二次創作小説(新・総合)

はぐみ「フレフレ!未来のプリキュア・キュアトゥモロー誕生!」 ( No.1 )
日時: 2019/08/16 13:40
名前: 天爛大輪愛 (ID: tsuls/Ks)

 __2044年・はぐくみ市

野乃はぐみ「フレッフレッ私ー!頑張れ頑張れ私ー!フレッフレッ私ー!頑張れ頑張れおーっ!」


はぐみ「(・・・・えへへ、ママに教えてもらったおまじない、効くかなぁ?)」

はな「はぐみー、朝ごはんできたよー?」

はぐみ「(あ、ママが呼んでる!)すぐ行くー!」

はぐみ「・・・・制服よしっ、寝癖は・・・・ない!よし!そして、元気よし!」

はぐみ「ぃよっしゃぁ!今日も、めっちゃイケてる!」


__________

『フレフレ!未来のプリキュア・キュアトゥモロー誕生!』
__________


はぐみ「♪~」トコトコトコ

はな「おはよう!」

はぐみ「うん!おはようの、おはぐみ!」

はぐみ「ママ、朝ごはんなぁに?」

はな「ふっふっふ・・・・なんとですね、すみれおばあちゃん直伝の、オムレツだよ!」

はぐみ「おばあちゃんのオムレツー!やった、ママありがとー!」

はな「なんてったって、今日ははぐみの転校初日だもん!ママ、はりきっちゃった♪」

はぐみ「あーん、むぐむぐ・・・・」パァァ「おいしーぃ!」

はな「でしょー?」

はぐみ「うん!めっちゃイケてるよー!」


はな「・・・・ごめんね、はぐみ。」

はぐみ「え?」

はな「会社の都合で転校になっちゃって」

はぐみ「・・・・」ブンブン「ううん!いーの!」

はぐみ「会社おっきくなるもんね!私も嬉しい!」

はな「そっか。」ハッ「もうこんな時間!ごめんね、ママお仕事いかなきゃ!」

はぐみ「最近、もっと忙しくなっちゃったね」

はな「うん!事業拡大だもん!」

はな「これからも、もーっと忙しくなっちゃう!フレフレ私!フレフレはぐみも!」

はぐみ「そ、っか・・・・フレフレママ!頑張れ!」

はな「よいしょっと」ガチャッ「じゃあ、いってきまーす!」

はぐみ「いってらっしゃーい!」ポツン「・・・・」

はぐみ「・・・・学校、遅れちゃう」


 __とある高層ビルの会議室

エンプティー・マザー社長「花咲き乱れる永遠の理想郷・・・・」

Eマザー「それを邪魔する因子が、まもなく目覚めようとしている」

Eマザー「その因子を、運命から救わなければならない」

???「俺がいきましょか?」

Eマザー「・・・・ハリー」

ハリー「マザーには、この体を与えてくれはった恩があるし」

Eマザー「そういえば、これがハリーの初陣か。戦い方は・・・・」

ハリー「わかってますてぇ。」チラッ「はぐくみ市に行けばええんか」

ハリー「・・・・ほな!」ピシュンッ

Eマザー「・・・・」フゥ「全てを導く白い光・トゥモロー・・・・」

Eマザー「そんな称号は、あの子にはいらない。今のままでいい。」

Eマザー「解放しなければ、枷から・・・・」



 __通学路

はぐみ「よし・・・・」トコトコ「今のままで大丈夫!ひとりでも頑張れるもん!」スタスタ

はぐみ「ママにもパパにも迷惑かけてちゃいられない!」グッ「フレッフレッ私!頑張れ頑張れおーっ!」タッタッタッ


はぐみ「(みんな、未来へ向けて頑張ってる)」

はぐみ「(けど、私はきっと、このままであるべきなんだよね)」

はぐみ「うんうん、私は、これでいいのっ!フレッフレー!」



 __ラヴェニール学園・2-1教室

内富士先生「今日は、転校生を紹介します」

内富士「(懐かしいなぁ。この子のお母さんも、たしか・・・・)」

内富士「入っていいよ」

はぐみ「・・・・」ガラッスタスタスタ

はぐみ「みなさん、初めまして!野乃はぐみです!よろしくお願いします!」

はぐみ「(よしっ、無難に決まった!)」


薬師寺ゆうゆ「えー、それで終わり?つまーんなーい!」

はぐみ「へっ・・・・!?」

輝木すぐり「あのあの、えっとえっと・・・・」

すぐり「夢、とか教えてくれるかな?」

はぐみ「ぇ、と」ズキッ「夢・・・?」

