二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.129 )
- 日時: 2017/11/14 23:20
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「...ん、もう朝か。」
たくっちスノーが目を覚まし、デーリッチに挨拶しに向かう
メイドウィン
「あ、おはようたくっちスノー」
たくっちスノー
「ああ、おはよう黒影.....」
たくっちスノー
「ってえええええええ!?ちょっと待てやオイ!!」
メイドウィン
「ん?どうかしたのかい?」
たくっちスノー
「どうかしたのかいじゃねーよ!なんで黒影がここにいるんだよ!」
たくっちスノーは思わず眠気を吹き飛ばし黒影に詰め寄る。
『シャドー・メイドウィン・黒影』
たくっちスノー達マガイモノと松山達牙組の上司にして、ルミナの夫にして、ヘレンの義理の弟。
そして、全時空を管理する時空監理局の局長でもある凄い人物。
メイドウィン
「え?俺が何処かの世界に入るってことは、仕事で来ているに決まってるでしょ?」
たくっちスノー
「そりゃそうだけどさ...!」
ミルラ
(メイドウィンさんって、そんな忙しいんですか?)
かなちゃん
(局長ですからね、あっちこっちを飛び回ってますよ)
松山
(まさかアイツまでここに来るとは思わなかったぞ)
デーリッチ
(あの人には色々世話になったでちねぇ...)
ヅッチー(マフィ)
(あいつボスのクセになんか能天気なんだなぁ)
メイドウィン
「そういうわけだから、あまりゆっくり出来ないんだ王さま」
デーリッチ
「そ、そうでちか.....」
ローズマリー
「仕事...ということはこの世界に何かが?」
メイドウィン
「この世界...というより....」
ルミナ
「めーどいん!」
ヘレン
「おおメイドウィン、お前もハグレ王国に?」
メイドウィン
「まあね...ところで義兄さん、魔導界から知らせが入ったんだ」
ヘレン
「知らせ?」
メイドウィン
「なんでも魔導界に大きな物体が落ちてきたんだって、隕石かな?」
ヘレン
「...そいつは大変だ!メイドウィン、魔導界へ」
メイドウィン
「ああ、それなんだけど時間がなかったからね、ちょっと力業を使っちゃった」
マーロウ
「どういうことです?」
メイドウィン
「窓を見てごらん。」
エステル
「窓ぉ?一体何が....」
エステルが窓を開けると...目の前には、巨大な鉱石と、不思議な町並みが....
真下にあった。
エステル
「ぬぁぁぁんじゃこりゃああああ!?」
ヘレン
「ここは...魔導界!?」
たくっちスノー
「黒影、まさかお前...」
メイドウィン
「うん、このハグレ王国の遺跡ごと魔導界に転送してきたんだ」
メニャーニャ
「何してんのこの人ーっ!!」
メイドウィン
「大丈夫、向こうの世界の時間は止めておいたから」
ルルミー
「...この人、なんでもありですね。」
たくっちスノー
「こういうことを容易に出来る力と権力、その上で不老不死...黒影ってのはそういう奴さ」
Sonic.exe
「お前というやつは....」
メイドウィン
「ははは、ごめんごめん、つい自分の世界の事となると焦っちゃってね」
野獣先輩
「...え、局長って魔導界のメイドウィンだったんすか?」
メイドウィン
「そうだね、言ってなかったかな?」
シノブ
「これが魔導界...私達の住む世界とは全く別物ね...」
ザクロ
「キラキラしてて綺麗!」
ヘレン
「...あれ、全部フルメイクで出来てるんだぜ?」
メニャーニャ
「えっ、凄いですね...あの建物全部ですか?」
ヘレン
「そうだな」
野獣先輩
「道路に信号に...殆どリアルワールドと変わらないっすね、マテリアがあっちこっちに生えてること以外は」
松山
「本体であるたくっちスノーを除けば、一番リアルに影響されてるのは黒影だからな」
Sonic.exe
「車ではなく魔法使いが飛んでいたり、おかしいところは多々あるがな...」
デーリッチ
「あっ、あの大きなマテリアはなんでち?」
デーリッチはタワーのような建物の頂上にある、ピラミッドのキャップストーンほどの大きさの石を発見する。
メイドウィン
「マテリアタワー!あれは全部合金マテリアで出来てるんだ」
たくっちスノー
「観光は良いからよぉ、その落ちてきたところまで案内しろよ」
メイドウィン
「うーん...ここから歩きでも着くけど、どうする王さま?」
デーリッチ
「魔道界を歩いてみたいでち!」
メイドウィン
「そういうわけだから」
たくっちスノー
「ぐぬぬ...お前が言うなら...」
ジュリア
「あの男、権力には逆らえないんだな」
かなちゃん
「たくっちスノーさんも能力が強いだけで最強って訳ではありませんからね」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.130 )
- 日時: 2017/11/16 14:06
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヘレン
「観光も良いが調査も大事だ、なるべく近めに頼む」
メイドウィン
「魔道界ってあの大都会以外は砂漠だとか原っぱしか無いし...あ!そういえばたくっちスノーと松山が居たね!君たちは子供を連れてこの遺跡で町を観光して、大人と大明神にexeと田所は時空監理局のゲートを使用し、落下地点へ向かうって言うのは」
ブリキット
「時空監理局、便利すぎやしないかい?」
たくっちスノー
「次回作は少し出番控えようかな...」
そういうわけで、観光組を街に下ろすことになった
メイドウィン
「じゃ、ゆっくりと下ろすね」
たくっちスノー
「き、気を付けろよ...大陸ごと浮かせてるっぽいし...」
メイドウィン
「分かってるよ」
ベル
「これがルミナちゃんの世界かぁ...僕一度で良いから行ってみたかったんだ!」
ルミナ
「ありがとう」
ヘレン
「...今は、あまり良い世界じゃないがな」
メイドウィン
「...そうなの?」
ヘレン
「ああ、そうさ....」
メイドウィン
「そうなの...」
デーリッチ
「で、どうやって降りるんでちか?」
メイドウィン
「そりゃ、大陸を穴とぴったりはめこんで...」
Sonic.exe
「おい、まずいぞメイ、降下地点が平らだ」
メイドウィン
「え、...あ、良かったまだ平原だ、今のところ誰もいないし、悪いけど大穴開けさせてもらうね」
メイドウィンが右手を掲げると、真下の平原は砕け、大陸がはまるくらいの大きな穴になった
たくっちスノー
「こいつ隕石よりも厄介じゃねぇか」
松山
「フライドポテトを一本貰うよ感覚で穴開けやがったぞコイツ」
ヘレン
「ま、まぁ一応大丈夫か聞いたし、生き物はいなかったからセーフだろ...?」
ローズマリー
「私、そちらの組織名が『時空監理局』な訳がなんとなく分かった気がしてきました」
デーリッチ
「ま、まぁ結果オーライでち!ひとまず外に向かおう!」
デーリッチ達が遺跡から出て、感じたものは....
デーリッチ
「」チーン
特に何も感じなかった、本当に何も。
たくっちスノー
「主人公が新大陸出て二秒で逝ったぁぁぁ!!」
ローズマリー
「デーリッチ!?一体何が...うっ、これは...」
野獣先輩
「なんか苦しい...ヴォエ!」
松山
「ああ忘れてた...この世界は木とかそういうの生えてねぇから酸素とかねぇんだよ!」
メニャーニャ
「ああよかった..酸素不足で失神してるだけです、ですがこれでは外には出られな...
メイドウィン
「たくっちスノー!」
テテテテッテテー
たくっちスノー
「テキオー灯~(のぶ代ボイス)」
松山
「なんか宇宙でも水中でも平気でいられるようになる光線だ」
ミルラ
「時空監理局、本当になんでもありですね...」
かなちゃん
「別世界にいつもの常識は通じませんからね、オールマイティーな組織が必要なんですよ」
松山
「万能なチート主人公作るなろう作者の気持ちが何となく分かってきた気がするぜ...」
メイドウィン
「で、誰が観光する?松山とたくっちスノーは見張り兼案内役として...」
たくっちスノー
「お前遠足みたいなノリで進めやがって」
メイドウィン
「まあ勝手に転送して悪いと思ってるからさ」
松山
「ていうかなんで俺まで!?そこは大明神の仕事だろサボんじゃねぇ大明神!」
メイドウィン
「あ、大丈夫、代わりとしてローズマリー参謀がいるから」
松山
「何の代わりだ!?」
たくっちスノー
「あーもう分かった!それじゃあ魔道界で遊びたい奴手を挙げろ!」
デーリッチ
「はい!」ガバッ
ヅッチー
「はい!」
ベル
「はい!」
メイドウィン
「以下多いので略称」
たくっちスノー
「えーと、観光組はデーリッチ、ローズマリー、ヅッチー、フッチー、プリシラ、エステル、ベル、ジュリア、ブリキット、マーロウ、ゼニヤッタ、K、ラージュ姉妹、ミルラ、ザクロ、自分、ルミナ様、松山....」
たくっちスノー
「以上19名が観光だ」
ミルラ
「意外と多くなりましたね」
マーロウ
「ここは我々にとって未開の地ですからね、安全のため大人が何人か付いていないと。」
ブリキット
「それにもしもの時には俺やKがいる、お前達は安心して調査に向かいな」
メニャーニャ
「では、我々は調査に向かいましょう。」
ニワカマッスル
「俺も遊びたかったなぁ...」
ヘレン
「力仕事があるかもしれんから...すまんね。」
メイドウィン
「まぁ、終わったらすぐ合流するつもりだし、その間...ね?」
Sonic.exe
「T、よその世界で迷惑をかけるなよ」
たくっちスノー
「松山じゃないんだからさぁ」
松山
「テメェそれ本人の目の前で言うか?」
メニャーニャ
「それではマリーさん、また後で。」
ローズマリー
「はい、気を付けて!」
シノブ
「ええ、そちらも。」
メイドウィンは渦を作り、他のメンバーを入れていく...
デーリッチ
「....よーし!魔道界観光に出発でち!」
「「「「おー!!」」」」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.131 )
- 日時: 2017/11/15 15:45
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「おおおー!!」
デーリッチ達は見たことのない物に溢れている魔道界に大興奮していた。
松山やたくっちスノーのような現代人は、中世の人間が現代の技術に触れるような物と解釈していた。
松山
「ったく、この程度どうってことねーだろ」
たくっちスノー
「お前な、ざくアク世界はまだ乗り物が馬車なんだよ、エンジン付いたタイヤの乗り物を乗り回してるのなんてフッチーぐらいなんだよ」
フッチー(マフィ)
「まぁ馬車も悪くねぇんだがな」
デーリッチ
「で、まず何するでち?何があるでち?」
ルミナ
「うーん...」
松山
「お、映画やってんぞ」
松山は、いかにもそれっぽい映画館を発見する
マーロウ
「....そういえば、お金は大丈夫なのですか?」
たくっちスノー
「大丈夫、時空は広い、こんな時のために硬貨を変換及び両替する技術を持っている...ルミナ様、魔道界の金はどんな物で?」
ルミナ
「マテリア」
ベル
「マテリアってお金だったんだ...」
たくっちスノー
「どんだけ大事なんだよマテリアってさ...まあいいや、後でダイヤモンドに魔力エンチャントしておくから、好きな奴見ようぜ」
ミルラ
「えーと、何やってるんだろう...『劇場版魔法戦士サンダム』『恐怖!マテリア男』『エイリアンVSサモナー』...」
ローズマリー
「どこかで聞いたことある映画ばかりだ」
たくっちスノー
「やめだやめ、映画じゃなくて別の奴にしようぜ」
ヅッチー
「えー?なんかもっとあるだろ?」
ブリキット
「お?これって確か子供が最近遊んでるオモチャじゃないか?」
松山
「ん?【劇場版マジンガーZ INFINITE】...こんなのあったか?」
たくっちスノー
「おい、リアルワールドだとまだロードショーしてねぇ奴だろ、なんで魔道界だと既にやってるんだよ...」
ブリキット
「で、どうすんだい?」
たくっちスノー
「見るに決まってるだろ!自分はリアルワールドで誰よりも先にこの映画の内容を確認することが出来るというわけだ!」
松山
「じゃ20人分のダイヤモンド用意しとけよ」
たくっちスノー
「エンチャントする魔力もな」
松山
「そいつはミルラだとかヘルだとかから適当に拝借しとけば良いだろ」
たくっちスノー
「それもそうか」
ミルラ
「えっ」
ヘルラージュ
「えっ」
一方その頃....
ヘレン
「どうやら一番乗りみたいだな」
メイドウィン
「まだ数十分しか経ってないからね」
メニャーニャ
「これが隕石ですか...」
調査組は都会から数メートル離れた地点で大きなクレーターと落下してきたものを確認していた。
クレーターは転げ落ちたら中々上がれなさそうな大きな物で、落下物は大人どころか、大明神よりも遥かに巨大だった。
ニワカマッスルが必死に持ち上げようとするが、落下物はびくともしない
かなちゃん
「これを引き上げるのは大変そうですねぇ」
ニワカマッスル
「...ダメだ全然持ち上がらない、ハピコ、お前も引っ張ってくれ」
ハピコ
「え、やだよ、私そういうの向いてないし」
メイドウィン
「...にしても深々と刺さってるなぁ、これ引き抜くの無理かもしれない」
メニャーニャ
「何故?」
メイドウィン
「惑星ってさ、中身はマグマとかヤバイんだよね...だよね?星の王女様」
ドリントル
「そうじゃな...この落下物の大きさは分からんが、この威力からして下手に引っこ抜けば溶岩が溢れるかもしれん」
Sonic.exe
「よく振ったコーラのキャップを外すような物か」
野獣先輩
「マジやばくね?(KNN)」
シノブ
「ヘレンさん、こういった事は前にも?」
ヘレン
「聞いたことないな、初めての事例だ。」
メニャーニャ
「ではどうしましょうか...」
【モウ少シ...】
メイドウィン
「...ん?」
【後モウ少シ...】
メイドウィン
「...あれ?この落下物喋ってない?」
ヘレン
「えっ!?」
場が一斉に静まり返る...しばらくしても、何も聞こえない
メイドウィン
「あれ?おかしいなぁ...」
アルフレッド
「空耳ではありませんか?」
メイドウィン
「かもしれない...」
イリス
「...oh、誰か来るみたいダ」
柚葉
「分かるのか?」
イリス
「悪魔は眼が良いノサ」
ヘレン
「魔道界の人間だろうな...ちょっと隠れておこう!」
メイドウィン
「じゃあ今すぐ洞穴作るね!」
野獣先輩
「あーもうなんでもありだよ」
Sonic.exe
「メイにとってはマイ○ラのクリエイティブモードをやってるようなものだからな」
メイドウィンが洞穴を作り、調査組は隠れる...
【...ヤレヤレ マサカ黒影ガ来テイルトハ思ワナカッタ】
【ソレニ...異界ノ者マデモガ】
【奴等ヲ上手ク利用出来ナイ物ダロウカ...】
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.132 )
- 日時: 2017/11/16 09:46
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
しばらくすると、落下物に人が集まってきた、魔導人は青色の髪をした物が多く占められており、落下物を囲って何かを話していた
シノブ
「...言葉を聞き取れるでしょうか?」
ヘレン
「やってみる」
ヘレンは魔法を使い、話し声を聞き取った。
メイドウィン
「専用のラジオみたいな奴で全員にも聞こえるように...」
...
『邪魔くせぇなぁ...』
『一体誰がこんな物を落としたと言うのです?』
『まったく...近所迷惑なんだよなぁ...』
『ほら早く引き抜きなさい』
『引き抜いた後はどうするんです?』
『んなもんそこら辺に捨てときゃ良いんだよ』
『あ~...ったく、これだから異界人は...』
『こんなの落としてくる奴なんてどうせサルみたいな奴ですよ』
ヘレン
「うぜぇ...」
ニワカマッスル
「典型的なエリート思考みたいな奴等だな、見下してる系の」
Sonic.exe
「...見ろ、魔法で落下物がどんどん浮いていくぞ」
アルフレッド
「もうかなり引っ張ってるのに、まだ出てくるよ...一体どこまで深く刺さってたんだろう?」
メニャーニャ
「筒状?...いえ、待ってください、あれは...」
筒状の落下物は途中から五つの棒状の物が見え始めた...
メニャーニャは、いやここに居る全員が、これが何の形をして居るのか気付いた
ルイージ
「あれってまさか...巨大な腕!?」
ルルミー
「...形状からしてロボットでしょうか?」
野獣先輩
「しかもこの色、よく覚えてる、あれは...」
Sonic.exe
「マジンガー....」
メニャーニャ
「先輩が昨日遊んでたオモチャ...でもなんでこんな大きな物が」
クラマ
「そいつって確か別世界から取り寄せたものだろ?向こうにこんなデカいのがあってもおかしくないさ」
Sonic.exe
「それもそうか...」
ヤエ
「引き上げられるわよ!」
落下物は魔法で引っこ抜かれた...
落下物の正体は、彼らの予想通り大きな腕だった。
そして魔道人はその右腕を、クレーターの近くの原っぱへと放り投げた。
大きな地響きが鳴ったあと...魔道人達はずこずこと街の方へと帰っていった
ヘレン
「よし、調べるぞ!」
ヘレン達は魔道人が見えなくなるのを確認すると、引き抜かれた右腕の調査を再開した
ジーナ
「こいつは見たことない鉱石で作られてるな」
シノブ
「調べる必要がありますね」
野獣先輩
「つーかやっぱでけぇ」
かなちゃん
「刺さってた穴の方はどうなってます?」
メイドウィン
「深すぎて見えないや、念のため塞いでおかないと」
【聞コエルカ】
メイドウィン
「...ん?またあの声...」
ニワカマッスル
「え?」
【聞コエテイルハズダ....異界ノ者ヨ】
メニャーニャ
「....確かに、何処かから声が」
アルフレッド
「黒影さんの空耳じゃなかったのか....」
ヤエ
「これはテレパシーの類いね、だから黒影にしか聞こえなかった」
ヘレン
「一体何者だ!?」
【私ハ....『魔神』】
福ちゃん
「魔神...ですか、何処にいられるのです?」
【私ハココニハイナイ 正確ニハ 私ノ一部ガココニイル】
ジーナ
「...ていうとこの右腕はあんたのものかい?」
【察シガ良クテ助カル】
クラマ
「それで魔神さんよ、聞きたいことは山ほどあるが、ひとまずあんたの片腕は俺達が預からせてもらう」
【別ニ腕一本取ラレヨウト ドウトイウコトハナイ 好キニシロ】
Sonic.exe
「そして魔神、何故メイに、そして俺たちにテレパシーをかけた?さっきの奴でも良かっただろう」
【コノ因果ノ人物ハ信用出来ン デハ本題ニ移ロウ】
【私ハ異界ノ者ニコレヲ伝エニ来タ】
メニャーニャ
「一体何を...?」
【今カラ五日後ニ、コノ世界ハ滅亡スル!】
メイドウィン
「.....そうなの!?」
突然訪れた、滅亡までのタイムリミット。
果たして、その理由とは!?
そして、それを知るこの『魔神』は一体何者なのか!?
[To be continued....]
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.133 )
- 日時: 2017/11/16 14:41
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『前回のあらすじ』
自身の住む世界に落下物が落ちてきた為、メイドウィンがヘレンを連れ戻すためにざくアクワールドへとやってきた...
