二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.140 )
- 日時: 2017/11/17 11:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: SqYHSRj5)
前回のあらすじ
(CV たくっちスノー)
今回はオーズ風に三つの見所で紹介だ!
1つ!デーリッチ達は観光時に、魔導界で蔓延る意味のない階級制度と黒影家による独裁政治、そしてエリート魔導人達の重度のマテリア依存を知る!
2つ!黒影の転送魔法のミスでハグレ王国民達は三日間、魔導界から出られなくなってしまった!
そして3つ!自身より優れた存在であると認めたくない魔導人によってマジンガーグッズの大量放棄が行われ、マジンガーZEROが大激怒した!
どうなる『魔導界編』!?ZEROさん怒らせるとか自殺行為だけどな!
.......
ZERO
【魔導人ニ告グ 文句ガアルナラ実力行使デ来イト言ッタノハ貴様達ダ 遠慮ナク『全力』デヤラセテモラウ】
デーリッチ
「よくわかんないけど...むっちゃ怒ってるでちね...」
たくっちスノー
「一体何やったんだよあいつら!」
Sonic.exe
(もしもし聞こえるか....)
たくっちスノー
(exe!?)
Sonic.exe
(今俺はサイキッカーヤエを通してデーリッチ達全員に話している)
ローズマリー
(そちらで一体何が...)
Sonic.exe
(かくかくしかじか)
ヅッチー
(要するに喧嘩売っちゃったのか)
たくっちスノー
(あいつら...プリシラ参謀の前でヅッチー人形を捻り切るみたいな事しやがって)
プリシラ
(あ、それは確かにキレるかも)
ヅッチー(マフィ)
(仮にそんなことが起きればぶっ殺してたな)
松山
(クソレズが二人も増えてめんどくせぇことに)
ベル
(どうしましょう...このままでは危険です)
ヘルラージュ
(もう駄目だぁ...おしまいだぁ...)
ザクロ
(ファミチキください)
Sonic.exe
(一斉に語りかけるな、ヤエに対する負担がヤバイ)
ZERO
【コンナ奴等ニ 五日間モ猶予ハイラナイ】
ZERO
【五 秒 デ 仕 留 メ ル ! ! 】
ZEROは右膝を付き、右腕を街の方へと構えた
ヅッチー
「まずい、あの体勢はロケットパンチだ!」
たくっちスノー
「え、あいつ普通のロケットパンチも打てるの!?」
ヘルラージュ
「あああお姉ちゃんどうしよう!」
ミアラージュ
「お、落ち着きなさいヘル!」
ZERO
【ロケットパンチ!!!】
ZEROは瞬時に腕を上空に掲げ、真上に腕を発射した
しかし発射の衝撃は凄まじく、大きな衝撃波が街を襲った
デーリッチ
「うおおっ!?」
たくっちスノー
「やっべ首が!!」
しばらくすると、指からジェットが発射されZEROの方へと戻ってくる
魔導界は、まるで震度4程の地震が襲ったように崩れていた
ローズマリー
「み、皆、大丈夫か...?」
マーロウ
「ええ...子供達も怪我はありません」
ZERO
【今ノハ 軽イ ブラフ トイウ奴ダ】
ZERO
【分カッタカ 貴様ラノ前ニ居ル 偉大ナル魔神ノ力ガ】
デーリッチ
「これが...魔神...」
ローズマリー
「はやく逃げないと!」
松山
「逃げるつったって何処にだよ」
エステル
「そんなの分からないけど...いいから何処かに!!」
と、その時、メイドウィン達がゲートを作り駆けつけた
メイドウィン
「王さま!」
たくっちスノー
「おせーぞ黒影!」
メイドウィン
「何処に向かえばいい?」
ローズマリー
「ひとまず、私達の拠点へ!」
メイドウィン
「分かった、皆はもうそっちに居る、どうにか頑張って!」
ヅッチー(マフィ)
「お前はどうすんだよ」
メイドウィン
