二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.133 )
- 日時: 2017/11/16 14:41
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『前回のあらすじ』
自身の住む世界に落下物が落ちてきた為、メイドウィンがヘレンを連れ戻すためにざくアクワールドへとやってきた...
しかし時間がなかったのでメイドウィンはデーリッチ達の拠点である遺跡ごと魔導界へ送ってしまった。
お詫びとしてたくっちスノーとデーリッチ達子供に魔導界を観光させ、ヘレンとメイドウィン、そしてメニャーニャ達その他で落下物の調査を開始した
落下物は巨大な腕の形をしており、メイドウィン達にテレパシーで自らを『魔神』と名乗る
そして、魔神は彼らに、魔導界滅亡へのカウントダウンを知らせるのであった....
魔導界滅亡まで、あと5日。
....
ヘレン
「魔導界が滅ぶ...まぁ、いずれこのままじゃ滅ぶだろうと思っていたが...で、なんで?」
【コノ世界ノ差別的カツ自己中心ナ態度ガ 我ラノ王ヲ怒ラセタ】
Sonic.exe
「王?」
【シャドー・メイドウィン・黒影 コノ名前ニ覚エガアルハズダ】
【ガイザード・メイドウィン・魔神皇】
メイドウィン
「...あ!『マジンガーZ』の世界のメイドウィン!」
【ソノ通リ 皇ハ魔導界ノ腐リキッタ秩序ニ大変ゴ立腹シテイル 黒影ニハ悪イガ 一度壊ス必要ガアル ソレガ皇ノ考エダ】
メニャーニャ
「腐りきった秩序...?黒影さん、どういうことなんです?」
メイドウィン
「俺にも分かんないや...ここ最近は深く関わってないし、ヘレン、この世界で何が?」
ヘレン
「....はぁ、メイドウィンにもそろそろ話す必要があるか。」
メイドウィン
「え?」
ヘレン
「俺の世代で、魔導界は....」
一方、デーリッチ達観光組は、映画を見終えてたところだった。
ベル
「いやー面白かったですね!」
ヘルラージュ
「ええ、まさかあんな展開があるなんて!」
たくっちスノー
「マジンガーZはやっぱカッコいいなぁ、声優違うけど」
松山
「いくつになっても兜甲児とマジンガーZは俺達のヒーローってな」
たくっちスノー
(...しかし変だ、あいつが観測出来て、映画も作られるほど人気のはずなのに、何故客が自分達だけだったんだ?それになんか、この街に違和感が...)
マーロウ
「...Tさん、分かりますか?」
たくっちスノー
「...まさかお前も?」
マーロウ
「ええ、一見大都会に見えますが、何か妙な違和感を感じるんですよ」
ジュリア
「ああ...どういうわけか見下した目で見られている気がしてな、ただの思い違いでほしいが。」
それは映画館に入るときのこと、ジュリアがチケットを受けとるとき...妙に見下した目で見られ、チケットを叩きつけるように置かれたのだ
K
「私もだよ、一体何故だろうか...」
ローズマリー
「えっ、ジュリアさんとKさんが?トラブルとか起こす人でも無いのにね...」
デーリッチ
「確かに...何かやったわけでもないのに」
マーロウ
「我々にとっては当たり前のことでも、向こうの世界ではタブーだったりすることがあるのかもしれませんね、用心していきましょう」
ジュリア
「ああ、そうだな...」
ヅッチー
「なぁ!次は何処に...」
歩いていると、誰かのお腹が鳴る、既に時計は昼頃を指していた。
ブリキット
「おうおう、先に昼メシから済ませるとしようぜ」
ローズマリー
「それじゃあ、一旦帰ろうね」
デーリッチ
「えー!?」
松山
「しゃあねぇだろ、ここに飲食店があるかもわかんねぇんだから」
ルミナ
「まって あるよ たべるところ」
ベル
「えっ....あ、そうか!」
ルミナ
「めーどいんの やってるおみせ」
....
