二次創作小説(新・総合)

Re: 戦闘中~地球を守れ~【感想大歓迎!】 ( No.38 )
日時: 2020/01/13 07:43
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)

すこやか市のカフェで、美琴、風見、本郷、ゆうき、ことりは合流した。
オプティマスは大きすぎて店に入れないので外で待機している。メンバーはコーヒーやジュースなど好みの飲み物を注文し、作戦会議に入る。

本郷「まず、俺から言わせてもらおう。今回の件は俺と志郎とオプティマスで解決した方がいいと思う」
ゆうき「えっ、何でだよ」
本郷「君達はまだ子供だ。敵は絶大な戦闘力を持つ。命を落としても不思議ではない。まだ若い君達が無闇に命を散らすのを黙って見ておれん」
ことり「……ちゅん」
本郷「それに我らはいずれも別世界の者同士。行ったとして元の世界に戻ってこれる保証はない。逃走中や戦闘中であれば話も違ったが」
ゆうき「本郷さん、あんたの意見も一理ある。でも、スター流の不動仁王の兄貴は俺にとって大事な人なんだ。彼に何度命を救われたかわからねぇ。その兄貴が敵に回っちまったのが悲しいんだ。だから、彼を何としても救ってやりたい。恩返しがしたいんだよ!」
ことり「私もゆうきくんと一緒ならどこまでも頑張れます。だから、お願いします!」

頭を下げ、頼み込むゆうきとことりに対し、本郷は無言で腕を組む。

風見「分かったよ。但し、危ないと思ったらいつでも俺達を呼ぶんだ。君達を助けに行くから」
本郷「志郎」
風見「本郷さん、この子達はテコでも動かないって目をしている。好きにさせるのが1番だ。それに、彼らにしかできないこともきっとある」
美琴「わたしも賛成です」
本郷「仕方が、ない」
ゆうき&ことり「ありがとうございます!」

ゆうきとことりの加入が正式に決まり、本格的な作戦会議がはじまる。

本郷「まずは敵戦力の把握だ。美琴、残りのスター流は何人いる」
美琴「闇野さん、スターさん、不動さん、星野さんの4人です」
風見「闇野は流派の者達が遺した超人キャンディーを食って、完全体に近づいているんだよな」
美琴「はい」
ゆうき「不動の兄貴とは戦えねぇけど、他の奴らが相手なら一歩も引かねぇ」
美琴「わかりました。まず、本部の作りを説明しますね」

スター流本部は超高層ビルになっており、最上階に会長室がありスターが君臨している。

ゆうき「闇野はどこにいるんだ」
美琴「恐らく、屋上です」
ことり「じゃあ屋上に向かえばいいんだね」
美琴「その前にすべきことがあります。スターさん、星野さん、不動さんの足止めと、ラブライブ、プリキュアの皆さんの解放です」
ゆうき「でも、皆はフィギュアにされているんだろ」
美琴「フィギュアに変化させたのは星野さんです。彼を倒せば、皆は元に戻ります。そうなれば、80人超が一気にわたし達の味方となり形勢は逆転します。
この任務を、ことりさんとゆうきさんに託します」
ことり「ちゅん♪」
ゆうき「責任重大だが、頑張るぜ!」
本郷「俺と風見、美琴とオプティマスで闇野髑髏を相手に時間稼ぎを引き受ける。倒すことは難しいかもしれんが、ゆうき君とことりさんが皆を解放させる時間までは耐えるつもりだ」
風見「問題は不動とスターをどうするかだ」
???「はいはーい! 不動仁王は私が戦うよ!」

名乗りを上げたのは茶色のツインテールが特徴の美少女だ。
いきなり話に乱入してきた少女に一同は目が点になっている。

ことり「……誰?」
???「ごめん! 自己紹介がまだだったね。私は平光ひなた、このカフェの娘です! 世界がめっちゃピンチみたいなので、助っ人引き受けちゃいます!」

にこっと笑って敬礼をする。

ゆうき「待て待て待て。お前、何もしらないだろ。不動の兄貴のこと」
ひなた「うん」
ゆうき「そんなんで引き受けて大丈夫なのか。ミンチになっても知らないぜ」
ひなた「だぁーいじょうぶ。私、こう見えても防御に自信があるから。めっちゃ強い相手と戦って、先輩たちに平光ひなたここにありってところを見せたいんだよ」
風見「なんだか明るい子だな。ムードメーカーがいるのも悪くない。ひなたちゃん、歓迎するぜ」
ひなた「ありがとうございます! 風見先輩っ、めっちゃ優しいんですね。あ、そうだ。もう1人、みなさんに会いたいって人がいるんですよ」
ゆうき「ん? 誰だ」
ひなた「それはですねえ、この人だよ!」

ジャジャーンと効果音を口にして、ひなたが呼び出したのは、作者のこなくんだった。

ゆうき「こなくんさんっ」
こなくん「たまたま店に来たら、ゆうきさんの話を聞いちゃってさ。俺だと頼りないかもしれないけど、協力してもいいかな」

本郷と風見にプロフィールを見せると、彼らは困惑し。

風見「能力は便利かもしれんが、性格が不安要素だな」
本郷「君はここに残った方がいい」
こなくん「僕、大不評!?」
美琴「こなくんさん、落ち込まないでください。おにぎりをどうぞ」

満面の笑みでおにぎりを差し出す美琴にこなくんは弱々しい笑みを浮かべ。

こなくん「ありがとう美琴ちゃん。僕、君の助けになりたい。ホラ、前のおにぎりとか100円の礼もしなきゃだし」
美琴「お礼なんてそんな……わたしは当たり前のことをしただけですよ。それに、こなくんさんは強いじゃないですか。ヘイルマンに勝利しましたし」
こなくん「いや、アレはレイときららが加勢したからで――」
美琴「? 何か言いましたか?」
こなくん「何でもない」
美琴「スターさんの相手はお願いしますね」
こなくん「へっ!?」
ゆうき「こなくんさんなら、スターに勝てるよ」
ことり「頑張ってね♪」
こなくん「うん、まあ、俺にかかれば大丈夫だと思うよ。うん、大丈夫」
美琴「ですよね♪」

皆に期待を寄せられ、自信ありげなことを口にしたこなくんだったが、内心は自信など全くなかった。というのも、スター=アーナツメルツは不動やジャドウらの師で、当然ながら戦闘力は彼らよりも上である。能力はともかくとして、格闘術などは素人の自分が挑むのは虫がティラノサウルスと戦うくらいの差があるように感じられた。しかし、皆の手前、やっぱり降りるなどとは言いづらいし、ひなたに対戦相手を交代しようと思っても、彼女の相手も不動仁王である。残っているスター流のメンバー全員が揃いも揃ってラスボス級なため、誰を選んでも結果は同じなのだ。

美琴「みなさん、全員でスター流を打倒し、世界に平和をもたらしましょう!
戦闘不能にするだけで、命を奪ってはダメですよ! それでは、えいえいえおー!」
一同「えいえいえい、おー!」
こなくん「おー……(涙)」