はぐみ「それって、未来、のことだよね・・・・」

ゆうゆ「そーだよ?」

はぐみ「・・・・」グッ

はぐみ「よく、わからないや」

すぐり「・・・・え?」

はぐみ「私は、ずっとこのままがいい。目指してるとこは、永遠にここなんだもん」

ゆうゆ「・・・・なんか寂しくなーい?」

すぐり「薬師寺さん、そんなこといっちゃぁ・・・・!」

すぐり「あ、えっとえっと、ごめんなさい!雰囲気悪くしちゃって!」

はぐみ「ううん!いーのいーの!気にしてないよ!」

はぐみ「ってことで!みんな、よろしくねー♪」

内富士「(野乃さん・・・・)」



 __昼休み・教室

ゆうゆ「・・・・野乃さん」

はぐみ「あ、薬師寺さん」

ゆうゆ「・・・・」バッ「ごっめん!」

はぐみ「・・・・ほへ」

ゆうゆ「あの後、すぐりからお叱りを受けまして・・・・」

ゆうゆ「私。人の気持ちに関して、結構疎いから・・・・」

ゆうゆ「っていったら言い訳みたいだけど、ともかく!」

ゆうゆ「無神経すぎたよね、ごめん!」ババッ

はぐみ「あ、ううん!ぜんっぜん気にしてないから!」

ゆうゆ「いいの?やったぁ!」パァァ

すぐり「えっとえっと、反省してるように見えてないよ、それ・・・・」

はぐみ「大丈夫だよ輝木さん、気持ちはちゃんと伝わったから!」

すぐり「あのあの、だったら、いいけど・・・・」

すぐり「ならなら、屋上でご飯、食べたい!一緒に!」

ゆうゆ「いいね!ここからじゃ上るのちょっとつかれるから、たまにしか行かないけど、眺めいいよ!」

はぐみ「へぇー!私、いってみたい!」



 __屋上

はぐみ「うわぁー・・・・!」

ゆうゆ「うっひょー!ひっさしぶりの屋上ー!やっほー!」

すぐり「ほんとにほんとに、素敵・・・・!」

はぐみ「町が、見渡せる・・・・」

はぐみ「風も、吹いて気持ちいい・・・・」

はぐみ「(みんな、生きてる、動いてる、移り変わってる・・・・)」

はぐみ「(だから、こんなにも素敵なんだ。尊いんだ)」

はぐみ「(本当に私は、このままがいいの・・・・?)」


はぐみ「ううん、いいのいいの・・・・」

すぐり「・・・・野乃さん?」

はぐみ「あぁ、ごめん!素敵過ぎて、ぼぉっとしてただけ!」

ゆうゆ「そんなことよりさ、お昼食べよ!おなかすいたー!」

はぐみ「あはは、そーだね!」


はぐみ「(なんだろう、この気持ち・・・・ザワザワって・・・・)」

はぐみ「(私は、このままじゃなきゃ、ダメなのに・・・・!)」



 __学園・校庭上空

ハリー「ほーん?ここが学園かぁ。」

ハリー「なんやアスパワワがいっぱいやな。ここになら『因子』がおるかもしれへん」

ハリー「・・・・ぉ?」

モブ「うぅー、またひどい点数!怒られちゃうよ・・・・」

ハリー「いいカモ見っけた!・・・・ほな」サッ

ハリー「明日への希望よ、消えろ!ネガティブウェーブ!」ブワァッ

ハリー「発注!オシマイダー!」

オシマイダー「オシ・・・・」ドォーン「マイダーーーー!!」



 __学園各地

「うぅ・・・・」バタッ

「くる、しぃ・・・・」ドサッ


はぐみ「・・・・!」ハッ「え、みんな!?」

はぐみ「ね、ねぇ!どうしたの!?」

モブ1「心が、トゲトゲして・・・・」

モブ2「やる気が、でないんだ・・・・」

はぐみ「え・・・・!?」バッ「って、薬師寺さん!輝木さん!」

ゆうゆ「あ、野乃さん!無事だったんだ!ってか、なんじゃこりゃぁ!?」

すぐり「でもでも、なんで私たちだけ、平気なんだろう・・・・」


オシマイダー「・・・・!」ドーン

はぐ・ゆう・すぐ「うわぁっ!?」

はぐみ「めちょっく!何か変なのが外に!?」

ゆうゆ「怪物!?ますますなんじゃこりゃ!」

すぐり「あのあの、ともかく校庭と反対側に移動させなきゃ!」

はぐ・ゆう「「うん!」」



 __移動途中


オシマイダー「オシマイダー!」

ハリー「さぁ、でてこんかい!」


はぐみ「! 怪物の近くに人がいる!」

すぐり「えぇ!?」

ゆうゆ「ヤバいじゃんっ!どーするよ?」

はぐみ「・・・・」ギュウッ「私が」バッ