ルミナはデーリッチ達を小さな店へと案内する、裏道で多少寂れているっぽいが、中は意外にも活気盛んで客が店員と仲良く会話したりしていた
デーリッチ
「ここが黒影さんのお店かぁ」
たくっちスノー
「なんつーか...いかにも黒影がやってる店って感じだな、雰囲気とか。」
ローズマリー
「あのー、すいませーん」
「いらっしゃい...あっ、母さん!」
ローズマリー
「母さん...というと貴方は?」
「はい、シャドー・ルミナ・黒影の娘です」
ルミナ
「すわれるところ ある?」
「待ってて 今空間広げるから」
エステル
「空間広げるぅ!?」
たくっちスノー
「なんか、そういう魔法っぽいな...」
「19人分のカウンター席を用意したわ」
デーリッチ
「ありがとうでち!」
ローズマリー
「すいません、私達のために...」
「いえいえ、貴方達の事はお父さんがよく教えてくれたので...」
19人の観光組は、カウンターに座り、定食屋でメニューを覗く
この時ジュリアは、また妙な違和感を感じた。
ジュリア
(今度はデーリッチが見られている...?いや、デーリッチだけではない、マーロウさんやベル君も....)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.134 )
- 日時: 2017/11/16 17:35
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ルミナの娘
「おまたせー」
ルミナの娘がカウンター席からカツ丼をバーの飲み物の如くスライドして運んでいく。
こぼさないのは...これも魔法だからです。
たくっちスノー
「お、この店のカツ丼はソースの方なのか」
ミルラ
「ソースの方もあるんですね...」
ルミナの娘
「冷めないうちに召し上がれ」
たくっちスノー
「いただきます」(箸を割りながら)
19人が箸を割り、カツ丼を食べ始める
ルミナ
「うまー!」
ベル
「うわぁびっくりした!」
たくっちスノー
「急にテンション高くなったなこいつ」
マーロウ
「確かに美味しい、食材も我々の世界とそっくりだ」
ローズマリー
「確かに、これならルミナ様が一番美味しいとも言いたくなりますね...」
ヅッチー
「おかわりないの?」
エステル
「えっ、もう食べちゃったのあんた!?」
ルミナの娘
「お代の事は気にしなくていいから、好きなだけ食べて。」
プリシラ
「お気持ちはありがたいですがそういうわけには...」
客A
「良いのさ、この店はタダで俺達に飯を提供してくれるんだ」
ヘルラージュ
「た、タダで!?何か裏があるんじゃなくて!?」
ルミナの娘
「本当に無料、後から請求したりブラックなことはしないわ、マテリアなんか貰ったって嬉しくないし」
マーロウ
「では...マテリアは払いませんが、我々の国の硬貨だけでも受け取ってくれないでしょうか」
ルミナの娘
「....しっかりしてるなぁ、お父さんがよく話すわけだ。」
ルミナ
「みんな とてもやさしいの」
ルミナの娘
「お母さんも楽しそうで何よりだよ」
客B
「なぁちょっと!あんた店長と同じで魔導界の人間じゃないんでぃ?」
エステル
「え、まぁ...」
客A
「俺達にも異世界の事教えてくれよ!」
デーリッチ
「え?それは別にいいでちが...」
ヅッチー
「『ハグレ』だとか言われてバカにされてた私達の世界とは本当に違うなぁ」
マーロウ
「私達の世界だって最初はこんな風だったと思いたいところだけどね」
デーリッチ達は店で自分達の世界と王国について、そして何故ここに来たかを話した、客は頷いたり驚いたり、さまざまな反応を見せて、他人でも見てて楽しいものになっていた
ミルラ
「デーリッチさんってスゴい人だったんですね...」
エステル
「まあ、やってたことは凄いんだけどなぁ」
デーリッチ
「やってたことはってどういう意味でちか」
ジュリア
「ははは...ああ、そうだ、1つ聞きたいんだ。」