「俺、一応この世界の管理人だからさ....あいつから守らなくちゃならない。」
デーリッチ
「....分かったでち」
デーリッチ達は新しくメイドウィンの作った渦を使い、拠点へと避難する
そして一人残ったメイドウィンは、ZEROの元へと浮遊する
ZERO
【来タカ シャドー・メイドウィン・黒影】
メイドウィン
「ガイザード...いやZERO、悪いけどこんなことはやめてほしいんだ、100年くらい待ってあげてほしい」
ZERO
【100年?イヤ百年デハ無理ダ 今ノママデハ 百年経トウガ何モ変ワリハシナイ】
ZERO
【貴様モ分カッテイルハズダ 貴様モ感ジテイルハズダ】
ZERO
【コノ世界ハ モハヤ不要ダト】
メイドウィン
「そうでもないよ...だって、俺の世界はとても良いところだから」
ZERO
【可能性ヲ握リツブシ 自ラヨリ上トナル存在ヲ認メナイ世界ガ素晴ラシイダト?冗談モ大概ニスルガイイ】
メイドウィン
「うーん、それは君だってそうだけどね」
ZERO
【ズット思ッテイタコトダガ...】
『居たぞ!魔神だ!迎撃しろ!』
戦闘機のような物がZEROに魔法で攻撃するが、ZEROは一切気にせず話を続ける
ZERO
【貴様ハ全時空ヲ管理スル者トシテ アマリニモ薄情スギル】
メイドウィン
「.....」
ZERO
【邪魔ダ】
ZEROは戦闘機に気付くと、人差し指で戦闘機を叩き落とす
ZERO
【私ハ単ナル自己満足デ マジンガーZヲ全時空ニバラマイタワケデハナイ】
ZERO
【我ガ分身デアル マジンガーZヲ 介入サセレバ 私一人デ全時空ノ高次予測ガ可能トナル】
メイドウィン
「へーすごいねー」
『この化け物め!次は戦艦だ!』
魔導人は今度は何百艦ものの空中艦隊を引き付けてやってきた
ZERO
【ソレガ貴様ハドウダ 魔導界ハコンナ腐ッタ 貴様ハ一体何をヲシテイタ?魔導界ノ為ニ何ヲシタ?】
ZERO
【エエイ 話シテル最中ダ 近寄ルナ】
ZEROは近付く戦艦の群れにルストハリケーンを吹かす
強酸性の突風『ルストハリケーン』で何百ものの戦艦は一瞬でチリ1つ残さず削り取られていき、やがて全滅した
だがこれだけにとどまらず、周辺の街や原っぱすらも削り取ってしまった
『黒影艦隊、全滅です!』
『バカな!誰にも負けない空中艦隊が!』
ZERO
【所詮ハ 山ノ大将ニ過ギナカッタカ】
メイドウィン
「ロボットに説教されるとは思わなかったよ...」
メイドウィン
「まぁ、確かに全時空を守るとか、どうでもいいんだけどね」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.141 )
- 日時: 2017/11/17 16:31
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
一方デーリッチ一行は、マジンガーZEROに対する緊急会議が行われていた。
ヘレンはメイドウィンからこっそり通信を受けとる
ヘレン
「...黒影家の艦隊が、たった一発で全滅だってさ」
ルイージ
「なんて強いんだ....」
Sonic.exe
「マジンガーZERO.....奴はメイドウィンの中でも最強格と言われている」
野獣先輩
「他世界の介入、破壊などお手のもの、ただでさえ強くて固いのに七つの特殊能力があるんすよ」
たくっちスノー
「だがあいつは、マジンガーZの存在しない世界に介入することが出来ない...だからZEROは自分にお前達の世界や魔導界等でマジンガーZを広めるように言ってきた...」
メニャーニャ
「いつでも破壊出来るように...ですか。」
ミルラ
「そんな...」
ヅッチー
「けど、マジンガーグッズを捨てられてあんなに怒るものなのか?」
かなちゃん
「あの人はマジンガーZの分身であり、マジンガーZはあらゆる物で最強だ、という傍迷惑な思考してるんですよ」
