二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦闘中~地球を守れ~【作者応募】 ( No.27 )
- 日時: 2020/01/11 08:55
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
ちょっと今回から書き方をいつものように戻してみました。
地獄監獄最下層。
ジャドウ「メープル=ラシックよ。スター様から直々の命だ。南ことりを始末してこい」
メープル「スターの命令に従うくらいならずっとここに収容されている方が100万倍もマシだわ」
ジャドウ「美琴との対戦を経てお前も少しは心変わりしたのかと思ったら、やはりそう簡単にはいかぬようだな」
メープル「美琴には感謝しているわ。でも、それとこれとは別問題なの。私がどうしてスターを憎んでいるかあなたにはわかって?」
ジャドウ「無論だ。だからこそ、スター様が吾輩に告げたのだ。メープルがもしも今回の命を成功した暁にはラグを生き返らせてやる、とな」
メープル「信用できないわ。あなたの口から出まかせってこともあり得るわ」
ジャドウが懐から取り出したのは一枚の紙だった。スターのサイン入りでラグを蘇生させる旨が書かれ、サインまである。間違いなく本人の直筆である。
ジャドウ「吾輩は嘘や騙し討ちは大歓迎だが、あの方は1度約束したことは破らないお方だ。お前にとって、コレはまたとない機会だと思うが」
メープル「……」
ジャドウ「ラグが蘇らなくてもいいというのならば、それもよかろう。
お前の代わりに吾輩が赴くまで」
踵を返し、牢獄を離れようとするジャドウ。気が付くとメープルは彼を呼び止めていた。ガイゼル髭の老人は振り返る。
ジャドウ「どうかしたか」
メープル「その任務、引き受けるわ」
ジャドウ「ほほう。それは大変結構なことで。だが、リスクが非常に高いということも忘れるなよ。お前が命を落としても、吾輩は知らぬ」
メープル「あなたの心配なんて不要よ」
ジャドウ「南ことりはある意味でお前と同じ穴の貉なのかもしれぬ。まあ、奴について調べてから戦うといい。勝算も上がるだろうからな」
メープル「私を誰だと思っているのかしら? 私はメープル=ラシックよ」
ジャドウ「フッ……お前に限っては敗北はあり得ぬか。まあ、期待しておこう」
メープル「とか言って私が負けたら誰よりも喜びそう」
ジャドウ「吾輩がどう思うかは吾輩の勝手だ」
メープル「それもそうね。じゃあ、着替えようかしら。久々に戦闘服に、ね」
白髪のオールバックにガイゼル髭、服装を白で統一した老紳士は、自室に戻ると椅子に腰かけ、赤ワインをラッパ飲みにしてほくそ笑む。
「南ことりが敗北すればラブライブの者共は全滅。仮にメープルが敗北しても、邪魔者が減るだけ。掟を破った者同士、醜く争うがいい。吾輩は高みの見物とさせて頂こう。フフフフフフフフフ……」
~キャラ紹介~
メープル=ラシック
金髪に冷たさの漂う緑色の瞳、黒のエナメル生地でへそ出しの衣装に身を包み、常に好物の棒付きキャンディーを咥えている。とある事情で地獄監獄の最下層に収容されていたが、今回、ジャドウの手により復活を遂げる。実力はスター流の中でも特に高い。