二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.120 )
- 日時: 2017/11/13 10:05
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: pD6zOaMa)
ある日、黒影からまた手紙が届く
最初に任されていた『異世界ガイド』の依頼だ。
そして、王国会議でそれを発表することになった
....
ヅッチー
「ルミナの時以来だな、異世界からの来客って」
ミルラ
「たくっちスノーさんそんな仕事してたんですね」
たくっちスノー
「好きでやってる訳じゃないがね...で、田所今回は?」
野獣先輩
「ええっとそうですね...今回は二人ゾ」
野獣先輩
「男と女が一人ずつ、男は『シャドー・ヘレン・黒影』ルミナの兄っすね」
ルミナ
「にいさん...」
Sonic.exe
「運動祭に参加していた奴はヘレンの事を知っているはずだ」
デーリッチ
「もちろん覚えてるでち、ヘレンさんはとても凄い魔法剣士なんでち」
松山
「魔法剣士ぃ?戦士と魔法使いのどっち付かずのあの職業か?」
たくっちスノー
「そういうこと言うなよ、自分魔法剣士好きなんだから...」
ローズマリー
「それで、女性の方は?」
野獣先輩
「ん?...あっ、ふーん。」
たくっちスノー
「...え?一体誰が来るんだよ」
野獣先輩
「Mafiaヅッチー...」
たくっちスノー
「あいつかよォ!?」
ヅッチー
「...ああ、来てくれたのか」
ローズマリー
「あの人がねぇ...」
ニワカマッスル
「姉御、Mafiaヅッチーって何なんだ?普通のヅッチーと何が違う?」
たくっちスノー
「ああ...それなんだけどな、ちょっと長くなるが良いか?」
マーロウ
「どうぞ。」
たくっちスノーは立ち上がり話す。
かつて彼が引き起こした大事件『help-END事件』の事を
たくっちスノー
「前に、王さま他数名が意識不明になる事件があったはずだ」
クラマ
「確かにそんなことがあったな、何故それを?」
Sonic.exe
「そりゃ、この男が元凶だからな...」
たくっちスノー
「...昔の話だ!で、王さま達はどうなってたかと言うと、精神だけ別の世界へと送られていた」
ミルラ
「別の世界?」
たくっちスノー
「リアルワールドで言う『undertale』の世界だ、そこにはAU...まぁパラレルワールドの二次キャラが居て、王さま達もその世界に上書きされた結果...別世界の王さま達が生まれた。」
たくっちスノー
「Mafiaヅッチーはそんな分身の一人だ」
ルルミー
「なるほど...」
ヅッチー
「私は『フッチー』って呼んでたけどな...でもなんで私達の世界に?」
たくっちスノー
「さぁ?...まあ、丁重におもてなししてやらんとなぁ」
デーリッチ
「会議終了!」
.....
会議を終え、外で休んでいたたくっちスノーとヅッチーとルミナ..
たくっちスノー
「はぁ、どうすっかなぁ、Mafiaヅッチー絶対自分を殺しに来るぞ?リニューアル前しか知らないんだから」
ヅッチー
「Kの時といい、敵作りすぎじゃないのか?」
ルミナ
「にいさん まだかな」
ヅッチー
「フッチーも遅いなぁ...いや、ルミナが早すぎただけかな」
その時...ヅッチーは聞き覚えのある音を聞き取る、ブンブンという大きな轟音...