ヘレン
「要するにマジンガーZより上の存在が現れたのが気に入らない、ってワケか...黒影家と同じだな」
松山
「そういうこと言うとピンポイント狙撃するだろうからやめておこうぜ」
たくっちスノー
「メイドウィンはキャラクターを殺すことはできない、人体がバラバラになっても、三秒で復活する」
松山
「だからZEROは世界をぶっ壊すつもりだ」
ルルミー
「....ですが、黒影さんによれば我々がまたあの世界に戻るのに三日も掛かると」
シノブ
「でもあの調子ですと、三日どころか三分で破壊しそうね....」
ローズマリー
「あのゲートは?」
たくっちスノー
「『どこでもドア』みたいなものだから時空を越えることは出来ないんだよ...」
プリシラ
「あの転移魔法を使えるのは?」
たくっちスノー
「黒影だけ!」
ミルラ
「八方塞がりですね...」
K
「ZEROに勝つことは出来ないしなぁ...」
デーリッチ
「....あ、そうだ!『M』ならどうでちか?」
松山
「...おお、Mか!」
ニワカマッスル
「なんだ?Mって」
デーリッチ
「実は...」
デーリッチはハグレ王国の全員に、時空監理局から自分宛に手紙が届いたこと、何かあったときに助けになるといった内容ということを話した。
マーロウ
「なるほど....そんな事が」
ローズマリー
「M...一体何者なんでしょうか」
ベル
「デーリッチちゃんの友達なら悪い人ではないと思いますが...」
プリシラ
「怪しいですよね」
かなちゃん
「一応手紙は手元にありますんで、 返事を書いてくれればすぐ送れますけど」
デーリッチ
「じゃあ今から書くでち!」
たくっちスノー
「お、おう早めに簡潔に頼む!」
ローズマリー
「...それでいて分かりやすく」
デーリッチ
「了解!」
メニャーニャ
「ヘレンさん、向こうは今どうなってますか?」
ヘレン
「えーと今は....」
....
ドラゴン
「ウオオオオン!!」
何百、何千ものの巨大なドラゴンの群れが、ZEROとメイドウィンを囲む
ZERO
【光子力ビィィィム!!!】
ZEROは目から放つ超エネルギー光線でドラゴン達を瞬く間に消し炭に変える
ZERO
【黒影 ドウイウ事カ説明スルノダ】
メイドウィン
「全時空が興味ないってこと?」
ZERO
【ソウダ】
メイドウィン
「うん...だってさ、君みたいになんか名案が浮かぶほど賢くないし、たくっちスノーと同じで好きも嫌いもないし」
メイドウィン
「正直、早く死にたいし」
『よし!こうなったらマテリアの魔力を放出してやれ!』
『全軍のマテリアを結集するのだ!』
ZERO
【...死ヌ事ヲ望ンデイルノカ?】
メイドウィン
「うん、長生きしすぎちゃってね...正直もう死にたいの俺」
ZERO
【ダガシカシ メイドウィン ニ 『死』トイウ概念ハ存在シナイ ソレハコノ制度ヲ作ッタ貴様ガ分カッテイルハズダ】
メイドウィン
「...そう、制度、『メイドウィン』とはあくまで、役職名にすぎない」
メイドウィン
「シャドーと黒影の名字はルミナと結婚したときに付けられた物」
メイドウィン
「俺に名前はない」
『魔力全開フルバースト!』
ZERO
【ドリルミサイル!】
ZEROは手首を90°近く曲げ、曲がった箇所から1万発もののミサイルを一気に発射した
大爆発の後、何も聞こえなくなった
ZERO
【ココマデスレバ 奴等モオトナシクナルダロウ】
メイドウィン
「だからさZERO、壊すのは俺だけでいい、俺がいなくても魔導界はどうとでもなる」
メイドウィン
「それでも魔導界を消すのなら....魔神であろうと叩き斬るつもりで....」
ZERO
【ソウカ 貴様ガ望ムノデアレバ 貴様モロトモ魔導界ヲ...】
「おおおおおおお!!」
「おおおおおおおお!?」
ZERO
【!?】