はぐみ「私がいってくる!」

ゆうゆ「ちょっとちょっと!えっと、なんちゃら取りがなんちゃらになるよ!」

すぐり「えっとえっと、ミイラ、だね・・・・」

すぐり「ていうか、ていうか!それなら、私たちにも行かせて!」

はぐみ「ふたりは、この人たちを避難させなきゃだから・・・・」

はぐみ「だから、ひとりで大丈夫!ひとりでできる!」

すぐり「でもでも・・・・」

はぐみ「『このまま』が夢の私だよ?あんまり危なっかしいことはしないから!」

ゆうゆ「そっか・・・・」コクンッ

ゆうゆ「じゃあ、任せたよ!いってこいやーっ☆」

すぐり「えっとえっと、頑張れー!」

はぐみ「うん!フレフレ!ふたりも頑張れ!」



__校庭

はぐみ「そこのお兄さん!大丈夫ですかー!?」タッタッタッ

ハリー「ん?お兄さん?俺のこと・・・・?ハハッ」

ハリー「嬢ちゃん、オレも『こっち』側やで?」

はぐみ「・・・・」ボーゼン

はぐみ「・・・・ぇ、えぇっ!?そーなの!?」

ハリー「せやで・・・・ん?」

ハリー「(並の奴よりも、高いアスパワワ値を感じる。ついでにトゲパワワも・・・・)」

ハリー「もしや、お前が・・・・」

はぐみ「へ?」


ハリー「・・・・お前の夢は何や?」

はぐみ「それ訊かれるの、本日2回目ー!」ムスッ

はぐみ「っていうか、お前じゃないもん、はぐみだもん!」

ハリー「ほな、はぐみ。お前の夢は何や?」

はぐみ「それ、は・・・・このままでいること、かな」

ハリー「お、それは俺らの理念にバッチリあっとる!都合がえぇ!」

はぐみ「・・・・へ?」

ハリー「なぁ、はぐみ。俺らのとこに来んか?」

 ______

ハリー「なぁ、はぐみ。俺らのとこに来んか?」

はぐみ「あなたの、とこ・・・・?」

ハリー「ついでにいっとくと、あなたやのーて、ハリーや。」

ハリー「俺らの理想とする世界は、永遠の花園。幸せはそのまま。滅びることが、ない。」

はぐみ「えい、えん・・・・?」

ハリー「そや。時の止まった、写真のように幸福の1瞬間がきりとられた世界や」

はぐみ「時間が、とまる・・・・?」

ハリー「せや、文字通り、や。」

はぐみ「そん、な・・・・」ギュッ


 __みんな、生きてる、動いてる、移り変わってる・・・・
 __だから、こんなにも素敵なんだ。尊いんだ。


はぐみ「私は・・・・このままがいいの?本当に?」

ハリー「・・・・ぅん?」

はぐみ「たのし、かったもん・・・・みんなと一緒にいるの・・・・!」

はぐみ「ほんとは・・・・!」グスッ「ほんとはひとりじゃ嫌だ!」

はぐみ「みんなと一緒がいい!ママやパパにも、もっと一緒にいてほしい!」

はぐみ「ずっと・・・・寂しかった・・・・!」

はぐみ「みんなの頑張りを邪魔しちゃダメだと思って、我慢して・・・・でも!」

はぐみ「ママのほっかほかのオムレツ、すっごくおいしかった!」

はぐみ「吹き抜けていく風が!揺らめく日の光が!素敵だと思った!」

はぐみ「みんな、動いているの!ずっとそのままなものなんて、ひとつもない、変わっていくの・・・・!」

ハリー「せやから、幸せな今のままきりとるってゆーてるやん」

はぐみ「ごめんね、ハリー。違うの。」

はぐみ「まだまだ私には、やりたいことがある!それができる、時間もある!」

はぐみ「それがとめられるわけには、いかないの!」

はぐみ「私も・・・・未来へ向かって、頑張りたいから・・・・!」

 __ホワァァァァァァァ・・・・!

 _______


__ホワァァァァァァァ・・・・!


ハリー「(! はぐみから強いアスパワワが発せられとる!)」

はぐみ「やっぱり私は・・・・!今のままでよくない!このままじゃ、嫌だ!」

ハリー「(トゲパワワが・・・・明らかに弱まっとる・・・・!)」

はぐみ「私はっ!なんでもできる!なんでも、なれる・・・・!!」

 __パァァァァァァァ・・・・!!


はぐみ「! ・・・・心が・・・・!」パァァァァァッ・・・・

はぐみ「心が、あふれるっ・・・・!」パァンッ

