二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦闘中~地球を守れ~【感想大歓迎!】 ( No.39 )
- 日時: 2020/01/13 19:28
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
スター流本部のフィギュアコレクション室では、スクールアイドル達が綺麗に並べられていた。彼女達は口を動かすことはできないが、代わりにテレパシーが使えるようになっており、互いに念を送ることで会話を成立させていた。
凛「不本意だにゃー!」
にこ「早くここから出しなさいよー!」
花陽「ダレカタスケテダレカタスケテ」
海未「私達がこうなって早1週間が経過しています。外はどうなっているのでしょうか」
穂乃果「大丈夫だよ。助けはきっとくるから。ことりちゃんだってまだ確保されていないんだし」
絵里「今はことりを信じるしかないわね」
希「ウチのスピリチュアルパワーのおかげで会話はできるようになったんやけど、身体を動かすのは無理みたいやね」
真姫「イミワカンナイ!」
千歌「みかん食べたい!」
曜「千歌ちゃんは変わらないね」
梨子「逃走中だったら確保扱いってところね」
ダイヤ「わたくし達をフィギュアにするなんて、ぶっぶーですわ!」
ルビィ「うゅ……ルビィ、もう帰りたいよぉ」
花丸「ルビィちゃん、おらには聞こえるずら。助けが近づいている足音が」
善子「善子じゃなくてヨハネ! って私にも聞こえるわ。1、2、3、4……6人以上いる! ちゃんと聞こえるわ! これは堕天使ヨハネとしての力が降臨したということですね」
果南「善子ちゃんと花丸ちゃんにだけは聞こえるんだね。私は全然」
鞠莉「スター流が敵に回るなんて信じられないデース! ここを出たら、ブン殴る!」
歩夢「みんなで合同ライブをしようって話をしてた最中に、こんな目に遭うなんて」
しずく「ここを出たら、きっとやりましょう。あ、誰かきます!」
果林「みんな、静かに!」
部屋に入ってきたのは彼女達を変化させた張本人である星野だ。
彼は感情が読めない瞳で彼女達をじっと観察している。
彼方「ZZZ……」
エマ「星野って日本人なのかな? 天使って面白い名前だね」
かすみ「ちょっと、星野さん。目線を合わせるならかすみんですよ!
№1アイドルのかすみんを見てください」
愛「こんなに大勢いたら、かすかすの存在も霞んじゃうね。かすみだけに!」
せつ菜「ププッ(噴き出す)」
璃奈「璃奈ちゃんボード爆笑!って代えられないか……」
星野「みなさん随分好き勝手に喋っていますね」
一同「!?」
星野「僕達スター流は心の中も読むことができますから、みなさんの考えていることなんて筒抜けですよ」
一同「……」
星野「やはりあなた方を生かしては厄介かもしれませんね」
拳を大きく引き、ガラスケースを殴ろうとする。
その時、扉が勢いよく開いて、ゆうきとことりが入ってきた。
ゆうき&ことり「待て!(ちゅん♪)」
全速力で走ってきたからなのか、彼らの息は乱れている。
2人に気付いた星野は振り返り、淡々と告げた。
星野「あなた達ですか。よく、スター流本部に忍び込むことができましたね。
でも、おとなしくデートでもしておいた方が幸運だったかもしれませんよ」
ゆうき「なっ……」
星野「あなた達は彼女達を解放するために来たのでしょう。そのためには、何をすればいいのか、わかりますよね」
ゆうき「当然だ。だから来た!」
ことり「星野くんは強いかもしれないけど、ことり達は負けないもん」
星野「僕は天使です。それ以外の何者でもありません。闇野さんのため、スターさんのために、あなた方を天国に送る必要がありそうですね」
脇を締めて拳を固め、ボクシングスタイルの構えをとる。
ことりとゆうきは汗を流しながらも、星野を見つめる。
すると彼は純白の翼を展開し。
星野「手抜きはしません。本気で叩き潰します」