メイドウィンが刀を抜いたその時だった、上空から高速で飛んできたものが、ZEROを殴り飛ばした
...しかし、人程のサイズだったので、少し仰け反る程度だったが
ZERO
【ナルホド...少シハ骨ノアル奴ガ現レタヨウダ】
「デーリッチの危機を感じ、急いでやってきたが...まさか原初の魔神と出会おうとは。」
メイドウィン
「き、君は....?」
M
「私の名はマ...失礼、Mと呼んでくれ」
ZERO
【『M』...時空監理局ニアッタ アノコードネームカ】
メイドウィン
「M...君があのM?」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.142 )
- 日時: 2017/11/17 17:58
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「ちょっとMちゃん...スピード出しすぎでち...」
デーリッチはMの手を必死に掴んでいたが、吐き気でもあるのか顔は真っ青になっていた
M
「ああ、返事の手紙が『たすけて』だったものだから余程の非常事態と思ってな....まだ死んでなくてよかった」
デーリッチ
「い、今死にそうでち...」
ZERO
【邪魔ヲスルナ異界ノ者 貴様ラハ無関係ダ】
M
「そういうわけにはいかない、向こうで聞いたが転移魔法のミスで3日ほど帰れないらしい、それまで待ってくれないだろうか?」
ZERO
【私ガ使用シタ渦ヲ使エ 私ノサイズナラ全員分帰還出来ルハズダ】
デーリッチ
「え、いいんでちか?」
ZERO
【魔導界以外ヲ滅ボスツモリハ 今ノトコロナイ】
デーリッチ
「今のところって、なんて不穏な....分かったでち、Mちゃん、さっきの所まで戻ってくれないでちか?」
M
「デーリッチ、良いのか?ZEROを信用して」
デーリッチ
「うん...ZEROさんの言うとおりデーリッチ達は元々この件とは無関係でち、Mちゃん、焦らせちゃってごめんね」
M
「君が謝ることではないだろう、気にするな」
メイドウィン
「うん...破壊する前に皆を帰してからでいいかな?」
ZERO
【早メニ済マセロ】
メイドウィン
「じゃあZERO、お願い」
ZERO
【仕方ナイ....】
ZEROは両手で空を掴み、引き裂くようにゲートを作る....が。
デーリッチ
「あ、あれ?....堅い。」
M
「なに?...本当だ、壁のような物が出来ている」
メイドウィン
「え?たぶん魔導人が空間固定の魔法唱えてるのかな」
ZERO
【ヨシ 黙ラセテヤロウ】(腕を構えながら)
デーリッチ
「ま、待って待って!もうロケットパンチはいいから!」
M
「これでは帰れないぞ、しかし何故こんなことを...」
メイドウィン
(....ん?何か魔法文字で話している...なんて言ってるんだろう)
デーリッチ
「...どうかしたんでちか?」
メイドウィン
「どうやら魔導界でこんな話をしているっぽい」
メイドウィン
「『まだ魔導界には伝説の黒影剣がある』」
メイドウィン
「『黒影剣ならあんなのに負けない、やっぱり黒影家が最強』」
デーリッチ
「あれだけやられてまだ懲りないんでちか...」
ZERO
【剣デモ槍デモ ドウデモヨイ】
メイドウィン
「『それに、まだこの世界には最強の戦士がいる』」
M
「最強の戦士....」
メイドウィン
「『その最強の戦士は青色クラスで年は若め』だそうだ」
ZERO
【.....】
デーリッチ
「い、いやーそういう偶然もあるんだなーって」
と、ここでたくっちスノーがexeに担がれてやってくる
たくっちスノー
「大変だ王さま、黒影家の奴等がお前がZEROと戦うなんて噂を撒き散らしやがったぞ!」
デーリッチ
「ちょっとそこ空気読んで!!」
メイドウィン
