二次創作小説(新・総合)

アイドルが戦えないって誰が決めた? ( No.104 )
日時: 2017/10/28 00:13
名前: ロクター (ID: OCiCgrL3)

料理対決の箸休めにでんじーパロを。
元ネタもちゃんとありますが、けっこうアレンジもあるので注意してください。
また、一部メンバーのキャラが壊れます。ファンの方は注意してください。


「いつからアイドルの決闘がLIVEバトルと錯覚してた?」



千早「貴音さん…」

あるライブの終わりのこと。千早がふと、貴音に話しかけていた。
ライブは大盛況に終わり、余韻冷めやらぬ中でバックステージに下がった千早と貴音。
千早から貴音をねぎらう発言があるかと、普通は思われる。

貴音「ふふ、今回のらいぶも大成功でしたね、千早殿」
千早「そうね、このあと一週間後に私か貴音でソロライブあるのよね?これはプロデューサー悩みそうね」
貴音「ええ…しかしソロライブは私のものです」
千早「何を言っているの?ソロライブは私のものよ」


おっと、ソロライブをめぐって軽い口論に。
どうやら次のソロライブが誰の担当になるかがまだ決めきれておらず、合同ライブで見極めようとしたが差がつかなかったようだ。

その後、事務所に戻っても口論は続き…


千早「だから、私がソロライブをするべきなんです!!」
貴音「千早殿には務まりません!わたしがやるべきです!」
千早「…この、らぁめん星人!!」
貴音「…言ってくれましたね、壁!!!」

千早の売り言葉に貴音が買い言葉で返し喧嘩に!

真美「あ、ちーちゃんにたかねが喧嘩してるYO!」
真「どうしたんだ!?普通は貴音は喧嘩腰になるような人じゃないけど…」

貴音が喧嘩に入ること自体が珍しいと真が言う。
たしかに貴音はあまり争いには乗ってこない(といってもプライベートで、かつラーメンが絡まなければ。仕事の取り合いはけっこうある)ので、意外といえばそうだ。

伊織「…たぶん、次のソロライブでしょ。このどっちかが担当するけど、まだプロデューサー決めてないって」
真美「あー、そりゃもめるっしょー」

伊織の言い草に真美が納得して眺める。
そして…


千早、貴音「こうなったら明後日決闘です!!!」


なんと、アイドルが決闘をすることに!?!?

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決闘当日


春香「…それで決闘かー…でも、千早ちゃんアイドルの決闘って普通LIVEバトルじゃないの?」

千早「それなんだけど、この世界のアイドルは樹たちから教えてもらったことでね、パフォーマっていうのがあってその力で戦えるの。そのスキルをミラージュっていうんだって」

春香「…もうアイドルがなんでもありに見えるね」

しかし、春香も何を言うかってレベルである。
アイドルなど芸能に携わる者なら誰しもが持つパフォーマの力でアイドルはミラージュスキルという戦闘のための武器とスキルを習得することができる。それもアイドルとしての格が上がるとより強くなるらしい。
すでにトップアイドルとしての地位を確固たるものにしている春香のパフォーマは非常に強い。ちなみにアイドル中もっとも強いのではないかと思われるのは日高舞ではないか?

そして、春香は剣騎馬兵ソードナイト、千早は槍兵ソルジャーの基本系である。ちなみに歩兵系なのに千早の守備はかなり高い。そのため亜美真美には「リアル壁」なんて呼ばれ、そのたびに双子が千早に手槍投げられるという風物詩が765事務所にあるらしい。

千早「でも、貴音のミラージュがどうなのかわからないわ。一節には斧使いだとも言われるけど…」
春香「まあ響ちゃんは斧戦士アクスファイターだったね」
千早「そのへんはイメージ通りね…亜美真美は下忍ね?」
春香「そうそう。美希って剣士ソードマンらしいんだけど心当たりある?」
千早「一度私たちを裏切って961についたからじゃない?寝返る系のキルソ剣士」
春香「ああー…納得した」