しかし時間がなかったのでメイドウィンはデーリッチ達の拠点である遺跡ごと魔導界へ送ってしまった。
お詫びとしてたくっちスノーとデーリッチ達子供に魔導界を観光させ、ヘレンとメイドウィン、そしてメニャーニャ達その他で落下物の調査を開始した
落下物は巨大な腕の形をしており、メイドウィン達にテレパシーで自らを『魔神』と名乗る
そして、魔神は彼らに、魔導界滅亡へのカウントダウンを知らせるのであった....
魔導界滅亡まで、あと5日。
....
ヘレン
「魔導界が滅ぶ...まぁ、いずれこのままじゃ滅ぶだろうと思っていたが...で、なんで?」
【コノ世界ノ差別的カツ自己中心ナ態度ガ 我ラノ王ヲ怒ラセタ】
Sonic.exe
「王?」
【シャドー・メイドウィン・黒影 コノ名前ニ覚エガアルハズダ】
【ガイザード・メイドウィン・魔神皇】
メイドウィン
「...あ!『マジンガーZ』の世界のメイドウィン!」
【ソノ通リ 皇ハ魔導界ノ腐リキッタ秩序ニ大変ゴ立腹シテイル 黒影ニハ悪イガ 一度壊ス必要ガアル ソレガ皇ノ考エダ】
メニャーニャ
「腐りきった秩序...?黒影さん、どういうことなんです?」
メイドウィン
「俺にも分かんないや...ここ最近は深く関わってないし、ヘレン、この世界で何が?」
ヘレン
「....はぁ、メイドウィンにもそろそろ話す必要があるか。」
メイドウィン
「え?」
ヘレン
「俺の世代で、魔導界は....」
一方、デーリッチ達観光組は、映画を見終えてたところだった。
ベル
「いやー面白かったですね!」
ヘルラージュ
「ええ、まさかあんな展開があるなんて!」
たくっちスノー
「マジンガーZはやっぱカッコいいなぁ、声優違うけど」
松山
「いくつになっても兜甲児とマジンガーZは俺達のヒーローってな」
たくっちスノー
(...しかし変だ、あいつが観測出来て、映画も作られるほど人気のはずなのに、何故客が自分達だけだったんだ?それになんか、この街に違和感が...)
マーロウ
「...Tさん、分かりますか?」
たくっちスノー
「...まさかお前も?」
マーロウ
「ええ、一見大都会に見えますが、何か妙な違和感を感じるんですよ」
ジュリア
「ああ...どういうわけか見下した目で見られている気がしてな、ただの思い違いでほしいが。」
それは映画館に入るときのこと、ジュリアがチケットを受けとるとき...妙に見下した目で見られ、チケットを叩きつけるように置かれたのだ
K
「私もだよ、一体何故だろうか...」
ローズマリー
「えっ、ジュリアさんとKさんが?トラブルとか起こす人でも無いのにね...」
デーリッチ
「確かに...何かやったわけでもないのに」
マーロウ
「我々にとっては当たり前のことでも、向こうの世界ではタブーだったりすることがあるのかもしれませんね、用心していきましょう」
ジュリア
「ああ、そうだな...」
ヅッチー
「なぁ!次は何処に...」
歩いていると、誰かのお腹が鳴る、既に時計は昼頃を指していた。
ブリキット
「おうおう、先に昼メシから済ませるとしようぜ」
ローズマリー
「それじゃあ、一旦帰ろうね」
デーリッチ
「えー!?」
松山
「しゃあねぇだろ、ここに飲食店があるかもわかんねぇんだから」
ルミナ
「まって あるよ たべるところ」
ベル
「えっ....あ、そうか!」
ルミナ
「めーどいんの やってるおみせ」
....
ルミナはデーリッチ達を小さな店へと案内する、裏道で多少寂れているっぽいが、中は意外にも活気盛んで客が店員と仲良く会話したりしていた
デーリッチ
「ここが黒影さんのお店かぁ」
たくっちスノー
「なんつーか...いかにも黒影がやってる店って感じだな、雰囲気とか。」
ローズマリー
「あのー、すいませーん」
「いらっしゃい...あっ、母さん!」
ローズマリー
「母さん...というと貴方は?」
「はい、シャドー・ルミナ・黒影の娘です」
ルミナ
「すわれるところ ある?」
「待ってて 今空間広げるから」
エステル
「空間広げるぅ!?」
たくっちスノー
「なんか、そういう魔法っぽいな...」
「19人分のカウンター席を用意したわ」
デーリッチ
「ありがとうでち!」
ローズマリー
「すいません、私達のために...」
「いえいえ、貴方達の事はお父さんがよく教えてくれたので...」
19人の観光組は、カウンターに座り、定食屋でメニューを覗く
この時ジュリアは、また妙な違和感を感じた。
ジュリア
(今度はデーリッチが見られている...?いや、デーリッチだけではない、マーロウさんやベル君も....)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.134 )
- 日時: 2017/11/16 17:35
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ルミナの娘
「おまたせー」
ルミナの娘がカウンター席からカツ丼をバーの飲み物の如くスライドして運んでいく。
こぼさないのは...これも魔法だからです。
たくっちスノー
「お、この店のカツ丼はソースの方なのか」
ミルラ
「ソースの方もあるんですね...」
ルミナの娘
「冷めないうちに召し上がれ」
たくっちスノー
「いただきます」(箸を割りながら)
19人が箸を割り、カツ丼を食べ始める
ルミナ
「うまー!」
ベル
「うわぁびっくりした!」
たくっちスノー
「急にテンション高くなったなこいつ」
マーロウ
「確かに美味しい、食材も我々の世界とそっくりだ」
ローズマリー
「確かに、これならルミナ様が一番美味しいとも言いたくなりますね...」
ヅッチー
「おかわりないの?」
エステル
「えっ、もう食べちゃったのあんた!?」
ルミナの娘
「お代の事は気にしなくていいから、好きなだけ食べて。」
プリシラ
「お気持ちはありがたいですがそういうわけには...」
客A
「良いのさ、この店はタダで俺達に飯を提供してくれるんだ」
ヘルラージュ
「た、タダで!?何か裏があるんじゃなくて!?」
ルミナの娘
「本当に無料、後から請求したりブラックなことはしないわ、マテリアなんか貰ったって嬉しくないし」
マーロウ
「では...マテリアは払いませんが、我々の国の硬貨だけでも受け取ってくれないでしょうか」
ルミナの娘
「....しっかりしてるなぁ、お父さんがよく話すわけだ。」
ルミナ
「みんな とてもやさしいの」
ルミナの娘
「お母さんも楽しそうで何よりだよ」
客B
「なぁちょっと!あんた店長と同じで魔導界の人間じゃないんでぃ?」
エステル
「え、まぁ...」
客A
「俺達にも異世界の事教えてくれよ!」
デーリッチ
「え?それは別にいいでちが...」
ヅッチー
「『ハグレ』だとか言われてバカにされてた私達の世界とは本当に違うなぁ」
マーロウ
「私達の世界だって最初はこんな風だったと思いたいところだけどね」
デーリッチ達は店で自分達の世界と王国について、そして何故ここに来たかを話した、客は頷いたり驚いたり、さまざまな反応を見せて、他人でも見てて楽しいものになっていた
ミルラ
「デーリッチさんってスゴい人だったんですね...」
エステル
「まあ、やってたことは凄いんだけどなぁ」
デーリッチ
「やってたことはってどういう意味でちか」
ジュリア
「ははは...ああ、そうだ、1つ聞きたいんだ。」
客A
「どうしたんだい、姉ちゃん?」
ジュリア
「観光の途中、この世界の住民に見下したような風に見られてるような気がして...何か心当たりがあれば教えてくれると助かるのだが」
客B
「ああ、他世界の人にまで迷惑かけちゃって申し訳ねぇ、うちのクソみたいな規律が原因なのさ」
プリシラ
「規律?」
ルミナの娘
「リアルワールドの『冠位十二階』のようなものだと」
エステル
「冠位十二階って?」
たくっちスノー
「聖徳太子って人物が定めた階級のような物だよ、六つの色と色の濃さが違う12種類の冠で偉さ分けしていたんだ」
ローズマリー
「ああ、福ちゃん達の神様階級みたいな...」
客A
「うちの世界では冠じゃなくて髪で判断してんのさ、まぁ察しの通り姉ちゃんの赤髪はその中でも最低の階級ってわけさ」
K
「なるほど、だから私も...」
そして、ローズマリー達は気付いた。
ここで食事をしている客は皆、赤色の髪をしていたことに
ジュリア
「失礼ながら、ここでデーリッチ達が最初貴殿方に睨まれてた気がするが、これは?」
客B
「すまねぇ、嬢ちゃんみたいな青い髪は逆に一番高い階級だったからさ...他世界の住民とは知らず申し訳ねぇ」
ベル
「いいんですよ、お気になさらず」
ルミナ
「このかいきゅうには あおよりもうえなとくべつな いちぞくがある」
たくっちスノー
「それが黒影家ってワケか」
ヅッチー
「そういえばルミナみたいな黒髪を見なかったが...そういうことか」
ヅッチー(マフィ)
「めんどくせぇ階級だな、ヘレンの野郎が革命家になるのも頷けるぜ」
客A
「ああ、どれもこれもマテリアのせいでおかしくなっちまった」
ミアラージュ
「マテリアが...?」
客B
「お前さん達も見ているはずでぃ、肌身離さずマテリアを持つ魔導人を、オイラのおとっつぁんがガキの頃はそんなもの使わずとも魔法が使えたというのにさ」
客A
「それどころか、食事代わりにマテリアで魔力を吸い、マテリアの睡眠魔法で寝る、完全に生活がマテリアに支配されつつあるんだ」
松山
「まるで依存症みてぇだな...」
エステル
「そういえばメニャーニャ...私の友人がマテリアを解析して、危険なものと判断してたんだけど」
客A
「ヘレンさんも同じ事を言ってたよ、このままじゃ魔導界は滅亡するとかな」
客B
「ヘレンさんは黒影家でも特別な人でさァ、普通の黒影家は貴族気取りであらゆるものを独り占めしてるってのに、ヘレンさんやその妹さん、そしてその娘さんはこうやって細々と俺ら底辺の為に飯を提供してくれるんだ」
ルミナの娘
「私達、黒影家とは絶縁しましたので」
ローズマリー
(なるほど...ヘレンさんが良いところではないと言っていたのは、こういうことだったのか)
客A
「嬢ちゃん、悪いことは言わない、一刻も早くこの街から出た方がいい」
客B
「こんな街にあるのはワガママで自分勝手な黒影家の独裁政治だけでさ」
デーリッチ
「...なんだか、危険な匂いがしてきたでちね」
エステル
「マリー、この言葉に従った方が良さそうね...」
ローズマリー
「ああ...」
デーリッチ達は料理屋を後にする
「しかし誰なんだよ、マテリアなんて生み出した大馬鹿はよ」
「黒影家みたいな、威張りたい奴じゃないですかねぇダンナ」
「メイドウィンさんも可哀想だよ、大事な世界が、こんな風になっちまってさ...」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.135 )
- 日時: 2017/11/16 18:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
....場面は飛んでヘレン達一行
ヘレンは拠点の遺跡でメイドウィン達に説明した後、昼ご飯を食べながら今後について考えていた
メニャーニャ
「この世界でそんな事がねぇ...」
ヘレン
「まぁ、お前達に愚痴ったってしょうがないけどな...良いだろ黒影?俺だけ残して皆を帰してやってくれ」
メイドウィン
「...そうは言っても、大規模な魔法を使っちゃったから、また発動するのに三日は掛かるんだ」
かなちゃん
「貴方、こういうところでドジですからね...」
【ギリギリ タイムリミットマデニハ帰レルケドナ】
ヘレン
「お前どうしてくれるんだよ!?このまま三日もこの世界の住民に関係ない奴をイビらせるっていうのか!?」
メイドウィン
「ちょっと落ち着いてよ」
ヘレン
「落ち着いてられるか!!...ったく、観光の奴等大丈夫かよ...」
クウェウリ
「あっちにはジュリアさんやパパが付いているから心配ないと思うけど...」
シノブ
「ですが、ジュリアさんは赤髪、何処かで難癖付けられてもおかしくないかもしれませんね」
メイドウィン
「髪の色でどうしてそこまで拘るんだろう、どれも同じっぽいのに」
ヴォルケッタ
「なんで最低階級が赤なんですの!?これではわたくしは外を歩けないじゃないの!」
かなちゃん
「とりあえず、今はこれから三日どうするかって所ですね」
ルルミー
「食料は問題ないとして...」
雪乃
「あ、あのぉヘレンさん、その階級って何色順なんですか?」
ヘレン
「偉い奴順だと、黒、青、黄、緑、赤だな...黒は俺たち黒影家のみだから実質上青が最高だな」
雪乃
「それって、ヤエちゃんみたいな異例の色はどうなるんです?」
ヘレン
「多分、無理矢理赤に染められるだろうな...」
ヤエ
「最低階級の仲間入りだけは勘弁したいわね」
メニャーニャ
「ああ...考えがまとまらない、マリーさん、早く帰ってきてくださいよ」
【....待テ 会議ヲ中断スルノダ】
ティーティー
「ん、どうした魔神?」
【私ノ腕ノ近クニ奴等ガ....】
ニワカマッスル
「見てきてほしいのか?」
Sonic.exe
「腕だけだと何も出来ないだろうしな...」
ハピコ
「んじゃ、上空から見てくるよ」
イリス
「よし、見てみるカ」
ハピコはイリスを乗せ遺跡から出て空へと飛び、数キロメートル先の落下地点を確認した
かなちゃん
(あ、パンツ見えそう)
Sonic.exe
「イリス、一体何が移ってる?」
イリス
「ンー?ああ...どうやらあのクレーターに何かを捨てているようデース」
メイドウィン
「あの穴、ちょっと開けたままにしておいたけどゴミ捨て場にしちゃったんだ...」
【....アアア!貴様ラ!何テ事ヲ!】
メイドウィン
「ん、どうかしたの?」
【黒影 ソシテ異界ノ者!大至急アノ場所ヘト向カエ!】
【皇ガ現レル前ニ!】
メニャーニャ
「あの、これやばくないですか?何か怒りを買うようなことをしていたのでは...」
ヤエ
「魔神の皇ブチギレ寸前ってなにしたのよ...」
Sonic.exe
「俺は音速で一足先に向かう!お前達も早めに向かえよ!」
柚葉
「そんなに急ぐことなのか」
アルフレッド
「参考までにお聞きしますけど、黒影さん」
メイドウィン
「何?」
アルフレッド
「マジンガーのメイドウィンって強いんですか?」
メイドウィン
「君らじゃ勝ち目ないかも」
ニワカマッスル
「急いでゲート作って!!ハヤク!ヤメローシニタクナーイ!」
野獣先輩
「助けてくれ!まだ死にたくない!(DNKRT)」
メイドウィン
「急にせっかちになったねぇ、はい」
メイドウィンがゲートを作ると、国民が一目散にゲートへとどんどん突っ込んでいった
「お、おい押すな!」
「ま、待て!そんなに急ぐな!わしの紅茶が溢れる!」
「ちょ、ちょっと!」
メイドウィン
「なんか大変そうだね」
メニャーニャ
「なんで貴方はそんな呑気なんですか...」
メイドウィン
「生き物っていずれ死ぬでしょ?それが数十年早まっただけじゃないか」
メニャーニャ
「死ぬこと前提で語らないでくださいよ、これだから不老不死は...」
メニャーニャはため息を吐きながらゲートへと入っていく
メイドウィン
「...死ねる事が、どんなに素晴らしいか分からないのかな」
....
野獣先輩
「ファッ!?」
Sonic.exe
「ファッ!?」
落下地点へと到着すると、穴には大量のグッズが捨てられていた...よく見ると、それはexe達がざくアク世界で売っていたマジンガーZの超合金やグッズだった。
ジーナ
「なんでこいつがこんな所に...」
かなちゃん
「穴にすっぽりはまってますね」
【ナントイウコトヲ...】
Sonic.exe
「やれやれ、回収から手伝え田所」
野獣先輩
「はぁ~めんどくせマジで」
シノブ
「本当に色々ありますね...グローブにお面に、映画のパンフレットに...」
ニワカマッスル
「ほーう、面白そうだな、ちょっと貰ってっちゃおうかな」
ハピコ
「あ、マッスル上」
穴の上空に渦が生まれ、新たなグッズが放り込まれる、無論グッズの山の上にいたマッスルと紛い物コンビは潰された
ニワカマッスル
「牛サンドッ!!」プチッ
野獣先輩
「ンアーッ!」プチッ
Sonic.exe
「オウッ」プチッ
ドリントル
「牛と獣とハリネズミのサンドか....」
柚葉
「不味そう」
メニャーニャ
「言ってる場合ですか、早く引き上げないと...」
ジーナ
「お、今度は手紙付きだ...読めないけどさ」
一緒に落ちてきた手紙は不思議な単語が並べてあった
ヘレン
「黒影家からみたいだな...なんかもう嫌な予感しかしないが...」
ティーティー
「わしらの世界の古代文字...に近いものじゃな、わしなら読めるかもしれん、えーと何々?」
ティーティー
「『黒影家より強い奴とかいらないから』」
【ハ?】
魔神の腕が揺れ始める
ティーティー
「『この世界は黒影家がトップ、他はゴミカス、我らスゴい、我ら偉い、他みんな引き立て役、こんなのいらない、死ねカス、この鉄屑、不要産物...』」
ヘレン
「小学生かよあいつら....」
【ア...アイツラメ....!!】
クラマ
「『黒影家は最強で完璧で誰よりもスゴい存在、他のものより遥かに優れた種族である、文句があるならかかってきやがれ、ま、無駄だけど(笑)』」
福ちゃん
「本当にそんなことが?」
ティーティー
「所々怪しいが大体こんな感じじゃ」
クラマ
「完全にナメられてるってわけだな」
ニワカマッスル
「イテテ...つまりマジンガーZは自分達より強そうだから知られる前に消しておくってワケだな、馬鹿みたいだ」
メイドウィン
「そうかな?血族全員が中二病に掛かっただけでしょ?百年もたてば傲慢な態度も治るってきっと」
【百年ダト?黒影ヨ 本気デ言ッテイルノカ?】
突然、大きな地響きが再び起こる。
だが、今度は少し違う
ルイージ
「...皆、魔神の腕が!」
ルルミー
「.....そんな」
魔神の腕が....浮き始めたのだ
そして...上空から、腕より遥かに巨大な物体が落下...いや、浮遊してくるのが見えた
【コノ私ガ五日間トイウ タイムリミットヲ】
【設ケテヤッタトイウノニ...ツクズク救エナイ奴等ダ】
【自身コソガ絶対トイウ歪ンダ正義ヲ改メ】
【異文化ヲ受ケ入レル許容ナ心サエ持ッテイレバ 私モ手ヲ下サズニスンダトイウノニ】
腕は...ゆっくりと巨大な物体へと近付く。
メニャーニャ
「....こ、これが『魔神』の真の姿...!?」
メイドウィン
「....まさか、君は」
一方、遠くにいたデーリッチ達も、空から降りてくる『魔神』の姿を目撃してきた
デーリッチ
「な、なんでちあれ!?」
ローズマリー
「わ、分からない...だが、とんでもないものであることは確かだ...」
この中で、事情を知るたくっちスノーは震えていた...
