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Pokémon Students Grand Prix
初登場:第二章第一編
全国学生選手権大会。
略して『PSG』とも『ポケグラ』とも。

ゲームからポケモンを直接現実世界に呼び出して戦う形式の全国規模の大会。
「近年中高生にみられるポケモン離れの解消」という問題解決の為に開かれた大会の為、学生を中心としたイベントである。

開催日は2015年6月24日(水)
8月までの開催を予定しており、参加予想人数は約3000〜7000人。

開催地は元は緑地で住宅密集地だった東京都多摩市の東寺方の一部。
約15haの内の緑地と周辺の土地を使うことで東京ドームと同規模の収容施設『バトルドーム』と、『ドームシティ』と呼ばれる一連複合施設を作り上げた。
ドームシティ全体の面積は100000㎡。
施設のほとんどは宿泊施設であり、その他は飲食店や紳士服量販店など。
敷地内はポケモンの連れ歩きは可能だが一定の地点以上を飛行すると特殊な電波で強制的にボールに戻す防犯システムがある。

ドームの後ろには高く聳える塔、『バトルタワー』があり、敷地面積は約15000㎡、高さは約300ｍ。
マスコミ関係の施設や放送局、トレーニングルームなどがある。
上位の成績を収めると賞金が貰え、優勝者には50万円、準優勝者には25万円、三位入賞者には10万円、四位入賞者には5万円が贈呈される。

大山おおやま

初登場:第一章第二編
神奈川県伊勢原市に実在する山。
標高1,252ｍ。
山岳信仰としての姿を併せ持ち、その歴史は古い。
阿夫利神社がその最たる例で、創建は崇神天皇の御代の三世紀とも言われている。
700ｍほどの地点に大山阿夫利神社の下社が存在し、神社としての主たる姿を残している。
山頂付近に上社があり、主に武内は此処で活動している。

作中では神主である武内の影響か度々登場し、主人公やその仲間らを助けている。

上述の山岳信仰の側面のせいか、バルバロッサが"ある儀式"のため、山頂にてデータを改変した3匹の伝説のポケモンを呼び出し、短時間ではあるものの自然の法則そのものを改造し、その異変を止めるべく山頂に辿り着いたジェノサイドとの戦いの場面として登場。

その戦い以後、敷地内にてキーストーンが大量に発掘される異変に見舞われ、登山者が続出する始末であるという(武内談)。


ちなみに筆者は秋頃山頂に登ろうとして地元民に止められました。
本格的な登山になるからフル装備しないとダメみたいです……

長池公園

初登場:第一章第三編
東京都八王子市に実在する公園。
農業用に作られた水路と、それを掛ける煉瓦の橋が特徴的。
橋には戦前、四谷に掛かっていた路面電車のものを移転、再現したものとなっており、意外と歴史がある。
自然公園としての面もあり、その敷地は広く、多数の動植物の姿が確認されている。

作中では高野洋平が初めてメガストーンを発見、赤い龍の二人と出会った場面として初登場。
その後の場面でも、最後の戦い(ネタバレ注意)が繰り広げられる場としても現れる。

ルークによる、「絶体絶命のどうしようもない時、人間はどうするか？過去を思うのでは？」という推測を頼りからこの地に行き着いたシーンから、高野にとっては上記の理由以外にも特別な場所となっているであろう事が伺える。

登場人物紹介

ジェノサイド>>3

ハヤテ・ケンゾウ>>8

包囲網関連の深部組織の人間たち>>6

神東大学関連の学生>>7

議会の人物>>9

組織赤い龍の元メンバー>>10

キーストーン関連人物>>11

Sランク組織>>12

その他の登場人物>>13

実は……
現在執筆中を含む第二章一編と、それ以降(少なくとも二編と三編。もしかしたら四編も)にはストーリーを通り越して私自身が伝えたかったメッセージやテーマを散りばめています(する予定)。
作中でハッキリとその事を伝える訳では無いので、それについてはこのスレか、私の雑談スレで語らせていただきます。
作品はどうであれ、一度は皆さんに目を通してもらいたいテーマですので、これだけは知っていただきたい。そう思っております。

今後作中内にて明確にすべき現在進行形で未解決の設定、問題

・元ジェノサイド高野洋平とメイの今後の関係

・高野洋平の過去(設定は決まってる。主に表現方法について)

・第1章から第2章までの描写がなかった空白の5ヶ月

・第七世代のポケモンとそのシステムの出し方

・ルークの過去

・作品のエンディング(一応設定だけなら決めている)

・ポケモンの正体(一応設定だけなら決めている)

・と言うかポケモンが現れた最大の理由(一応設定だけなら決めている)

・バルバロッサが高野洋平を救ったにも関わらず最終的に戦った理由(彼の目的とは別個とする)

・高野洋平が必ず勝たなければならない戦いにおいて、使えば確実に有利になったはずだったし、更に相手に催促されてもそれでもラティアスを使わなかった理由

Q.今どの辺までストーリー考えているの？

A.現在進行中の第2章1編を1つのストーリーとすると、5編までの4つのストーリー＋クライマックス後のエピローグを頭の中にすべて構想させています。

本来ならば4編で終わる予定を、途中に後付け感覚で新エピソードを1つ追加したので5つ。
つまり、この作品はあと5つの話で終わる予定です。

ただ、頭の中で思い浮かべている段階なので当然話は伸びるし、作家がよく言ういわゆる「キャラが勝手に動いた(＝ストーリーがキャラによって変わった)」現象も十分有り得ます。
まぁ、でも根幹は変わらないので話を通したメッセージだとか、ラストシーンは確定しています。

