二次創作小説(新・総合)

Re: ep3裏側にて。 ( No.45 )
日時: 2021/02/02 12:32
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

S4.フラグメント4・ダイダイ卿・1

今回は誰よりも同情不可の話題になる

ダイダイサイド>

私は部屋に、戻りたくないのだ。

黒いローブの男:クラウド
(ファイナルファンタジーシリーズ)

ループ開始前、3日目夜、展望台。

ふらふら、ふらふら...
<黒ローブさん、本編同様にふらふらと移動

黒いローブの男(クラウド)「...」

今の時間帯は、まだ夜更け前。部屋の鍵もまだ有効。

黒いローブの男(クラウド)「...戻れば、また」

見えて、しまう

黒いローブの男(クラウド)「!」

背中から寒い気配を感じて振り向く私。

黒いローブの男(クラウド)「!...気のせいか」

あり得ない。

黒いローブの男(クラウド)「...あり得ない。」

私の兄は、

黒いローブの男(クラウド)「兄者は...」

私がこの手で、

黒いローブの男(クラウド)「...!」
<頭を抱えている
謎の女の声「くくく、うふふふ...ふふふふ...」

家族、もろとも...!

*過去回想。本編から数ヶ月前と2日前

本編から数ヶ月前、とある集会所

長老様「次の一族当主は...マンダリン家のパール卿である」

パール卿:セフィロス
(ファイナルファンタジーシリーズ)

パール卿(セフィロス)「...」

嗚呼、やはりそうなのか。長老のボケたヒゲジジイが退場後で...

他の黒いローブ達
「やっぱりパール様かぁ〜。」
「次点候補の弟も頑張ってたが外れか」
「イカれてる変人とはいえ実力と才能では兄貴より上だけど...」
「...性格と、あの件じゃねー?」
「ミスター・ケイオス...あ、禁句だったわ」

オークションの事はどうでもいい。

黒いローブの男(クラウド)「...」

私は自分と同じ服装の銀髪の男...兄を睨む。

パール卿(セフィロス)「...おや、祝福してくれるのかい、ダイ」
黒いローブの男(クラウド)「...別に。私が選ばれた方が色々と面倒だ、兄者に当主を任せた方が都合良い」

全く、祝福してるって勘違いしてるのかイヤミなのか兄は底が知れない。当主の事は本当にどうでもよかったが...更に兄は私の耳元で

パール卿(セフィロス)「...俺の、ミスター・ケイオスのオークションの件は内密にしてるのだろう?」

実はそうだった。私も兄もケイオスの裏オークションの常連客だが...兄のパール卿は見栄を張る為なのか常連客なのを内密にしたがっている事。その為...

黒いローブの男(クラウド)「...問題はない。兄者のブラックカードは私でも良い様に手続きをした」

しかし、この時は知らなかった。手続きのせいであんな事になるなんて...

イケメン兄と変人弟に何があった

Re: ep3裏側にて。 ( No.46 )
日時: 2021/02/02 12:32
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

S4.フラグメント4・ダイダイ卿・2

きっかけはささいな事でした

それから数日後。

黒いローブの男(クラウド)「...久しぶりだな。年明けの挨拶以来か」

本編から2日前、パールの屋敷。

街郊外にある兄と彼の妻と今年の初めに生まれた子供が住む自宅に突然呼ばれた私。

ガチャ

パール卿(セフィロス)「...」
<怖いオーラが
黒いローブの男(クラウド)「...!?」

自宅に入った瞬間、鬼の様な形相の兄が出迎える。

ガシッ

パール卿(セフィロス)「...ダイぃいいいーー!貴様、カードは俺かお前で有効な設定にしてあると言っていたな...なら何故だ?何故...」

カードが何だ!?全く、心当たりがないので動揺する私。

黒いローブの男(クラウド)「...?」
パール卿(セフィロス)「...何故、お前の名義しか無くて俺は無効となってるんだ...!それだけじゃ無い」

まさか...兄の事が全て...