たくっちスノー
「...あ、あああ...マジンガーだ...マジンガーZのメイドウィンを怒らせやがったんだ!!もうこの世界は終わりだぁ!!」
エステル
「え、ちょっとどういうことよ!教えなさい!」
魔神の腕がぴったり、欠けている方にはまると...『魔神』は全人類にテレパシーで語りかけた
【聞ケ!!!コノ因果ニ生息スル愚カナ生キ物ヨ!】
デーリッチ
「!」
ローズマリー
「頭に...何か...」
【貴様ラ 我ガ文化品ヲ侮辱シタ】
【ツイデニ ソノ傲慢デ薄情ナ態度モ気ニ入ラン】
たくっちスノー
「ああ...もうダメだ。」
エステル
「ちょ、ちょっと凹まないでよ!教えなさい!あれは一体何!?」
たくっちスノー
「マジンガーZのメイドウィンにして、史上最強の魔神!ガイザード・メイドウィン・魔神皇!」
【ガイザード・メイドウィン・魔神皇ハ 仮ノ名前】
【ヨク聞ケ 私ノ名ハ】
たくっちスノー
「【最終】にして『原初』の魔神....」
【 マ ジ ン ガ ー Z E R O 】
堪忍袋の尾が切れ、遂に現れた最強の魔神、『ZERO』
果たして、魔導界...いや、デーリッチ達の運命やいかに!?
[To be continued....]
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.136 )
- 日時: 2017/11/16 20:49
- 名前: mirura@ (ID: bhEDeftU)
こんにちは!
体調を崩しまくったmirura@でっ・・・・・
ちょ、ちょっと待ってください腹痛が・・・・・・
久々に来てみれば・・・・
やばいことになってるなぁ・・・・・
どうしよう、頭痛で全然考えれない・・・・・・
とにかく!皆さんを応援します!
頑張れ!
あ、そうそう、
この前、自分の黒歴史を振り返ったら、
とんでもないキャラが出てきました。
ミラ「誰?」
ミルラ「〔ゼネイラ〕・・・・・昔の私です。別名〔闇ミルラ〕です」
レウォル「そんな名前だったのかよ・・・・・」
更新、頑張って下さい。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.137 )
- 日時: 2017/11/16 22:14
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
メイドウィン
「なんか見ないなぁと思ってたら病気だったんだ」
たくっちスノー
「ZEROは元々漫画のキャラだったんだが、ゲームに参戦したことで無事に映像板に乱入って訳だ」
松山
「たくっちスノーを中心に今までチート級のキャラばかり仲間になってきたが、マジンガーZEROはそんな俺達よりずーーーーーーーっと強いやべぇやつだ」
たくっちスノー
「まぁ、マジンガーZが最強であるが為に存在するキャラだもんな...」
メイドウィン
「そういえば闇系のメイドウィンっていたっけ?」
たくっちスノー
「いない、歴史を漁ったがそもそも毎日が黒歴史だったから意味なかった」
松山
「草」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.138 )
- 日時: 2017/11/17 06:01
- 名前: ルルミー (ID: bhEDeftU)
おひさしぶりです。
忙しくてなかなか来れなかったんですよ。
マジンガーZEROですか・・・・・
機械だから、体力多そう・・・・・
・・・・まず、そこは考えない事に。
髪の色で色々決まるみたいですけど、
ミルラみたいな銀髪や、私みたいな紫の髪はどうなるんでしょうか・・・
mirura@、まだ治ってないのか・・・
それもそうだ、学校で散々だったから・・・
そして黒歴史を振り返る・・・・休んだらどうですか?
ムニャウ「ゼネイラとはいい思い出がないにゃむ」
ルルミー「今のmirura@と真逆の性格ですからね」
あ、長くなってしまい、申し訳ありません。
更新、頑張って下さい。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.139 )
- 日時: 2017/11/17 07:10
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ルルミーさん
たくっちスノー
「体力が多いとかそういう問題じゃないから困る」
松山
「何が一番困るって、別にZEROはたくっちスノーの作ったマガイモノじゃねぇって事だよ」
メイドウィン
「驚くことに、あれ公式なんだよね....」
ヅッチー
「そういえば私みたいな色の髪は見たことないな」
ヘレン
「そりゃ時空規模の鎖国を行っている上に、規律で定めた色に染められるようになってるからな」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.140 )
- 日時: 2017/11/17 11:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: SqYHSRj5)
前回のあらすじ
(CV たくっちスノー)
今回はオーズ風に三つの見所で紹介だ!
1つ!デーリッチ達は観光時に、魔導界で蔓延る意味のない階級制度と黒影家による独裁政治、そしてエリート魔導人達の重度のマテリア依存を知る!
2つ!黒影の転送魔法のミスでハグレ王国民達は三日間、魔導界から出られなくなってしまった!
そして3つ!自身より優れた存在であると認めたくない魔導人によってマジンガーグッズの大量放棄が行われ、マジンガーZEROが大激怒した!
どうなる『魔導界編』!?ZEROさん怒らせるとか自殺行為だけどな!
.......
ZERO
【魔導人ニ告グ 文句ガアルナラ実力行使デ来イト言ッタノハ貴様達ダ 遠慮ナク『全力』デヤラセテモラウ】
デーリッチ
「よくわかんないけど...むっちゃ怒ってるでちね...」
たくっちスノー
「一体何やったんだよあいつら!」
Sonic.exe
(もしもし聞こえるか....)
たくっちスノー
(exe!?)
Sonic.exe
(今俺はサイキッカーヤエを通してデーリッチ達全員に話している)
ローズマリー
(そちらで一体何が...)
Sonic.exe
(かくかくしかじか)
ヅッチー
(要するに喧嘩売っちゃったのか)
たくっちスノー
(あいつら...プリシラ参謀の前でヅッチー人形を捻り切るみたいな事しやがって)
プリシラ
(あ、それは確かにキレるかも)
ヅッチー(マフィ)
(仮にそんなことが起きればぶっ殺してたな)
松山
(クソレズが二人も増えてめんどくせぇことに)
ベル
(どうしましょう...このままでは危険です)
ヘルラージュ
(もう駄目だぁ...おしまいだぁ...)
ザクロ
(ファミチキください)
Sonic.exe
(一斉に語りかけるな、ヤエに対する負担がヤバイ)
ZERO
【コンナ奴等ニ 五日間モ猶予ハイラナイ】
ZERO
【五 秒 デ 仕 留 メ ル ! ! 】
ZEROは右膝を付き、右腕を街の方へと構えた
ヅッチー
「まずい、あの体勢はロケットパンチだ!」
たくっちスノー
「え、あいつ普通のロケットパンチも打てるの!?」
ヘルラージュ
「あああお姉ちゃんどうしよう!」
ミアラージュ
「お、落ち着きなさいヘル!」
ZERO
【ロケットパンチ!!!】
ZEROは瞬時に腕を上空に掲げ、真上に腕を発射した
しかし発射の衝撃は凄まじく、大きな衝撃波が街を襲った
デーリッチ
「うおおっ!?」
たくっちスノー
「やっべ首が!!」
しばらくすると、指からジェットが発射されZEROの方へと戻ってくる
魔導界は、まるで震度4程の地震が襲ったように崩れていた
ローズマリー
「み、皆、大丈夫か...?」
マーロウ
「ええ...子供達も怪我はありません」
ZERO
【今ノハ 軽イ ブラフ トイウ奴ダ】
ZERO
【分カッタカ 貴様ラノ前ニ居ル 偉大ナル魔神ノ力ガ】
デーリッチ
「これが...魔神...」
ローズマリー
「はやく逃げないと!」
松山
「逃げるつったって何処にだよ」
エステル
「そんなの分からないけど...いいから何処かに!!」
と、その時、メイドウィン達がゲートを作り駆けつけた
メイドウィン
「王さま!」
たくっちスノー
「おせーぞ黒影!」
メイドウィン
「何処に向かえばいい?」
ローズマリー
「ひとまず、私達の拠点へ!」
メイドウィン
「分かった、皆はもうそっちに居る、どうにか頑張って!」
ヅッチー(マフィ)
「お前はどうすんだよ」
メイドウィン
「俺、一応この世界の管理人だからさ....あいつから守らなくちゃならない。」
デーリッチ
「....分かったでち」
デーリッチ達は新しくメイドウィンの作った渦を使い、拠点へと避難する
そして一人残ったメイドウィンは、ZEROの元へと浮遊する
ZERO
【来タカ シャドー・メイドウィン・黒影】
メイドウィン
「ガイザード...いやZERO、悪いけどこんなことはやめてほしいんだ、100年くらい待ってあげてほしい」
ZERO
【100年?イヤ百年デハ無理ダ 今ノママデハ 百年経トウガ何モ変ワリハシナイ】
ZERO
【貴様モ分カッテイルハズダ 貴様モ感ジテイルハズダ】
ZERO
【コノ世界ハ モハヤ不要ダト】
メイドウィン
「そうでもないよ...だって、俺の世界はとても良いところだから」
ZERO
【可能性ヲ握リツブシ 自ラヨリ上トナル存在ヲ認メナイ世界ガ素晴ラシイダト?冗談モ大概ニスルガイイ】
メイドウィン
「うーん、それは君だってそうだけどね」
ZERO
【ズット思ッテイタコトダガ...】
『居たぞ!魔神だ!迎撃しろ!』
戦闘機のような物がZEROに魔法で攻撃するが、ZEROは一切気にせず話を続ける
ZERO
【貴様ハ全時空ヲ管理スル者トシテ アマリニモ薄情スギル】
メイドウィン
「.....」
ZERO
【邪魔ダ】
ZEROは戦闘機に気付くと、人差し指で戦闘機を叩き落とす
ZERO
【私ハ単ナル自己満足デ マジンガーZヲ全時空ニバラマイタワケデハナイ】
ZERO
【我ガ分身デアル マジンガーZヲ 介入サセレバ 私一人デ全時空ノ高次予測ガ可能トナル】
メイドウィン
「へーすごいねー」
『この化け物め!次は戦艦だ!』
魔導人は今度は何百艦ものの空中艦隊を引き付けてやってきた
ZERO
【ソレガ貴様ハドウダ 魔導界ハコンナ腐ッタ 貴様ハ一体何をヲシテイタ?魔導界ノ為ニ何ヲシタ?】
ZERO
【エエイ 話シテル最中ダ 近寄ルナ】
ZEROは近付く戦艦の群れにルストハリケーンを吹かす
強酸性の突風『ルストハリケーン』で何百ものの戦艦は一瞬でチリ1つ残さず削り取られていき、やがて全滅した
だがこれだけにとどまらず、周辺の街や原っぱすらも削り取ってしまった
『黒影艦隊、全滅です!』
『バカな!誰にも負けない空中艦隊が!』
ZERO
【所詮ハ 山ノ大将ニ過ギナカッタカ】
メイドウィン
「ロボットに説教されるとは思わなかったよ...」
メイドウィン
「まぁ、確かに全時空を守るとか、どうでもいいんだけどね」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.141 )
- 日時: 2017/11/17 16:31
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
一方デーリッチ一行は、マジンガーZEROに対する緊急会議が行われていた。
ヘレンはメイドウィンからこっそり通信を受けとる
ヘレン
「...黒影家の艦隊が、たった一発で全滅だってさ」
ルイージ
「なんて強いんだ....」
Sonic.exe
「マジンガーZERO.....奴はメイドウィンの中でも最強格と言われている」
野獣先輩
「他世界の介入、破壊などお手のもの、ただでさえ強くて固いのに七つの特殊能力があるんすよ」
たくっちスノー
「だがあいつは、マジンガーZの存在しない世界に介入することが出来ない...だからZEROは自分にお前達の世界や魔導界等でマジンガーZを広めるように言ってきた...」
メニャーニャ
「いつでも破壊出来るように...ですか。」
ミルラ
「そんな...」
ヅッチー
「けど、マジンガーグッズを捨てられてあんなに怒るものなのか?」
かなちゃん
「あの人はマジンガーZの分身であり、マジンガーZはあらゆる物で最強だ、という傍迷惑な思考してるんですよ」
ヘレン
「要するにマジンガーZより上の存在が現れたのが気に入らない、ってワケか...黒影家と同じだな」
松山
「そういうこと言うとピンポイント狙撃するだろうからやめておこうぜ」
たくっちスノー
「メイドウィンはキャラクターを殺すことはできない、人体がバラバラになっても、三秒で復活する」
松山
「だからZEROは世界をぶっ壊すつもりだ」
ルルミー
「....ですが、黒影さんによれば我々がまたあの世界に戻るのに三日も掛かると」
シノブ
「でもあの調子ですと、三日どころか三分で破壊しそうね....」
ローズマリー
「あのゲートは?」
たくっちスノー
「『どこでもドア』みたいなものだから時空を越えることは出来ないんだよ...」
プリシラ
「あの転移魔法を使えるのは?」
たくっちスノー
「黒影だけ!」
ミルラ
「八方塞がりですね...」
K
「ZEROに勝つことは出来ないしなぁ...」
デーリッチ
「....あ、そうだ!『M』ならどうでちか?」
松山
「...おお、Mか!」
ニワカマッスル
「なんだ?Mって」
デーリッチ
「実は...」
デーリッチはハグレ王国の全員に、時空監理局から自分宛に手紙が届いたこと、何かあったときに助けになるといった内容ということを話した。
マーロウ
「なるほど....そんな事が」
ローズマリー
「M...一体何者なんでしょうか」
ベル
「デーリッチちゃんの友達なら悪い人ではないと思いますが...」
プリシラ
「怪しいですよね」
かなちゃん
「一応手紙は手元にありますんで、 返事を書いてくれればすぐ送れますけど」
デーリッチ
「じゃあ今から書くでち!」
たくっちスノー
「お、おう早めに簡潔に頼む!」
ローズマリー
「...それでいて分かりやすく」
デーリッチ
「了解!」
メニャーニャ
「ヘレンさん、向こうは今どうなってますか?」
ヘレン
「えーと今は....」
....
ドラゴン
「ウオオオオン!!」
何百、何千ものの巨大なドラゴンの群れが、ZEROとメイドウィンを囲む
ZERO
【光子力ビィィィム!!!】
ZEROは目から放つ超エネルギー光線でドラゴン達を瞬く間に消し炭に変える
ZERO
【黒影 ドウイウ事カ説明スルノダ】
メイドウィン
「全時空が興味ないってこと?」
ZERO
【ソウダ】
メイドウィン
「うん...だってさ、君みたいになんか名案が浮かぶほど賢くないし、たくっちスノーと同じで好きも嫌いもないし」
メイドウィン
「正直、早く死にたいし」
『よし!こうなったらマテリアの魔力を放出してやれ!』
『全軍のマテリアを結集するのだ!』
ZERO
【...死ヌ事ヲ望ンデイルノカ?】
メイドウィン
「うん、長生きしすぎちゃってね...正直もう死にたいの俺」
ZERO
【ダガシカシ メイドウィン ニ 『死』トイウ概念ハ存在シナイ ソレハコノ制度ヲ作ッタ貴様ガ分カッテイルハズダ】
メイドウィン
「...そう、制度、『メイドウィン』とはあくまで、役職名にすぎない」
メイドウィン
「シャドーと黒影の名字はルミナと結婚したときに付けられた物」
メイドウィン
「俺に名前はない」
『魔力全開フルバースト!』
ZERO
【ドリルミサイル!】
ZEROは手首を90°近く曲げ、曲がった箇所から1万発もののミサイルを一気に発射した
大爆発の後、何も聞こえなくなった
ZERO
【ココマデスレバ 奴等モオトナシクナルダロウ】
メイドウィン
「だからさZERO、壊すのは俺だけでいい、俺がいなくても魔導界はどうとでもなる」
メイドウィン
「それでも魔導界を消すのなら....魔神であろうと叩き斬るつもりで....」
ZERO
【ソウカ 貴様ガ望ムノデアレバ 貴様モロトモ魔導界ヲ...】
「おおおおおおお!!」
「おおおおおおおお!?」
ZERO
【!?】
メイドウィンが刀を抜いたその時だった、上空から高速で飛んできたものが、ZEROを殴り飛ばした
...しかし、人程のサイズだったので、少し仰け反る程度だったが
ZERO
【ナルホド...少シハ骨ノアル奴ガ現レタヨウダ】
「デーリッチの危機を感じ、急いでやってきたが...まさか原初の魔神と出会おうとは。」
メイドウィン
「き、君は....?」
M
「私の名はマ...失礼、Mと呼んでくれ」
ZERO
【『M』...時空監理局ニアッタ アノコードネームカ】
メイドウィン
「M...君があのM?」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.142 )
- 日時: 2017/11/17 17:58
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「ちょっとMちゃん...スピード出しすぎでち...」
デーリッチはMの手を必死に掴んでいたが、吐き気でもあるのか顔は真っ青になっていた
M
「ああ、返事の手紙が『たすけて』だったものだから余程の非常事態と思ってな....まだ死んでなくてよかった」
デーリッチ
「い、今死にそうでち...」
ZERO
【邪魔ヲスルナ異界ノ者 貴様ラハ無関係ダ】
M
「そういうわけにはいかない、向こうで聞いたが転移魔法のミスで3日ほど帰れないらしい、それまで待ってくれないだろうか?」
ZERO
【私ガ使用シタ渦ヲ使エ 私ノサイズナラ全員分帰還出来ルハズダ】
デーリッチ
「え、いいんでちか?」
ZERO
【魔導界以外ヲ滅ボスツモリハ 今ノトコロナイ】
デーリッチ
「今のところって、なんて不穏な....分かったでち、Mちゃん、さっきの所まで戻ってくれないでちか?」
M
「デーリッチ、良いのか?ZEROを信用して」
デーリッチ
「うん...ZEROさんの言うとおりデーリッチ達は元々この件とは無関係でち、Mちゃん、焦らせちゃってごめんね」
M
「君が謝ることではないだろう、気にするな」
メイドウィン
「うん...破壊する前に皆を帰してからでいいかな?」
ZERO
【早メニ済マセロ】
メイドウィン
「じゃあZERO、お願い」
ZERO
【仕方ナイ....】
ZEROは両手で空を掴み、引き裂くようにゲートを作る....が。
デーリッチ
「あ、あれ?....堅い。」
M
「なに?...本当だ、壁のような物が出来ている」
メイドウィン
「え?たぶん魔導人が空間固定の魔法唱えてるのかな」
ZERO
【ヨシ 黙ラセテヤロウ】(腕を構えながら)
デーリッチ
「ま、待って待って!もうロケットパンチはいいから!」
M
「これでは帰れないぞ、しかし何故こんなことを...」
メイドウィン
(....ん?何か魔法文字で話している...なんて言ってるんだろう)
デーリッチ
「...どうかしたんでちか?」
メイドウィン
「どうやら魔導界でこんな話をしているっぽい」
メイドウィン
「『まだ魔導界には伝説の黒影剣がある』」
メイドウィン
「『黒影剣ならあんなのに負けない、やっぱり黒影家が最強』」
デーリッチ
「あれだけやられてまだ懲りないんでちか...」
ZERO
【剣デモ槍デモ ドウデモヨイ】
メイドウィン
「『それに、まだこの世界には最強の戦士がいる』」
M
「最強の戦士....」
メイドウィン
「『その最強の戦士は青色クラスで年は若め』だそうだ」
ZERO
【.....】
デーリッチ
「い、いやーそういう偶然もあるんだなーって」
と、ここでたくっちスノーがexeに担がれてやってくる
たくっちスノー
「大変だ王さま、黒影家の奴等がお前がZEROと戦うなんて噂を撒き散らしやがったぞ!」
デーリッチ
「ちょっとそこ空気読んで!!」
メイドウィン
「そういえばあの街のマテリアって監視用だっけかぁ...適当に良さそうなの選んだんだろうなぁ」
M
「わざわざ帰れないようにしてまで...」
デーリッチは高速で飛んで気持ち悪かった頃より真っ青になる
無関係でありながら魔神の戦う相手にされた
いわば勝手に生け贄にされたのだ
デーリッチ
「ど、どうしようでち....」
ZERO
【手加減ハシナイ】
たくっちスノー
「そこは手加減してやれよ!!」
メイドウィン
「王さまが死ぬか、あるいはZEROが敗北するか、どちらかしないと帰れないってことだね」
たくっちスノー
「そしてメイドウィンはキャラクターを殺せない、だが痛みはある」
デーリッチ
「.....」ゾクッ
ZERO
【今日ダケ待ッテヤロウ 明日...貴様ト戦ウ】
ZERO
【明日貴様ト コノ世界ノ運命ガ変ワルノダ】
ZERO
【ソレマデ私ハコノ世界ニヤ貴様ラノ仲間ニ手ヲ出サナイ事ヲ約束スル】
デーリッチ
「....」
メイドウィン
「それじゃ、一旦遺跡へと戻ろう」
たくっちスノー
「あーこれどうするんだマジで....」
たくっちスノーとメイドウィンはデーリッチを担ぎ、拠点へと戻っていく
.....
