二次創作小説(新・総合)

Re: ざくざくアクターズZ! ( No.181 )
日時: 2017/11/24 14:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: OZDnPV/M)

ある日、何でも屋ことマガイモノ屋にまた仕事の手紙が届く

野獣先輩
「こいついつも『ある日』で始まってんな」

たくっちスノー
「余計な事は考えない!...何々?」

たくっちスノーは手紙をチラッとみる

【でち王様のプライベートを隅から隅まで知りたい】

たくっちスノー
「なにこれ...」

野獣先輩
「まずいですよ!」

Sonic.exe
「おい、これストーカー案件だろ、これ下手に受けたら俺らまで御用だ、捨てちまえこんなの」

【デロデロデロデロ】

手紙はたくっちスノーの鞄から離れない

たくっちスノー
「ごめん、これドラクエ系呪いかけられてた」

野獣先輩
「なにその呪いのメール(物理)」

Sonic.exe
「無理にでも実行しろということか...」

たくっちスノー
「でも、これはチャンスだ、王様の事を全然知らなかったんだよね自分」

Sonic.exe
「わりと長く滞在してたはずなのに、そういえば俺も詳しく知らない、ここに来てどれぐらい建つ?」

野獣先輩
「もう半年ぐらいっすかねぇ...で、王様のプライベートなんてどうやって調べるんすか、隅から隅まで」

たくっちスノー
「そりゃ とで始まってつで終わる...

Sonic.exe
「田所、ハグレ警察に電話しろ」

野獣先輩
「もしもし、顔がでかくて首が太くて脚が短くて…」

たくっちスノー
「女の子やぞ!(半ギレ)」

たくっちスノー
「って、冗談だって冗談!盗撮なんてしないから!そもそも自分出番取り戻す為に今まで貯めてきた全部の設定キャラクター吐き出したから、出来へんし!」

Sonic.exe
「だがどうする?デメリット持ちの剣とかならともかく、ストーカー感漂う手紙が外せないって地味に嫌だぞ」

野獣先輩
「ミアなら呪いに詳しいんじゃないっすかね?」

Sonic.exe
「よし」

....

ヘルラージュ
「お姉ちゃん?多分小学校で勉強してると思いますけど...」

たくっちスノー
「ああああああ!!なんで肝心なときにいないかなぁ!?」

Sonic.exe
「ていうかあの魔女、なんで中身は大人の癖に小学校通ってるんだ!!」

野獣先輩
「ああもう手詰まりだよ...」

ローズマリー
「それにしても、これは...凄い呪いオーラを感じますね」

たくっちスノー
「あ、分かる?相当頼みたい依頼なんだろうな...ありがた迷惑だけどさ」

依頼の手紙は、なんか凄いヤバそうなオーラを出していたので、ローズマリーにもすぐに分かった

ヘルラージュ
「その依頼ってどんな内容なんですか?」

ローズマリー
「どうにか開けない?」

たくっちスノー
「えーと、自分もはっきりとは見てないんですが...お、開けた」

【デーリッチ王様のプライベートを隅から隅まで知りたいです】
『どうもマガイモノ屋さん、私は帝都に住むE(仮名)と申します』
『突然ですが、私はハグレ王国の王様に恋をしてしまいました』
『王様のプライベートを、全てを知りたいんです、全てを知って一体感を味わいたいです』
『王様の全てを記録してくれたら、それなりの報酬を弾みますどうか、色々、本当に色々とお願いします、お風呂だとかトイレ何だとか色々 』
『住所は帝都の××番地にある...』

ヘルラージュ
「うわぁ...」

野獣先輩
「やべぇな」

Sonic.exe
「こいつガチだ」

ローズマリー
「たくっちスノー、動かないでね、どうにかその手紙だけ燃やしたいから、すぐに済ませたいんだ」

ローズマリーはファイアを唱えながらたくっちスノーに詰め寄る

ヘルラージュ
「マリーさん落ち着いてください!」

たくっちスノー
「やめて!自分今コンテニュー設定が無いから!普通に死んだら終わりだから!」

ローズマリー
「ああそうだ、後で薬送っておかないと、××番地に」

Sonic.exe
「まずお前が薬を飲め!精神安定剤を!」

たくっちスノー
「助けてー!!人殺し、じゃなかったマガイモノ殺しが!!」

野獣先輩
「マガイモノは不死身じゃなかったんすか....」

Re: ざくざくアクターズZ! ( No.182 )
日時: 2017/11/25 11:05
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: LdHPPNYW)

