈悲深い神様、神無月の王が誰にも受け入れられない人々を受け入れて救ってくれる。"という都市伝説化して関係ない7月や8月や9月にも蝕神に救って欲しいと思っている不気味な輩がたむろするので海水浴場は迷惑。最近ではたまに閉鎖する事も。

2.1の工程で神様と出会った後が問題。実際に蝕神が受け入れてくれるのは本人が司る10月と同じ、10月に生まれた人間1人だけ。女はもちろん、男でも受け入れる。

3.10月産まれでも自殺志願者は基本的にNG。花嫁の条件に該当しなかったら本来なら相手を全員殺して魂を蝕神が、残った亡骸は海の同胞達に食べさせる。即座に処刑と思って下さい。

都市伝説化した今では滅多に花嫁として受け入れられる様な人はいなかったが先生さんの場合は元々自分の誕生日含めて蝕神の事を全て知ってた上での自殺志願者。本来なら受け入れられないのだが......

蝕神「懐かしや。お主の場合は儂もあの時どうかしておったよ。人の子の身ではあり得ない、誰よりも深く、暗く、濃い陰の気を持つ稀な輩じゃてな。本当に珍しいモノを見て自分から贄に志願した、本来なら受け入れられぬ自殺志願者だとしても、惹かれてもうたわい」
晴翔(=先生さん）「え、ええ。俺もあの時はハッキリ覚えています。荒れていました。御神と同胞のみんなの事を傷付けた事もある。」

先生さんの場合は普通の人間と違いあり得ないくらい陰の気が強すぎる人間で陽と陰が1:9の割合で極端。

更に、このせいなのかおかげなのかは不明だが陰の神にも陰の気の強さを認められ、本人の意向を無視して即日花嫁にして、即日お互い了承の上で身体の関係を持って互いの陰の気が触れ合い、花嫁の気を活性化させてしまうくらい惹かれてしまったという珍しい代物。

この代物の事を蝕神も先生も当初は甘く見ていた事からとんでもない形で悪影響が返って来た事は別の話。新月になると蝕神は性欲的な意味でパーティータイムと化してしまうが制御出来るのである程度抑える事は可能。

及び、重症のノーパンフェチで気に入った花嫁には敢えて下着を履かせない主義。"花嫁には即座に儂と交われる様に下着を履かせない"らしい。

月巡りの時期になると、身体が崩れて黒い光の玉になる。

蝕神「さて、儂の語りたい事は大体言うたぞ。お主もそろそろ話すか？」
晴翔(=先生さん）「.....」
<笑顔だが、寂しそうな目

先生さんと女の子のプロフでラスト

20.ミッション4・もう、黙ってて下さい・12

10月の蝕神シリーズ、好きですわよ。

古田晴翔フルタ・ハルト(=先生さん）>
眼鏡の細身の身長180くらいのモデルさんみたいな身長、眼鏡と右目の泣きぼくろが似合う若い男で後述の八重(=女の子）の学校の副担任の先生。元は音楽教師でピアノ演奏が得意。誕生日は10/23で一人称は"俺"。

現在では蝕神の花嫁になった際に古田晴翔の名前を捨てており、神無月、又は神在月の花嫁を名乗っている。

厄介者の自分を受け入れた恩人、蝕神の事を"御神(おかみ）"と呼び、慕っている。海の同胞達には彼の倍くらい優しい&そのうちの1匹で最も間近な先輩花嫁でもある鮫とは親友。

晴翔も蝕神と同じく同胞達の言いたい事がなんとなく自分の中の陰の気で伝わるので時折神様も嫉妬してるのは秘密。

当初は青いブラウスとジーパンのシンプルな服装だったが、神無月の花嫁になってから着る様になった白や黒の服装も意外と似合ってる。

好きなモノはピアノの演奏と蝕神と海の同胞達。

嫌いなモノは自分自身と自分の過去全て、自分以外の全ての人間と自分に意地悪な事をした幻神、悪趣味な目線でベタベタしつこく自分に迫ったり、蝕神をよく馬鹿にする件で美神。基本的に蝕神以外の十二月神、実は仮にあちらの世界にも存在してるならユマ含めた絶対権利者全員含めて神様は信じてなくて大嫌い。

晴翔「美神様の件は御神も信用できる相手だからあまりキツい事は言えないけど、幻神様は、ちょっと。」

と、幻神の件はあからさまに嫌そうな顔の本人談。

ピアノが大好きで無口、優しくて大人しそうに見えるが、本性はドス黒で捻くれた思考で言動も強気で超辛辣。更に生前にやった事のせいでもう現世には戻れない人として破綻してる厄介者。海の同胞達に優しいのも"自分が周りに嫌われない為"の無意識な世渡りの術の1つ。

神様曰く"普段はキツい言動でツンケンしてて捻くれてて自分よりもピアノに夢中で可愛らしくない。恐らく、夜の閨での自分にしか見せない特別な姿やエッチな面を昼間だけでも妄想したくない、考えたくない、誰にも知られたくない反動なのかも"との事。

