二次創作小説(新・総合)
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.56 )
- 日時: 2017/11/03 11:08
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ある日の事だった....
ベル
「...ふぅ。」
ハグレ王国の道具屋ベルが、黙々と回復薬を作っていた...薬を作れるのはここだとベルとローズマリーのみであった為、生産が追い付かないのだ。
ニワカマッスル
「よぅベル、何か疲れてるみたいだが」
ベル
「あ、マッスルさん...」
Sonic.exe
「まぁ無理もないだろう、薬局が出来てからは傷薬が飛ぶように売れはじめたからな」
こたつドラゴン
「でもまぁ、体壊しちゃまずいじゃん?まだ若いんだし時にはゆっくりしないと」
Sonic.exe
「ほぼ年中コタツに引きこもってる奴には言われたくないだろうな」
ベル
「ははは...」
獣人、竜人、そしてマガイモノ。
異なる種族が笑い合って話し合える所は、あらゆる時空を探し回っても中々無いだろう。
...しかし。
マーロウ
「....」
一人の獣人が、ベル達を無言で睨んでいた。
彼はマーロウ、召喚士が召喚を規制された原因でもある、この世界で最大規模のハグレ戦争の生き残りだ。
顔は怖いが、普段は、穏やかで心優しい性格をしているのだが....?
しばらくした後、マーロウはこちらに気付いたのかそそくさと去っていった
Sonic.exe
「....マッスル、彼は」
ニワカマッスル
「ああ、マーロウさんだよ、ハグレ戦争の生き残り。」
Sonic.exe
「...何故か俺たちを睨んでるみたいだが?」
こたつドラゴン
「あー、そういやベルってさ、マーロウさんの義娘のボーイフレンドかと誤解されたことあったよね」
ベル
「あの時は本当に怖かったです...」
ニワカマッスル
「そうそう、いわゆる『お前に娘はやらん!』ってタイプの奴でさ...けど誤解は解いたはずなんだがなぁ...」
Sonic.exe
「一体何が原因だ...?」
ベル
「うーん、この間はあんなに喜んでたのに...」
Sonic.exe
「そうなのか?」
こたつドラゴン
「うん、exeやTが来る前の事なんだけどさ...マーロウさんの娘、クウェウリね、ここだとパン屋やってるの」
ニワカマッスル
「で、そのパン屋が帝都の雑誌に載ったことがあって、そんなだから客がむっちゃ来てな、あの人自分の事のように喜んでたんだぜ。」
Sonic.exe
「なるほど...確かに変だな、Tに調べてもらうか」
ベル
「お、お願いします...あの人、本気で睨んでて...夜眠れなくなっちゃう」
こたつドラゴン
「あの人、その気になれば一人で巨人を蹴散らしそうだもんね」
ニワカマッスル
「冗談に思えないからやめてくれよ...」
...
マガイモノ屋に戻ると、真っ黒焦げになった二人がいた...
いや、田所は元から真っ黒なのだが
Sonic.exe
「何やってんだお前ら」
野獣先輩
「こっちが聞きてぇゾ」
たくっちスノー
「青い狼みたいな奴に突然落雷を...」
Sonic.exe
「....マーロウか。」
たくっちスノー
「...はぁ?」
exeはさっきの出来事を二人に話す
たくっちスノーは情報を設定という形でメモにしてまとめた。
たくっちスノー
「...なるほどなぁ、さっきの話と繁盛したパン屋、そして娘...これらを繋ぎ会わせるとしたら...」
野獣先輩
「不純な思いで娘に近づこうとする奴はパパがぶっ倒しちゃうぞーって感じっすかね」
Sonic.exe
「なるほどな..繁盛してクウェウリの名が知れ渡り男が寄り付くようになったと...」
たくっちスノー
「ま、仮説だけどな」
野獣先輩
「そうなると襲われた俺たちはクウェウリのボーイフレンド疑惑を持たれたわけか」
たくっちスノー
「ざっけんなー!!自分はかなちゃん様一筋だってのー!!」
Sonic.exe
「だがこのままでは他の男達の命が危険だ、バトルオブマーロウが始まってしまう」
たくっちスノー
「確かにマが付くけどバトルオブマーロウなんて曲ねーよ」
Sonic.exe
「奴は戦争の生き残りだ、戦闘では勝ち目がない」
野獣先輩
「じゃ、俺達はクウェウリの事全然興味ないアピールすれば良いのか?」
Sonic.exe
「それはそれで加減を間違えたら殺されかねんな」
たくっちスノー
「なんでお父さんってこんなめんどくさいのかなぁ!?」
....頭を悩ませるマガイモノ三人衆。
一方その頃、ベルは....