ルミナ
「くるま?だれかな」
たくっちスノー
「...お、おいルミナ様、この世界の乗り物技術は馬車程度だぞ?明らかにエンジン音だコレ...やっべぇ、来ちゃったよ」
ヅッチー
「お、これはフッチーだ!おーいこっちこっち!」
だんだんエンジン音が強くなっていく...そして黒塗りの車が、こちらに近付いてくるのがヅッチーにも見えた。
たくっちスノー
「あれ...なんかスピード上がって...ゴーオンッ!!」
たくっちスノーが車を見た瞬間、車は急激にスピードが上がりたくっちスノーと衝突した
「あ、すいません、びっくりしてアクセル激踏みしちゃいました」
「いやいいさ、あんなの見たら俺だってアクセル踏む」
車はブレーキをかけ...助手席からゆっくりと誰かが下りてきた
ヅッチー
「...あっ!」
その姿は、左目に傷があり、黒服を着ていたが...ヅッチーそっくりの見た目をしていた。
ヅッチー(マフィ)
「久し振りだな、ヅッチー!」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.121 )
- 日時: 2017/11/13 14:19
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: pD6zOaMa)
一方、マガイモノ一行とデーリッチはヘレンの到着を待っていた
K
「たくっちスノーが車に轢かれたらしいってさ」
野獣先輩
「そう...(無関心)」
Sonic.exe
「やっぱりな(レ)」
松山
「相変わらず人望のない王さまだな、誰かさんと違ってよ」
デーリッチ
「?」
ヅッチー(マフィ)
「おい、お前の庭に粗大ゴミ落ちてたぞ」
たくっちスノー
「誰が粗大ゴミやねん」
ヅッチー(マフィ)
「ゴミが喋るんじゃねぇよ」(バキューン!)
Mafiaヅッチーは縄で引っ張ったたくっちスノーの額に弾丸を叩き込む、不死のマガイモノといえと痛いのは嫌なのでたくっちスノーは黙った
K
「あの子がMafiaヅッチー...本当にそっくりだ。」
松山
「おお、中々いいリボルバー持ってんじゃねえか」
野獣先輩
「ゴミ回収ご苦労様っす、で?どうやって処分する?焼却?リサイクル?」
Sonic.exe
「焼くと変な排気ガスが出る、いっその事擂り潰してしまえ」
たくっちスノー
「お前らなぁ!」
ヅッチー(マフィ)
(無言の発砲)
たくっちスノー
「アー...」
デーリッチ
「こんにちはでち、別世界のヅッチー」
ヅッチー(マフィ)
「フッチーで良いんだよ、ややこしいし」
K
「ヅッチーには?」
ヅッチー(マフィ)
「もう会った、すぐに俺の世界のプリシラと、お前の客人も来るはずだ」
K
「客人って...え?」
ヅッチー(マフィ)
「車ぶっ飛ばしてるとき、俺と行き先が同じの奴を見つけてな、ついでなんで乗せといた」
プリシラ(マフィ)
「お待たせ、ヅッチー。」
ヅッチー(マフィ)
「おお、来たか。」
扉を開けて、プリシラらしき人物と、魔法使いのような男性が現れる、それはヘレンだとすぐに分かった。
ヘレン
「おお、運動祭の時以来だな...いや、一人だけ知らん人いるけど」
たくっちスノー
「シャドー・ヘレン・黒影....」
デーリッチ
「ひさしぶりでち、ヘレンさん!」
ヘレン
「ああ久し振り、なんかうちの妹が世話になったみたいで...で、ルミナはどこ?」
K
「ヅッチーと一緒だったはず..だよね?フッチー。」
ヅッチー(マフィ)
「黒髪の奴だったら確かにヅッチーと一緒だった」
ヅッチー
「ただいま相棒!どうやら間に合ったみたいだな」
ルミナ
「にいさん、ひさしぶり」
ヘレン
「ああルミナ!元気にしてたか?」
K
「ルミナはとてもいい子だよ、友達のデーリッチやヅッチーと仲良くしたり、魔法を教えたりしていた。」
ヘレン
「...友達?」
Sonic.exe
「ああ、数千年も年が離れているが、良い関係だ。」
ヘレンは疑問があるような顔をしたが...やがて安心したような顔をする
ヘレン
「そっか、ルミナに友達が...最初はどうなるかと思ったが、楽しく過ごせてるみたいで安心したよ。」
ルミナ
「おなかすいた」
デーリッチ
「そういえばもう12時でちね」
たくっちスノー
「食堂行くかぁ...ヘレンも何か食ってくか?」
ヘレン
「お、悪いね、朝からすっ飛ばしたから腹ペコでな」
ヅッチー(マフィ)
「俺も頂く」
プリシラ(マフィ)
「では私は失礼します」
ヅッチー
「フッチーの所のプリシラは食べてかないのか?」
プリシラ(マフィ)
「まだ仕事が残っておりますので」
そう言うとMafiaプリシラは準備を終え、外に出て車に乗って去っていった...
