二次創作小説(新・総合)
- ミッション2―1・赤キ女剣士ハ… ( No.58 )
- 日時: 2020/05/10 21:28
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
153:33
ミッションを見た者達の反応は…。
リクオ「赤きスペードの森……僕がいるの、ほとんど正反対の位置だけど間に合うかな?とにかく向かわないと」
映司「えーと、森は…あっちだ!」
エイジア「あ、ちょうど近くだ。よし、行くか」
ミッションを行おうとする者…。
ティキ「いや、森のどこにいるのさ?……今回はやめとこ」
巧「ミッションよりも気になるのがいやがる…」
逆にミッションには向かわない者…。
克己「………今は様子見、だな」
竜二「状況によるか…」
様子を見てから決める者…。
反応は様々である。
アレン「ちょうど森にいるし、ハンター増やしたくないから行かないと…」
赤きスペードの森の中にいたアレンが、ミッションにある女性を探す。
小走りで探しながら森の中を移動していると、ふらふらと歩く女性を見つけた。
話しかけようとして。
ポンッ
肩に誰かが触れてきた。
思わず固まるが、アレンはなんとか触れてきた誰かを見て…。
アレン「嘘でしょ……!?」
ハンターA「……」
ハンターだと分かって、絶望の表情を浮かべた。
152:59
アレン・ウォーカー 確保
残り人数 十三人
- ミッション2―1・赤キ女剣士ハ… 2 ( No.59 )
- 日時: 2020/05/10 21:30
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
その情報は。
ppppp…
すぐに全員に伝わった。
狂骨「えと…「確保情報」……ついに出たか」
ファイブティファイブ「「アレン・ウォーカー 確保。残り十三人」…か」
ティキ「あちゃー……少年、確保されちゃったかぁ」
確保情報に何人かが感想を漏らした。
151:43
そんな中、森に入っていた逃走者の一人が女性を見つけた。
クロノスエボル「彼女がそうですかね?」
クロノスエボルはふらふらと歩く彼女に近づき、時間を停めるために魔法を使う……が。
ばきぃんっ、という鈍くも何かが砕ける音が響く。
驚く彼へと女性が振り向いた。
血走った……いや、血のように赤く、紅く染まった瞳。
剣を持つ右手には、“赤いスペード”の紋様が浮かんでいた。
「私の邪魔をするの……?」
クロノスエボル「そのつもりですが…」
嫌な予感がしたクロノスエボルが小型の盾を構える。
彼女はニィ、と狂気の笑みを浮かべ。
“一番目アリス”「そう……なら斬らないとね。“一番目アリス”、参る!」
女性――“一番目アリス”は彼へと斬りかかる。
- ミッション2―1・赤キ女剣士ハ… 3 ( No.60 )
- 日時: 2020/05/10 21:32
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
“一番目アリス”がクロノスエボルに斬りかかっている時。
霊歌は考えていた。
霊歌「止める……止める、かぁ…どうやって止めよう…」
エイジア「あ、霊歌さん」
うーんと悩む彼女へとエイジアが声がかけた。
霊歌「あ、エイジアさん」
エイジア「霊歌さんもミッションに?」
霊歌「そうなんだけど…どう止めるべきかで考えてて…」
苦笑しながら告げられた言葉に、あぁー…と納得する。
だが、気になることがあった。
危険性が高いということと、歩みを止める手段が書かれていないことだ。
いったい、何故なのかと考えて。
月音『クロノスエボル様がエネミー“一番目アリス”と接触。“一番目アリス”の情報を開示します』
淡々とした声が、響いた。
- ミッション2―1・赤キ女剣士ハ… 4&後書き ( No.61 )
- 日時: 2020/05/10 21:33
- 名前: 月詠 (ID: FpNTyiBw)
盾で防ぎながらクロノスエボルも情報を聞く。
月音『“一番目アリス”は赤いエプロンドレスを着た女性です。自分の歩みを止められるのを嫌うからかは分かりませんが、直にかけられた行動不能系のスキルを無効化する能力があります。彼女の攻撃手段は片手に持つ剣ですが剣の腕は相当で、身体能力が高いです』
クロノスエボル「なるほど、だからか……!」
盾で斬撃を防ぎ、一瞬だけでも時間を停めようとするもあの鈍い音が響いて動く。
納得しながらも距離を取り、跳躍して木の枝に乗ると盾から銃を出して“一番目アリス”目掛けて発砲するが。
“一番目アリス”「無駄よ」
その弾丸は真っ二つに両断された。
月音『あ、新しい情報がはい……え"っ…なお、“現時点”では首を切り落とそうが心臓を貫こうが、脳を破壊しようが即座に再生・修復、復活する模様です。………どうしよう、こんな能力が与えられてるなんて…』
淡々とした説明の前後に戸惑うような声。
どうやら月音にとっても予想外らしいが…。
X「おらぁっ!」
と、どこからかXが現れてその手に持つ剣で“一番目アリス”の首を斬り落とした。
すぐに“一番目アリス”の首は再生するが、その時にはXは離れていた。
クロノスエボル「あ、Xさん!」
X「さっき、ハンターがこっちに来るのを見かけた!逃げるぞ、クロノスエボルさん!」
クロノスエボル「ハンターが!?分かりました!」
ハンターの情報を伝えられ、クロノスエボルはすぐに他の木に飛び移りながら移動する。
Xも“一番目アリス”に警戒しつつも、木々の間に入り込んで移動する。
首が再生した“一番目アリス”は、しばらく焦点が合わない目で虚空を見ていたが……合ってくると、再び森の奥を目指して歩き始めた…。
――――――
後書き
「長くなりそうなんで一度、ここら辺で区切りました。“一番目アリス”がエネミー扱いなのは、このミッションが戦闘ミッションで敵が彼女だからです」
「接触……つまりは戦闘に入れば情報を開示します。“一番目アリス”がリアル私でも予想してなかった能力を持ってましたが……リアル私、「待って、何でそんな能力が浮かんできてんの?」って困惑してたし…」
「一応、攻略方法はありますので……今回は以上で失礼しました」