ローズマリー
「はぁはぁ...なんとか落ち着いた」

たくっちスノー
「それにしても、どうすっかこの手紙...」

野獣先輩
「適当に書いちゃダメなのか?」

Sonic.exe
「いや、それでは依頼達成にならないだろう、しかし細かく書いてもそれはそれで気持ち悪くて嫌だ」

ローズマリー
「ていうか隅から隅まで書かせないからね?うちのデーリッチをそういう目で...」

ヘルラージュ
(まるでお母さんみたい)

ヘルラージュ
「あの子にこれを見せては...」

ローズマリー
「ダメですよそんなの!こんなの見せたら絶対怯えますよ!」

Sonic.exe
「しかし、俺達が普通に観察しても奴に怪しまれるか...」

...

たくっちスノー
「あ、面白いこと考えた」

ローズマリー
「せめて良いこと考えてくださいよ...で、何?」

たくっちスノー
「それっぽいウソで誤魔化せば良いんだ!」

Sonic.exe
「ウソって...どうするんだ?」

たくっちスノー
「自分は設定の支配者!書いたことを信じこませる魔法ブックを常に持ち歩いております!」

野獣先輩
「こいつ使って普段怪しまれてもどうにかしてきたっすからねぇ」

しかし、即席で考えた設定であるこの魔法ブックにはとんでもない欠点があった


翌朝.....

デーリッチ
「うあっちちち!!あちっ!!」

ヅッチー
「相棒!?一体何が..あちぃ!!」

王様二人は顔の近くに熱い物をかけられ目を覚ます

ヅッチーがどうにか見てみると、たくっちスノーが顔面に向けて茶色い物をかけていた

たくっちスノー
「おはよう!今日の朝御飯はカレーじゃいははは!」

デーリッチ
「あちっ...あちっ...やめるでち!食べれてないから!!食べれてなうあちぃ!!」

ヅッチー
「や、やめてくれ!!今目に入った!私達が一体お前に何したって言うんだ!」

デーリッチ
「ていうか、今日の献立は赤飯だったはずでち!」

たくっちスノー
「ごめん!悪気は無いけどこれも記録のためなんだ!おとなしくカレー食べてくれ!」

デーリッチ
「なら顔にかけるのやめてほしいでち!」

ヅッチー
「なんで私まで...」

『ヅ』ゴンッ

大きな声がしたかと思うと、ヅッチーのベッドが揺れた

たくっちスノー
(ベッドの下に妖精参謀居たのか...)

デーリッチ
「顔とベッドががカレーでべとべとでち...」

たくっちスノー
「ほら、もう八時だぞ!」

ヅッチー
「顔洗いてぇ....」

たくっちスノー
(よし...結構辛い目にあったはずだ、これである程度は通じる...)

そう、魔法ブックが人を信じこませるには、本に書いた人物が苦しまなくてはならないというとんでもないデメリットが付いていたのだ

たくっちスノー
(これ、絶対後でローズマリーにぶっ殺されるな...だがこれも依頼のため!)

たくっちスノー
(後は書き込むだけ...でも苦痛が足りなかったらどうなるんだろ)

プリシラ
「へぇ...そんな理由で...うちのヅッチーに...」

ベッドの下から頭にたんこぶの出来たプリシラが出てくる

たくっちスノー
「やっべプリシラの事忘れてた\(^o^)/」

プリシラ
「覚悟は...出来ましたか?」

たくっちスノー
「ヒエッ」

.....
一方、デーリッチ達は雪乃とヤエと雪だるまキックで遊んでいた

ヤエ
「Tに顔面にカレーかけられた?」

ヅッチー
「ああ、突然な....」

ヤエ
「道理でなんかカレー臭いと思ったわあんたら...何かあいつに恨まれるようなことした?」

デーリッチ
「と、とくに何も...」

雪乃
「そんなことより、雪だるまオセロやろう!」

ヅッチー
「オセロって三人でやる遊びだっけ?」

プリシラ
「あ、ヅッチー、探したよ~」

デーリッチ
「あ、プリシラちゃん、ちょうど良かったでち、一緒に雪だるまキックしないでちか?」

プリシラ
「喜んで♪すぐマイ雪だるま用意するから待っててヅッチー♪」

雪乃
「え、プリシラさんもマイ雪だるま持ってるんですか?」

ヤエ
「何よ、マイ雪だるまって...」

プリシラ
「はい、私のマイ雪だるま!」

ヅッチー
「いやそれたくっちスノォーッ!!」

プリシラが持ってきた雪だるまは顔にたくっちが埋まっており、下の部分に体を詰められていた

プリシラ
「たくっち『スノー』だけに!」

ヅッチー
「巧くない!ていうか本気でそれでオセロやるつもり!?」

たくっち/スノー
「タスケテー」

デーリッチ
「オセロどころじゃないでちーっ!!助けてあげてーっ!!」

ヤエ
「雪乃、カタナシュートよ!」

雪乃
「分かった、それっ!」

雪乃は雪だるまを勢い良く蹴り、たくっちダルマを破壊した!