To live in hearts we leave behind, Is not to die

ｰトーマス キャンベルｰ

技術的特異点
機械が人間に代わって文明の進歩を牽引し始める時点

(中略)

収穫加速の法則と結びつける形で具体化して提示したレイ・カーツワイルの影響により、2045年ごろに到来するとの説が有力視されることが多い。2012年以降、ディープラーニングの爆発的な普及を契機に現実味を持って議論されるようになり、2045年問題とも呼ばれている。

【ちょっとした裏話】
Q.『真夏の祭典』のEp.3タイトルのPaxって何？

A."パクス・ロマーナ"とか、"パクス・アメリカーナ"という単語を聞いたことがありますか？
その、パクス(パックス)です。
意味は「～による平和」。
つまり、それぞれ「ローマによる平和」、「アメリカによる平和」という意味です。

しかし、今回はそのままの意味ではなく、戦いと戦いの間に挟まれる束の間の平和、つまり、次の戦いの準備期間という意味で名付けました。
実際にそういう意味で使われる事もあるそうです。私は聞いたことありませんが。
思えば、パクス・ロマーナもパクス・アメリカーナもパクス・ブリタニカにしても、強国の覇権と統治あっての言葉ですよね。大国によってもたらされた期間……と考えると「あぁなるほどなぁ」となるのは私だけでしょうかね……？

この作品で言うと……どうなんでしょうかね(笑)
この時すでに最強のジェノサイドは消え去り、他の勢力も力を大きく落とした……それでいて『デッドライン』と言う謎の勢力が現れた！となると、確かに次なる戦いの準備期間と言えそうですね

元ネタ・小ネタ

メイの言葉の、
「私に死ねと！？」の元ネタは何を隠そうオーキド博士の迷言『ふむ…… わしにしね というんだな？』です。本当はそっくりそのまま言わせたかった……

雨宮の言葉
「オマエは全然コイツのスゴさを分かってない」

言うまでもなく『オマエは全然まな板のスゴさを分かってない』です。

Twitterでよく見るものが多いかもしれませんね。

今後の舞台にしたい地名、場所一覧

・浅草
・神田明神
・奈良(三輪山とか？)
・京都
・佐賀
・アラブ
・ヴェネツィア
・キューバ、ハイチ、ハバナ周辺(トルトゥーガ、キングストンあたりが理想)

【裏設定】その1
主人公こと高野洋平にはあだ名が沢山ある。

とにかく、人から色んなあだ名を付けられてはその都度それで呼ばれるというキャラ。いわゆるいじられキャラですね。

現段階の作中だけでも、

・レン
・よっしー
・ジェノサイド
・高野さん
と、呼ばれていますね。
これからも増えます←

【裏設定】その2
フェアリーテイルの長、ルークの仲間の雨宮。
まだ彼を解説する記事を作っていないためピンと来ないところがあるでしょう。まぁ、それは来るべき時に作るからいいとして。

彼は車を持っています。
作中では"ロータリーサウンドを響かせた"とか、"青いスポーツカー"という表現が成されていましたが。

一応私のイメージとしてはマツダのRX-7(RE雨宮仕様)を思い浮かべています。
あまり具体名出しちゃうとマズイですからね

第2章第1編を終えたのでテーマの解説と行きましょうか。

『真夏の祭典』のテーマ

今回はポケモンの全国大会という異色のストーリーとなりました。
このお話では、陰謀だとか時空がどうこうとか、メディア云々とか色々挙がってましたが、それを超えるテーマは1つ。
それは、

"AIは怖いぞ"

と、言う事です。
2045年問題という言葉を皆さん御存知でしょうか。
最近は取り扱う本がかなり増えたのでメディアにおいてもこの話題を面白おかしく広めることで知名度はかなり高くなっている印象です。

知らない人の為に軽く解説すると、

コンピュータが高性能になり続けることで近い将来、全人類の脳以上にコンピュータ、と言うよりかは人工知能が秀でてしまうという事を論じたものです。

今作では更にぶっ飛んだ内容になっていましたが、果たしてAIが人類を超えるのか？マトリックスやターミネーターのような世界が来てしまうのか？

私はそこまで極端な世界はやって来ないとは思っています。
しかし、AIが代替品として成り代わる事に危機感を持っています。
何故なら、現時点で成り代わっている物があるからです。

身近な例を挙げるとすると、無人レジ、自動運転、ファミレスや寿司屋の注文パネル、ドローン、通販、スポーツのネット判定などなど。

現時点でここまで有ると言う事は2045年には何処まで進んでしまうのでしょうか？
この時、我々人類にとってお金を稼げる手段……言い換えればAIに職を奪われていないか？

少し心配になりますね。

あともう1つ。
AIには2種類の分類があります。

所謂"弱いAI"と"強いAI"です。
この2つの違いは何かと言うと物凄く簡単に説明すると感情が有るか無いかです。

弱いAIは単純なプログラムを有したもの……例えば推論を使って問題の解決を図るAIですね。
分かりにくい？
うーん……挙げるとするならばボードゲームやクイズの対戦相手でしょうかね。
後はよく見かけるゲームのCPUとか。