そして昼食...全員が集まり楽しく食事を取っている
...もちろん、たくっちスノーはいないが。
キャサリン
「今日は和食だ、うどんを作ってみたぞ」
野獣先輩
「パンバイキングの次はうどんバイキングかぁ」
キャサリン
「仕方ないだろこの人数なんだから」
ヅッチー(マフィ)
「スパゲティーとはまた違う麺だな」
ヅッチー
「でも美味しいだろ?」
ヅッチー(マフィ)
「まあな」
メニャーニャ
「なんで二人揃ってカレーうどん頼むんですか!?間に挟まれる私の事も考えてくださいよ!」
シノブ
「白衣脱げば良いじゃない」
エステル
「そうよ何食べようと勝手じゃない」
メニャーニャ
「じゃあ離れてくださいよっ!」
野獣先輩
「exe、ちく天を俺にくれ」
Sonic.exe
「ならかき揚げ寄越せ」
野獣先輩
「嫌です...」
Sonic.exe
「それならNOだ」
ルミナ
「おいしい、めーどいんに教えようかな」
ヘレン
「確かにこの料理はメイドウィンの奴はまだ見てなかったな」
Sonic.exe
「...メイも料理を?」
ヘレン
「ああ、魔導界で一番旨い定食屋をやってるんだぜ?」
野獣先輩
「はえ~、魔導界で一番...」
ルミナ
「めーどいんは、ごはんをつくるのだいすきなの、だからおしえたらよろこぶかな?」
ヘレン
「そうだな、後でメニュー教えてもらうか...よし、次は何食べよう!」
ローズマリー
「貴方、結構食べますね...」
ヘレンの座るテーブルは、既に食べ終えたうどんの器が多数並べられていた。
それも、数種類あるうどんを交互に1杯ずつ食べるという変わった食べ方をしていたのだ。
ヘレン
「ああ!食べたエネルギーは全部魔法に使うからな!」
ヅッチー(マフィ)
「たださ、お前ちょっとマナー悪いぞ、カレーの汁あっちこっちに飛んでるじゃないか」
ヘレン
「ああ悪い悪い、後で綺麗にしておくよ」
ベル
「魔法...あ、そういえばヘレンさんは、何のお仕事をされているんですか?」
ヘレン
「ん?俺か?...今俺は革命家をやっている!」
野獣先輩
「ふーん....ファッ!?革命家!?」
ヘレン
「うん、そうだけど?」
ヘルラージュ
「いやいやいや...革命家って!!」
松山
「サラッと言ってるがすげぇ仕事になったなオイ」
デーリッチ
「革命家ってなんでちか?」
ジュリア
「要するに、今の政治に不満を持ち、あらゆる手段で政治を変えようとする者達の事だ。」
ヘレン
「まぁそんな感じかな」
ルミナ
「たいへんな おしごとなの?」
ヘレン
「まぁな、魔導界の将来に関わる仕事だ...まぁルミナには関係のないことだ、気にするな!」
ルミナ
「うん」
デーリッチ
「ルミナちゃんのお兄さん、凄い仕事してるんでちねぇ...」
ヘレン
「その若さで王さまの君だって凄いと思うけどね」
デーリッチ
「ん、おー?まぁそうでもある、的な?」
ローズマリー
「まったく、デーリッチはすぐ調子に乗るんだから...」
食堂は団らんとした雰囲気で盛り上がった
...しかし、Mafiaヅッチーだけはどこか堅い表情を見せていた
ヅッチー(マフィ)
(革命家...ねぇ)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.122 )
- 日時: 2017/11/13 19:56
- 名前: ルルミー (ID: AKTQy3ZK)
学校行ってました。
異世界からの来客として、ルミナさんの兄が来ましたね。
そしてたくっちスノーさんを粗大ゴミ扱い・・・・
なるほど、mirura@の言ってた「ゴミ扱いされてたたくっちスノーさん」って、
この事だったんですね。
(震)を連発してたものでしたから、何事かと思いましたよ。
Mafiaヅッチーさん・・・・・
あれ?これ以前の「M」さんと関係あるやつですか?