兄を溺愛する両親に差別されながら育った事、友人にも恩人にも恵まれず孤独だった事から周りを見る目が鋭い上、とても賢くて空気も読めるのだが、同時に他人の嘘や本音と建前にも敏感な為、花嫁になった現在ではそんな愛憎や理不尽や不条理や嘘で混乱してて凶暴な面を見せて必死でこれらを隠しているなど、人として中身がぐちゃぐちゃな心情を重々承知して接してくれる蝕神と海の同胞にしか心を開かない。(同胞達も大体人間だった頃は晴翔とほぼ同じかそれ以上に厄介者、破綻してる事を覚えているから）

なお、晴翔のケースに限らず歴代の神無月の花嫁は過去に訳ありか伴侶となった経緯が複雑、先述の両項目に該当する事があり、他の神々も花嫁も"仲良くしていいが、深入り厳禁"として扱っている。

彼の禁止ワードは過去に関する事情、クズ家族と八重(=女の子）に関する話題全て、蝕神と海の同胞達以外に自分の本名を呼ばれる事、蝕神と海の同胞達への侮辱発言全て。もしも該当ワードを言ってしまうとブチ切れて下手したら一日中口を閉ざす。

実は晴翔の場合は普通の人間と違い、祝福されなかった生い立ちや差別待遇、愛がない家族、虐げられた過去と歪な人間関係、後述の教え子の女の子との道ならぬ恋を全て踏まえてもあり得ないくらい陰の気が強すぎる人間。蝕神と違い制御不可、無自覚な所が多い。

それも、蝕神に常人ではあり得ない陰の気の強さを認められて本来なら自殺志願者で受け入れられずに処刑され、本当に死んで終わる所を特例で花嫁として受け入れられたレベル。

ちなみにコレが原因で蝕神も晴翔の付近にいる際の朝と昼間は彼の陰の気を幾らか吸い取って本気モードになれる位強烈。

ただ、蝕神が彼の嘘を陰の気から見切った事、過去事情に深入りし過ぎて花嫁にされた当初は精神的に荒れ果てていた時期があり、神様や同胞達にも容赦なく八つ当たりしていた。

晴翔はこの八つ当たりの件に今でも罪悪感を感じてて、"認識や考え方がどこまでも甘い見習い花嫁"なのを現在でも気にして、現世では興味のなかった事に色々と手を出したり、慣れない手腕で家事全般をこなしたり、本来なら魚嫌いだが必死に魚料理を食べようとしたり、自分を少しでも変えようと努力中。

夜の行為時は昼の姿とは正反対。お願いしたら恥ずかしさで身体が震えたり、蝕神をスケベで悪趣味なジジイ呼ばわりしながらも二つ返事で素直にエロい事をしてくれる。晴翔本人は無自覚だが"信用出来るか特別な関係だと、捨てられる恐怖で相手に対して依存し、尽くしてしまう"傾向がある。

更に蝕神曰く、"今まで家族に愛されなかった反動と、捨てないと分かっていても自分や同胞達に捨てられるトラウマ、他人への不信感と恐怖が残っているせいでここまで開けっ広げで本来なら恥じらいたいのに恥じらえない、声も抑えたいのに抑えない、あまりにも行為の際はこちらに従順で素直過ぎて時折怖い"と、晴翔が性的に自分へ依存気味なのを心配している。

制御不可の陰の気の悪影響を蝕神以上に受けており、晴翔は神様とは逆に満月の時期になると性的な意味でパーティータイムなだけでなく、蝕神との肉体関係に最適な身体に一時的に変わって神様を性的に徹底して搾り尽くすまで止まらなくなってしまう事、最も致命的なのは過去の暗い話題を無自覚で沢山掘り起こして精神的に荒れてた時期に戻ってしまうのが全てコンプレックス。

ただ、晴翔の陰の気の体質が具体的に判明した騒動がきっかけで最終的に晴翔は蝕神を信頼。満月時の自分の急激に変化した身体に本人は今も戸惑っているが"嫌わない、むしろお前の場合は嫌いな自分自身を理解して向き合う為にもっと見せろ"と言われてからはある程度前向きにこの体質を捉える様に。

余談だが3つ目の話の後は夜の行為時には時々恥じらったり昼間でも蝕神が強要すると呆れながらシてくれる様になったり、"満月時の体質をある程度受け止めた、御神との行為の積み重ねというよりかは俺の今の気持ちと思いが大きく変化している"と晴翔本人は推測している。

蝕神「まあ。アレが元で以前よりかは恋仲というか、正確に言えば儂に気を許してくれる様にはなったの。」
晴翔「チッ」

と、ご機嫌な神様&不機嫌な花嫁の本人談。

晴翔「後は、彼女の、諸星さんの事も」

諸星八重モロボシ・ヤエ(=女の子）>
元々は晴翔の学校で担任していたクラスの女子生徒。当時高校2年。とても強気で気丈で頑固なおじさん臭い女の子。誕生日は8/10。諸星は母方の苗字で、最終的に父と祖父母に引き取られてからは父方の冴島(サエジマ）を名乗る。