強いAIは我々人間の代替になり得るレベルのものですね。
弱いAIよりも高度な動きや作業をするための。
だからこそ、感情とか精神が求められる。

ですが、私としては強いAIの実装には反対です。
2045年には全人類の知能を超えるAIが現れるとするならば、そんな存在が感情を持ってしまえば果たしてどうなってしまうでしょうか？

感情は正の感情だけとは限りません。
それこそ、本当にターミネーターや作中のような恐ろしい世界が訪れるかもしれません……。

と、まぁ長々と言ってはきましたがそもそもな話私個人としてはこの2045年問題や技術的特異点という話題には懐疑的なものがあります。

何故かと言うと、実はこの考えには根底としてある物があります。

それは、"キリスト教的終末論"です。
千年王国だったり、メシアの再来だったり、そもそも肯定的意見を持つ方々が異様なまでに科学に信仰しきっていたり。などなど。

少し極端ですが、人類を超えた存在(=AI)が感情を持った瞬間、人類に対してどうするか……という問題提起はまんま、神が人類に対して救いに値するかどうか……。すべてを委ねている感が似ていますよね。

【結論】

さて、グダグダになってしまいましたが、結局お前は何が言いたいの？ただ知識をひけらかしたいだけかよ？Twitter行けと思われている頃だと思いますが、そろそろまとめに行かせていただきます。

懐疑的なのに何でテーマにしたのかよ？
と言う事ですが、私が思うに世界の支配者が人類からAIに置き換わるとか、コンピュータが進化しまくった結果、ネット空間に精神を移して実質不老不死になる……とか言うのはほぼほぼ有り得ない若しくは実現するのは45年以降だと思っているのでスルーしていますが、手段がAIやコンピュータに置き換わるのは近い内に来ると思っています。

近頃はペッパー君をよく見かけるようになりましたよね。
中国では無人のコンビニを立てるなんて話もありますし。

……また脱線した。
要するに、これからを生きる皆さんに求めるのはひとつ。

代替されない力を持った人間になりましょう。

AIに出来ない技術を持つ人と言うのはそれだけで価値があります。
逆に言えば単純な事しか出来ない人間は利用価値が無くなってしまいます。
そんな未来を望みますか？

そうならない為には、今自分は何が出来るのか。
世界は何を求めているのか。
自分のどんな力を欲しているのか。

まずはそこから考えてみては如何でしょうか。

そんなの分からないよ！
と言う方はすべてを諦める前に、まずは世界のニュースに目を向けてみましょう。
世界で何が起きているのか。
自分の身の回りで何が起きているのか。

まずは知る事から始まるのではないのでしょうか。
共に未来を生き抜く為に、頑張りましょう。

【作品裏話】

主人公の過去の解説

『よぉ、高野ちゃんよぉ……お前、深部組織の"ジェノサイド"らしいなぁ……？』

『なんで……クラスメイトのお前が……俺と戦わなきゃならないんだよっ塚場ぁ！！お前は……俺と同じクラスの……友達だったんじゃなかったのかよぉ！！』

『ザーンネン。俺もお前と同じ深部の人間でしたってね。ところで今、この環境が……世界がどうなっているか知ってるか？』

ｰｰｰ

『塚場！！俺は決して人を殺さない！それは組織を作った時から……そして今になってもこの気持ちは変わらないっ！！』

『掟に従え！半端な気持ちで戦うな！！どんな御託を並べても俺もお前も深部だろう？命を差し出す覚悟を持って戦え。……俺は、この通り……持ったからな？』

まずはこのシーン。
これがどんなシーンかと言うと、主人公が高校2年生に上がった頃。
1年の頃に親しくなった友人が、実は深部の人間で自身を狙っていた、というシーンです。
ここは作中でも少し触れていますね。

この後主人公は"塚場"という名の友達と戦う事になります。
結果は勝利。
しかし、真面目な性格ゆえ塚場は深部の掟に強く従おうとします。

暗部が消滅し、深部の組織間抗争が激化された今、敗北者に残された道は死のみ……。

「人の死はおろか、親しい人など傷付けたくない」と叫ぶ主人公の言葉を無視して塚場は遂に自死の道を選びます。



『お願い……高野……私の友達を……助けて……』

『お前の友達は今何処にいるんだ……？ポケモンを使っている奴に捕まっているんだって？場所を知っているなら教えてくれ、今すぐ助けに行く！！』

ｰｰｰ

『ごめん……高野。ウチ、深部なんだ……。高野を……ジェノサイドを殺す為の……人間なんだ』

『だったら、お前ごと救ってやる！黙って俺と戦って負けやがれ！！』

『見事だジェノサイド。見知った同じ高校の女子高生を救わんと戦ったその姿はまさに勇ましい。だが、これはゲームだ。この女がお前を殺すか、お前がこの女を殺すか。道は2つに1つだ。選べ』

