二次創作小説(新・総合)
- Re: 仮面ライダージオウ 世界を超えた戦い ( No.2 )
- 日時: 2019/09/22 20:46
- 名前: シュンP (ID: LoNNmS79)
第2話 とある科学の仮面形成
桜夜
「学園都市か…」
ウォズ
「とあるシリーズだね」
桜夜
「知ってるの?」
ウォズ
「いや、この本に記述が追加されていた」
ウォズは常に所持している預言書『逢魔降臨暦』を読みながら告げる。
桜夜
「便利だなそれ」
ウォズ
「こんなことは今までになかったんだが。では」
女
「キャー!」
ウォズの言葉が悲鳴でかき消される。
桜夜
「何だ今の」
ウォズ
「行ってみる価値がありそうだ」
2人は悲鳴が聞こえた方に向かう。
その先にはカフェのテラスがあったが、椅子やテーブルは潰され、店内のガラスも粉々にあれていた。
ウォズ
「どうやら、能力者の仕業ではないようだね」
能力者。学園都市の子供は学校のカリキュラムにおいて能力開発を受けなにかしらの超能力に目覚める。炎を操るものや瞬間移動するものなど能力は多種多様だ。
桜夜
「だろうね。だってあれ見てよ」
桜夜が指差す先には赤と青のツートンカラーの人型生物がカフェの客と思われる女生徒を襲っていた。
ウォズ
「アナザービルドか…」
アナザービルドが2人に気付き、駆け寄ってくる。
桜夜
「よしじゃあ、変し、」
バンッ
桜夜がドライバーを取り出そうとした瞬間、アナザービルドは何者かの攻撃を受け怯む。
ウォズ
「何?」
???
「ここは危険だからなァ、死にたくなかったらさっさと逃げることをオススメするぜェ?」
桜夜
「お前は…」
アナザービルドを攻撃した人物の正体は…
ウォズ
「仮面ライダーグリス…」
グリス
「あァ?」
Aビルド
「うッ!アァヴィっ!」
アナザービルドは言葉にならない何かを言って逃げて行った。
グリス
「ッチ。逃がしたか」
仮面ライダーグリスは変身を解除する。
変身していたのは、銀髪の少年だった。
桜夜
「一方通行…」
一方通行
「あァ?お前、前に会ったことあるか?」
ウォズ
「一方通行。学園都市に7人しかいないレベル5の第一位、であってるかな?」
一方通行
「あァ、あってるよ。今じゃ演算補助がなきゃァ歩けねェけどなァ」
???
「あ、いたいた!」
一方通行の元へ、キャミソールの上にYシャツを着た少女が駆け寄ってくる。
桜夜
「打ち止めか」
打ち止め
「お疲れ様―ってミサカはミサカは労いの言葉をかけてみる!」
ウォズ
「打ち止め。御坂美琴のクローンにしてミサカネットワークの管理者だね」
打ち止め
「この人たちは…ってミサカはミサカは素朴な質問をしてみる」
一方通行
「ちょうど俺も聞きたかった所だ。ついてこい」
上条当麻は不幸だった。居候のインデックスが言うには右手の『幻想殺し』によって運も消してしまっているらしい。今日は朝から洗濯機が壊れ、コインランドリーに行くと休業してて、やむを得ず小萌先生の家に行こうとしたら御坂美琴にビリビリをお見舞いされ、ついてきたと思ったら瞬間移動で飛んできた白井黒子にドロップキックを食らわされ、もう散々だった。
当麻
「すいませんね先生。洗濯機貸してもらって」
小萌
「いいのですよー。ちょうど先生も退屈だったのでお話し相手が増えましたから」
そんなこんなで今、小萌先生の住むアパートに上条・インデックス・美琴・黒子の5人でお邪魔していた。
小萌
「そーいえば皆さん知ってますか?最近学園都市で正体不明の怪物が現れているそうなのですよ」
黒子
「ええ。おかげさまで風紀委員に通報が絶えませんの」
美琴
「でも、仮面ライダー?とかいうのが撃退してるって聞くけど」
黒子
「あんな得体の知れない奴らに任せてられませんのよ」
インデックス
「とうまー、かめんらいだーってなに?」
当麻
「仮面ライダーってのはな、最近風紀委員や警備員以外に学園都市を守ってる奴らだよ。」
小萌
「実際、何者なのか気になるのですよ。能力者だとしたら肉体変化しているのかそれとも何かアーマーを着ているのか」
ピルルルルルルル!