M
「デーリッチを死なせはしない」
ZERO
【『M』コノ決定ニ不満ガアルノデアレバ 貴様ガ魔導界ヲ消セバイイ 決メタノハ私デハナク奴等ダカラナ】
M
「.....どうにか手加減してやれないのか?」
ZERO
【不可能】
M
「デーリッチ、すまない...この状況は、私でもどうにもならない...」
ZERO
【ソウダMヨ 貴様ノ出番ハマダダ】
M
「どういうことだ?」
ZERO
【貴様ガ私ヲ存ジテイルノデアレバ 私ノ持ツ能力ヲ知ッテイルハズダ....】
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.143 )
- 日時: 2017/11/17 23:23
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「「「「えええええええ!?」」」」
遺跡に帰り...デーリッチは先程の事を報告した
ローズマリー
「いくらなんでも無茶苦茶だ!」
Sonic.exe
「像と蟻を戦わせるようなものだ...」
ヅッチー
「黒影家の奴等め...!!」
ニワカマッスル
「やめとけやめとけ!バックレれば良いんだそんなの」
デーリッチ
「...確かに、この世界の名前も顔も知らない人に、勝手に囮にされたのは事実」
デーリッチ
「でもあの赤い髪の人達はとても優しかったでち」
Sonic.exe
「....」
ルミナ
「おきゃくさん....」
デーリッチ
「せめて、あの人達や黒影家に苦しめられている赤い髪の人達ぐらいは救ってあげたいんでち」
メイドウィン
「....俺もね、あそこまでいわれちゃ敵わないけど、それでも全員守りたいんだ」
ローズマリー
「ここまでされて、まだ庇うのですか?彼らは自分の利益の為に無関係なデーリッチさえも利用して...」
メイドウィン
「俺にとってはみんな無関係だよ、こういうのはどっちにせよ誰か死ぬんだから、それが王さまだっただけさ」
たくっちスノー
「...黒影、なんかお前も変わったな」
メイドウィン
「うん、ZEROがね、俺の事を薄情だって」
かなちゃん
「ええ...好き嫌いの概念が無いもの同士で比べてみると...」
かなちゃん
「ある程度好き嫌いが生まれつつあるたくっちスノーに対して...貴方は更に悪化しています」
メイドウィン
「....そっかぁ。」
エステル
「あ、でもさメイドウィン、その黒影剣ってのを使えばデーリッチでも正気は...」
メイドウィン
「黒影剣はもうないよ」
エステル
「え?」
メイドウィン
「何千年、何億年前かは忘れたけど、とっくにね」
シノブ
「そんな....」
デーリッチ
「ちょっと、でかけていいでちか?」
Sonic.exe
「何処へいく?」
デーリッチ
「あの場所で怪我している人がいるかもしれない」
たくっちスノー
「...もうリアルワールド時間で19時だってのに」
ローズマリー
「分かった、ただし君一人だけでは行かせられない、私も同行する」
たくっちスノー
「んじゃ自分も...あとミルラにルイージにルルミーも頼む」
ルルミー
「はい」
たくっちスノー
「傷薬も持って...よし出発!」
デーリッチ達はワープ魔法でルミナの店近くへと向かう
ルミナ
「....めーどいんは おいかけないの?」
メイドウィン
「別に、死んでる訳じゃないしさ...」
ヘレン
「お前なぁ...」
メイドウィン
「ねぇ、ちょっとおかしなこと聞いてもいいかな?」
マーロウ
「...なんです?」
メイドウィン
「今この場で死にたいって言ったら、笑う?」
.....
数時間前、デーリッチ達が観光していた街は瓦礫の山へと変貌していた
どういうわけか、マテリアは傷1つ付いていないが
たくっちスノー
「ひでーありさまだなぁ本当に」
ルルミー
「本当にZEROは、敵しか狙ってなかったのですか?」
たくっちスノー
「そうそう、これは全部技の余波で壊れたものさ」
ルイージ
「なんて恐ろしい魔神なんだ...」
デーリッチ
「ヒール!」
デーリッチとローズマリーは回復魔法や傷薬などで怪我人を癒していく
ルミナの娘
「貴方はあの時の...」
ミルラ
「ルミナさんの娘さん...」
ルミナの娘
「...ごめんなさい、こんな事に巻き込んでしまって」
たくっちスノー
「別にお前が決めた訳じゃないだろうし気にすんなって」
ローズマリー
「君も慰めの言葉とかかけられるんだね」
たくっちスノー
「自分、常識はありますんで」
デーリッチ
「あのおきゃくさん達は無事でち?」
ルミナの娘
「ええ、既に地下にシェルターを作っててそこに避難している」
ミルラ
「す、すごい...」
ルイージ
「底辺とはいえ仮にも魔法使いってわけか...」
ローズマリー
「...あの、聞いてもいいですか?」
ルミナの娘
「はい、なんでしょう?」
ローズマリー
「この世界から見て...マジンガーZとは何だったんですか?」
ルミナの娘
「あの鉄巨人の事ね...」
たくっちスノー
「マジンガーZ....世界を救う『神』にも、世界を滅ぼす『悪魔』にもなれる力」
ルミナの娘
「そうなると、私やヘレンさん、あのお客様達には『神』であり、青髪や黒影家にとっては『悪魔』のような存在ね...」
ミルラ
「というと?」
ルミナの娘
「最近はずっとエリートが威張っていたから...自分達が最強じゃないって一泡吹かせる存在を皆求めていたの、そこに現れたのが魔法を使わない、ドラゴンより大きい最強の神、マジンガーZ。」
ルミナの娘
「そして事実マジンガーZは黒影家に優位に立つ存在として赤髪達のヒーローになった、もちろん黒影家達はそれが気に食わず全住民に広まる前に弾圧していった」
たくっちスノー
「だから映画館で自分グループ以外客がいなかったのか」
ルイージ
「どんな映画だったの?」
たくっちスノー
「1月8日にリアルワールドで公開されるからその時に見ろ」
ルイージ
「えええ....」
デーリッチ
「ありがとうでち、参考になったでち」
ローズマリー
「さぁデーリッチ、もう終わりだ、帰ろう」
デーリッチ
「待って、まだ一人だけ話していない人がいるでち」
ルルミー
「え、誰ですか?」
デーリッチ
「....」
たくっちスノー
「おい、無言で歩くな!待てよ!」
ルミナの娘
「...あの、異世界人さん!これ終わったら、あの人達にマジンガーグッズ持ってきてくれませんか!?退屈そうなので...」
たくっちスノー
「黒影家やエリートがゴミとして捨てようとした奴なら好きなだけでもな!!」
.....
ZERO
【.....】
ZEROは、動かなかった
一晩なにもしないという約束を守り続けていた
例え魔導人達から集中砲火を浴びようとも
『ようやく見つけたでち、まだ壊れてない建物!』
ZERO
【!】
ZEROの近く、すぐ近く。
綺麗に立つ10階建てほどのマンションの屋上にデーリッチは立っていた。
決戦前夜に話をするために。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.144 )
- 日時: 2017/11/18 01:43
- 名前: mirura@ (ID: AKTQy3ZK)
ミラ「どうも、ロストメイドウィンさん」
レウォル「ん?作者はどうした?」
ミラ「ああ、そこにいるよ・・・・」
ミルラ「消え失せろ赤雷少女ォォォォォォォォ!!!」
ゼネイラ「ハッ!殺れるもんなら殺ってみな!」
ミルラ「うおおおおおおおおおおおお!!!」
ミラ「忙しそうだから、代わりにコメントしに来たの」
ミラ「マジンガーZERO・・・・チートだね、強すぎる」
ミラ「デーリッチは勝てるのかな・・・・期待して待ってるよ」
レウォル「更新、頑張ってな。無理は禁物だ」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.145 )
- 日時: 2017/11/18 09:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
メイドウィン
「これでも原作と比べるとまだ手加減している方っていう」
たくっちスノー
「ループ跨いで何度も世界破壊しているからなあいつ」
ロストメイドウィン
「ただ安心することといえば、マジンガーより強い物が現れない限り動かないって事だ」
メイドウィン
「そういえば俺も偽物っぽいの居たよね」
たくっちスノー
「ガレット・メイドウィン・赤城だな、名前はよく出てるんだが未だにこれといった出番がない」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.146 )
- 日時: 2017/11/18 09:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「やぁ、ZEROさん」
ZERO
【何シニ来タ マダ戦ウニハ早イ】
デーリッチ
「ちょっと話したくなったんでち、せめて聞くだけでもいいから...」
ZERO
【....】
ローズマリー
「聞いてくれないでしょうか?」
ZERO
【好キニシロ】
たくっちスノー
「...お前、ZEROと話すって一体何の話題出すんだよ」
デーリッチ
「それは勿論、マジンガーの事でち」
たくっちスノー
「マジンガーの?」
デーリッチ
「デーリッチ達の世界にもマジンガーが流行ってるし、別に話しても問題ないはずでち。」
ローズマリー
「それはそうだけど...」
デーリッチ
「デーリッチはあまりマジンガーの事を知らなかったんでちが、これだけは言えるでち」
デーリッチ
『魔導界にもマジンガーを愛する者がいた』
ZERO
【.....赤イ髪ノ者達カ】
デーリッチ
『そう、彼らは黒影家より上位の存在が欲しかった、自身より強いと存在する彼等の目を覚ますために』
ZERO
【....】
デーリッチ
『実を言うとデーリッチは、マジンガーが黒影家より強かろうが弱かろうがどっちでもいいでち』
ZERO
【ナ ン ダ ト ? ? ?】
ZEROは顔をデーリッチ達の方へ近付ける
その勢いにたくっちスノーは腰を抜かすがデーリッチは話を続ける
デーリッチ
『デーリッチにも王国で一番強くなりたいと思っていた時期があった』
デーリッチ
『国王として、大事な国民を守るために強くなりたかった』
デーリッチ
『貴方がマジンガーZを時空で一番強い存在にさせようとしたように 私にも最強を望んだ時期があった』
たくっちスノー
「おい王さま、どうした急にシリアスな口調になって」
ZERO
【...貴様ハ何ガ言イタイ】
デーリッチ
『その時私は教えてもらった、力は包丁のような物だと。』
ローズマリー
「包丁...?」
デーリッチ
『包丁は上手く使えばとても便利な物だけど、使い方を誤れば人を殺める凶器になってしまう』
ZERO
【ソレガドウシタ...】
デーリッチ
『私は、どんなに強大な力を持っても使い方を間違えれば無意味な物になると知った』
デーリッチ
『それを教えてくれたのは この世界に住む貴方が憎む黒髪の魔導人。』
たくっちスノー
「ねぇマジでどうしたのデーリッチ!?もっとでちでち言えよおい!!」
デーリッチ
『マジンガーZERO』
デーリッチ
『貴方の最強の道を非難する気は無いけど、1つ聞かせてほしい』
デーリッチ
『貴方はその神の力を、何の為に使う?』
ZERO
【....】
デーリッチ
『貴方はマジンガーZその物、私が映画で見たZは、人々の為に拳を振るい、世界を守るスーパーロボットであり、ヒーローだった』
デーリッチ
『でもZEROは、映画のマジンガーZとはとてもかけ離れて見える』
ZERO
【.....】
たくっちスノー
「おい馬鹿!ZEROに何言ってやがる!!ぶっ殺されるぞ!!」
デーリッチ
『ただ...1つだけ疑問点が残っている』
ローズマリー
「疑問点?」
デーリッチ
『メニャーニャちゃんが言っていた、マジンガーZを全時空に送り出した理由、それは世界をいつでも破壊出来るようにするためではない気がする』
デーリッチ
『仮にそうなら、私達の世界も今頃滅んでいる』
たくっちスノー
「言われてみれば....」
デーリッチ
『貴方は何か別の考えがある、それは破壊等といった物ではなく、もっとちゃんとした....
ZERO
【モウイイ】
デーリッチ
『.....』
ZERO
【モウ 21時ダ 明日ニ備エテサッサト寝ロ】
ローズマリー
「うわっ、本当だ...デーリッチ、もう行くよ。」
デーリッチ
『分かった。』
ZERO
【...1ツ聞カセロ 貴様ノ世界デ マジンガーZハ ドウナッテイル?】
デーリッチ
「....今はまだぼちぼちだけど、一種のハグレ文化として愛されつつあるでち」
ZERO
【ソウカ....】
デーリッチ
「また明日」
デーリッチ達はワープ魔法で、ZEROの元から去っていく
真夜中にたくっちスノーとZERO、二人のメイドウィンが話し合う
「なんかすまないな、王さまが急に無礼な事を....」
【イヤ 構ワン】
「はぁ...にしても、なんだったんだ今のあいつ...」
【アノ小娘 不思議ナ奴ダ 一体何者ダ】
「それが分かんないんだよね...デーリッチ自身も他世界の住民な上にその世界の記憶がないときた。」
【....ダガ 話ヲ聞イテ私ハ1ツ確信ヲ得タ】
「あいつの住む世界ならマジンガーを愛してくれるだろうって?」
【ソウデハナイ】
【奴ニハ 私ト同ジ『可能性』ヲ感ジルノダ...】
決戦前夜、ZEROが確信したデーリッチの『可能性』
果たしてその真意とは....?
明日、魔導界の全てが決まる。
[To be continued....]
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.147 )
- 日時: 2017/11/18 15:11
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
翌日.....
ZERO
【来タカ】
デーリッチ
「....」
まだ朝7時の事。
あの夜で話をした高台にデーリッチは立っていた。
ZERO
【コレハ 避ケラレル事ノ無イ因果】
ZERO
【私カ貴様 ドチラカガ死ナナケレバナラナイ】
デーリッチ
「.....」
目の前には、まだ全力を出していないであろう、恐ろしい魔神がいる
それでもデーリッチは逃げるわけにはいかなかった、皆が安心して帰るためにも。
ZERO
【私ガ殺スノハ貴様デハナイ】
ZERO
【私ハ貴様ヲ殺セナイ】
ZERO
【コノ世界モロトモ...】
ZERO
【ZEROに還れ】
デーリッチ
「....!」
今、小さな王様と、大きな神の戦いが始まった。
......
たくっちスノー
「.....デーリッチの奴どこに行きやがった!」
一方ハグレ王国、目が覚めるとデーリッチの姿が何処にもなかったので、全員で探していたのだ
Sonic.exe
「まさか、既にZEROの所へと....」
野獣先輩
「死にたいのかよあいつはよぉ!」
メイドウィン
「いや、だから死なないってば...」
かなちゃん
「局長、ちょっと黙ってもらえませんか」
その時...遠くから大きな爆発が
野獣先輩
「もう始まってる!」
マーロウ
「何!?一体何処で!?」
ルイージ
「あの高台だ!急げ!」
ローズマリー
「無茶しないでよ、デーリッチ....!!」
.....
ZEROの拳が、デーリッチの立っていた建物を次々と破壊していく
デーリッチはそれを避けるのが精一杯だった
ZERO
【逃ゲテイルダケデハ 勝テナイゾ】
ZEROは背中に装備されている0型のスクランダーを掴み、そのままブーメランの要領で投げつける
まるで巨大な丸ノコギリのように、建物を真っ二つにしていく
デーリッチ
「ワープ魔法!」
ZERO
【!】
デーリッチ
「デーリッチ覇王拳!」
デーリッチはワープ魔法で自身をZEROの真上へと転送し、エネルギー派をパイルダーへと叩き込む
ZERO
【パイルダーヲ...】
デーリッチはそのまま、地面へと落下しそうになるが..
デーリッチ
「え、あ、おおおお!?ワープ魔法!ワープ魔法!」
ワープ魔法で、瓦礫の山へとワープする
ZERO
【中々...ダガ イズレコノ世界ハ壊レル 私ノ力ニヨッテナ】
デーリッチ
(確かに、このままでは世界が...避けるだけじゃなくて、玉砕覚悟で突っ込まないと...)
『フルメイク』
デーリッチ
「!」
ZERO
【!】
メイドウィン
「...朝っぱらからよくやるよ、君らも」
デーリッチ
「メイドウィンさん!でもどうして...」
ZERO
【私ガ破壊シタ街ガ...再生サレテイク...?】
メイドウィン
「元々フルメイクで石や鉄を固めて作った建物だからね、またフルメイクを使えばいい」
ZERO
【邪魔ダ 失セロ】
メイドウィン
「断る、君の方こそ出ていってくれ、君さえ出ていってくれれば終わる話だ」
ZERO
【ソレデハ私ノ腹ノ虫ガ収マラナイ】
メイドウィン
「君の都合はどうでもいいんだ、俺は大事なものを守りたい」
ZERO
【話ニナラン!!失 セ ロ ! !】
ZEROは右腕に自身より巨大な刃...【アイアンカッター】を作り出しメイドウィンの方へと発射した
メイドウィンは拳の方へと巻き込まれ遠くへ飛ばされる
デーリッチ
「メイドウィンさん!」
ZERO
【余所見ヲスルナ】
デーリッチ
「うわさっきのが戻ってきた!」
デーリッチは間一髪でアイアンカッターを避ける...先程のように建物がスッパリと斬られていく
デーリッチ
「...い、一撃が重すぎる」
ZERO
【コレデモ マダ本気ヲ出シテハイナイ】
デーリッチ
「!!」
ZERO
【アア...黒影ガ戻ッテキタラ面倒ダ】
ZERO
【ソロソロ...世界ヲ一気ニ消滅サセルトシヨウ】
ZERO
【魔神パワー ソノ三】
デーリッチ
「!?」
ZERO
【説明シテヤロウ 私ニハ七ツの力ガアル マダ私ハ1ツモ発動シテナカッタガナ】
ZEROの左腕の色が変わる...材質が変わったように感じた
ZERO
【サラバ 可能性ヲ持ツ 『ハグレ』ヨ】
ZERO
【魔導界ト共ニ消エテ無クナルガイイ!!】
ZERO
【強化型ロケットパンチ!!!】
ZEROはデーリッチ目掛けてロケットパンチを発射する!!