娘のバイト代を全て盗んでまでホスト男に貢ぐ事と娘の八重に構って欲しい故にイタい事をやらかしたり、迷惑かける孤独が嫌いで娘の金は私の金主義、自分は働きたくないでござる、働いたら負け主義の年中無休の王子様お姫様妄想上等の馬鹿でクズな母親と二人暮らし。

晴翔に惹かれたのはなんとなく、自分と親絡みで嫌な思い出しかない似たモノ同士なのを直感で察していたのと、単純に彼のピアノの演奏が好きだったから。

ただ、晴翔に神名浜の都市伝説の事と神無月の王=蝕神の話を教えた事は今でもずっと後悔している。(母親を殺害しようとした事、自分との恋仲もあるが、元が何処にも居場所がない上家族からはATMとしてしか役に立たない厄介者として扱われていた、蝕神の花嫁になりたがっていたガチの自殺志願者という事までは把握出来ていなかったから）

で、先述の8月生まれで花嫁になれずに現世の神名浜に五体満足で返された後は全てがシンデレラの様な形勢逆転展開に。実はまともな父親とまともな父方の祖父母と再会、残りの高校生活の費用と後で超有名な名目大学に受かってその為の学費含めた費用も全て出してくれた。

クズ母親も生きてた&早くに証拠品諸々も埋められた現場から回収で晴翔をストーカーして自分に対して殺人未遂を犯す程精神的に追い詰めていた事、実は父親と祖父母は養育費諸々を沢山払っていたが全て馬鹿女は男に貢ぐ為に使ってて八重は養育費の件を全く知らなかった事が判明。

八重のバイト代を盗んだらしい大幅引き出しもクズBBAのスマホの履歴に残っていたので養育費はもちろん、ホスト男への慰謝料、盗まれたバイトのお金も何千円かの利子付きで無事返却、お父さんからこれからの将来の為にバイトは辞めて勉学に励む事、今まで頑張った稼ぎはもしもの時の為に使わないで貯金する様に勧められたそうな。

ヤバいクズぶりで母親は最終的に金銭的な意味でも人生的にも破滅。父親や祖父母や八重の先述の請求だけでなく、後日迷惑をかけた晴翔の家族からも大幅な額の慰謝料請求があったらしいが今度は借金してて払えないから全額踏み倒そうとして逃げた。

逃げた果てに貢いでたホスト男と共に車で事故って男は死亡、BBAは事故の数日後に発見された時には大雨でベタベタ、血でドロドロの両手足ほぼ腐りかけで失くして赤黒い芋虫に似た肉塊の塊みたいな状態でギリ生きてたらしい。

その後の事は祖父母曰く"知らないでいい、身勝手な事ばかりして来たから天罰が下った"との一点張りで八重は知らないが、3年後にストレスが溜まってた若い障害者の介護職員複数による入居者イジメ被害の被害者の1人として惨めに死んだそうな。

八重はあの日から晴翔と巻き込まれた神名浜へ5年間毎年8月の夏の晴れた夜になると訪問する様に。(9月や10月に行くとまた蝕神の元に連れて行かれて今度は確実に殺されると思ったから。）

最後の5年目は小説家になって自分の事を知ってもらうよりも、弁護士になって自分の様な劣悪な家庭事情を抱えた学生達を助けたいという予定変更した夢を叶えた事を晴翔に報告&就職先の都合でもう二度とここを訪れない誓いの為の訪問でもある。

八重「ただ、当時の事を知ってたおっさんにエンカウントしたの正直びっくりしたわよ。それと」

なお、一生八重は知らないで終わった事だがこのシンデレラな逆転スカッと展開は蝕神の花嫁になった晴翔が特別に3つだけお願い出来ると言われた際に

1.八重の命を助けて、おまけサービスで五体満足で神名浜に返す

2.八重の悪い因果を可能な限り全て消し去る。陰の神である蝕神は人の悪い因果を操る事が可能。消す事は朝飯前。

3.八重が晴翔の事を忘れてしまうくらいのこれからの幸せな人生の保証

で八重の為に願いを3つ全て使った事が原因。晴翔本人の一番の願いは蝕神の花嫁になった事と同胞達のおかげで実はもう全て叶っていたから。

ただ、問題は何十年後かの普通に、まっとうな人生を生きた八重の死後に発生するがそれはまた別の話。

晴翔「あの子の死んだ後の件は関係ないと御神に言われたけど、ねえ。」
八重「......ッ！」

無言で固まる八重曰く、"再会したあの日とあまり変わらない若い姿の元彼は神のジジイのせいか普通に会話してても誰も寄せ付けない、普通の人間の私なんかが近寄っていいのか分からない雰囲気だし色気付いてて良い匂いするわ誰にも絶対見せない顔が豊富で私が嫉妬するくらい綺麗になってて意味不明なんですけどッ。"との事。

では、感想OK。長くなりました。