客A
「どうしたんだい、姉ちゃん?」
ジュリア
「観光の途中、この世界の住民に見下したような風に見られてるような気がして...何か心当たりがあれば教えてくれると助かるのだが」
客B
「ああ、他世界の人にまで迷惑かけちゃって申し訳ねぇ、うちのクソみたいな規律が原因なのさ」
プリシラ
「規律?」
ルミナの娘
「リアルワールドの『冠位十二階』のようなものだと」
エステル
「冠位十二階って?」
たくっちスノー
「聖徳太子って人物が定めた階級のような物だよ、六つの色と色の濃さが違う12種類の冠で偉さ分けしていたんだ」
ローズマリー
「ああ、福ちゃん達の神様階級みたいな...」
客A
「うちの世界では冠じゃなくて髪で判断してんのさ、まぁ察しの通り姉ちゃんの赤髪はその中でも最低の階級ってわけさ」
K
「なるほど、だから私も...」
そして、ローズマリー達は気付いた。
ここで食事をしている客は皆、赤色の髪をしていたことに
ジュリア
「失礼ながら、ここでデーリッチ達が最初貴殿方に睨まれてた気がするが、これは?」
客B
「すまねぇ、嬢ちゃんみたいな青い髪は逆に一番高い階級だったからさ...他世界の住民とは知らず申し訳ねぇ」
ベル
「いいんですよ、お気になさらず」
ルミナ
「このかいきゅうには あおよりもうえなとくべつな いちぞくがある」
たくっちスノー
「それが黒影家ってワケか」
ヅッチー
「そういえばルミナみたいな黒髪を見なかったが...そういうことか」
ヅッチー(マフィ)
「めんどくせぇ階級だな、ヘレンの野郎が革命家になるのも頷けるぜ」
客A
「ああ、どれもこれもマテリアのせいでおかしくなっちまった」
ミアラージュ
「マテリアが...?」
客B
「お前さん達も見ているはずでぃ、肌身離さずマテリアを持つ魔導人を、オイラのおとっつぁんがガキの頃はそんなもの使わずとも魔法が使えたというのにさ」
客A
「それどころか、食事代わりにマテリアで魔力を吸い、マテリアの睡眠魔法で寝る、完全に生活がマテリアに支配されつつあるんだ」
松山
「まるで依存症みてぇだな...」
エステル
「そういえばメニャーニャ...私の友人がマテリアを解析して、危険なものと判断してたんだけど」
客A
「ヘレンさんも同じ事を言ってたよ、このままじゃ魔導界は滅亡するとかな」
客B
「ヘレンさんは黒影家でも特別な人でさァ、普通の黒影家は貴族気取りであらゆるものを独り占めしてるってのに、ヘレンさんやその妹さん、そしてその娘さんはこうやって細々と俺ら底辺の為に飯を提供してくれるんだ」
ルミナの娘
「私達、黒影家とは絶縁しましたので」
ローズマリー
(なるほど...ヘレンさんが良いところではないと言っていたのは、こういうことだったのか)
客A
「嬢ちゃん、悪いことは言わない、一刻も早くこの街から出た方がいい」
客B
「こんな街にあるのはワガママで自分勝手な黒影家の独裁政治だけでさ」
デーリッチ
「...なんだか、危険な匂いがしてきたでちね」
エステル
「マリー、この言葉に従った方が良さそうね...」
ローズマリー
「ああ...」
デーリッチ達は料理屋を後にする
「しかし誰なんだよ、マテリアなんて生み出した大馬鹿はよ」
「黒影家みたいな、威張りたい奴じゃないですかねぇダンナ」
「メイドウィンさんも可哀想だよ、大事な世界が、こんな風になっちまってさ...」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.135 )
- 日時: 2017/11/16 18:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
....場面は飛んでヘレン達一行
ヘレンは拠点の遺跡でメイドウィン達に説明した後、昼ご飯を食べながら今後について考えていた
メニャーニャ
「この世界でそんな事がねぇ...」
ヘレン
「まぁ、お前達に愚痴ったってしょうがないけどな...良いだろ黒影?俺だけ残して皆を帰してやってくれ」