『だったら俺は……お前を殺す。こんな気味悪い殺人ゲームを楽しんでいる奴を……俺は見過ごす訳にはいかねぇ！！』

『そこまでだお前さん。あとは私に任せておけ。此処は大人の話し合いと行こうじゃないか』

次のシーン。
これは、高校2年時の女友達の1人が議員に絡まれ、深部の人間にさせられてしまったので、その子の友達が泣きながら主人公に助けを求める所から始まります。

この時、主人公は別のクラスメイトを自身の組織に招いて共に行動していたので、ある程度の人にはこの事実が知られていました。
なのでこの子も彼に相談出来たのですね。

結果、深部の人間にさせられた子と戦い、見事に勝利。
しかしその場に例の議員が現れ、無理難題を吹っかけます。「君が殺すか、殺されるか」ってやつですね。この台詞は議員のものです。
どうしようもない時、その場に颯爽とバルバロッサが来てくれます。
『そこまでだお前さん。あとは私に任せておけ。此処は大人の話し合いと行こうじゃないか』
↑このセリフがバルバロッサのもの。
この後、議員はバルバロッサに銃で撃ち殺されます。めでたしめでたし。


『高野、お前正気か？春の学年旅行の合間に現地でAランクの人間倒すなんて……』

『滅多にないチャンスだ。このままAランクの人間倒して、俺達がAランクになろう』

『この期に及んでCランクの餓鬼が儂の前に現るとは……良い度胸だ』

『引っ込んでろ"ジェノサイド"。コイツはこの俺"ゼロット"が前々から狙っていた標的。雑魚のガキは大人しく引き下がってろ！』

『雑草を抜く感覚で人の命を奪う奴なんかを知らんぷり出来るかよ！！こればかりは許せない……俺がお前をぶっ倒してやる！！』

次にこのシーン。
これも高2の頃ですね。
春の旅行と言っているので、依然とそれほど時間は経っていないものと思われます。
この当時Aランクは今で言うSランクのような扱いと眼差しを向けられていました。
ちょっと前の、主人公と仲間の(ハヤテと思われる)会話で「Cランクに上がった！」とあるので格上との対戦、そして主人公が抱く思いは「最強を倒して俺が最強になる！！」

深部最強と言われるようになった、未来の主人公に戦いを挑む雑魚敵と全く同じ思考ですね。

旅行先の小江戸の街にて、そこにAランクの組織が居ると突き止めた主人公は旅行を楽しみつつ本来の目的を進めます。

しかし、そこには彼と同じような思いを抱いていたSランク組織の"ゼロット"が……。

この時既にキーシュはSランクとなり、また、主人公と会っていました。
その過程で、Aランクの人間がとんでもない外道で、気分転換に無実の人間の命を奪う輩だと知って大激怒。
"Aランクに恥じない風格を見せる大男"の操るラグラージに自身とポケモンをボコボコされ死ぬ一歩手前まで辿り着いてしまうも、ゼロットの協力もあって撃破に成功します。

その後の記憶は作中の通り。
最後の方にチラッと現れた"ゼクロムを操る男"については作中のラストにちょこっと描かれているのでそちらをご参照下さい。

機会がもしもあったならば、主人公の過去編を描くのも面白いかもしれませんね。

作中の行間『時空の狭間』について
とあるキャラクターの過去の回想となっていますが、問題は視点が何者なのか、ということ。
主人公の視点で尚且つ彼の過去の話であるのは明らかなのですが、一応隠れた設定があります。

それは、

"回想は確かに主人公が見た景色である"ということ。
言い換えてしまえば、俗に言う信用出来ない語り手というヤツです。
事実か偽りか分からないけれど、それでも確かに主人公が見た過去。(と思い込んでいる妄想)という事を意識したくて、視点を固定化させてみました。

私としてはいまひとつかなーと。
もっと練習して高度に文章化させないとダメだなと思いました。
それを除いても今回のお話には改善点、反省点が幾つかあります。
私自身そういった面を見つけられただけでも良い機会だったと思います。

ん？
そうなると、回想は全部偽りの記憶だったって事かって？
はっきりと言ってしまうとするならば、"真実か偽りかは分からない"。
何故なら情報源が彼の視点しか存在しないから。

本当はもっと淡々としたやり取りだったかもしれないし、そもそも"彼女"とのやり取り自体無かったかもしれない。

人の記憶とはそれほどまでに曖昧なものなのです。
ですが、主人公にとっては現実であれ夢であれ、それが彼の中での紛れもない"真実"なので、あえてそういう事にさせていただきます。

※注意※

作中に登場する"エシュロン"や、敵の部族、その事情は事実を元にしたフィクションであり、オリジナルの設定です。
ご注意ください。

神東大学のサークル、『traveler』について

設立は5,6年ほど前。
主人公の高野洋平がサークルに入った2013年には2年生を除く3年と4年が在籍。

2013年当時のサークルメンバーはこちら。

〈1年〉
高野洋平
岡田翔
香流慎司
石井真姫
高畠美咲
豊川修(6月以降に参加)
北川弘(9月以降に参加)

〈2年生〉
在籍なし

〈3年生〉
佐野剛
松本幸宏
船越淳二
常磐将大
佐野の彼女
船越の彼女

〈4年生〉
数名在籍

旅行を目的とした他学部との交流を計るサークル。
新年生が入部した4月に日帰りの小さなイベント(何処かへ遊びに行く程度)があり、他には長期休暇前の8月と12月に『今学期お疲れ様会』として飲み会が有り。
長期休暇中の9月と2月に2泊3日程度の旅行に行き、これが一大イベントでもある。
大学のサークルの規模としてはかなり小さいため、1人ひとりの繋がりが深く、各々が一致団結する傾向にある。