ベル
「...はぁ。」
ジーナ
「最近ため息吐きっぱなしじゃん、何かあったのかい?」
ベルの経営する道具屋は遺跡内にあり、その隣で経営されているのが...ジーナの鍛冶屋だった。
ベル
「実は..最近のマーロウさんが怖くて..」
ジーナ
「あの人が怖いのはいつもの事じゃないか?」
ベル
「駄目ですよ、気にしてるんですから...でも、いつもよりずっと怖くて..」
ジーナ
「と言うと?」
ベル
「ほら、前にクウェウリさんのパン屋が雑誌に載ってお客さんが沢山来たじゃないですか...あれ以来男に狙われるようになっちゃったらしくて...」
ジーナ
「なるほど、まぁ単なる過保護な父親さ、すぐに収まるよ。」
ベル
「だと良いですけど...」
ジーナ
「あ、そうそう、最近うちのアルフレッドが女と会ってるって噂なんだけど何か知らないかい?」
ベル
「え...?聞いたことないかも」
ジーナ
「そ、ならいいか、仕事するよ仕事。」
ベル
「は、はい...」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.57 )
- 日時: 2017/11/03 14:16
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノーと田所は真相を突き止めるためにマーロウに近付いていたのだが...
たくっちスノー
「...はぁ、どうすっかねぇ」
野獣先輩
「何て答えりゃ良いんすかね?刺激するような事言ったらぶち殺されるっすよ」
たくっちスノー
↓
∧__∧ _∧
((( ・ω・)三ω・))
(_っっ= _っっ゜
ヽ ノ
( / ̄∪
「やっぱ喧嘩して聞くしかねぇな!」
野獣先輩
「アスキーアート使うな、ズレても知らねぇっすよ」
たくっちスノー
「名付けてAA召喚術、ここで設定いじくってたら覚えちゃったんだよね」
野獣先輩
「まんまじゃねぇっすか」
たくっちスノー
「そういや前にもAA使って乗り切ろうとした小説作ったっけなぁ」
マーロウ
「...おや、貴方達は。」
たくっちスノー
「うおっ!!マーロウ!!」
野獣先輩
「い、いつのまに....」
マーロウ
「どうかしましたか、私に聞かれたら困ることでも?」
たくっちスノー
「なんか道具屋があんたに睨まれて怖いって」
野獣先輩
(ちょ、オイ!!)
たくっちスノー
(こういうのはストレートに聞いといた方がいいだろ!)
マーロウ
「まぁ、実際睨んでましたからね」
たくっちスノー
「え?」
マーロウ
「正しくはベル君ではなく、貴方の同僚の青い針ネズミをですが。」
野獣先輩
「...exeを?」
たくっちスノーと田所はマーロウに自身の仮説を話した。
マーロウ
「なるほど...大体貴方の仮説通りです、パン屋が繁盛して、娘にすり寄ろうとする不純な輩が増えましてね。」
たくっちスノー
「だからって見境なく襲い掛かるのは勘弁してくれよ、自分は既にかなちゃん様という至高の相手がおります!!」
野獣先輩
「俺は一生独身でいいゾ」
マーロウ
「貴方の同僚はどうなんです?」
たくっちスノー
「あいつは最近ウズシオーネと話してるからなぁ」
野獣先輩
「話してるだけで恋人では無いと思うんですけど(正論)」
たくっちスノー
「定期的に会ってる時点で恋人みたいなもんだろ(適当)」
マーロウ
「それなら良いですが...」
たくっちスノー
「もういきなり落雷落とすのやめてくれませんかね」
マーロウ
「すいません...頭に血が登ってしまいまして冷静な判断が取れませんでした。」
たくっちスノー
「...でもまぁ、親が子を思う気持ちってのは分からんくもないが」
野獣先輩
「意外な言葉っすね」
たくっちスノー
「....あー、自分の分身がな、いわゆる母子家庭なワケ、だから親の事はちょい気にしちゃうの。」
たくっちスノー
「自分の世界線だと、親より先に死んじまった親不孝者だしさ...」
マーロウ
「....では、失礼します、ベル君にはすまなかったと伝えておいてください。」
たくっちスノー
「へい。」
そう言ってマーロウは急ぎ足で去っていく...
