二次創作小説(新・総合)

プロローグ ( No.27 )
日時: 2019/10/26 23:07
名前: 月詠 (ID: Ft4.l7ID)

逃走中の前日。
境界の館には現在、何人かのゲストが滞在していた。


月音「で……皆さん、どうです?今日一日、こちらで過ごしてみて」


月音は六人のゲストを見た。
六人の中で唯一の女性と、強い何かを感じ取れる籠手を着けた男性が苦笑する。


「うん……何で前日入りなのかよく分かったよ…」

「俺や霊歌さんの魔力がとんでもなかったしな…」


黒髪ロングヘアーの女性は桜木霊歌、童話や物語を愛する作者。
籠手の男性はエイジア、魔神の力を宿した籠手で戦う作者。


「俺は逆に魔力が無かったな……筋力が人間の平均くらいで足が速くなったくらいだ」


そう言って自分の手を握っては開き、確認する男性型アンドロイドのような彼。
左目の機械部分が剥き出しの彼はメタルメイドウィン・ファイブティファイブ、月音からは本来の作者の代理として送られてきたと認識されている。
ちなみに月音から「お願いなので闇討ちなどはしないでください」と土下座された、それも到着後すぐに。


「私はパワーもスピードも下がりました…でも体力は多くなりましたね」

「俺はパワーだけかなー」

「ワイはスピードは下がったけど何でか命中率が上がった…何でや…」


今日一日を思い出す男性二人と、訓練所でのことを思い出して遠い目をする男性。
長い髪を二又の三つ編みにした男性はクロノスエボル、時間に関係する魔法を使えるらしき作者。
黒のXという文字が目立つ男性はX、赤と青の双剣を持つ作者。
青い服装の男性はkonakun.、ウェディング関係のものを武器に持つ作者。

そう、六人のゲストとは他元世界の者……つまりは作者達だ。

プロローグ 2 ( No.28 )
日時: 2019/10/26 23:05
名前: 月詠 (ID: Ft4.l7ID)

そんな彼らが逃走中の前日なのに集まっているのは……。


クロノスエボル「まさかここまでステータスの変更が響くなんて…」


そう、自動的に変更された後のステータスに慣れておくためである。
ステータスはこの次元に来ると同時に変更され、本来の力が発揮されなくなる。
そうなると何かあった時に危険なので、少しでも早く慣れるためとどこがどう変わってるか知るための訓練をすることになった。


エイジア「でもオーラを使うのが少し大変になった……魔力が結構削られる…」

月音「魔神の力ですからね……もしかしたらマルチオーラ?でしたっけ?あれの制限時間がこの世界だと変わってるかもしれません………後でその訓練もします?」

エイジア「そうする…」


六人のゲストの中でも、少し特殊な力を持つエイジアは困った表情となる。
魔神という強い力を操るせいか、膨大であろうと魔力を多く使うらしい。
いつもみたいにやれないなと軽くため息を吐き出したエイジア。

プロローグ 3&後書き ( No.29 )
日時: 2019/10/26 23:06
名前: 月詠 (ID: Ft4.l7ID)

明日の逃走中のスタッフとなる、館の住人達との夕食や入浴を終えてから。
もう少し訓練する者や宛がわれた部屋へとすぐ行く者、残って逃走中に関する情報を調べようとする者など様々である。
明日に備えて霊歌が早めに寝ようと部屋に向かうと、声をかけられた。


月音「霊歌様、ちょっといいですか?」

霊歌「?どうしたの、つk…」

月音「こちらでは月音です。これを霊歌様に……」


真顔で言い切ってから、月音はあるものを取り出す。
それは一枚のCDのディスクで、タイトルなどは書かれていない。
差し出されたそれを受け取り、霊歌は首を傾げる。


霊歌「これは……?」

月音「とある歌をCDに写したものです。本当は音楽プレイヤー?でしたっけ?あーいうのに……入れる?落とす?…どっちでもいいや。入れるべきなんでしょうが、やり方が分からないのでこっちになりました。明日の逃走中に関係してるので、逃走中が始まる前までに聴いてださい」


それでは、と魔法を使ってすぐにその場からいなくなる月音。
しばらく彼女がいたところとCDを交互に見ていた霊歌だが、部屋へと向かうことにした。
とある歌を聴くために。






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後書き

「プロローグはゲストである作者の皆様に関することの話となりました」


「今回の中ではわりと重要な部分だったりします」


「この変更されたステータスを彼らはどう生かすのか?出来たら楽しみにしていただけると助かります」


「次回はオープニングゲームです」