二次創作小説(新・総合)

Re: 仮面ライダージオウ 世界を超えた戦い ( No.3 )
日時: 2019/09/29 07:43
名前: シュンP (ID: LoNNmS79)

第3話 利用されたシスターズ

【ジカンギレード!ケン!】
【ビートクローザー!】
【ツインブレイカー!】
3人は各々の武器を取り出す。
グリス
「とっとと終わらせンぞ」
グリスはガトリングボトルをビームモードのツインブレイカーに装填、クローズはビートクローザーのグリップエンドを二回引っ張り、ジオウはジカンギレードのスロット上部にあるギレードリューズを押す。
【シングル!】
【ヒッパレー!】
【タイムチャージ!】
クローズ
「ハァァァァァ…」
【5・4・3・2・1】
グリスは銃口をアナザービルドに向け、クローズとジオウはアナザービルドに向けて走り出す。
【シングルブレイク!】
ツインブレイカーから大量のエネルギー弾が発射され、アナザービルドの動きを止める。
【ミリオンヒット!】
【ギリギリ斬り!】
2人の斬撃がアナザービルドを襲う。
ジオウ
「喰らえ!」
アナザービルドが吹っ飛ばされ、ビルの外壁に叩きつけられる。
クローズ
「やったのか?」
ジオウ
「まだだ」
粉塵の中から、立ち上がるアナザービルドの姿が見られた。
グリス
「どうなってやがんだ…」
ウォズ
「私が説明しよう。ビルドに対抗できるのビルドの力のみ、つまりアナザービルドを倒すには仮面ライダービルドの力が必要だ」
クローズ
「今からまた仮面ライダーを探せって言うのか!」
ジオウ
「いや、そういうわけではない。ビルドが居なくても、ビルドの力が宿ったビルドウォッチがあれば倒せる」
グリス
「ウォッチって、そのお前が持ってるヤツか?」
ジオウ
「そうだ」
クローズ
「御坂!お前持ってたりしないのか!」
美琴
「ハァ!?そんなの持ってるわけ…。待って!ちょっとタンマ!」
美琴は慌ててもっていた学生鞄をあさり始める。
インデックス
「んー?短髪、こんな時に何してるの?」
美琴
「あった!もしかして、ウォッチってこれのこと!?」
カバンから取り出した何かを美琴はジオウに向かって投げつける。
ジオウ
「ビルドウォッチ!なんで持ってんの!?」
美琴
「分からない。こないだカバンの中整理してたらあったのよ!」
クローズ
「サンキュー御坂!」
美琴
「たまたまよ。たまたま」
グリス
「行くぞ」
アナザービルドは完全に体勢を立て直していた。
ジオウ
「使ってみるか!」
【ビルド!】
ジオウはビルドウォッチを起動し、ドライバーに装填。ドライバーを1回転させる。
【アーマータイム!ベストマッチ!ビ・ル・ドー!】
アーマーが展開され、ジオウに装着される。
ジオウ
「勝利の法則は、決まった!」
クローズ
「顔にビルドって書いてある…」
ウォズ
「祝え!全ライダーの力を取り返し、世界を超え、真実を取り戻す正義のヒーロー。その名も仮面ライダージオウビルドアーマー。まず一つ、ライダーの力を回収した瞬間である」
シオウ
「行っくぜー!」
ジオウはビルドの力を利用し、一気にアナザービルドとの距離を詰め右手の『ドリルクラッシャークラッシャー』
で攻撃をする。
Aビルド
「ウッ。ガァッ!」
クローズ
「俺達も!ハァ!」
グリス
「オラオアラァ!」
3人の猛攻で、アナザービルドはその場から動く事すらできない。
ジオウ
「これで終わりにする!」
【フィニッシュタイム!ビルド!】
【Ready Go!】
【スクラップフィニッシュ!】
大量の数式とグラフのⅩ軸のようなものが現れ、アナザービルドを拘束する。そして、クローズの背後にはクローズドラゴン・ブレイクが、現れ、グリスは肩や背中からヴァリアブルゼリーを噴出する。
【ボルテックタイムブレーク!】
【ドラゴニックフィニッシュ!】
ジオウ
「ハァァァ!」
クローズ
「ウォォォ!」
グリス
「オォャァッ!」
Aビルド
「アァァァァツァァァッ!」
3人のトリプルライダーキックがアナザービルドに炸裂。ビルの外壁を突き破り、ビルの中でようやく停止する。
パリンッ!
アナザービルドの変身が解除され、契約者であるミサカ一〇〇五五号の体内から出てきたアナザーウォッチが砕ける。
3人は変身を解除する。
桜夜
「ありがとう。みんなのおかげで勝てたよ」
一方通行
「どォってことねェ」
当麻
「他の奴らも無事そうで何よりだ」
ミサカ一〇〇五五号
「うーん…」
その場で倒れこんでいたミサカが目を覚まし、あたりを見回す。
ミサカ一〇〇五五号
「ありがとうございます、とミサカは感謝の言葉を貴方達に告げます」
ウォズ
「あれが妹達か。君にそっくりだね」
美琴
「っるさいわね。今でも少し後悔してるんだから」
インデックス
「ねぇねぇ、短髪の妹。どうしてあんな怪物になってたの?」
インデックスの質問を聞き、ミサカは俯く。
当麻
「そうだよ!何があってあんな姿に!?」
ミサカ一〇〇五五号
「あれは今から1週間前の事です。ヘブンキャンセし(ラー)の提案でリハビリを兼ねてとある研究所に向かっていました。最短ルートを通るため狭い路地に入った際に、とある男性と遭遇し、その男性に先程のデバイスを体内に埋め込まれました、とミサカは懇切丁寧に説明します」
一方通行
「その男が誰なのかは分かンねェのか?」
ミサカ一〇五五号
「はい。見たことはありません。体格的には学生ですが、平日の日中に私服と思われる服装でいたため、恐らく外部の人間かと思われます、とミサカは推測を交えながら考察します」
桜夜
「部外者だって?」
美琴
「そんなの警報もなければ、黒子も言ってなかったわよ?」
当麻
「他に何か覚えてないのか?」
ミサカ一〇〇五五号
「すいません、これ以上の有力な情報はありません、とミサカは謝罪の弁を述べます」
打ち止め
「ミサカネットワークでも、何も伝わってないよ、ってミサカはミサカは言ってみる」
結局、そのままお開きとなった。一方通行は打ち止めとミサカ一〇〇五五号を連れ病院へ、美琴は黒子と共に常盤台中学の寮へと帰った。
最終的に、残ったのは桜夜・ウォズ・上条・インデックスの5人。5人は上条の住む寮への帰路へ着いていた。
桜夜
「ねえウォズ。ライダーの力取り戻したけど、他の世界に行かなくていいの?」
ウォズ
「本当は行きたいのだが、奇妙なことが起こってね。本来ならウォッチを回収すれば、その世界からライダーの力を取り戻し物語は元通り。この世界から仮面ライダーの存在と記憶は消えるはずだった。しかし、アナザーライダーが現れた」
桜夜
「ホントは居ないはずだったの?」
ウォズ
「ああ、それにアナザーライダーを倒しても、元通りにならない。これがどういうことだか分かるかい?」
桜夜
「それって、この世界にまだライダーの力があるってこと?」
ウォズ
「そういうことになるね」
当麻
「あのー」
ここまで蚊帳の外だった上条が右手を上げる。
当麻
「仮面ライダーってそんなにいるの?」
ウォズ
「ああ、数えきれないほどにね」
4人はだんだん人通りの少ない道に入っていく。
その時だった。
コツン…コツン…
どこかで足音が響いた。4人とは違うものだ。
当麻
「誰だ?」
周囲を見回すが暗くてよく見えない。
インデックス
「ねえとうま。向こうから誰か来るよ」
3人はインデックスの指差す方へ眼を凝らす。
コツン…コツン…
暗がりから足音の主であろう少年が現れた。
少年
「へー、君がアナザービルドを倒した新しいジオウか」
桜夜
「誰だ、お前」
少年
「うーん。名乗るほどの者じゃないさ」
少年は自分を謎の男と改めた。
当麻
「もしかして、お前がミサカを怪物にさせたのか!?」
謎の男
「ビンゴ!よく分かったね。まあそんなのどうでもいい。今日は君らへ挨拶とヒントをあげに来たんだ」
ウォズ
「ヒントだって?」
謎の男は右手の甲に付けられた指輪を見せる。
謎の男
「これでわかるかな?」
【シャバドゥビタッチヘンシ~ン!シャバドゥビタッチヘンシ~ン!】
謎の男は指輪を腰に付けた手を模したベルトに触れされる。
桜夜
「まさか…」
謎の男
「変身」
【チェンジ ナウ】
オレンジ色の魔法陣が現れ、謎の男の体を通り抜け、彼の体を変化される。