「そういえばあの街のマテリアって監視用だっけかぁ...適当に良さそうなの選んだんだろうなぁ」
M
「わざわざ帰れないようにしてまで...」
デーリッチは高速で飛んで気持ち悪かった頃より真っ青になる
無関係でありながら魔神の戦う相手にされた
いわば勝手に生け贄にされたのだ
デーリッチ
「ど、どうしようでち....」
ZERO
【手加減ハシナイ】
たくっちスノー
「そこは手加減してやれよ!!」
メイドウィン
「王さまが死ぬか、あるいはZEROが敗北するか、どちらかしないと帰れないってことだね」
たくっちスノー
「そしてメイドウィンはキャラクターを殺せない、だが痛みはある」
デーリッチ
「.....」ゾクッ
ZERO
【今日ダケ待ッテヤロウ 明日...貴様ト戦ウ】
ZERO
【明日貴様ト コノ世界ノ運命ガ変ワルノダ】
ZERO
【ソレマデ私ハコノ世界ニヤ貴様ラノ仲間ニ手ヲ出サナイ事ヲ約束スル】
デーリッチ
「....」
メイドウィン
「それじゃ、一旦遺跡へと戻ろう」
たくっちスノー
「あーこれどうするんだマジで....」
たくっちスノーとメイドウィンはデーリッチを担ぎ、拠点へと戻っていく
.....
M
「デーリッチを死なせはしない」
ZERO
【『M』コノ決定ニ不満ガアルノデアレバ 貴様ガ魔導界ヲ消セバイイ 決メタノハ私デハナク奴等ダカラナ】
M
「.....どうにか手加減してやれないのか?」
ZERO
【不可能】
M
「デーリッチ、すまない...この状況は、私でもどうにもならない...」
ZERO
【ソウダMヨ 貴様ノ出番ハマダダ】
M
「どういうことだ?」
ZERO
【貴様ガ私ヲ存ジテイルノデアレバ 私ノ持ツ能力ヲ知ッテイルハズダ....】
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.143 )
- 日時: 2017/11/17 23:23
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「「「「えええええええ!?」」」」
遺跡に帰り...デーリッチは先程の事を報告した
ローズマリー
「いくらなんでも無茶苦茶だ!」
Sonic.exe
「像と蟻を戦わせるようなものだ...」
ヅッチー
「黒影家の奴等め...!!」
ニワカマッスル
「やめとけやめとけ!バックレれば良いんだそんなの」
デーリッチ
「...確かに、この世界の名前も顔も知らない人に、勝手に囮にされたのは事実」
デーリッチ
「でもあの赤い髪の人達はとても優しかったでち」
Sonic.exe
「....」
ルミナ
「おきゃくさん....」
デーリッチ
「せめて、あの人達や黒影家に苦しめられている赤い髪の人達ぐらいは救ってあげたいんでち」
メイドウィン
「....俺もね、あそこまでいわれちゃ敵わないけど、それでも全員守りたいんだ」
ローズマリー
「ここまでされて、まだ庇うのですか?彼らは自分の利益の為に無関係なデーリッチさえも利用して...」
メイドウィン
「俺にとってはみんな無関係だよ、こういうのはどっちにせよ誰か死ぬんだから、それが王さまだっただけさ」
たくっちスノー
「...黒影、なんかお前も変わったな」
メイドウィン
「うん、ZEROがね、俺の事を薄情だって」
かなちゃん
「ええ...好き嫌いの概念が無いもの同士で比べてみると...」
かなちゃん
「ある程度好き嫌いが生まれつつあるたくっちスノーに対して...貴方は更に悪化しています」
メイドウィン
「....そっかぁ。」
エステル
「あ、でもさメイドウィン、その黒影剣ってのを使えばデーリッチでも正気は...」
メイドウィン
「黒影剣はもうないよ」
エステル
「え?」
メイドウィン
「何千年、何億年前かは忘れたけど、とっくにね」
シノブ
「そんな....」
デーリッチ
「ちょっと、でかけていいでちか?」