イニシャルがMの人が多いもので・・・・・
ムニャウ「ニコニコ大辞典だけじゃ分からなかったにゃむ」
更新、頑張って下さい。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.123 )
- 日時: 2017/11/13 21:30
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ルルミーさん
メイドウィン
「ああ、そういう話もなされてるんですか」
たくっちスノー
「うらやましい...(小声)」
松山
「言われて気がついたが、イニシャルがMの奴多いな、俺もだし」
たくっちスノー
「マーロウにミアだろ?あとメニャーニャ...故人だけどマクスウェルも」
メイドウィン
「シリアスストーリーのキャラってMが付く割合が多いんだね」
たくっちスノー
「ちなみにMafiaヅッチーの元となった設定は『Mafiatale』っていう海外の二次創作だ」
メイドウィン
「まぁ、今のところMさんと関わってる人物はいないね、まだ本人すら登場してないし」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.124 )
- 日時: 2017/11/13 23:10
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヘレン
「この世界の空気はとても綺麗だ...」
ヘレンは庭で横になり、深く深呼吸をする...しばらくして、メニャーニャとデーリッチが駆け寄ってくるのが見え、起き上がった。
ヘレン
「やぁデーリッチ、それと..メニャーニャだったかな?」
メニャーニャ
「はい、少し気になることがあるのでよろしいでしょうか?」
デーリッチ
「デーリッチもちょっと気になることが...」
ヘレン
「...いいよ、先にデーリッチから聞いて良いかな?」
メニャーニャ
「どちらでもどうぞ。」
デーリッチ
「ヘレンさんは、『M』という人を知ってるでちか?」
ヘレン
「M?...俺の中のMだと、メイドウィンが浮かぶけどなぁ」
デーリッチ
「時空監理局にこんな手紙が届いたみたいでち」
デーリッチは予め大明神から受け取っていたMからの手紙をヘレンに渡す
ヘレン
「どれどれ...ああ、メイドウィンはこういうこと書く奴じゃないな」
デーリッチ
「なら黒影さんでもないわけでちか...フッチーも知らないらしいしなぁ」
ヘレン
「ただ分かることは、この『M』っていうのはお前に親しい人物って事だな、もしくは将来親しい関係なるとか...ほら、未来のって書いてあるし」
デーリッチ
「なるほど....そう考えてみるでち」
メニャーニャ
「それでは黒影さん、ちょっと来て下さい」
ヘレン
「分かった...じゃあなデーリッチ!」
ヘレンはメニャーニャと歩いて、何処かへと向かっていく
デーリッチ
「....うーん、Mって誰なんだろう?」
たくっちスノー
「デデッデー!デデッデー!デデッデー!デデーデーデーデーデデデデデデッデー!」
デーリッチが考え事をしていると、たくっちスノーが鼻唄を歌い、背中に袋を担ぎながら何かを売っているの見た
デーリッチ
「たくっちスノー!」
たくっちスノー
「あ、王さま!」
デーリッチ
「えーと...何をしてるんでち?」
たくっちスノー
「頼まれちゃったんだよメイドウィンに...あ、黒影とは違う方ね。」
たくっちスノー
「こいつを世界中に売ってくれって」
たくっちスノーは袋から商品を一個取り出す。
その商品は、超合金製のロボットのオモチャで、黒い手足とメタリックなボディで出来が良いとデーリッチは感じた
たくっちスノー
「『マジンガーZ』っていうんだよ、リアルワールドでは大人気なんだ」
デーリッチ
「へぇ、その売ってくれと頼んだメイドウィンって?」
たくっちスノー
「そのマジンガーの世界を管理するメイドウィンさ..ああめんどくせぇけど強いからなぁあいつ...黒影以外誰も逆らえない」
たくっちスノー
「この後セット作ってハグレ芝居劇場で特別放映やらないといかんし...あいつめ....」ブツブツ
たくっちスノー