2014年のメンバー

〈1年生〉
宮寺正彦
ほか数名

〈2年生〉
高野洋平
岡田翔
香流慎司
石井真姫
高畠美咲
豊川修
北川弘
吉川裕也(今年度から参加)

〈3年生〉
在籍なし

〈4年生〉
佐野剛
松本幸宏
船越淳二
常磐将大
佐野の彼女
船越の彼女

2015年のメンバー

〈1年生〉
数名在籍

〈2年生〉
宮寺正彦
ほか数名

〈3年生〉
高野洋平
岡田翔
香流慎司
石井真姫
高畠美咲
豊川修
北川弘
吉川裕也
山背恒平(今年度から参加)

〈4年生〉
在籍なし

ゆえに、現在の作中に登場している3年生たちはこれまでに幾度の苦楽を共にしたためか、結束が強く仲も大変良いようである。

解説

『残された人々の心の中で生き続ける限り……それは死ではない』

ある登場人物が主人公に向かって放ったセリフ。
元ネタは、スコットランドの詩人トーマス・キャンベルの一節。

なんと言うか……とてもいい言葉ですよね。
たとえ愛する者が亡くなったとしても、周りに居たその人を知る者が忘れない限り、その人は死なない。

つまり、志は受け継がれる、という事ですね。

今作では敵側も強い想いを持って現れたのである種の対比だったり第2のメッセージ的な意味合いを持ち合わせています。
私がこの言葉を知ったのは映画『ワイルド・スピード』シリーズです。
作中に同様のセリフが出てきます。
そう言えば、この作品もちょいちょいワイスピが連想されますよね。

主人公がコロナ(メキシコのビール)を飲むシーンがあるのですが、その時の「マッチョな登場人物たちがスーパーカー乗り回すアメリカ映画」とは何を隠そう『ワイルド・スピード』です。
作中の2015年の夏の時点で7作目『SKY MISSION』が公開されています。

主人公が影響を受けてコロナを飲み始めてから割と日が経っていないですね。

ところでこの言葉、某ジャンプ看板漫画の超有名な名言と(人が死ぬ時云々)似ていますよね。
もしかしたら元ネタは同じなのかな？

第二編の用語解説

・ルブアルハリ砂漠
アラビア半島南部に広がる世界最大の砂砂漠。
サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦、イエメンの4カ国に跨っている。
名前の由来は"何も無い場所"のアラビア語。
長さは1000㎞、横幅は500㎞にも及ぶ。
真夏の気温が50℃以上に達する過酷な環境のため、砂漠化が始まったあたりから定住はおろか探検すらもまともに行われていなかった。
近年油田が発見され、サウジアラビアが保有している。

衛生写真を通して遺跡が発見された。

・アード
アアドとも。アラビア半島に定住していた、古代のアラブ民族。
乳香(昔のお香)に恵まれた港町、"ウバー"で貿易を主な収入源として生活していた。
誰も彼もが巨人の如く長身でかなりの長寿であったという伝説を持つ。
3代目の王、シャッダードの時代に神の怒りに触れて滅亡した。

・シャッダード
アード族を束ねる王。
ある時、天国を再現しようと地下深くに豪華絢爛な柱や建物や都市を作り上げたが予言者フードの警告を無視して神の怒りに触れて街は廃墟と化し、アードは滅んだ。
シャッダード王の作り上げた都市はクルアーンにて"円柱のイラム"として記述がある。

・神の怒り
クルアーンや千夜一夜物語に記述のある、教えに背いたアードを滅ぼした神による一撃。
一説には自然災害とも言われている。

伝説のポケモン

ポケモンのゲーム、ストーリーにおいて重要視されるポケモンの分類。
その多くが規格外の強さを誇り、準伝説なども対戦において重宝される。

この作品においては、一般のポケモンが何の規制、制限もなく扱えるのに対し、伝説のポケモンに至っては手持ちに含めようがスマホアプリで操作しようが呼び出す事が出来ない。
つまり、この世界において使用する事自体が不可能なポケモン。
準伝説も同様で、深部も含めたすべての人間が伝説のポケモンの恩恵を受けられずにいる。(それはそれで平和、との声もある)

しかし、作中においてこのタブーを破る人物が登場している。

以下はそんなポケモンたちの使用方法を列挙

・違法アプリ(チートツール)の使用で無理矢理呼び出す
→データを直接現実世界に無理矢理叩き込む事で出現させる。
使い方さえ分かっていれば伝説のポケモンを操る事も出来ることが期待されるが、呼び出されたポケモンの本領まで再現されるかは不明。作中で登場したバルバロッサのトルネロス、ボルトロス、ランドロスの異能はこれが間違って作用した異説があるとか無いとか

・データを直接驥丞ｭ舌さ繝ｳ繝斐Η繝ｼ繧ｿに打ち込む
→作中に登場するある人物が実践。
ネタバレの為以下余白

・自然発生
→とある騒動の後に観測された事象。
詳細不明。

・以上の方法を持ってして手にした人間と戦う
→主人公高野洋平は過去に戦った対戦相手の影響から伝説のポケモンを扱えるようになった。
なお、扱える種類は準伝止まりなのか、すべての伝説のポケモンなのかは未だ不明。

