二次創作小説(新・総合)
- Re: ep3裏側にて。 ( No.103 )
- 日時: 2022/10/25 08:35
- 名前: YUMA (ID: jmXt2.HO)
S10.フラグメント10・モノクローム3兄弟・1
マシロサイド>
関わったのが、私達の運の尽きだった。
団長:コロンブス
(Fate/GrandOrderシリーズ)
団長(コロンブス)「このガキ共だな、新入りは」
ボロボロになった私達を拾った、変わり種のサーカス団の変顔特技の団長の方針は、
団長(コロンブス)「ようこそ、俺達ファミリー団へ。受け入れた奴らはみーんな俺達家族だぜ。ただし。」
白いピエロ:菱宮津軽
(beatmania Ⅱdxシリーズ)
黒いピエロ:夏天
(beatmania Ⅱdxシリーズ)
灰色ピエロ:刃雪達磨
(beatmania Ⅱdxシリーズ)
ぎらつく目線が、怖かった。
団長(コロンブス)「見返りなんて、求めるなよ。お前達は一生俺の、道具だ!金を稼ぐ為の、工場の機械だ!覚えとけよぉ?」
私も、妹も、弟も、命令を忠実に聞く機械程度の認識しかされていなかった。
白いピエロ(津軽)「マクロ、ハイロ」
黒いピエロ(夏天)「シロ姉ちゃん」
灰色ピエロ(達磨)「ぐすっ、うう、マシロねえさん......?」
私達はボロボロの布団の中で寒さを堪えながら、3人で這い上がって見せると誓った。
黒いピエロ(夏天)「我が秘技、ナイフ投げ!」
どんな曲芸も、必死で身につけた。
灰色ピエロ(達磨)「さあ、虎さん達ぃ。カモーン!」
失敗は、許されない。
白いピエロ(津軽)「それぇ!」
いらない奴らは、団長が捨てる方針。チャンスなんて与えない。
団長(コロンブス)「ウチのエース、モノクローム3兄弟へ、盛大な拍手!」
使えない道具は捨てて買い換えるだけのブラック企業の考え方の奴だ。
団長(コロンブス)「まあ、当初から何か気に入らねー目してたが、腕は達者だしなー。たんまり稼いでくれるなら、成果得られるならいっかあ。」
それからしばらく経った夜。私達3兄弟は団長も関係者もみんな殺してテントに放火し、逃走した。
灰色ピエロ(達磨)「シロ姉さん?」
白いピエロ(津軽)「......」
ただ、後から考えたら早急にやらなければ良かった。
黒いピエロ(夏天)「う、なん、にゃの、わたし、おかしい。」
灰色ピエロ(達磨)「クロ姉さん!しっかりして!」
白いピエロ(津軽)「まさか」
原因は、私が知っていた。最初から団長は私達団員を抜け出せない様にしていたのだ。
白いピエロ(津軽)「麻薬だったのね団長!」
麻薬・マガツヒ。依存性が強烈で、一度でも摂取してしまうと即座に依存してしまう上、
黒いピエロ(夏天)「オカ、シヒ」
灰色ピエロ(達磨)「クロ姉、駄目だ!」
効果がきれたり、禁断症状が出ると自分以外の他人の血肉を薬の代用品として、欲してしまう。妹のマクロはその症状が強すぎるタイプだった。
PPPPP......
白いピエロ(津軽)「何?」
おかしい電話なのは目に見えていた。それでも、とらざるを得なかった。
ミスター・ケイオス:アルジュナ(Fate/GrandOrderシリーズ)
ケイオス(アルジュナ)「......元ファミリー団の団員、モノクローム3兄弟の長女のマシロさんですね」
何故、名前を。
ケイオス(アルジュナ)「......実は貴方達の勤め先の団長は我がオークションの常連だったんですよ。お亡くなりに、というか貴方達が殺したんですよね。更に証拠の隠滅でテント燃やし尽くすなんてしたから、調べるのも探すのも大変でしたよこっちは」
そして、真実まで。
ケイオス(アルジュナ)「......失礼しました。本題の楽しいお仕事の依頼ですね。ウチで、曲芸師として働いて下さいな。」
白いピエロ(津軽)「応じるとでも?」
すると。
ケイオス(アルジュナ)「構いませんが、貴方も、貴方の家族も選択の余地ありませんよ?妹のマクロさんが酷いマガツヒの毒性の禁断症状があるので、給金を一部マガツヒ数mgでお支払いしましょうか?」
白いピエロ(津軽)「!」
灰色ピエロ(達磨)「マクロ姉さん!お願いだ、やめろ!」
選択の余地は、私達になかったんだ。
麻薬って事は
- Re: ep3裏側にて。 ( No.104 )
- 日時: 2022/10/25 08:50
- 名前: YUMA (ID: 3p1tWxjm)
S10.フラグメント10・モノクローム3兄弟・2
信長と沖田さん
39:30頃、地下1F、A233号室。
新撰組1番隊の隊長は、あの時部屋にかすかに残ったマガツヒ特有の腐った果実の匂いからユマ達スタッフに連絡をして来たのだ。簡易解析がこの時点で終わった所。
沖田「......ありがとうございます、マスター。やはり最近界隈で流行りの麻薬、マガツヒでしたか」
ユマ「あーあ。まだ一線を越えてなかった中毒者だからマシとはいえ。」
ピエロのモノクローム3兄弟。この船で大人気スターの曲芸師兄弟。
ユマ「そんな子達が裏では麻薬中毒者なんて。逮捕オチは一般客が悲しむなあ。」
信長「嗚呼、コイツらか。芸達者でも宝の交換時に胡散臭かったんじゃが......え、一線?」
それについては別件で、
ユマ「マガツヒの禁断症状が出ると自分以外の他人の血肉を薬の代用品として欲してしまうんでね。3人共カニバ起こしてない中毒者で逆に良かったんだ。」
信長「あ、下手したらワシオワタ」
仮にカニバリズム起きてたら、マガツヒの禁断症状は治らないからね。
ユマ「後はもう少し詳しいそこら辺の専門家、具体的にはSPDとかに来て貰うから沖田さんもノッブもコレ以降この件に関与禁止だ。いい?」
以下おまけ>
ーまず、ピエロの3兄弟のフラグメント。
ユマ「クズでブラックなサーカス団体の出身だが、そいつら全員殺してた。」
ーよその引き抜き条件が破格でほいほい3人共ついていっただけなのさ。
ユマ「ただ、以前の髭ライダー似の団長は団員達を麻薬で洗脳してたとは知らなくて。」
ー妹のマクロが禁断症状酷くて、マシロも弟のハイロもどうしようもなかった。ケイオスに縋るしかなかったのです。
ユマ「解説も」
マガツヒ
危険な多元世界特有の麻薬。腐った果実の匂いがするが無味の為に一部の裏組織や反社会組織では洗脳用に使われているそうな。
夏の一定時期に採取出来るとある雑草から抽出したエキスを粉末化したモノで、数ミリの摂取だけで中毒者になる。
禁断症状が出ると薬の代用として自分以外の他人の血肉を摂取する症状が出る。もしも血や肉を一口でも食べたり飲んだりすると禁断症状は一生治らない。
ー今回ギリギリセーフだが、他では禁断症状治らないケースの割合が多いよ?
ユマ「では。更新遅くなってしまいましたが。」
ー本編は話の話題から豪華客船の乗員乗客を全員救おうとしてるけどさ。
Wユマ「こんなモノを見ても、知っても..."全員助ける必要"が本当にありますか?」
感想OK