「ていうかグレートやカイザーも売れば良いだろ、なーにが「Z以外のマジンガーは認めない」だ、老害みたいな事言いやがって...」ブツブツ
たくっちスノーはブツブツ呟きながら、ハグレ王国を後にする
そんな彼の後ろ姿を見て、デーリッチは
デーリッチ
「たくっちスノーでも逆らえない相手がいるんでちねぇ....」
と、思わず口からこぼれてしまった
一方その頃、ヘレンとメニャーニャは魔術教室の時数粒貰っていたマテリアの解析を行っていた。
メニャーニャ
「見てください、米粒程度の大きさに、かなりのエネルギー量が詰め込まれています」
ヘレン
「ああ...」
メニャーニャ
「貴方の世界では、これ以上の物が?」
ヘレン
「そうだな、どっちもこっちもマテリア、マテリア、マテリア...マテリアだらけでウンザリするぐらいだ。」
メニャーニャ
「マテリアは魔導人にとって大切なものと前にルミナさんから聞いているのですが」
ヘレン
「ルミナがそんなことを?...いや、ルミナはまだ精神が幼い、責めるのは酷か。」
メニャーニャ
「...どういうことですか?」
ヘレン
「それなんだがな...」
ヘレン
「大切であることは間違いないんだが...今のままでは危険すぎる」
メニャーニャ
「はい?」
ヘレン
「魔導界は、至る所にマテリアが生えてあり、魔導界の人間はそのマテリアを使い魔法を使う」
ヘレン
「俺やルミナみたいな生まれつき魔法が使える血族も居るんだが、それは極稀だ。」
メニャーニャ
「...それで、マテリアは何故危険なんですか?」
ヘレン
「俺の世界は、改善しない限り....」
『マテリアが原因でいずれ滅ぶ』
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.125 )
- 日時: 2017/11/14 16:02
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: kct9F1dw)
そしてヅッチーとフッチーは妖精王国へと帰国していた
ちょくちょく遊びには来ていたが、本格的に帰ってきたのはかなり久し振りである
ヅッチー
「ただいま、皆!」
モブ妖精達
「ああ、おかえりヅッチー!...ん?」
国民の妖精達は固まった、ヅッチーの隣に...これまたヅッチー...
モブ妖精達
「「「双子ぉー!?」」」
妖精達はブンブンと飛び回り大騒ぎとなった
ヅッチー
「あー、なんだか面倒な事になっちゃったな」
ヅッチー(マフィ)
「...しょうがねぇな、この世界では双子の姉で通すよ」
ヅッチー
「さりげなくお姉ちゃんポジを取っていくスタイル」
ヅッチー(マフィ)
「当たり前だろ、俺はこう見えても二十歳なんだからよ」
ヅッチー
「ちぇー...」
等と話していると、ヅッチー二人は妖精王国で行商を行っている紛い物コンビを見かける
Sonic.exe
「マジンガー...マジンガーZだ、今ならジェットスクランダーも付けて12000Gだ」
野獣先輩
「音が鳴る、風を吹かせる、腕が飛ぶ、最高級のおもちゃはいかがっすか...」
ヅッチー
「何やってるんだお前ら...」
Sonic.exe
「...Tが別世界のメイドウィンに厄介なものを押し付けられてな」
野獣先輩
「俺たちまでこいつを売るハメになったワケで」
ヅッチー(マフィ)
「随分仕入れたなコレ...袋に詰め込まれてるじゃねぇか」
Sonic.exe
「世界中に広めろと言われたらしいからな」
野獣先輩
「でも高いから全然売れねぇっていうか...」
ヅッチー
「出来が良くても玩具に12000Gも掛けたくないし、当然だろ」
Sonic.exe
「リアルワールドにはこれに近いタイプが2万3万で売られてるらしいが...そういうのはマニア向けだろうな」
野獣先輩
「大体こんな値段のアイテムで広めろって無茶ぶりスギィ!」
ヅッチー
「ああ...まぁ、頑張って」
Sonic.exe
「これ全部売り切れるのか...?」
野獣先輩
「売り切れるかじゃなくて売り切らなくちゃいけねぇんだろ、いい加減にしろ!」
Sonic.exe
「oh...そうだな...帝都に行ってみるか...」
exeは袋を担ぎ、妖精王国から去っていく...
