二次創作小説(新・総合)

Re: ep3裏側にて。 ( No.105 )
日時: 2022/11/26 13:34
名前: YUMA (ID: u3utN8CQ)

S11.フラグメント11・ペシェ嬢とプラム嬢・1

お嬢様のお話です

ペシェサイド>

なんで、こうなるのかしら。

ペシェの母「可愛いわね、プラム」
ペシェの父「私らの自慢の娘、プラム」

なんで、妹ばかり愛されているの?

お嬢様:奥村春(ペルソナ5)
プラム:佐倉双葉(ペルソナ5)

お嬢様(春)「......。」

貴方達の前でだけ、猫かぶりしてるだけなのに?よく、私の服やアクセサリーを無断で盗んだり、壊したりするのに?

プラム(双葉)「あー、お姉様ごめんねぇ?可愛いからひがんでるぅ??あははっ」

よく、私の彼氏を奪って寝取るのに。許せなかった。両親から愛されないよりも許せなかった。妬ましかった。

お嬢様(春)「早く、窮屈なこの家から出て行きたい」

でも、敵わない。数少ない友人に相談するくらいしか、出来なかった。

プラム(双葉)「楽勝だねー、お父様もお母様も私が笑顔で振る舞えば何でもワガママ聞いてくれるんだー。」

そして。

プラム(双葉)「何かあったらブスで出来損ないのお姉様のせいにして逃げれば勝ちだし。いい?アンタには断る権利なんてない!だってお姉様は私とは違うんだ!家族として私よりも劣ってなくてはいけない!嫌われて当然だ!私は可愛くて美人で愛されている!」

同じ親から生まれたというだけなのに、

お嬢様(春)「何故、私は」

愛されない事が、家族としての勤めなのですか?

お嬢様(春)「......」

そんな日々の中、それは急だった。家への帰り道に、何かのハンカチで口を塞がれてしまった。

お嬢様(春)「え、トキ、さん」
プラム(双葉)「トキ、よくやったね」

犯人は妹のプラムに常についてワガママを聞く忠実な専属執事のトキさん。何か変な薬がハンカチに仕込まれていたのか眠気が。

お嬢様(春)「え、私は」

気がつくと、部屋のベッドで拘束されていて。

プラム(双葉)「トキ、試そうか例の口紅ー。」
執事トキ「は。」

何かを口紅に強引に塗られて、口付けの感触。ここで意識が戻って見たのは、

ブスな女(中身はペシェ)「な!何故私の」
ペシェ(中身はプラム)「だってえ。このままだとケイオスさんに目ぇつけられそうなんだー。ウフフ。身体貸して」
プラム(中身はトキ)「ペシェ様、プラムお嬢様のご用命なので。」

鏡を確認すると、ブスな女の姿。トキさんの姿にされたの、私は!

ブスな女(中身はペシェ)「ーーーッ!」
ペシェ(中身はプラム)「うーん、今の姉貴のデブス姿、マジウケるwwwwwブスな女は誰も話を聞いてくれない、信じないのは当然として」

念のため、全て終わるまで口封じをしておくかとプラムはトキさんに頼んで、

ガシャ!

私を縛り上げた上、クローゼットに閉じ込めた。厳重に拘束されて出られない!

ブスな女(中身はペシェ)「そ、そんなッ!」
ペシェ(中身はプラム)「さーて、遊ぶかー!トキ」
プラム(中身はトキ)「オークションの日程はこちらですよ。」

妹と執事は、私なんて最初からいないフリをして部屋から出て行く。死刑執行の様な冷たい、乱雑なドアの閉まる音。

ブスな女(中身はペシェ)「う、ううっ、ぐずっ、ひぐっ、ふぇえええ......」

誰も、私を助けてくれない。そんな気がした。

Re: ep3裏側にて。 ( No.106 )
日時: 2022/11/26 13:36
名前: YUMA (ID: UbaBM28B)