とりあえず同じ事務所のアイドルのミラージュについて考察している二人。
しかし、そろそろ本題に入らないと時間が…

千早「…ミラージュの強さはパフォーマ依存とはいうけど、それとは違って私、正面から貴音に挑んでも勝てないと思うの…」
春香「千早ちゃんが?…ああ、三すくみで斧は槍に強いもんね」
千早「それに、間違いなく響のアシストもある。最悪美希までつくかも…まあ、彼女は寝てることが多いから気にするほどでもないかもしれないけど…」
春香「…たしかに、私は相性いいけどちょっとつらいね」

正面から戦うのは不利だと考える千早。そうなると…

春香「あと3時間か…うーん、搦手からめてがいるかな」
千早「そうね…落とし穴とかトラップは必要かしら」

やはり罠が必要だと考えたようだ。

春香「…そのまま落とし穴だと落ちてくれないんじゃない??」
千早「そこは抜かりないわ。ラーメンで釣るのよ」

たしかに、貴音は無類のラーメン好き。ラーメンで釣ることは問題なくできそうだ…

春香「…具体的にはどうするの??」

千早「そうね…



1:貴音が食いつきそうなラーメンをつくる

2:落とし穴を準備する

3:貴音がノコノコと近づく

4:貴音が穴に落ちる

5:大爆笑!!

6:大金持ち!!

なんて、どうかしら?」

春香「…最後がよくわからないんだけど…」

春香の指摘通り、貴音が落とし穴に落ちることと大金持ちになることが繋がらない…
ちなみに千早はダジャレでも笑ってしまいます。

千早「それはノリだから気にしないで。さっそくラーメンを作るわ」
春香「私も手伝うよ?」

そうしてラーメンを二人は10分足らずで作ったのだが…





千早「…ダメね、これは」
春香「…どこが?」
千早「スープ、麺、ネギ、メンマ、チャーシュー、すべて…いや、なによりラーメンへの情熱が足りないわ」
春香「!?!?」

えっ…??春香がきょとんとするのも無理はない…千早が必要以上に情熱を傾けている…



千早「とにかく特訓よ!!!」

それから、地獄かもしれないラーメン作りの特訓を二人は行った…
それは、下手したら命を落とすような行為で…
それでも、二人はひるまずこなし続けた…
そう、すべては最高のラーメンを作るために…!!!









そして…


春香「これはどうなの…?」

千早「…」


























千早「これよ…!!私たちが求めていたラーメンは!!」
春香「じゃあ…!!!」
千早「やったわ!!ついに最高のラーメンを…」
春香「まって千早ちゃん…この話さ…」

せっかく最高のラーメンを作ったと思ったが、春香が待ったをかける。
というのも…

春香「私たちそこまでする必要ないんじゃなかった?最高のラーメンを作るんじゃなくて決闘に勝ちたいんでしょ?」
千早「…あ」

春香の指摘通り、ラーメンはそこまでする必要など何もなかったのだ…


























二人「間違えた…!!!orz」


決闘の時間まで、あと2時間。


続きます。コメは待って。

アイドルが戦えないって誰が決めた? ( No.105 )
日時: 2017/10/28 00:40
名前: ロクター (ID: OCiCgrL3)

千早「まいったわね…変に時間を使ってしまったわ」
春香「止められなかった私も悪いね…」

決闘まで時間がないというのに二人は何一つ対策が進んでいないことを憂いていた。

千早「そういえばこういう時って間者ってのが必要でしょ?相手の情報を知ることが大きな意味を持つと聞いたわ」
春香「まあ、亜美真美に聞いたら間違いないとは思うけど…私が行くわけにもいかないでしょ?」
千早「そうね…」

ここで千早が貴音にスパイを送り込むことを提案したが、適当な相手がいない。

春香「…ねえ、あの穴」
千早「…??」

すると、春香が謎の穴を発見する。それは…


???「…」

千早「誰かいるわ…」
春香「ってどうしたってこれは…」


























雪歩「埋まってますぅ…」
春香「やっぱり雪歩ちゃん!」
千早「どうして埋まってるの…?」

大きな穴開けて雪歩が埋まっていた…
というかさきほどの落とし穴作戦、彼女に掘らせれば問題なかったのでは…???