ヅッチー達は哀愁漂うその後ろ姿を眺めることしか出来なかった....
ヅッチー(マフィ)
「...で、俺たち何する?」
ヅッチー
「虫取り行こうぜ!」
ヅッチー(マフィ)
「虫取りって...お前なぁ...」
......
一方...ここは時空、宇宙より遥かに広い空間
そこでたくっちスノーは、報告していた
.....『マジンガーZ』の神様に。
【ドウイウ事ダ....】
「だからさ!無茶だろ12000のオモチャで広めようとか!!お前実力でメイドウィンの座をもぎ取っただけに無茶苦茶だな!!」
【マジンガーZ ハ 最強ノスーパーロボット マジンガーヲ全時空ニ介入サセレバ、私ガ全テヲ管理出来ルトイウノニ】
『神』は、ある計画を建てていた。
メイドウィンとしての役目、そして自分自身の望みとして、自らの世界のシンボル『マジンガーZ』を全時空に広め、全てを管理するという計画を。
【T 貴様ハ我ガ計画ヲ何トシテモ成シ遂ゲル義務ガアル、マジンガーZヲ認識出来ルノハ、リアルワールドノ神デアル貴様ダケダ】
「わ、分かった!分かったけど12000円の超合金じゃ無理だ!無理矢理売ったらむしろ悪い印象を招かれる!」
【...ソウカ ソレハマズイ 作戦ヲ練リ直ス必要ガアルナ】
「...やれやれ、脳ミソまで超合金Zなんだからお前は」
【何カ言ッタカ?】
「い、いやなんでも!」
【アノ世界ハ マダ未発達 上手クヤレバ マジンガーハ 文化トナリ 技術トナリ 象徴トナル...】
(昔の自分みたいだな、こいつ....)
【ソウダ、前ノ世界ハ ドレクライ発展シタ?時空番号428-maj ヲ観測】
「...コレって魔導界!?お前魔導界でもマジンガー売ったの!?」
「うーん、何も無ければ良いけど...お前が観測出来るって事はマジンガーは広まったんだな、向こうでは」
【サァ 私ニ見セテミロ、コノ世界ノ進化ヲ】
『神』は魔導界をモニターのように写し出す、そこに写っていたのは...
【....ナンダト!?】
プツンッ!!
たくっちスノー
「はっ!?」
ここでたくっちスノーは目が覚める、『神』によって通信を強制的に切られたようだ。
たくっちスノー
「あいつ、一体魔導界で何を見たんだ...?」
たくっちスノーは右手に何かを握っていた、開いてみるとそれは紙だった。
たくっちスノー
「...ん?何コレ?」
紙にはこう書いてあった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
貴方もマジンガーが好きになる!
【マジンガーZ ハイパー大全集!】
マジンガーの何から何まで全て記載!
特別付録は、マジンガーZなりきりグローブ!
P.S グレートマジンガーくたばれ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「あいつどんだけマジンガー好きなんだよ....まぁ、これを売れってことだな」
たくっちスノーは紙を握りしめ、本を作る準備を始めた....
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.126 )
- 日時: 2017/11/14 17:26
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヘレンとの会談の後...メニャーニャは先輩二人を集めて相談をしていた。
シノブ
「滅亡...ヘレンさんがそんな事を?」
メニャーニャ
「ええ...」
エステル
「...ここにボタンが」カチッ
(光子力ビーム!)