Sonic.exe
「何処へいく?」
デーリッチ
「あの場所で怪我している人がいるかもしれない」
たくっちスノー
「...もうリアルワールド時間で19時だってのに」
ローズマリー
「分かった、ただし君一人だけでは行かせられない、私も同行する」
たくっちスノー
「んじゃ自分も...あとミルラにルイージにルルミーも頼む」
ルルミー
「はい」
たくっちスノー
「傷薬も持って...よし出発!」
デーリッチ達はワープ魔法でルミナの店近くへと向かう
ルミナ
「....めーどいんは おいかけないの?」
メイドウィン
「別に、死んでる訳じゃないしさ...」
ヘレン
「お前なぁ...」
メイドウィン
「ねぇ、ちょっとおかしなこと聞いてもいいかな?」
マーロウ
「...なんです?」
メイドウィン
「今この場で死にたいって言ったら、笑う?」
.....
数時間前、デーリッチ達が観光していた街は瓦礫の山へと変貌していた
どういうわけか、マテリアは傷1つ付いていないが
たくっちスノー
「ひでーありさまだなぁ本当に」
ルルミー
「本当にZEROは、敵しか狙ってなかったのですか?」
たくっちスノー
「そうそう、これは全部技の余波で壊れたものさ」
ルイージ
「なんて恐ろしい魔神なんだ...」
デーリッチ
「ヒール!」
デーリッチとローズマリーは回復魔法や傷薬などで怪我人を癒していく
ルミナの娘
「貴方はあの時の...」
ミルラ
「ルミナさんの娘さん...」
ルミナの娘
「...ごめんなさい、こんな事に巻き込んでしまって」
たくっちスノー
「別にお前が決めた訳じゃないだろうし気にすんなって」
ローズマリー
「君も慰めの言葉とかかけられるんだね」
たくっちスノー
「自分、常識はありますんで」
デーリッチ
「あのおきゃくさん達は無事でち?」
ルミナの娘
「ええ、既に地下にシェルターを作っててそこに避難している」
ミルラ
「す、すごい...」
ルイージ
「底辺とはいえ仮にも魔法使いってわけか...」
ローズマリー
「...あの、聞いてもいいですか?」
ルミナの娘
「はい、なんでしょう?」
ローズマリー
「この世界から見て...マジンガーZとは何だったんですか?」
ルミナの娘
「あの鉄巨人の事ね...」
たくっちスノー
「マジンガーZ....世界を救う『神』にも、世界を滅ぼす『悪魔』にもなれる力」
ルミナの娘
「そうなると、私やヘレンさん、あのお客様達には『神』であり、青髪や黒影家にとっては『悪魔』のような存在ね...」
ミルラ
「というと?」
ルミナの娘
「最近はずっとエリートが威張っていたから...自分達が最強じゃないって一泡吹かせる存在を皆求めていたの、そこに現れたのが魔法を使わない、ドラゴンより大きい最強の神、マジンガーZ。」
ルミナの娘
「そして事実マジンガーZは黒影家に優位に立つ存在として赤髪達のヒーローになった、もちろん黒影家達はそれが気に食わず全住民に広まる前に弾圧していった」
たくっちスノー
「だから映画館で自分グループ以外客がいなかったのか」
ルイージ
「どんな映画だったの?」
たくっちスノー
「1月8日にリアルワールドで公開されるからその時に見ろ」
ルイージ
「えええ....」
デーリッチ
「ありがとうでち、参考になったでち」
ローズマリー
「さぁデーリッチ、もう終わりだ、帰ろう」
デーリッチ
「待って、まだ一人だけ話していない人がいるでち」
ルルミー
「え、誰ですか?」
デーリッチ
「....」
たくっちスノー
「おい、無言で歩くな!待てよ!」
ルミナの娘
「...あの、異世界人さん!これ終わったら、あの人達にマジンガーグッズ持ってきてくれませんか!?退屈そうなので...」
たくっちスノー
「黒影家やエリートがゴミとして捨てようとした奴なら好きなだけでもな!!」
.....