パール卿(セフィロス)「...ネットやSNSに大量に拡散されてた...ケイオスの曰く付きオークションの常連客なんて、恥をかくから秘密に、したかったというのに...ッ!貴様の、キサマの...せいで!」

そして、目の前の自分の兄弟は俺を持ち上げて投げ飛ばし...

ガゴン!

剣をふりかざして俺を斬ろうと飛びかかる。

黒いローブの男(クラウド)「...ッ!?」

そこからは無我夢中で全く、覚えていない。ただ...

黒いローブの男(クラウド)「はーっ、はーっ...な...!?」
<体が血で真っ赤

そこには、八つ裂きにされた兄者の遺体...俺が殺したという事は理解出来た。

カタン

黒いローブの男(クラウド)「...?」

ただ、兄を殺しただけで済めば良かったんだ。若い女性が階段からこちらを見てたのを見て、意識はブラックアウト。

黒いローブの男(クラウド)「...見てたから、いけないんだ。」
パール卿の妻「...嫌、嫌ーーーッ!来ないで人殺し!!」

ザクッ

兄の家内を殺し、

パール卿の子供「...びぇえええ!ふぇえええ!!」
黒いローブの男(クラウド)「...うるせえ、ガキは...嫌いだ...」

まだ赤ん坊の子供の片足を乱暴に掴んでバルコニーへ向かい、

黒いローブの男(クラウド)「...寝とけ、一生」

ポイッ...グシャリ

確実に殺す為、頭から落として楽勝。親のいない赤ん坊は楽で良い。だって、

黒いローブの男(クラウド)「...守ってくれる人間がいないからな...それよりも今日は訳がわからん...何故だ...」

もう、この場にはいられない。どうする、どう...すれば...!

黒いローブの男(クラウド)「...ケイオスの、オークション...予約済みだった。全て始末すれば、明日をどうにかすれば...逃げ切れるか?」

全て、繋がりました

Re: ep3裏側にて。 ( No.47 )
日時: 2021/02/02 12:41
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

S4.フラグメント4・ダイダイ卿・3

そして現在に

ループ開始3回目、1日目、サービスセンター

黒いローブの男(クラウド)「...そういう訳だったのか...」

何故、カードは兄の名義ではなく私の名義だったのか。それはブラックカードのルールだった。それもサイン場所の下側に。

黒いローブの男(クラウド)「..."最後の参加から2年以上経過していると、場合によっては代理人をメインオーナー登録かそのままご本人様を登録抹消する可能性があります、ご了承の程、よろしくお願いします。"」

そのルールを兄は知らなかったとはいえ守らず、2年半が経過していただけだった。それで私がオーナーに、兄は登録抹消されていたのだ。...ココは単純な逆恨みといっていい。兄の件は正当防衛として処理しておこう。

黒いローブの男(クラウド)「...ただ、何故兄のオークションの件が漏れていたんだ...?」

バチリ

黒いローブの男(クラウド)「...?気のせいか??」

ぐいっ

足元を見て、私は凍りついた。

黒いローブの男(クラウド)「...!!!」

首から、上がない、裸の赤ん坊が私の服の裾を引っ張っていた...!

本編ループ開始3回目、4日目朝、プールサイド

悪夢はあの日からずっと、ずっと、止まらない...

黒いローブの男(クラウド)「あに...じゃ!」
パール卿(セフィロス)「...容赦なく、刻んでくれたね、弟よ...」

じり、じり...

意識が、全て、赤く塗り潰された。

黒いローブの男(クラウド)「やめろ、やめろ...やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ...ヴァぁああああああーーーッ!!」

もう、すべてがどうでもいい。

通常サイド>

リチ「おお、すっごいバーサーカーぶりだねー。しつこくしつこく1人に絞って運命操作したらこうなるのかー。"ダイダイ卿、おぞましい幻影に迫られる"って連続攻撃しただけでこれか...!」

そして件の異端者は売店の屋根に座って急に狂い、苦しみはじめた黒いローブさんを高み見物の最中。ノートには先の運命操作が1ページ全て使って記載されていた。そこに...