たくっちスノー
「死ぬかと思った...」

雪乃
「頼もしいなぁ私のカタナシュート」

ワイト
「ワイトもそう思います」

ヤエ
「誰だ今の」

Re: ざくざくアクターズZ! ( No.183 )
日時: 2017/11/25 16:03
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

プリシラ
「実はかくかくしかじかなワケで」

たくっちスノー
「かくかくしかじかって本当に便利な単語」

ヤエ
「キモッ...」

ヅッチー
「ストーカーかよぉ...」

たくっちスノー
「おまけにこの依頼の手紙、呪われてて依頼達成するまで外せないっぽいんだ、だから自分のためにありのままの姿見せてくれ王様」

デーリッチ
「風呂とトイレは流石に無理でち!!」

たくっちスノー
「だよなぁ!!そう言うだろうよ!!でもこの手紙外したいよ!!なんかデバフとか掛かってそうだもん!!」

ヤエ
「ミアに頼めばいいじゃないの」

雪乃
「ミアちゃんのクラス、修学旅行で明日まで帰ってこないですよぉ」

たくっちスノー
「ああああああああああああああ!!!!!(´;ω;`)」

デーリッチ
「どうしてデーリッチに言わなかったでちか?」

たくっちスノー
「仲良くなってストーカーされそうになったらどうしようかと思って」

ヤエ
「こういうのは100%粘着するわよ」

たくっちスノー
「そうなの!?」

プリシラ
「そうなるとどうすればいいか...」

雪乃
「...うーん、住所書いてあるし、会ってみてはどうですかぁ?もしくはメニャーニャさんに調べてもらうとか」

たくっちスノー
「それはexeがもうやっているはずだ...結果はどうだかなんだか」

exeが音速でたくっちスノーの側に近付く

Sonic.exe
「T、結果が出た」

たくっちスノー
「どんな奴だった?」

Sonic.exe
「多少話もしてみたが、危害を加えるような人物には見えなかった」

ヤエ
「本当にそう言い切れるの?」

たくっちスノー
「exeが言うならまぁ....」

Sonic.exe
「話し合いの結果、ローズマリー参謀に会いに来る事になった、来なかった場合ハグレ警察に通報すると脅しておいたから必ず来るだろう」

Sonic.exe
「ただ....」

たくっちスノー
「どうした?」

Sonic.exe
「....Tに後で話す」

たくっちスノー
「あいさー」

Sonic.exe
「すぐにお前もローズマリー参謀の元へ向かえ、俺も直ちに向かう、失礼した」

exeは雪が崩れないように空へと飛んで行った

たくっちスノー
「つーわけだから...行ってくるわ王様」

デーリッチ
「後で報告お願いでち!」

たくっちスノー
「わーってるって!」


.....

ローズマリーとexeは椅子に座りEの到着を待っていた

Sonic.exe
「来たか、T。」

たくっちスノー
「exe、一体何なんだ?Eさんに何か問題でも」

Sonic.exe
「ああ...そのEとやらは超大物でな...」

ローズマリー
「そうなのかい?」

Sonic.exe
「ああ...それがなT、そのEというのは...」

「Eさんでーす、入ってよろしいでしょうか?」

ローズマリー
「えっ今、女性の声が...」

たくっちスノー
「え、そういう系?」

Sonic.exe
「そっちも衝撃的だと思うが本筋はそこではない....入って、どうぞ。」

「E」は扉を開けて出てくる


「ここに...デーリッチが居るのね?」

ローズマリー
「こ、こんな事...」

たくっちスノー
「マジかよ...」

「E」は見覚えのある姿をしていた。

青色の髪、赤い瞳、そして...大きな鍵をした杖

Sonic.exe
「奴は...」


「初めまして、『E』及び、デーリナ・メイドウィン・イスタールと申します」

Sonic.exe
「メイドウィンの一人....だった。」