エステル
「おお、目が光る」
シノブ
「マテリアで、世界がね...一体これにはどんな力が秘められているのかしら?」
メニャーニャ
「シノブ先輩、実験時にマテリアを砕いてみたところ、内蔵されていた魔力がほぼ全て尽きていました」
シノブ
「...それってどういうこと?」
エステル
「お、ここにも」カチッ
(ルストハリケーン!)
エステル
「風が吹くのか」
メニャーニャ
「石の部分は『器』なんです、石の中に微量の魔力を注入して一時間放置してみたところ、、魔力の量が何倍にも膨れ上がっていました」
シノブ
「とんでもない技術ね...」
メニャーニャ
「魔力の永久機関というわけですね、そしてヘレンさんはこのマテリアが至る所にあると言っていました、恐らくこれよりはるかに大きな物も」
(ブレストファイアー!)
メニャーニャ
「エステル先輩、遊んでないで話に参加してくださいよ」
エステル
「ああごめん、なんかついていけなくて」
シノブ
「分かりやすく言うとねエステル、この石は魔力をいくらでも作れるわけよ」
エステル
「い、いくらでも!?そんなものがゴロゴロしてるのか、ルミナの世界...」
メニャーニャ
「ですが、この石はかなりデリケートで軽い衝撃で割れてしまうんです、ガラス程の固さしかありません」
シノブ
「そして、メニャーニャの実験によると割れたり砕けたりすると貯まってた魔力が無くなってしまう」
エステル
「風船に穴が空く感じね」
メニャーニャ
「大体そんな感じですね...広めるには危険すぎます」
シノブ
「ええ...マテリアは全部ルミナさんに返しといた方がいいわね」
エステル
「便利そうなのになぁ」
メニャーニャ
「便利でもそれが原因で世界が滅んではたまったもんじゃありませんよ」
エステル
「そりゃそうだけどさ...うーむ」
エステルは超合金マジンガーを弄りながら椅子にもたれ掛かる
メニャーニャ
「ところで、なんですかそのオモチャは」
エステル
「たくっちスノーが12000Gで売ってたのよ、別世界の神に世界中に広めろって言われたんだってさ」
シノブ
「ボッタクリみたいな値段ね」
エステル
「結構よく出来てるけど、それでも高いんだよなぁ..」ポチッ
(マジン、ゴー!)
...
一方ヅッチー二人は、子供の方のヅッチーが超合金マジンガーで遊んでいた。
ヅッチー(マフィ)
「結局お前も買うんだな」
ヅッチー
「だって帝都だと1250Gで売ってくれたしさ....」
(ルストハリケーン!)
ヅッチー(マフィ)
「風をこっちに当てるのやめろ」
ヅッチー
「良いじゃんあまり強くないし」
ヅッチー(マフィ)
「ったく...」
ヅッチー
「ねぇフッチー、聞きたかったんだけどさ」
ヅッチー(マフィ)
「どうした?」
ヅッチー
「フッチーって確かマフィアのボスだろ?ここに滞在してて良いのかよ」
ヅッチー(マフィ)
「ああいいのさ、ボスともなるとマトモに路上を歩けないからな、俺は顔を知られ過ぎた。」
ヅッチー(マフィ)
「ギャングと言えどゆっくりしたい時があるのさ...部下が何かあったらすぐすっ飛ぶつもりだしよ」
ヅッチー
「そっか...あともう1つだけ、プリシラの事なんだけど、あいつってそっちだたとどんな奴なの?」
ヅッチー(マフィ)
「...あいつか、俺の大事な友達だよ、マフィアを結成する前からのな。」
ヅッチー(マフィ)
「ビビりのくせに一生懸命俺のサポートだとか無茶だとかしてよ...ちょっとがめついが良い女だよ」
ヅッチー
「そっか、うちとほぼ同じだな、プリシラも最初は弱虫だったけど、今は凄い真面目な奴になった。」
ヅッチー(マフィ)
「へぇ...お前の所のプリシラの話、もっと聞かせてみろよ、同じヅッチーだし良いだろ?」
ヅッチー
「もちろんいいとも」
.....
そして、たくっちスノーは....