菜月「あれ...迷っちゃったよ...?ごめんなさい、どうしたの」
黒いローブの男(クラウド)「...ァアあああああああ!」

ドスッ

不運にも迷ってプールに来たボウケンイエローの心臓を手刀でブチ抜いて即殺害。そして

黒いローブの男(クラウド)「ァア...ヴァぁあああああ...!!!」

ガシャーン!ドォオオン!ドォオオン!

しばらく大暴れした後...

黒いローブの男(クラウド)「...ッ」

パタリ

意識を失って、急に倒れた。念のため、相手を調べたリチ。

リチ「...特に目立つ外傷が無い、脳とか脊髄の内部損傷が激しいがこの系統だと専門家でも理解不可能な奴かな。ただ"死んだ"状態になった、それだけか。...」

ただ、何かしら気になったのか偶然被害を受けて殺された菜月を見た異端者の男は何か端末を取り出して記録中...

リチ「ダイダイ卿は対象実験用のデータとして残すか。後は...女性でもしつこく操作したらコイツと似た状態になるのかの実験ケース兼...対象が間宮菜月なら西堀さくらへの嫌がらせに丁度良いか。自分の間近な同性が暴走して暴れて目の前でそのまま死ぬってどういう気持ちになるかな?取れなかった暴走時のスペックも入手するの込みで...」

うわぁ...コイツはまさかですけど...ボウケンイエローを運命操作するだけでなく突風、炎獄の作者の顔写真2枚を取り出して考え始めたぞ...

リチ「そしてもう1つは俺も被害をくらいかねないリスキーな実験ケースだが月属性...危険な力を持つ作者に過剰な操作をしてしまうとどうなるか。特に目立つデータを取れるか否かで考えたら...操作するのは一般クラスのトクマよりも中身が危険なgenesicでいいか。(黒笑)」

過剰操作の恐怖編ですぞー

Re: ep3裏側にて。 ( No.48 )
日時: 2021/02/02 12:59
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

S4.フラグメント4・ダイダイ卿・4

以下おまけ

ー今回、少し難産モノでしたー。

ユマ「2月の更新が出来たからまだ良かったよー。」

ー焦点を当てたダイダイ卿の裏話題ですが...本編開始前に兄の家族を皆殺しにしてた同情不可能の話題。

ユマ「改めて、大半ロクデナシしか船に乗っていねえだろ、と実感。」

ーブラックカードのルールを守らないと大変な事になりますよー。ってのがテーマでもある。兄貴のパール卿も自業自得。裏設定でそこら辺が超ルーズな性格なんだ。

ユマ「もう1つはユマも被害を受けた過剰な運命操作からの暴走について、一般人編。」

ー人によって個人差があるのですが、過剰な運命操作をすると狂って暴走。

ユマ「更にしばらく大暴れしてからそのまま死亡。脳の専門家でも監察医とかでも理解不可能な死に方なのでお手上げです。」

ーユマも死体になってから精密に調べたら脳のリミットが無理矢理解除されている様なモノと似た状態になってまして。

ユマ「恐らくだけど...過剰な操作ってのは脳の外してはいけないリミットを無理矢理解除する危険デメリットがあるのかもしれない。」

ー脳のリミットに関するモノは映画で見たのがモデルさんでね。そのリミットが外れると規格外な力を発揮するが、それと引き換えに身体も精神も壊してしまうのかも。そこは印象に残ってるかな?

ユマ「脳と脊髄の内部に異常発生してただ"死んだ"とされてしまう。なんてこと。」

ーそして、あと2人の被験者はユマサイドの関係者と参加者以外の作者さん。菜月ちゃんとジェネさんでございます。

ユマ「次回と次次回のフラグメントのネタバレになるけど」

ー過剰な操作を受け、どうなるのかを今回のケースで考慮してお覚悟して下さいね。どちらも怖いとだけ。...最後に1つ」

ユマ「本編は話の話題から豪華客船の乗員乗客を全員救おうとしてるけどさ。」

Wユマ「こんなモノを見ても、知っても..."全員助ける必要"が本当にありますか?」

感想OK、お仕置きとクレームに注意