たくっちスノー
「とりあえず、マーロウの事に関しては大丈夫そうだな」
野獣先輩
「クウェウリにはこの事言ってないんすかね?」
たくっちスノー
「言うわけないでしょ?お父さんってそういうものだよ?」
野獣先輩
「ふーん...じゃクウェウリに伝えておく必要があるな」
ジーナ
「今暇かい?」
たくっちスノー
「ん、誰この人。」
野獣先輩
「鍛冶屋っすよここの...あんた大明神に武器作ってもらってるっすから知らねぇだろうけど」
たくっちスノー
「かなちゃん様の武器はそれなりに使えるからね、お古でよければ使う?」
ジーナ
「で、ちょっと、暇かって言ってるの。」
たくっちスノー
「まぁ暇だけど」
ジーナ
「あんたら何でも屋だろ?ちょっとやってもらいたいことがあるんだけど。」
野獣先輩
「まぁ構わねぇっすが、報酬は?」
ジーナ
「製作段階で余った鉱石を一袋でどうだ?全部売れば数万はいくんじゃないかな」
ジーナは片手で持てる程度の袋を田所に渡す、開いてみると、種類は分からないが輝く鉱石がみっしりと詰まっていた。
たくっちスノー
「お、それなりだな...よし受けた、で何したいの?」
ジーナ
「うちの弟...アルフレッドを見ていてくれないか?」
たくっちスノー
「なんで?」
ジーナ
「最近あいつが女と歩いてるって噂が流れててさ」
野獣先輩
「姉なら直接聞けばいいんじゃ...」
ジーナ
「ああそれね、やってみたんだけど『そ、そんなことないよ!』って挙動不審になるもんだから」
たくっちスノー
「証拠を掴んでこいってか...やれやれ」
野獣先輩
「アルフレッドなら俺も見たことあるっすけど、あいつを彼氏にしたい奴いるんすかね?」
たくっちスノー
「え、なんで?」
野獣先輩
「だってあいつの職業ゴーストハンターっすよ?胡散臭いじゃないっすか、それに対アンデット特化とかいう超使いにくい性能だし、パーティに入れようとも思わん」
たくっちスノー
「まぁ、この世界のアンデットは炎属性あれば充分だし、炎特化この国にむっちゃいるけどさ...」
たくっちスノー
「それ姉ちゃんの目の前でいう?」
ジーナ
「.....」
野獣先輩
「あっ(察し)」
その時、田所の体が浮いた
うごぁあぁぁぁ~
ノ"'∧∧∧∧、ヽ、
((と(゚Д゚三゚Д゚)つ))
\ヽミ 三 彡 ソ
)ミ 、_ 彡ノ
(ミ∪三∪彡
\ヾ丿ノ
ヽ ノ
)ノ
((
たくっちスノー
「たどころぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.58 )
- 日時: 2017/11/04 08:00
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
その翌日....
マガイモノ三人衆は、アルフレッドの動きを後ろから探っていた。
野獣先輩
「あー昨日は酷い目にあった...」
たくっちスノー
「お前がマガイモノじゃなかったら死んでたな」
Sonic.exe
「俺別にあるんだけど....」
たくっちスノー
「有給休暇取らせといたから大丈夫だって!」
Sonic.exe
「お前勝手に...」
野獣先輩
「あ、動き始めたぞ!」
たくっちスノー
「よーし全軍突撃!」
....