デーリッチ
「!!!」
(ごめん、皆.....!!!)
(デーリッチは、皆を...守りたかったのに...)
(結局...何も出来なかったでち...)
「まだあんたは死んでもらっちゃ困るんだよ」
デーリッチ
「!」
その時、一筋の剣がデーリッチの目の前でロケットパンチを真っ二つにする
ZERO
【ロケットパンチヲ...貴様ハ!!】
たくっちスノー
「ZERO、あんたに喧嘩を売るつもりは無いけど、デーリッチに死なれたくないんだ、悪く思うなよ!」
デーリッチ
「たくっちスノー...!」
ZERO
【T、貴様...光子力ビーム!!】
ZEROは目から数百発に散らばるビームを発射するが、魔法で相殺される
ZERO
【!!!】
エステル
「ったくあんたねぇ...こんなバケモノ相手に一人でやるなんて馬鹿みたいなことしてさ!」
メニャーニャ
「あの何百発をよく避けられたものですよ...本当に無茶をして」
デーリッチ
「エステルちゃん、メニャーニャちゃん!」
ZERO
【ナラバ ルストハリケー(ガンッ!!)
ZEROの口部分に金槌が飛んできて、狙いが逸れる
かなちゃん
「ほら今ですよヅッチー!」
ヅッチー
「タケミナカタ・バーストォ!!」
ヅッチーの稲妻魔法をZEROはガードして凌ぐ
ZERO
【援軍ダト....】
デーリッチ
「かなちゃん、ヅッチー...どうして...」
たくっちスノー
「まだまだ来るよ」
デーリッチ
「えっ」
ZERO
【ドリルミサイル!!】
デーリッチ
「うおわぁ!?来た来た!!」
たくっちスノー
「いや、ドリルミサイルを斬るのは無理無理!!」
(ドドドドドドド!!)
ルイージ
「ベヒーモスを肉壁にしてどうにかしのげたか...」
ニワカマッスル
「熱っちち....火薬は流石にキツかったぜ」
ジュリア
「二人とも怪我はないか?」
デーリッチ
「う、うん...そっちこそ」
ニワカマッスル
「ええ?どうってこたぁない!」
「デーリッチさん!」「デーリッチ!!」「デーリッチ無事か?」「国王様ご無事で...」「デーリッチちゃん待ってて、今薬を!」
ハグレ王国の皆が、次々とデーリッチの元に集まる...
ZERO
【コレハ....ドウイウ事ダ】
デーリッチ
「デーリッチにも...」
たくっちスノー
「いやお前さ、黙って出ていけばそりゃ探すわ!!」
エステル
「せめて何か一言言いなさいよ!」
デーリッチ
「で、でも...伝えたら皆付いてくると思って...1対1なんだから...」
たくっちスノー
「王様を守るのが国民の仕事...らしいからさ」
たくっちスノー
「デーリッチの敵ならハグレ王国の敵でしょ?」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.148 )
- 日時: 2017/11/18 16:03
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン
「ああ...結構吹き飛ばされたなぁ」
メイドウィンは上半身を再生させて、またデーリッチの方へと向かっていた
メイドウィン
「...あれ?なんか増えてる」
松山
「よぉメイドウィン。」
メイドウィン
「あ、松山、もしかして...君の差し金?」
松山
「ちげぇよ、デーリッチを助けたいから集まったんだよ、俺以外はな」
メイドウィン
「君は集まらないのかい?」
松山
「俺は世界流しされたから居るだけで別に王様に忠誠も恩義もねぇからな」
メイドウィン
「ふーん...たくっちスノーは違うんだね、変だね」
メイドウィン
「自分より先に死んでっちゃう奴を好きになるなんて」
.....
ZERO
【ハグレ王国....】
デーリッチ
「皆、ダメでち...皆をこんなことに巻き込みたくない」
ローズマリー
「私は君を死なせたくない」
Sonic.exe
「それにだ王様、俺達を見くびっていたのか?俺達があっさりやられるほど弱いと思っていたのか?」
デーリッチ
「そういうわけじゃ...」
アルフレッド
「君は度々ダメかもしれない事を乗り越えてきた、だから今回だって...!」
たくっちスノー
「別に良いでしょZERO?頼まれた訳じゃないんだし」
ZERO
【イズレ消エ行ク物ダ 何人デモ自由ニカカッテコイ】
ZERO
【全 員 マ ト メ テ 消 シ 飛 バ セ バ 良
イ ダ ケ ダ ! ! 】
ZEROの甲板が赤く光っていく
ZERO
【ブレストォォォォ ファイヤァァァァ】
K
「させるか!」
ガシューン
『FINAL DORAGO RIDE』
『ババババハムートゥ』
龍の尻尾と翼を生やしたKが炎を吸収する
K
「...はぁはぁ、とんでもない量だ。」
たくっちスノー
「K!」
ヘレン
「インフィニート・ブリザード!!」
ZEROの上空に巨大な氷柱が飛んでくるが、ZEROは怯まず噛み砕いた
ZERO
【貴様...黒影家マデモガ...】
ヘレン
「一緒にすんじゃねぇ!!とっくに絶縁したんだよ!!」
ヘレン
「俺は革命家だ、これで奴等を没落させられるならとことん利用してやるぜ、暴れ放題と行くぞZEROォ!!」
ZERO
【コ ザ カ シ イ ! ! ! 】
メイドウィン
「あー待って待って、もういい、もういいってばさ...」
デーリッチ
「あ、黒影さん...」
ベル
「なんで上、服着てないんですか...?」
メイドウィン
「ZEROに真っ二つにされて、下半身の方から再生させたの、ほら上の方から下に生やしたら色々とまずいじゃん」
ZERO
【貴様ハ出テイケ黒影 貴様ノ戯レ言ハモウ聞タクモナイ】
メイドウィン
「そう言わずに...」
マーロウ
「一体何が?」
デーリッチ
「なんか怒らせちゃったっぽいでち」
メイドウィン
「そうは言ってもねぇ...街は別に壊してもいいんだけど、大事なものがここにあるんだから」
ヘレン
「お前の大事なものってなんだよ...?」
メイドウィン
「どこにでもありふれてるもの、かな?普通の世界でも存在しているもの」
メイドウィン
「ここは昔から変わらないよ、森があり、水があり...」
松山
「一体どこに森や水があるっていうんだ?」
ルミナ
「はらっぱしかないね」
ミルラ
「現にデーリッチさんは一度酸素不足で死にかけましたしね...」
メイドウィン
「美味しいものを食べたりする...今は石を口につけてるだけだけどパンも魚も石も対して変わらないよね」
ZERO
【マテリア...黒影、今コノ世界カラマテリアガ消エレバドウナルト思ウ?】
ヘレン
「なに...お前は分かるのか!?」
ZERO
【私ノ能力ニハ『高次予測』ト呼バレル未来ヲ見ル力ガアル】
たくっちスノー
(ああ、だからあのとき魔導界を見てすぐ切ったのか...こうなるって気付いたのか)
メイドウィン
「まぁ別にいいじゃん、マテリア便利だし」
ヘレン
「お前正気か!?今や何をするにもマテリアの魔力を吸って行ってるんだぞ!飯も食っちゃいねぇ!その状態でマテリアがなくなったら、人々は活動できなくなる!だから早いうちに...」
メイドウィン
「ヘレン、飲み込みが悪いよ...どうせ死んじゃうんだから、好きにやらせれば良いじゃないか...」
ローズマリー
「貴方、ふざけてるんですか?貴方がやってることは管理ではなく、放棄じゃありませんか...本当に大事なものがあるんですか?」
ZERO
【返答ニヨッテハ貴様ニ『ロケットパンチ』ヲマタ叩キ込ム】
デーリッチ
(これなんの戦いだっけ)
メイドウィン
「...約束したからかな?」
ヘレン
「約束?」
メイドウィン
「うん、かなり前に友達と」
たくっちスノー
「居たんだ友達...なんて名前よ」
メイドウィン
「ほら、エリート達が伝説にしてた...」
メニャーニャ
「....『黒影剣』ですか?」
メイドウィン
「そうそう、あれからかなり経ったから間違った情報になってたんだね...」
ルルミー
「どういうことです?」
メイドウィン
「あれは、黒影剣って読むんじゃなくて....」
メイドウィン
「黒影剣(くろかげ つるぎ)って読むんだ」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.149 )
- 日時: 2017/11/18 18:01
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
あれは何年前の事だったかなぁ
時空監理局もメイドウィンも無かった頃
この世界は、元々普通の世界だったんだよ、その時の事をよく覚えている
たしか、森があって村があって、お城があって...
たくっちスノーで言うところの『ファンタジー』ってやつだね
でも、『魔法』はなかった。
いや正しくは一人だけ使えた
6歳の頃から一緒の俺の友達
メイドウィン
「つるぎちゃん、こっちこっち!」
剣
「待ちなさいよ!」
黒影剣、黒い髪と赤い瞳が綺麗な女の子だった。
俺はよく分からないんだけど、別の世界からやってきたと言われてた。
そんなものだから、親はいなかったし友達は俺くらいしかいなかったけど、それでよかった
俺は....つるぎちゃんが好きだったから。
つるぎちゃんも俺を慕ってくれた。
だから簡単な魔法を教えてくれたりした。
俺はつるぎちゃんの為になんでもできたし、なんでもやれた
...とても....
と...て...も....!!
メイドウィン
「つるぎちゃんだいすき」
剣
「私も貴方が好きよ、貴方は私の魔法をスゴいと言ってくれるし」
俺とつるぎちゃんはとても幸せだった
ある日の事、つるぎちゃんは特殊な魔法を使っていた
メイドウィン
「つるぎちゃん、何してるの?」
剣
「これはね、召喚魔法!」
メイドウィン
「召喚魔法?」
剣
「要するに、別の世界から何かを呼び出すの!」
メイドウィン
「そんなことも出来るなんてつるぎちゃんって凄いや!」
剣
「ふふふ....それじゃあ、すっごいの呼び出しちゃうわよ!」ササササ
つるぎちゃんは得意気な顔で魔方陣を棒で書いていた
剣
「せーの...ぽん!」
メイドウィン
「おお!なんかすごそうだね!」
剣
「何が出てくるかなぁ...」
ボワン!と魔方陣が爆発して...現れたのは
全能の神
「ワシは全能の神じゃ」
剣
「本当にスゴいの出てきちゃった~!!」
メイドウィン
「うわぁ...神様だよ!」
全能の神
「ワシを召喚するとは中々じゃな、ご褒美にどんな願いでも1つだけ叶えてやろう」
メイドウィン
「やったねつるぎちゃん!」
剣
「ええ...どんな願いでもかぁ...じゃあ、私と同じ魔法を他の人にも使えるようにしてほしいんだけど」
全能の神
「お安いご用じゃ、ほーれ」
全能の神が杖をふると、世界は光に包まれた
全能の神
「これで明日になれば君のような魔法使いが現れてるはずだ、それではまたのぅ」
剣
「ありがとう!」
メイドウィン
「つるぎちゃん、いいの?そんなことで、お金持ちにもなれたのに」
剣
「あはは...いらないよそんなの」
『物はもう貴方から色々貰っているし』
....そしてそれ以来、この世界に『魔法』が根付いた。
つるぎちゃんは魔法の発祥者として皆の人気者になった。
まぁ、それでも恐れ多くて近寄る人はいなかったから、友達は俺一人だったけど
メイドウィン
「つるぎちゃんだいすき」
剣
「え、ええ...私もよ」
俺と剣ちゃんが20歳になった頃、ちょっと焦ってたんだよね....
年を取ってしまったら、今出来ることが後々出来なくなる。
そう感じた俺は、つるぎちゃんに全能の神を呼び出す魔法陣の作り方をおしえてもらった。
そして....
全能の神
「ワシは全能の神じゃ...おお、君はあの時の少年」
メイドウィン
「覚えててくれたんですね」
全能の神
「君も願いがあるんだね、なんでも言ってみなさい」
メイドウィン
「お前の力を全て寄越せ」
その瞬間俺は神に飛び付いた。
神とはいえ老人、大人に力負けするのが必然だった
俺は神に噛みついた(激寒ギャグ)
肉を喰らい、血をすすり、神の全てを食った。
メイドウィン
「ああ...不思議と力が沸いてくる、今ならつるぎちゃんになんでもできる」
君達の知る、今の俺が出来上がったんだ
剣
「おかえり...なにその銀の髪、イメチェン?」
メイドウィン
「つるぎちゃんつるぎちゃん、俺全能の神の力を得たよ」
剣
「えっ...」
メイドウィン
「これで君をなんでも助けられる、体が衰える事もなく君の助けになる、雨も降らせられる、晴れさせることも出来る、嫌いな奴を消すことも出来る、お金持ちにも出来る、幸せに出来る幸せに幸せに幸せしあわせしあわせしあわせしあわせ」
剣
「....うん。」
メイドウィン
「つ る ぎ ち ゃ ん だ い す き」
剣
「うん...うん...」
結果的に、この選択は間違ってたと後々気付くんだけどね...
俺はつるぎちゃんの為に、この全能の神の力であらゆる事を起こした
ピクニックのために晴れにさせたり、美味しい食事を提供したり、素敵なものを召喚したり
なんでも....なんでも....
なんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでもなんでも
....
そして....つるぎちゃんは...
剣(84)
「わしはもうここまでみたいじゃ...」
メイドウィン
「つるぎちゃん...お願い死なないで..」
剣(84)
「のぅ...最期にわしの願いを聞いてくれないかのぉ...」
メイドウィン
「何...俺はなんでも出来るよ!神になんでも聞いてごらん!」
剣(84)
「あんたの力は本当に凄かった...でも、これからはわしだけにじゃなく、わしの大事なこの世界や、わしの子供達に使ってやれないかのぉ...」
メイドウィン
「えっ、君のために神の力を得たのに君以外の人に?」
剣(84)
「おね...が...い...」
メイドウィン
「つるぎちゃん、つるぎちゃん?」
メイドウィン
「ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇねぇつるぎちゃん、しんでないよね?しなないよね?俺を一人にしないよね?俺を、俺を...」
メイドウィン
「
つ
る
ぎ
ち
ゃ
ん
」
....その後俺は、つるぎちゃんの約束を守って、つるぎちゃんの子孫やこの世界を守ることにした
とはいっても特別な力をつるぎちゃん以外に使いたくはなかったから、ちょっと手助けするくらいだけど
いつの日にか俺は名前を忘れた
俺はとりあえず『メイドウィン』と名乗ることにした
いつの日にか、つるぎちゃんの血を引くものが別世界に行くようになった
いちいち調べるのも面倒だしと、全時空を見る組織『時空監理局』を作った
いつの日にか、この世界の住民全員がつるぎちゃんの子供になった
いつの間にかこの世界は『魔導界』と呼ばれていた
いつのまにか、黒影家なんて物が生まれていた...
でも、まだつるぎちゃんを生き返らせる技術は出来ていない....
.....
メイドウィン
「と、これが約束、ついでに魔導界の始まりも話しちゃったけどどうかな?」
たくっちスノー
「どうかなじゃねぇよドン引きだよ」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.150 )
- 日時: 2017/11/18 22:35
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン
「分かるかい?魔導界はつるぎちゃんの思いの結晶なんだ」
メイドウィン
「つるぎちゃんが愛したこの世界を守るって約束したし」
メイドウィン
「ヘレン達にとってはどうしようもないクズでも、俺にとっては大事なつるぎちゃんの子孫で...」
ヘレン
「やめてくれ!!もう聞きたくもない!!」
爽やかな笑顔で狂った愛の思い出を語るメイドウィンの過去に...一同は引いていた
デーリッチ
「ろ、ローズマリー...震えが止まらないでち...」
ローズマリー
「あのメイドウィンさんの本性がこんな恐ろしいものだったなんて...」
Sonic.exe
「正直に言うと俺も衝撃を受けている、まさかメイがな...」
ヅッチー
「かなちゃん、あいつ怖いよ...」
ヅッチー(マフィ)
「き、気持ち悪りぃよ...」
かなちゃん
「なんですか...なんなんですかアレ、新手のヤンデレですか?」
ヘルラージュ
「わ、私そういうのはちょっと...」
クラマ
「愛が重いっていうのはこういうことか」
ティーティー
「惑星規模の愛なんてわしでもお断りじゃ」
福の神
「それに...全能の神を取り込むなんて...」
松山
「束縛系ヤンデレの最終進化系か」
K
「世界丸ごと束縛してくる全能のヤンデレとか笑えんわ」
こたつドラゴン
「誕生から永眠まで見守ってくれる系ヤンデレ」
ミルラ
「もうやめてください!」
ZERO
【頭イカレテイル】
たくっちスノー
「見ろ!!あのZEROでさえ引いているぞ!!つーか回想見る限りだとつるぎちゃんもドン引きしてんじゃねーか!」
メニャーニャ
「そもそもいくら年月が経つとはいえ剣さんの血を引く物しか残ってないって変では...」
エステル
「や、やめてよメニャーニャ!今のあいつの事だからサラッと笑顔で『全部根絶やしにした』とか言い出すわよ!」
たくっちスノー
「...メイドウィン、今の話ウソじゃないのか?」
メイドウィン
「うん、紛れもない本当の話」
メイドウィン
「俺はつるぎちゃんが大好き」
メイドウィン
「何年も前から、それ以外はぶっちゃけどうでもいい」
ルミナ
「....えっ」
ヘレン
「....んだと貴様ァ!!」
ヘレンは怒りの形相でメイドウィンに詰め寄る
メイドウィン
「ヘレン?一体どうかしたの?」
ヘレン
「どうかしたもねぇだろ!!じゃあお前...俺の妹は...ルミナは遊びだったって言うのか!?」
メイドウィン
「ううん、ルミナは俺を好きだったことは知ってるよ、ちゃんとそれに答えた」
たくっちスノー
「.....勘違いしてたんだ、黒影は好き嫌いが無いんじゃない。」
ローズマリー
「彼は好き嫌いの感情が無いのではない...最初から、どうでもよかったんだ、一人の愛した者以外が」
ヅッチー(マフィ)
「俺たちに見せたあの笑顔は...全部偽りだったってわけか」
メイドウィン
「まぁ、俺にだって責任はあるからね、面倒とはいえ組織作っちゃったし」
メイドウィン
「笑顔と簡単な社交辞令さえ出来れば、いくらでも善人に見られる」
メイドウィン
「そう教えてくれたのは君じゃないか、たくっちスノー」
たくっちスノー
「く、黒影...!いや、お前もう何て呼べばいいのかわかんねぇ!!」
メイドウィン
「でも、因果や転生とかは信じたことはないんだけど、不思議なことがあったんだ。」
メイドウィン
「そこにいる、つるぎちゃんの孫の孫の孫の孫の孫の孫の孫くらいのルミナ。」
ルミナ
「.....」
メイドウィン
「どういうわけか、君は今まで会ってきた黒影家で一番...いや、98.9%の確率でそっくりなんだ」
メイドウィン
「8 歳 の つ る ぎ ち ゃ ん に 」
ヘレン
「黒影ェェェェ!!!」
『エメラルドヒート!』
ヘレンは剣に宝石をはめ込み、衝撃波をメイドウィンに当てた
メイドウィンは縦に真っ二つになるが...気にせず会話を続ける
メイドウィン
「危険だね、ヘレン兄さんは...それに俺は子供を作れてよかったと思ってる」
メイドウィン
「長年の夢だった、つるぎちゃんとの結婚が出来たんだから」
メイドウィン
「それに今は子供もいる...よーやく、俺は話し相手が出来た 不死身の話し相手が!」
ルミナ
「...ひどい ひどいよめーどいん」
メイドウィン
「酷いのはお前達黒影家だろ!?俺を遺して、勝手に皆死にやがって!!必死に思い出作りしてもな、皆俺より先に死んでいくんだよ!!こんな事なら俺は全能の神になんてならなきゃ良かった!!」
たくっちスノー
「.....黒影、お前」
たくっちスノー
「自分を...騙していたのか?」
メイドウィン
「それは昔の君だってそうだった」
たくっちスノー
「それは...」
ZERO
【黒影...】
デーリッチ
「....黒影さん、お願い」
デーリッチ
「もう、帰して....」
メイドウィン
「やだ」
メイドウィン
「君達は黒影家の脅威となってしまった」
メイドウィン
「つーか街壊しすぎ」
メイドウィン
「魔導界の真実を知った奴は皆言いふらそうとするから消す」
メイドウィン
「マジンガーZERO、それは君だって例外じゃない」
メイドウィン
「俺はもう許さない、つるぎちゃんが愛した国を、世界を、家を、幸せを.....つるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃんつるぎちゃん
人形のように首をガタガタ揺らしながらデーリッチ達に近づいていく
デーリッチ
「い、いやあああ!!」
マーロウ
「やめろ!子供達に...近寄るな!」
マーロウはデーリッチ達を庇い、剣でメイドウィンを一閃する
斬られても斬られても メイドウィンはまだ死なない
メイドウィン
「じゃあ 絶対にお前達じゃ果たせない条件をあげる」
デーリッチ
「条件...?」
メイドウィン
「俺を殺してみて!」
メイドウィン
「俺はメイドウィン、全能の神を取り込んだ不老不死の存在!」
メイドウィン
「切り裂かれても酸で溶かしても電車で轢いても毒を飲んでも首を吊っても体が粉々になっても三秒で生き返る、それがメイドウィンだ!」
メイドウィン
「自分はね、早く死にたいんだ!」
メイドウィン
「早く死んで...つるぎちゃんに会いたいんだ!」
ローズマリー
「なんて恐ろしい....」
メイドウィン
「ねぇ?帰りたいんでしょ?帰りたいんでしょ?なら殺してみてよ、どうせ無理だけど、ね、ね、ね、俺をね、殺して、殺して、殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ死死死死死死死死死死死死44444444444444
ZERO
【禁断兵器!!魔神パワー ソノ六!!】
ZERO
【因 果 律 装 置 起 動 ! ! コレヨリ脱出スル!!】
デーリッチ
「え...何を!?」
ZERO
【脱出経路ガ....1%デモアッタヨウダ!!】
その瞬間であった
デーリッチ達ハグレ王国一行と拠点の遺跡、そしてZEROは....姿を消した
メイドウィン
「因果律兵器で逃げられちゃったかぁ....」
メイドウィン
「まあいいや、時空監理局を通じて向こうへとアクセスすればいいし」
メイドウィン
「ハグレ王国の世界は前に来たことあるから知ってるし....」
メイドウィン
「つるぎちゃんの為にも....消えてもらうね、王さま。」
ZEROの機転で間一髪魔導界から抜け出したデーリッチ達
しかし....次の敵は世界を破壊する魔神ではない。
世界を自分好みに書き換える、恐ろしい創造の神なのである。
[To be continued....]