ZERO
【.....】
ZEROは、動かなかった
一晩なにもしないという約束を守り続けていた
例え魔導人達から集中砲火を浴びようとも
『ようやく見つけたでち、まだ壊れてない建物!』
ZERO
【!】
ZEROの近く、すぐ近く。
綺麗に立つ10階建てほどのマンションの屋上にデーリッチは立っていた。
決戦前夜に話をするために。
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.144 )
- 日時: 2017/11/18 01:43
- 名前: mirura@ (ID: AKTQy3ZK)
ミラ「どうも、ロストメイドウィンさん」
レウォル「ん?作者はどうした?」
ミラ「ああ、そこにいるよ・・・・」
ミルラ「消え失せろ赤雷少女ォォォォォォォォ!!!」
ゼネイラ「ハッ!殺れるもんなら殺ってみな!」
ミルラ「うおおおおおおおおおおおお!!!」
ミラ「忙しそうだから、代わりにコメントしに来たの」
ミラ「マジンガーZERO・・・・チートだね、強すぎる」
ミラ「デーリッチは勝てるのかな・・・・期待して待ってるよ」
レウォル「更新、頑張ってな。無理は禁物だ」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.145 )
- 日時: 2017/11/18 09:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Miruraさん
メイドウィン
「これでも原作と比べるとまだ手加減している方っていう」
たくっちスノー
「ループ跨いで何度も世界破壊しているからなあいつ」
ロストメイドウィン
「ただ安心することといえば、マジンガーより強い物が現れない限り動かないって事だ」
メイドウィン
「そういえば俺も偽物っぽいの居たよね」
たくっちスノー
「ガレット・メイドウィン・赤城だな、名前はよく出てるんだが未だにこれといった出番がない」
コメント感謝です!
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.146 )
- 日時: 2017/11/18 09:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デーリッチ
「やぁ、ZEROさん」
ZERO
【何シニ来タ マダ戦ウニハ早イ】
デーリッチ
「ちょっと話したくなったんでち、せめて聞くだけでもいいから...」
ZERO
【....】
ローズマリー
「聞いてくれないでしょうか?」
ZERO
【好キニシロ】
たくっちスノー
「...お前、ZEROと話すって一体何の話題出すんだよ」
デーリッチ
「それは勿論、マジンガーの事でち」
たくっちスノー
「マジンガーの?」
デーリッチ
「デーリッチ達の世界にもマジンガーが流行ってるし、別に話しても問題ないはずでち。」
ローズマリー
「それはそうだけど...」
デーリッチ
「デーリッチはあまりマジンガーの事を知らなかったんでちが、これだけは言えるでち」
デーリッチ
『魔導界にもマジンガーを愛する者がいた』
ZERO
【.....赤イ髪ノ者達カ】
デーリッチ
『そう、彼らは黒影家より上位の存在が欲しかった、自身より強いと存在する彼等の目を覚ますために』
ZERO
【....】
デーリッチ
『実を言うとデーリッチは、マジンガーが黒影家より強かろうが弱かろうがどっちでもいいでち』
ZERO
【ナ ン ダ ト ? ? ?】
