二次創作小説(新・総合)
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う ( No.28 )
- 日時: 2019/10/22 15:28
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
〜モノクマ劇場〜
『嘘をついてはいけません』ってよく言われるけどさ、それって本当に正しいと思う?時にはつかないといけないような嘘もあるのにさ。
なのに嘘をつけばどんな事でも怒られ、責められる。どうして?すべての嘘に悪意なんてないのにさ。
結局はね、恐れてるんだよ。100%人を信じる事なんてできないから、ヒトは嘘をつくと怒るんだよ。つまりヒトは最も臆病な生き物なんだよ〜。
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モノクマ『えー、希望ヶ峰学園学園長からお知らせです。朝7時になりました。起床時間です。さぁ今日も張り切っていきましょう』
間島「………やっぱり、夢じゃ無かったのか……」
モノクマのアナウンスで目を覚ます。そしてシャワーを軽く浴びた後、クローゼットから着替えを取り出し、朝食をする為に食堂へ向かう。
昨日の会議で、この学園で生活するにあたって朝食は必ず全員集まってすると決まったからだ。食堂につくとすでに数人は席についていた。
陣内「おはようございます!早いですね!間島さんは!」
鮎川「うむ、真面目なのがつたわるな」
藤堂「おはようございます、間島くん」
岩本「おはよー!ご飯の用意してるから適当に席に着いてて!」
間島「うん、分かったよ」
とりあえず近くの椅子に座る。しばらくすると次々と食堂に入ってきて、十数分もすると全員揃い、朝食となる。因みに今日の朝食はサンドイッチにヨーグルト、果実数種というメニューだった。
朝食を終えた後は自由時間と決めて、ひとまずボクは部屋に戻る。
間島「部屋にいても仕方ないし、外に出るか」
外に出て散歩してると、語部さんと出会った。
語部「あ、斗雄留君、ちょっと付き合ってくれない?」
間島「うん、いいよ」
語部さんと一緒に過ごした。
語部さんと少し仲良くなったようだ。
語部「そういえば、斗雄留君は童話って好き?」
間島「童話?うーん……よく見ないけど、好きか嫌いかで聞いたら好きな方かな。元々ボクは本を読む事が好きだから」
語部「へぇ〜、じゃあ斗雄留君は童話についてどう思ってる?」
間島「どう思ってるって、どうゆうこと?」
語部「私はね、童話はこの世界全ての人間の教科書と考えてるの。『物語は人の教訓になることを書く』。これは私の信条で、実際私もこれを意識して物語を書いてるの」
つまり、彼女にとって童話は、人の人生を左右する物と考えてるのか。
間島「う〜ん、難しくてよくわからないな……でも理解は出来るかも」
語部「そうなんだ!それと斗雄留君も是非私の書いた童話を見てね!」
間島「うん、いつか読ませてもらうよ」
童話の話を終えて彼女を別れた後、ボクは部屋に戻っていった。
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う ( No.29 )
- 日時: 2019/10/22 20:22
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
間島「まだ時間はあるみたいだね」
そう思いボクは部屋を出る。僕が向かったのは購買部だ。実は昨日の探索でモノクマの顔が刻まれたメダルをいくつか見つけてたのだ。何のメダルか思ってたら、モノクマがそのメダルと用途について説明した。
どうやらこのメダルはモノクマメダルと言って、購買部にあるモノモノマシーンで使用する事ができるらしく、それを使うと様々なアイテムが手に入れるとの事。
間島「えーっと、これかな?」
購買部に入り、それらしいガチャマシーンがあったので早速メダルを入れて回す。そして出てきたのは……
『コラコーラ』
『子猫のヘアピン』
『赤いマフラー』
『ヤス・シシドのTシャツ』
『超技林』
間島「なんか、色んなアイテムが出てきたな……」
アイテムをしまい、戻るとある人物に出会う。
原安「お、斗雄留じゃねえか」
間島「原安君。奇遇だね」
原安「そうだな。……なあ、俺の部屋に来るか?」
間島「いいの?じゃあお邪魔します」
原安君の部屋に行き、他愛ない会話をした。
間島「あ、そういえばこんな物を持ってるんだけど」
そう言いボクは彼にガチャで手に入れた『コラコーラ』を渡す。
原安「マジで!?俺にくれんのか!?サンキュー!!」
どうやら気に入ってくれたようだ。
間島「そういえば、原安君ってどうして彫刻家になったの?」
原安「彫刻家になった理由か?まぁ、色々あるが、一番の理由はやっぱ親父の影響だな」
間島「原安君のお父さんって確か、彫刻界でも有名な『原安源蔵』だよね」
原安「ああ。6歳の頃、親父が彫刻品を造ってた所を偶然見てな、熱心に彫刻品を造る親父の姿に夢中になって、それを親父に見られたんだ」
間島「それで、どうなったの?」
原安「別に?近くで見たらどうだって言われて、近くで見たんだ。その日から俺は彫刻に夢中になって、親父の真似後をするようになったんだ」
間島「へえ、そうなんだ」
原安「俺が本格的に彫刻家を目指したのは11の頃だな。それから色々あって今の俺が生まれた訳だ」
原安君の過去にはとても大きな転化があった事を知ったボクはその後、原安君の彫刻話を夢中で聞いた。
夕食を終え、シャワーを浴びた後、部屋でくつろぐ。すると
モノクマ『えー、希望ヶ峰学園学園長からお知らせです。午後10時になりました。夜時間になりますので間もなく食堂はロックされ、立ち入り禁止となります。ではいい夢を。おやすみなさい』
こうして学園生活2日目が終了し、ボクはそのまま眠りについた。