たくっちスノー
「頼むよ!マジンガーZ大全集買ってくれ!税込みで450G、お手頃価格だから!」
ローズマリー
「悪いけどそういうのは...」
デーリッチ
「本当に逆らえないんでちね...可哀想に」
たくっちスノー
「同情するなら金を出してくれ!最後の1品なんだ!」
デーリッチ
(あ、売れたんだ)
ヘレン
「参謀、何してるんだ?」
ローズマリー
「あ、ヘレンさん、たくっちスノーさんを何とかして...」
ヘレン
「お、コレってマジンガーZ?」
デーリッチ
「え、ヘレンさん知ってるんでちか?」
ヘレン
「ああ、魔導界で突如現れた魔法を必要としないスーパーロボット!現れたときはもうニュースの的さ!」
たくっちスノー
(あいつが観測出来るって事は、魔導界で流行りだしたって事だもんな)
ヘレン
「で、いくらなのこれ?」
ローズマリー
「え、買うんですか!?」
たくっちスノー
「450Gだよ」
ヘレン
「魔導界の金で良いかな」
たくっちスノー
「まいど!よっしゃ売り切れた!早速報告に向かわなくては!」
たくっちスノーは空っぽの袋を放り投げると、渦を作り何処かへと向かっていった
ヘレン
「よーし、ルミナ喜ぶぞ」
ローズマリー
「...世界中に広めるか」
デーリッチ
「そのメイドウィンさんはどうしてたくっちスノーにそんな事頼んだんでちねぇ?」
ヘレン
「メイドウィンってことは時空監理局関連だろう、良いことには違いないさ。」
ローズマリー
「だと良いですが....」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ソウカ 無事ニ任務ヲ果タシタカ】
「どうにかな...」
【コレデ 私ハ因果ヲ紡ギコノ世界ヘト介入出来ル】
「...マジンガーZ、神にも悪魔にもなれる力、か」
「言っておくが、マジンガーがこの世界にどう影響していくかは、あんたにも自分にも分からない、あんたが望んだ結果にならないかもしれんが、奴等を恨むんじゃないぞ」
【承知シテイル...ダガ、マジンガーZ ヲ亡キ物トスル者ガ現レタ場合ハ別ダ】
「分かった、自分もそういうことが起きないように気を付ける、お前本気だすとマジやべーから」
「あ、そうそう、時空監理局にMって奴から手紙届いたんだけどさ...お前のその能力で特定できない?」
【不可能】
「分かったよ...いずれ今世界へとやってくるだろうけど、ぶっ壊さないでくれよな、今の自分にとっては大事な世界なんだから」
【...貴様、変ワッタナ】
「あんたほど丸くなっちゃいないさ」
「それではさよなら、マジンガーZのメイドウィン『ガイザード・メイドウィン・魔神皇』」
「及び...
プツン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「...ふぅ、まさか奴でも分からないとはな、Mの奴」
たくっちスノー
「ともかく、マジンガーの注意換気に取り掛かるか、にしても面倒な奴の依頼受けちゃったなぁ」
Sonic.exe
「T、終わったぞ」
野獣先輩
「どうにか売り切れた...」
たくっちスノー
「お疲れ、こっちも終わったよ」
Sonic.exe
「...しかし、何故急にこんなことを?」
たくっちスノー
「さぁ?多分こうなるように仕組んだんじゃない?あいつが」
創造の魔神。
魔法使いとギャングの陰に隠れ、奴はハグレ世界と魔導界に因果を伸ばしつつあった...
ヅッチー(マフィ)
「...なんだか胸騒ぎがするな」
ヘレン
「...明日の天気は、やばそうだな」
【時ハ来タ、コレヨリ 計画ハ最終段階ヘト入ル】
【マジィィィィィン ゴォォォォォォ!!】
デーリッチ
「明日は何するでち?」
ローズマリー
「どうしようね。」
たくっちスノー
「自分は疲れた、ゆっくりしたい」
...明日、魔導界とハグレ世界を揺るがす大きな戦いが起きようとは、デーリッチ達は知るよしもなかった。