当麻
「なんだアイツ…」
桜夜
「ヤツの名は白い魔法使い」
ウォズ
「またの名を、仮面ライダーワイズマン」
白い魔法使い
「さて、これで分かってくれたかな?」
桜夜
「ああ、ウィザードだろ、この世界にあるの。でもってどうせアナザーライダーが居るんだろ」
白い魔法使い
「大正解。じゃあ、俺はこれで帰るよ」
桜夜
「そうはさせない。ウォズ、行くよ」
【ジクウドライーバー】
【ジオウ!】
ウォズ
「ああ。当麻君、君はインデックス君と一緒に下がっていてくれ」
【ビヨンドライバー】
【ウォズ!】
当麻
「分かった!来い、インデックス!」
インデックス
「う、うん」
【アクション!】
白い魔法使い
「へー、戦うんだ。ま、いっか」
桜夜・ウォズ
「変身」
【仮面ライダー!ジオウ!】
【スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】
桜夜とウォズは変身し、白い魔法使いへ駈け出す。
ジオウ
「フッ!ハァッ!」
【ジカンデスピア!ヤリスギ!】
ウォズも専用武器であるジカンデスピアヤリモードを呼び出し攻撃する、が。
ウォズ
「何故だ。どうして攻撃が当たらない!」
白い魔法使い
「お前らが未熟だからじゃね?」
【ボルケーノ ナーウ】
白い魔法使いは魔法を発動させ、上空に巨大な火球を作り出す。
ウォズ
「あれを受けたらマズイぞ!」
白い魔法使い
「バイバイ♪」
巨大な火球は熱を帯び、2人に迫って行った。

次回予告
白い魔法使い
「そうかそうか。幻想殺しか」
インデックス
「あなざーうぃざーどは魔術師なの?」
元春
「昨日本部から連絡があったんだが、ステイルの奴が学園都市に来てから連絡がつかなくなったらしいんだ」
ステイル
「僕はこの街と、君を壊さなきゃいけないんだ!」
ビースト
「さあ、ンチタイだ!」
次回 アナザーウィザード
魔術と科学が交錯するとき、物語は始まる――。