黒子の携帯電話が鳴り、部屋に静寂が訪れる。
黒子
「白井ですの。どうしましたの、初春?え、なんですって!分かりましたわ、すぐに向かいますの!」
当麻
「どうした?スキルアウトか?」
黒子
「いえ、噂をすれば、ですわ」
桜夜たちは病院のとある病室に居た。一方通行に連れて来られたのだ。
ウォズ
「どうして病院なんだい?」
一方通行
「ここなら誰にも聞かれなくて済むンでなァ。で、お前らはナニモノだ?」
桜夜
「俺達は…」
桜夜はソウゴから教えてもらったことを全て話した。
一方通行
「なるほどなァ。ニワカには信じられねェが、納得するしかなさそうだ。実際、どォして俺がこんな仮面ライダーなんざに変身できるのか、何故戦うのかわかってねェからなァ」
ウォズ
「とういうことで、君にもアナザービルドを倒すのに協力して欲しいのだが」
一方通行
「いいぜェ。俺もさっさと元通りになりたくてウズウズしてるからな」
打ち止め
「うわーー!!」
突然打ち止めが大きな声を上げた。
桜夜
「どした?」
打ち止め
「すっごい重大なことが分かっちゃたってミサカはミサカはミサカネットワークで共有された情報を自慢げに発表してみる!」
一方通行
「ナニが分かったンだ」
打ち止め
「あの怪物の正体は、行方不明になってたミサカ一〇〇55号だったの」
ウォズ
「何?」
桜夜
「嘘だろ?」
ピーンポーンパーンポーン
間の抜けたチャイムが鳴り。院内放送が流れ始める。
ナース
『先程、周辺地域にてスキルアウトのテロ活動が確認されました。十分に気を付け、指示を待ってください』
桜夜
「テロ活動だってさ」
打ち止め
「ううん、これは違う。きっとあの怪物だよってミサカはミサカはミサカネットワークの情報をまたまた言ってみたり」
一方通行
「ッチ。行くぞ」
4人は病院を抜け、アナザービルドの元へ向かった。
上条たちは黒子についていき、テロ活動があったとされる現場に来ていた。
当麻
「あれがあの怪物か」
彼らの目の前にはアナザービルドが居て、周囲の能力者たちを襲っていた。
美琴
「なんなのよあれ…」
黒子
「私は避難誘導しなくてはいけませんので」
黒子は能力を使い飛んで行った。
インデックス
「あれ、あっちから誰か走ってくるよ」
インデックスが指差す先には3人の男と1人の少女が居た。しかもそのうち2人は上条も顔を知っていた。
上条
「お前は!」
美琴
「一方通行!?」
打ち止め
「あ、お姉さま!」
上条
「打ち止め!」
インデックス
「こないだの人!」
5人は感動?の再開を果たす。
桜夜
「上条当麻、御坂美琴、インデックスだな?」
上条
「誰だ、お前ら」
桜夜とウォズは急いで事情を話す。ちなみに、それまではすでに事情を知ってる一方通行がアナザービルドの相手をしていた。
上条
「わかった。お前を信じる。御坂、お前はインデックスと打ち止めを連れて下がってろ!」
美琴
「言われなくてもわかってるわよ!」
3人は少し距離を取り、一方通行は桜夜たちの元へ戻る。
一方通行
「さっさと終わらせンぞ」
【スクラッシュドライバー】
上条
「ああ」
桜夜
「早いに越したことはないからね」
【ジクウドライバー】
一歩通行がスクラッシュドライバー、上条がビルドドライバー、桜夜がジクウドライバーを装着する。
一方通行
「テメエもライダーかよ」
当麻
「まあな」
上条は1本のボトル振ると、クローズドラゴンと呼ばれるメカに装填する。
【ウェイクアップ!】
一方通行はロボットスクラッシュゼリーを取り出し、桜夜はジオウライドウォッチを起動する。
【ジオウ!】
3人は各々のアイテムをドライバーにセットする。
【クローズドラゴン!Are you ready?】
【ロボットゼリー!】
桜夜・一歩通行・上条
「変身!」
【ライダータイム! 仮面ライダージオウ!】
【Wake up burning! Get CROSS―Z DRAGON! Yeah!】
【潰れる! 流れる! 溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!】
3人は変身を完了する。
美琴
「まさかアイツらが仮面ライダーだったなんて…」
ジオウ(桜夜)
「ソウゴの力使わせてもらうよ!」
クローズ(上条)
「今の俺は、負ける気がしねぇ!」
グリス(一方通行)
「心火を燃やしてブッ潰す!」
Aビルド
「カメン…ライダー…」
学園都市に、本来存在しないはずの3人の仮面ライダーが揃った。
ウォズ
「祝え!世界を超え、真実を取り戻す正義のヒーロー。その名も仮面ライダージオウ!今まさに、学園都市に降臨した瞬間である!」
グリス
「なンだアレ?」
クローズ
「ちょっと引くな」
ジオウ
「祝ってくれんだ。ありがとう」
ウォズ
「桜夜君。君の初陣だ。存分に闘いたまえ」
ジオウ
「行こう!当麻!一方通行!」
次回予告
ウォズ
「ビルドに対抗できるのビルドの力のみ」
ジオウ
「ビルドウォッチ!なんで持ってんの!?」
桜夜
「部外者だって?」
謎の男
「変身」
ジオウ
「勝利の法則は、決まった!」
次回 利用されたシスターズ
魔術と科学が交錯するとき、物語は始まる――。