S11.フラグメント11・ペシェ嬢とプラム嬢・2

お嬢様の、クズな妹

プラムサイド>

私は下僕同然の姉の身体を奪って好き放題するものの、

ペシェ(中身はプラム)「つまんないなー。本当、男はみんな馬鹿だよねー、美人な女にはみーんな骨抜きで鼻の穴膨らませてやがんのー!」
プラム(中身はトキ)「お嬢様を皆々様ペシェ様と誤認しておられるのです。仕方ありませ」

グシャ
<プラム、トキさんの足を踏み付ける

ペシェ(中身はプラム)「うるせえ!2人の時は姉貴の名で呼ぶなよトキぃ!!」
プラム(中身はトキ)「ぎ、御意」

気に入らない。身体を入れ替えたら好き放題男は近寄ってくるものの、何かしらみんな様子がおかしかった。というか執事のトキは自分の姿でよそよそしい顔なので、なんかキモい。

プラム(中身はトキ)「プラムお嬢様、良いのですか。以前ケイオス様からオークションの出入りを禁じられた事をお忘れ」
ペシェ(中身はプラム)「......だからだよ!嗚呼気に入らない!どうせ姉様は遠慮して嫌がるし無理矢理でも連れて来て都合悪い事全てお姉様のせいにすればそれで良いじゃん。」

それは1年前。前回のオークションの最終日。

新米メイド:ヤン・シャオロン
(RWBYシリーズ)
スタッフの男:陳宮
(Fate/GrandOrderシリーズ)

裏オークションの裏メニュー、人身売買の件でのトラブルは些細な事だった。

新米メイド(ヤン)「そ、そのー、あ、アタシ違うんですって。プラムお嬢様について来てって言われて来ただけなんですよ!よ、要件って。」
スタッフの男(陳宮)「困りましたね、本人の了承と、証明書がないと人身売買が出来ないのですよ。ミス・プラム、トキ氏も申し訳ありません」

バシッ
<プラム、スタッフさんをビンタ

苛立ちと共に、スタッフに手が出た。それだけだった。

執事トキ「プラムお嬢様!?」
プラム(双葉)「うるさーい!早く取引しやがれ!証明書なんかどうでもいい!ごちゃごちゃぬかすなクソが!このノロマでガサツなメイドが気に入らないんだよさっさとつべこべ言わずに買い取れぇえええええ!!」

スタッフへの暴力沙汰と人身売買での厳しいルールに関するトラブルを起こして、取引はお流れに。更に加えて、

ミスター・ケイオス:アルジュナ(Fate/GrandOrderシリーズ)

ケイオス(アルジュナ)「ミス・プラム。スパニッシュ・グループのワガママDQNの財閥令嬢だったとはね。申し訳ないが、貴方のオークションへの出入りを全面で数年禁じます。トキさんも肩を持つなら右に同じ。理由、ご自身で分かりますよね?」

警告と秘密の裏オークションへの全面出入り禁止。これが一番こたえていた。

*過去回想ここまで

ペシェ(中身はプラム)「つまんないなー。後は......は?」

買い物一式を抱えて自室に戻ると、荒らされた様な痕跡が。

ペシェ(中身はプラム)「何で」

そして、クローゼットの姉もいないどころか、

プラム(中身はトキ)「プラムお嬢様、こ、この手紙っ。ケイオス様の!」

手紙の内容、ミスター・ケイオスには全てがバレていた。姉の方は機密だが何処かに保護されていて......

プラム(中身はトキ)「え、は、はい。トキです。は?旦那様と奥様が警察に!?プラムお嬢様とミスター・ケイオスの裏オークションの件で財閥の役員会から両方とも除名する、資産もブラック企業であらゆる違法行為してて全額取り押さえ、社員は全員辞表を出した、被害者達は証拠揃えて裁判沙汰ですって?」

全てが上手くいかない、思い通りにならないから八つ当たりしてたのに。

ペシェ(中身はプラム)「何故よ、馬鹿姉様!コレで全部、全部台無しになったじゃない!!」

パパもママも見下していたからお姉様を馬鹿にしていたのに!全部、全部!

ペシェ(中身はプラム)「全部、ぜんぶが、ペシェ、おねえさまの、せいだぁああああ!うぁああああ!!」

ショックの反動でそのまま、私はバルコニーから海に身を投げた。全て、おねえさまが、うまれたから、いけないんだ!