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.151 )
- 日時: 2017/11/19 00:08
- 名前: mirura@ (ID: AKTQy3ZK)
暇だったから来てみればああああああああああああああああ!!!
ホラーだ!これ絶対ホラーだ!!!
うわああああああああああああああああああああ!!!←竜の翼で飛び去ろうとしている
レウォル「お、落ち着け作者!」
ミラ「その前に、あんなもの見て誰が落ち着いてられるっかって話だね」
レウォル「言ってる暇があったら手伝えよ!」
・・・・・・ゲフンゲフン、ごめんなさい。
あまりに怖かったものでつい・・・・・・
誰だって引くわそんな過去!
ヤバい、本音が止まらないです・・・・・
どうなるんでしょうね、デーリッチ達。
心配です・・・・
こ、更新頑張ってく、下さ、い。
どうしよう今日は寝れないかも・・・・・・
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.152 )
- 日時: 2017/11/19 08:03
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
ZERO
【何故コンナ展開ヲ思イ付イタ】
たくっちスノー
「こっちが聞きたい」
松山
「書いたのお前だろ....」
たくっちスノー
「何が怖いって、リニューアル設定があっても一応同一人物って事、自分も黒影も...今まで登場してきたのは全く同じ人間なんだ」
松山
「...えっ、それつまりこの五年間一緒にコメ返信して小説に登場してきたメイドウィン、全部本性アレなワケ?」
たくっちスノー
「それどころか他作者に募集で参加した奴もね...」
松山
「あいつ、どこまで騙せば気が済むんだよ....」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.153 )
- 日時: 2017/11/19 10:28
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: GTJkb1BT)
前回のあらすじ....
デーリッチとマジンガーZEROの決戦の最中...ハグレ王国の乱入もあり戦いは大きくヒートアップする
その時、メイドウィンが軽い理由で戦いを制する、戦いなどどうでも良さそうな感じで止めるメイドウィンに痺れを切らしZERO達が世界を守る理由を問いただすと....
「つるぎちゃんだいすき」
シャドー・メイドウィン・黒影は、時空を守る最強の戦士などではなかった
彼は...正に現在の魔導界を表すような、エリート達よりもずっと酷いエゴイストの持ち主であり、歪んだ愛を抱いている者だった。
メイドウィンはデーリッチ達を魔導界に閉じ込め殺そうとするが、ZEROがここで因果律兵器を起動、どうには難は逃れるが...?
....
ハグレ世界...ざくざくアクターズの世界へとどうにか帰ってこれたデーリッチ達。
デーリッチ
「.はぁ、はぁ、帰れたんだ....」
ローズマリー
「....ああ、そのようだ。」
ルミナ
「......」
たくっちスノー
「......」
ヘレン
「.....っ」
ミルラ
「一体、何をしたんです?」
ZERO
【因果律兵器、アラユル時空カラ私ノ望ムヲ見ツケ出シテ ソノ通リトナルノダ】
Sonic.exe
「分かりやすく言えば、1%でも攻撃を当てる確率があるのならZEROはそれを100%に変えることが可能、というわけだ。」
ZERO
【時空ガ乱レワープスル確率15.4% 望ム世界へ到達出来ル可能性1.7%】
シノブ
「なるほど...助かりましたZEROさん、貴方がいなければどうなっていたか」
ZERO
【私モ トテモ信ジラレナイノダ】
ZERO
【薄情者トハ思ッテイタガ】
ZERO
【アイツガ....】
松山
「俺だって信じたくねーんだよ、これでもあいつの事は実はちょっと尊敬してたんだよ」
デーリッチ
「...デーリッチ達も、色んな事で助けてもらっていた」
ヅッチー(マフィ)
「help世界でも、あいつがいなかったらとかな...」
たくっちスノー
「自分...ついこの間まであいつと焼肉やったりとかしてたのになぁ...」
かなちゃん
「こんなの時空監理局になんて報告すれば良いんですか...」
ニワカマッスル
「でも、一番信じられないのは...あの人だろうさ」
ルミナ
「......」
ベル
「ルミナちゃん....」
野獣先輩
「お前ら、落ち込んでる暇はないゾ...局長の事だからすぐこの世界にやってくるゾ」
ヅッチー
「つまり魔導界と戦うわけだな」
プリシラ
「それもただの戦いじゃない...戦争になります。」
デーリッチ
「.....」
メニャーニャ
「先に失礼します」
ジュリア
「どちらへ?」
メニャーニャ
「帝都の者達に避難警告を...あと、兵を何名か集めて来ます」
たくっちスノー
「どうぞお好きに...」
ローズマリー
「....我々も準備はしておこう。」
ZERO
【.....】
ルミナ
「....ひとりに させて」
ヘレン
「あっ...ルミナ!」
ハグレ王国のムードはダダ下がりだった
ウズシオーネ
「皆...とても辛そうです」
Sonic.exe
「当たり前だ、メイには...本当に世話になったからな」
Sonic.exe
「だがその善意は、己のエゴを隠した偽りの優しさだった」
たくっちスノー
「主人公補正って...怖くね...?」
デーリッチ
「.....」
デーリッチはメイドウィンの強さを分かっている
デーリッチは赤髪達と戦わなくてはならないと気づいている
デーリッチは苦しんでいる
デーリッチ
「戦いたくないでち....」
.....
デーリッチは、ZEROとたくっちスノー....そしていつの間にかこの世界へ来ていたMに呼び出されていた
デーリッチ
「話ってなんでち?」
ZERO
【今更言ッテモ 無駄ダト分カッテイルガ...スマナカッタ】
たくっちスノー
「ZERO?」
ZERO
【元ハ 私ガ警告トシテ ロケットパンチ ヲ発射シタノガ 事ノ発端】
ZERO
【マサカ コンナコトニナルナンテ】
たくっちスノー
「高次予測でもそこまで見れなかったか...」
たくっちスノー
「いや、自分も悪いかもしれない...異世界ガイドなんて引き受けたからあいつら兄妹をお前の世界のところに」
M
「デーリッチよ心配するな、私が付いている、私にかかれば数秒であいつらを...」
デーリッチ
「皆!」
ZERO
【!】
たくっちスノー
「!」
M
「!」
デーリッチ
「皆何も悪くないでち...誰もこうなるなんて予想出来なかったんだから...誰も...」
M
「デーリッチ...」
デーリッチ
「Mちゃん、約束してほしいことがあるでち」
M
「何だ?」
デーリッチ
「....デーリッチは、あの中にいい人も居たって知っている、だから殺したくない」
たくっちスノー
「んなこと言っても、いい人悪い人関係なく道具のように消費される、それが戦争だ...そんな事言ってる場合じゃ」
M
「分かった、君が望むなら無駄な殺生は避ける、死なないようにやってあげよう」
ZERO
【私ニモ責任ガアル コノ世界ヲ守ル事ニ全力ヲ出ソウ】
ZERO
【ソレガ マジンガーZ ノ使命ダカラナ】
たくっちスノー
「無駄な殺生...そうだ、あいつらもだ!あいつらを死なせるわけにはいかない!!」
たくっちスノーは何かに気付いたように外へと駆け出す
デーリッチ
「たくっちスノー...?一体何を..」
ZERO
【私ガ追イカケヨウ】
M
「お前、その体型で入れるのか?」
ZERO
【伸縮自在ダ】
ZEROは魔神パワーで背丈を成人男性ほどに変え、デーリッチ達とたくっちスノーを追う
...
ヅッチー(マフィ)
「おい!!ふざけてんのかお前!!」
たくっちスノー
「本気に決まってるだろ!?」
ヅッチー(マフィ)
「うるせぇ!!俺はテコでも動かねぇぞ!!ヅッチーを残して行けるか!!」
たくっちスノー
「マグナムをぶちこまれようが自分の意思は変わらないぞ!!」
ミルラ
「落ち着いてくださいよ...」
ZERO
【一体何事ダ】
ルルミー
「ZEROさんなんで小さくなってるんですか...まぁそれは置いといて、たくっちスノーさんが私たちに元の世界に帰れと」
ZERO
【たくっちスノー、ドウイウ事ダ】
たくっちスノー
「...いや、自分の知ってる黒影なら、真っ先に避難させるだろ?」
ルイージ
「だけど...」
たくっちスノー
「忘れるなよ、お前達は元々観光客だ、国民じゃない...自分の命を優先しろ」
ミルラ
「たくっちスノーさん...」
たくっちスノー
「...黒影なら、そう言うって思っただけだよ」
ZERO
【言ワレナイト 何モ出来ナカッタ貴様ガナ...】
たくっちスノー
「...そういうわけだ、頼むから帰ってくれよ、始末書はいくらでも書く、時空監理局に辞表だって書いてやる、お前達は死んでもらっちゃ困るんだよ!!」
かなちゃん
「たくっちスノーさん...」
たくっちスノー
「...かなちゃん様。」
かなちゃん
「貴方が他人のためにここまでやれるとは...」
ヅッチー(マフィ)
「大明神よ...俺達にも、何かやらせてくれよ、何も出来ずに帰るなんて、逃げるみたいで嫌なんだよ」
ルルミー
「私たちもハグレ王国が好きですから」
かなちゃん
「ほら、たくっちスノーさん、やらせてあげましょうよ。」
たくっちスノー
「しかし...」
かなちゃん
「責任は副組長である私が取りますよ、一緒に辞表書いてやっても良いです」
ルイージ
「...すまない、大明神。」
かなちゃん
「貴方達も急いで戦いの準備をしておいてください」
ミルラ
「はいっ!」
ミルラ達はローズマリーの所へと向かっていく....
たくっちスノー
「かなちゃん様、これで正しいのでしょうか?」
かなちゃん
「何が正しいとか、悪いとかありませんよ」
たくっちスノー
「....分からない」
たくっちスノー
「デーリッチは、優しい人達の為に殺したくないと願っている、黒影は、自分の想像してたような奴じゃなかった」
たくっちスノー
「かなちゃん様...僕は何を信じれば良いんですか?」
かなちゃん
(まずいですね...全員が疑心暗鬼になりつつあります)
かなちゃん
(ですが、ひとまずはルミナ様をどうにかしませんとね...)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.154 )
- 日時: 2017/11/19 13:30
- 名前: ルルミー (ID: AKTQy3ZK)
こんにちは。
前髪が伸び過ぎて視界が狭くなってきたルルミーです。
ムニャウ「いっその事バッサリ切れにゃむ。銀色の綺麗な目が見えないにゃむ」
ルルミー「切りますけど目は隠します。昔から隠さないと親に文句言われるので。
あの人達にとって私の目は化け物なので」
ムニャウ「こんな所までトラウマを引きずる必要ないにゃむ・・・・・
銀色の目の人なんてそこら中にいるにゃむ」
余計な話をしてすみません。
魔導界との戦争ですか・・・・・
愛に狂った黒影さんは恐ろしいですね・・・・・・
デーリッチさん達は、勝てるのでしょうか・・・・
続きに期待します。
更新、頑張って下さい。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.155 )
- 日時: 2017/11/19 13:42
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: GTJkb1BT)
ルミナ
「......」
ルミナは塞ぎ混んでいた。
ルミナは何も信じられなかった
ヘレン
「ルミナ...」
ルミナ
「にいさん...ひとりにさせて」
ヘレン
「だけど...」
ルミナ
「おねがい」
ヘレン
「.....分かった、俺は戦いにいくから、おとなしくしてろよ」
ルミナ
「にいさん」
ヘレン
「なんだい?」
ルミナ
「....ボクを ずっとひとりにしないでね」
ルミナ
「ちゃんと かえってきてね」
ヘレン
「...当たり前だろ!俺はルミナのお兄ちゃんなんだからな!」
ヘレン
「じゃ、行ってくるよ。」
ルミナ
「うん....」
ヘレンはルミナの元から離れていく...
....そして、今、戦争が始まろうとしていた。
時空を越えた、大きな戦争が...
ハグレ王国でメニャーニャは陣営を組んでいた
メニャーニャ
「相手は時空を越えてやってきます、いわば世界規模のハグレがやってくるわけです。」
メニャーニャ
「ですがハグレ戦争ならもう散々やっています、上手く立ち回り、必ず勝利します」
ヘレン
「戦術は?」
メニャーニャ
「相手は魔導界、すなわち相手は皆魔法使いです、そこで魔法に耐性のあるシノブ先輩や私を前線としてジュリアさんやマッスルさん、大明神さん等の壁役で攻撃を凌ぎます」
メニャーニャ
「その後ろでは、エステル先輩やマリーさん、ヤエさんといったこちらの魔法使い等が後ろから追撃を」
メニャーニャ
「更に後ろではティーティー様や福の神様、デーリッチさん達が回復で支援します】
ヘレン
「守りは完璧というわけか...では攻撃の方は?」
メニャーニャ
「突撃隊長としてたくっちスノーさんとZEROさん、そしてMさんが、そこからマーロウさんやフッチーさん、柚葉さんと続いていきます」
メニャーニャ
「空中部隊にもハピコさん、クラマさん、exeさん等が...」
ヘレン
「....よし、俺も前線にたつ、魔導界の事を良く知ってるのは革命家である俺だ。」
メニャーニャ
「ええ、では任せますね」
ヘレンはワープで遠くへと飛んでいく
帝都兵
「メニャーニャ様!大量の魔法使いが召喚されていきます!」
メニャーニャ
「来ましたか...すぐ向かいます。」
....
~前線~
ZERO
【ミサイルパンチィィィィ!!!】
たくっち鎧武カチドキ
「火縄大DJ銃!!いざ出陣!!エイエイォォォォォ!!!」
M
「滅べ!!砕けろ!!星屑となれ!!」
前線では三人の戦士が魔導人を粉々に消し飛ばしていた
魔導人(黒)
「うげええええ!!」
帝都兵
「あいつらヤバくね?」
帝都兵
「俺ら必要ある?」
マーロウ
「彼らはあくまで突撃部隊...溢れてきた魔導人を蹴散らすのが
魔導人
「ホロベエエエエエエ!!!」
斬ッ
柚葉は瞬く間に魔導人を斬っていく
柚葉
「我々の仕事だ」
帝都兵
「お、おお...やはりハグレ王国はスゴい」
帝都隊長
「何をやっている馬鹿者!奴等に手柄を全部取られるぞ!」
帝都兵
「「「うおおおおおおお!!!」」」
魔導人
「........カカカカ」
~後方~
シノブ
「サモンアグニ!!」
ニワカマッスル
「おるるぁ!ハグレ王国には近付かせないぜ!」
ヤエ
「サイキックバインド!」
エステル
「フレイムⅢ!!」
ローズマリー
「ブリザードⅤ!!」
デーリッチ
「デーリッチ覇王拳!」
帝都兵
「おおおおおお!!」
前線で倒しきれなかった魔導人達をシノブやローズマリー達が倒していく
ローズマリー
「...まだ来る!」
ベル
「皆さん、回復薬を持ってきました!」
ニワカマッスル
「おう、もっと持ってきてくれ!」
メニャーニャ
「ここもいつまで持つか...」
帝都兵
「...メニャーニャ様!現れました!白髪の男です!」
メニャーニャ
「遂に来ましたね、メイドウィン...」
デーリッチ
「メイドウィンさんが...来る!」
ニワカマッスル
「ベル!傷薬、今度はもっと沢山だ!」
ベル
「は、はいっ!」
.....