アルフレッド
「.....?」
_____
/ / /|
| ̄ ̄ ̄ ̄| |
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ∧_∧__
/(´・ω・`) /\
/| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
\パタンッ /
_____
/ / /|
| ̄ ̄ ̄ ̄| |
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アルフレッド
「気のせいかな...」
よっしゃ!バレてねぇな!
\パカッ/
. ∧_∧__
/(´・ω・`) /\
/| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
Sonic.exe
「何故アレでバレないんだ」
野獣先輩
「ステルスといえば段ボールだけどさぁ...」
たくっちスノー
「とにかく後を追うぞ!」
.....
たくっちスノー達がしばらくアルフレッドを監視していると...
たくっちスノー
「...ん、お!なんか来たぞ、女だ!!」
野獣先輩
「何ぃ!?撮れ撮れ!」
たくっちスノー
「ふふふ...わがエイムフラッシュのレンズからは逃れられない...」カシャカシャ
Sonic.exe
「エイムフラッシュのレンズ部分ってビーム砲じゃなかったか」
たくっちスノー
「うるさい...いいから撮れ...あ。」
Sonic.exe
「どうした?」
たくっちスノーは...アルフレッドと楽しそうに話す女性の姿を見て、小刻みに震えていた....
たくっちスノー
「おい、あの肌さ、あの耳さ、よく見てみろ。」
野獣先輩
「...ん?」
二人は目を凝らして女性を見た。
やや臼ピンク色の肌、ふわふわの毛並み、そして...犬のような耳。
たくっちスノー
「自分さ、まだ姿見たことないけど...クウェウリって、多分あいつじゃね?」
Sonic.exe
「oh....」
野獣先輩
「何してんですか!まずいですよ!」
たくっちスノー
「ジーナ姉弟が死ぬゥ!」
Sonic.exe
「この写真をジーナに見せるわけにはいかないな...おいT、相談できる相手はいないか?」
たくっちスノー
「えーとえーと...あ、そうだ!ジュリアがいい!前にルミナ様と薬局建てる時に話した奴!」
たくっちスノー
「確かあいつはジーナ達と幼馴染みって設定があったはずだ!」
そういうわけで、マガイモノ三人衆はジュリアのいるハグレ警察へと向かった...
....
ジュリア
「なるほど、だから私に相談しにきたのか」
たくっちスノー
「この写真を渡したら確実にアルフレッドは殺される」
ジュリア
「それは確かにまずいな....」
野獣先輩
「それに壁役らしいからもしもの時は代わりにダメージ受けてほしいゾ」
ジュリア
「壁役と身代わりは違うのだがな...」
Sonic.exe
「正直血を見るのは懲り懲りだからな、どうにか穏便に解決できるだろうか...」
ジュリア
「...ふふ、それにしてもあのアルフレッドに女がね」
たくっちスノー
「ん?」
ジュリア
「あいつ昔は、私やジーナに振り回されてばっかりだったからな、成長したものだよ、男なんだからそろそろ女を引っ張ってもらわないと困る」
野獣先輩
「あ、道理であんた彼氏とか出来な...
田所が言い終える前に槍が顔をかする
ジュリア
「ああすまない指が滑った、それにさっきの言葉聞こえなかった、言えるものならもう一度いってみろ」
Sonic.exe
「oh NO....」
たくっちスノー
「し、失礼しやした!」
.....
そして、マガイモノ屋にて....