ZEROは顔をデーリッチ達の方へ近付ける
その勢いにたくっちスノーは腰を抜かすがデーリッチは話を続ける
デーリッチ
『デーリッチにも王国で一番強くなりたいと思っていた時期があった』
デーリッチ
『国王として、大事な国民を守るために強くなりたかった』
デーリッチ
『貴方がマジンガーZを時空で一番強い存在にさせようとしたように 私にも最強を望んだ時期があった』
たくっちスノー
「おい王さま、どうした急にシリアスな口調になって」
ZERO
【...貴様ハ何ガ言イタイ】
デーリッチ
『その時私は教えてもらった、力は包丁のような物だと。』
ローズマリー
「包丁...?」
デーリッチ
『包丁は上手く使えばとても便利な物だけど、使い方を誤れば人を殺める凶器になってしまう』
ZERO
【ソレガドウシタ...】
デーリッチ
『私は、どんなに強大な力を持っても使い方を間違えれば無意味な物になると知った』
デーリッチ
『それを教えてくれたのは この世界に住む貴方が憎む黒髪の魔導人。』
たくっちスノー
「ねぇマジでどうしたのデーリッチ!?もっとでちでち言えよおい!!」
デーリッチ
『マジンガーZERO』
デーリッチ
『貴方の最強の道を非難する気は無いけど、1つ聞かせてほしい』
デーリッチ
『貴方はその神の力を、何の為に使う?』
ZERO
【....】
デーリッチ
『貴方はマジンガーZその物、私が映画で見たZは、人々の為に拳を振るい、世界を守るスーパーロボットであり、ヒーローだった』
デーリッチ
『でもZEROは、映画のマジンガーZとはとてもかけ離れて見える』
ZERO
【.....】
たくっちスノー
「おい馬鹿!ZEROに何言ってやがる!!ぶっ殺されるぞ!!」
デーリッチ
『ただ...1つだけ疑問点が残っている』
ローズマリー
「疑問点?」
デーリッチ
『メニャーニャちゃんが言っていた、マジンガーZを全時空に送り出した理由、それは世界をいつでも破壊出来るようにするためではない気がする』
デーリッチ
『仮にそうなら、私達の世界も今頃滅んでいる』
たくっちスノー
「言われてみれば....」
デーリッチ
『貴方は何か別の考えがある、それは破壊等といった物ではなく、もっとちゃんとした....
ZERO
【モウイイ】
デーリッチ
『.....』
ZERO
【モウ 21時ダ 明日ニ備エテサッサト寝ロ】
ローズマリー
「うわっ、本当だ...デーリッチ、もう行くよ。」
デーリッチ
『分かった。』
ZERO
【...1ツ聞カセロ 貴様ノ世界デ マジンガーZハ ドウナッテイル?】
デーリッチ
「....今はまだぼちぼちだけど、一種のハグレ文化として愛されつつあるでち」
ZERO
【ソウカ....】
デーリッチ
「また明日」
デーリッチ達はワープ魔法で、ZEROの元から去っていく
真夜中にたくっちスノーとZERO、二人のメイドウィンが話し合う
「なんかすまないな、王さまが急に無礼な事を....」
【イヤ 構ワン】
「はぁ...にしても、なんだったんだ今のあいつ...」
【アノ小娘 不思議ナ奴ダ 一体何者ダ】
「それが分かんないんだよね...デーリッチ自身も他世界の住民な上にその世界の記憶がないときた。」
【....ダガ 話ヲ聞イテ私ハ1ツ確信ヲ得タ】
「あいつの住む世界ならマジンガーを愛してくれるだろうって?」
【ソウデハナイ】
【奴ニハ 私ト同ジ『可能性』ヲ感ジルノダ...】
決戦前夜、ZEROが確信したデーリッチの『可能性』
果たしてその真意とは....?
明日、魔導界の全てが決まる。
[To be continued....]