作品解説
〜第二編における世界情勢編〜

第二章第二編は2015年のルブアルハリ砂漠を含めたアラブ地域が舞台となっています。
そこで、同時代の解説を行おうかと思います。
まぁ、私もすべて知っている訳ではありませんが、知らない人向けの解説という事でご了承ください。

2015年のアラブ半島ひいては、主人公たちのいる地域、周辺諸国は以下の通りです。

ドバイ
→アラブ首長国連邦。一般の人々にもよく知られている地域。滅茶苦茶高いタワーとか、お金持ちというイメージが強いのでは？
この時は周辺が危険な目に遭う中平和を保っている。とにかくビジネスマンが多い街ですし

サウジアラビア
→対イスラム国やイエメン政府支援によりとにかく戦争の火種を作っている存在。国内は平和

イエメン
→2011年のデモを原因とする内戦が2015年3月から発生。主人公たちが立ち入ってはいけない国。戦闘以外にもインフラ整備が破壊されたせいで日常生活にも支障をきたす。実際このあと、感染症の蔓延が報告された。現在においても内戦は継続中

オマーン
→内戦しているイエメンと国境を挟む国。
アラブの春に触発されて反政府デモが起きているものの、大きな戦闘はなく平和

シリア
→2011年から続く騒乱に加え、イスラム国の台頭により世界で一番危険な国に。
最早国家としては破綻状態となり、イスラム国に大部分を支配されてしまう。

イスラム国
→2013年頃からイラクで行動を開始したテロ国家。
内戦で余裕の無い隙を突いてシリアへと移動、一時期ほぼすべての地域を実効支配してしまう。
特に2014年、2015年はイスラム国が大きな勢力を誇っていた時期であり世界各地で抗議デモが相次いでいた。
しかしそれ以降は力を大きく落とし、2017年以降は主要都市を奪還されるなどして現在においてはその勢力は微小なものとなっている。

久々なメモ帳的役割な書き込み

新生ゼロットとその構成員

ゼロットとは熱心党の英語読み。
熱心党とはイエス・キリストが生きていた時代のパレスチナにおいて活動していた宗教団体。
今で言う右翼。と言うより極右

イスラエルはローマに支配されるのではなく、自分たちで統治すべきだと主張し短剣シーカを用いて暗殺を行っていた。(アサクリ感満載)
と、言うかAssassinという単語が生まれるまではSicariiが暗殺者、刺客という意味だった。

そんな元ネタから名を借りた過激派集団。
リーダーはアードの民の末裔を自称するキーシュ・ベン＝シャッダード。

主な構成員は以下。
構成員の名前の元ネタは熱心党の構成員若しくはそれに近しい人、何かしらの関連性を持っていた人物である。

・バラバ
→元ネタはイエス・キリストの磔刑の際に罪を赦された罪人。熱心党の人間という異説もある

・メナヘム
→元ネタはガリラヤ出身のメナヘム。熱心党のリーダーの1人と言われている。

・テウダ
→元ネタは預言者テウダ。ローマ人に捕らえられ首を刎ねられる。弟子は400人もいたらしい。

・アスロンゲス
→元ネタはイエス・キリストが生まれた紀元前4年にて頭に冠を載せてユダヤ人の王と名乗った貧しい羊飼い。彼と信奉者はローマ軍に殺される。

・シモン
→元ネタは熱心党のシモン。イエス・キリストの弟子の1人。

・ヒゼキヤ
→元ネタはメシア的野心を露わにした扇動者。

・ラケル
→元ネタはラーゲルクヴィストの小説『バラバ』に出てくるバラバの愛人。熱心党とは無関係である

参考文献
レザー・アスラン『イエス・キリストは実在したか？』
ペール・ラーゲルクヴィスト『バラバ』

アメリカ国家安全保障局（アメリカこっかあんぜんほしょうきょく、英語: National Security Agency：NSA）は、アメリカ国防総省の情報機関である。

中央情報局（CIA）がおもにヒューミント（HUMINT; human intelligence）と呼ばれるスパイなどの人間を使った諜報活動を担当するのに対し、NSAはシギント（SIGINT; signal intelligence）と呼ばれる電子機器を使った情報収集活動とその分析、集積、報告を担当する。

関連する単語
エシュロン、PRISM、HAARP、エドワード・スノーデン、暗号、暗号解読、ダン・ブラウン、『パズル・パレス』

第二編の諸勢力について軽く解説

特に明言されている訳ではないが、今回の話は主に3つの勢力に別れて話は進んでいく。
以下はその列挙

・ゼロット
Sランクの深部組織。
以前ジェノサイドと戦ったものの、結果が曖昧になったところを今回リーダーのキーシュが力を1つにまとめて再結集。
前回登場した際の目的は"組織ジェノサイドの抹殺"だったが今回は大きく変わったものとなっている。
それは、彼らの心の奥底で長い間蠢いていたモヤモヤとしていた感情を、民族性を晴らすこと。

即ち、古代に滅んだアラブ民族"アードの民"そのものと、その歴史を周知させる事。
また、理不尽に滅ぼされた事への異民族に対する復讐。
復讐の為の力としてキーシュはギラティナを手に入れ、アードの歴史を知る為の行動として『予言者の回顧録』の失われたページを集めている。