ルミナ
「T、めーどいんがこの王国に新しい人来たからガイドおねがいって」
たくっちスノー
「今それどころじゃないって黒影に伝えておいてくれ...」
野獣先輩
「これ無理ゾ...」
Sonic.exe
「こういうのはじっくり話してみると実は誤解ですってオチが定番なんだがな」
たくっちスノー
「それだったらどんなにいいか...でもさ、見ろよこの写真?偶然とはいえ手を繋いじゃってるよ、こんなんマーロウに見られたらランボー怒りの無双OROCHIですわ」
ルミナ
「....なにがあったの?」
野獣先輩
「ガキにはわかんねーだろうけど、かくかくしかじかっすよ」
田所はルミナに事情を説明した
ルミナ
「おとうさんって、娘のためにそういうことするんだ、めーどいんは、ラミスにそんなことしないよ」
たくっちスノー
「そりゃお前の夫は自分同様好きと嫌いが無いからな...」
好き嫌いがない...ハグレ王国以上に個性が集まる時空規模の組織『時空監理局』
全ての生き物を平等に扱う...悪くいえば、全てを他人のように思える人間だからこそ、時空監理局の局長は勤まるのだ。
Sonic.exe
「...待てよ?こいつも確か娘持ちだからどうにか話が通るかもしれない」
たくっちスノー
「おいおい、ルミナ様はあの『魔導界』の人間だぞ?話が通じるわけ...」
ルミナ
「....」
Sonic.exe
「よせ...実はだな、詳しく言うとこういうわけで」
exeは先程の話を要点をかいつまんで分かりやすく説明した
ルミナ
「.....ん。」
たくっちスノー
「なんかアドバイスになりそうなことある?」
ルミナ
「分からない...ボクはずっと家で過ごしてきたし、ラミスに何かしてあげたこともないし」
たくっちスノー
「ほれ見ろ!」
Sonic.exe
「...ルミナ、そういえば誰が、このハグレ王国に?」
ルミナ
「....えっとね...」
たくっちスノー
「....はぁ!?あいつかよ!?」
....
亡霊は囁く。
『空っぽの魂に色を付けろ』
空っぽの生き物が、中身を求めてさまよっていた
- Re: ざくざくアクターズZ! ( No.59 )
- 日時: 2017/11/04 10:19
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
次の日、exeはベル達に調べたことを話していた。
たくっちスノーは、考え事をしていた。
ベル
「ああ...やっぱり睨んでた原因はそれだったんですか」
Sonic.exe
「ああ...俺が原因で恐ろしい思いをさせてすまなかったな」
ベル
「あ、いえ別に...貴方が悪いわけでは無いので...」
ニワカマッスル
「でもよ...exeの考える通りバレたらアルフレッドがヤバイかもしれないな」
こたつドラゴン
「ていうかさ、もうクウェウリやアルフレッドに聞いてみたらどうなの?」
Sonic.exe
「無理だ、アルフレッドはジーナの言った通り聞いてみたら挙動不審になる、クウェウリは人見知り故に俺たちに近付こうともしない」
ニワカマッスル
「....となると、俺達が来るしかないな」
ベル
「ええっ...マーロウさんに見つかったりしたら...」
たくっちスノー
「あ、その辺は大丈夫、マーロウも連れてくるから」
ベル
「えっ」
Sonic.exe
「俺達が奴のストッパーになるんだ」
こたつドラゴン
「それだったらまぁ...」
たくっちスノー
(それに...『あいつ』をどうにかするのに彼が必要だからな)
たくっちスノーは焦っていた、何故なら、今回ハグレ王国に来たのは....
【ハグレ王国道中】
『今回のPTメンバー』
デーリッチ
たくっちスノー
ニワカマッスル
ベル
こたつドラゴン
ジュリア
マーロウ
ジーナ
...そして八人はアルフレッドの動きを探っていた
ニワカマッスル
「なんでデーリッチまで...」
デーリッチ
「主人公はパーティから外せないからしょうがないでち」
たくっちスノー
「そうだよ(便乗)」
ベル
「あれ?あの二人は...?」
たくっちスノー
「exeは海の家で仕事、田所はマガイモノ屋の雑な仕事を任せている。」
ジーナ
「なんで私達までこんなこそこそとしないといけないんだい?」
たくっちスノー
「....来た!」
マーロウ
「...ん?」
アルフレッドの近くに昨日のように獣人が近付いてきた。
たくっちスノー
「ね、あれってクウェウリで間違いない?」
マーロウ
「間違いなく私の娘ですね...最近外に出歩いてると思ったら、アルフレッド君と会っていたのですか...」
ジーナ
「あー、なるほどね、あの目撃から女と会ってるなんて噂が飛んできたわけか」
ジュリア
「いや、案外間違いではないかもしれないぞ?」
たくっちスノー
「茶化すのやめてくれよ...」
デーリッチ
「仲良さそうに話してるでちね」
マーロウ
「人見知りだったあの子が...あんな立派に成長して...」
ジーナ
「アルフレッドの奴...」
たくっちスノー
「...成長、かぁ。」
デーリッチ
「この調子なら話しかけても大丈夫じゃないでちか?おーい!」
ニワカマッスル
「ちょ、ちょっとおい!」
たくっちスノー
(なんだこの茶番...)