メイドウィン
「...そうは言っても、大規模な魔法を使っちゃったから、また発動するのに三日は掛かるんだ」
かなちゃん
「貴方、こういうところでドジですからね...」
【ギリギリ タイムリミットマデニハ帰レルケドナ】
ヘレン
「お前どうしてくれるんだよ!?このまま三日もこの世界の住民に関係ない奴をイビらせるっていうのか!?」
メイドウィン
「ちょっと落ち着いてよ」
ヘレン
「落ち着いてられるか!!...ったく、観光の奴等大丈夫かよ...」
クウェウリ
「あっちにはジュリアさんやパパが付いているから心配ないと思うけど...」
シノブ
「ですが、ジュリアさんは赤髪、何処かで難癖付けられてもおかしくないかもしれませんね」
メイドウィン
「髪の色でどうしてそこまで拘るんだろう、どれも同じっぽいのに」
ヴォルケッタ
「なんで最低階級が赤なんですの!?これではわたくしは外を歩けないじゃないの!」
かなちゃん
「とりあえず、今はこれから三日どうするかって所ですね」
ルルミー
「食料は問題ないとして...」
雪乃
「あ、あのぉヘレンさん、その階級って何色順なんですか?」
ヘレン
「偉い奴順だと、黒、青、黄、緑、赤だな...黒は俺たち黒影家のみだから実質上青が最高だな」
雪乃
「それって、ヤエちゃんみたいな異例の色はどうなるんです?」
ヘレン
「多分、無理矢理赤に染められるだろうな...」
ヤエ
「最低階級の仲間入りだけは勘弁したいわね」
メニャーニャ
「ああ...考えがまとまらない、マリーさん、早く帰ってきてくださいよ」
【....待テ 会議ヲ中断スルノダ】
ティーティー
「ん、どうした魔神?」
【私ノ腕ノ近クニ奴等ガ....】
ニワカマッスル
「見てきてほしいのか?」
Sonic.exe
「腕だけだと何も出来ないだろうしな...」
ハピコ
「んじゃ、上空から見てくるよ」
イリス
「よし、見てみるカ」
ハピコはイリスを乗せ遺跡から出て空へと飛び、数キロメートル先の落下地点を確認した
かなちゃん
(あ、パンツ見えそう)
Sonic.exe
「イリス、一体何が移ってる?」
イリス
「ンー?ああ...どうやらあのクレーターに何かを捨てているようデース」
メイドウィン
「あの穴、ちょっと開けたままにしておいたけどゴミ捨て場にしちゃったんだ...」
【....アアア!貴様ラ!何テ事ヲ!】
メイドウィン
「ん、どうかしたの?」
【黒影 ソシテ異界ノ者!大至急アノ場所ヘト向カエ!】
【皇ガ現レル前ニ!】
メニャーニャ
「あの、これやばくないですか?何か怒りを買うようなことをしていたのでは...」
ヤエ
「魔神の皇ブチギレ寸前ってなにしたのよ...」
Sonic.exe
「俺は音速で一足先に向かう!お前達も早めに向かえよ!」
柚葉
「そんなに急ぐことなのか」
アルフレッド
「参考までにお聞きしますけど、黒影さん」
メイドウィン
「何?」
アルフレッド
「マジンガーのメイドウィンって強いんですか?」
メイドウィン
「君らじゃ勝ち目ないかも」
ニワカマッスル
「急いでゲート作って!!ハヤク!ヤメローシニタクナーイ!」
野獣先輩
「助けてくれ!まだ死にたくない!(DNKRT)」
メイドウィン
「急にせっかちになったねぇ、はい」
メイドウィンがゲートを作ると、国民が一目散にゲートへとどんどん突っ込んでいった
「お、おい押すな!」
「ま、待て!そんなに急ぐな!わしの紅茶が溢れる!」
「ちょ、ちょっと!」
メイドウィン
「なんか大変そうだね」
メニャーニャ
「なんで貴方はそんな呑気なんですか...」
メイドウィン
「生き物っていずれ死ぬでしょ?それが数十年早まっただけじゃないか」
メニャーニャ
「死ぬこと前提で語らないでくださいよ、これだから不老不死は...」
メニャーニャはため息を吐きながらゲートへと入っていく
メイドウィン
「...死ねる事が、どんなに素晴らしいか分からないのかな」
....