メイドウィン
「....やぁ」
たくっちスノー
「黒影」
ZERO
【待ッテイタゾ】
メイドウィン
「見つけたよたくっちスノー...」
たくっちスノー
「黒影聞かせろ、いつからだ」
たくっちスノー
「いつから...騙していた?」
たくっちスノー
「なぁ、2016年は一緒にコメント返ししてただろ?2015年まではメイドウィンワールドとか作ってさ...」
メイドウィン
「....」
たくっちスノー
「黒影家だとかつってルミナ様の家でオリキャラ集合してただろ?他作者と競いあったりしただろ?」
たくっちスノー
「逃走中だって沢山やってきたろ?色んな作者と友達になってさ...」
メイドウィン
「....」
たくっちスノー
「答えろよメイドウィン!!皆ウソだったというのか!?本当は楽しくなかったのか!?皆どうでもよかったのか!?」
メイドウィン
「...つるぎちゃん以外はどうでもいいよ、皆がつるぎちゃんになってくれるのなら別だけど」
たくっちスノー
「考えを変える気は無いのか...自分は...僕は貴方を尊敬していたっていうのに!!」
メイドウィン
「別に他人に尊敬されてもしったこっちゃないし」
たくっちスノー
「お前....ッ!!」
メイドウィン
「さぁ、望み通り俺を殺しに来てよ、全力で。」
メイドウィン
「俺もメイドウィンだからキャラは殺せない、殺せるのは名のないモブだけだよ」
メイドウィン
「泥仕合の始まりだね!」
たくっちスノー
「黒影ェェェェェ!!!!」
ああ、いつから、いつからだろう。
黒影が正義で、たくっちスノーは悪。
たくっちスノーが何か悪いことして、メイドウィンが登場人物と共にそれを止める
それが....メイドウィン小説のお決まりだったはずだ。
でも、今は違う
たくっちスノー
「なんで自分がお前を悪として倒さなくちゃならないんだよ、黒影....!!」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.156 )
- 日時: 2017/11/19 13:45
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: GTJkb1BT)
ルルミーさん
たくっちスノー
「自分も髪、伸びてきたなぁ」
松山
「切ってやろうか?」
たくっちスノー
「ハゲにされるだろうから断る」
松山
「....メイドウィン。」
たくっちスノー
「自分は...あいつを止めなくちゃならない、あいつと同じ【メイドウィン】として!」
コメント感謝です
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.157 )
- 日時: 2017/11/19 16:01
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【change!仮面ライダーマッハ!!】
たくっちマッハ
「追跡...撲滅!いずれもマッハ!!」
『シグナルコウカン!トマーレ!』
たくっちマッハ
「悪いがお前はおとなしくしてもらう!」
【STOP】
たくっちマッハの銃に当たったメイドウィンはstopの標識に挟まれ動けなくなる
メイドウィン
「ありゃ」
【Re:set!】
たくっちスノー
「ヘレン!魔導界の人口は!?」
ヘレン
「およそ12万人!」
たくっちスノー
「何人くらい斬った!?」
柚葉
「まだ一万も越えていないだろう」
たくっちスノー
「黒影は自分が抑えるからお前らは他の奴を頼む」
ヘレン
「そういうわけにはいかない!俺だって...ムシャクシャしてるんだ!」
『サファイアブリザード!』
ヘレン
「俺達と俺のご先祖様は....お前の着せ替え人形でもオンラインゲームのアバターじゃねぇんだぞ!!』
ヘレンは氷の斬撃をメイドウィンに叩き込むが、メイドウィンは平然としている
メイドウィン
「俺はつるぎちゃんのたった一人の友達だ、そして俺もそうだった、つるぎちゃんと俺は...とても繋がった...」
たくっちスノー
「もう聞きたかねぇ!!」
たくっちスノーは首根っこを掴む
ZERO
【ルストハリケーン!!!】
柚葉
「乱れ桜」
たくっちスノー
「さっきからたった一人の友達、友達って!!やっぱ頭おかしいよ!」
メイドウィン
「君には言われたくないんだけどね...」
たくっちスノー
「黙れ!!お前も友達なら、剣ちゃんの友達を増やしてやろうと思わないのか!?」
メイドウィン
「それは君の考え?」
たくっちスノー
「...自分の知る!!不老不死でこの小説のヒーローであるシャドー・メイドウィン・黒影はそう言うだろ!?」
マーロウ
「Tさん....」
メイドウィン
「ヒーロー?普段頭を空っぽにしてお人形遊びしている君にしては」
その時...たくっちスノーは....
メイドウィン
「面白い答えだったよ」
黒い液体だけになった
マーロウ
「Tさん!」
松山
「おいたくっちスノー!!なにグチャグチャになってるんだテメェ!!」
メイドウィン
「次はZEROだよ」
ZERO
【!!!!】
メイドウィンは指からビーム光線を放つがZEROはそれを軽々とかわす
メイドウィン
「そっか、そういえば君には因果律兵器があったね」
ZERO
【ソンナモノ当タルカ...】
松山
「メイドウィン、お前何しやがった...なんでメイドウィンがメイドウィンを攻撃できる?」
メイドウィン
「俺は神、粉々にするくらいなら容易だよ」
メイドウィン
「邪魔するなら君でも殺すよ、一番作ってて楽しかったお人形、松山那雄宏。」
松山
「....っ!」
ZERO
【......】
ヘレン
「....お前!」
メイドウィン
「それじゃ、お先に!」
マーロウ
「...しまった!」
松山
「あの野郎、主人公を殺す気だな...いつまで液体になってんだオイ!追いかけんぞ!」
松山は翼を生やし液体となったたくっちスノーを手掴みしてメイドウィンを追いかける
M
「デーリッチが危ない!」
ZERO
【光子力ビーム!!..オノレ、キリガナイ!!】
前線は今もなお増え続ける魔導人達を潰し続けている...
....
帝都兵
「来ました!奴です!」
メニャーニャ
「遂に突破されましたか...」
ローズマリー
「デーリッチ...」
デーリッチ
「覚悟は決めたでち」
帝都兵の大軍を切り払い、メイドウィンがデーリッチへと迫る
大きく飛び、壁と魔法追撃班を飛び越え...鯨用包丁を向ける
メイドウィン
「君を消せばこの世界は消滅する!!覚悟してよね!!!」
デーリッチ
「デーリッチ覇王拳!」
覇王拳で鯨用包丁を消し飛ばす
メイドウィン
「...おお、津波丸を!」
デーリッチ
「...メイドウィンさん。」
メイドウィン
「嫌だねぇそういうの!!」
デーリッチ
「デーリッチは...貴方を倒します!」
メイドウィン
「...なんで?どうして皆俺が悪いみたいな言い方をするの?俺はつるぎちゃんと約束しただけなのに!!」
ローズマリー
「約束?貴方は人の人生を弄んだ、人形のように自分の良いように動かしただけじゃないか」
ローズマリー
「今の貴方は善人のフリをした邪神だ、魔導界で一番自己中心的なのは、他でもない貴方だ!!!」
メイドウィン
「なんで!?なんでそんな事を言うの!?」
メイドウィン
「俺はただ、一人の女の子が好きになっただけなのに!!」
『テメェが「好き」を語るな』
メイドウィン
「!」
デーリッチ
「この声は....!」
松山
「ほれ、忘れ物」
「それ」は形を変えていく
『初恋だ?唯一の友達だ?んなこた別にいいんだよ』
やがて、それは狐のような頭部となり
『誰が女の人生を好き勝手弄くっていいつったよ』
少年のような体を形成していく
『誰が....』
ローズマリー たくっちスノー
「「支配と恋愛は同じと言った!!」」
偉大なるマガイモノの王は、不死身なり。
ローズマリーとたくっちスノーの攻撃が、メイドウィンを吹きとばす。
メイドウィン
「...あ、あれ?ドロドロの液体にしたはずなのに」
たくっちスノー
「バカいえ!液体に戻されたぐらいで死ぬか!どうせやるなら蒸発させれば良かったな!」
メイドウィン
「ありゃりゃ...まあいいか、もう一度やればいい。」
デーリッチ
「デーリッチ覇王拳!」
メイドウィン
「また同じ手を...!」
覇王拳は先程より大きく、強くなっていた、メイドウィンを再び前線へと引き戻す
デーリッチ
「ローズマリー...行っていいでち?」
ローズマリー
「ああ、私としても彼に少し腹が立ってきたよ」
たくっちスノー
「自分は言いたいこと言えてスッキリしたからここに残るよ、かなちゃん様いるし」
たくっちスノー
(オリキャラが目立ちまくっちゃ悪いし)
松山
「じゃあ俺も...めんどくせぇしここでいいや」
かなちゃん
「さぁお二人とも行ってきなさい!あの男に...天誅浴びせてやりなさい!」
デーリッチ
「分かったでち!」
....
メイドウィン
「あらーっ!!」
ZERO
【戻ッテキタカ】
ヘレン
「ていうかたくっちスノーは!?」
デーリッチ
「デーリッチ達の代わりに守ってくれてるでち」
M
「デーリッチ!無事だったか」
ローズマリー
「ええ...どうにか」
マーロウ
「こちらは...キリがありません、12万も本当にいるのかと思うくらいです」
ローズマリー
「傷薬がありますので使ってください」
ZERO
【フンッ!!】
メイドウィン
「うおふふ...」
ZEROは倒れているメイドウィンの首を握る
ZERO
【己ノ欲ト自己満足ダケノタメニ自分勝手ナ世界ヲ作ッタ罪ハ....重イ!!】
メイドウィン
「君に言われたくないよZERO、かつてのマジンガーZの世界を覚えている?」
メイドウィン
「世界はマジンガーを崇め、称え、上位の存在を消し飛ばす、それが君だった」
メイドウィン
「マジンガーより上のものを認めたくない君と同じで、自分もつるぎちゃん以外のものを認めたくない、だから消す」
メイドウィン
「そんなものだからね...途絶えちゃって、家系。」
デーリッチ
「....へ?」
ヘレン
「おい待て、それってどういう....」
メイドウィン
「ごめんごめん、またウソ付いちゃった、実は今の魔導人達はつるぎちゃんの血が繋がっていない」
メイドウィン
「つるぎちゃんが死んで200年くらいたった頃、余分そうな人類ウザかったから消したら...ちょっとやりすぎちゃって全滅したの」
ローズマリー
(多分、ほぼ全員消したな)
メイドウィン
「で、これじゃつるぎちゃんに怒られちゃうと思って、そっくりに作り直したの」
メイドウィン
「でも同じ素材で作ったらまた殺しちゃうだろうからちょっと工夫して作ったのが」
メイドウィン
「つるぎちゃんの魔力を永久的に産み出す鉱石『永遠魔導』と」
メイドウィン
「それをベースにした魔力人間、そこにいるヘレン達!」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.158 )
- 日時: 2017/11/19 19:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヘレン
「マテリア....ヒューマン....?」
ローズマリー
「それは....つまり...」
デーリッチ
「マテリアは元々メイドウィンさんが作ったもので...ルミナちゃん達は、それを元にした...」
ヅッチー(マフィ)
「人造人間とかいう奴か....」
メイドウィン
「ヘレン達が誕生する40年ほど前に鉱石の方のマテリアに気付かれちゃってね、マテリアから人間を作ってるという事実だけ隠して上手く使わせてあげたよ」
メイドウィン
「もしかしたら、つるぎちゃんの魔力で何か出来るかとも思ってさ」
メイドウィン
「シャドー・ヘレン・黒影、君と君の妹...いや、今まで倒してきた魔導人含めて皆」
メイドウィン
「全部マテリアで出来ていたんだ」
デーリッチ
「....っ」
ヘレン
「.....」
メイドウィン
「あ、もちろんフルメイクだとかで肉質は変えてるから触り心地は人そっくりだよ」
メイドウィン
「あと依存性みたいになってるのは、しょうがないよ本体みたいな物だし」
ヘレン
「.......!!!」
デーリッチ
「じゃあ、皆お人形..?あの優しい人達も、皆、みんな...メイドウィンさんの作り物?」
メイドウィン
「そういうことになっちゃうね」
ZERO
【クダラナイ 所詮ハ タダノ箱庭トイウワケカ】
ヘレン
「つまり...つまり....全部テメェの仕業かあああああああああああ!!!」
メイドウィン
「仕業って...なんて悪い言い方を、マテリアを作ったのは俺だけど、それを面倒な事に使ったのは君達じゃないか」
メイドウィン
「俺は『可能性』という物に懸けてみた、だけどこのザマだよ、面倒な事に巻き込まれてしまった」
ローズマリー
「こいつ....
メイドウィン
「でもまぁ王さまとやってることは変わらないよ、何か凄いことして、凄いことが起きて凄い人が部下になる、ほら同じだよ」
ローズマリー
「デーリッチと一緒にするな!!お前だけは絶対に許さない...お前だけは!!」
メイドウィン
「君達は強い、それは分かっている」
メイドウィン
「でも限界がある 終わりがある でもこちらは違う」
メイドウィン
「【宝石の国】って作品知ってる?あの世界の住民は体が宝石で出来ているから砕けても再生が出来る」
メイドウィン
「そしてマテリア・ヒューマンは俺が作り出したもの、魔力がある限り永遠に生き続ける」
マーロウ
「大軍が尽きないとは思っていましたが...」
ヅッチー(マフィ)
「最初っから全部作ってたって事かよ...」
メイドウィン
「exeは永遠なんて無いと言っていたが...あるんだよね、二つだけ。」
メイドウィン
「俺と、マテリア。」
メイドウィン
「デーリッチ達が強いのは分かっているけど、そちらの魔力が尽きれば...俺の勝ち」
メイドウィン
「だから...俺はもう寝るね。」
メイドウィンは敵の真ん前で横になる。
M
「こいつ...どこまでふざけた奴だ...」
ローズマリー
「だがあいつの言っていることも事実、このままでは、いずれこちらはジリ貧になり、敗北する...」
デーリッチ
「...負けない、それでもデーリッチは負けない!何か策があるのなら、1%でもあるのならデーリッチはそれに懸ける!何がなんでも...魔導界からこの世界を守らないといけないんでち!」
デーリッチ
『私はハグレ王国国王!全ての時空の架け橋となり、全ての生き物を受け入れる皆の王さまでち!』
デーリッチ
『ルミナちゃんもヘレンさんも、例え体は鉱石でも心はある、貴方と違って!』
メイドウィン
「....受け入れてくれよ!マテリア・ヒューマンを!せっかく作った作品を!」
デーリッチ
「...そう、『作品』貴方は今かつてのたくっちスノーと同じ事を言っている」
デーリッチ達とは違う場所で、魔導人達が戦っている
ニワカマッスル
「んのやろぉぉぉぉ!!」
ジュリア
「くっ...数が多すぎる...!!」
たくっちスノー
「それでも諦めきれるかよ!!デーリッチだってやってんだ!!自分達だって!!」
松山
「マジだりぃんですけど...」
....
デーリッチ
「心の無い作品は...生き物なんかじゃない!!」
デーリッチ
「メイドウィン...私はお前を許さない!」
....
メニャーニャ
「帝都兵は?」
帝都兵
「80%が戦闘不能です!」
メニャーニャ
「魔導兵器を用意しなさい!」
帝都兵
「了解です!」
メニャーニャ
「...はぁ、デーリッチさん、我々はもうあまり持ちません、ですが...諦めませんよ」
メニャーニャ
「だから貴方も諦めないように」
....
ルイージ
「召喚!!」
ルルミー
「...闇が当たらない、これは生き物ではない?」
ミルラ
「青き稲妻よ、我の元に!」
ルイージ
「...頼むぞデーリッチ!」
ルルミー
「我々は貴方を」
ミルラ
「信じていますから!」
....
ハグレ王国が、デーリッチの勝利を信じている!
デーリッチ
「王さまとして、人として....ルミナちゃんの友達の一人として!!」
デーリッチ
「お前を、絶対に倒す!!」
メイドウィン
「......!!」
ZERO
【面白イ ソレデコソ『可能性』ノ始マリトナル者】
ローズマリー
「...マジンガーZERO?」
ZERO
【黒影ヨ モウ貴様のオ楽シミタイムハ終了ダ】
ZERO
【ソウダ デーリッチ ヨ ソレデイイ】
ZERO
【貴様ガ可能性ヲ捨テナイ限リ】
ZERO
【私達ハ絶対二負ケハシナイノダ!!】
....一方、協会。
帝都兵
「大変ですメニャーニャ様!上空から巨大な召喚反応が多数!!」
メニャーニャ
「くっ...こんな時に限って...!!」
ZERO
【サア、『ファイナルラウンド』ダ】
ZERO
【ガイザード・メイドウィン・魔神皇曰ク....】
ZERO
【魔導界勝利確率 0%!!!】
突然現れた召喚反応とは?
そして、ZEROの思惑と意味深な発言は?
次回....魔導戦争、終戦。
[To be continued....]
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.159 )
- 日時: 2017/11/19 22:18
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン
「え?」
ZERO
【......】
デーリッチ
「...ZEROさん、どういう事でち?」
ZERO
【言葉ノ通リサ 黒影ハ既二敗北シテイル】
メイドウィン
「へームカつくね、君はいつだって勝利の連続だった...でも、今回は理解できない、いつ俺が君に負けたんだい?」
ZERO
【マテリア・ヒューマン ヲ産ミ出シタ瞬間 既ニ貴様ハ負ケテイル】
メイドウィン
「意味が分かんないよ...俺がマテリアヒューマンを作り出した事...それがなんで敗北条件に繋がるの?そのSRPGクソゲーすぎない?」
デーリッチ
「デーリッチにも分からないでち...どういう事?」
ZERO
【ジキニ分カル....】
メイドウィン
「....ねぇさっさと教えて
たくっちスノー
「おい、ローズマリー参謀!」
メイドウィンの言葉を遮って、たくっちスノーが慌てて駆け出してくる
ローズマリー
「どうした?」
たくっちスノー
「メニャーニャから通告だ、この世界に巨大な召喚反応が多数!!」
デーリッチ
「えええ!?一体どこから!?」
たくっちスノー
「分からん、かなちゃん様によると....数百種類ものの世界から!!」
デーリッチ
「なにそれ!?数百種類が一気にここに!?」
メイドウィン
「あー、多分時空監理局じゃないの?」
メイドウィン
「俺、一応局長だし」
ローズマリー
「そんな....」
メイドウィン
「ファイナルラウンド、だったね、これで俺の勝ちだね...ZERO。」
ZERO
【イヤ 私ノ勝チダナ】
メイドウィン
「....!!」
世界の渦を突き破り、『それら』は召喚された。
その姿は、空にそびえる、巨大な人。
シノブ
「あれは...!」
Sonic.exe
「マジか....」
野獣先輩
「ウッソだろお前....」
多種多様な、様々な姿をしている
メニャーニャ
「あれは、まるで.....」
『戦国鉄人!ダイセンゴク見参!!』
『我こそは魔神の名を継ぐもの!魔神戦隊ゼットレンジャー!!』
『忍ぶどころか、暴れるぜ!!』
『超力!粉砕!最強!バスターァ、ロボッ!!』
『派手に行くぜ!』
『平和を彩るシンフォニア!クレッツェント参上!』
『銀の翼に望みを乗せて!灯せ正義の青信号!』
『次元超越!!タイムキーパー!!』
たくっちスノー
「スーパーロボット....」
デーリッチ
「これって....皆ロボット...?」
ZERO
【ソノ通リ 】
たくっちスノー
「それもただのロボットじゃねぇ、自分のリアルワールドのアニメロボット達まで...」
メイドウィン
「え、何?何これ?」
ZERO
【コレラハ私ノ『可能性』ノ産物ダ】
デーリッチ
「可能性の産物....?」
ZERO
【デーリッチ ソノ通リダ 前ニ話シテイタ君ノ考エハ正解ダッタ】
デーリッチ
(貴方は何か別の考えがある、それは破壊等といった物ではなく、もっとちゃんとした....)
