二次創作小説(新・総合)

ファーストミッションは唐突に ( No.39 )
日時: 2020/04/17 17:07
名前: 月詠 (ID: kXLxxwrM)

実況席兼ゲームマスタールーム。
そこで月音は逃走中の様子をモニターで見ていた。


月音「最近の逃走中ってさ、開始してから早くても五分以上経ってからファーストミッションじゃん?」

トライアル一真「うん」

月音「しかもだいたいはドラマパートが始まってからとか」

トライアル一真「あー…」

ツキト「母さん、いきなり何の話をしてるのさ」


モニターを見ながらトライアル一真と会話する母に、さすがに話し掛けるツキト。


月音「いや、ふと気になって」

ツキト「それだけじゃない気もするけど…」

月音「さすが息子、私を分かってますね」

ツキト「母さんとは僕が赤ちゃんの頃からの付き合いだからね」


珍しく呆れたような表情をしながら、ツキトはモニターを見た。
気にせずに月音はボタンを押した。


月音「まずは小手調べから」


そう呟きながら。

ファーストミッションは唐突に 2 ( No.40 )
日時: 2020/04/17 17:08
名前: 月詠 (ID: kXLxxwrM)

177:43


ハンターに気をつけていた逃走者達のアクセサリー型通信機に。



ppppp…



メールが届いた…。


巧「メール……誰か確保されたか?」

霊歌「えーと…「ミッション1」…え?もうミッション!?」


鉢合わせしたので一緒に行動をしていた巧と霊歌。
巧はスマホ型通信機を操作し、人形型通信機から発せられたモニターに映された文面に霊歌は驚く。


アレン「「現在、君達がいる街は残り時間が160分になると暗闇に閉ざされてしまう」…」


リングピアス型通信機から発せられた、英語の文面を読むアレン。


リクオ「「暗闇に閉ざされればハンターの姿はそれに紛れてしまい、見えなくなってしまう」。……あの姿にはなっちゃダメだろうしなぁ…」

X「「また、一度暗闇となってしまうと一定の時間が経過しないと明るくならない」、か。厄介だな」

映司「「そのため、街にある様々な扉の中から色と模様の組み合わせが正しいものを見つけ、そこから別のエリアへ避難せよ」…」

クロノスエボル「「君達はヒントを既に知っている」…?」


安全場所を探していた四人はメールを読み上げていく。



ミッション1、エリア移動せよ!

「現実界の街」エリアは残り時間が160分になると暗闇に閉ざされる。
一度、暗闇となってしまえば一定時間が経過しなければ戻ることはなく、さらにはハンターがそれに紛れて見えなくなる。
そのため、色と模様の正しい組み合わせがされた扉を見つけ、そこからもう一つの「夢の国」エリアへと避難しなくてはならない。
逃走者達は既に最大のヒントを知っているため、そのためのヒントは無い。
また、160分を過ぎても「現実界の街」エリアにいればハンターに捕獲された扱いとなり、強制失格となる。


 

ファーストミッションは唐突に 3&後書き ( No.41 )
日時: 2020/04/17 17:09
名前: 月詠 (ID: kXLxxwrM)

176:52


舌打ちしながら竜二は腕輪型通信機を弄り、光で出来たモニターを消す。


竜二「いきなりミッションとはな……これは裏方の方が早かったか…?」


眉間に深くシワを寄せて考えつつ、ハンターに警戒する。


ティキ「ヒントは既に知ってる…か。心当たりある?」

エイジア「まったく…」


一緒に行動していた二人は話し合いながら警戒し、扉を探す。
そこから少し離れたところで、メタルメイドウィン・ファイブティファイブは星模様のピンクの扉のドアノブを回してみるが…。


ファイブティファイブ「開かないか…」


開かなかった。

突然のミッションに戸惑いながらも、逃走者達は正しい組み合わせの扉を探していく。


――――――

後書き


「というわけでまずはミッション!あえてドラマパートからではなくこちらからにしてみました」


「ちなみに先に言います、ネタバレ防止のために正解が分かってもそのコメントだけはしないでいただけると助かります」


「それではまた次回」