・エシュロン
独自の捜査網によって新たなテロの脅威を感じ取ったアメリカの組織。
その根本的原因である高野洋平に接触し、協力を求める。
目的はあくまでも世界平和の為であり、キーシュが行おうとしているテロ行為の阻止である。
キーシュからは別物呼ばわりされている。

・高野洋平サイド
只の学生に成り下がったはずの高野洋平だったが、必ずしも無関係であると主張出来なくなったのでしぶしぶエシュロンと協力する事に。
彼の大学の友人である石井真姫と山背恒平がどういう訳かゼロットに所属してしまったので彼等の奪還が最優先事項となっている。

オマケ

・予言者フードたち
キーシュが集めている書物『予言者の回顧録』に記述のある古代の人物。
当時のカリフから「アードの民と乳香を持ってくるよう」命じられてメディナからウバーへと赴く。
クルアーンにおいては、"自分たちの神を信じるアードの民に対して改宗を迫るよう警告を発した"とあるが真相は果たして……？

作品の資料としてUP

これはその……見ていて悲しくなります
ttp://gramnews.blog.jp/archives/1059202038.html

作品メモ

マンスール(712/713/714-775)(在位:754-775)……アッバース朝2代目カリフ
イブン・イスハーク

ウスマーン・イブン・アッファーン(574/576-656)(在位:644-656)……3代目正統カリフ。クルアーンの統一を成し遂げる

史実との相違点

・アードの民
→半ば伝説ではあるものの、"それらしい"民族がいた事がウバールの遺跡にて確認されている。

・エシュロン
→実在します。
あなたのその書き込みも監視されているかも？
ぶっちゃけ実際は→特定のキーワードを元に調べているとか。
「爆弾」とか「テロ」など。
ボストンマラソンテロ後に「圧力鍋」、「リュックサック」で通販漁ってたごく普通の夫婦の元に警察が来た逸話があるとか。

・NSA
→実在します。
でも、作中のような行動はしません。

・出てくる地名
→実在します。
アル＝フーラ空軍基地は創作。
バット遺跡にあるジッグラトも創作。

・アレッポ城爆破
→2015年7月にシリア政府軍が反政府掃討のため、実際にありました。
外観の原型は辛うじて留めているそうですが……

・パルミラの考古学者
→モデルの人物は実在していました。

・予言者の回顧録
→すべて創作です。そんな書物存在しません。

・予(預)言者フード
→イスラム教の聖典『クルアーン』に記述あり。実在については不明。
作中の設定はすべて創作です。

・アードの子孫
→確認する術がありません。
古代のアラブ民族との事なので同化したのでしょう。日本で言うならば縄文人と弥生人みたいなものだと思います。

ポケモンの自己進化の可能性について

ゲームデータの顕現であるポケモンの実体化についてはまだまだ不明な点も多いながらも、ゲームを持ってさえいれば誰でも手にする事が出来る汎用性が強みであるといえる。

そんなポケモンがゲームデータの垣根を超える可能性はあるのだろうか。
度重なる戦いを積んだ(AI的には計算)事で、それまで導いていた答えのアプローチに変化があった場合、例えるのならば3の道を進んだ後に2の道を進んだことで5に辿り着くというのが経験で培ったとした場合と、1の道を進んだ際のエネルギー量を5倍に増やして5に辿り着くという、答えのみが同じアプローチを見出した時。

その時が"ゲームデータの垣根を超えた瞬間"とも言えるのでは無いのだろうか？

現実で起こりうる例題を挙げるとすると、

命令を必要としないポケモン
トレーナーの意思があらかじめ理解出来ているポケモン

これらが存在した場合、データの枠を超える可能性が沸き立ってくる。

本編>>505の時点での時代は2015年8月20日。

サトシゲッコウガがメディアで取り上げられた時は2015年12月3日。
その存在が言及された時は2015年10月22日。

約2ヶ月の開きを持って、懸念事項が現実と化した。

雑談板のスレと同じ内容です。
コピペ注意

『真実と偽りの境界線のテーマ』


"真実など存在しない。あるのは解釈だけだ"

フリードリヒ・ニーチェ

↑
ぶっちゃけこれ。

今回は政治色が若干強いエピソードだったと思われます。
突然失われた民族アードだとか、テロだとかIS(作中にあるダーイシュとはこれのこと)だとか、皆さんにとってはよく分からなかったと思います。
ですが、割と最近の世界情勢にも思うところがあったのでそれに上乗せする形で示してみました。



私はどうしても理解出来ませんでした。
フランスのパリで起きた同時多発テロに対して、悲しむ人が多すぎたことに。

全く関係ない人なのに、"周りのみんながそうだから"という理由でSNSのアイコンの背景にトリコロール(フランス国旗のあの3色)を乗せて哀悼の意を表明している人がいたことに。