駆け出していくデーリッチをたくっちスノー達は慌てて追いかけた、
ベル
「あの、最初からクウェウリさんに事情を話せばよかったんじゃ...」
たくっちスノー
「そんなことしたらお話終わっちゃうだろ!!」
....デーリッチ達はアルフレッド達の所に出向き、そして真実を知った。
たくっちスノー
「幽霊?」
クウェウリ
「はい、私のパン屋に幽霊らしき物が現れて...」
デーリッチ
「ミアちゃんが連れてる奴でちか?」
アルフレッド
「いや、そんなキュートな物じゃないよ...亡霊って言ったら分かるかな?未練があってさ迷っているという」
ニワカマッスル
「そいつを徐霊するために度々会ってたってのが真実か」
ジュリア
「なんだ付き合ってたわけではないのか」
アルフレッド
「ち、違うよ!誰なのそんな事言ったの!」
クウェウリ
「幽霊に関してはパパでもどうしようもないと思って黙ってたの、ごめんなさい。」
マーロウ
「良いんだクウェウリ、私も少し誤解していたようだ」
デーリッチ
「ともかく、これでめでたしめでたしでちね!」
こたつドラゴン
「お話の展開としてはちとつまらん気がするけどさ」
たくっちスノー
「やめろやめろ!何が起こるか分からないから!」
ニワカマッスル
「そういうわけだ、解散!」
マッスルとこドラ、ベルは去っていった...
ジーナ
「さてアルフレッド、後でじっくり話聞かせてもらうからね」
アルフレッド
「お、お手柔らかに...」
ジュリア
「そっかー、付き合ってたわけじゃ無かったんだな。」
ジーナ
「がっかりしてるのかい?」
ジュリア
「ちょっとだけね」
アルフレッド
「え、ええ!?」
ジーナはアルフレッドを引っ張って遺跡へと戻っていく...
しかしマーロウは一向に帰る素振りを見せない
クウェウリ
「...?どうしたのパパ?」
マーロウ
「静かに...Tさん、分かりますか?」
たくっちスノー
「...ああ、なんかヤバイ気配を感じる、そして、自分にはそいつが誰なのか分かってます。」
デーリッチ
「え!?ど、どこからでち!?」
たくっちスノー
「...分からん、けどいつ来るか分かn
その瞬間銃声が響き、たくっちスノーの胸を弾丸が貫いた
マーロウ
「木の上からか!」
クウェウリ
「あの、大丈夫ですか!?」
たくっちスノー
「自分の体は首と体が別々になってるから心配いらん!後でまた作ればいい!んなことより追えよあいつ!」
『俺に気付くなんて中々のモンじゃねぇかよ』
マーロウ
「...!いつのまに背後に!」
たくっちスノー達の背後に、いつの間にか男性が立っていた。
その男は金髪で、ジャケットを羽織り、ボロくさいズボンを履いていた。
『安心しな、当てても問題ない奴に当てたからよォ』
たくっちスノー
「お前...ほんとヤバイ奴だよなぁ。」
『松山那雄宏。』
彼の名は松山、
『寄生ジョーカー』の悪役にして、メイドウィン小説の原点。
個人の設定が薄いことをいいことに独自に設定を変え、あらゆる小説に乗り込んできたヒール。
松山那雄宏、またの名を....『始まりの者』