野獣先輩
「ファッ!?」
Sonic.exe
「ファッ!?」
落下地点へと到着すると、穴には大量のグッズが捨てられていた...よく見ると、それはexe達がざくアク世界で売っていたマジンガーZの超合金やグッズだった。
ジーナ
「なんでこいつがこんな所に...」
かなちゃん
「穴にすっぽりはまってますね」
【ナントイウコトヲ...】
Sonic.exe
「やれやれ、回収から手伝え田所」
野獣先輩
「はぁ~めんどくせマジで」
シノブ
「本当に色々ありますね...グローブにお面に、映画のパンフレットに...」
ニワカマッスル
「ほーう、面白そうだな、ちょっと貰ってっちゃおうかな」
ハピコ
「あ、マッスル上」
穴の上空に渦が生まれ、新たなグッズが放り込まれる、無論グッズの山の上にいたマッスルと紛い物コンビは潰された
ニワカマッスル
「牛サンドッ!!」プチッ
野獣先輩
「ンアーッ!」プチッ
Sonic.exe
「オウッ」プチッ
ドリントル
「牛と獣とハリネズミのサンドか....」
柚葉
「不味そう」
メニャーニャ
「言ってる場合ですか、早く引き上げないと...」
ジーナ
「お、今度は手紙付きだ...読めないけどさ」
一緒に落ちてきた手紙は不思議な単語が並べてあった
ヘレン
「黒影家からみたいだな...なんかもう嫌な予感しかしないが...」
ティーティー
「わしらの世界の古代文字...に近いものじゃな、わしなら読めるかもしれん、えーと何々?」
ティーティー
「『黒影家より強い奴とかいらないから』」
【ハ?】
魔神の腕が揺れ始める
ティーティー
「『この世界は黒影家がトップ、他はゴミカス、我らスゴい、我ら偉い、他みんな引き立て役、こんなのいらない、死ねカス、この鉄屑、不要産物...』」
ヘレン
「小学生かよあいつら....」
【ア...アイツラメ....!!】
クラマ
「『黒影家は最強で完璧で誰よりもスゴい存在、他のものより遥かに優れた種族である、文句があるならかかってきやがれ、ま、無駄だけど(笑)』」
福ちゃん
「本当にそんなことが?」
ティーティー
「所々怪しいが大体こんな感じじゃ」
クラマ
「完全にナメられてるってわけだな」
ニワカマッスル
「イテテ...つまりマジンガーZは自分達より強そうだから知られる前に消しておくってワケだな、馬鹿みたいだ」
メイドウィン
「そうかな?血族全員が中二病に掛かっただけでしょ?百年もたてば傲慢な態度も治るってきっと」
【百年ダト?黒影ヨ 本気デ言ッテイルノカ?】
突然、大きな地響きが再び起こる。
だが、今度は少し違う
ルイージ
「...皆、魔神の腕が!」
ルルミー
「.....そんな」
魔神の腕が....浮き始めたのだ
そして...上空から、腕より遥かに巨大な物体が落下...いや、浮遊してくるのが見えた
【コノ私ガ五日間トイウ タイムリミットヲ】
【設ケテヤッタトイウノニ...ツクズク救エナイ奴等ダ】
【自身コソガ絶対トイウ歪ンダ正義ヲ改メ】
【異文化ヲ受ケ入レル許容ナ心サエ持ッテイレバ 私モ手ヲ下サズニスンダトイウノニ】
腕は...ゆっくりと巨大な物体へと近付く。
メニャーニャ
「....こ、これが『魔神』の真の姿...!?」
メイドウィン
「....まさか、君は」
一方、遠くにいたデーリッチ達も、空から降りてくる『魔神』の姿を目撃してきた
デーリッチ
「な、なんでちあれ!?」
ローズマリー
「わ、分からない...だが、とんでもないものであることは確かだ...」
この中で、事情を知るたくっちスノーは震えていた...
たくっちスノー
「...あ、あああ...マジンガーだ...マジンガーZのメイドウィンを怒らせやがったんだ!!もうこの世界は終わりだぁ!!」
エステル
「え、ちょっとどういうことよ!教えなさい!」
魔神の腕がぴったり、欠けている方にはまると...『魔神』は全人類にテレパシーで語りかけた
【聞ケ!!!コノ因果ニ生息スル愚カナ生キ物ヨ!】
デーリッチ
「!」
ローズマリー
「頭に...何か...」
【貴様ラ 我ガ文化品ヲ侮辱シタ】
【ツイデニ ソノ傲慢デ薄情ナ態度モ気ニ入ラン】
たくっちスノー
「ああ...もうダメだ。」
エステル
「ちょ、ちょっと凹まないでよ!教えなさい!あれは一体何!?」
たくっちスノー
「マジンガーZのメイドウィンにして、史上最強の魔神!ガイザード・メイドウィン・魔神皇!」
【ガイザード・メイドウィン・魔神皇ハ 仮ノ名前】
【ヨク聞ケ 私ノ名ハ】
たくっちスノー
「【最終】にして『原初』の魔神....」
【 マ ジ ン ガ ー Z E R O 】
堪忍袋の尾が切れ、遂に現れた最強の魔神、『ZERO』
果たして、魔導界...いや、デーリッチ達の運命やいかに!?
[To be continued....]