シリアでは、それ以上の人が亡くなっているのに？
無数の罪なき子供たちが亡くなっているのに？

そういう人たちに限ってパリに祈りはしても、アレッポ(シリアの都市)やトリポリ(リビアの都市。内戦で酷い事になっている)には決して祈ろうとしない。

人間の命の価値って住んでいる地域というだけで平等じゃなくなる。
そんな事が果たしてあってていいのか？

そのような、フツフツと沸く怒りからこのエピソードは始まりました。

たとえば。

悪名高きアルカイダはソ連のアフガニスタン侵攻がきっかけで生まれました。

ですが。

もし、戦争が無かったら？
中東に石油が無かったら？

きっと、今以上に混沌としていないはずなんです。

テロリストたちだって、テロをしたいから生まれたのではないのです。
彼等だって死にたくはありません。

ですが、敵が強すぎた。
もはや自分たちではどうしようもないのです。
手段が無いのです。

「テロって怖いね」
「卑劣だよね」

そう思う前にまず。
そのちょっと前の歴史を覗くだけで、その考え方は変わるはずです。

絶対的な悪であったはずのテロリストたちにも、掲げる正義があるのです。

しかし、戦争をしたい勢力ブッシュとかいうアレにも守りたいものはあるのです。

皆さんの周りにも、争い事や口喧嘩はよくある事だと思います。
決まってそういう時は、相手が悪いと思いがちです。

しかし、見方を変えればそこに正しいも間違いも無いのです。

それは、真偽も同様です。

かつて。
アメリカを征服したコンキスタドールたちは「インディアンたちの古い慣習を取り払って自由をもたらした」と好意的に評されていた時代があったそうです。

ですが、今はどうでしょうか？

現地人はともかく、私たちからしても否定的に思わずにはいられないでしょう。

記録に対する真実と偽りも同様に存在しないのです。

この世に存在するのは、対象を見たに過ぎないまさに、私たちのような人間の表す解釈だけなのです。

これらをまとめて何が言いたいか。


自分の選択を信じて下さい。

周りの意見や思想に惑わされてはいけません。

それこそ、私のようなどこか捻くれている思想のすべてを信じてはいけません。

私のようにはならないでください。
自らの選択を貫く、強い人になって下さい。

私が作品を通じて伝えたかったのはこれに尽きます。

・預言者と予言者の違い
誤字ではありません。
二編におけるフードは一貫して"予言者"にされています。(稀にあえて預言者としている箇所有り)
漢字における2つの違いは、
預言者……神の言葉を預かったメッセンジャー
予言者……未来を予言する人

予言者フードは自著の最後のページで「同胞の手に渡る事を願う」と書いています。
言うまでもなく、同胞とはキーシュの事です。
願望なので予言では無いのですが……

キーシュというアードの子孫に渡った事で歴史の真実と向き合った。そんな意味合いであえて"予言者の回顧録"と名付けました。

・預言者フード
作中では終始訳の分からないポジションだった人。
裏設定的に纏めると以下。

フード(631-723)
正統カリフ時代の預言者。
三代目カリフのウスマーンから、クルアーンの記述統一を成すため、アードの居る遠い地へと派遣される。
アードが既に滅んでおり、望むものが手に入らなくなる事を知ると絶望し、メディナへ帰る事を拒否。
しかし、アードへの憧れを捨てきれず一人寂しく暮らしながら『回顧録』を執筆。

死の直前にイブン・イスハークと知り合い、『予言者の回顧録』として彼に託す。
イスハークは後に指導者となるマンスールの命で預言者の記録を集めていた。

史実ではこのあとイスハークはムハンマドの事績を纏めた『預言者の書』を完成させる。

本当はここまで書きたかったけど泣く泣くボツにしました。纏めきれる技量がまだ無かった……

・題名の『ハフト・ハーン』について

小タイトルの『第七の道』にだけ、ハフト・ハーンとルビが振られています。
ハフト・ハーンとは、古代ペルシャ(現イラン)の説話を纏めた叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する英雄ロスタムが歩んだ七つの試練の総称である。意味はそのまま『七つの道』。

まるでギリシャ神話に登場するヘラクレスの試練みたいですね。
実際かなり似ています。

構想していたけどボツにしたシリーズ

本来ストーリーとして考えていたけどギリギリのタイミングやインスピ得たとかでボツにしたものを纏めます。

・ルークは第一章三編のラストで死ぬ予定だった
超初期の頃の妄想で留めていた頃の話。
仲間の仇を取るその瞬間、敵諸共死ぬ構想であり、主人公が形見として彼のポケモンを受け取る。
→ベタすぎたのでボツ。
彼は生かしておいて良かったとつくづく思います。後々で映えるシーン出てくるので

・第二章一編のラストに主人公の憧れの人が登場
"ジェノサイド"の由来にもなった、主人公の友人にして恋をしていた人がラストにチラッと登場。
→ワンピースのワンシーンみたいだしつまらないと感じたのでボツ。
彼女はずーっと後に出す予定。

・第二章一編にてディアルガとパルキアを止める方法
作中では音源を手にするため色々やってはいたが、初期案ではラジオDJと共に全国の吹奏楽部の生徒が一箇所に集まり(ホールかどこか)、その場でオラシオンを演奏、録画。それを放送
→当然ボツ。仮に集めて録画しようとすると膨大な時間が掛かり、間に合わなくなるため。作中にキャラがコートに登場する時にどこからともなく聴こえる演奏はその名残。

・第二章第二編はギラティナとガチで戦う予定だった
ギラティナと接触する直前……突然ディアルガとパルキアが！！
→ギリギリまで悩んだものの、今後のストーリーのため泣く泣くボツ。
その結果ギラティナはただの置物になってしまった。

・第二章第二編はガチめの政治ネタかます予定だった
→今後にもっとヤバいの出す予定なのであの感じに。
これでもやんわりにした方