ドクズですね

Re: ep3裏側にて。 ( No.107 )
日時: 2022/11/26 13:41
名前: YUMA (ID: UbaBM28B)

S11.フラグメント11・ペシェ嬢とプラム嬢・3

その後、時計の呪縛から解放された船に乗り込んだ捜査官達からの情報が出て来た。

捜査官B:源頼光
(Fate/GrandOrderシリーズ)

捜査官B(頼光)「私の方はルージュ警部と助手のブラン警部補の保護を行いました。事情を聞いてから、他の乗客達と共に指定の病院施設に搬送する予定です。」

黒髪の美女捜査官からは、ルージュとブランの保護情報。

捜査官C:テリー・ボガード
(餓狼伝説シリーズ)

捜査官C(テリー)「おい、他の奴らはこの部屋入るなよ。どう言えばいいかなー。」

金髪の男性捜査官達からは、この船で死んだり、急病を起こした人間達の情報。この際、半分腐敗したプラム嬢と執事のトキの死体も発見された。更に、

部下達の一部
「すいません!こっちはプリムローズJr.も腐敗した死体が見つかった連絡入ったんだぜ!」
「マダム・オーキッドを捕らえましたが、急に心臓発作で。ええ、今は病状落ち着いていますが......診断した先生曰く数日中にどうなってもおかしくない状態みたいです。」
「他にも、マナの枯渇で体調が良くない乗客、乗員がいるでヤンス!」

体内マナ枯渇の話も出ている。彼等に関しては搬送の手配もしなくては。

捜査官A:バーゲスト
(Fate/GrandOrderシリーズ)

部下達の一部
「ほら!さっさと歩くッス!」
「逃げられねえからな!」
「ッ!暴れるな!」
「誰か、救援寄越して!」

捜査官A(バーゲスト)「なんて事をしてくれたのだ、怪盗。逮捕者の中にはケイオスの他にも曰く付きの輩が多数......」

金髪の腕っぷしの強そうな大女の捜査官からは、ケイオス含めた多数の緊急逮捕情報。

部下達の一部
「他にも、魔宝石の違法使用と」
「麻薬関連の資料を見つけました、取り引きのデータみたいです!」
「こっちは人身売買のデータが出ましたー。」
「ミスター・ケイオスは偽物の品の違法売買に、常連客の盗聴と盗撮......」
「えげつない事をずっと前からやっていたなんてにゃー。あー、チクショー。こんなおぞましい話聞いたら今日は寝たくても寝られないよぉ。」

捜査官A(バーゲスト)「それはそうとして、マガツヒの情報も得られるとは感謝するべきか?」

更にマガツヒを含めた危険なドラッグの情報が出て来た。

捜査官A(バーゲスト)「はい、はい。ええ、後は麻薬取締の専門家が取り調べると。了解」

*以下おまけ

ーちらほら出ていたお嬢様のフラグメントです。差別されて育った上、彼女の妹がドクズでワガママな裏オークションの常連客。

ユマ「しかし、以前の人身売買トラブル起こして出禁になったのが御立腹で今度は姉の身体を奪って好き放題。」

ーしかし、本編の大パニックと逃走者の介入で全てがモロバレに。

ユマ「更に、杏ちゃんと祐介君を巻き込む件の後、妹のプラムは執事のトキさんとセットでケイオスに突き出されました。」

ー両方死亡してる時の死因で全てを察してくれ。ちなみに、実家も破滅&プラムが死んだショックで両親狂って逮捕される前にお父様はそのまま持病悪化で、お母様は車にひき逃げされて死亡。

ユマ「ペシェについては、一番自分を大事に、親切にしてくれるスパニッシュ・グループの会長でもある祖父母に事件後は養子として引き取られた。心配ないと思う。」

ーそれと。

ユマ「本編は話の話題から豪華客船の乗員乗客を全員救おうとしてるけど」

Wユマ「こんなモノを見ても、知っても..."全員助ける必要"が本当にありますか?」

感想OK