 __ホワァッ

ハリー「白い、ミライクリスタル・・・・!?」

はぐみ「! ・・・・」ハッ「これは、かわいい宝石に、ケータイ・・・・?」

はぐみ「でも、どうすれば・・・・ぁ」

はぐみ「(白い光が、導いてくれる、教えてくれてる・・・・?)」

はぐみ「うん・・・・大体分かった!」

はぐみ「私がこれから、どうしたいか!」バッ「今度は私が、導くの!」

はぐみ「・・・・」スゥ・・・・「未来へ!」

はぐみ「いっくよーーーーっ!!」

 __パァァァァァァァァァァァァァァァアッ・・・・!!!!


はぐみ「ミライクリスタル!ハート・きらっと!」

はぐみ「(暖かい・・・・未来の、光・・・・輝いてる)」

はぐみ「(私も、負けたくない・・・・!)」

はぐみ「(はぐみ__HugMe__愛情をこめてつけてもらったこの名前・・・・!みんなにも・・・・!)」

はぐみ「__はー・・・・ぎゅーーーー・・・・!」


ハリー「なんて、アスパワワの量や・・・・!」

ハリー「・・・・綺麗や、純白の、心・・・・」


?????「輝く未来を、抱きしめて__」

?????「明日はきっと、いい日になってる、夢へ、近づいてる・・・・とめちゃうなんて、もったいないよ」

?????「明日だって、未来なの。遠い遠い未来もいいけど、私は、明日こそ大切にしたい・・・・だから」

ハリー「誰、や・・・・?」

?????「ふふっ・・・・だからね、私の名前は」


「__みんなを導く!未来のプリキュア・キュアトゥモロー!」



ハリー「・・・・プリ、キュア・・・・キュア、トゥモロー・・・・!」

トゥモロー「そうだよ、それが・・・・」

トゥモロー「私の、名前。私の、願い。私の・・・・夢!」ダッ

トゥモロー「だから、ごめんね!この怪物さん、倒させてもらうね!」

ハリー「別に、謝らんでも・・・・っいったれ、オシマイダー!!」

オシマイダー「オシマイ・・・・ダー!!」

トゥモロー「おしまいじゃないよ!」バッ

トゥモロー「私だってまだ、わからないことだらけ・・・・だけど」グググ・・・・

トゥモロー「一緒に行こうよ、輝く未来へ!」グイッ

トゥモロー「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!」

トゥモロー「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」

 __ドゴォォッ!!

トゥモロー「ごめんね、絶対痛かったかもだけど・・・・」

トゥモロー「今だけちょっと、我慢しててね!・・・・キメるよっ!」

 __ピロリロリロピロリロリロ・・・・パァンッ

トゥモロー「フレッフレッ!ハーーーート・フォーーーーーユーーーーーーー!!」

 __バッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

オシマイダー「ヤメサセテモライマ~ス・・・・」


ハリー「キュア、トゥモロー・・・・またな、はぐみ」

トゥモロー「うん!夜は眠いから、なるべく日中にきてねー!?」

ハリー「はは・・・・」ピシュンッ

トゥモロー「あ、帰っちゃった。またねー!」


ハリー「(はぐみ・・・・面白いやっちゃ、なぁ・・・・)」



 __野乃家

はな「ただいまー!」

はぐみ「お帰りママ♪」

はな「ん?はぐみ、いつになく明るいね?」

はな「今日、学校でうまくいったの?」

はぐみ「うん!とっても!・・・・あとね、ママ」

はぐみ「近々、一緒にお出かけしたい!」

はぐみ「・・・・パパは海外に研究にいってるから、また今度になっちゃうけど」

はぐみ「ひとりじゃ、寂しいから・・・・」

はな「! ・・・・」ハッ「そうだったんだね・・・・」

はな「ごめん、はぐみ!」

はぐみ「ううん、いーの!」

はな「じゃあ、今度の土日、どこか泊まりで観光してみるー?」

はぐみ「え、ほんと!?どこがいいかなー?」

はな「そうだねー、いろいろ考えてみよっか!」

はぐみ「うん!じゃあ、約束の・・・・」


「「ハグッ!!」」



~終わり~