ZERO
【私ハ カツテ黒影ガ言ッタヨウニ 全テヲマジンガーデ染メ上ゲタ世界ヲ作ッタ】
ZERO
【ソレヲ消シ飛バシタノハ アノ機械達】
ZERO
【私ノ パイロット ハ教エテクレタ】
ZERO
【アレハ私カラ生マレタ可能性】
たくっちスノー
「そうか!マジンガーZは乗り込むロボットの始まり、マジンガーZからよく知るタイプの乗り込むスーパーロボットが始まった...だからお前はマジンガーZを全時空に...」
デーリッチ
「つまりZEROにとっての子供のような物...」
ZERO
【私ハ マジンガーZガ ドノヨウナ可能性ヲ見出ダスノカ興味深カッタ】
ZERO
【ダカラ私ハマジンガーZ ヲ全時空ヘト放ッタ マジンガーZ ガドコマデ人々ヲ導イテクレルノカヲ】
ZERO
【我コソハ マジンガーZ】
ZERO
【スーパーロボット ノ 原初デアル】
たくっちスノー
「...そうか、じゃああのロボット達は皆マジンガーの影響を受けて作られたものか。」
ローズマリー
「言われてみれば、確かにどこか面影がある機体も...」
デーリッチ
「ZEROは子供に夢を与え、大人に夢を作らせてくれたんでちね」
ZERO
【 ...私ノ可能性 素晴ラシイダロウカ?コレデモマダ 発展途上ニ過ギナイガナ】
デーリッチ
「デーリッチは...ZEROさんがやっていたことはとても素敵な事だと思うでち。」
ZERO
【ソウカ.....アリガトウ....】
メイドウィン
「....で、でもどうして?なんでこんなに!?」
たくっちスノー
「そうそう、なんでこんなに集めたの?スーパーロボット大戦でも始めるつもり?」
ZERO
【単ナル嫌ガラセ 】
たくっちスノー
「えっ」
ZERO
【黒影ハ『魔導界』トイウ箱庭ニ閉ジ籠リ 己ノ欲デ世界ノ可能性ヲ壊シテキタ愚カ者】
ZERO
【対シテ私ハ 管理ダケナラズ世界発展ニ貢献シタ神ダ】
たくっちスノー
「...お前、やっぱ性格丸くなってないか?」
ZEROは見上げながら腕をくのように曲げて威張る。
その姿は何処と無くドヤ顔に見えた。
メイドウィン
「せ、戦況は変わらない!不死身のマテリア人間達を忘れた?」
ZERO
【確カニナ シカシ貴様ヲ殺ス方法ハアル】
メイドウィン
「...え!?なになになに!?教えて教えて!」
ZERO
【ソレハ】
メイドウィン
「それは!?」
ZERO
【主人公ニ花持タセテヤルカ デーリッチ ヤッテクレ】
デーリッチ
「ちょっとおおおおお!?」
ZERO
【行クゾ我ガスーパーロボット達ヨ!私ニ続ケ!】
『『『『『うおおおおおおお!!!』』』』』』
ロボット達はZEROの魔神パワーで人ほどの大きさとなり、マテリア・ヒューマンに立ち向かう
『ゲッタービーム!』
『アンブレイカブルソード!』
『鉄拳!ゴッドフィニッシュ!』
『エル・インフェルノ....リ・シエロ!!』
『ゲシュペンストキィィィィック!!』
ZERO
【ヨシ デーリッチヨ ハグレ王国ヲ全員集メテクルノダ】
デーリッチ
「わ、分かったでち!」
ローズマリー
「最初からあれやればいいは禁句ですか?」
たくっちスノー
「高次予測からの因果律兵器のコンボはわりと時間かかるししょうがないよ」
メイドウィン
「ねぇ、早く教えてよ俺の殺し方!ねぇねぇねぇ!」
ヘレン
「こいつを黙らせろ」
ZERO
【サザンクロスナイフ】
ZEROはメイドウィンを串刺しにした
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.160 )
- 日時: 2017/11/19 23:16
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「全員、集まったでち!」
ZERO
【ゴクロウ】
エステル
「ねぇちょっと、なんなのよアレ」
ハピコ
「あれ超合金すれば繁盛するかも、だから権利頂戴」
シノブ
「あんなに召喚するなんて...」
Sonic.exe
「スーパーサイズのまま襲い掛かってたら流石に引いてた」
松山
「お前最終回でやられたことそっくりそのままやりやがって」
ルイージ
「あんなのアリ?」
かなちゃん
「最初からアレやってくださいよ」
たくっちスノー
「ま、まぁ呼び出したのは嫌がらせ目的ですし...」
ヅッチー(マフィ)
「お前、本当に無茶苦茶だな...」
ZERO
【落チ着ケ】
....
ZERO
【聞カセロ オ前達ハ...デーリッチ ヲ信頼シテイル?】
ニワカマッスル
「信頼って...まぁ、そうだな」
ベル
「一緒にいると楽しいですし!」
マーロウ
「時には助けられ、時には無茶をして」
エステル
「だけど結構ワガママで、怠け者』
ヅッチー
「だけど、私達は付いていこうって思っている」
かなちゃん
「...未来からはるばる、助けに来た人もいますしね」
M
「ああ、そうだな。」
K
「私は、まだ来て間もないが...ここは好きだし」
松山
「俺はどうでもいいかな」
Sonic.exe
「貴様少しは空気を読め...」
ZERO
【ヨシ モウイイ】
デーリッチ
「ZEROさん、どうして急に?」
ZERO
【君カラマジンガート 似タヨウナ物ヲ感ジテイタ 少シ違ウトハ思ウガ】
ローズマリー
「...それって、あのロボット達と同じ『可能性』ですか?」
ZERO
【ソウダ 少ナクトモ殆ドノ者ハ デーリッチ ニ惹カレテ付イタ者】
ZERO
【....マァ 我ガ分身デアル『Z』ト違イ単ナル子供ダカラ違ウカモシレナイガ】
デーリッチ
「えー!?」
ZERO
【メイドウィン ノ 子供トカ言イ出スナラ話ハ別ダガ....】
メニャーニャ
「それで?この為だけに呼び出したんですか?」
ZERO
【アア 本題ニ移ロウ】
ZERO
【T 今魔導界ハガラ開キダ マテリア・ヒューマンハロボット達ガ相手ヲシテイル 今ナラ出来ルハズダ....魔神パワーソノ二!!】
たくっちスノー
「...【吸収】か!」
ZERO
【私ハ 今ノウチニ魔導界ヘト向カイ 魔力ヲ全テ吸イ取ッテクル 黒影ハ任セル】
デーリッチ
「そ、それで教えてくれないでちか?どうやったらメイドウィンを倒せるのか!」
ZERO
【キャラクター ハ キャラクターヲ 殺セナイ シカシ殺セルノハ...ハイ ヒント終ワリ】
ミルラ
「ちょ、ちょっと待っ
ZEROはワープ機能で魔導界へと向かった
メイドウィン
「あっ、ZERO行っちゃった...後で追いかけないとなぁ」
クラマ
「おい、あいつ起きたぞ....」
ヤエ
「今のヒントで、何か分かりました?」
メニャーニャ
「...ええ、松山さん?」
松山
「...は、俺!?」
メイドウィン
「?」
ルイージ
「メイドウィン、確かキャラクターを殺せないんだっけ?」
たくっちスノー
「まぁ原作で死んでないキャラ殺すと色々炎上するからね」
メイドウィン
「そうだけど一体何?」
ルイージ
「俺はちょっと前、松山からこんな発言を聞いた」
「るっせーなお前!ゲームにおいて顔グラも正式名称も付いてないやつなんて生き物じゃねぇ!ただのお人形だ!ただのスライムとホイミンくらいちげぇ!」
「そんな奴等、時空監理局がいくらでも生み出せんだよ!余計な命心配している暇あったら自分で戦えバーカ!」
ルイージ
「これはつまり『名前の付いていない人物は殺すことが可能』ということにならないか?」
メイドウィン
「あっ.....!!!!!」
松山
「ああ、そうじゃねぇか!!メイドウィンを名無しのモブにしちまえば俺でも殺せるのか!!」
ジュリア
「確か、メイドウィンって職業名だったな?」
ベル
「それなら名前にならない!」
ティーティー
「そうなるな」
シャドー黒影
「で、でも俺にはまだシャドーと黒影の名字がある...そ、そこから名前にしていけば」
ヤエ
「はいルミナ様よろしく~」
ルミナ
「ん。」
シャドー黒影
「ルミナ!?一体どうして...」
ヤエ
「実はテレパシーであんたの発言全部ルミナにダダ漏れだったの」
エステル
「サイキック最強説」
ルミナ
「ぜんぶ きいてた めーどいんのみょうじ けすね」
ヘレン
「る、ルミナ、何するの一体?」
ジーナ
「名字を剥奪...となると、アレしかないでょ」
アルフレッド
「...ああ、そうだね。」
ルミナ
「めーどいん、これ。」
シャドー黒影
「え、手紙?」
メイドウィンが紙を開くと、こう書かれていた
【りこんとどけ】
『えっ』
ヅッチー
「あれが離婚届かー初めて見た」
『いや、そんな落書きで離婚届なんて』
プリシラ
「たった今成立させました、これよりシャドー・ルミナ・黒影様とそこの名無しさんは他人となりました」
かなちゃん
「私を通して離婚届出しておきますね~」
『』
たくっちスノー
「プギャアアアア」
松山
「【悲報】メイドウィン 離婚される」
Sonic.exe
「時空監理局の新聞の一面を飾れるな...」
野獣先輩
「笑っちゃうぜオイ」
K
「まぁ自業自得だな...だけどこれで!」
ローズマリー
「この瞬間、お前の『シャドー・メイドウィン・黒影』という名前は完全に失った!!」
ルルミー
「これで黒影さんは不死身ではなくなった!」
『ね、ねえちょっと!』
ミルラ
「これで、貴方を倒せます!」
ZERO
【待タセタナ 魔力ヲ全部吸収シテキタ】
M
「現在、名無しを吹き飛ばすところだ」
シノブ
「後は...あの人を倒すのみ!」
たくっちスノー
「決めるぞ王さま!」
デーリッチ
「合点!」
『ま、待ってよ!俺がいなくなったら、マテリアヒューマンは機能停止してしまう、この兄妹だっていずれは』
たくっちスノー
「死なないよ、こいつらは死なない...」
デーリッチ
「だってそれは...」
たくっちスノー
「支配者が死なないと決めて!」
デーリッチ
「王様がそれを許可したから!」
『そんなのあり!?』
たくっちスノー
「田所!」
野獣先輩
「野獣変身!!」
【キーオブパンドラ!】
田所はデーリッチの持つ杖そっくりに変身する
デーリッチ
「いくでちよぉ...これがハグレ王国と!」
たくっちスノー
「お前のエゴで苦しめられた魔導界の!」
「「二つの思いを込めたWフルスイングだ!!」」
『ちょ、ちょっと待って、ね...』
たくっちスノー
「時空の果てまで!!」
デーリッチ
「飛んで行け~ッ!!」
二人のフルスイングが、名無しを遠くへとぶっとばした
....
名無しは勢いで体が崩れていく、
『ああ...これが死ぬって奴なんだね...』
『もうぐ....会いに行 よ...
『つる..ぎ...ちゃ...
『◎ る ぎ n た い×き』
名無しの生き物は、やがて形も残さず消滅した
デーリッチ
「はぁ、はぁ.....」
たくっちスノー
「終わった....」
2013年に誕生し、皆のヒーローだったシャドー・メイドウィン・黒影は....もうメイドウィン小説には存在しなくなった
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.161 )
- 日時: 2017/11/20 06:23
- 名前: mirura@ (ID: TaIXzkpU)
こんにちは!コメントしに来ましうおおおおおおおおおおおおお!!??
私がWi-Fi接続に苦戦している間にこんな事がああああああ!!??
色々あって、黒影さんは倒せたんですね。
なんか感動しましたああああああああ!!!
最後の所が!
消えた、という事は、
もうコメントをしなくなる、という事ですか?
・・・・・それは寂しいですね、いろんな意味で。
長くなってしまい、申し訳ありません!
では!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.162 )
- 日時: 2017/11/20 08:50
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
たくっちスノー
「...そうなるね」
松山
「ああ、他作者のコメントでも見なくなるな」
たくっちスノー
「あいつは、かつての友達と同じところへと行ってしまった、自分を遺して...」
松山
「やめろ、勝ち逃げされたみたいで気分悪くナンだろうが」
ロストメイドウィン
「五年間...嘘だらけとはいえよくやったよ、あいつも」
コメント感謝だよ
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.163 )
- 日時: 2017/11/20 11:14
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 4mrTcNGz)
あの戦いから三日後....
ほとぼりが覚め、いつもの平和が戻ってきたハグレ王国。
デーリッチ
「今日はプリン五個も付いてたでち!」
たくっちスノー
「お前五個もあるなら自分に寄越せや!」
デーリッチ
「たくっちスノーだって四個貰ってるでち!」
たくっちスノー
「なんで自分は一個少ないんだよちくしょう!!」
松山
「ぴ~げらげら、無様だなぁたくっちスノー?」
デーリッチ
「げっ、松山さん....」
松山
「戦争が終わってまだ三日後だっていうのに呑気なこったよ」
たくっちスノー
「松山...あいつがいないからもう世界流しは無いだろ?帰ってもいいんやで?」
松山
「組長を付けろ組長を!...それなんだけどな、当分帰れねぇわ俺。」
デーリッチ
「え?どうして?」
松山
「メイドウィン...局長が死んだもんだから時空監理局が揉めに揉めててな、時空を跨ぐ渦を全部閉じちまった」
たくっちスノー
「え、じゃあ当分ニコニコワールドには行けないのか....」
.....
~会議室~
ZERO
【ソウイウ理由デ帰レナイカラ シバラク王国ニ世話ニナルゾ】
M
「すまないなローズマリー、過去のお前に世話になるなんて」
ローズマリー
「別に構いませんけど...そういえばMさん」
M
「どうした?」
ローズマリー
「未来から来たと言っていましたが...一体どれくらい先から?」
M
「まぁ、未来とは言っても八ヶ月くらいだな」
ローズマリー
「け、結構最近ですね...」
ZERO
【シカシMヨ 我々ハコノ世界デ何ヲスレバイインダ】
M
「デーリッチは私が何をすれば良いか聞いたとき、友達を作れと言っていた、まずはそこから始めてみるのもいいかもしれない」
ZERO
【友...カ 悪クナイ】
ハピコ
「おーいZERO!あんたの超合金飛ぶように売れてるよ!もっと商品作って!」
ZERO
【アア 今行ク】
兜甲児ヨ 見テイルカ
私ハ今 トテモ幸セダ
......
~公園~
ヘレン
「はぁ...どうすっかなぁこの後、世界が無くなっちゃったからおかげで無職か。」
ヅッチー(マフィ)
「うちの用心棒にでもなるか?」
ヘレン
「いや、いい...魔法、使えなくなっちゃったしな....剣だけじゃ物足りないでしょ」
ヅッチー(マフィ)
「そうかよ...そいつは残念」
ヘレン
「...そういやルミナ見てない?」
ヅッチー(マフィ)
「ああ、ルミナは...」
ヅッチー
「ほらー!こっちだ、捕まえてみろー!」
ルミナ
「まってー」
ヅッチー(マフィ)
「あの調子さ」
ヘレン
「...楽しそうだな、あいつ。」
ヅッチー(マフィ)
「ああ、そうだな....」
ヘレン
「....メイドウィンは死んだ、しかし、ひっかかる事が1つだけある。」
ヅッチー(マフィ)
「どうした?」
ヘレン
「マテリアで俺たちを作り出すことが出来たのなら...俺たちのご先祖様だった人、黒影剣さんのマテリア・ヒューマンも作れたはずなのに、何故あいつはそれをやらなかったんだろう」
ヅッチー(マフィ)
「さあな...それはもう、誰にも分からねぇよ」
ヘレン
「...でもまぁ、ルミナが無事なら今はもうどうでもいいか!」
ヅッチー(マフィ)
「そうだな、それがいい!」
ベル
「おーい二人とも!一緒に缶けりやらない?」
ヅッチー
「おーやるやる!ルミナもやるか?」
ルミナ
「...うん!」
ヘレン
「あ、待ってくれ!俺も混ぜてくれよ」
ヅッチー
「おーいいよ!」
ヅッチー(マフィ)
「...ま、確かに今が楽しいならそれでいいか。」
めーどいん めーどいん
もうあえないけど だいじょうぶ
だって ボクには こんなにトモダチがいるから
ちゃんと あいしてくれるから
.....
~帝都~
何も書いてない墓標に、マガイモノ四人は手を合わせる
Sonic.exe
「安らかに眠れ、メイだった者」
野獣先輩
「そして出来れば二度と出てくるな」
K
「......」
たくっちスノー
「黒影...」
たくっちスノーは持ってきた包丁を墓標に突っ込む
たくっちスノー
「悪く思うなよ黒影...包丁は使い方次第で凶器になるんだろ?」
たくっちスノー
「凶器としての使い道が間違いであると思っていないお前にはお似合いの墓標だよ...」
たくっちスノー
「じゃあな」
たくっちスノーは帝都にある墓場の帰り道、シノブとエステルにすれ違う。
エステル
「ああ、たくっちスノー、あんたも来てたんだ」
たくっちスノー
「おう、あんたらは誰の?」
シノブ
「私はお父さんに」
エステル
「私は...ほら、あんたも会ったでしょ?マクスウェルのよ。」
たくっちスノー
「あ、そういやマクスウェルってこの世界じゃ死者だったな...」
シノブ
「時空監理局、色々大変な事になっていると聞きましたが」
たくっちスノー
「ああそうさ、本元である黒影が死んで、メイドウィンの規律まで無くなっちゃったから」
エステル
「へ?」
たくっちスノー
「ほら、指定された食事だとかそういうの」
シノブ
「なるほど...」
たくっちスノー
「つーわけで自分もハグレの仲間入りだ、今まで以上に世話になる」
エステル
「はいはい....」
....
ルイージ
「当分帰れないんだって」
ミルラ
「そうですか...」
ルルミー
「構いませんよ、ここに長く居られるなら」
ルイージ
「まぁ、確かにここは退屈しないけどさ...」
メイドウィンは死んだ 新しい時代が始まった。
何かが大きく色々変わったが、これだけは分かる。
皆 幸せだった
たくっちスノー
「これにて魔導の章は完!」
たくっちスノー
「...は!?短すぎる!?分かった、分かったよ!じゃあ特別に見せてやるよ!」
たくっちスノー
「次回作の予告編をなぁ!!」
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別世界...
魔界、天界、物質界 RTP界その他諸々。
時空にはあらゆる世界がある
ある日、突然誰も知らない謎の世界を、主人公は感知する。
その世界は...裏世界
もう一つの、作品世界
表世界と裏世界を巡る 大きな冒険
『ドラえもん~!!』
「ドラえもんッ!!」
【のび太戦記ACE アナザールート】
目の前にいるのは...全く違う僕自身
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たくっちスノー
「どうよ!!これで満足してくれや畜生!!」