千早「のワの」
春香「それ私のネタ」
雪歩「ネタというと自虐に見えますぅ…」

雪歩「じつは二人の話を聞いてまして、なんだか物騒な気がしましたので埋まって関わらないようにしてました…」

春香「まあ、物騒なのはたしかかな…なんでも千早ちゃんが貴音さんに決闘するんだって」
雪歩「決闘!?ひゃあ…私には無理ですぅ…」
千早(この子のほうが詳しそうに思うのは私だけかしら…??)

千早、それは言ってはならない。
その後、事の経緯を話すと、雪歩は…

雪歩「それぐらいなら、大丈夫です。行ってきますね!」
千早「せめて夕暮れ前には帰ってきたほうがいいわ」
春香「お母さんじゃあるまいし…」

快諾し、スパイとして雪歩が貴音陣営に出発。




千早「よし…スパイは送った。あとは戦術だけだ…」
春香「…千早ちゃん…」

意気込む千早だが、春香が…



春香「もう時間ないよ」
千早「」←ドンガラガッシャーン

盛大にどんがらする千早。今回彼女春香のネタを奪ってないか?
しかし、実際は雪歩がスパイに出るまでは1時間。まだ時間はあったはず…?

千早「やっぱり変でしょナレーション。ちょっと時間はあると思うわ」
春香「うーん…






























たぶん作者がネタ切れだと思う」

ロクター「のワの」←オイ

千早「ああ、そうなのね…あははうふふおひょひょ♪













…って!!!ロクターさん!!そのネタまで使って誤魔化さないで!!!」

春香(今千早ちゃんがすごいキャラ崩壊したんじゃないかな…)

もう収集がつかないので、決闘の場所まで行こう…



























しかし。

千早「もう予定時間から1時間よ…携帯にも連絡はないわ」
春香「トラブルで遅れるなら詫びは入れるでしょ?やっぱり何か事故で…」
千早「…貴音がラーメンにつられたり、響がペット関連のトラブルとか、美希がいつもどおりとか?」
春香「それぐらいだと連絡してるよ…」
千早「うーん…春香、見に行ってくれる?雪歩も戻ってこないみたいだし」
春香「うん…行ってみる」

一時間経っても予定の場所に来ない貴音たち。不審に思った千早が春香に見に行くように提案。
春香も雪歩が戻らないことには違和感を覚えつつ出発。


そして…


春香「貴音さんたちが待っている場所はここだと思うけど…」

貴音たちが作戦を練っている場所まで春香がやってくると…













































春香「のワの」

春香がある意味唖然とした光景がそこにあった。それは…


































春香が見た光景:犬神家状態で埋められているプロジェクトフェアリーの3人とそれを取り囲むように立つ雪歩と萩原組の人たち


春香「…」

それを見た春香は、くるりと踵を返し、千早のもとへ。



















千早「…春香?どうしたのよ」

春香「千早ちゃん…」

そして、今春香が見てきたことをそのまま千早に伝えると、しばらくして…





























千早「勝った…!!!私、勝ったんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

春香(千早ちゃんアイドルがしちゃいけない顔してるよね…)

千早が顔の穴という穴から水を吹き出している光景がそこにあった…






ところでなぜプロジェクトフェアリーの3人がこうなったのかというと、雪歩がどういうわけか萩原組の従業員を連れて貴音たちにかちこみを仕掛け、そのまま圧倒してしまったという。単純にスパイ行為だけでよかったのにそこまでするという真似をその後真に指摘されると雪歩はまた春香たちがいた公園に埋まってしまった。というか、ミラージュもないはずの萩原組の従業員が例の3人を圧倒するとかどうなってるんだよ萩原組。

さらに言うと肝心のライブは台風の接近により決闘の決着のすぐ後に中止が決まってしまい、千早も貴音も何のために決闘しようとしたのか意味がなくなってしまったと嘆いていたようだ…。


終わり。千早の崩壊がひどいな…プロデューサーの方ごめんなさい。
コメオッケーです。